けい さん プロフィール

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けいさん: 何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ハンドル名けい さん
ブログタイトル何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/mothra04281030/
サイト紹介文私は2015年末、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎と突然死別しました。これは彼の生きた証です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供202回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/03/02 09:33

けい さんのブログ記事

  • 共に悲しむべきなのか
  • 祥一郎が旅立ってしまって、私以外の誰かは悲しんでいるのだろうか・・・・・。実父は・・・・・祥一郎が荼毘に付される時も涙ひとつ見せなかった。そして私が実家にお邪魔したいと申し出ても、やんわり断ってきた。弟も・・・・・・・先日、祥一郎の私と過ごした20年の軌跡をお話ししたい、私と出逢う前の祥一郎の話もお聞きしたいと申し出たら、疎遠だったので何も話すことは無い、話を聞く余裕もないと・・・・・・。そして祥一 [続きを読む]
  • 寄せ書きと祥一郎の人生
  • 祥一郎からときおり聞いたことがある。昔、東天紅という中華料理店でアルバイトをしていたことを。おりにふれ、その頃働いていた様子を話してくれた。上の画像は、その東天紅を辞める際に貰った寄せ書きの色紙だ。色紙を貰うくらいだから、それなりに楽しい時期もあっただろうし、仲間も居たのだろう。「早くBIGになってね。」とか「早く青山にマンション建ててね。」等と書いてある。祥一郎はその頃、色々と夢を語ったのだろう。 [続きを読む]
  • 会話が無くなった部屋
  • 「お帰り。」「ただいま。」「おはよう。」「おやすみ。」「きょう、ご飯何にする?」「お風呂はよ入りや。」「ちょっと煙草買ってくる。」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そんな日常の何気ない会話ができなくなって、二年が過ぎた。私の部屋では、誰も喋る人が居ない。人ひとり居るが、会話というものがない。私ひとりと、冷たい空間が広がっているだけだ。テレビやパソコンの音が、虚しく響 [続きを読む]
  • 三度目の桜
  • 三度目の桜・・・・・・・・・・・祥一郎が旅立って、三度目の桜の季節がやってきた・・・・・・・・・。一度目は満開の桜をとても見る勇気が無くて、恨めしく俯いて歩いていた。二度目の桜は、ちらと目の端に入る花びらを見られるようになった。さて今年の桜はどうだろう・・・・・・・・・。もう満開になった東京の桜。何かが変っただろうか。何も変らないような気もするし、少しは前進したような気もする。それでも・・・・・・ [続きを読む]
  • 遊ぶ子供達と卒業式
  • いつも祥一郎が居た公園で、遊ぶ子供達をぼーっと見つめる。(・・・・・・・・・・嗚呼、あんな頃に戻って、もう一度やり直したいなあ。そしてまた祥一郎と出逢って、今度こそは・・・・・・・・・・・・・)まだまだ真っ白な未来を持った子供達が、妬ましく羨ましい。もうこの世での未来が終ってしまった祥一郎の写真と、その隣にはもう夢も希望も持てずに、残りの未来が早く終ってしまわないかと望んでいる壮年の男。子供達との [続きを読む]
  • ドラマ「弟の夫」を観て
  • ご存知の方も多いと思うが、「弟の夫」というゲイを題材にした漫画がある。今回NHKがこの作品をドラマ化して、それを観た。内容としてはざっくり言うと、双子の兄弟の弟がゲイでカナダ人と同性婚をし、やがて亡くなる。そのカナダ人がパートナーである弟の日本の実家を訪れ、ヘテロである兄と過ごし、家族とはセクシャリティとは何かという問題提起をしたドラマだ。原作の漫画は全部読んだが、ドラマとはいえ映像を見せられると [続きを読む]
  • 心のささくれに立ち向かえるのだろうか
  • 私は祥一郎のことだけを思っていたい。それは悲しみに沈んでいる時も、それほど落ち込んでいないときでも・・・・・・私は祥一郎のことだけを静かに、時に激しく悲しく、時に冷静に思っていたいのだ。しかし・・・・・・・・・現実はそれを許してはくれない。生きる為だけに働いている職場において、日常の細々とした出来事の中で、様々な軋轢やトラブルに見舞われる。それは生きている以上仕方のないことかもしれない。しかし私は [続きを読む]
  • 優しい弁当屋
  • このブログに書くような内容では無いかもしれないが、忘れないように記しておこうと思う。先日のオフの日。私はいつものようにあても無く、近くの繁華街を彷徨っていた。自炊した方がいいとは思いつつも、どうしてもキッチンに立つ気力もなく、独りきりの部屋にも居たくもなくて、飽き飽きした街を彷徨っていた。しかしそうこうしている内に夜の帳が下り、いつまでもそうしているわけにもいかず、ごくたまに利用する弁当屋で何か買 [続きを読む]
  • 花が遅れてごめんね、祥一郎・・・・・。
  • そうあの時・・・・・・・・・・・・祥一郎が突然旅立ってしまって、実父から「明日火葬します。」と伝えられ、私は錯乱した上に錯乱していたのだろうか。今まさに火葬するというその時、祥一郎が横たわる棺には花一本も添える事が出来なかった。何故私はそこに思い至らなかったのだろう。ただ泣いて祥一郎の頬を撫で、暗い穴に吸い込まれて行くのを呆然と見ているだけだった。明日火葬すると知っていながら、何故祥一郎の棺を花で [続きを読む]
  • あの日を繰り返す
  • 最近・・・・・・休みの前日は新宿二丁目で飲むことが多くなった。土日祝日が休みとは限らないサービス業の身、知人との約束もなかなか取りつけない。勢い、自然と独りで夜の街を彷徨う事が多くなった。別に特別何かを期待して行くわけでもない。ただ刹那的に酒をあおり、カラオケをがなりたてるだけだ。そうしている時だけは、自分の今の境遇を少しだけ忘れることができる。そう、祥一郎と一度だけ行ったあの店。それでも私は、や [続きを読む]
  • ピョンチャン五輪が終って・・・・
  • 祥一郎が旅立って行ったのが2015年・・・・・・・・・・。翌2016年はリオデジャネイロ五輪だった。私は、自分の人生最大最悪の悲しみの真っただ中に居たので、当然ながら五輪など全く楽しめなかった。ひとりになってしまった部屋で何をしたらいいのかも思いつかず、ただテレビを点けてぼーっとリオ五輪の映像を眺めていた。勿論目にも耳にも頭にも、何も入ってはこなかった。どんなにいい試合でも、どんなに素晴らしい選手の活躍が [続きを読む]
  • もう沢山・・・・・・・・・・
  • 祥一郎・・・・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・謝ってばかりだけど・・・・・・・・・本当にごめんね。おっちゃん、お前の人生を抱えきれなかった。お前もおっちゃんと同じように、生きるのが下手で、世渡りが下手で、そんなことは分かっていたはずなのに・・・。お互いそんな者同志で、なんとか寄り添って生きて来て、もっと一緒に生きていければと思っていたのに・・・。おっちゃん、不器用で馬鹿な男に・・・・ひとりぼっ [続きを読む]
  • 帰る場所が無くなった男
  • 考えてみれば・・・・・・・・・・・私にはもう帰る場所が無い。幼い頃を過ごした大阪の家はもう既に取り壊され、跡形も無い。いや、あの家に居るのが耐えられなかったので早くに一人で暮らし始めた。だからたとえ今あの家が有って誰かが住んでいても、帰るつもりになるわけも無く、帰る場所でも無いだろう。私の産まれた場所は東京のとある街だが、そこには遠縁の従兄弟とその子供達しかおらず、全く付き合いなど無い。勿論赤の他 [続きを読む]
  • 春も間近な午後の涙
  • もう2月も半ばか・・・・・・・・・・。祥一郎が暇さえあれば日向ぼっこをしていた公園で、きょうも私は暫し過ごしていた。風や空気はまだ冷たいけれど、柔らかい太陽の光がすぐそこまで来ている春を感じさせて暖かい。絶対祥一郎はこんな日には、この公園で陽を浴びていただろう。そして目をつむって空を見上げ、自分の身体に燦々と降る光を楽しんだことだろう。私はそんな光景を一生懸命自分の脳裏に甦らせながら、ただじっとベ [続きを読む]
  • 祥一郎の時計が時を刻む
  • あの時・・・・・・・・・・・・・祥一郎が突然旅立ってしまった時・・・・・・・・私はおそらく頭が錯乱していたので、後先のことを考えることができなかった。だから祥一郎の遺品をよく吟味もせず処分したり、あらかた父親に返したりしてしまった。(あれも残しておきたかった・・・・・あれも、これも・・・・・・・・)と思っても、今やもう遅過ぎる。しかし何故か祥一郎が何本か持っていた腕時計の内のひとつだけ、私の手元に [続きを読む]
  • 取り壊された隣りのアパート
  • 住んでいるマンションの隣りには、古びたアパートがあった。人気の殆ど無い、少々不気味な感じのするアパートだった。一人だけ、よく見かけるお爺さんが居た。そのお爺さんは何故か夏でもコートを着て何か仕事をしているのか、昼間は何処かへ出掛けて行ったものだ。祥一郎は、自分がよく日向ぼっこをしに行く公園でそのお爺さんを度々見かけたそうだ。何をするでもなく、いつもラジオを聴いていたらしい。私と祥一郎ふたりとも、お [続きを読む]
  • 祥一郎のトレーニングセンターと小さな偶然
  • 祥一郎が通っていたトレーニングセンター・・・・。あの頃・・・・・・・お金が無いので区営の安い施設を見つけて、けっこう遠いあのセンターまで自転車で通っていた祥一郎。あいつが旅立ってから数日後に、私は此処を訪ねたことがあった。そしてそこのスタッフにあいつの写真を見せて、「こんな人を知っていますか?」と聞いてみると、その中のひとりのスタッフが「あ、私この人知ってます。いつもニコニコしていて・・・」と覚え [続きを読む]
  • 祥一郎の心の真実
  • 祥一郎・・・・・・・・お前が旅だてってから、ミディアムセッションで「病院に行きたくなかったの?」とおっちゃんが聞いたら、「・・・・・・・・・診察を受けて本当のことを知りたくなかった。本当のことを知ったらそれで終りだから。おっちゃんにそれを伝えなければならなくなるから・・・。だから曖昧なままでいたかった・・・。自分がもう長く無いかもしれない・・・・それを確定させるのが怖かった・・・。」そう言ったね。 [続きを読む]
  • 浅草寺と花やしき
  • 祥一郎・・・・・・・・・・・・・・・。先日の休みにね、ふらっと浅草に行ってきたよ。お前がお寺に行けって言うし、浅草寺は東京でもかなりなパワースポットだからね。そういえば・・・・・・お前とは一度だけ一緒に行ったね。そう、あの時は花やしきの遊園地で遊んでから、浅草寺の境内を少し散策して、天ぷらを食べて帰ったっけ。ちょっと奮発して一人前五千円の天ぷら定食を食べたよね。とても美味しかったよねえ。そんなこと [続きを読む]
  • 恵方巻き
  • 祥一郎・・・・・・・・・・きょうは節分だ。本当に久しぶりに恵方巻きを作ったよ。お前がこの世に居た頃、おっちゃん手作りの恵方巻きを何度か作ったことが有ったけれど、大概はどこかで買って済ませてたよね。でも今年の節分は何故かどうしても作らなければって思って、一生懸命作ったんだよ。胡瓜とかんぴょう、玉子焼きにでんぶとカニカマ。質素だけどそれなりに美味しい、お前とおっちゃんに相応しい恵方巻きだよ。お前には見 [続きを読む]
  • 祥ちゃんが買ってくれた手袋
  • (「かあさんの唄」の替え唄)♪祥ちゃんが  こづかい出して  手袋買ってくれた冬の通勤  冷たかろうと  誕生日にくれたんだあの頃のふたりは  もう居ない独りの夜が更ける・・・・・・・・・・・・・・替え唄なんて本来楽しいものなのに、こんな唄しか思いつかない。なんだかなあ・・・・・・・・。↓祥一郎の供養の為によろしくお願いします。死別 ブログランキングへ [続きを読む]
  • 祥一郎の居ない過去と未来
  • ぼーっとユーチューブで昔の歌手の歌や、とりためたケーブルテレビの昔の映画を観ている。あれは何年頃だっただろう、私は何をしていただろうと思い返してみる。祥一郎と出逢う遥か前のことを想い出してみる。・・・・・・・・・・確かに私には祥一郎が傍に居なかった生活があった。祥一郎の居なかった生活。決してその頃に戻りたいなどとは思わない。けれども心が無意識的に、あまりの悲しみや孤独に悲鳴を上げて行き場を探してい [続きを読む]
  • たった独りの寒い日
  • 寒いなあ・・・・・・・・・・・。明日は平成になってから一番の寒さになる可能性があるとか。だから・・・・・・・誰かと一緒に居たかったけれど、それは叶わない。そうそう、祥一郎、覚えているかい?いつか寒さでベランダにある給湯器の管が凍ってお湯が出無くなったことがあったね。お湯が出ない!って慌てるおっちゃんを尻眼に、お前は給湯器の管にお湯をかけて出るようにしてくれたっけ。今はもうそんなことしてくれる人は居 [続きを読む]
  • 転んじゃったよ、祥一郎・・・・・。
  • 先日の大雪が、お約束通り途々をアイスバーンと化している。大雪当日はさすがに徒歩で出勤帰宅したのだが、本日は慎重にいつも通り自転車で通勤して帰宅。ゆっくりゆっくり走って、もう少しで部屋に着くという難所の下り坂に差し掛かった時だ。私とした事が、自転車ごと滑って転倒してしまった。絶対転んでなるものかと意地になっていたのに、やはり年寄りの冷や水だったか。その時だった。前を歩いていた小学生5、6年生くらいの [続きを読む]
  • 雪の日に想うこと・・・・
  • 雪が・・・・・・・・・・雪が積もっている・・・・・・・・。「おっちゃん、大雪やで。」「そんなに降ってるの?仕事行くのかなんなあ。」「うちな、喜んでころこんで表歩いたら、滑ってすっ転んでもうた。恥ずかしいわ。」「アホやなあ。おっちゃんも同じことあったけどな。」「おっちゃん表行くの?寒いしまた転ぶでえ。」こんな雪の日は、ふたりでそんな会話をした。どんなに大雪が降っても、ふたり一緒に居れば楽しいイベント [続きを読む]