ダメ人間 さん プロフィール

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ダメ人間さん: 幻造戦記
ハンドル名ダメ人間 さん
ブログタイトル幻造戦記
ブログURLhttp://gennzousennki.blog.fc2.com/
サイト紹介文社会の底辺に生息している「ダメ人間」が憂さ晴らしと気分転換を兼ねて綴っているブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供154回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2016/01/29 23:58

ダメ人間 さんのブログ記事

  • 大鹿村騒乱記 第4章 第12話
  •  圭吾から返された資料を見て大林は納得した。圭吾が推薦したいという娘――伊藤里奈という人物が送ってきた漫画が、極めて高い水準であったことは、選考の過程でも話題になっていたからだ。「わかりました、小野山村長にそう伝えておきますよ。まぁ、あなたが推薦するのであれば、必ず受かるでしょうけどね」「すまんな、恩にきる」 その後も会議は順調に進み、他にも幾つかの業務連絡や命令が下され、解散の運びとなった。「で [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第11話
  • 「基金への申請は全国から集まっています。応募人数もすでに百人を越えており、その中には大手出版社で賞を取ったことがある人物も含まれていますよ。いま、村に派遣されている太陽出版の編集者の方と選考作業にあたっている最中です」 大鹿クリエイター基金に申請すれば、若手漫画家であれば誰もが補助金を受け取れるというわけではない。当然だが、才能がなければ弾かれる。もっとも、この才能という奴が厄介で、画が下手でもス [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第10話
  •  この二ヶ月間、彼は文字通り、寝る間も惜しんで働いた。東京と大鹿村の間を往復し、人と会い、相談し、商談し、契約を取り付け、情報を発信してもらい、なだめ、すかし、時には薔薇色の未来を描いた飴を振るまい、計画を練り、資料を作成し、各種機関との交渉をまとめ、村と会社の利益のために行動し続けた。その成果が、先の報告にあるように、目に見える形で現れた。嬉しくないはずがない。この一連の動きに関して、ネット上で [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第9話
  •  最初は小さく取り扱われるに過ぎなかったこれら話題は、徐々に勢いを増してゆき、熱を帯び、やがてはインターネット上でも次々と検索されるようになり、最後は全国規模のテレビニュースや新聞でも取り上げられるようになった。かくして、これまでは「大鹿村」という単語など知らないような人々にいたるまで、大鹿村に関する話題を目にするようになったわけだが、この状況を仕掛けた圭吾はまだ満足していなかった。「まだだ。もっ [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第8話
  •  ・・・・・・数日後に開催された臨時の村議会にて、圭吾が提案した「大鹿村振興債券」案と若手漫画家への支援・育成を目的とした「大鹿クリエイター基金」案は満場一致で可決する運びとなった。          * ・・・・・・これまで、大鹿村に関連するニュースや話題といえば、地元の地方新聞や村が発行する公報などを除いては、月に一度か二度、新聞の地方欄や夕方のローカルニュースで報じられる程度であった。 その状況が、今年 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第7話
  • 「そ、そんな金――」「ありますよ。俺の資産は村の予算よりもはるかに多いので」 さらりと言ってのける。もちろん、総額はいわない。いう必要もないことだからだ。自らの底をさらす行為は、時と場合によることを圭吾はわきまえている。 圭吾は指を組みなおした。それから、彼は滑らかな口調で小野山村長に語りかけた。それは人の頭の奥にまで浸透するような声であった。「村長、これは未来への投資の話です。大鹿村によりよい未 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第6話
  • 圭吾は内心で苦笑した。この展開は彼が想定したとおりの展開だったからである。狙いは、ここで一気に優位を確立し、大鹿村の再興に関して、今後の主導権を握るつもりなのだ。「でしたら、債券を発行してみてはいかがでしょうか」「さ、債券?」「地方自治債です。行政が予算を編成するときや補正予算を組むときに債券を発行することは別に珍しいことではないでしょう。いまだって村債を発行しているはずだ。大鹿村振興債券とでも銘 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第5話
  •  圭吾はさらに続けた。この事業が成功し、収益の柱となって利益を確保することができれば、村にも多額の税金を落とすことができる、と。「ふむ、なるほどな」 小野山村長は頷いた。圭吾の提案内容は、彼なりにもやってみる価値があると感じられたからだ。「しかし、この補助金、制定するとなるとけっこうな額になるんじゃないか? いくらぐらいの金額を想定しているんだい?」「とりあえず三〇〇〇万円ほど」「さ、三〇〇〇万円 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第4話
  •  圭吾は説明した。現在、これから展開する事業の一つとして、コミック関連の事業を計画している。漫画雑誌を発行し、会社の収益の柱とするのだ。この事業が成功するか否かは連載をお願いする漫画家たちの力量にかかっているため、是が非でも腕の良い漫画家を確保する必要があった。「漫画家を目指す人の数はごまんといます。ですが、プロとしてデビューすることができる漫画家は極わずかしかいません。しかも、たとえプロとしてデ [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第3話
  • 「君が指揮をとるなら協力しよう。どんな結果になるか楽しみだ」 そう語った出版社の役員は、圭吾のかつての顧客であり、圭吾の資産運用によって多額の利益を得た人物だった。 東京にてある程度の下準備を済ませると、圭吾はすぐさま大鹿村へと戻り、その足で小野山村長に面会を希望した。圭吾は、大鹿村を活性化させるためには、村全体が一丸となって取り組む必要があると考えている。すでに村民の一部が出資という形で協力の意 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第2話
  •  漫画は日本を代表する産業のひとつである。発行されている漫画雑誌の数は数十種類に及び、年間を通して刊行されているコミックの種類は数百に達する。最盛期と比較して需要が減少傾向にあると叫ばれて久しいが、紙媒体・電子媒体を総合した場合、その売り上げはむしろゆるやかな増加傾向にあり、海外での需要はなおも旺盛だ。政府も力を入れており、産業として成長する余地がまだ多分に残された分野でもある。もし、大鹿村を発祥 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第4章 第1話
  •  村人たちから資金を集めた後、一度東京に戻った圭吾は、そこで友人や知人たちと会い、事情の説明と協力の申し入れをしながら、今後の展開についての考えを巡らせていた。事業としての基盤は大鹿村振興委員会の案を世襲するつもりだが、それだけで大鹿村が活性化するとは思っていない。それだけで大鹿村が再興するならば、いまごろ日本全国の過疎化問題は軒並み解決しているはずだ。大鹿村振興委員会の案はあくまでも補助輪的な物 [続きを読む]
  • 閑話休題 圭吾が言いたいことがあるそうです。
  • ・・・・・・ある日にて。洋平「なんか、変なタイトルがついてるんだけど・・・・・・」圭吾「ああ、ちょっと言いたいことがあってな」洋平「言いたいこと? ・・・・・・もしかして、BDCの運営に関してなにか不満でも?」圭吾「いや、そっちの話じゃない。今日はスマートデイズの話をちょっとしたいと思ってな」洋平「スマートデイズ?」圭吾「そ。「30年間、家賃収入保障」という甘い言葉でサラリーマンたちをたぶらかし、女性向けシェアハウ [続きを読む]
  • 初めての経験・・・・・・走行中に車がパンクした!
  • 最近、なんだかついていないダメ人間ですが、今日は本当にまいりました。精神的に。夜勤を終え、帰宅する途中、いきなりタイヤがパンクしました。いや、びっくりしました。いきなり変な音がしたかと思うと、車がガタガタと揺れだして、慌てて停めて確認したら、後輪がペシャンコになっていたんですもの。しかも一昨年買ったばかりのスタッドレスタイヤが!初めてのパンクだったので、どうするべきか迷ったのですが、とりあえずもう [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第14話
  • 実際、大鹿村を訪れた観光客のリピート率は、他の観光スポットと比較して低い水準にある。 それらを踏まえたうえで、圭吾はさらなる説明を重ねた。「大鹿村の観光資源は、他の観光地と比較すると見劣りすること甚だしい。だが、それでも、現段階でも観光客は招こうと思えば招くことはできるだろう。そのひとつの方法がむりやり「ブーム」を作ることだ。映画、アニメ、ドラマ、漫画、小説などの題材として大鹿村を取りあえげてもら [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第13話
  •  大鹿村には幾つかの観光スポットがある。日本最大の活断層、中央構造線をメイン展示物とした大鹿村中央構造線博物館、昭和三六年に発生した大災害「三六災害」の犠牲者を慰霊し、村の復興を期してつくられた大西公園、豊かな自然が育まれている赤石岳、大鹿村の昔の暮らしを今に伝えるろくべん館、村の史跡に認定されている松下家、南北朝時代に端を発する古い歴史を持つ小渋温泉、海水とほぼ同じ成分の鹿塩温泉などだ。また、村 [続きを読む]
  • 怪奇現象?
  • 今日あった本当の話です。朝、パソコンを起動させたら・・・・・・なんと!パソコンの中のデータが全部初期化されていました!!!!「え!?!?!?」と頭が真っ白になりました。でも、おかしいことに、ネットでダウンロードした各種ソフトや画像は無事だったのに、インストールしたソフトは丸々なくなっていまして、ワードに保存していた小説が全部消えてました。ウイルスに感染したのかと思ったけれども、ウイルスソフトは無事作動中 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第12話
  •  そんな親友の心境など露も知らず、洋平は「社長」と呼ばれることに対してもかなり気恥ずかしい様子であるようだった。苦笑いを浮かべたまま、なかなか次の言葉をつむぎだそうとしなかったのだが、それでも意を決したように、ぽつぽつと語りだした。「・・・・・・あ、いや、いま話を聞いていて思ったんだが、大鹿村の周知を目指すなら、特産品じゃなくて観光に力を入れた方がいいんじゃないかな。大勢の観光客を招くことができれば、特 [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第11話
  • もちろん、それに伴って商品の選別を強化し、品質の向上を目指していくことが求められるが、それらは決してクリアできない課題ではない。より高い収益を求め、そして得るためには、努力を怠るような真似は決してしてはならない。これはどんな職業にも通じる、いわば真理だ。「在庫がある程度、確保できた段階で、この計画を発動させる予定だ。また、この件に関しては、引き続き山岸氏と北村氏にお願いしていくつもりなので奮起をよ [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第10話
  • 「あなたの指示通り、リストにあった特産品は扱えるように手配した。しかし、どれも絶対的に量が足りない。これでは、取り扱っても、大して売ることができないし、あまり収益にもならないんじゃないかな?」 北村が口にした不安に呼応するように、他の三人が無言で頷く。圭吾も頷いたが、これは同調の意思を示したものではない。「なるほど、その不安はもっともだ。だが、それは裏を返せば、やり方次第でいくらでも状況を改善する [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第9話
  • 「頼まれていた特産品に関しては、一応、商品を工面してくれる方向で生産者の方たちと調整ができた。山塩の方も、どうにか生産量の二割から三割を提供してくれるそうだ」 大鹿村には幾つかの特産品がある。「山塩」「ジビエ」「ブルーベリー」「はざかけ米」などだ。この内、もっとも稀少な品が「山塩」である。 大鹿村では不思議なことに、山で塩が採れるのだ。それも岩塩ではない天然の塩が。なぜ日本でここだけしか採れないの [続きを読む]
  • 大鹿村騒乱記 第3章 第8話
  •  圭吾の人脈は多岐に及ぶ。前職を通じて、あるいはプライベートを通じて、深い交流関係にある、いわゆる著名人氏の数は数百人に昇る。大企業の経営者、役員、投資家、弁護士、政治家、新興企業の社長、マスコミ関係者、俳優、アイドル、雑誌の編集長、新聞記者、漫画家、映画監督、作家、音楽家、有名ブロガーやユーチューバーなど、友人・知人の層は厚く、幅は広い。今回のプロジェクトを進めていくうえで、圭吾はそれら人脈をフ [続きを読む]
  • 来年度から役職がつく・・・・・・
  • それに伴って仕事が今年度よりも増加すると思われる。もの凄く、ヤダな・・・・・・。それはそうと、DLサイトにて、無事に「オリジナルクトゥルフ神話 幻造怪奇譚」が登録されました。画像のない文章だけのストーリーとなっておりまして、体験版からは「赤い目」が丸々読めるようになっています。ですので、もしよければ、それだけでも読んでいただけると幸いです。・・・・・・長編小説書きたいけど、来年度は今年よりさらに忙しくなりそう [続きを読む]