通りすがり さん プロフィール

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通りすがりさん: 黒夜行
ハンドル名通りすがり さん
ブログタイトル黒夜行
ブログURLhttp://blacknightgo.blog.fc2.com/
サイト紹介文基本的には本の感想です。映画評や乃木坂46の記事もあります。短歌や資格の勉強法や英語の勉強法も。
自由文サイトに来ていただいたら、プロフィール欄の「サイト全体の索引」から気になる記事を探して下さい。「この本は、こんな人に読んで欲しい!!」「管理人自身が選ぶ良記事リスト」「アクセス数ランキングトップ50」辺りから入るのがいいかもしれません。乃木坂46に関する記事もおすすめです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供247回 / 365日(平均4.7回/週) - 参加 2016/02/03 00:00

通りすがり さんのブログ記事

  • 勝ちすぎた監督 駒大苫小牧幻の三連覇(中村計)
  • 高校野球には、特に興味はない。今年は、秋田の金足農が甲子園を大いに沸かせた。夜のニュース番組を適当に見流していただけだからちゃんとは分からないけど、公立高校で下馬評が高いわけでもない高校が、何度も奇跡の逆転劇を演じ、決勝戦では、「最強世代」と呼ばれる大阪桐蔭と対戦し、敗れはしたが、秋田を中心に甲子園は大いに盛り上がった。大阪桐蔭が優勝の報告を朝日新聞本社で行った様子をテレビで見たが、大阪桐蔭の監督 [続きを読む]
  • 宇宙が始まる前には何があったのか?(ローレンス・クラウス)
  • 超面白かった!本書は、アメリカでも屈指の物理学者であり、また一般向けの物理学の本も多数執筆している著者による、宇宙論の本である。本書の原題の副題は「WHY THERE IS SOMETHING RATHER THAN NOTHING」であり、本書ではこれを「なぜ何もないのではなく、何かがあるのだろうか?」と訳している。まえがきで著者は、この不用意にこんな副題を付けたことを後悔している。何故なら、「WHY」と「NOTHING」が論争を引き起こすからだ [続きを読む]
  • 夜明けのカノープス(穂高明)
  • 内容に入ろうと思います。教師の道を諦め、社員30人ほどの教育系出版社・すこやか出版で契約社員として働き始めた映子。本作りに関わるわけではなく、日々雑用のような仕事ばかりであることに、少し倦んでいる。そんなある日、ひょんなことから会社で、あの人の名前を耳にした。安川登志彦。あなた、知らないわよね?と、見下されたように言われたのもあった。つい、勢いで、「遠い親戚です」と答えてしまった。そうやって映子は、 [続きを読む]
  • 自画像(朝比奈あすか)
  • 「美しさ」について考える時、僕がいつも思い浮かべてしまう文章がある。桜庭一樹「少女と七人の可愛そうな大人」という小説の一節だ。『異性からちやほやされたくもなければ、恋に興味もなく、男社会をうまく渡り歩きたくもなければ、他人から注目されたくもないのに、しかし美しいという場合、その美しさは余る。過剰にして余分であるだけの、ただの贅肉である。しかも、その悩みは誰にも打ち明けることが出来ない。過剰に持つも [続きを読む]
  • 三日間の幸福(三秋縋)
  • 僕は、人生を諦めたところから、自分の人生が再スタートした、と感じている。昔の僕は、「THE 王道」のような人生を“歩まなければならない”と思い込んでいた。なんでそう思い込んでいたのか覚えていないが、それ以外の人生を知らなかったし、それ以外の人生を歩むことは真っ当ではない、と何故か感じていたのだろう。僕の中の「THE 王道」の人生のイメージはこうだ。良い大学に入って、良い就職をして、結婚して子どもをもうけ [続きを読む]
  • 「カメラを止めるな!」を観に行ってきました
  • 噂に違わず、面白い映画でした!※以下基本的には、予告で流れている情報のみを使ってあれこれ書くつもりです。なので、既に予告を見ているという方にはネタバレにはならないと思います。予告の情報さえ知りたくない、という方は、以下の文章を読まない方がいいでしょう。予告で既に、この映画は二部構成である、ということが明らかにされます。前半は、廃墟でゾンビ映画を撮影している時に本物のゾンビが現れてしまった、という設 [続きを読む]
  • 「オーシャンズ8」を観に行ってきました
  • こういう大作ハリウッド映画はあんまり見ないですけど、久々に見て、面白いなぁ、と思いました。内容に入ろうと思います。かつてハメられて刑務所行きとなったデビー・オーシャンは、仮釈放されるとすぐさま行動に移した。彼女には、刑務所にいた期間、5年8ヶ月と12日の間ずっと考え続けてきた計画があった。1000回以上シミュレーションをし、欠点を修正し続けたその計画を実行に移すため、まずはルーの元を訪れた。その計画は、1 [続きを読む]
  • 復活力(サンドウィッチマン)
  • 正直、この感想で書きたいことはあまり浮かばないのだけど、でも本書は凄く良い本だった。サンドウィッチマンの二人が、かなり子ども時代から遡って自分たちのことを振り返り、敗者復活戦からM-1で優勝するまでの軌跡を描いていく作品だ。本書で一番印象深かったのは、こんな文章だ。『M-1チャンピオンになる前の僕らを、敗者だと言いたい奴には、言わせておこう。名もなく、稼ぎもない年月を過ごしてきた僕らは、わかっている。敗 [続きを読む]
  • 増補版 子どもと貧困(朝日新聞取材班)
  • 本書は、朝日新聞に連載された子どもの貧困に関する記事を再編集したものだ。本書を読むと、現状の厳しさが非常によく分かる。ただ、この感想では、「いかに今子どもの貧困が深刻化しているか」という観点からは書かない。それは、是非本書を読んで欲しい。僕がこの感想の中で書くつもりなのは、「その現状に対して、僕らに何が出来るのか」という部分だ。結局のところ、現状を理解しただけではどうにもならないからだ。さて、本書 [続きを読む]
  • 贖い(五十嵐貴久)
  • 過去のことは、すぐに忘れてしまう。小中高大学時代のことなど、もうほとんど覚えていない。働き始めた頃のこともだし、数年前のことさえ怪しい。だから、過去の僕のことを覚えている人と話すと、驚かされることになる。自分がすっかり忘れてしまっていることなら、なおさらだ。人から聞く過去の自分は、自分ではないような気分にさせられることさえある。そんなことしたっけ?そんなこと言ったっけ?そんな気分になる。でも、誰か [続きを読む]
  • 歪んだ波紋(塩田武士)
  • 「正しさ」は、常にそれを判断するための「基準」とセットだ。そうあるべきだ。しかし僕らは、そのことを忘れてしまいがちな、もっと言えば、忘れてしまえるよのなかに生き始めている。「正しさ」の「基準」について考える時、僕はいつも戦争のことを考える。僕らは今、「人を殺してはいけない世界」に住んでいる。当たり前だ。それが「正しい」と、僕らは何の疑問もなく感じている。もちろん人を殺す人間はいつの世にも現れるが、 [続きを読む]
  • 「焼肉ドラゴン」を観に行ってきました
  • 僕らの生活は基本的に、誰かの・何かの都合の上に成り立っている。生活が安定している場合、その誰か・何かは見えない。しかし、ちょっとしたことで、それはスッと姿を現す。その時に初めて、自分の生活が、自分の意思ではどうにもならないものの上に成り立っているということに気付かされることになるのだ。それは、どこに住んでいるどんな人にも起こりうる。自治体が原発を誘致するかもしれないし、空き家が増えたことで治安が悪 [続きを読む]
  • 「未来のミライ」を観に行ってきました
  • 昔、何で読んだか(あるいは見たのか)覚えてないんだけど(確か、ヒッチコックの映画絡みだったような気がするんだけど)、「物語」というもの全般に対して、こういう考え方に触れた機会がある。【物語というのは、読んでいる人(あるいは見ている人)がある程度先を予測出来なければならない。「きっとこうなるんだろう」という想像が生まれれば、その通り進めば安堵をもたらすし、裏切れば驚きを与えられる】なるほど、という感 [続きを読む]
  • 友だち幻想 人と人の<つながり>を考える(菅野仁)
  • 現在ベストセラーとなっている作品である。先に書いておくと、本書に書かれている内容は、僕個人としては、「まあそうだよなぁ」と感じるものばかりだった。僕は、本書に書かれているようなことを、既に10年くらい前に自力で考えていたし、5年位前には、他人に対して言語化出来るぐらいにはなっていたと思う。それぐらい、気づいている人からすれば「当たり前」のことが書かれている。しかし同時に、僕は、本書に書かれているよう [続きを読む]
  • 鈴の神さま(知野みさき)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、5つの短編が収録された連作短編集です。「鈴の神さま」冬弥は、ピアノの練習の件で母親と喧嘩し、しばらく四国にある祖父の家に身を寄せることになった。ピアノの練習を毎日するのは絶対だったから遠出する機会はあまりなかった。ピアノを嫌いになったわけではないけど、気分転換に、ウマが合う祖父と一緒に住むのはいいだろう。祖父はかつて家具のバイヤーをやっていて、世界中を飛び回っていた [続きを読む]
  • 雨の鎮魂歌(沢村鐵)
  • 内容に入ろうと思います。舞台は渡里東中学。仁木徹也は仲間たちと一緒に普段と同じような時間を過ごしていた。生徒会に入った橘路子・古館英明・一村和人とは昔のような関係のまま、とはいかなくて、特に心を寄せる路子との関係は、徹也にとって悩ましいものだった。一村がしばらく学校に来ておらず、見舞いに行っても姿を見ることが出来なかった。そしてある日、旧校舎で一村が死体で発見される。時を同じくして、理科教師である [続きを読む]
  • 「天命の城」を観に行ってきました
  • 誇りのために死を選ぶか?それとも、恥辱とともに生きるのか?これは、置かれた状況によって答え方が変わる。少なくとも僕は。死んだり生きたりするのが僕一人なのであれば、まあ死を選んでもいいか、と思う。特別強く生きたいと思っているわけではないので、わざわざ恥辱に耐えてまで生きる気力はない。誇りのために死を選ぶ、という積極性ではなく、恥辱がめんどくさいから死ぬ、というような判断をするだろう。しかし、死んだり [続きを読む]
  • 福井モデル 未来は地方から始まる(藤吉雅春)
  • 非常に面白い一冊だった。これは、都会・地方を問わず、さらに行政に関わる者であるかどうかに関わらず、みんなが読んだ方がいい本だろう。何故なら、本書を大雑把にまとめると、「改革をするためには、危機意識を共有しなければならない」となるからだ。本書は、ある意味で「解法」が載っている本かもしれない。でも、地域ごとに問題や状況は異なるわけで、本書で描かれていることをそのままやろうとしても、やはりうまくはいかな [続きを読む]
  • 「モリのいる場所」を観に行ってきました
  • 内容に入ろうと思います。時代は、ドリフターズが全盛期の頃。熊谷守一(モリ)は、日々自宅の庭を探検している。時に寝転んでアリを眺め、時に切り株に座って石を眺め、そうやって30年間、この庭からほとんど出ることなく過ごしてきた。金や名誉に一切興味を持たず、ただ庭の生命を眺め、それを絵に描いて暮らした。屋号を看板に書いてくれと頼まれても、好きな文字しか書かないと断り、文化勲章をあげると言われても断った。家に [続きを読む]
  • ウルトラマン誕生(実相寺昭雄)
  • 内容に入ろうと思います。本書は、ウルトラシリーズの第一弾である「ウルトラQ」で脚本家として関わり(実際、「ウルトラQ」内では形にならなかったが)、その後のウルトラシリーズで演出や監督を務めた著者が、かつての円谷プロの周辺にいた人々を取材したり、自分の経験を振り返ったりして、ウルトラマンというヒーローがどう生み出され、その陰にどんな努力があったのかを描き出す作品です。元々「ウルトラマンのできるまで」と [続きを読む]
  • 「マルクス・エンゲルス」を観に行ってきました
  • 内容に入ろうと思います。19世紀初頭、ヨーロッパは絶対王政の元、資本家が労働階級を搾取する、階級社会がはびこっていた。資本家は、子供でさえも薄給で働かせ、仕事で怪我をすれば解雇するという使い捨てだ。労働階級は生活していくのがやっとで、一方資本家は益々肥え太る。カール・マルクスは、裕福ではない生活の中、新聞に記事を書いたりして糊口をしのいでいる。体制を批判するような記事を書いて逮捕されたりもする。一方 [続きを読む]
  • 天を衝く 秀吉に喧嘩を売った男・九戸政実(高橋克彦)
  • いやはや、凄い作品だった!凄すぎた!「火怨」もべらぼうに面白かったけど、「天を衝く」も驚異的に面白かった!九戸政実、という武将がメインで描かれる物語だ。読めば誰もが、こんな男の元で働きたい、それが出来るなら多くのものを擲ってもいい、と思うのではないか。僕は読みながら、ずっとそんな風に思っていた。この男の元でなら、死んでもいいな、と。彼の凄さは簡単には描けない。あとがきで著者が、ずっと九戸政実のこと [続きを読む]
  • くらまし屋稼業(今村翔吾)
  • 内容に入ろうと思います。江戸に、こんな噂がある。金さえ払えば、どんな状況下であっても行方を晦ませる手段を持つ者がいる、と。それは「くらまし屋」と呼ばれ、様々な、本当かどうか定かではない噂の尾ひれを付けながら、巷間の話題に上っている。江戸の町で裏稼業をしている万次と喜八は、親分である丑藏を裏切って、集金の後に江戸を出奔する計画を立てた。二人は人前では喋らず、万次の女であるお利根が働いている小料理屋で [続きを読む]
  • 「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」を観に行ってきました
  • いやー、凄いな。これが実話をベースにしている、ってのが凄い。僕は、「夢はいつか叶う」とか「努力は決して裏切らない」みたいな言葉が好きじゃない。だって、そんなわけないだろう、と思う。どれだけ努力したって夢が叶わない人間はたくさんいる(それでも「夢はいつか叶う」という言説が強さを持つのは、それが夢を叶えた者が口にした言葉だからだ)。いくら努力したって、ムリなものはムリだ。人生には、自分の適性を見極め、 [続きを読む]