chouko93 さん プロフィール

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chouko93さん: 蝶子の読書サプリ
ハンドル名chouko93 さん
ブログタイトル蝶子の読書サプリ
ブログURLhttp://chouko9393.seesaa.net/
サイト紹介文活字中毒のライター蝶子が女子の視点で、女子に役立つ書物を紹介します。
自由文幼いころから本の虫、活字中毒のライター蝶子です。蝶子の「脳内書棚」の中から、女子の視点で女子に役立つ書物を紹介します。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2016/01/21 16:57

chouko93 さんのブログ記事

  • 蜷川幸雄著『演劇ほど面白いものはない』(2012年)
  • NHKBSで放送された「100年インタビュー」という番組で、演出家の故・蜷川幸雄さんが語った話を採録した一冊。そういえば、6月に観劇した「ジハード」という演劇では、蜷川さんが育てた「さいたまネクスト・シアター」出身の堀源起さんら俳優4人が熱演して、皆さん実力者だった。俳優の卵ちゃんである息子2人が指導を受けられればよかったなと、あらためて思う。蜷川さんが「櫻社」という演劇集団で70年代、学生闘争などの [続きを読む]
  • 矢部太郎著『大家さんと僕』(2017年)
  • この漫画がヒットし、著者でお笑い芸人の矢部太郎さんは舞台で共演した小松政夫さんから、飲みに誘われるようになったという。「面白うて、やがて悲しきという喜劇の本質をついている」という小松さんの感想にうなずく。都内の木造一軒家1階に住んでいる88歳の大家さんと、2階を間借りする矢部さんとの日常がつづられる。大家さんの挨拶はいつも「ごきげんよう」。どこか浮世離れした上品な物腰がチャーミングなおばあちゃんだ。 [続きを読む]
  • 向田邦子著『阿修羅のごとく』(1985年)
  • 阿修羅のごとく (文春文庫) [ 向田邦子 ]価格:777円(税込、送料無料) (2018/8/2時点)テレビドラマの脚本家を読むのが、こんなに面白いとは思わなかった。向田邦子さん脚本の伝説のテレビドラマ「阿修羅のごとく」。本の冒頭に配役も添えてあり、役者たちが私の頭の中で動き、せりふをしゃべる。そうすると、向田さんが書くせりふの掛け合いがすごく絶妙で、何気ないのに深いことに気付く。4姉妹が主人公。それぞれが家庭に、 [続きを読む]
  • 海堂尊著『ブラックペアン1988』(2012年)
  • ブラックペアン1988新装版 (講談社文庫) [ 海堂尊 ]価格:750円(税込、送料無料) (2018/7/27時点)ドラマの『ブラックペアン』にハマった後、海堂尊さん原作の「ブラックペアン1988」を読んでみた。ドラマを面白くするために、「へぇ、こんなところを工夫しているのか」と発見が多かった。笑ったのが、原作の西崎教授。ドラマの中では、市川猿之助さんが演じて鉄壁の存在感があった帝華大学医学部の西崎教授が、原作ではたいして [続きを読む]
  • 石川達三著『青春の蹉跌』(1968年)
  • 【100円クーポン配布中!】青春の蹉跌/石川達三価格:529円(税込、送料別) (2018/6/26時点)世に出て50年にもなる小説なのに、新鮮だった。描かれている時代背景が70年安保の終焉後にもかかわらず、だ。若者の内にある打算的なエゴイズムや焦燥感、利己主義というのは普遍的なのだろうと思う。石川達三さんの「青春の蹉跌」。「蹉跌(さてつ)」とは、「つまづき」」という意味だそうだ。その「蹉跌」を味わうのは、法律を勉強す [続きを読む]
  • 是枝裕和著『万引き家族』(2018年)
  • 万引き家族/是枝裕和【1000円以上送料無料】価格:1404円(税込、送料無料) (2018/6/21時点)カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞した是枝裕和監督の最新作「万引き家族」を観た。これはもう、是枝監督が現代社会に突き付けた問題意識が隅々に感じられる作品だ。(といっても、硬派な社会派作品という感じではないけれど)是枝監督自身が書き下ろした小説は映画を観終わった後、補完する形で読むといろいろな発見があ [続きを読む]
  • 中本忠子、食べて語ろう会著『ちゃんと食べとる?』(2017年)
  • ちゃんと食べとる?[本/雑誌] / 中本忠子/著 食べて語ろう会/著価格:1512円(税込、送料別) (2018/6/20時点)広島市内で、居場所のない子どもたちに食事を作り続けている「ばっちゃん」こと、中本忠子さんのフォト&レシピ集。ばっちゃんの言葉も料理の写真もあったかい。卵かけご飯、おむすび、親子丼、やきそば…。ありきたりの家庭料理の写真が、心のツボにハマる。「インスタ映え」と呼ばれるSNSにアップされる写真が、空々 [続きを読む]
  • 角田光代著『八日目の蝉』(2011年)
  • 八日目の蝉 (中公文庫) [ 角田光代 ]価格:637円(税込、送料無料) (2018/5/29時点)「母性」の話だ。子どもがいない女性は、他人の子どもに対して母性を育めるのか。実の子どもと長く離れていた母親の母性はどうなるのか。そもそも、母性とは何なのだろう。角田光代さんの「八日目の蝉」。ちょうどこの本を読み終わったころ、是枝裕和監督の「そして父になる」(2013年)を観た。病院で新生児を取り違えられたために、2組の家族 [続きを読む]
  • 小山田浩子著『庭』(2018年)
  • 庭 [ 小山田 浩子 ]価格:1836円(税込、送料無料) (2018/5/24時点)不思議な魅力を放つ短編集だ。読み進めているうちに、ふと気が付くと異界をさまよっているような気がする。2014年に芥川賞を受賞した小山田浩子さんの新著「庭」。ここ数年で発表された「うらぎゅう」「名犬」など15編が詰まっている。どの作品も、淡々とした、でも濃密に描写された日常が描かれているようで、ふと気づくとその日常がよじれていて、いつのまにか [続きを読む]
  • 松本清張著『或る「小倉日記」伝』(1952年)
  • 或る「小倉日記」伝改版 (新潮文庫) [ 松本清張 ]価格:766円(税込、送料無料) (2018/4/6時点)松本清張初期の短編集『或る「小倉日記」伝』に収録されている6編の物語を読んだとき、なぜ清張はこれほど孤独で偏屈な主人公を書き続けるのかと、つくづく感じた。清張自身にも、そのような人物に深く共感するような側面があったのではないか。タイトルにもなっている『或る「小倉日記」伝』。小倉に住む主人公・田上耕作は生まれ [続きを読む]
  • 一坂太郎著『フカサクを観よ』(2017年)
  • フカサクを観よ 深作欣二監督全映画ガイド [ 一坂太郎 ]価格:1836円(税込、送料無料) (2018/3/23時点)深作欣二監督は大好きな映画監督。たくさんあるお気に入り作品の中で、最も心をつかまれたのは「軍旗はためく下に」(1972年公開)だった。天皇の戦争責任に切り込んだ問題作だったために、右翼が映画館に押し寄せて公開から一週間で打ち切りになったそうだ。それは、脚本を担当した長田紀生さんが明らかにしていた。上映会に [続きを読む]
  • 和田秀樹著『自分を「平気で盛る」人の正体』(2016年)
  • 自分を「平気で盛る」人の正体 (SB新書) [ 和田 秀樹 ]価格:864円(税込、送料無料) (2018/3/22時点)ここ数年、「偽造」や「ねつ造」などの言葉が付く事件が目立つ。STAP細胞のねつ造問題、音楽家のゴーストライター事件、イケメンコメンテーターの学歴・経歴詐称、企業の不正会計処理、メーカーの検査結果偽造…。何が本当でうそなのか、まるで信用できない社会になってしまった。ソーシャルメディア(SNS)でも、自分 [続きを読む]
  • 監修・樋口進『心と体を蝕むネット依存から子どもたちをどう守るか』(2018年)
  • 心と体を蝕む「ネット依存」から子どもたちをどう守るのか (心理NOW!) [ 樋口 進 ]価格:1944円(税込、送料無料) (2018/3/14時点)高校2年生の次男が、スマホを手放さない。先日も食事中に友だちとラインをしているので注意したら、喧嘩になった。自分の子どもが「ネット依存」ではないかと心配する親は多いのではないだろうか。そんな私たち思春期の子を持つ親たちが目を通した方がいい一冊だ。ネット依存は薬物やアルコール [続きを読む]
  • 安藤ゆき著『町田くんの世界』(2015年〜)
  • 久しぶりに少女漫画を読んだら、とても新鮮だった。10代に読んだ作品の価値観から見事に転換していて面白かった。安藤ゆきさんの「町田くんの世界」(1〜6巻)の町田くんは、これまでの少女漫画の既成概念にない新しいヒーロー像だ。町田くんは高校1年生。弟や妹が5人もいる。容貌も格好よくないし、不器用で勉強も中の「下」。スポーツだってたいしてできない。けれども、町田くんは天然の「人たらし」。同級生だけでなく、子 [続きを読む]
  • 林真理子著『最高のオバハン』(2017年)
  • 最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室 (文春文庫) [ 林 真理子 ]価格:648円(税込、送料無料) (2018/2/15時点)誰かの悩みを聞いて、的確なアドバイスをするってすごく難しい。自分の視点だけに特化した独りよがりでもいけないし、相談者が考えもしなかったハッとする提案をしてあげたら一番いいんだろうな…とは思うものの、そこまでするには余程の人生経験と哲学がなくちゃ難しい。林真理子さん著『最高のオバハン』の主人公 [続きを読む]
  • アレックス・ロビラ他著「Good Luck」(2004年)
  • グッドラック [ アレックス・ロビラ ]価格:1028円(税込、送料無料) (2018/2/14時点)愚痴や当てこすりをFacebookに書き込む女子がいる。おぞましくて、ゾッとする。自分の価値を下げているのが、わからないんだろう。自分の考え方次第で、幸運をつかめるかどうかが決まると知っていたら、そんなことしないだろうに…。世界中で読まれたファンタジー「Good Luck」では、幸運をつくる鍵は「チャンスに備えて下ごしらえをするかどう [続きを読む]
  • 中島京子著「小さいおうち」(2010年)
  • 小さいおうち [ 中島京子 ]価格:1707円(税込、送料無料) (2018/2/13時点)戦争とはこういう風に始まっていくのかと、思う。それは、今の空気と似ている。あとがきとして掲載されている船曳由美さんとの対談の中で、作者の中島京子さんはこう書いている。「…調べていくうちに、みんな私たちと同じように楽しく暮らしていたのに、いつのまにか戦争に向かっていったんだとかりました。今の私たちも、いつでもああなる危険性があるん [続きを読む]
  • 吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』(1937年)
  • 君たちはどう生きるか (岩波文庫) [ 吉野源三郎 ]価格:1047円(税込、送料無料) (2018/2/9時点)元上司が定年で退職した数年前、「息子たちに読ませろ」とくれた古びた本が、吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」だった。ところどころ茶色いしみができ、書き込みもあって上司の愛読書だったのが分かった。この本を基にした羽賀翔一さんによる漫画が最近ブームになったので、引っ張りだして読んでみた。初版が出た1937年は日中戦 [続きを読む]
  • 新潮45編集部編著『凶悪 ある死刑囚の告白』(2007年)
  • 凶悪 ある死刑囚の告発 (新潮文庫) [ 新潮45編集部 ]価格:680円(税込、送料無料) (2018/2/8時点)山田孝之さん主演の映画「凶悪」(2013年、白石和彌監督)を観たとき、ピエール瀧さんやリリー・フランキーさんの極悪人ぶりに背筋が凍り、2度と観たくない映画の一つになった。原作も恐ろしいノンフィクションだ。人間ってここまで「凶悪」になれるのだろうか。何の罪悪感もなく、こんなに簡単に人の命をお金に替えてしまえるの [続きを読む]
  • 西川美和著「きのうの神さま」(2012年)
  • きのうの神さま (ポプラ文庫) [ 西川美和 ]価格:648円(税込、送料無料) (2018/2/7時点)映画監督が小説を書く―。それって脳内でどんな作業をしているのだろうか。映像を思い浮かべて文章を書いているのか、ストーリーをカット割しながら…とか考えながら文字を追っていた。でも、それはいい意味で裏切られた。奇をてらった視覚的な表現もない、淡々とした静謐な文章が心地よかった。西川美和さんの「きのうの神さま」に収めら [続きを読む]
  • 林真理子著『RURIKO』(2011年)
  • RURIKO (角川文庫) [ 林真理子 ]価格:691円(税込、送料無料) (2018/2/6時点)浅丘ルリ子さんの舞台「渇いた太陽」(テネシー・ウィリアムズ原作、青春の甘き小鳥原題)を数年前に観た。70歳を過ぎても2時間出ずっぱりの体力と圧倒的な存在感。観終わった後、何だか希望が湧いてきた。年齢を重ねた女性って素敵なのだ―と。最近ではドラマ「やすらぎの郷」で、元夫の石坂浩二さんと共演して話題になった。その浅丘さんの、どこ [続きを読む]