haru さん プロフィール

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haruさん: 青の日々
ハンドル名haru さん
ブログタイトル青の日々
ブログURLhttps://y25m02a12h25.blog.fc2.com/
サイト紹介文CNBLUEのBL小説ブログです。ジョンシン×ヨンファ、ジョンヒョン×ヨンファの話を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供45回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2016/03/09 05:02

haru さんのブログ記事

  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 67
  • 広々とした空間に配置された座り心地のいい革張りソファに凭れながら周囲に視線を投げかけると、店内のそこかしこから賑やかな笑い声が漏れ聞こえる。てっきり閉店時間の午前一時までは拘束されるものだと身構えていただけに、予想に反して早めに解放されたヨンファは、張り詰めていたものが緩んでいくような軽い脱力感に襲われていた。場馴れしていないのと思いがけない事態に遭遇したことで、どうやら知らず知らずのうちに神経を [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 66
  • 踏んだり蹴ったりとは、まさにこのことだ。やっと落ち着いて酒が飲めると喜んだのも束の間、正面に腰かけているハンから待ったがかかってしまった。ただでさえ慣れないホストの真似事をやらされた上に、今度は公開説教タイムに突入しようとしている。ジョンヒョンが事後報告している最中、さりげなさを装いつつも、どのタイミングで口火を切ろうか虎視眈々と機会を窺っていたに違いなかった。いつになく改まった様子のハンに、他の [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 65
  • グンソクに促されるまま足を進めている間も、突き刺さるような視線はひと時も離れることなくついてきて、ヨンファは早くもうんざりしていた。さて、どうしたものかと考えあぐねながら頭上を見上げると、高い天井からクリスタルのシャンデリアが眩い輝きを放ち、店内の片隅でわずかに立ち込めていた不穏な空気を一掃するほど豪華絢爛だ。細部に至るまでこだわりを魅せたワンランク上の贅沢なVIPルームはかなり広々としていて、高 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 64
  • 視界から遠ざかっていくジョンヒョンたちの後ろ姿を目で追うだけのヨンファとは対照的に、傍らのグンソクは即座に行動を起こしていた。スーツの内ポケットからおもむろにスマートフォンを取り出すと、メールではなくどこかに電話をかけ始める。「俺だ。若いもんを『Blueming』に数人寄越してくれ。大至急だ」漂う緊迫した空気から、何か組の沽券にかかわるような余程のことがあったとしか思えなかった。会話の内容から察するに、ど [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 63
  • 何かに吸い寄せられるように視線を転じて金髪ホストと目が合った瞬間、息が止まるかと思った。――そんな馬鹿な。俺は、夢でも見ているのか……。こぼれ落ちそうな黒目がちの大きな瞳。細い鼻梁。赤みを帯びた艶やかな唇。派手な髪色をした男の正体がヨンファだったという事実を知り、衝撃のあまり冷静沈着なジョンヒョンは気が動転しかける。真正面には紛れもなく、ここにいるはずのないヨンファが優美な佇まいで、ラグジュアリー [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 62
  • スマートな身のこなしをじっと視線で追っていたら、距離が縮まるにつれて、ジョンシンの歩調がゆっくりとしたものへと変わる。見知った男を目の前にして一瞬ホッと気が緩んだのも束の間、いいや……、とヨンファは思い直した。こんな無様な格好を見られるなんて冗談じゃないし、ホストの真似事をしているのがバレてしまえば、この先、何を言われ続けるか分かったもんじゃない。相手を喜ばすようなネタを自ら提供して、つけ入る隙を [続きを読む]
  • 当ブログの今後について
  • 今日は、全世界のヨンファ及びCNBLUEファンが衝撃を受けた一日でした。私もそのうちの一人です。慶煕大学の件が報道されて以来、入隊が早まるのではないかと危惧していました。胸がざわついて落ち着かない日々を過ごしておりましたが、昨日、ファンミーティングの告知があり、明るい兆しが見えてきたと安堵した矢先でした。その翌日である今日、何の前触れもなくヨンファの入隊発表をされて、ショックのあまり言葉を失ってし [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 61
  • 誰よりも会いたいと思っていた男の姿を認めた途端、嘘だろう……、と鼓動が大きく跳ね上がるほどの衝撃に襲われた。ラウンドソファに座ったまま、ヨンファは息をすることさえ忘れて、黒い集団に視線が釘付けになる。後ろに撫でつけられた艶やかな黒髪。眦の切れ上がった深い色の双眸。すっきりとした高い鼻梁。真一文字に引き結ばれた唇。視線の先にいるのは、間違いなくジョンヒョンだった。韓国人離れした彫りの深い容貌や落ち着 [続きを読む]
  • the same as… 後編
  • ホテルに併設されているショッピングモールに向かおうと、エレベーターを降りてから地下のエントランスを通り抜け、ヨンファはジョンシンと肩を並べて外に出た。韓国ほどではないものの、日中に比べると気温はぐっと下がり、夜風がかなり冷たい。ほどよく温もっていた身体は途端に冷気に包まれ、ヨンファはたまらずダウンジャケットの襟をかき寄せた。フィットネスジムでトレーニングを終えたばかりのジョンシンは平然としていて、 [続きを読む]
  • the same as… 前編
  • 二台横並びになっているキングサイズベッドの片方に、寝転がった格好でスマートフォンを操作していると、微かにドアの開閉音が聞こえた。反射的に目を向けたところで、トレーニングウェア姿の見慣れた長身が慌ただしげに駆け込んでくる。「ヨンファ、デートしよう!」同室者の思いがけない言葉に、すっかり寛ぎモードのジョン・ヨンファは思いっきり面食らった。「……え?」急に思い立ったのか、明日のライブ用にとわざわざロック [続きを読む]
  • 今年もありがとうございました
  • 先日、とても悲しい出来事がありました。期間は短かったものの、私がCNの存在を知る直前まで好意を寄せていた人なので、大変な衝撃を受けました。また、うちの次女がこのグループの大ファンでして、「ライブに行きたい」と話していたばかりだったため、かける言葉が見つからず、遣り切れない日々を過ごしておりました。心よりご冥福をお祈りいたします。以前からある程度予測を立てて話を書いていたはずなのですが、どうもここのと [続きを読む]
  • その男、不遜につき 12
  • それは、大きな影に視界を埋め尽くされてから、瞬く間の出来事だった。「――ンッ、……っふ……ぅ、んっ……」いきなりグッと強い力で両頬を捉えられたかと思うと、荒々しく覆い被さってきた唇に呼吸を遮られる。厚みのある胸筋や規格外の重みで、ヨンファは完全にシーツの上に縫いとめられた状態の中、ジョンシンの迫力に圧倒されて身じろぎひとつできなかった。不意に、男の愛用しているフレグランスの甘い香りがふわりと鼻先を [続きを読む]
  • 初ライブのことなどあれこれ
  • 早いもので、十二月に入りました。話を書くようになってから一週間が経つのはすぐで、一ケ月も瞬く間に過ぎていき、一年ももう終わりかと、あっという間だったなという印象ばかりです。今日は長々と書きますので、興味のある箇所だけ拾い読みしてやって下さいヾ(。・ω・。)今月は師走ということでなかなか落ち着かず、気持ちだけは早くも正月休みに現実逃避しております。妄想話も毎日少しずつ書いている中で、先日、あることに直面し [続きを読む]
  • その男、不遜につき 11
  • どうしてこんなことになったんだろうと、ヨンファは疑問を感じずにはいられなかった。自分たちが置かれている状況は朧げに見えてきたが、うまく呑み込むことができない。あれだけ優しく触れられながら終わりが見えないくらい何度も口づけを交わし、互いに求め合っていたはずなのに、何か気に障ったのだろうか。目の前で、一方的にドアを閉められたような気分だった。ヨンファがそんなふうに思っているとは、ベッドの傍らに立って見 [続きを読む]
  • その男、不遜につき 10
  • キスを交わし始めて、どのくらい時間が経っただろうか。間を置かずにヨンファの吐息を繰り返し塞ぎ続けていた唇が、すっと離れていくのが分かった。温もりがなくなると途端にひどく心許なさを感じてしまい、ゆっくりと瞼を開いて目の前のジョンシンを見上げる。近すぎる距離から覗き込んでくる黒い瞳には情欲が滲んでいて、見つめられるだけで身体の至るところから生じた熱はいつしか全身に広がり、肌をざわつかせた。そのまま瞼に [続きを読む]
  • ヤキモチSpiral 1
  • 「アイコトバ」続編オンエアーの日が刻一刻と近づくにつれ、ジョン・ヨンファはどこか落ち着かない気分で毎日を過ごしていた。言うべきか、それとも、敢えて寝た子を起こすのは避けるべきか。この危機を脱する方法を模索してみたが、恐らくヨンファが出演する番組はすべてチェックされているだろうから、いずれあの男に知られるのは明白だ。三ヶ月前、同じバンドのメンバー兼恋人であるイ・ジョンヒョンが出演したドラマのキスシー [続きを読む]
  • その男、不遜につき 9
  • 何日ぶりかに触れたジョンシンの唇は、火傷しそうなほど熱かった。予期せぬ不意打ちに固まっていると、大きな手がヨンファの両頬を包み込み、完全に逃げ道を塞がれる。強引な男の唇の感触に息を詰め、身動きが取れない状態で、無防備な唇の隙間を信じられないほど優しくこじ開けられた。流れるような手慣れたリードで歯列を軽くなぞったかと思うと、するりと器用に忍び込み、思いのほか甘い舌先がヨンファに絡みつく。「ンッ……ぅ [続きを読む]
  • その男、不遜につき 8
  • 週の中盤に差しかかったその日、ヨンファは一時間程度の残業を終えて退社した。一歩外へ出ると夜の空気は澄んでいて、街灯で煌々と明るい通りを歩きながら月極駐車場へと向かう。帰路の途中、目についた日本のチェーン店のラーメン屋で簡単な夕飯を済ませ、その足で行きつけの本屋にも立ち寄った。好きな作家の新刊を買い、数軒先にあるガラス張りのスタイリッシュな外観をしている洋菓子店の前で思わず足が止まる。今さらだが、あ [続きを読む]
  • その男、不遜につき 7
  • 「……う……ん……」カーテンの向こう側が徐々に明るくなり始めると、自然と意識が覚醒していくのが分かる。身体を包み込んでいる心地よい感触が誰かの温もりのように思えて、慌てて飛び起きてみれば、それはただの毛布だった。「――何だ……ビックリした……」ヨンファは間抜けな勘違いをした自分に呆れながら寝乱れた髪を掻き上げ、うんと軽く伸びをする。もう月曜日か……と多少げんなりして、そばに置いていたスマートフォン [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 60
  • 三人が目指す店は、同じ江南界隈でも清潭洞の裏通りに面した雑居ビルの地下にあった。事務所からは徒歩十分圏内に位置するのだが、かなり冷え込んでいるため、ジョンヒョンはブラックステンカラーコートの襟をかき寄せて足を速める。人込みの喧噪を縫うようにして、色鮮やかなネオンサインで溢れている通りを迷いのない足取りで歩いていた時だった。「あ……れ!?」「おっ」前方に見慣れた面々を見つけ、ジョンシンと正面から近づ [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 59
  • 午後七時の開店と同時に、完全会員制ホストクラブである『Club Blueming』は急に慌ただしさを見せ始めた。週末なのも関係しているのか、クリスタルの照明に包まれた高級感溢れる革張りのボックス席は、次々と訪れる客で埋め尽くされていく盛況ぶりだ。スタイリッシュで煌びやかな空間は途端に華やぎ、選曲のいい落ち着いたBGMは耳に心地よく、眩い輝きを放つ店内にうまく溶け込んでいた。イケメンホストたちは愛嬌を振りまきな [続きを読む]
  • 念願叶って
  • 本人たちに会うなんて夢のまた夢と思っていたのですが、この度ご縁がありまして、マリンメッセ福岡へ行くことになりました。初参戦です。嬉しげにすみません(・ω・;)初めてなので分からないことだらけですが、PCの画面越しではなく肉眼で四人を見られるというのが楽しみでたまりません。しっかりと目に焼き付けて帰りたいです。当日は、何か書いたものを持って行きたいなと考えておりまして、過去、やり取りをさせてもらったこ [続きを読む]
  • アイコトバ 後編
  • このまま一気にバスルームへなだれ込もうと算段し、恋人のシャツを脱がしにかかったジョンヒョンの前で、なぜか当のヨンファが忙しなく視線を彷徨わせた。「でも、お前、帰るんじゃないのか?」シャツを捲り上げながら、ボタンを外そうとしていた手がピタリと止まる。ヨンファのとんちんかんな台詞に、その気にさせておいてこの期に及んで何を言い出すんだと、ジョンヒョンは苛々と頭を振った。いいところで中断させられて、思わず [続きを読む]
  • Manito 7
  • ジョンヒョンに誘われるまま、事務所と同じ清潭洞にある行きつけのイタリア料理店へ着いたのは、時刻が午後二時を回る頃だった。外観はガラス張りで開放感があり、イタリア語が飛び交うカジュアルな店内は、ワインボトルがずらりと並ぶスタイリッシュな空間が演出されている。ランチタイムを過ぎていたからか、人影はまばらでさほど込んでおらず、落ち着いた気分で案内された席に向かい合って座った。かなり空腹だったジョンシンは [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 58
  • その日、ジョンヒョンが出先での仕事を終えて江南に戻ってきたのは、午後九時を回った頃だった。金曜日だからなのか、色とりどりのネオンに彩られた歓楽街は多くの人出で賑わっている。黒塗りベンツから降りた途端、冷気が身体に纏わりつくものの、すっかり馴染んでいる猥雑な空気に不思議と安堵した。さすがに十一月下旬の夜ともなれば日中に比べて気温はぐっと下がり、かなり冷え込む。雑居ビルがひしめき合っている通りを足早に [続きを読む]