けい さん プロフィール

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けいさん: 何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ハンドル名けい さん
ブログタイトル何故死んでしまったの…祥一郎の生きた証
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/mothra04281030/
サイト紹介文私は2015年末、20数年共に暮らした伴侶である祥一郎と突然死別しました。これは彼の生きた証です。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供283回 / 365日(平均5.4回/週) - 参加 2016/03/02 09:33

けい さんのブログ記事

  • 抱きしめて・・・・キスしたい・・・・
  • 「おっちゃん、チューして。」そんなこと言われたことが無かった私は、初めは躊躇していたが、その内それが習慣になった。「おっちゃん、だっこ。」祥一郎は寝る前に必ずそうやって甘えてくれた。そして背中を向けて頭をくっと持ち上げる。腕枕の催促だ。途中で腕がしびれて我慢できなくなるまで、私は祥一郎に腕枕をしてやる。そんな時期もあった。10年も過ぎれば、そんなラブラブな習慣も無くなってしまったが。私にしてみれば貴 [続きを読む]
  • ふたり分の麻婆豆腐
  • ふと麻婆豆腐が食べたくなった。もう何年振りだろうか、作ったのは。祥一郎が居た頃は良く作ったものだ。私はあいつが、大盛ごはんの上に麻婆豆腐を乗せてワシワシ食べるのを見るのが好きだった。いかにも健康そうに美味そうに食べてくれるので、それを見るのが好きだった。しかし、祥一郎は旅立ってしまう何年か前にはもう辛いものが食べられなくなって、麻婆豆腐は我が家の食卓から消えた。舌が白くなっていて唐辛子などの刺激物 [続きを読む]
  • ずっと夢の中で
  • 猫のクロが、祥一郎が使うはずだった座椅子で丸くなっている。どんな夢をみているのか・・・・・・祥一郎の胡坐の中で、スヤスヤ眠っていた頃の夢を見ているのか。居心地がさぞ良かっただろう、祥一郎の膝の上は。そんなクロを見つめて私は話しかける。「クロ・・・・・・・・・祥一郎に逢いたいかい?おっちゃんも逢いたいよ・・・・・・・。」でも、ミディアムさんによるとクロには私には見えないものが見えるらしい。だとしたら [続きを読む]
  • 何故生きていてくれなかったの?
  • 最近思う事が有る。祥一郎に、「何故死んでしまったの?」ではなく、「何故生きていてくれなかったの?」と。前者は、怒りを含んだ強い疑問というか、何故こんなことになってしまったのかという後悔や慙愧の念を含んでいるのだと思う。しかし後者は、生きていて欲しかったという強い懇願というか切なる願いなのだろう。何故生きていてくれなかったの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日常的に起こる大小様々な心 [続きを読む]
  • 温かい食事
  • 珍しく仕事が早く終った日の夜。それでも時刻は午後10時を周っていた。おりからの寒波で、何か温かい物が食べたくなった。街を彷徨ったが、結局適当な店も見つからず、諦めてスーパーで弁当を買って帰る。侘しい食事。その時感じたのだ。別に湯どうふなどが用意されていなくともいい。祥一郎の傍で食べる食事こそが温かったのだと。冷めた弁当でもサンドイッチでも何でもいい。祥一郎の背中が見える場所で食べる食事が、一番温かっ [続きを読む]
  • 温かい沈黙
  • 何処にでも有る安直な牛丼屋。ふと向かい合わせで黙って食べているカップルに視線がいった。あの頃、貧乏だったから外食は大概牛丼屋か王将だった。私の体調が悪い時、夕食の準備がめんどくさい時、祥一郎とふたりで食べた牛丼。別に何を話すことも無く、笑う事も無く、黙ってふたりで食べた。でもそれで何か不快になることもなく、険悪になることもない。黙っていても何も言わなくても、それが怖くない関係。だってふたりの絆はし [続きを読む]
  • 悲しみの師走
  • 祥一郎・・・・・・・・・・また師走が来たよ。亡くなる年の7月にお前が、「・・・・・・来んでもええかな。」と呟いた12月がまた来たよ。もうすぐ三回忌や。お前のおらんようになったこの二年は長かったなあ。悲しんで後悔して寂しがって、そしてまた悲しんだ二年は長かった。もう終わりにしたいけど、でもおっちゃんはまだ生きてる。そやから三回忌はちゃんとやるよ。それがおっちゃんのけじめやからな。祥一郎・・・・・・・・ [続きを読む]
  • コンサートを観終わって・・・・・・
  • 何年かぶりのユーミンのコンサート。別に特別に行きたかったわけではない。もし久しぶりに観に行って私自身が少しでも癒されるのなら、それで祥一郎が喜んでくれるかもしれないというのが唯一の動機だ。今までのユーミンのコンサートとは趣きを変えた、演劇と歌がコラボしたもの。内容は(以下、少々ネタばれ)500年後の世界、愛する伴侶を亡くした男が禁じられた方法でその伴侶のクローンを作り影で見守るが、やがて知られること [続きを読む]
  • ユーミンのコンサートとある男性の話
  • 久しぶりに電話で声を聞く女子高時代の親友に、「ユーミンのチケットが一枚余っているから一緒に行かない?」とお誘いが有ったのは一ヶ月半ほど前。なんとかスケジュールを調整して11月28日のその日の予定を空けることができ、何年かぶりにユーミンのステージを観に行くことになった。有楽町の帝国劇場で待ち合わせ、50代もとっく半ばを越えたお互いの息災を褒め合い、最近の暮らしぶりを短く報告し合うのもそこそこに時間が迫って [続きを読む]
  • 祥一郎の居ない夜
  • 祥一郎・・・・・・・・・もうこんな時間だ。あの頃なら、もうお前は眠っていただろう。睡眠をとても大事にしていたお前だもの。おっちゃんが仕事から遅く帰って来ても、ちゃんと起きてお風呂の用意はしてくれていたね。それでもそれが終ったらお前はいそいそと寝床についた。寝ることが大好きだったお前。寝不足はお肌と健康に悪いって言ってたものね。そして遅れておっちゃんも寝床につく。お前の背中を見ながら、安心しておっち [続きを読む]
  • 後悔の山
  • 後悔の山・・・・・・・・・何故もっと祥一郎と一緒の時間を作ってやらなかったのだろう。あいつは、私よりもっと寂しがり屋だったのはわかっていたのに・・・・・・・・。何故もっと色々な場所へ連れて行ってやらなかったのだろう。生活は苦しかったけれど、少々無理すればもっと想い出の宝は増えただろうに・・・・・・・。何故不器用な生き方しかできな祥一郎の為に、まがりなりにも続けられる仕事を見つけてやれなかったのだろ [続きを読む]
  • 青い空が恨めしい
  • きょうは、冬の日の雲一つない真っ青な空。こんな日はあの日の事をどうしても想い出してしまう。そう、祥一郎が私の腕の中で死んで行き、翌日にはもう荼毘に付されたあの二日間の事を。あの二日間は皮肉にも今日の天気のように、快晴だった。祥一郎の好きそうな陽気の、真っ青な空の小春日和の日。そんな日に祥一郎は、白く冷たい病院の霊安室に横たわっていた。そして翌日には、火葬場でもう全く生気の無くなった祥一郎が、自分の [続きを読む]
  • あの、最後の夜
  • あの夜・・・・・・・・・・・・。最後の夜だったあの夜。最後だと知っていたなら、私は祥一郎に何をして何を言っただろうか。内臓から登って来た血が消化管に上がってきたのだろう、しゃっくりが止まらなかったあの夜の祥一郎。私は呑気に、ネットで調べたしゃっくりの止め方を祥一郎に伝えていた。「耳を押さえたり、みぞおちを押さえると止まるらしいよ。」「水を一杯一気に飲んでみたら?」・・・・・・・・・そんな呑気で愚か [続きを読む]
  • ふたりで生きて
  • ふたりで歩いてふたりで食べてふたりで眠ってふたりで過ごしてふたりで喧嘩してふたりで泣いてふたりで笑ってふたりで落ち込んでふたりで何とか立ち直ってそしてまたふたりで歩き出してふたりで生きた。でも・・・・・・・・祥一郎はひとりで旅立ってしまった。なぜふたりで旅立たなかった?何もかもいつでもふたり一緒だったのに・・・・・・・・・・あいつはひとりで旅立って行った。祥一郎、忘れものだよ。おっちゃんを、お前と [続きを読む]
  • 独りで食べたベトナム料理
  • 祥一郎・・・・・・・・・・きょうね、ひとりでベトナム料理を食べに行ったよ。今度人を連れていくから、その下見も兼ねてね。そういえばお前と一度だけ近所のベトナム料理店に行ったことが有ったね。あの店はもう無くなってしまったけれど・・・・。あの時は何を食べただろうか。覚えておけばよかった。きょうはね、定番の生春巻きとフォーを食べたよ。食べながら向かいの席になんでお前が居ないんだろうって思ったら、泣きそうに [続きを読む]
  • 彷徨う日は続く
  • 相変らずオフの日は、何処へ行くあてもなく街を彷徨っている。公園を散策したり、バーでカラオケ三昧の夜を過ごしたり、博物館や美術館を巡ったりもしている。しかしなんとなくわかってはいるのだ。自分が何を求めているのかは。束の間でもいい、人と人との触れ合いが欲しいのだろうと思う。たまたま隣の席に座った人と他愛も無い会話をしたり、何かの偶然での出逢いを求めていたり、そんなシチュエーションを欲しているのだ。そし [続きを読む]
  • 夢よ、覚めよ!
  • これは・・・・・・現実だと思っているこの時間は、長い長い悪い夢なんじゃないか。そう思う時がある。というか、四六時中そう感じているのだが。祥一郎の居ない時間、祥一郎の居ない空間、祥一郎の居ない私。それらは全て悪い夢なんじゃないか。私はとてつもなく長い悪夢を見ているんじゃないか。陳腐なドラマや小説に出てくる台詞のようだが、まさか自分がそんな境遇に陥るなんて。なんで私はひとりなんだ?なんで私は毎日寂しく [続きを読む]
  • 祥一郎と食べた鍋物
  • 木枯らしが吹きつける・・・・・・・・・・・。まだまだ寒風が吹き抜ける私の心に、更に追い打ちをかけるように・・・・・・。季節が進んだこんな時期、祥一郎との夕食はきっとその年初めての鍋物になっただろう。おでん、しゃぶしゃぶ、ちゃんこ鍋、すき焼き、煮込みラーメン、鶏団子鍋、湯豆腐・・・・・・・・・・・・あの頃は色々作った。ふたりでは食べきれない量を用意して、翌日も祥一郎が食べられるように。祥一郎が旅立っ [続きを読む]
  • 何のために食べて、生きる?
  • 帰宅し、まがりなりにも減っている腹をくちくするために、動物園の餌のような食事を作る。それを口にかき込みながら、(嗚呼、少しは旨いな・・・・・)と思う。しかし次の瞬間、(私は何をしているのだろう。生きるために食べているのか?何の為に生きる?夢も希望も無く、ましてや最愛の寄り添う人も喪った今、何をどう生きればいいのか?空腹を満たしたとて、いったい何の意味があるのだろう?)と感じてしまい、途端に今食べて [続きを読む]
  • 嗚呼、祥一郎・・・・・・・・・・
  • 祥一郎・・・・・・・・・・逢いたいよ・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・・一緒に居たいよ・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・・・寂しいよ・・・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・悲しいよ・・・・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・悔しいよ・・・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・怖いよ・・・・・・・・・。祥一郎・・・・・・・・・・・・恋しいよ・・・・・・。祥一郎・ [続きを読む]
  • 怖い・・・・・・・・
  • 祥一郎・・・・・・・・・・・・・・おっちゃん疲れたよ・・・・・・・・・・・・・。悲しむのに疲れた。寂しさに疲れた。辛いのに疲れた。毎日の生活と仕事に疲れた。生きるのに疲れた・・・・・・・・・・これから生きていくのに疲れた・・・・・・・・・・・。こんな日がこれからも続くと思うと、もっともっと疲れるような気がする。何かを探して彷徨う事にも疲れた・・・・・・・・。でもこんなに疲れてるのに、朝目覚めるとま [続きを読む]
  • またあの季節がやってくる・・・・・・・・
  • 木枯らしが吹き、またこの季節がやってきた。クリスマスから年末年始になだれ込む、人々がせわしく無く、しかし家族や愛する人と過ごすために喧しくなる季節。私はなんとかこの季節を乗り越える事が出来るだろうか。お前の体調が急激に悪くなり、そしてあっという間に旅立ってしまったこの季節を。何かをして誰かに会って、無理矢理予定をこなして過ごして、あの時のフラッシュバックが起こらないようにできるだろうか。怖い・・・ [続きを読む]
  • 牡蠣フライとビーフシチュー
  • 祥一郎・・・・・・・・・・・。まだまだキッチンに立って料理するのは、悲しくて辛いけれど、それでも先日はお前の好きなビーフシチューとカキフライを作ったよ。お前の誕生日だったからね。おっちゃんしょっちゅう海老フライは作ってたけど、お前はある日、「うちは牡蠣フライの方が好きやなあ。」と言ったので、それからは良い牡蠣が有ったらできるだけ作るようにしたっけなあ。お前が旅立ってから初めて作った牡蠣フライ。揚げ [続きを読む]
  • 祥一郎の味噌ラーメン
  • まだキッチンにある、いったいいつ買ったのかわからない、祥一郎の味噌ラーメン。私はこれを捨てるに捨てることができず、かといって自分で食べようとも思わない。これもあいつの生きた証だと思うと、手をつけられないのだ。きっとこれからもずっとここに置いてあるのだろう。別に祥一郎は特別にこのサッポロ味噌ラーメンが好きだったというわけではない。他の醤油ラーメンや塩ラーメンに比べてこちらの方がご飯のおかずになるから [続きを読む]
  • それでも私は生きている
  • 来る日も来る日も気が狂いそうになるほどの孤独に襲われながら、それでも私は生きている。その孤独が、また新たな悲しみを連れてくるけれど、それでも私は生きている。祥一郎はこの世から居なくなった、それは現実だけれど、次元を越えてあいつと繋がろうとする意志、今はそれのみが私の生きる意味だ。ただもうひとつ、まだ祥一郎の居る世界へは行けないのならば、この世で生を全うせねばならないのなら、その為に何かを見つけよう [続きを読む]