てんてん さん プロフィール

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てんてんさん: てんてんの記
ハンドル名てんてん さん
ブログタイトルてんてんの記
ブログURLhttp://tenten0323.seesaa.net/
サイト紹介文古田史観にはまりそう! 読書、かな書道、陶芸を楽しんでいます。若冲、北斎が好き。
自由文河井寛次郎の生き方を尊敬しています。ろくろを回しているとき、筆を持っているときが至福の時間です。http://tenten0323.seesaa.net/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供252回 / 365日(平均4.8回/週) - 参加 2016/02/04 22:45

てんてん さんのブログ記事

  • 徂徠が疎外されて
  • 本日は、佐藤雅美氏の「知の巨人 荻生徂徠伝」である。荻生徂徠といえば、赤穂浪士に対しての処罰裁定論議で切腹主張をしたこと、と「梅が香や 隣は荻生総右衛門」程度しか知らなかったが、佐藤氏が書いているので、評伝的小説なのかなと思って借りてきた。例によって読みながら、「ほー」、「そんなことも」と思ったことを紹介することに。時は綱吉の時代でこの方は、非常に学問が好きなことは聞いていたが、側近も学問好きを集め、これ [続きを読む]
  • 水聲微
  • 江戸の幕末の儒学者で漢詩人、広瀬旭荘の「冬夜不眠起歩庭」から、先月第3月曜日のつづき水聲(すいせい)微(かすか)なる処 當琴聴(ことをあててきく)樹影疎(まばら)なる時 作画看(がをつくりてみる) [続きを読む]
  • 歴史小説と仮説活用
  • はじめての古代史 25本日は古田武彦氏の古代史コレクション4「邪馬壹国の論理」である。第一巻から読んでくると、ほとんど言い尽くされており、新たな異説なるものはなくなってきている。それでも何か書かなければと思いながらパソコンに向かっている。この第4巻の本編の半分の200ページは、「記・紀」を造作したものとかたづけ、また、安易な「原文改定」や「実在資料の無視」することによって成り立つ戦後古代史学への疑問が縷々書きつ [続きを読む]
  • 最初に自動車を作った栄誉は誰に
  • 本日は、橋本毅彦氏の「近代発明家列伝 世界を繋いだ九つの技術」である。大航海時代、産業革命前夜から月へ着陸までの9つの技術開発にかかる方々のお話である。例によって読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず、船でも使える時計についてである。17世紀には、ガリレオが振り子の一往復の等時性を発見し、それを発展させて振り子時計が発明されたが、船では使えなかったためである。イギリスにおいて [続きを読む]
  • 占い恐るべし
  • 本日は、佐野真一氏の「凡才伝」である。政治家で凡才といえば、皆さんご想像のとおり小渕恵三氏である。その方の評伝である。例によって、読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったエピソードを中心に紹介することにする。この凡才伝」は、佐野氏が直接、長時間にわたる小渕氏にインタビューをし、また100名あまりの関係者からの話を聞いてのものである。読む前に、佐野氏、橋下徹週刊朝日特集記事事件は結局和解した記事を見た記憶が [続きを読む]
  • 村雨
  • 日本大百科全書(ニッポニカ)によると、「村雨」とは、降り方が激しかったり、弱くなったりする雨をいう。気象の用語では驟雨がこれにあたる。群雨、叢雨、不等雨とも書かれる。地方によっては夕立の意味に用いられる。とある。 [続きを読む]
  • 「神」にも左遷がある
  • はじめての古代史 24本日は、直木孝次郎古代を語る 4「伊勢神宮と古代の神々」である。あとがきにあるように、氏は大学に入って最初に取り組んだのは法隆寺のことであったが、続いて伊勢神宮に興味を持ち、京都大学史学科の卒業論文は、伊勢神宮のこと以外に、古代の神観念はアニミズム(精霊信仰)やナチュリズム(自然崇拝)の段階を経て、6世紀頃に氏神信仰を含む人格信仰に至る仏教伝来以前の固有信仰の発展を論じたという。いつも [続きを読む]
  • 教科書の中の宗教分離
  •  本日は、藤原聖子氏の「教科書の中の宗教―この奇妙な実態」である。氏は、世界の公教育の中で宗教はどのように取り扱われているかを研究している方である。この本の目的も、教科書の中で、政教分離が守られているか否か、というより既にすべての教科書がこの原則を踏みにじっている現実を明らかにしたいということで、そこから各国の教科書を比較しながら、今後「どうあるべきか、そもそも中立的に宗教を語ることは可能なのか」を語 [続きを読む]
  • 祈りの旅路
  • 本日は、先週の続き(水曜日の投稿)、工藤美代子の「皇后の真実」である。先週の第一期のいじめに続いて、今週は美智子妃に対するマスコミからの第二陣のいじめである。 このいじめは、工藤氏の表現を借りれば「劇場型バッシング」といわれるもので、「週刊文春」「サンデー毎日」「宝島30」に代表される雑誌による皇室批判である。 批判者、コメンテーターは、浜尾前侍従、大内糾(宮内庁勤務、仮名)である。内容は、美智子皇后が① 女帝の [続きを読む]
  • 「改新」と「維新」1000年を超えての類似性
  • はじめての古代史 30今日は日曜日で「歴史の日」。本日は、NHKスペシャルのディレクター谷口雅一氏の「『大化改新』隠された真相」−蘇我氏は本当に逆臣だったかーである。2007年にNHK総合テレビで放映された「大化改新 隠された真相~飛鳥発掘調査報告~」では、テレビ放映の構成上、映像メディアの特性上割愛せざるを得なかった内容を盛り込みながら書き下ろされたものである。「なぜ蘇我氏は逆臣にされてしまったのか。飛鳥・甘樫丘の [続きを読む]
  • 甲子園でのインタビュー
  • 本日は、山本浩氏の「スポーツアナウンサー 実況の神髄」である。小生、何を間違ったか、アナウンサーが実況をするにあたっての失敗談やら面白いエピソードなどが書かれているものと一人合点して借りてきてしまったものである。本書は、極めて専門的な、これからアナウンサーを目指す方々や実際ラジオ・テレビ等でアナウンスに携わっている方等を対象に書かれているもののようで、専門用語もありとても手に負える本ではなかった。し [続きを読む]
  • 「いじめ」、ここまでするか。<br />
  • 女流シリーズ 34 本日は、工藤美代子氏の「皇后の真実」である。 美智子皇后の生い立ちから、パラオでの慰霊の旅まで丁寧に書かれている。 この本が、他の美智子妃本はいざ知らず、決してバッシング本ではないことは、題名の「皇后の真実」と謳ってることからもわかるが、書かれている内容は、美智子皇后が気の毒になるほどに「いじめ」にいかにして堪えてこられて、今日に至ったかが、450頁の本の中で、半分以上はこのいじめにつ [続きを読む]
  • 日本文化の本質は『日記』の中に。
  • 今日は日曜日「歴史の日」です。本日は、倉本一宏氏の「藤原道長『御堂関白記』を読む」である。倉本氏は、この「御堂関白記」を、ユネスコの世界記憶遺産に登録を申請する際、推薦文を書いたお一人だそうである。幸い、ユネスコに登録された。関西では、連日取材も受けたが、同じ時期に「富士山」が世界遺産に登録されたため、日本中の目はそちらにいってしまったためか、あまり話題にもならず少々残念がっている様子である。例によって、 [続きを読む]
  • 「解釈」が必要なのは?
  •  本日は、高橋源一郎氏の「読んじゃいなよ!」である。明治学院大学の国際学部教授をしている高橋氏のゼミで指定の「岩波新書」を徹底的に読み、それを書いた本人を呼んで、ゼミ生達が思い思いに読んだ感想を述べさせ、質問をする形で進行させている。選ばれているのは鷲田清一氏の「哲学の使い方」、長谷部恭男氏の「憲法とは何か」そして伊藤比呂美氏の「女の一生」である。例の如く読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介する [続きを読む]
  • 「孤高」と「孤独」の違い
  • 女流・妻シリーズ 33本日は瀬戸内寂聴氏の「孤高の人」である。瀬戸内氏の評伝を読んで、氏が書かれている評伝を何冊か読んでみようと思ったうちの一冊である。この評伝の対象は、ロシア文学翻訳者の湯浅芳子氏である。最初から最後まで、氏は殖財には長けていたが、遣うのはけちで、先輩に面と向かってはおべんちゃらをいうけれども、影では聞くも堪えない言葉でけなしている様を“これでもか”と書いている。その裏付け作業の半分 [続きを読む]
  • 「スメラミコト」
  • はじめての古代史 29今日は日曜日、「歴史の日」で、本日は中央公論社の「古代国家と日本」である。日本の古代シリーズの第15巻である。難しそうな本で、全巻通して読むのは、ちょっとつらいようなということで、先週は、このシリーズ本の「別巻」を読んで投稿したが、15巻目も題名につられて借りてきた。このシリーズは、京都大学の考古学教室を中心に、執筆をしているらしく、京大教授で奈良県立橿原考古学研究所だった岸俊男が、森 [続きを読む]
  • 鬼の指は何本
  •  先週、秋晴れの絶好のお日和の中、上野の国立博物館平成館に足を延ばした。平日であるが着いた10時過ぎには50メートルほどの列ができており、それなりの人出である。「史上最大の運慶展」と銘うってあるとおり、展示されているもののほとんどが国宝、重要文化財であり見ごたえたっぷりである。やはりメーンは、美術の教科書には必ずといいほど載っている無著・世親両菩薩立像であり、黒山の人が見上げていた。仏像については、その [続きを読む]
  • 難民に卒業証書
  • 女流・妻リーズ 32本日は、「聞書き 緒方貞子回顧録」である。聞書きというように、氏の教え子の大学教授お二人による聞書きを基にした回顧録である。緒方氏といえば国連の難民高等弁務官としての活躍を遠くに聞いていた程度であり、改めて氏の活躍のほどを読ませていただいた。閑話今まで投稿用の原稿を、この閑話から書き始めたのは初めてである。あまりに面白すぎる話で、ぜひ紹介したいと思ったからである。 カンボジア難民救 [続きを読む]
  • 世上簫
  • 江戸の幕末の儒学者で漢詩人、広瀬旭荘の「冬夜不眠起歩庭」から、先月第3週のつづき世上の簫条(しょうじょう)幾人か在る。庭前の料しょう五更(ごこう)寒し。 [続きを読む]