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アレコレ楽書きessay https://yluna.hatenadiary.com/

イタリア・ペルージア田舎暮らし・80%オーガニック・ミニマリスト生活のイラストエッセイサブブログ。

オット1・コドモ2・ネコ1・インコ1の世話をしながらペルージア郊外の田舎で「カクカクツクル(描く書く作る)が生業。

八重樫るな
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2016/01/31

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  • エネルギーバンパイアと高利貸しとイケメン銀行員

    昨日銀行で個人融資を受けた。 家族に負の遺産を残さない 保険料込みでの利息は かなり高いパーセンテージ。ふと中国でタクシーに乗った時の 運転手の行動を思い出した。 私が中国語を話せない日本人だと わかった途端に料金をかさ増しした。それに気づかないふりをした。 痛くも痒くもない金額だったし きっと彼の生活の足しになると 思いつつ騙されたふりをした。庶民から高金利で微々たる稼ぎを 搾り取る支配層と群衆達。 そんなストーリーもちらつく。どんな物語を選んで どんな主人公になるか 選ぶのはいつも私達本人。俯瞰視点で眺めると 自由自在にストーリーを 描くことができる。銀行という組織は 今のところガッチリと…

  • Flower・華やかな日々【理由と根拠を探す左脳に黙ってもらう】

    何かを始めたり やめたりするときに いちいち説明をつけたがる 左脳の声を聴き過ぎると ブレーキがかかる。「楽しそう」 「おもしろそう」 「やってみたい」始めるときの感覚は これだけで充分。「疲れた」 「飽きた」 「他のことがやりたい」やめるときの感覚は これだけ。仕事中ならば小休憩する。 手を離せない状態なら 大きく深呼吸をする。きっちりとスケジュールを組んで その通りにこなす快感は もうたっぷり味わった。手帳やカレンダーを 選ぶわくわくが もう湧いてこない。針仕事の最中でも 日々の暮らしのあれこれも すべて流れに委ねる。流れ(flow)る人(+er) Flower (=花) として生きる。花…

  • レゲエ風に変身したMがラーメン屋に転身・ジャスに身を委ねる夜

    いつくか並んでいる 屋台を通り過ぎたとき ラーメン屋のカウンター越しに でかい声で呼び止められた。前日の雨で足元がどろどろ。 歩みに集中するふりをして 呼びかけを無視した。通り過ぎて奥の屋台にいた 知り合いの女の子に声をかけた。するとラーメン屋から レゲエっぽい風貌のMが ひょっこり出てきて 俺のラーメンを食べていきなよと こちらに向かってやってくる。え!M?全く気が付かなかった!いつも短髪で穏やかに話すM。 彼の大声を聞いたことがなかった。へえ。あんな声がでるのか。そう思いながら 奥の屋台の女の子と 言葉を交わした。 彼女はMの娘。「知らん顔して無視してたよね?」 「だって!あんな変貌ぶりだ…

  • たくさんのちいさな「できた!」ぴったりなやり方でピアノ・絵・暮らしを楽しむ

    幼い頃にだらだらと 続けていたピアノ。 やめてから数十年。ジャスピアノを聞いたとき 身体の内側から こんな感じに弾きたい!と わくわくが生まれた。そうか!コード進行を ひと通り覚えてしまえば どんな曲でも伴奏できる!伴奏を弾きながら 歌うスタイルが大好き。 適当に弾けそうな曲を 楽譜なしで身体で覚えた。最初の曲は欧陽菲菲「Love is over 」 この伴奏を何回も何回も 歌いながら弾いた。並行して「エリーゼのために」と 指慣らしのコード進行と音階を 気が向いたときに弾いていた。ここ数ヶ月ピアノにほとんど 触れていなかったけれど ふと昨日弾きたくなって ザザンオールスターズの 「Melody…

  • 単語帳とクラッカー

    長男が日本語の勉強を始めた。 ひらがな・カタカナの 単語帳を作りたい、というので 適した紙とリングと 穴あけパンチを用意した。次男は甘い物断ちを始めた。 私も普段は砂糖断ちをしているので 塩味のクラッカーを作った。父親と暮らす息子達のところに 単語帳作りの道具と 手作りクラッカーを持って 訪問したのは午後6時。作業をしていたら 元ダンナが帰宅して 夕食の話になった。魚のトマト煮込みが絶品の 店を予約してある、と言うので 私も一緒に行くことにした。ちょくちょく通っていた店で 相変わらずの美味しさだった。運転手は免許証を取りたての次男。 レストランの支払いは長男。はからずも親が夢見るシーンに 単語…

  • 肩乗りクジラ

    背中の傷からたくさんの 濃い氣の塊が出たことを 懸念した友達が 氣の常態を観てくれる存在に その事を伝えてくれた。男の形をしていたその存在は 自分から取り出した氣の塊を 私に向かって投げた。すり抜けないで肩のあたりに 留まったので大丈夫だという。 スカスカだと通過してしまう。その氣の塊はクジラの形になった。 かわいいなあ、と思っていたら ガラスのコップになって 手元にやってきた。空っぽだったけど 手に取ったら液体が湧いた。 飲んでエネルギー補充した。そのタイミングで目が覚めた。 一昨日の朝方の夢の話。3次元の現実ではないと すぐにわかるけれど メッセージがとてもクリアで すごくわかりやすい。人…

  • 有言実行 無言実行 Dico faccio, non dico faccio

    今朝の起きがけに この言葉が浮かんだ。すごくいいな、と思う。 言ったことをやる。 言わないこともやる。ごちゃごちゃと説明するのが 好きじゃないし 説明してもらうよりも やってみせてもらう方が わかりやすい。自分で実際にやってみて どうにも上手くいかない部分だけ コツを聞きたい。職場でもそうしている。もちろん失敗できない 繊細な素材も度々扱う。 そういう場合はあまり布で 試してから本番作業をする。一発勝負のときは 心を空っぽにして 素材の声を聴きながら 完成形のイメージを描く。すると手に針と糸の神様が ストンと降りてくる。作家には物語 音楽家には曲 お針子には縫い方それぞれ必要なものが ちゃんと…

  • 物を溜め込む心理

    家やカバンや冷蔵庫に 必要以上の物を溜め込む。その行動を紐解くと「心の隙間を埋めるため」 「不安を解消するため」 「決められない迷いの象徴」であることが多い。その状態に慣れると 今度は習慣になってしまい なかなかモノを手放せなくなる。要らないものを処分するとき 判断が必要なので その取捨選択をついつい 後回しにしてしまいがち。「自分で決めること」を習慣として身に着けていないと 小さな判断も他人任せにしてしまう。ひとりで決められないことと 自己判断できることの 線引きも曖昧になりがち。すると余計なお節介まで やってしまいがちになる。「自分自身ができないこと」が 気になってしまうので ついつい眼の…

  • からだで体感して楽しむ生き方

    2月とは思えない日差しの午後 庭でバーベキューをした。塩麹に漬けた魚と海老 じゃがいもとかぼちゃ アメリカ土産のビーフジャーキー 日本土産の生酒どれもこれも美味しかった。たくさん写真を撮るのを最近やめた。カメラレンズで瞬間を 捉えることが大好きで スマホのアルバムには お気に入りのシーンがずらり。雑貨や服が多すぎると 家がごちゃごちゃするのと同じで スマホの中身が乱雑になり データ量が重くなる。だからやめた。写真撮影は大好き。 大好きなことを手放すと 次のステージへ移動できる。 そのことを経験から知っている。おとといの朝焼けは むちゃくちゃ美しかった。数年前の私なら すぐに車を止めて撮影した。…

  • 大好きな人間達が静かに動き出した

    ここ数日感じていること。しばらくの間 音沙汰がなかったり 公の活動を控えていた 大好きな人間達が 静かに動き出した。大声をあげたり 仰々しく騒ぐのは 好きではないし あまり近づかない。穏やかに確実に歩む人達が 彼ららしく自己主張をする感じが 肌で感じられる。大騒ぎすぎる孫達を 静かに見守っていた おじいちゃんおばあちゃんが「そろそろお片づけの時間だよ」と、声をかける。 そんな感覚の動きを 見かけることが増えた。黙っていた人が 自分の言葉でしゃべり出したり 周りの人々の世話を 生活の主軸に置いていた人が 自分のやりたいことを始めたり。そういう人間が 周りに増えたということは 私がそんな風に 生き…

  • ガッツポーズして喜びの雄叫びをあげた金曜日・姿を隠した愛車に救われた土曜日・人間関係に恵まれた月曜日

    職場から家に帰宅したとき ほんとうに久しぶりに やったあ!よかった!と叫んだ。水曜日の帰宅時に あれ?車の加速具合が変だな? と気付いたけれど 気のせいかな?と思えるレベルで 翌日の調子をみてみることにした。次の日木曜日は明らかに アクセルを踏み込んでも 加速の度合いが遅すぎた。 週末預けて点検と修理が 必要だと言われた。金曜日は早朝出勤をして ほぼ誰もいない道を ゆっくり走って職場まで到着。 帰宅時はお昼前なので ある程度の交通量は避けられない。3通りの選択肢から いちばん交通量の少ない道を選んだ。 3回の上り坂道をクリアしないと 家までたどり着けない。自宅から修理場までは ほぼ平坦なので問…

  • キムタクがアメリカで「たこ焼き屋」をやると言った

    そんな夢をみた。 細かい内容はシュールだった。私が夜に見る夢は 細部が本物っぽい。目を開けたときの現実では あり得ない世界なのに 眺めや物の質感が やたらとリアル。CGクリエイターならば 再現フィルムを作りたいくらい。視覚記憶能力が高いので かなり昔の夢でも 細部をよく覚えている。ずっと前にも夢にキムタクが 登場したことがある。 その時彼は前世の姿だった。言葉の汚さを勘弁してもらって 端的に言うと チビハゲデブのキムタクだった。外見からは誰も 彼の魂だとわからない。その人物は金持ちで人柄もいい。 だけど外見と身体能力が 著しく卑下されやすい状態だった。だから今回の人生では 外見と身体能力という…

  • いよいよ本格的な膿出しと移動が始まった【時代の移り変わりに使うべきアンテナは〇〇】

    そんなことを感じる出来事が 周りで連発している。引っ越し・移住 不正発覚・新規事業・転職・退職 離婚・別居・出会い 出産・入院・手術・がん治療人生の転機になりそうな キーワードを身の回りで ちょくちょく耳にする。ごく身近な家族のメンバーは ここ数年の間に そういう転機を越えて 新たに動き出している。たぶん向き合うべき課題に 蓋をしたり見て見ぬふりしたり 後回しにしてきた人達は いよいよ対面するしかない 状況なんだろうなと思う。「良い悪い」ではないけれど どうしても避けられない課題が 人生のある局面で必ずやってくる。本来、私達は人間の身体に おさまらないくらいの エネルギーを使い放題使って 人生…

  • イタリアで鍛えられた会話と行動のスピード感

    イタリア人の会話のリズムは 大阪人のノリに近い。下手なお笑い芸人よりも 突っ込みが上手く 切り返しも素早い。 ボケなし突っ込みという感じ。スピード感と切り返し方法を 日々の会話とやり取りで たくさん学ばせてもらった。おかげで生来の毒舌キャラの 粘っこさとまわりくどさが 化学反応みたいに変化した。生粋の職人に研いでもらったような ぴかぴかの日本刀並の切れ舌に なってしまったみたいだ。通り魔にならないように 辻斬りしないように ことばを慎むよう 鞘に普段は納めている。それでも時々バレてしまう。しばらく一緒にいると 「毒舌だ」と指摘される。 言葉でつける秘孔が わかってしまうから。がちがちの甲羅で隠…

  • イタリア語の豆知識をスパイスにしたおしゃべり Pizzicotto Italia 10

    ラジオ感覚でYouTubeでお楽しみください🎶Pizzicotto Italia 10 Instagram ノスタルジックイラストエッセイ https://www.instagram.com/simplelife.in.italia スケッチ・ポートレート・創作作品 https://www.instagram.com/yluna_creations 食べ物と暮らしのイラスト https://www.instagram.com/yluna_illustrationsX(Twitter) 【Simple Life in Italia】https://x.com/YaegashiLuna 【IV i…

  • いちばん上の引き出しの中身を見ればわかる

    よく使う場所のいちばん上の 引き出しを見れば そこで暮らす人間がどんな現状を 生きているのかよくわかる。以前暮らしていた家の キッチンの脇にある 大きな収納家具の引き出しを 昨夜久しぶりに見た。父親と暮らしている 息子が探しものをしていた。びっくりするくらいの 薬箱が並んでいた。 元ダンナの両親の家の リビングにある家具の引き出しに そっくりになってきた。コレクションのように 並べられた薬箱が すべて必要なものなのかは わからないけれど 4年前にはなかったものが 確実に増えている。善し悪しではなくて ただ現状を示している。私の家のキッチンの 収納家具のいちばん上の引き出しには ナッツとコーヒー…

  • 龍の動く年の幕開け

    空から見ると龍の形に見える日本が 元日から盛んに動いている。年明け早々に相次ぐ 非日常の映像に 心がざわつく人が たくさんいると思う。それは愛情のあらわれ。 イタリアの職場では 雑談のついでにサラリと 両親は大丈夫だった? と、聞かれて終わり。飛行機の事故を知る人はいない。 遠い場所で起こることに 人は心を揺さぶられない。気持ちが揺れるのは 心理的距離の近さの証拠。非日常の出来事が教えてくれるのは あたりまえの毎日が どれだけの奇跡の連続かという 見逃しがちな事実。とくに日本の正確な時刻表と それを守る関係者の機敏な働き。 公共機関の遅延があたりまえの 国で暮らしていると 日本は奇跡的な天国だ…

  • まるい食卓とシカクイ机

    クリスマスと年末年始の時期 いろいろな家を訪問したり 外で食事をする機会が増える。今日お昼ごはんに招待してくれた 友達の家の食卓はまるい。 家族以外のメンバーを 気軽に追加しやすい。イタリアでも日本でも 昔はまるいテーブルが多かった。 囲んでおしゃべりする 人数を制限しないまるい形。輪になって言葉を交わすと お互いの顔がよく見える。シカクイ机は人の数を すっぱりと切りやすい。 長テーブルだと人数は増えても 遠い人の声を聞くことも 顔を見ることもできない。真っ直ぐに椅子や机を並べると 対面する人が限られて 背中を向けた人の顔は見えない。曲線は柔軟性があり 直線は決断力がある。物事がうまく行かない…

  • ゴミ箱に捨てられたトナカイの親子

    クリスマスの時期に 家の玄関で出迎えてくれる トナカイの親子は 街中の大きなゴミ箱の前に 捨てられていた。ペルージアのど真ん中で 雑貨屋をやっていた頃は 店を彩っていた親子。その後数年間は友達の店を 夜も明るく照らしていた。首が動かなくなっていた 大きなトナカイを 近所の電気屋さんに 修理してもらったのは3年前。それからは毎年この季節 我が家の玄関を あたたかく照らしてくれる。まだまだ活躍できるのに ぽいっと捨てられた物達を 私はそのまま放置できない。人間や動物だと とても保護しきれないけれど なんとかなりそうな物は とりあえず同伴帰宅する。普段の暮らしを圧迫しない範囲で むやみに捨てられた物…

  • 今宵もまた見惚れて嫉妬する

    昼と夜の狭間の時間に 空と大地の境界線のあたりを うっとりと眺める。稜線や家や木々が描く線と 山の向こうに姿を消した太陽の 残り火が作り出す色彩。今宵も見惚れて 少しだけ嫉妬する。絵の具を扱って 伸びやかなグラデーションを 真似てみたいと思っても その色使いの端くれしか 表現できないもどかしさに 気持ちがのたうちまわる。空にはかなわない。その計算のない純粋さと 打算のない無防備さの せめてかけらだけでも この身にしみ込ませたい。手足と頭を動かすのをやめて じっと眺めて居れば ほんの少しだけでも 空と大地の粋な心意気を おすそ分けしてもらえるだろうか。はあ、とため息をついて あたたかい飲み物を含…

  • ひとり時間を穏やかに味わえる喜び

    クリスマス準備をしながら 最近よく流しているのは 自分がやらないことを 情熱的にやっている人達の YouTube動画やおしゃべり。BGMっぽく流していると こうして世界の多様性が 育まれているんだなと感じる。私は惚れっぽくて 人も動植物も街も国も地球も宇宙も 片っ端から好きになってしまう。好奇心も旺盛だから 出会った情報をどんどん 深掘りしたくなってしまう。あれもこれも どれもこれも それぞれの魅力がある。だから自分の心身を守るために なるべくひとりの時間を増やして 不要な情報は手放して 空や草木を眺めて愛でる。 白湯を飲んで頭を空っぽにする。クリスマスや年末年始を 家族・友達・パートナー・仲…

  • アクション映画並みに車で滑って飛んだ朝

    おとといの朝の出来事。 小雨の降る急な下り坂にて スピードの落とし具合が足りず ハンドル操作が効かなくなった。畑に突っ込まないように 踏ん張ってみたが 軽い車はぽーんと飛んで 畑に着地した。前日の雨で畑の土は柔らかい。 それでも前進はできる。 自力で脱出を試みた。畑と道路の間に側溝があり そのままでは出られない。車を降りて近所の家を 何件か訪ねたが 誰も出てきてくれない。 まだ早朝だった。警察官と保険代行業の友達に 連絡したが繋がらない。 地元の警察は管轄区域が違うと やる気ゼロの対応。レッカー移動が必要だと判断して 近所の24時間対応の場所に連絡。 それほど待たずに援護に来てくれたけど 側溝…

  • 何度も戻ってくるところ【クリスマス準備の季節がやってきた】

    ぐるぐると 堂々めぐりして 戻ってくるところは いつもおんなじ。やっぱり好きなものは好き。 苦手なモノは苦手。手を動かして 細かい作業をすることが 大好きで止まらない。新しい素材を手にするとき 使い切りたいと思う。 半端に出たハギレや切端を ぽいぽいと捨てられない。こうやったらまだ使えるよ。 あれと組み合わせると オモシロイ物ができるよ。ハンパな形の物達が おしゃべりする声が聴こえる。 そしてイメージが浮かぶ。ほぼ想像どおりの物を 創り上げる器用さを 母から譲り受け 日々の針仕事で磨いている。その技術とひらめきと 素材達のおしゃべりを混ぜて クリスマス準備をしている。やらないと決めて 距離をお…

  • 身体のバランスをとることで心の軸も整う

    オンラインカウセリングを 今年の初夏からやっていたけれど 辞めることにした。高額な受診料を払わなくても 手軽にカウセリングを受けられる よいシステムだと思う。だけど、そのサービス理念の基盤と 私の価値観がズレている。社会不適合者 大人の発達障害 繊細さん 毒親育ちそんな言葉が闊歩する界隈なので ただ話を聞いて欲しいという人が 当然ながらたくさん集まる。確かにその段階のケアが 必要な人達はたくさんいる。だけど私のやりたいことでも やるべきことでもないと 肌身にしみて感じた。そこにやりがいを感じて 熱心に取り組める人がいるのだから 適材適所の人がやればいい。実際にやってみて合わないと判断したら 潔…

  • タイミング

    そうか。 そういうタイミングなんだ。 と、腑に落ちることが 近頃ほんとうに多い。というか この世の本質は ベストタイミングだらけ。だけどアレコレと こじらせているのは ニンゲンという ちょっと変わった生命体。ワタシも今現在 ニンゲンというバイオスーツを 使わせてもらっているので 例外ではなく 時折勝手にこじらせている。だけどそんなことも まるっと含めて 体験したくて地球に来た。だから酸いも甘いも ありがたく楽しませてもらっている。先日、愛車の車検があった。 今年の夏ハンドルのクッション部分の ゴムがボロボロと落ちてしまって 換えのパーツを待っていた。安定しないハンドルの状態で なんとか職場と近…

  • 夜がもう少し長かった頃

    パチッと室内灯をつける。 そっと触れる枕元の灯りをつける。 動くものの気配で電灯がつく。夜に人工的な灯りが使えて 便利にはなったけれど 夜をそのまま楽しむ時間が とても短くなりがち。ヒトはたくさん勉強したり いっぱい働くようになったけど 笑顔は減って苦しむヒトが増えた。太陽がのぼり私達を照らす。 やがて薄暗くなり 家に帰りたくなる。 暗くなった空に星が輝く。ほのかなろうそくの光だけで 夜を過ごすのが好きだ。 室内灯は特別な場合を除いて いつも柔らかなもの。 薄明かりの空間は落ち着く。絵を描くときは手元だけを照らす。 針仕事も同じ。 音楽は流すけどテレビはないから ごちゃごちゃした雑多な情報は …

  • 手荷物だけの旅と思い出ボックス

    イタリア・日本の往復旅を 手荷物だけでやってみた。 予想以上に快適だった。日本での滞在先が実家だから 簡単にできたことに感謝。なにか足りなければ 借りられるし買える。 カバンに入らないものは そのまま預かってもらう。これが可能だから ごちゃごちゃ考えずにできた。オンラインチェックインと 手荷物だけの旅は 並ぶストレスが減って ホントに楽だった。普段の暮らしも 人生という長旅なのだから なるべく持ち物を減らすと いろんなことが簡単になる。物をなかなか捨てない実家の 荷物だらけの空きスペースに かろうじて布団を敷いて 寝起きしながら イタリアの家の動きやすさを 最確認した3週間だった。物を手放せな…

  • 素晴らしき国Nippon

    4年ぶりの里帰り。 故郷ニッポンの人々と街の 素晴らしさに触れて この国で生まれ育った幸運に 改めて感謝している。これほどまでに 「普通の暮らし」のレベルが 高い国はめずらしい。公共のトイレもきれいだし ホテルも店も清潔で快適。 銀行・郵便局・市役所も 働く人々が真面目で丁寧。 電話での対応も素晴らしい。確かにこのレベルのサービスを 維持するためのストレスは あるかもしれない。だけど街行く「普通の人々」の モラルと譲り合いの精神 丁寧なやりとりの基礎は 昨日今日できたハリボテじゃない。こんなに素敵な国を支えているのは ごく普通の人々だと思う。並んだり待つことが苦手な イタリア人や他国の人々に …

  • 「おもしろいなあ!このヒト!」

    過去の記事をひとつ削除しようと なんとなく思った。 検索をして読んでみたらおもしろくて 昔の自分のファンになってしまった。その記事を探している途中で なにを書いたか覚えていない 気になるタイトルがいくつかあって それも読んでみた。おもしろい! このヒトおもしろいなあ!ほんの少し前の自分が書いた記事。 だけどすごくおもしろかった。 書いててよかった。いいねの数が多いとか少ないは 全く関係ないおもしろさ。一般ウケしそうな 文体・構成・テーマを選ぶと それはそれでホントに 読者や世の中の反応度合いが 明らかに変わる。そういう楽しみ方も 発信するときはある程度必要。だけど。 私好みの自分の記事は やっ…

  • より削ぎ落とした方が全体のバランスが整うという極意

    この秘技を伯母から教わった。 小学生の頃の夏休み よく親戚巡りをしていた。 両親の生まれは岩手。 東北方面をまわることが多かった。当時福島に住んでいた伯母は 華道と茶道を教えていた。 私がひとりで遊びに行ったとき 彼女が基礎を教えてくれた。フラワーアレンジメントや 華道を他で習ったことはない。 植物と会話をしながら 器にバランスよく配置するのが 得意だし大好き。「ちょっと取り過ぎかなと 思うくらい枝葉をはらうのが ちょうどいいんだよ」花を活かすために 枝葉をどこまで取るか 伯母がそう教えてくれた。野草を生けるときいつも この言葉が蘇る。そしてこのアドバイスの普遍性に 大人になってから気づいた。…

  • 名前がある・名前を決める効果

    はっきりしない感覚や よくわからない関係性に 呼び名があると 輪郭がくっきりするような 安心感を抱く性質を 私達人間は持っている。名前があることで なにかが枠に収まる。名前と概念を結びつけながら 〇〇と✕✕の関係性を覚える。そうやって思考や記憶を 整理しながら学ぶことを 学習と呼んでいる。たいていのことは その流れに収まる。少し厄介なのは 名前がはっきりしない 物・感覚・現象・関係性に 出会ってしまったとき。なるべく似ているものを 一生懸命探って 正体を突き止めようとする。それが好奇心と上手く絡んで 知識や技術の学びにつながり 仕事や使命になると 人は「飽きない人生」を歩む。けれども はっきり…

  • ぐう・ちょき・ぱあ【じゃんけんの法則】

    平穏な日々はありがたい。 とはいえ必ず変化は訪れる。ふとした瞬間に 「こうなればいいな」と思う。その様子を具体的に想像してみる。髪型や体型。 暮らしや仕事のリズム。 周囲の人々との関わり方。 こんな感じになりたいと 思考で細部を描く。これが「ぐう」 ぎゅっとイメージを固める。そして思考を切り替える。 これが「ちょき」現実のことを考える。さて今日はどんな服を着て どんな風に髪を整えようか? 今の自分にしっくりくる 物事に集中してやるべきことをやる。昔は白髪やシワがなかったのに というような「これまで」と 理想体型ならば着用できる服などの 「これから」のことは考えない。いったん将来の願いも 過去へ…

  • らせん階段とカタツムリ

    人が生きる道のりは らせん階段にそっくり。 季節の変化のようにぐるぐると 似ている感じの現象をめぐり 少しずつ立ち位置を変えて 階段をあがっていく。たまには少し下りてみたりする。 らせん階段の中心部分から 将来を見上げてみたり 過去を見下ろしてみたり 自分の階段周りをみまわしてみたり。嗚呼なんだか似たようなこと いつかもあったなあ。 あのときはどうしたっけ? などと考えてみたりもする。階段の幅が狭くなって カタツムリの貝殻のように きゅうっと狭くなって 歩けなくなってしまう状態が 心の病なのだと思う。階段を歩きやすい幅に 整えなおす方法を 教えてもらうことはできても 最終的には自分でやるしかな…

  • 伝える練習が圧倒的に足りない日本の学校と社会

    noteに長めの記事をアップしました。 なぜか埋め込みリンクが貼れないなあ。 よかったらお立ち寄りください。https://note.com/mikiluna/n/n375f7a1fadb3 Foto Yaegashi Luna

  • 待ち時間にこっそりホロスコープとふくらはぎ鑑賞を楽しんだ話

    昨日イタリアの滞在許可証の 変更手続きのサポート事務所へ行った。これまでは直接準備していたけれども 今回は離婚・引っ越し・法改正など いろいろな要素が絡んでいるので 確認のためにもこのサービスを 利用してみることにした。ご多分に漏れずイタリアでの 各種待ち時間は長め。 約束の時間を大幅に回ることは 珍しい出来事ではない。職場の知人が誰かを連れてくれば 平気で横入りさせるのも定番。 目くじらを立てていてはキリがない。白状すると私もさんざん 横入りさせてもらった。 だから他の人の横入りも 寛容に見過ごす。 世の中は持ちつ持たれつ。やったこともやらなかったことも ちゃんと巡り巡って戻ってくる。さて、…

  • 「誰」がやったか言ったかわからない【主語がなくても成り立つ日本語による共感】

    イタリア語・英語・日本語で インスタグラムに詩を書いている。大きな違いに気がついた。 日本語は主語がなくても 文章が成立する。「誰が」を明記しなくても 文法的に変じゃない詩や歌詞が 自然に成り立つ。むしろ「私は…私は…私は…」を 連発すると幼い感じの表現になる。全く同じ単語の繰り返しを 意識的に避ける書き方は 他の言語でも共通の 「美しい文章」のコツではある。けれども根本的な違いがある。英語は「彼・彼女」の場合に 動詞が変化するし 「誰」の行動や感覚なのか 明記しないとおかしい。イタリア語だとさらに 動詞が細かく変化する。私が あなたが 彼・彼女が 私達が あなた達が 彼ら・彼女らが主語によっ…

  • 鬼ごっこ

    ふと「高鬼(たかおに)」のことを 白湯を飲みながら思い出した。高いところにいれば 鬼に捕まらない。なんだか大人もやってるなあ、って。 そう思った。周りよりちょっと高いところに 登れば安全で 降りると鬼になっちゃうかも。だから高いところに登る。 移動しなければ安全。 降りなければ捕まらないけど 誰も動かないとつまらない。スリルを楽しみたい チャレンジャーがまず動く。鬼がそっちに気をとられているなら ワタシもボクも動けるかな? 先陣に続く誰かが動く。 怖がりさん達は動かない。わぁわぁ、きゃあきゃあ言いながら 追いかけたり追いかけられたり。ずっと鬼じゃつまらない。 かわりばんこに鬼になる。大勢登れる…

  • イタリア・ペルージア Simple Life in Italy 2023.4.22

    【Simple life in Italy. Photolog】週末の過ごし方・買い物・庭遊び - YouTubeフォトログをYou Tubeにアップしました。 よかったら遊びに来てね。

  • 24時間以内に感じた嬉しいとこは?

    あるカウンセラーが 男性性・女性性の使い方の 個人バランスを見極める質問 という話をしていた 。「24時間以内に感じた 嬉しかったことは何ですか?」この質問の答えが 人間関係・外側 ベースなら男性性 個人的感覚なら女性性 その割合で判断するそうだ。とても分かりやすい 個人鑑定方法だな、と感心した。給料が上がった 仕事がはかどった 家が綺麗に片付いた 子供の笑顔が可愛かったこれは全て男性性的な喜び。自宅や家族のことであっても 個の身体感覚ではないから 外側ベースの喜び。コーヒーが美味しかった 布団の香りが良かった 窓から入る空気が心地よかった 服の肌触りが好きこちらは女性性的な喜び。仕事や対人関…

  • ニセモノ

    やはりもう無理だ。 できない。 好きな表現方法以外の やり方を使えない。誰かに媚びるために 好かれるように 嫌われないようにそれをやり続けることはできない。世の中の基準の「ホンモノ」は 著名だったり 伝統的だったり 外部基準をクリアしていたり。そうじゃなくて。自分の内側から NO!!そうじゃないよ! それはニセモノだ! と感じる違和感を無視できない。大勢の人間に 認められればホンモノで それ以外はニセモノ。違う。そうじゃない。鈴木雅之さんの歌が 脳内再生される(笑)奇をてらうために 土や水に負担をかける物を やたらと使ったり 反響があるからと 快の軸をずらしたり。それができない。もっとずる賢く…

  • 女性を描く【隠しきれないもの】

    今朝通りすがりの人の作品から 女性に対する優しさと恐れを感じた。その作者である男性はたぶん 本物の肉体を持った女性と 野性的な本能むき出しで 交わったことがない。だから表現方法が柔らかく表層的。 肉体を描いているのに肉質感がない。歴代の女たらしの芸術家達は 女性の肉体が恍惚状態になった その変容ぶりを知っているし 变化を促した自覚があるので 作品にそういう全てが現れる。善し悪しではない。 好みと選択で表現方法は自由。だけど俳優が名演技をするために 様々な人生経験を積むように 表現の幅や奥行きを拡張するには やはり普段の暮らしのあれこれが スパイスになるのだと 今朝の作品を見て改めて感じた。人間…

  • 誘惑されまくる日々の嬉しい苦悩

    なにを描こう? どんな風に? どの紙に? 画材と技法は? モノクロ?セピア?カラフル?いちいち些細な 選択肢はたくさんあって 決めて動かないと なにも始まらない。描き始めても 躊躇したり途中でやめたり。 完成間近にすごく嫌になったり。気にくわないけど とりあえず続けてみたら 予想外にうまく仕上がったり。描くときはたいてい ひとりで部屋にこもるから 行動範囲は極狭。移動するとしても キッチンでコーヒーを淹れたり せいぜい気分転換に ゴミ捨てに出たりする程度。それなのに世界が ぐんと広がる感覚がする。 描いてる対象物と細胞レベルで 交わっているような気がする。極小の世界をくぐり抜けて 宇宙の果まで…

  • 実体のない世間様を最優先することをやめた結果〇〇が増えた【イタリアの復活祭と大掃除】

    2023年4月9日はパスクワ。 (イースター・復活祭) その前に神父さんが 各家を祝福をしてまわる。年末の大掃除ではなく ほとんどの家庭では 復活祭前に家をキレイにする。キリスト教徒ではないので 聖水を振りまく儀式を 屋内でやってもらわないし 大掃除もしないけれど 気持ちの整理整頓はする。いらない思考は分別ゴミみたいに いったん観察してから手放す。今年ごっそりと処分するのは あちこちにこびりついていた 世間体という垢。なにをするにも いちいちまとわりついていた 実体のない世間様の視線。そういう世代だったし そんな社会で育った。だけどいつまでも 言い訳に使っていたら それは単なる自己責任からの逃…

  • やっと馴染んできた感覚とスイスイ動き出す現実【ヘビの毒を使う医神・へびつかい座】

    離婚してひとり暮らしを始めて3年。 家や持ち物と刻むリズムが ごくあたりまえの日常になった。のんびりゆったりと 今の生活に馴染んできた。覚悟を決めたら 行動するスピードは速い。だけど身体やこころが 現実生活に慣れるには 少々時間がかかる。 あたりまえのことだ。ひとつのことを3年続けたら たいてい人はそのことに馴染む。 肉体はそういう作りになっている。天体の動きが全て順行の今 現実がすいすいと進む。占星術用語では 10天体順行期間と呼ばれる。 ホロスコープの基礎的な星が 地球から眺めると全て 前に進んでいるように見える。2023年は1月23日から4月20日。 まったくなかったり あっても数日とい…

  • 過去の自分の遺影

    同僚の肖像画を描いた。 その話題の流れで 職場の経営者が言った。 「ワタシが死んだら描いてね」もちろん雑談のひとつ。 「死んでからじゃ遅いよ」 などと周りの誰かが言い 軽い笑いが沸き起こる。その直後に描いたのは 自分自身の正面図。 たぶん初めて長時間 顔を眺め続けた。ふと思った。「これは昔の自分の遺影だ」誰かにどう思われるか それを気にしすぎる。思い通りにならない部分に こだわりが強く出ると その行為自体をやめてしまう。好きなことに取り組むと その界隈ですでに活躍してる人と 勝手に比較して落ち込む。あれこれ迷いすぎて 結局やらない。誰かになにかを言われたら そのセリフをずっと反芻する。ああすれ…

  • 恋をすると世界を見る色眼鏡が変わってしまう

    新しい家に引っ越ししてから あれこれやりたいことを どんどんやっている。習慣になったこともあるし 合わなくてやめたこともある。ピアノ・ボイストレーニング そして朗読の練習を それぞれ3か月くらい 続けた後に訪れたのは 古くて新しい恋。幼い頃から大好きだった絵。ひとりで黙々と机にむかって あれやこれやと描く。そこは静かで賑やかな世界。なにかを描くときに じっくりゆっくり写真を観察する。 写真やスクリーンの制限を超えて その人や景色に溶け込む。 無我になる。細かい部分をみる フォーカスを変える 色彩を観察 陰影を比べる心地よい一体感は 中毒症状にも似た感覚。空腹感や眠気を感じても あと少し、もう少…

  • 感じていることを捻じ曲げないで伝えたときに人が離れて行くのはあたりまえのこと

    大人と呼ばれる年齢になると なあなあと惰性で付き合っている 人間の数が増えていく。自分で何かを決めて動いたとき いったん周りにいる人間が 離れることがある。 すーっと消えていく。波長が合わなくなったら 距離を置くのはお互いのため。 戻ってこない人を追いかけたり 自分のせいだと責めることもない。相手の感情も行動も コントロールできないのだから そこに執着することはない。このあたりの捉え方に関して イタリア人はかなり上手い。 去っていく人にこだわらない。 もちろん個人差はあるけれど。誰かが集団を離れるときも しんみりしすぎない。 お祝い事への祝辞もさっくり。 堅苦しさはない。 台本なんて作らない。…

  • 毒舌でサイコパスだと職場で言われました

    針仕事の手作業チームの ひとりに言われた。Quando parli sei acida. (話をすると毒舌だね)相槌や仕事の作業確認ではない 個人の意見を言うとき たしかに私は甘くない。 acida (アチダ)は 酸っぱいという意味。それを自覚している。 だから普段は意識的に 私見をすぐに言葉にしない。ブログなどの発信は 基本的に短めの文章。 言い切り型の書き方が 自分っぽいので あまりだらだらと書かない。前置きや言い訳を ながながと書くのは 気持ち悪くなるので 普段はやらない。それも毒舌になりがちな要素のひとつ。 ですます調や丁寧な説明がないだけで 乱暴だと感じる人もいる。 特に日本人はその…

  • YouTubeに空模様をアップロードしました。2月6日の朝、通勤路で 満月が地平線に降りるとき 太陽が顔を出し始めた。午後の雲模様もみごと。 夕焼けも素敵な色彩。ほんとに空は偉大な芸術家。https://youtu.be/eN-zs66NqG8

  • みえない下地の生み出す深みとリアル感

    久しぶりに風景画を描いた。最近は針と糸を使った作業に 夢中になっていたので 机にはその材料が置いてある。だけどそれを脇にどけて スケッチブックを開いた。作業BGM代わりに おしゃべりYouTubeを聞いていたら その固定画面を描きたくなったのだ。水彩絵の具での風景画は 何年ぶりだろう? 思い出せないくらい 長い時間が経っている。小学生の頃、母が何度か 写生に連れ出してくれた。紙の上に描き出す景色を 両手で枠を作って切り取り イメージ構築する そのやり方を学んだ。風景を平面に描くとき 奥行きを感じさせるものを バランスよく配置すると リアル感が増す。下地を全体に塗り 大まかな色を大胆に素早く 大…

  • 五感で味わいながら手を動かす

    コラージュと刺繍を組み合わせ デジタル加工で仕上げる 作品やアイコンを作っている。ペン・筆・パステルを持ち 線を描き色をつけて 紙を切り取り組み合わせる。千枚通しでぷちぷちと 穴を開けてから針と糸で 装飾をしていく。画材や紙、針と糸が奏でる 作業音がたまらなく好きだ。音楽をかけながら 手を動かすこともあるけれど 静寂の中で材料と道具達の音を 堪能する時間は贅沢の極み。快適な空間で 邪魔されることなく 静かに作業に没頭する。空腹や喉の乾きを感じたら キッチンに移動して ライスミルクコーヒーか ハーブティーを飲み ナッツや果物をつまむ。 たまにはチョコレート。好きな作業でも 同じ姿勢で長時間座って…

  • ジャック・スパロウが「黙れ」というサインを送ってきた【Silence is powerful 沈黙はパワフル】

    先日友人の書初め記事を見た。 彼女が選んだ2023年の漢字は「受」。ただ受け身になる感じではなく 受けとるべきものは受けとる とても能動的な受容。 素敵な解釈だな、と思った。さて最近の自分のテーマは「黙」。黙れ、と直接言われたり メッセージを受け取ったり。いちばん笑ったのは ジャック・スパロウが人差し指を くちびるの前にたてたインスタの絵。いいねをくれた人のアカウントを たどって訪問してみたら イラストになったジャックが こっちを見て「し〜っ」とやっている。おしゃべりを減らす時期なのだ。 そして黙々と手や身体を動かす。「沈黙は金 雄弁は銀」素晴らしい言葉や説明は とてもありがたいけれども 沈黙…

  • 子供たちの作品が大好きだ。そこにはまっすぐなエネルギーしかないから。

    朝のストレッチをしているとき ふと長男が小学生の頃に 描いた絵が目に入った。有名な作品を真似て 描いたものだと思う。 彼の人間性がまっすぐ入った 太陽の表情がとてもいい。玄関には次男の作品。 力強い拳のような木が どーんとまんなかに描かれ 周りの色彩がとても豊か。それぞれのエネルギーが なんの曇りもなく入り込んでいる 素晴らしい作品。自分の息子達だけでなく 子供たちの描く作品が 本当に大好き。媚も打算もない。 ただ描きたいものを描く。 その線は生き生きと踊り 色彩は自由に舞う。いつもいつも原点に ぐいっと引き戻される。技術は練習で確実にあがるし 色使いの知識も勉強で覚えられる。だけどそんな小賢…

  • 肉体を持たない存在達が人間世界をどんな風にみているのか【断言への反発と人間世界の宝物】

    その光景を垣間見たことがある。 たぶん天使とか守護霊などと 呼ばれるような存在達の いる場所なんだろう。 個人的に名称にこだわりはない。氷の張った湖の上のように ところどころ半透明になった部分から 人間の様子がうっすらと見える。その薄氷のようなところに 顔を近づけてのぞきみしてみた。 床にある穴を覗くような仕草で。もう少しで人間世界のパラドックスに 気づくだろう人達の放つエネルギーが 膜を半透明にしているようだ。時折離れた場所で バシュッバシュッと物音をたてて 気球のようなものが ものすごい高速で上昇していく。おそらく「目覚め」た人間が 執着やこだわりを手放し 一気に次元上昇する光景。 それが…

  • いい子にしてたらお菓子がもらえるイタリアの休日エピファニア【ちゃんと想定内の病気人生】

    1月6日イタリアは Epifania(エピファニア)という休日。「よい子のところには 箒に乗った魔女が お菓子やおもちゃを届けてくれる」という言い伝えを守るために大人達は クリスマスと年末年始を終えた後 息をする間もなくもういちど こっそりプレゼントを用意する。続きはnoteで。 ↓ https://note.com/mikiluna/n/nb68c80a870ac Illustrazione Vincenti Izumi

  • 数字がすべてではないんだけどさ、数字にはっきり現れちゃう真実もあるよね

    ホメオパシー療法のこと調べていて こんなの見つけたんだけど。【厚生労働省eJIM】 "統合医療とは? 考え方や注意点を解説https://youtu.be/syKK75WywWE国の機関の情報提供へのアクセス数が この国と国民の実際の距離を リアルに物語っている。数字は作れるし上手く使えば操れる。 だけどある意味「真実」も そこには含まれていて。インターネットへのアクセスがない 年齢層の人口を差し引いても この登録者数と視聴数は酷くないか?シャワー浴びる前に ちょいと情報検索してたら あからさまな乖離現象を 目の当たりにして 思わずつぶやいてしまった。 YouTubeよりスクショ

  • 【おとなの部屋】したたかな踊り子ルイーズ

    人間が群がる場所には いつも駆け引きある。 美しく可愛く着飾った踊り子たちと 観客兼パトロンの男達のストーリーLOUISE(ルイーズ) https://youtu.be/7GjJef2QkQU新年のつぶやきの続きはnoteにて ↓ https://note.com/mikiluna/n/n0d22b0e0f47cあけましておめでとうございます。 素敵な2023年でありますように。 Foto You Tubeスクショ

  • そもそも幸運と不幸の基準って人それぞれなんだよね

    ホロスコープと行動心理学を軸にした エネルギーリーディングを イタリアと日本でやっている。どうにも違和感を感じることがある。いい?わるい?と聞かれる回数が多すぎる。 エネルギー状態の違いは 良し悪しの二択ではない。昔ながらの占いなどに 記されている幸・不幸の尺度は 当然ながら人間の視点。身体が丈夫で健康 家族仲が良い 友達に恵まれる 恋愛が上手くいく 受験や就職の希望が叶う やりたいことが仕事になる 仕事が順風満帆 金銭に恵まれる 幸せな結婚をする 私生活が充実する 健康な子供を授かる 穏やかな老後を送る「幸運」と呼ばれるのは ざっくりあげるとこんな感じ。とてもわかりやすく 誰の目からみても …

  • 「宇宙の天体の動きが人間の行動に影響するなんて非科学的過ぎる」

    noteに記事をアップしました。https://note.com/mikiluna/n/n74a51da53851Happy Merry Christmas 🎶 Foto Yaegashi Luna

  • 知ることで世界が変わり後戻りできない

    小学校初登校の日に 6年生が歓迎会をやってくれた。 「なんて読むでしょう?」 というクイズが出題された。私は手を上げて「タト」と答えた。 黒板には「外」と書いてあった。絵本が好きだったから 小学生になる前に ひらがな・カタカナは ひととおり読み書きができた。今の子供達にとっては あたりまえなのかもしれない。 だけど当時の田舎町では 小学校に通う前に 文字を読める子供は少なかった。だから正直言って 学校の授業のトロさが 少し不思議なくらいだった。どうやって文字を覚えたか 覚えていないくらい幼いときに 兄の教科書を読んでいた。漢字をどれくらい 覚えて入学したのかは 全く記憶にないけれども 「タト」…

  • 土曜出勤の密やかな楽しみ【カゴの中の鳥たちは扉から飛び立つ?カゴに戻る?】

    イタリア人もやるときはやる。 働くときは働く。洋服の納品期日から逆算して 通常のペースでは間に合わないとき 休日臨時出勤の依頼がある。命令ではない。 あくまでも「お願い」の形で 責任者が声をかけてくる。土曜日に臨時稼働するときは 経営者が必ず朝ごはんを 用意して「ありがとう」という。 受け取る私達もありがとうと言う。空回りの嘘っぽい 「ありがとう感謝しています」 ではなくて本当に心から 言葉がぽろりとこぼれる。嘘でも繰り返せば 確かに自己暗示にかかるけど。 自然に出てくる ありがとうが好きだ。土曜日の朝、5人だけで針仕事。 少人数で秘密を共有するような 柔らかい親密感が漂う。普段はミシンやアイ…

  • 身体が思い通りに変化している

    白髪がちらほらと 顔を出すようになって これからどうしようか いろいろ考えていた。主流にのって普通に染めるとこに どうしても違和感があるから。確かに白髪は老いの象徴。 それに抗う人間がたくさんいるので 髪を染める技術も方法も 数百年の間に格段に進歩した。でも私は水を汚したくない。 髪を染める薬剤は排水口から やがて海へ流れ出す。生きているだけで 生活排水を流すのに 自分を若く見せるために 髪を染めるという行為が 私には心地よくないのだ。それぞれの年齢期の 魅せ方があるのに どうして若さばかりに しがみつかなくちゃいけないの?数本のときは抜いていた。 髪の量が多いので 抜いちゃいけない…という …

  • 泥沼にはまりました

    ホントにハマった。 私ではなく愛車が。週末降った雨が 傾斜のある駐車場の土を 泥土にしてしまった。発車できなくて きゅるきゅるとタイヤが 空回りするばかり。摩擦力を上げるために 玄関の足拭きマットと 分厚いダンボール紙を タイヤに噛ませた。それでも発車できない。 お隣さんはまだ寝ている。早起きのご近所さんに 助けてもらおう、と 庭から出たら 犬の散歩をしている男性が おはよう、と声をかけてきた。嗚呼!天からの遣いだ! すぐに手伝ってください と、お願いした。10分くらいかかったけれども 彼の援助のおかげで ぬかるみから脱出できた。ありがとう神様! 絶妙なタイミングで彼を 目の前に遣わせてくれて…

  • 死とセックスが怖い

    あちこちで様々な発信を 拾い読みしていると 人が怖がるものの根底に このふたつの事象への 畏怖感があるな、と感じる。言い換えると「消滅」と「交わり」。肉体的または精神的に 消えてしまうことと 深く他の人間と関わることを 極端に怖がっている。身体のケアも人間関係も そこそこの時間がかかる。 だから面倒くさい。 なので称賛や見返りを餌にする。手を変え品を変え 古今東西で伝えられる 人生の奥義のような教訓は 究極、消滅と交わりの恐怖を 和らげる言葉たち。ひとことでいえば 「変化」が怖いのだろう。人生を一本の線にしてみる。 それが途切れること 他の線と交わること そんな「変化」を人間脳は怖れる。個人的…

  • 詐欺に巻き込まれた長男と離婚後の団結と奇跡

    先週長男がフィッシング詐欺に ひっかかかってしまった。 https://note.com/mikiluna/n/n86c7d6ec8a9bその後のあれこれについて 長男と直接話をするために 元ダンナと暮らしている 彼の家に立ち寄った。ドアを開けたら 元お義母さんと親戚の人がいた。 元ダンナは退院したばかりで 思うように身体が動かない。 彼のお見舞いに来ていたのだ。さくさくと毒舌で話す 親戚の女性の話術も後押しして いろんな話題で大笑いした。なんと詐欺の直後に長男の車も 修理しなくちゃいけないらしい。 男3人運転手なしの状態。 彼らの家には2台自家用車があるけど 父親は彼の車を使わせない。踏んだ…

  • フィッシング詐欺とアドラー心理学

    長男が騙されてしまった。 郵便貯金をごっそり 移動させることに詐欺師たちは 成功してしまったのだ。責任者を装って 「口座情報が漏れてしまったので 安全な指定口座に預金を 移動させてください」 とメッセージと電話で連絡。前日にその話を 夕飯のときに聞いて ホントに郵便局の人?と確認した。電話番号も郵便局の位置も 間違いない、というので それ以上息子のスマホを 確認しなかった。メッセージを見れば一目瞭然。 だったのだけれど。 事が済んでしまっては後の祭り。振り込み後にさっさと お金を移動させるために 翌日に「口座変更手続き完了事務」の 偽の予約設定をして 指定郵便局に行っても 誰もそのことを知らな…

  • わかれ道が見えたときに決めたこと

    この先この家でこの人と ずっと暮らすことはないと 別れの気配が視えたとき 決めたことがある。避けられないだろう別れを 「悲劇に仕立て上げない」 と静かに決心した。どうやってやるかなんて 全く見当がつかなかった。 お手本になるような人は まわりにいなかった。間にいる子供達や 家族・親戚とのつながりが 濃厚であればあるほど 別れがちらつくときの ハードルが高く感じられる。どうやったらたどり着くか 全くわからなかったけれど とにかく先に決めた。 悲劇にだけはするまい、と。当時できることと言えば その理想的な状態を リアルに想像することだけ。何もかもが落ち着いて みんながそれぞれ 笑って暮らしている姿…

  • 数百万円を救う手順と頭のないうさぎと蘇る前世の感覚

    今月も針仕事で数十着の ドレスを救出した。 納品最終チェックで 小さな穴や引きつりが見つかると その状態に合わせてケアをする。今回初めて挑んだ救出は 頭のないうさぎの刺繍。 幸いにも余り布があった。 機械刺繍のうさぎの頭を切り取り 自然に見えるように縫い付けた。職場で扱う服の店頭価格は たいてい一着数十万くらい。 販売価格が高額である分 細かい手作業がとても多い。安く大量生産されている服と 比べてみると違いがよくわかる。 ラベルやボタン付けはほぼ手作業。 裏地や角の後始末を見れば どれくらいのケアが 一着の服に施されているか とてもよくわかる。たぶんオーダーメイドくらいの 丁寧さで最終チェック…

  • 15年に1回だけの「ありがとう」に「ありがとう」

    通勤路として選んでいるのは ほんの少し遠まわりの道。 くねくねとした細い道路は 車通りが少なくて絶景。慌ただしい気配を 漂わせる自動車がほぼ皆無。 散歩かランニングをしている 人間と数台の通常運転の車しか 通らない田舎道。この季節はドングリがたくさん カーブのところに落ちていて パチンコ玉の上を走るみたいで ゆっくり走らないと危ない。 先日ハンドルを取られて ヒヤリとした瞬間があった。昨日の帰宅時 ドングリを掃いている男性がいた。 車を止めて窓を開けて お礼を直接伝えた。「Grazie mille!!」 「ありがとうございます」すると男性は こちらこそありがとう、と言った。15年間ときどき掃除…

  • ホントはね、ほんとはね、どちらも真実

    いろんな分野で 様々な場面で 繰り広げられる 「どちらが正しいか」論争。昨日フェイスブックの 差し込み広告に こんなのがあった。どこからどうやって 物事を見るかによって 見え方が変わる。それをわかりやすく 図解にしたもの。もう何十年も マトモにテレビを見ない 暮らしをしているので うる覚えだけれど こういう視点の違いが あることに気づかない人々が 熱く論争している姿を見て 不思議な感覚を持った。論点そのものよりも 「常識人」「大人」という ラベルを額に貼り付けているのに 物事を多角的に見ることが できないことがなぞだった。小学生の頃に 毎日単色デッサンの練習を やっていた時期がある。 物の形を…

  • マジメなあなたとワタシのおちゃらけリラックス

    日本語で書かれている ブログ記事を読んでいると やっぱり日本人は 根っこが真面目だな と、つくづく感じる。私生活や趣味の世界にも タスクを課して 「頑張る」人が多い。自分のリズムで堂々と 生きる人が少ない国だから 上手く息抜きできなくて 周りのリズムにのまれて 突然死んじゃったり するんだろうな。すっごくバカみたいな 小学生のいたずらっ子みたいな くっだらないことを 言ったりやったりしても 人間性が崩壊したりしないから やっちゃえばいいのに、と 思わずにはいられない。私もご多分に漏れず 根っこはすごく真面目。 それを重々承知してる。だから素っ裸で踊る 変顔を鏡に映して笑う 意味のない言葉で歌う…

  • 突然現れたライバル

    どんな集団にも エース級の人材は必ずいる。 リーダーになったり実力者だったり 形は様々だけれども その集団を引っ張る。自他ともにリーダーだと自負があり 実力もある人の目の前に 突然ライバルや新人が出現。 これもよくある構図。さて新参者に対して どんな態度を示すのか。 そこにその人の器や深層心理が ありありと映し出される。イタリアの田舎町でも そんな現象を垣間見た。手先が器用でアイデア豊富な私が 地元のかぼちゃデコレーションの コンテストに参加したら トップ賞を獲得した。お決まりのハロウィンランタンじゃ おもしろくないから 花柄のデコレーションを施した。地元には金持ちで美人で 手先が器用な人とし…

  • 3年間やったこと・やらなかったことの証

    元ダンナの入院が 長引きそうなので 近頃ちょくちょく 息子達の所へ行く。イタリアに来てから 約20年暮らした家を出て もうすぐ3年が経つ。飾り棚や収納家具 キッチンのあちこちに 埃・水垢・汚れが 溜まっている。なにかを3年間続ければ たいてい誰の目にも見える 効果や変化がわかりやすく 視覚化される。元ダンナと息子達が暮らす 家のあちこちには 「3年間やらなかった」 証が目に見える。家の外に出て稼がないことを 「なにもしなかった」 「全部俺が賄っていた」 と彼は別れる前に言った。ちょこちょこと工夫をして 稼いでいた現金も 日本から持ってきた貯金も 彼にとってはなかったことに 脳内変換されていた。…

  • 「いつもの」と言えるありがたさ

    ここ数年でこれを 実感した人は多いだろう。いつもの店のいつものメニュー。 いつもの場所のいつもの景色。あたりまえだった日常が ガラリと変わるときに ヒトはやっと「いつもの」ありがたさがわかる。ホントは毎瞬が 絶妙な奇跡の上に 成り立っていることに 普段はあまり気づかない。最近の習慣は 職場近くの店で エスプレッソコーヒーを 飲みながらの読書。少し早めに家を出て 30分くらい本を読む。音楽が流れているし 人の出入りもかなりある店。 その一角で本の世界に没頭する。騒がしい世間の雑音の 渦中でも集中できる フォーカス能力も鍛えられる。とても可愛らしい女の子が いつもの?と視線を向けて微笑む。 Sì …

  • わからないという残虐性

    4〜5年前に家猫のスカイが 行方不明になった。 アパートの3階暮らしで 普段は外には出ない。どうやらテラスから落ちて 地上階の工事現場のどこかに 身を潜めていた様子。見つけたのは長男で その時私は外出していた。スカイの白い毛が すごく汚れているから シャワーで洗おうとしてるけど 暴れるから上手く洗えない。という電話を受けて すぐに帰宅した。バスルームから 2人の息子達の声とスカイの 暴れる気配が聞き取れる。 逃げるなよ、などと 言いながらはしゃいでる。後は私がやるから任せて、と 息子達をバスルームから追い出した。工事現場の素材が ねっとりと身体中に付着。 お湯でもとれない何か。 全身が薄汚れて…

  • できる限りのことをやった時の軽い疲労感はご褒美

    久しぶりに昨夜 眠気とともに作業をした。 英語でのプレゼン準備の 資料チェックとアドバイス。時差があるので イタリアは夜中。 日本は早朝。間に合うかどうか わからないけれども ぎりぎりまで できる限りのことをやった。ベッドに入った後 めずらしくお隣さんが 真夜中まで談笑していたが その声が子守唄になって 深い眠りについた。ビジネス英語を専門に 使ったことはない。 英検の部類も受けたことはない。 客観的な英語力が どれくらいなのか知らない。 たぶん中級者の入口くらいかな?実際に資料説明をするのは 英語を母国語とする人達の 思考構成にあまり慣れていない人。だからなるべく 簡潔な表現を使って 説明し…

  • 生き方が変わると手相が本当に変わる・時代も変わる【占い全般への違和感と時代変遷】

    年齢を重ねると手のひらのシワも 増えるから当然といえば当然。 だけどそれだけでは 説明がつかない線が 本当に増えたり消えたりする。手相鑑定を専門にしていないし ざっくりとしか知らない。 それでもあきらかに この線、昔はなかったよなあ という変化を観察できる。好奇心がむくむくと 沸き立ったらすぐに調べる。姓名判断や数秘術などと同様に 解釈や考え方はいろいろ。 いくつかの説明を拾い上げて 感覚的にしっくりくるものを 参考にしている。善し悪しの概念は 時代とともに変わるし 結婚や成功の定義も 状況や社会環境によって まったく違う様相になる。占い全般に関して持っている 小さな違和感はそこ。「成功」は名…

  • 本当にヤバい時は平常運転とはやり方が真逆になる

    このことに気づいたのは 元ダンナが糖尿病になったとき。普段はなるべく飲まない方がいい コーラやスプライト 摂取しない方が望ましい 白砂糖などが低血糖症状を 改善させて命を救う。病院での手当てもそうだ。やや重病気味の患者の 手術などはじっくり検討するから 日々の軽い手当てよりも 後回しになりがち。けれども出血が激しい 緊急時にはとにかく 応急処置を施す。 真っ先に対応する。先日の針仕事でも 似たようなことが起こった。少し手間のかかる修理は 簡単にできる方を優先させて 厄介なものを後回しにする。 時間を取られすぎると 他の作業チームへ服を渡せないから。ところが納品が迫っていて とある修理が可能かど…

  • 【おとなの部屋】イタリアのパートナーシップと避妊方法・おひとりさまの性事情

    日本は言わずとしれたセックスレス大国。 結婚して子供ができた後は 性行為をしなくても普通…みたいな状態が 「常識」のような顔をしている。 なんだかおかしくない?続きはnoteで。https://note.com/mikiluna/n/n849810d4bf1b Foto Yaegashi Luna

  • 【おとなの部屋】性と体の物語と実話

    え?これを私がやるの?できればこの役を引き受けたくない。 イメージが降りて来たとき正直そう思った。 宇宙の流れとやらはスパルタだ。 容赦なく次々と新しい扉の前に連れてこられる。noteの新しいマガジンを作りました。おとなの部屋 https://note.com/mikiluna/n/n02e32d9f0689ゆがんだ性意識への一石を投じる場所です。 タブー視されて隠されて 本来あるべきパワーが押し込められている 箱の鍵をばらまきます。続きはnote で。 Foto Yaegashi Luna

  • どうして写真を撮るのが好きなのかわかった朝

    早朝の起きがけのまどろみに つながりやすいのは過去世。この身体を使っていない 人生の断片を感知しやすい。いつぞやの私は 写真を撮影していた。 とても古い時代のカメラが 手元にあった。だからか。今スマホだけで こんなにも手軽に 素敵な景色を切り取って 何度も眺めることが できるだけで嬉しい。誰かに見せたい訳ではなく ただただうっとり眺めて ため息をつきながら お腹いっぱいになる。あんなに時間がかかる作業で 貴重なものだったのに。こんなにもたくさん 素敵な景色も表情も 留めて置けるなんて 奇跡のような喜びだ。古い時代にカメラマンを やっていた私は切に願っていた。嗚呼! この景色をもっと手軽に 撮影…

  • 他愛もないおしゃべりが幸運を運んで来た話

    毎週火曜日の朝に 職場の自動販売機の メンテナンスと商品補充に 担当者がやってくる。非常用出入り口のドアを ノックしてやってくる その人の名前は知らないけれど 扉の近くに座っている 私がいつもドアを開ける。コーヒー類の販売機の点検後 軽食・水・ジュースの販売機に 補充作業をしていた彼と ささいな世間話をした。朝晩冷えてきたね。 けど日中はいい天気だよね。 そんな他愛もないこと。エスプレッソコーヒーの カップを手に作業机に戻ろうと きびすを返す直前 補充していたおやつを ひとつ差し出した。あげるよ。余ったから。 新発売だよ。美味いよ、これ。ほんの数分前に 他の同僚も同じ場所で コーヒーを飲んでい…

  • 皆既月蝕と天王星蝕の天体ショーよりもめずらしい舞台の主人公

    ほぼ日本全土で観察できた 2022年11月8日の天体ショー。とてもレアな現象を肉眼でも 簡易望遠鏡でも確認できたおかげで かなりたくさんの人が関心をよせて 夜空に願いを放った様子。職場から帰宅したとき 庭の駐車場で車を止めて ライブ配信を楽しませてもらった。イタリアと日本の時差は8時間。 こちらのお昼に仕事を終えたので ちょうど天王星が 月の影から顔を出す直前だった。ぴょこっと飛び出した 小さな天王星の光に向かって たくさんの人が いろいろな願いを 言葉にしているチャットが とてもおもしろかった。合格祈願 恋愛成就 目標達成 復讐祈願めずらしい宇宙現象に 願掛けをしたくなる その気持ちはわかる…

  • 背筋に寒気が走るホロスコープリーディング

    職場に70歳の新入りがいる。 彼女の息子と娘の ホロスコープリーディングをした。同僚をざっくり観るとき または簡単なカードリーディングは コーヒー1杯で引き受けている。関西の整体師さんと組んで 始動し始めたPPMP Personal Power Mapping and Pointing の話題に興味を示した新入りさん。さっくり解析を前払いで依頼。 ものすごいパワフルな ホロスコープチャートに 度肝を抜かれた2人だった。 数秘で観てもすごかった。有料で解析を引き受けるときは その人に合った分析や情報を アウトプットできるように なるべくニュートラルな状態で 降りてくるものの仲介役に徹する。芸術家…

  • たくましさを放つ息子達

    昨夜は息子達と晩ごはん。 普段は父親と近くに住んでいる。先日我が家から持っていった ボトルワインの補充分を持って 次男がまず階段をあがってきた。彼が時々アルバイトしている ワイン蔵の新ワインを2本。 次男が葡萄の収穫からボトル詰め ラベル貼りまで手伝った赤ワイン。その後から長男。 すぐにふたりはキッチンで 夕飯のメニューを目で確認。 味噌汁を飲むと言ったのは長男。次男はワインを飲むかどうか 迷いに迷っていた。 前日にも1本ひとりで空けたらしい。雑談をしながら玄米炒飯を食べる。 結局次男はワインボトルを開けた。「パパ、入院してるんだよ」お昼にパスタ食べたよ みたいな口調で次男が言った。詳しく話を…

  • 3分間の作品を3年間かけて作る【PUPARIA 玉川真吾 作】

    ふと出会ってしまう。 好き・嫌いを超えて 存在感を残すものがある。PUPARIA 玉川真吾 作あ、これは私の人生の縮図だ。そう感じた。 作者はもちろん私を知らない。 どんな日々を送ってきたかなんて 微塵も知らない。続きはnoteで↓https://note.com/mikiluna/n/n20ac90dfd5f8 You Tubeよりスクショ&PIC.COLLAGE 加工

  • 大好きすぎて絶好の機会を逃した話

    やってしまった、と 自分の言動を悔いたことが 過ぎ去った日々には何度もある。 すべて糧になっている。だけどその瞬間の 「あ、やっちまった」感覚は 印象に残っている。会話や人間関係が苦手 という人達は そんな経験を繰り返して 抜け出せないんだろう。「大好きだった男の子と やっと話ができるチャンスに トイレで化粧直しをしていたら いつの間にか居なくなっていた」「お気に入りの女の子が 三角関係に悩んでいそうな そんな言葉を放ったときに 個人的な相談話ができそうで 嬉しすぎて過大反応しすぎた」「はじめてのデートに やっとこぎつけたのに 彼の嫌いそうな指摘をしていた 店員の言葉をそのまま伝えて 彼のムカ…

  • にっこりの度合い【笑顔の段階変化】

    笑顔の違いを段階表現した 描写が出てくるのは 村上春樹氏の小説。 「ダンス・ダンス・ダンス」 だったかな? 記憶が確かならば。笑顔の種類を見分けるのは 得意分野のひとつ。 私自身も笑顔を使い分けている。先月の初旬に同僚のひとりと はじめて休日に出かけた。 職場には2人しかいない パート勤務仲間なので 帰宅時間がちょくちょく重なり 雑談を交わす仲ではあった。職場の仕事の流れでも 手作業チームが作業を終えた服に アイロンをかける担当の彼女と なにかと言葉を交わす。彼女の旦那さんと3人で出かけた。 彼はよく躾けられた警備犬のように 女2人のそばにいるけど 会話の邪魔にならないくらいの 程よい距離感で…

  • 怪人二十一面相【noteマガジン機能】

    はてなブログではメインとサブ 合計3つのブログを発信できる。 できることなら発信傾向を なるべくブラしたくない。でも人生の転換期に どうしても方向性が変わる。 それをどうするか?!これはそのまま 人生の選択にも通じる。 迷うタイミングは 時折やってくる。「まっさらにしてゼロからはじめる」 「なんとか続ける」どうしようか迷った。しばらく放置して ふと動きだすまで触らない。 たいていいつもそうやって なにかを決めている。いろいろ考えても 答えが出ないことは考えるのを いったんやめてみる。 離れた方がよくわかることも 往々にしてあるから。全消去しようか迷ったブログは 結局今のところ過去記事を そのま…

  • 表彰状をもらったことのない人生を想像したことがなかった

    23歳くらいの話。 スキューバダイビングの 初級ライセンスを取ったとき 指導員のひとりが言った。「こんな風に賞状をもらうことが はじめての人もいるかもしれません」え!?そういう人生を 全く想像したことがなかった。 そんな人もいるのか、と 軽いショックを受けた。自慢話ではないけれど トロフィー・盾・メダル・賞状は 飽きるほどもらった。スポーツ・絵・文章・創作 それぞれの分野で何回も 表彰されたことがある。 どれもこれも小さな団体の 特別に騒がれないイベントで。だから渇望感も違和感も どちらも持っていない。 もっと大きな舞台で表彰されたい とも思わなかった。むしろうまくできなことに どんどん興味が…

  • スマホ写真活用術⑥【実例画像付・簡略説明】主に絵の資料としての人物写真

    イラストや絵を描く資料として 撮影・加工した人物写真の 特徴と使い方のアイデアを noteでシェアしました。https://note.com/mikiluna/n/n9747c678ea9a Foto Yaegashi Luna

  • 夜が本来の闇だった頃、人は闇の尊さを全身で知っていた

    先進国と呼ばれる国の 「普通の暮らし」から 夜の闇が消されて 明るくなった分だけ 人の心に闇が忍び込んだ。太陽が地球の反対側を 照らしているとき 人も植物も眠る。夜行性動物以外は 身体を休めて肉体の活動を 緩めて最小限の生命維持の 身体機能に身を委ねる。そして肉体を持ったままでは たどり着けない世界で 浄化や情報収集をする。明るすぎる街を徘徊する 人間の形をしたゾンビ集団。 健全な眠りの世界に すんなりと入れない人々。「闇が怖い」と明かりをつける。不自然な光のもとで 歪んだ思考がのたうち回る。ハロウィンの夜に彷徨うのは 仮装した若者だけではなく 昇華されない個々の切望。切望が絶望になる前に 仮…

  • シンクロの連発は青信号【ハロウィンの夜に自分をトリックに落とし込む?トリートする?】

    ちょい長の記事なのでnoteにアップしました。https://note.com/mikiluna/n/nfd243152d40dHappy Halloween a tutti 🎃 Illustrazione di PIC.COLLAGE

  • ハロウィンのかぼちゃランタン🎃

    もうすぐハロウィン。 かぼちゃのランタン作りあれこれの 記事をnoteにアップしたよ。https://note.com/mikiluna/n/nd00313f8570eYou Tubeショートはこちらhttps://youtube.com/shorts/o37Vw4ocw-8?feature=shareHappy Halloween 🎃 Foto Yaegashi Luna

  • クールビューティーな彼女がこちらへ走ってくる

    先日職場が停電になった。 暗くなってすぐに フロアの反対側で働く クールビューティーな同僚が 小走りでこちらにやってきた。まっすぐに私の所へ来て みてみて!と手を出した。 中指に光る指輪を指して 「これね、犬の足跡なの! かわいいでしょ?!」 と満面の笑顔で息を弾ませる。今月の初旬に彼女と一緒に 初めて出かけてから 距離感が近くなった。 職場で挨拶を交わすときの 彼女の表情に親しみ度合いが増した。停電でアイロン作業ができないスキに チャンス!とひらめいて まっすぐに指輪を見せに来た そのキラキラした瞳が 可愛くて鼻血が出そうだった(笑)スタイルがよくておしゃれな彼女は まさにクールビューティー…

  • たったひとりのために

    大勢からの喝采や承認を 糧にしたいと感じられない。 どうしてもこれだけは 成し遂げたいという 個の欲求が薄い。なにかに夢中になれる きっかけはたいてい たったひとりのだれかのため。なにがなんでも その人の期待に応えたいとか 笑顔をみたいとか そんな重い感覚ではない。これ好きなんだよね、とか あれ食べたいな、なんていう 軽い言葉に反応する。じゃあやってみようかな っていう気軽な感じ。これが運命!宿命!天命! みたいな重さはない。先日ふとパートナーが言った。 「この曲弾いてみたいな」彼も幼い頃ピアノを習っていた。 代表的な習い事と言えば そろばん・習字・ピアノ・公文 という世代に育った私も 小さい…

  • なぜ瞳を閉じるのか

    たとえアイコンひとつにも その人の心理ははっきり現れる。 まっすぐ正面を見つめる写真や イラストを私は使わない。フェイスブックもインスタも 他の場所でもアイコンに 正面写真や瞳を見開いたものは いっさい使っていない。 猫の写真以外は。それには訳がある。 意識的にそうしている。心の目が開いているから 凝視する必要がない限り 瞳をやや閉じがちにしている。 肉眼の視力もむちゃくちゃ良好。「みえすぎる」というのは 心地よいことばかりではない。今日から交際を始めるという 本来ならば心躍る瞬間に いずれやってくる 別れの気配がみえたら 手放しで喜べない。騙すわけではなくても この人の側にいたら きっといず…

  • 不味くても食べられるだけマシなのか?それとも食べないほうがマトモなのか?

    これを人間関係にあてはめたら 「食べない」方がいい。 近くに居たらどんどん 体調が悪くなるような関係ならば さっさと離れるのが賢明。後味悪い人と群れるより ひとりの時間を豊かに過ごすと 心身も頭もほぐれる。ただし多少の違和感を 感じることで学びにもなる。 不味い人間関係は 美味しい関係を再認識させてくれる。仕事にあてはめたら 「割り切り思考」で 無我の境地でやると楽。必要に駆られてやる 美味しくない仕事でも 「とりあえず」ならば なんとでもなる。出口が見えないとき ヒトはパニックになったり 病んだりする。いつ終わるかわからないタスク。 延々と続く単調作業。一生このままなのか?と 自分に問いかけ…

  • 水をまく体験

    息子達がまだ小学生の頃 近所の店の駐車場に 苗木が植えられた。ひょろひょろとした まだ根の張りが少ない木々は その年の暑さにあっという間に やられてしまいそうだった。私達は夜に水をまいた。 近くの消化栓をひねり 大きなバケツを水で満たし 近所の数家族がほぼ毎晩 わっせわっせと水を運んだ。誰が言い出しだのだろう。 私だったかもしれない。 記憶はおぼろげ。結局その苗木達は 大地に根を伸ばすことなく すべて枯れてしまった。もし育っていたら きっと駐車場に木陰を作り 真夏には重宝されていただろう。ふと思う。そういう実らなかった理想を 描きながら身体を動かした体験は 子供達にどのような財産を もたらした…

  • 男は目の前にあるものが見えない

    冷蔵庫を開けた男達が 〇〇どこ?と聞く。 目の前にあるから 「まっすぐ前をみて」と答える。元旦那や息子達と暮していた頃の謎が 昨日仕事場で解けた。針仕事の職場には 経営者家族のメンバー以外 男性はいない女の園。 けれども仕事中に発揮されるのは 女であっても主に男性性。男は目的に向かって行動する。 女は受け取り守り育てる。肉体の性別だけではない。行動・能動は男性性。 保持・受動は女性性。単純化すれば生殖器官に すばりそのまま現れている。だから男は目の前にある物よりも 遠くを目指したり見ることが 必要だし得意なのだ。 目的や目標がないと日々のハリを 感じにくい狩猟生活が基盤。女は受け取り守り育てる…

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