haru さん プロフィール

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haruさん: 青の日々
ハンドル名haru さん
ブログタイトル青の日々
ブログURLhttp://y25m02a12h25.blog.fc2.com/
サイト紹介文CNBLUEのBL小説ブログです。ジョンシン×ヨンファ、ジョンヒョン×ヨンファの話を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供52回 / 365日(平均1.0回/週) - 参加 2016/03/09 05:02

haru さんのブログ記事

  • ヤキモチSpiral 1
  • 「アイコトバ」続編オンエアーの日が刻一刻と近づくにつれ、ジョン・ヨンファはどこか落ち着かない気分で毎日を過ごしていた。言うべきか、それとも、敢えて寝た子を起こすのは避けるべきか。この危機を脱する方法を模索してみたが、恐らくヨンファが出演する番組はすべてチェックされているだろうから、いずれあの男に知られるのは明白だ。三ヶ月前、同じバンドのメンバー兼恋人であるイ・ジョンヒョンが出演したドラマのキスシー [続きを読む]
  • その男、不遜につき 9
  • 何日ぶりかに触れたジョンシンの唇は、火傷しそうなほど熱かった。予期せぬ不意打ちに固まっていると、大きな手がヨンファの両頬を包み込み、完全に逃げ道を塞がれる。強引な男の唇の感触に息を詰め、身動きが取れない状態で、無防備な唇の隙間を信じられないほど優しくこじ開けられた。流れるような手慣れたリードで歯列を軽くなぞったかと思うと、するりと器用に忍び込み、思いのほか甘い舌先がヨンファに絡みつく。「ンッ……ぅ [続きを読む]
  • その男、不遜につき 8
  • 週の中盤に差しかかったその日、ヨンファは一時間程度の残業を終えて退社した。一歩外へ出ると夜の空気は澄んでいて、街灯で煌々と明るい通りを歩きながら月極駐車場へと向かう。帰路の途中、目についた日本のチェーン店のラーメン屋で簡単な夕飯を済ませ、その足で行きつけの本屋にも立ち寄った。好きな作家の新刊を買い、数軒先にあるガラス張りのスタイリッシュな外観をしている洋菓子店の前で思わず足が止まる。今さらだが、あ [続きを読む]
  • その男、不遜につき 7
  • 「……う……ん……」カーテンの向こう側が徐々に明るくなり始めると、自然と意識が覚醒していくのが分かる。身体を包み込んでいる心地よい感触が誰かの温もりのように思えて、慌てて飛び起きてみれば、それはただの毛布だった。「――何だ……ビックリした……」ヨンファは間抜けな勘違いをした自分に呆れながら寝乱れた髪を掻き上げ、うんと軽く伸びをする。もう月曜日か……と多少げんなりして、そばに置いていたスマートフォン [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 60
  • 三人が目指す店は、同じ江南界隈でも清潭洞の裏通りに面した雑居ビルの地下にあった。事務所からは徒歩十分圏内に位置するのだが、かなり冷え込んでいるため、ジョンヒョンはブラックステンカラーコートの襟をかき寄せて足を速める。人込みの喧噪を縫うようにして、色鮮やかなネオンサインで溢れている通りを迷いのない足取りで歩いていた時だった。「あ……れ!?」「おっ」前方に見慣れた面々を見つけ、ジョンシンと正面から近づ [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 59
  • 午後七時の開店と同時に、完全会員制ホストクラブである『Club Blueming』は急に慌ただしさを見せ始めた。週末なのも関係しているのか、クリスタルの照明に包まれた高級感溢れる革張りのボックス席は、次々と訪れる客で埋め尽くされていく盛況ぶりだ。スタイリッシュで煌びやかな空間は途端に華やぎ、選曲のいい落ち着いたBGMは耳に心地よく、眩い輝きを放つ店内にうまく溶け込んでいた。イケメンホストたちは愛嬌を振りまきな [続きを読む]
  • 念願叶って
  • 本人たちに会うなんて夢のまた夢と思っていたのですが、この度ご縁がありまして、マリンメッセ福岡へ行くことになりました。初参戦です。嬉しげにすみません(・ω・;)初めてなので分からないことだらけですが、PCの画面越しではなく肉眼で四人を見られるというのが楽しみでたまりません。しっかりと目に焼き付けて帰りたいです。当日は、何か書いたものを持って行きたいなと考えておりまして、過去、やり取りをさせてもらったこ [続きを読む]
  • アイコトバ 後編
  • このまま一気にバスルームへなだれ込もうと算段し、恋人のシャツを脱がしにかかったジョンヒョンの前で、なぜか当のヨンファが忙しなく視線を彷徨わせた。「でも、お前、帰るんじゃないのか?」シャツを捲り上げながら、ボタンを外そうとしていた手がピタリと止まる。ヨンファのとんちんかんな台詞に、その気にさせておいてこの期に及んで何を言い出すんだと、ジョンヒョンは苛々と頭を振った。いいところで中断させられて、思わず [続きを読む]
  • Manito 7
  • ジョンヒョンに誘われるまま、事務所と同じ清潭洞にある行きつけのイタリア料理店へ着いたのは、時刻が午後二時を回る頃だった。外観はガラス張りで開放感があり、イタリア語が飛び交うカジュアルな店内は、ワインボトルがずらりと並ぶスタイリッシュな空間が演出されている。ランチタイムを過ぎていたからか、人影はまばらでさほど込んでおらず、落ち着いた気分で案内された席に向かい合って座った。かなり空腹だったジョンシンは [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 58
  • その日、ジョンヒョンが出先での仕事を終えて江南に戻ってきたのは、午後九時を回った頃だった。金曜日だからなのか、色とりどりのネオンに彩られた歓楽街は多くの人出で賑わっている。黒塗りベンツから降りた途端、冷気が身体に纏わりつくものの、すっかり馴染んでいる猥雑な空気に不思議と安堵した。さすがに十一月下旬の夜ともなれば日中に比べて気温はぐっと下がり、かなり冷え込む。雑居ビルがひしめき合っている通りを足早に [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 57
  • 予想外の言葉に、ヨンファは絶句した。一瞬、思考回路が停止寸前になりそうだったが、立ち竦んだまま混乱した頭の中を必死に整理する。冗談だろうと思いたかったものの、いつになく神妙そうな口調が真実であることを物語っていて、よりにもよってと、天を仰ぎたくなった。あまりにも突拍子もない展開に半ば呆然としながらも、はっきり意味を悟り、目を細めて十年来の親友を見返す。「……そんな話、一言も聞いてないぞ」露骨に不機 [続きを読む]
  • 夏バテ中
  • いつも覗きに来て下さって、どうもありがとうございます。今年の夏は異様に蒸し暑くて、いまいち元気が出ません。何とかしようとアリナミンの錠剤を飲んだり、インド料理屋の激辛カレーや、セブンで買った蒙古タンメン中本のカップ麺を食べたり。普段あまりインスタントものは口にしないんですが、私的にこれは大ヒットでした。カップラーメンの常識を覆すほどの旨さです。一度食べたら病みつきになるので、辛い物好きの方には是非 [続きを読む]
  • アイコトバ 中編
  • 通い慣れたマンションに着くや否や、ジョンヒョンがインターホンを鳴らしても、案の定、応答がなかった。苛々しながら根気強く待ってみたものの、一向にドアが開く気配がしない。留守ではないことは分かっているので、仕方なしにスペアのカードキーで玄関のドアを開けて、勝手知ったる恋人の自宅に足を踏み入れた。人感センサー付きの照明が自動的に灯る中、奥のリビングへと向かいかけた時、不意に寝室のドアが開く。思わず立ち止 [続きを読む]
  • アイコトバ 前編
  • 「Everything」続編「あ、ヨンファか。俺――」十コール目にしてやっと繋がったと思って話し出した途端、プツッと通話が切れたのが分かる。ジョンヒョンはスマートフォンを耳にあてたまま毒気を抜かれた気分になり、自分の顔が中途半端に固まったのを感じた。「……一体、どうなってるんだ?」事務所の作業室で椅子に凭れながら苦々しくひとりごち、またしても溜息がこぼれる。いずれ再始動することになるソロ活動のための楽曲制作 [続きを読む]
  • Manito 6
  • ジョンヒョンの姿が見えなくなると、おもむろにジョンシンがこちらに向き直った。自分たちを取り巻く空気がかつてないほど重く濁っているのが分かり、自然と顔が強張る。無言でじっと真っ直ぐに向けられる視線にヨンファは内心で動揺しながらも、拳を固く握り締めて震えないようにするのがやっとだった。ジョンシンはまったく感情の読めない顔つきでこちらを見据えたあと、何もかもシャットアウトするかのように背中を向けた。離れ [続きを読む]
  • Manito 5
  • その一言で、それまでの和やかな空気が嘘のように張り詰めたものへと変わった。部屋の温度が急激に下がったような錯覚に陥り、心臓だけが激しく脈打っている。ヨンファの口から告げられた言葉は、ジョンシンに衝撃を与えるには十分すぎて、すぐには声が出なかった。信じられない思いで呆然と恋人を見つめ、ゆっくりと双眸を細める。「な、に……言ってんだよ」自分でも、やけに剣呑な声だと思った。予想外の展開に意表をつかれ、戸 [続きを読む]
  • Manito 4
  • 「――いいメロディだな」それは、ジョンシンのマンションに泊まるという約束が白紙になった翌週のことだった。リビングのフローリングに直に腰を下ろしてソファに身を凭れさせ、アコースティックギターでフレーズをひと通り弾き終わったところで、静かに聞き耳を立てていたヨンファが感嘆の声を漏らす。「本当に?このまま進めていい?」低音で問いかける声が、我ながら驚くほど甘く聞こえた。「ああ、もちろん。なんて表現したら [続きを読む]
  • Manito 3
  • 酒に酔っていた――。そんな空々しい言い訳が通用するほど飲んでいないことは、お互いに承知している。布きれ一枚に隠されている部分を暴きたくて、ジョンシンは震えそうになる指先で上から三つ目のボタンを外した。至近距離から、何かを訴えかけるような漆黒の双眸と視線がぶつかり、たったそれだけのことでますます情動に火を点けられる。ストンと落ちてきた感情に押されたみたいに、そこから先はなし崩し的に手が動いていた。少 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 56
  • 「……フニ!」ヨンファは弾かれたように、その名を叫んでいた。思いがけない場所で思いがけない相手と再会を果たすなんて、この滅多にない偶然に驚いたのは、目の前の男も同様だったようだ。ユーモアがあって人当たりのいい「フニ」ことチェ・ジョンフンは、ホンギと同じく高校時代のクラスメイトで、誰にでも愛想がよく、男の友人は多かったし女子にも人気があった。やや目尻の下がったくっきり二重の双眸、際立った高い鼻梁、見 [続きを読む]
  • Manito 2
  • ジョンシンは高校在学中に事務所の練習生になり、ふたつ年上のヨンファと出会った。まず整った容貌に瞠目し、長身のジョンシンよりも頭半分ほど低い、彼の醸し出す洗練された雰囲気に惹きつけられた。あまり人見知りをしない性格なのか、何かの拍子に話しかけられ、はにかんだような表情と八重歯をちらっと覗かせた口許に視線を持っていかれ、ひどく緊張してしどろもどろになった記憶しかない。変に威張って先輩風を吹かせることも [続きを読む]
  • Manito 1
  • よくよく考えると、今年に入ってから確かに兆候はあった。五年来の年上の恋人――ジョン・ヨンファの様子に漠然とした引っ掛かりを感じていたのは、ただの錯覚ではなかったのだ。電話をかけても留守電になって折り返しがなかったり、誘いのメールを送っても返信されない。几帳面な性格で以前は決してこんなことはなかったのに、年を越した辺りから彼の不可解な行動は目に余るほど顕著に表れるようになっていた。自分が遠慮のない相 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 55
  • 目的地に近づくにつれて、車中から眺めていた街並みはすっかり夜の帳が下り、いつの間にか煌々と輝くネオン街へと変貌を遂げていた。南部洞組が経営しているホストクラブは、ソウル最大の歓楽街として知られる江南の一角にあるそうで、このエリアはナイトスポットが密集している。本来は青龍組の勢力範囲のはずだが、友好関係を結んでいることから、案外シマを共有しているのかもしれない。 江南は世界的にも有名な観光地で、昼夜 [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 54
  • その日は、間違いなく生涯忘れることのできない厄日といえるだろう。目的地へと向かう車中で、ヨンファは何とも複雑な気分を抱え、運転席のホンギに気づかれないようにそっと息を吐く。見知った景色が窓の外を流れるのを目で追いながら、頭の中は普段の冷静さを失っていた。これから自分の身に起こることを考えただけで、目眩がしそうになる。つい数時間前まで、まさかこんな事態に巻き込まれるとは思ってもみなかったのだ。ホンギ [続きを読む]
  • シアワセ日和 後編
  • 見慣れた白い天井が目に入った途端、ソファの上で完全に組み敷かれていることに気づき、あまりの急展開に頭がついていかなかった。呆然と見上げた視界の中、真剣な表情で間近から見下ろされ、ヨンファの全身に甘い慄きが走る。笑っていない時のミニョクは、誰もが親しみを感じる好青年というよりも、見知らぬ精悍な男に見えた。いつもの穏やかなミニョクらしからぬ強引な台詞に心臓をギュッと鷲掴みにされ、今まで胸に巣食っていた [続きを読む]
  • 蒼き運命 −アオキサダメ− 53
  • 煌びやかな夜景が望める、壁一面に広がるL字のFIX窓に面した広々としたリビングで、ジョンヒョンは黒のレザーソファにどっかりと腰かけて脚を組み、ひとりグラスを傾けていた。ジョン家の屋敷を出て、浮遊感が楽しめるタワーマンションの角部屋に移り住んだのは、今から三年前。何げに外を見遣れば、真っ暗な窓に映った顔がひどく疲れているように見える。ダークスーツから、ざっくりとした黒い襟付きニットにデニムというラフ [続きを読む]