haru さん プロフィール

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haruさん: 青の日々
ハンドル名haru さん
ブログタイトル青の日々
ブログURLhttps://y25m02a12h25.blog.fc2.com/
サイト紹介文CNBLUEのBL小説ブログです。ジョンシン×ヨンファ、ジョンヒョン×ヨンファの話を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供36回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2016/03/09 05:02

haru さんのブログ記事

  • Manito 15
  • その日は、ことごとく目論見が外れる運命だったのだろうか。ほぼ同時に達して、視界に入った白い天井を物憂げにぼんやりと見つめながら、ジョンシンの重みを全身で受け止めていた時だ。心地よい温もりをそろそろ手放さないといけないと思い始めていたヨンファは、乱れていた呼吸が整う間もなく、いきなり唇を封じられて愕然とした。抗議の声を発したものの、落ちてきたキスに呑み込まれているため、まともな言葉にはならない。途方 [続きを読む]
  • Manito 14
  • 冷静になってみると、リビングのラグの上で事に及ぼうとするなんて、どうかしていたのかもしれない。だが、たった数分の間に状況が激変してしまうという、あまりにも唐突すぎる展開に加え、相手がジョンシンなのだ。肌を合わせたいという強い欲求に駆られたヨンファには、その時、そこまで考える余裕はなかった。躊躇いのない手つきですべてのボタンを器用に外され、前が完全にはだけて露わになった素肌に上から無遠慮な視線が注が [続きを読む]
  • Manito 13
  • 誰にも気づかれてはいけない想いをひとりで抱えていたヨンファは、共同生活を解消したことによって、安堵を覚えるのと同時に多少の寂しさも感じていた。物理的な距離が生じることで、ジョンシンに対する気持ちも若干薄れるのではないかと期待していたが、今のところあまり変化は見られない。なぜならば、ひとり暮らしを始めてからも、ジョンシンとは互いのマンションを行き来する仲だったからだ。その日も、雑誌の取材と撮影の仕事 [続きを読む]
  • Manito 12
  • ジョンシンと初めて顔を合わせた日のことは、今でも鮮明に覚えている。事務所の関係者にスカウトされ、オーディションに合格したのがきっかけで、その当時、ヨンファはすでに練習生となっていた。カリキュラムに沿ったレッスンを受け、時には厳しいトレーニングを課せられる日々だったが、少しずつ練習生生活に慣れてきた頃、出会いは何の前触れもなくやってきた。いつものように同郷のジョンヒョンと連れ立ってレッスンスタジオに [続きを読む]
  • Manito 11
  • 7月1日のシンガポール公演を皮切りに、アジアツアーが幕を開けた。ライブの開催日に合わせてアジア各国へ赴き、終わればまたUターンする。メンバーそれぞれが仕事に追われる中、ヨンファ自身も単独でのテレビ番組の収録や近々リリースされるソロアルバムに付随することなど、随分先までスケジュールがぎっしりと詰まっていた。来年の入隊を見越して、事務所の上層部と十分に検討した結果の仕事量だが、やらなければならないこと [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 72
  • 『Club Blueming』が閉店時間を迎えるなり、VIPルームでの酒盛りもお開きとなった。先ほどまでの喧騒が嘘のように静まり返り、聞こえてくるのは黒服やホストたちがテーブルなどを綺麗に片づけていく音のみだ。店内ではこれからミーティングが行われるらしく、青龍組の組員らは他の店に移動する者とタクシーで帰る面々に分かれる。ヨンファも帰宅組のひとりなので、スタッフルームで借りもののカジュアルスーツから私服に素早く [続きを読む]
  • Manito 10
  • ライブスタッフを交えて打ち合わせをしたあと、楽器などの機材や譜面の最終チェックをし、セットリストに沿って練習が始まった。途中、細かい調整や諸々の確認を済ませながら進め、あらかじめ決めていたMCを合間に挟んでいくと、時間が経つのはあっという間だ。「ちょっと休憩するか」全演奏曲の終盤に差しかかろうとした時だった。リーダーのヨンファのひと声で、それまでピンと張り詰めていた空気が一気に和らぐ。適度な緊張か [続きを読む]
  • Manito 9
  • 唐突に緊迫した空気が破られる中、気まずい思いで不自然に固まったヨンファよりも、ジョンシンの反応は早かった。ふっと指の力が緩んだかと思うと、捉えられていた腕をそっと放される。我に返ってぎくしゃくと身を引いたヨンファは、今しがたまで感じていた体温が一瞬にして跡形もなく消えてしまったことに、なぜかほっとするのと同時に落胆した。ジョンシンはちらりとこちらを気にする素振りを見せたが、すぐにジョンヒョンとミニ [続きを読む]
  • Manito 8
  • 数日後に迫ったアジアツアーを前に、ヨンファたちCNBLUEの四人は事務所の合奏室でウォーミングアップを兼ねて練習することになっていた。バンドメンバー全員が揃っての音出しは本番前の貴重な演奏機会でもあるため、一日かけてじっくりと取り組む心積もりだ。有難いことに、今ではメンバーそれぞれがドラマやバラエティー番組等の個人活動でメディア露出が著しく増えている。せっかくのオファーは極力受けるようにしているが [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 71
  • 遅い。遅すぎる。腕時計で時刻を確認したジョンヒョンの眉間に、知らず知らずのうちに皺が寄った。繊細なラインを描いている凛とした美しい背中を見送ってから優に三十分が経とうとしているのに、一向に戻ってくる気配がない。革張りソファに凭れたまま、幾度となくスタッフルームがある方向へ視線を走らせてみたが、ヨンファの姿は確認できなかった。急ぎの電話ということは、恐らく病院関係だろうか。それにしても、時間がかかり [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 70
  • 頭の中が真っ白になるとは、こういうことなのだろうか。不意の一撃を食らったヨンファは手の中のグラスをきつく握ったまま、思考もろとも全身がフリーズした。辛うじてやり過ごせたと思っていたのに、一体何を言い出すのかと、非常にまずい状況に陥っていることに気づく。あまりにも衝撃が大きすぎて呆然と固まったヨンファとは対照的に、当の本人は平然とそばにあったグラスの中身を飲み干して、テーブルの上に置いた。すっかり気 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 69
  • 突然の無茶ぶりに驚いたヨンファは、何度か瞬きを繰り返してしまった。「ホストなんか二度とやらねぇだろ?金髪姿もこれで見納めだろうし」その場にいた六人の視線を一身に集めているのもどこ吹く風で、堂々とのたまったジョンシンは意味ありげに唇の端を上げてみせる。少し浮かれた感じの軽快な口調に、そういうことか……、と内心で溜息を漏らし、ヨンファはふたつ年下の男にちらりと胡乱な目を向けた。その時、視界の隅でジョン [続きを読む]
  • ある意味、ライブよりもおいしい
  • 一昨日、ジョンシンに会ってきました。きちんとしたレポはTwitterのTLでご覧になっていると思いますので、私流のとんでも目線でお伝えします。この度、大阪に行ったのは、ハイタッチ会が目当てでした。昼の部の前にランチを済ませたのですが、飲兵衛の同行者に勧められるまま大ジョッキのビールとデキャンタで頼んだ白ワインを二杯飲んで、昼間なのにほろ酔い気分で会場入りしました。その時、会って下さった方、初対面なのに酒臭 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 68
  • 突然、さらりと告げられた名前に、何の話だと頭の中でホンギたちの会話を反芻した瞬間、ヨンファは絶句した。――う、そ……だろ……っ。危うく出そうになった声を寸前で噛み殺しながら反射的に斜向かいに目を向けると、こちらを見つめていた男と視線が絡み合う。あまり感情を表に出さないタイプだが、眦の吊り上がった深みのある双眸には意図せずして、複雑そうな色が浮かんでいた。あまりにも想定外すぎて、当の本人であるジョン [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 67
  • 広々とした空間に配置された座り心地のいい革張りソファに凭れながら周囲に視線を投げかけると、店内のそこかしこから賑やかな笑い声が漏れ聞こえる。てっきり閉店時間の午前一時までは拘束されるものだと身構えていただけに、予想に反して早めに解放されたヨンファは、張り詰めていたものが緩んでいくような軽い脱力感に襲われていた。場馴れしていないのと思いがけない事態に遭遇したことで、どうやら知らず知らずのうちに神経を [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 66
  • 踏んだり蹴ったりとは、まさにこのことだ。やっと落ち着いて酒が飲めると喜んだのも束の間、正面に腰かけているハンから待ったがかかってしまった。ただでさえ慣れないホストの真似事をやらされた上に、今度は公開説教タイムに突入しようとしている。ジョンヒョンが事後報告している最中、さりげなさを装いつつも、どのタイミングで口火を切ろうか虎視眈々と機会を窺っていたに違いなかった。いつになく改まった様子のハンに、他の [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 65
  • グンソクに促されるまま足を進めている間も、突き刺さるような視線はひと時も離れることなくついてきて、ヨンファは早くもうんざりしていた。さて、どうしたものかと考えあぐねながら頭上を見上げると、高い天井からクリスタルのシャンデリアが眩い輝きを放ち、店内の片隅でわずかに立ち込めていた不穏な空気を一掃するほど豪華絢爛だ。細部に至るまでこだわりを魅せたワンランク上の贅沢なVIPルームはかなり広々としていて、高 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 64
  • 視界から遠ざかっていくジョンヒョンたちの後ろ姿を目で追うだけのヨンファとは対照的に、傍らのグンソクは即座に行動を起こしていた。スーツの内ポケットからおもむろにスマートフォンを取り出すと、メールではなくどこかに電話をかけ始める。「俺だ。若いもんを『Blueming』に数人寄越してくれ。大至急だ」漂う緊迫した空気から、何か組の沽券にかかわるような余程のことがあったとしか思えなかった。会話の内容から察するに、ど [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 63
  • 何かに吸い寄せられるように視線を転じて金髪ホストと目が合った瞬間、息が止まるかと思った。――そんな馬鹿な。俺は、夢でも見ているのか……。こぼれ落ちそうな黒目がちの大きな瞳。細い鼻梁。赤みを帯びた艶やかな唇。派手な髪色をした男の正体がヨンファだったという事実を知り、衝撃のあまり冷静沈着なジョンヒョンは気が動転しかける。真正面には紛れもなく、ここにいるはずのないヨンファが優美な佇まいで、ラグジュアリー [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 62
  • スマートな身のこなしをじっと視線で追っていたら、距離が縮まるにつれて、ジョンシンの歩調がゆっくりとしたものへと変わる。見知った男を目の前にして一瞬ホッと気が緩んだのも束の間、いいや……、とヨンファは思い直した。こんな無様な格好を見られるなんて冗談じゃないし、ホストの真似事をしているのがバレてしまえば、この先、何を言われ続けるか分かったもんじゃない。相手を喜ばすようなネタを自ら提供して、つけ入る隙を [続きを読む]
  • 当ブログの今後について
  • 今日は、全世界のヨンファ及びCNBLUEファンが衝撃を受けた一日でした。私もそのうちの一人です。慶煕大学の件が報道されて以来、入隊が早まるのではないかと危惧していました。胸がざわついて落ち着かない日々を過ごしておりましたが、昨日、ファンミーティングの告知があり、明るい兆しが見えてきたと安堵した矢先でした。その翌日である今日、何の前触れもなくヨンファの入隊発表をされて、ショックのあまり言葉を失ってし [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 61
  • 誰よりも会いたいと思っていた男の姿を認めた途端、嘘だろう……、と鼓動が大きく跳ね上がるほどの衝撃に襲われた。ラウンドソファに座ったまま、ヨンファは息をすることさえ忘れて、黒い集団に視線が釘付けになる。後ろに撫でつけられた艶やかな黒髪。眦の切れ上がった深い色の双眸。すっきりとした高い鼻梁。真一文字に引き結ばれた唇。視線の先にいるのは、間違いなくジョンヒョンだった。韓国人離れした彫りの深い容貌や落ち着 [続きを読む]
  • the same as… 後編
  • ホテルに併設されているショッピングモールに向かおうと、エレベーターを降りてから地下のエントランスを通り抜け、ヨンファはジョンシンと肩を並べて外に出た。韓国ほどではないものの、日中に比べると気温はぐっと下がり、夜風がかなり冷たい。ほどよく温もっていた身体は途端に冷気に包まれ、ヨンファはたまらずダウンジャケットの襟をかき寄せた。フィットネスジムでトレーニングを終えたばかりのジョンシンは平然としていて、 [続きを読む]
  • the same as… 前編
  • 二台横並びになっているキングサイズベッドの片方に、寝転がった格好でスマートフォンを操作していると、微かにドアの開閉音が聞こえた。反射的に目を向けたところで、トレーニングウェア姿の見慣れた長身が慌ただしげに駆け込んでくる。「ヨンファ、デートしよう!」同室者の思いがけない言葉に、すっかり寛ぎモードのジョン・ヨンファは思いっきり面食らった。「……え?」急に思い立ったのか、明日のライブ用にとわざわざロック [続きを読む]
  • 今年もありがとうございました
  • 先日、とても悲しい出来事がありました。期間は短かったものの、私がCNの存在を知る直前まで好意を寄せていた人なので、大変な衝撃を受けました。また、うちの次女がこのグループの大ファンでして、「ライブに行きたい」と話していたばかりだったため、かける言葉が見つからず、遣り切れない日々を過ごしておりました。心よりご冥福をお祈りいたします。以前からある程度予測を立てて話を書いていたはずなのですが、どうもここのと [続きを読む]