てんてん さん プロフィール

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てんてんさん: てんてんの記
ハンドル名てんてん さん
ブログタイトルてんてんの記
ブログURLhttp://tenten0323.seesaa.net/
サイト紹介文古田史観にはまりそう! 読書、かな書道、陶芸を楽しんでいます。若冲、北斎が好き。
自由文河井寛次郎の生き方を尊敬しています。ろくろを回しているとき、筆を持っているときが至福の時間です。http://tenten0323.seesaa.net/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供234回 / 365日(平均4.5回/週) - 参加 2016/02/04 22:45

てんてん さんのブログ記事

  • 本邦初の産院事業
  • 本日は田沢晴子氏のミネルヴァ日本評伝選「吉野作造」である。言わずと知れた大正デモクラシーの旗手で「民本主義」を提唱した政治学者である。例によって読みながら「ほー」、「そんなことも」と思ったことを紹介するが、氏の「民本主義」の学問的なことについては触れるつもりはなく、氏の社会活動や文化活動などを中心に紹介したい。まず、普通選挙についてである。本書と並行して読んでいた「評伝 齋藤隆夫」の中でも、斎藤氏が国会で普通 [続きを読む]
  • 豪族たちの栄枯盛衰
  • はじめての日本史 46本日は直木孝次郎古代を語るシリーズ6の「古代国家の形成 雄略朝から継体欽明朝へ」である。久しぶりにこのシリーズを投稿することになった。例によって読みなが「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず基本的な問題の継体天皇は応神天皇の五世の孫かどうかである。否定する説の根拠は、記・紀のいずれにも応神から継体に統系譜が出ていないことを根拠とする。それに反し、肯定説は、「釈日本紀 [続きを読む]
  • 『がん騒ぎ』考 第三回
  •  先週土曜日の続きで、「すい臓がかなり痛んでいる」と言われてから三週間後頃のメモである。◆H30・3/26月曜日・朝7時 土曜日に書いておいていただいたH総合病院への紹介状を受け取りにOクリニックへ。、その足で、H総合病院の紹介状受付へ、8時からの受付だという整理札は5番であった。・8:10受付、そこから消化器内科の受付へ。問診票を書き。診察は10:50・診察にあたった医師に紹介状を見せ、「今どのようですか」という問いに、 [続きを読む]
  • 教科書には載せられない反軍政治家
  • 本日は、松本健一氏の「評伝 齋藤隆夫 孤高のパトリオット」である。この斎藤氏、かなり有名人であったらしく、戦線の政治がらみの小説や政治家の評伝などには必ずといっていいほど話題にされている方である。例によって読みながら「ほー」、「そんなことも」と思ったことを紹介することに。まず、政党政治を破壊したのは、犬養毅と鳩山一郎の政友会であった。民政党打倒のための政争の具として「統帥権干犯」のお先棒を担ぎ、「政党政治 [続きを読む]
  • 猶恐清光
  • 猶お恐る清光(せいこう)同じくは見えず江陵卑湿(ひしつ)にして秋陰(しゅういん)足る*秋隠=空は澄みわたり、物みな冴えて美しく見える秋らしい晴れた日 [続きを読む]
  • 重婚禁止はいつから
  • はじめての古代史 45本日は、三浦佑之の「万葉びとの『家族』誌」である。古代における家族を扱ったもので、表紙に、「8世紀、『家族』が揺らぐ。律令システムが親子の上にのしかかる。乳を与えぬ母、親に高利貸しをする子、独居老人…。記紀、万葉、説話から読む『解体する家族の肖像』。」と紹介されている。さて、どんなことが書かれているのかなと読み始めた。参考にしている史料は、記紀、万葉の他唯一8世紀を示してくれる「日 [続きを読む]
  • 『がん騒ぎ』考 第二回
  • 先週の土曜日の続編である。検診で「すい臓がかなり傷んでいる」と言われてから20日ほど経っての頃のメモである。◆H30・3/22・一日雨なので、遺書らしきものを書いてみた。・まず、来し方を顧みて、70年の人生どう評価すべきなのか。出来上がってみると結構肯定的に書いている。たぶん誰も同じで、過去を振り返る時はそうなのだろうと、妙に納得している。・次に、残されることになる妻、娘、息子への別れの言葉である。妻にはお礼 [続きを読む]
  • 「下座」の利点
  • 本日は、御厨貴氏、牧原出氏編の「聞書き 野中広務回顧録」である。400ページ弱の単行本であるが、国政に出るまでの57年間については18ページほどで、ほとんどを国会議員としての活動期間20年間の話である。例によって読んでいて「ほー」、「そんなことも」と思ったことをしょうかいすることに。まず、「創生会」旗揚げ時の話である。氏の初当選の翌年の暮れ(S59)築地の料亭で、旗揚げの集まりがあった。金丸氏は、「みんな血盟の誓いをし [続きを読む]
  • 太子会
  • 解説によると、2月22日は聖徳太子の忌日であり、太子の遺徳をしのび行われる法会で、浄土宗の各寺院で行われるとある。聖徳太子も太子から厩戸皇子へ格下げの議論が巷で出ている昨今、この法会の名称はどうするのか、まさかこれまでは変えないだろうが。 [続きを読む]
  • 伝記作家で1000石
  • 本日は、佐藤雅美氏の「侍の本分」である。佐藤氏の本については、小生4・5年前までかなり読んでいた記憶がある。久しぶり借りてきたこの本は一風変わったものであった。というのは、江戸の初めの頃の昔に書かれた大久保彦左衛門氏の「三河物語」の解説書であったことである。徳川氏の譜代中の譜代である大久保氏の栄枯盛衰、また彦左衛門氏の人となりを読み解きながらの解説本的小説である。例によって読みながら「ほー」「そんなこと [続きを読む]
  • 『がん騒ぎ』考 第一回
  • 今週から土曜日は、小生の「がん騒ぎ」を紹介することにしたい。ほぼ一か月遅れの状況の投稿から始まる。この騒ぎの行く末は誰もわからない3月2日の出来事からのメモである。◆H30・3/2・今日、2年ごとに行っている「Oクリニック」で、大腸ポリープの検査及び超音波検診を行った。大腸ポリープは、例年のごとく4つほど取った。・ポリープの処置が終わり身づくろいをしていると、O医師が真剣な表情で、「超音波検診を行った結果、すい臓 [続きを読む]
  • 労農同盟
  • 本日は、上田耕一郎氏の「国会議員」である。氏は、御存じの通り、共産党から1974年から98年まで4期24年間かん参議院議員をしていた方である。わが愛する図書館内をぶらついていると目についたので、共産党員が議員活動について書くとどのようなものになるのかなと借りてきて読み始めた。なお、書かれたのは1999年で内容的にはちょっと古い感じはする本である。例によって読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介すること [続きを読む]
  • 天武系のものは、天智系に継承せず。
  • はじめての古代史 44本日は、吉村武彦氏編の「古代史の基礎知識」である。以前「考古学の基礎知識」の読後感を投稿したがその続編のつもりである。例によって読みながら「ほー」、「そんなことも」と思ったことを投稿することに。まず、縄文時代の「農耕」についてである。この時代、狩猟採集敬愛が豊かな生活を縄文人に保障してため、人手がかかる食糧生産経済に移行する必要性を感じなかったためか完全な農耕はまだ存在していなかった。た [続きを読む]
  • 「弔辞小説」
  • 本日は、佐高信氏の「司馬遼太郎と藤沢周平」である。昭和のバブル期以前に一世を風靡した感のある、また「司馬史観」の言葉まで作り出された司馬氏の「上から目線」の小説群に対し、主に市井の無名者を主人公に、有名な人間を書く際も歌人の長塚節や俳人の小林一茶とか屈託を持った方を対象にしていた藤沢氏の小説群を対比させながら、郷里の先輩藤沢を高く評価し、いわば司馬氏は藤沢氏の引き立て役のように取り扱っている著作である。 [続きを読む]
  • 漢口入場一番乗り
  • 本日は尾形明子氏の「華やかな孤独 作家 林芙美子」である。「放浪記」や「浮雲」で有名な林芙美子氏について書かれた評伝、小説類のある中で、これを選んだのは著者の尾形氏については初めてであるからである。読み始めて、はじめは評伝のようでもあり、中ごろからは小説のようでもあり、もちろん登場人物は実名であるが、どこからが事実で、どこまでが創作なのか、かなり迷いながら読まざるを得ない作品であった。いつものように読み [続きを読む]
  • 二人でひとりのハツクニシラス
  • はじめての古代史 43本日は、直木孝次郎古代を語る5「大和王権と河内王権」である。例によって、読みながら、氏が問題としている点や「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに。まず、“やまと”についてである。夜麻登(古事記)・野麻登(日本書紀)・也麻等(万葉集)など、いろいろあるが、日本人の住む土地や日本の国家を指すものとしてつかわれているほか、60余国の一つとしての大和国、さらに、大和国の一部の大和郷を指す [続きを読む]
  • 世間師
  • 本日は、宮本常一氏の岩波文庫ワイド版の「忘れられた日本人」である。発行は1995年であるが、内容は、戦前戦後すぐに、古老から聞いた話を基にしており、明治時代から戦前までの内容となっている。著者の宮本氏は、学生時代に柳田國男の研究に関心を持ち、本格的に民俗学の研究を行うようになり、1930年代から1981年に亡くなるまで、生涯に渡り日本各地をフィールドワークし続け(1200軒以上の民家に宿泊したと言われる)、膨大な記 [続きを読む]
  • いかに将来を「見抜く」のは難しいか。
  • 本日は姜尚中氏の「見抜く力」である。二章からなり、第一章は毎日新聞に連載した「心の風景」をもとにした自伝のようなもの、第二章は2011年から2017年まで西日本新聞に掲載した「提論」を加筆したものであるという。氏は、政治学、政治思想史のご専門の他、夏目漱石の研究者でもあるらしく漱石先生の作品の中から「見抜く力」を見い出していることも紹介されている。漱石先生のことはさておき、本書を読みながら、氏が「時代を見抜く」とし [続きを読む]
  • 卑弥呼は漢文を読めた。
  • はじめての古代史 42本日は、古田武彦氏のミネルヴァ書房の古代史コレクション5「ここに古代王朝ありき」である。早速いつものように、読みながら「ほー」、「なるほどね」と思ったことを紹介することに、まず、卑弥呼の墓の大きさと形について氏の考え方をまとめてみると。次の通りではなかろうか。①「冢と墳」についての考察である。考古学者はしばしば卑弥呼の墓を「古墳」であるかのように見なしてきた。しかし、その際中国の文字の用 [続きを読む]
  • 保守も革新もタカ派優勢
  • 本日は、佐高信氏と岸井成格氏の対談集「保守の知恵」である。この方たちはお歳も学校も(慶応法学部)も同じで、考え方も似ているのか対談中も名を敬称なしで呼び合う仲である。佐高氏の著作は何冊か読んでいるがテレビではとんとお見掛けしない。多分テレビ業界から出入り禁止になっているのかもしれない。岸井氏は毎日新聞という後ろ盾があるのでTBSでの出演が多いようである。この本は、民主党が政権を取ったが、うまくいかずに多 [続きを読む]