智(とも) さん プロフィール

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智(とも)さん: Blue あなたとわたしの本
ハンドル名智(とも) さん
ブログタイトルBlue あなたとわたしの本
ブログURLhttp://btomotomo.hatenablog.com/
サイト紹介文言葉と写真。感受性が豊かで、傷つきやすく、ひとりが好きで、優しすぎる、そんな〝あなた〟のサイトです。
自由文感受性が豊かで、傷つきやすく、ひとりが好きで、そして優しすぎる、そんな〝あなた〟のサイトです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供68回 / 365日(平均1.3回/週) - 参加 2016/03/07 21:35

智(とも) さんのブログ記事

  • Blue あなたとわたしの本  ベスト第4弾!
  • サイト「Blue あなたとわたしの本」のタイトルシリーズである『Blue あなたとわたしの本』が、先日200回となりました。50本たまるごとにベストをやってきましたので、また行いたいと思います。いま調べてみてびっくりしたのですが、今回の50本に1年と2ヶ月かかっているんですね。そのあいだに他のシリーズである『エッセイ Blue』や『もうひとつの Blue』も書いてはいるんですけど、それにしてもかかりました。151〜 [続きを読む]
  • すべての人があなたを憎んでいるなんて思わないで
  • Blue あなたとわたしの本 200すべての人があなたを憎んでいるなんて思わないで。そんな馬鹿げたことを。つらくなったら行ってごらんよ。だれかが誠実に、思いを積みあげて作った世界へ。いつだってあなたを待ってるから。そこはそのためにあるんだぜ。感受性が豊かで、傷つきやすく、ひとりが好きで、優しすぎる、そして激しいものも抱えた、そんなあなたのために、さ。もちろんここに来たっていいんだよ。ちょっ [続きを読む]
  • 青い浴場
  • Blue あなたとわたしの本 199 その浴場はひろく、高い建物のなかにあるようだった。天井の照明は青っぽい。大勢の裸のひとがいる。男も女も、子どもも老人もいる。みな青いひかりに染まっているからどこかしら哀しげに見える。湯につかる裸の人間、低い椅子に腰かけ自らの身体をあらう人間というのは、なにかしらやるせない。 街に面したがわは壁一面がガラス窓だった。空の大半は紫色だが、部分的に黄色が渦を巻くか [続きを読む]
  • 「係り受け」はここまで簡単になる! 僕が使っている推敲技術
  • エッセイ Blue 22 僕は文章を書くのが好きです。それを知ってる友人がね、書きかけの書類を持って家に来ることがあるんです。「文章を書く必要があって いま推敲してるんだけど、ちょっとまだ分かりづらいんだよな」とか言って。「どこがどう分かりづらいのかは分からないんだけど まだ分かりづらいということだけは分かる」と、非常に分かりづらいことを口にしながら家のなかへ上がってくるわけです。 僕は文章を推敲する [続きを読む]
  • あなたやわたしが手を下すまでもなく
  • Blue あなたとわたしの本 198あなたがプライベートで、誰かに一言、ガツン、と言ってやりたくなったとします。その相手があなたにとって、とても大切な人であり、どうしても知らせてあげたい、伝えてあげるべきだ、と、直感が、心が、ささやくときにのみ、そうしてください。人は、かげひなた、その両方の言動により、落ち着くべきところに落ち着くようです。誰かが 手を下すまでもなく。あなたがわざわざ階下へ下り [続きを読む]
  • 怪談「きっかけ」⑤ 完結
  •  駅の構内を歩いていると、キャリーバッグを引いた何人かの人が河原に気づくのがわかった。その顔が驚きや、あからさまな喜びに輝くのが見てとれる。売店の女性もこちらを見ていた。バックパックを背負った女の子のグループ。悲鳴に似た歓声が上がった。河原は知らない素振りで歩きつづける。私のほうが人びとの視線を意識して緊張した。さいわい、握手やサインを求めて寄ってくるような人はいなかった。 アナウンスが流れ、 [続きを読む]
  • 怪談「きっかけ」④
  •  きみは── 、と私がさきに口を開いた。「幻覚ではなかった、と思ってるんだな」 河原は顎を引くような動作をした。 私は河原の目をのぞき込んだまま、知らず知らず声をひそめていた。「なんでそれが生きてる人間じゃないとわかったんだ?」 河原は低い声でうなり、胸の前で腕を組んだ。眉間にしわを寄せて斜め上を見る。電灯に照らされたその生真面目な表情には高校時代の面影があった。そうだ、と私は思う。河原はよく [続きを読む]
  • 怪談「きっかけ」③
  •  ── ダムに空いた穴からは大量の水が噴き出している。低速度で弧を描き、途中からは怖いほどの速さで真っ白く落ちていく。その轟音を聞きながら長い石段をのぼる。陽射しが首の後ろをじりじりと焼く。最後の石段をのぼりきると、深林に挟まれた奥行きの深い場所に出る。川上からの流れはゆるやかになり、扇のかたちの浅い池となってあたりに広がっている。水が複雑な動きをつづけているのが水面の模様でわかる。地面から1メ [続きを読む]
  • 怪談「きっかけ」②
  • 「俺は美術の専門高校に入ったけど、大して才能がないことにすぐに気づいた。あの高校はレベルも高かったしな」 たしかに受験生は全国から集まっていた。日本で最初に設立された画学校で、今でも美術の単独高校というのはここだけのはずだ。年に一度、美術館を借りきって行われる展覧会は、そのへんの美大の展覧会を超えていたと私も思う。私たちは洋画科の生徒だった。河原の絵の才能については、わからない。感覚的に鋭い作 [続きを読む]
  • 怪談「きっかけ」①
  •   高校時代からの友人の河原が久しぶりに帰郷した。彼は今、プロの俳優として活躍している。メールでのやりとりは頻繁にあったが、直接顔を合わせるのは五年ぶりだ。彼も私も三十九歳になった。けっこういい歳だ。「この店、ほんといいよな」 だろ、と私も笑顔を返す。私も彼も酒が一滴も飲めない。店は店でも喫茶店なのだ。二人とも、大のコーヒー好きでもある。 少し懐古的な内装で、音楽がうるさくなく、長居できる店が私と [続きを読む]
  • 「綺麗ごと」って、そんなに悪いことかなぁ?
  • Blue あなたとわたしの本 196 「Blue あなたとわたしの本」というブログを約一年半、僕はやっているんですけどね、「『Blue〜』は綺麗ごとばかりだ」というコメントをいただくことがあります。  はい、ですが、人の心を打ち砕くような事実を書くよりも、ほんの少しだけ?きれいなほう?へ傾けた言葉を綴りたい、と僕はけっこう初めのころから公言しているんです。「綺麗ごと」ってそんなに悪いことかなぁ? と考えて [続きを読む]
  • はてなブログ グループ「写真詩ブログ、集え!」へ集え!!
  • エッセイ Blue 21「Blue あなたとわたしの本」は僕の考えがあり、個別のブログ紹介はしない方針で来ました。これからも、そうですね(なさっている運営者の方はもちろん素晴らしいと思います。僕がヘンクツなだけです)。 なので、僕が管理人をしている「写真詩ブログ、集え!」ごと、今回 PR させていただきます。 どうしてそう思ったかと言うと、魅力的な書き手の方が、ホントにたくさん参加してくださっているから [続きを読む]
  • 人の心を打つものは? たった一つのチェックポイント
  • Blue あなたとわたしの本 195 人の心を打つのは 誠実さです。 言葉にするとクサすぎるから誰も言わないけど、 実はみんな気づいてる。 不誠実なものも 短期間なら 人をあざむくことはできるよ。 でも長くは だませない。 あなたも実例はたくさん見てこられたはず。 誠実さ、 愚直さ、 そういったものが 人の心を打つんです。 最後には勝っちゃうの。 そういう いちばん 弱っちそう なものが。 綺 [続きを読む]
  • 書き下ろし小説「海を見上げる、その暗く温かな場所で」noteで公開
  • note.mu 小説「1パーセントの深い哀しみ」の続編、「海を見上げる、その暗く温かな場所で」を note で公開いたしました。定価は200円です。「1パーセントの深い哀しみ」に続く編ではあるのですが、こちらを先にお読みいただいても問題ありません。「海を見上げる、その暗く温かな場所で」のほうが読みやすいかと思いますので、気に入っていただけましたら「1パーセント〜」という形が、むしろ良いかもしれません [続きを読む]
  • 哀しい人間など誰もいないのです
  • Blue あなたとわたしの本 194あなたが何かを生み出そうとするとき、あなた一人でやるわけではありません。時間も空間も超えたすべての次元が動きだします。その実現に協力してくれます。あなた一人でやるわけではないのです。五感を駆使し、直感を働かせ、インスピレーションを見逃さないようにしてください。差し出されている無数の温かな手のひらを感じるはずです。哀しい人間など誰もいないのです。      [続きを読む]
  • 四夜連続怪談 最終夜 妻と作る
  • Blue あなたとわたしの本 193   妻と作る   僕の妻はバンドを組んで歌っている。オリジナルをやる。曲はギターの男性が作り、詞は妻と僕とで作る。曲が先にでき、妻がそれを聴いたイメージを僕に伝え、僕が言葉にする。妻は「あなたはわたしのアイディアを歌詞にしているだけだ」などと言ったりもするので、「アイディアなんてものはそれだけあっても作品にはならないんだよぉ」と僕も言い返す。僕の本職はフリーの [続きを読む]
  • 四夜連続怪談 第三夜 列車
  •  列車  列車が停止した。電灯も消えた。座席に座った男の頭のなかに映像が差し込まれた。全裸の若い女性がベッドで仰向けに寝ている。その横顔は陰になっている。身体が徐々に浮かんでいく。男の耳の奥で鳥の羽ばたきが聞こえだす。棒のように真っすぐな女性の身体が浮かびあがっていくさまが横からのアングルで見える。空間のあちこちから手書きの文字が滲みだしてくる。不意に文字が大きくなる。そして縮み、消えていく。また [続きを読む]
  • 四夜連続怪談 第二夜 恋人
  •  すぴーどねこ  すぴーどねこは  はやい とてつもなく   はやい じんじょーでなく はやい 今日は はやい はやい はやい はやいぞ すぴーどねこ すぴーどねこは  おそい とてつもなく   おそい じんじょーでなく おそい 昨日は おそい おそい おそい おそいぞ すぴーどねこ すぴーどねこは  しんだ みっかまえに   しんだ んなことニャおかまいなく 明日も はしれ はしれ はしれ はし [続きを読む]
  • 四夜連続怪談 第一夜 消防の図画
  • 消防の図画   四十歳になる女性から聞いた話です。 数年前、彼女がショッピング・モールに買い物に行ったとき、「消防の図画」の表彰式が行われていました。あぁ、わたしも小学生のころ表彰されたな、とふいに彼女は思い出した、それで帰郷したおりに母親に尋ねてみたそうです。ねぇ、お母さん、むかし消防の図画で賞をもらったよね。絵、まだあるかな? と。母親は、残してありますよと答えました。女性は、お母さん見 [続きを読む]
  • note で「1パーセントの深い哀しみ」の続編
  • ブラッシュアップを施した最新版(7月23日更新)です。ストーリーは変わっていません。 note で「1パーセントの深い哀しみ」の続編を販売します。 それに先立ち「1パーセント〜」のなかにありました小説内小説(散文詩)を、明日から当サイトで公開します。火、水、木、と一編ずつ(水、のみ二編)。夏なので怪談色の強いものを選びました。「1パーセント〜」を購入してくださった方はすでにお読みかと思いますので [続きを読む]
  • 魅力的な文章とは? 推敲時のチェックポイント
  • Blue あなたとわたしの本 192  エッセイ Blue 9「魅力的な文章とは? 『Blue〜』的考察」を加筆修正したものです。 ほとんどの人にとって、文章を読むのは つらいことだと僕は思うんです。 結論から言うと、魅力的な文章とは読むのに苦労しなくてもいい文章、ということになります。歯をくいしばらなくても読み進められる文章です。 異論はあるかと思いますが、僕にとってはそうです。 では読み手に努力感を感 [続きを読む]
  • 掛け布団に放り投げられたことってないですか?
  • エッセイ Blue 20 ── まぁ、タイトル通りなんですけどね。 掛け布団を、放り投げたことじゃないですよ。掛け布団に、ですよ。 掛け布団の上を歩いていて、その掛け布団に放り投げられたことってないですか? 僕は 年、2、3回あるんですよ。 厳密に言えば、「ビターン!!」って畳に叩きつけられることが 年2、3回あって、放り投げられるのは── そうだなぁ── 年、1回、 ── あるかないかかなぁ。 その違い [続きを読む]
  • 急な登り坂を走れ、己の名前を刻んだ旗をかかげ
  • Blue あなたとわたしの本 191 すでに出来上がったブランドネームにさ、 擦り寄って、 利用すれば、 そこそこはうまくいくんだよ、 たいていのことは。  さして好きでなくとも、 大してスゴいと思ってなくても、 それがブランドで ありさえすれば── 。 世の中、そういうところって、あるよな。 ところがあんたはさ、 己の名前を刻んだ旗を振り回しながら走ってるように見えるんだよ。 ブランドネームでも [続きを読む]
  • 宇宙人に一家もろとも連れ去られそうになった話
  • エッセイ Blue 19 あれは僕が小学校3年生の冬のことです。 学校が終わって、友達の Bくんと帰路についていました。ふだんは5、6人で帰るのが常だったんですけど、あの日はどうしてだか二人だけでした。 会話がふと途切れたときに、Bくんが、こう始めたんです。「智(とも)、神社のわきの路地を入った奥に、◯◯さん、っていう家があるやろ」 Bくんは神社の方向を顎で示します。僕は険しいその顔を見たあと、なんだろ [続きを読む]