通りすがり さん プロフィール

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通りすがりさん: 黒夜行
ハンドル名通りすがり さん
ブログタイトル黒夜行
ブログURLhttp://blacknightgo.blog.fc2.com/
サイト紹介文基本的には本の感想です。映画評や乃木坂46の記事もあります。短歌や資格の勉強法や英語の勉強法も。
自由文サイトに来ていただいたら、プロフィール欄の「サイト全体の索引」から気になる記事を探して下さい。「この本は、こんな人に読んで欲しい!!」「管理人自身が選ぶ良記事リスト」「アクセス数ランキングトップ50」辺りから入るのがいいかもしれません。乃木坂46に関する記事もおすすめです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供246回 / 365日(平均4.7回/週) - 参加 2016/02/03 00:00

通りすがり さんのブログ記事

  • 「判決、ふたつの希望」を観に行ってきました
  • この映画を観るには、僕にはちょっと知識が無さすぎた。それでも、凄い映画だということは分かる。見て良かった。個人には、どうにもならないことがある。例えば、「災害」などはその最たるものだろう。もちろん、自然災害にも、「人災」に近いものはあるかもしれない。地球温暖化など、人間が地球に負担を掛けていることが、遠回りして自然災害として僕らに返ってきている、ということはあるだろう。しかしそうである場合、先進国 [続きを読む]
  • 熟練校閲者が教える間違えやすい日本語実例集(講談社校閲部)
  • 内容的には、まさにタイトルのまんま、という感じです。面白かった!タイトルの話で言えば、本書の親本のタイトルは「日本語課外講座 名門校に席をおくな!」だったそうです。「席」の部分に赤丸がされていて、ここが間違っているよ、ということなんだけど分かりますか?答えは「籍」。これは、本書に登場する校閲者の一人が、かつて気づかずに通してしまった間違いだそうです。で、こんなタイトルにしたばっかりに、書店で進学コ [続きを読む]
  • 「クワイエットプレイス」を観に行ってきました
  • いやぁ、怖かった!!ストーリーとか設定とかそういうことじゃなくて、とにかく「怖がらせること」「驚かせること」に異様に特化した映画だな、と思います。面白かった。物語は、リトルフォールズという名前の荒廃した街から始まる。信号は消え、店先には行方不明者の顔写真が大量に貼られている。街中には、ほぼ人影はない。内部がぐちゃぐちゃになっている薬局に、一組の家族がいる。長男の具合が悪く、薬を探しているのだ。長女 [続きを読む]
  • 無痛の子(リサ・ガードナー)
  • 欠損は、その重要性を浮き彫りにする。【急に腹が立ってきた。自分の呪われた遺伝子に。このおかげで、わたしは永遠にのけ者だ。わたしが何をなげうってでも感じたい、たったひとつの感覚に苦しむ患者たちとすごしていても、わたしの世界には安全を守ってくれるメルヴィンはいない。だからすべてを拒絶しなければならない。趣味も、浜辺を散歩することも。愛も。子供も。子猫も。わたしはビニールに包まれたおもちゃのようなものだ [続きを読む]
  • ベルリンは晴れているか(深緑野分)
  • 凄い作品だと思う。けど、面白いかと言われると、悩む。内容に入ろうと思います。舞台は、1945年、四カ国による分割統治下に置かれたベルリン。主人公のアウグステは、アメリカ軍の食堂「フィフティ・スターズ」で働くドイツ人少女だ。ヒトラーは2ヶ月前に自殺し、ドイツは降伏した。今は、アメリカやソヴィエトなどが、この国を支配している。仕事を終えて疲れて家に帰った。すると憲兵がやってきて、彼女を連れ出してしまう。連 [続きを読む]
  • 「ウィンド・リバー」を観に行ってきました
  • 内容に入ろうと思います。ワイオミング州にある、ネイティブアメリカンの保留地である「ウィンド・リバー」。ここでは、ネイティブアメリカンの少女たちがよく殺される。野生生物局のコリーは、この地で猛獣などを駆除する仕事をしている。雪深い山岳地帯で、静寂以外何もない土地。そこで彼は仕事中、少女の死体を発見する。少女は雪に埋もれた状態で、裸足だった。死因は、マイナス30度にもなる冷気を走りながら一気に吸い込んだ [続きを読む]
  • 「食べる女」を観に行ってきました
  • 内容に入ろうと思います。この映画は、微妙に日常が交錯するたくさんの女性たちの、「食べること」を通じた生活を描き出す物語です。メインの舞台となるのは、古本屋「モチの家」を営みながら小説家として生計を立てる敦子。幼馴染で、ごはん屋「道草」の女将である美冬と共に料理好きで、女友達を呼んでは料理を振る舞っている。よくいるのは、敦子の担当編集者である圭子と、制作会社でアシスタントプロデューサーをする実子。実 [続きを読む]
  • ヒキコモリ漂流記(山田ルイ53世)
  • 本書は、最初から最後まで実に面白い作品だが、一番良いことは最後の最後に書いてある。【殆どの人間は、ナンバーワンでもオンリーワンでもない。本当は、何も取柄が無い人間だっている。無駄や失敗に塗れた日々を過ごす人間も少なくない。そんな人間が、ただ生きていても、責められることがない社会…それこそが正常だと置くは思うのだ】これは本当にその通りだなと思う。もちろんこれは、自分への非難も含んでいるわけだけど。僕 [続きを読む]
  • 「響 HIBIKI」を観に行ってきました
  • 才能というのはある。そしてそれは、努力では立ち向かえない。それを僕は、「数学」という学問を通じて感じることがある。僕は数学が好きで、有名な定理が証明された過程を描くノンフィクションなんかを結構読んでいる。そもそも扱われている定理自体が難しい場合もあるのだけど、ものによっては、定理そのものを理解するだけなら簡単、というものもある。しかし、それを証明するとなると、まったく別の話だ。最近僕が好きな話があ [続きを読む]
  • 草紙屋薬楽堂ふしぎ始末(平谷美樹)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、4編の短編が収録された連作短編集です。まずは全体の設定から。舞台は、薬楽堂という本屋。当時の本屋は出版も行っていて、薬楽堂には本能寺無念という戯作者が居候していた。時々店番をしながら戯作を書くのだ。そこへやってきたのが鉢野金魚(きんとと)という珍妙な名前の女。戯作を書いたから出版させてやろう、という、なかなか居丈高な女である。この無念と金魚が、なんの因果か、近隣で起 [続きを読む]
  • 「君の膵臓がたべたい(アニメ)」を観に行ってきました
  • しかし、ストーリーは全部分かってるのに、相変わらず泣けるなぁ、キミスイは。今まで色んな物語に触れてきて、たまに「自分に似てるな」と感じるキャラクターが出てくるのだけど、キミスイの主人公ほど似てると感じるキャラクターは、なかなかいないような気がする。一見、「キミスイの僕」と「僕」は全然違うように見えるだろう。「僕」は、割と社交性もあるし、人との関わりを遮断していない。小説はたくさん読んでいるけど、「 [続きを読む]
  • ブルックリンの少女(ギョーム・ミュッソ)
  • 内容に入ろうと思います。人気小説家であるラファエルは、婚約者であるアンナとの結婚式を3週間後に控え、南フランスで休暇を楽しんでいた。そこでラファエルは、アンナに再度同じ話を蒸し返すことになる。君の過去を教えて欲しい、と。ラファエルは、結婚した女性とすぐに別れてしまい、その時の子どもを自分で育てるシングルファーザーだった。その時の経験がトラウマとなり、相手のことをより深く知りたいと思うのだが、アンナ [続きを読む]
  • 「MEG ザ・モンスター」を観に行ってきました
  • 面白かったなぁ!中国の沖合200マイルのところにある「マナ・ワン海洋研究所」は、アメリカ人の富豪・モリスを資金源に、世界一の研究設備が整えられている。海中に設置された施設では様々研究が行われているが、今回モリスを研究所に呼んだのには訳がある。長年の仮説を検証するために潜行を行うのだ。これまで世界一深い場所はマリアナ海溝だと思われていた。しかし研究所所長は、海底だと思っていた場所は実は硫化水素が堆積し [続きを読む]
  • 「四月の永い夢」を観に行ってきました
  • 結構好きな映画でした。冒頭、これはちょっと失敗かなぁ、と正直思いました。ちょっとポエムっぽい感じの、雰囲気良い系の映像から始まってて、ちょっとうわぁって思っちゃいました。でも、最後まで見て、僕的には結構好きな映画だったなと思いました。ストーリーらしいストーリーはほぼない、と言っていいです。主人公の瀧本初海は、蕎麦屋でアルバイトをしている。休日には、マンガを読み、ラジオを聴くという割と地味な生活で、 [続きを読む]
  • 「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」を観に行ってきました
  • 200年ほど前、アメリカ南部では奴隷制度が当然のものとしてあった。誰もが、奴隷制度は正しいものだと考えていた。奴隷には人権などないし、モノと同じように扱っていいのだ、と考えていた。今そんなことを言う人間がいたら、頭がおかしいと思われるだろう。しかし同じようなことは、色んな場所で起こっている。例えば経営者の中には、従業員を死ぬほどこき使って働かせてもよい、と考えている人がいる。そういう会社はブラック企 [続きを読む]
  • 「検察側の罪人」を観に行ってきました
  • 「正しい」という言葉を、僕はなかなか使いにくい。最近飲みに行くようになった人がいる。東北大学の歯学部を出た人で、とても話が合う人なのだけど、その人と研究的な話になると、その人は必ず「確からしい」という表現を使う。実にしっくりくる表現だ。科学の世界に「絶対」は存在しない。そこが数学との一番大きな違いだ。科学では、すべての言説が「仮説」である。どれほど多くの実験が重ねられ、どれほど多くの人がその正しさ [続きを読む]
  • 死ぬこと以外かすり傷(箕輪厚介)
  • 内容に触れる前に、まず、僕なりの本書のオススメの読み方について書いてみよう。それは、「行動」と「思考」を分けて読む、ということだ。著者のことは、本書を読んで初めて知った。僕としては、著者が本書で書かれていることを鵜呑みにする他ないが、彼が本書で書いている「行動」は、ちょっとイカれている。ちょっとどころではないだろう。だいぶイカれていると言っていい。高校時代は、机の上で亀を飼っていたらしい。早稲田大 [続きを読む]
  • 「ペンギン・ハイウェイ」を観に行ってきました
  • メッチャ面白いな!ペンギン・ハイウェイ!原作も読んだけど、大分昔(8年ぐらい前)だから、ストーリーはまったく覚えていなかった。自分のブログを読み返すと、ストーリー的には割とちゃんと原作に忠実なようだ。<ぼく>(青山くん)は、小学四年生。大人になるまで、あと3888日掛かる。普段から様々な研究対象を持っていて、今はクラスメイトのウチダ君と「プロジェクトアマゾン」という、川の源流を探す研究をしている。他に [続きを読む]
  • 勝ちすぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇(中村計)
  • 高校野球には、特に興味はない。今年は、秋田の金足農が甲子園を大いに沸かせた。夜のニュース番組を適当に見流していただけだからちゃんとは分からないけど、公立高校で下馬評が高いわけでもない高校が、何度も奇跡の逆転劇を演じ、決勝戦では、「最強世代」と呼ばれる大阪桐蔭と対戦し、敗れはしたが、秋田を中心に甲子園は大いに盛り上がった。大阪桐蔭が優勝の報告を朝日新聞本社で行った様子をテレビで見たが、大阪桐蔭の監督 [続きを読む]
  • 宇宙が始まる前には何があったのか?(ローレンス・クラウス)
  • 超面白かった!本書は、アメリカでも屈指の物理学者であり、また一般向けの物理学の本も多数執筆している著者による、宇宙論の本である。本書の原題の副題は「WHY THERE IS SOMETHING RATHER THAN NOTHING」であり、本書ではこれを「なぜ何もないのではなく、何かがあるのだろうか?」と訳している。まえがきで著者は、この不用意にこんな副題を付けたことを後悔している。何故なら、「WHY」と「NOTHING」が論争を引き起こすからだ [続きを読む]
  • 夜明けのカノープス(穂高明)
  • 内容に入ろうと思います。教師の道を諦め、社員30人ほどの教育系出版社・すこやか出版で契約社員として働き始めた映子。本作りに関わるわけではなく、日々雑用のような仕事ばかりであることに、少し倦んでいる。そんなある日、ひょんなことから会社で、あの人の名前を耳にした。安川登志彦。あなた、知らないわよね?と、見下されたように言われたのもあった。つい、勢いで、「遠い親戚です」と答えてしまった。そうやって映子は、 [続きを読む]