鮎たわけ さん プロフィール

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鮎たわけさん: 長良川と郡上竿の世界
ハンドル名鮎たわけ さん
ブログタイトル長良川と郡上竿の世界
ブログURLhttps://blogs.yahoo.co.jp/fk3yi8anpontan
サイト紹介文長良川の大鮎やアマゴを釣るために作られらた伝統の郡上竿や郡上魚籠など伝統の道具と時代背景を紹介。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供97回 / 365日(平均1.9回/週) - 参加 2016/03/20 16:24

鮎たわけ さんのブログ記事

  • 郡上魚籠職人「益田君」が岐阜新聞Web版に載る
  • 郡上魚籠職人「益田君」が岐阜新聞Web版に載る郡上びく継承24歳の心意気 亡き師の「形」追い続けるhttps://www.gifu-np.co.jp/news/20190120/20190120-107275.html2019年01月20日 08:39このブログで何度も取り上げさせていただいた益田君が今朝の岐阜新聞のWeb版に載ったと本人から連絡をいただいた。私も自分の事のように嬉しかった。見たところ、皆さんから注文いただいた制作待ちの郡上魚籠も着々と完成が近づいている [続きを読む]
  • 洋式郡上毛鉤竿の話⑤<出来上がったブランクス>
  • 洋式郡上毛鉤竿の話⑤<出来上がったブランクス>二人でフライロッドの構想を練ってから既に数ヶ月が経過していた。福手さんから「出来上がったぞ」と連絡をいただき、期待を膨らませながら工房を訪れた。どんなブランクスが出来上がっているだろうか・・・出てきたブランクスの完成度の高さには正直驚いた。当たり前だが、矢竹はピンと真っ直ぐに火入れをされキレイに筋が一本通っている。聞いていた通り、継ぎ手は差し込み継ぎで [続きを読む]
  • 銘竿「ダイワCG琥珀毛鈎 3.3」
  • 銘竿「ダイワCG琥珀毛鈎 33」私が渓流釣りに一番熱くなっていた頃に発売された竿である。しかし、この毛鈎竿はその頃に買った竿ではない。当時は指を咥えて見ているしかない高嶺の花だった。社会に出るまでの20年間、育った我が家には毎月決まった小遣い制度というものが無かった。そこはド田舎の専業農家だった。毎日、朝から晩まで働く両親の背中を見ながら、これだけの手間を掛けても野菜ひと箱が数百円にしかならないと知 [続きを読む]
  • 銘竿「天龍 松風特製テンカラ竿」
  • 銘竿「天龍 松風特製テンカラ竿」手元に一本のテンカラ竿がある。だいぶ以前から使っているが、いつ、どのように入手したのかも記憶が無い。「松風」という風流な名前がついているが、メーカーの記載も無くずっと詳細は不明だった。ふた昔ほど前のこのカーボン竿は、やさしい調子で気持ちよくゆったりとラインが振れる竿だった。そして、やさしく確実に毛針を魚の口に掛けてくれる。また、小型のアマゴでもゆったりと曲がって楽し [続きを読む]
  • 銘竿「オリムピック世紀毛鈎」
  • 銘竿「オリムピック世紀毛鈎」「オリムピック世紀」釣りの世界を根底から変えた竿である。この竿を作ったメーカー「オリムピック釣具」の歴史は、その前身であるの「植野精工」まで遡る。「植野精工」の創業者は植野善雄1931年(昭和6年)創業1932年(昭和7年)本格両軸受けの犬印リールを製造販売。下記は当時の釣り雑誌から1954年(昭和29年)にはグラスロッドの製造販売を始める。1961年(昭和36年)に「オリムピック釣具」と [続きを読む]
  • 魚心毛鉤
  • 魚心毛鉤鈴木魚心本名:鈴木寅五郎(1908 〜 1989)へら鮒釣りをする方は聞いたことのある名前かもしれない。戦前から戦後において日本の釣り界に大きな影響を与えた人物である。それまでごく一部の人しか知らなかった和式毛バリ釣りを学んだ後に、まだ黎明期であったフライフィッシングに戦前から着目し、洋書だけを手がかりに独学でキャスティングやタイイングを習得したという。(当時はまだテンカラという呼び名は一般的ではな [続きを読む]
  • 古いテンカラ竿
  • 古いテンカラ竿昨年は多くの方にご訪問いただき、また、多くのコメントやナイスをいただき厚く御礼申し上げます。本年も懲りずにつらつらと書いて参りますので、引き続きお付き合いいただけましたら幸いに存じます。今年はどんな出会いがあり、どんな釣りができるだろうか・・移ろいゆく季節の中で、一期一会を楽しみたいと思っております。尚、まだまだブログに書いていないディープな話が山ほどありますので、整理しながら書いて [続きを読む]
  • 洋式郡上毛鉤竿の話④<継ぎ手はどうする?>
  • 洋式郡上毛鉤竿の話④<継ぎ手はどうする?>六角バンブーフライロッド(スプリッドケーンロッド)を見た後で、二人で一番悩んだのは「継ぎ手」だった。フライロッドでいうジョイント部分のフェルールのことである。竿の継ぎ方にもいろいろある。・並継ぎ・逆並継ぎ(スリップオーバーフェルール)・印籠継ぎ(スピゴットフェルール)・金属のジョイントなど・・・そもそも、福手さんは郡上竿師だがフライロッドビルダーではないの [続きを読む]
  • 洋式郡上毛鉤竿の話③<二つの竿の共通点>
  • 洋式郡上毛鉤竿の話③<二つの竿の共通点>不思議な矢竹を発見した私は、恐る恐る聞いてみた。「福手さん、今までフライロッドって作ったことあった?」「フライ??あの魚型のルアーってやつを投げる竿か?」「違う違う(笑)それはルアー竿」「違うのか、でもリールをつける竿なら、昔に海用のイカダ竿を大阪の客から頼まれて作ったことがあるが、あんなたくさんガイドをつける竿なんか、最近は目も見えないし二度とゴメンだ」「 [続きを読む]
  • 洋式郡上毛鉤竿の話②<矢竹について>
  • 洋式郡上毛鉤竿の話②<矢竹について>フライロッドの制作過程を書く前に今回の主役「矢竹」について話をさせていただきたい。「矢竹」という呼び名がついているが、ずっと筍(タケノコ)時代の皮がついたままなので正式には笹に分類される。矢竹はその名の通り、古くより矢の素材として使われてきた竹(笹)である。鉄砲が伝わる以前の弓矢が武器だった時代には、各藩に竹奉行が置かれるほど重要な竹であり、城内にも必ず植えられ [続きを読む]
  • 洋式郡上毛鉤竿の話①<プロローグ 不思議な矢竹>
  • 洋式郡上毛鉤竿の話①<プロローグ 不思議な矢竹>この話は今から3年前の冬まで遡って始まる。それは、私のたわいもないひと言から始まった。郡上竿師の福手さんの倉庫で、一緒に大量に束ねた材料の竹を見ていた時、その中に細いのによく撓(しな)う不思議な竹を見つけた。下記画像の一番手前の小さな束がその竹それは、郡上竿の穂先によく使う川竹(ネザサ)と違って、節間が長くテーパーが緩やかで反発力がとても強い竹だった [続きを読む]
  • 郡上魚籠の竹②<竹切り>
  • 郡上魚籠の竹②<竹切り>先日の11月24日に、郡上魚籠職人の益田君とマダケの収穫(竹切り)に同行させていただいた。その日は前夜に霜が降り、吐く息も白かった。もう冬がすぐそこまで来ている。細工に使う竹材は、竹の生長が止まって水を上げていない11月の下旬から2月頃までに収穫する。理由は、夏場に切った竹は養分や水分が多く、虫が付きやすく反発力も乏しいからである。これは竿作り用の竹も同じで、冬場に切った竹しか使 [続きを読む]
  • 郡上魚籠の竹①<竹の種類>
  • 郡上魚籠の竹①<竹の種類>先日、郡上魚籠職人の益田君に一緒に材料の竹を切りにいかないかと誘われた。そこでいろいろ勉強させて頂いたので、私の備忘として書き残しておきたい。下記は益田作郡上魚籠(7寸)まず最初に郡上魚籠に使われる竹の種類について。日本に生える竹の中で、割って竹細工に使うような太い竹は、モウソウチク(孟宗竹)、マダケ(真竹)、ハチク(淡竹)の3種類がある。中でも籠(カゴ)や笊(ザル)など [続きを読む]
  • 飛騨のカラス毛バリ⑤<乗鞍岳を越えた毛バリ>
  • 飛騨のカラス毛バリ⑤<乗鞍岳を越えた毛バリ>どれだけ調べても「カラス毛バリ」の名称では過去の文献にも出て来ない。そうなると毛バリのシルエットから探るしかなかった・・・すると、そっくりな毛バリが飛騨から一山隔てた信州側にもあったことが判明した。それは、乗鞍岳(3,026m)の中腹にある奈川温泉の宿にイワナをおさめていた職漁師の毛バリであった。奈川温泉は鎌倉時代に開湯したと伝わるほど歴史は古く、飛騨と信州を [続きを読む]
  • 飛騨のカラス毛バリ④<漆黒のイワナ毛バリ>
  • 飛騨のカラス毛バリ④<漆黒のイワナ毛バリ>あらためて、偏屈爺が巻いたバリを詳しく見てみたい。まず先に「キジ毛針」310円。こちらは「カラス毛バリ」の倍もする。この完成度でこの価格・・・さぞかし釣れるにちがいない(笑)蓑毛(ハックル)は雌キジの胸の羽根で、胴は孔雀(ピーコックハール)を太く巻いてある。逆さ毛バリとは巻き方も違うが、この雑なボサボサ感が意外に虫らしくも見える。次は本題の「カラス毛針」1 [続きを読む]
  • 飛騨のカラス毛バリ③<偏屈オヤジの手製毛バリ>
  • 飛騨のカラス毛バリ③<偏屈オヤジの手製毛バリ>これがその引き出しの中身である。私がこの毛バリについて、もう少し詳しく聞きたいと尋ねると・・・店主はこちらをジロリと睨み、「いろいろ余分なことを聞くヤツだな、お前に教える必要はない」と低い声で一言だけ発し、すぐテレビに目を戻した。私は耳を疑った・・・どうやら何も話したくないらしい(笑)(ちゃんと撮影許可はいただいてます)しかし、そんなことで怯む私ではな [続きを読む]
  • 飛騨のカラス毛バリ②<時間の止まった釣具店>
  • 飛騨のカラス毛バリ②<時間の止まった釣具店>庄川で見た漆黒の毛バリがずっと気になっていた。そして、今年の秋に飛騨高山行く機会があり、その釣具店に寄ることにした。その某釣具店は、市内を貫く目抜き通りにあり、周囲は国内外の観光客目当ての土産屋に囲まれている。高山見物には毎年のように行っているが、私は天邪鬼なので、あえて観光客が少ない繁華街から外れた骨董品店などを覗くことが多く、この釣具店にも以前にもふ [続きを読む]
  • 飛騨のカラス毛バリ①<無骨な黒い毛バリ>
  • 飛騨のカラス毛バリ①<無骨な黒い毛バリ>新しい章は、山奥深い小京都「飛騨高山」で見つけた幻の毛バリの話。(下記は私の道具)飛騨のテンカラ毛バリといえば、だれでも飛騨川(益田川)の上流に伝わる「逆さ毛バリ」を思い浮かべるだろう。右田政夫氏の著書「右田の逆さ毛バリ」つり人社(昭和61年初版)で初めて知ったという人も多いかもしれない。そこには、「逆さ巻きの毛バリは、飛騨の益田川(増田川は誤記)筋では相当古 [続きを読む]
  • 郡上魚籠が欲しい方は・・・
  • 郡上魚籠が欲しい方は・・・この週末11/10.11の「郡上八幡 町屋オイデーナーレ2018」昨年に引き続き、若き郡上魚籠職人「益田君」に合いに行ってきた。(今年も何度も会っているが)下記は今年のポスターこのような若手が企画するイベントは活気があり、古い町並みを新しい感性で使っていて面白い。是非、これからも続けて欲しいと思う。今年は、益田君の魚籠作りをゆっくり見せてもらいながら、長時間いろいろな話をした。郡上魚 [続きを読む]
  • 魚拓② 鼻曲がりの雄アマゴ
  • 魚拓② 鼻曲がりの雄アマゴ柿の実は熟れ、山々は高きから秋に染まっていくあの夏の喧騒は何処へ河原にはススキが揺れるだけ短い秋の陽に追われるように、鮎は下流に降り、渓魚は奥谷に遡る迫りくる長いモノクロの季節をすぐそこに、渓は一瞬だけ錦を纏う前回に引き続き私の直接法のカラー魚拓をもうひとつ。(前回のヤマメの魚拓)https://blogs.yahoo.co.jp/fk3yi8anpontan/41128424.html実は、今回のこのアマゴは、釣ったのでは [続きを読む]
  • 黄葉のブナ林を抜けてソロキャンプ<その②>
  • 黄葉のブナ林を抜けてソロキャンプ<その②>前回からのつづき。国道157号で真名川沿いを上流へ遡り、目的のキャンプ場を目指す。「麻那姫湖青少年旅行村」山奥の真名川ダム(麻那姫湖)のバックウォーターで、笹生川と雲川の合流点にある広大な芝生のキャンプ場である。以前は携帯電話も繋がらない不便な場所のためか、なんと料金も入場料500円だけだった。数年前から電波も届くようになったためか料金も倍になったが、今でも [続きを読む]
  • 黄葉のブナ林を抜けてソロキャンプ<その①>
  • 黄葉のブナ林を抜けてソロキャンプ<その①>毎年、晩秋に一人でキャンプに行くのが恒例となっている。岐阜から福井へ国道157号線を抜けるルートで、途中、峠の頂上である能郷白山付近の黄葉を見て、福井の廃村跡のキャンプ場に一泊して帰ってくる。この国道は酷道とも揶揄される悪路だが、ブナの黄葉にタイミングが合えば最高の景色が待っている。今回もその予定で7:30に自宅を出発。順調に国道157号を北上するが、最後の道の駅 [続きを読む]
  • 錦秋の尺ヤマメ
  • 錦秋の尺ヤマメ暦はもう霜月ここ数回のブログは地味なモノクロの写真ばかりだったので、今回はカラーの話。人知れず錦に染まる奥谷の渓流それは、渓魚が本能に突き動かされ命をつなぐ季節碧い淵尻では、二つの大きな黒い影が揺れていた何度も釣針の脅威から逃れた狡猾な大物であるしかし尺ヤマメともなると、これが最後の産卵に違いない水面を流れゆく紅葉をよそに黒い影が重なる見上げると空は高く澄んでいたこれは雌雄の尺ヤマメ [続きを読む]
  • 謎の古いアルバム第5話<職漁師と趣味人>
  • 謎の古いアルバム第5話<職漁師と趣味人>私のブログテーマ「長良川と郡上竿の世界」の主人公は「職漁師」である。昭和初期の郡上の職漁師一方の、道楽として鮎釣りに興じる「趣味人」は、その対極に位置する。それは、どちらが高尚だとか優れているとか比較して論じるような性質のものではなく、人が本能として持つ「釣りたい」というエネルギーを「生きるためにどう使うか」だけの違いだと思う。また、目的こそ違えど、どちらも [続きを読む]
  • 謎の古いアルバム第4話<昭和初期の鮎釣り>
  • 謎の古いアルバム第4話<昭和初期の鮎釣り>ちょっとアルバムを離れて、ここで戦前の鮎釣りとはどんなものだったのか覗いてみたい。古く江戸時代から鮎を釣るには、沈め釣り(ドブ釣り)、友釣り、素掛け(引っ掛け)の3つの方法があり、遊漁としては様々な毛バリを使って釣る「沈め釣り」が主流であった。下記は、紀の川で鮎の沈め釣りを楽しむ人たち「釣の友」昭和10年6月号から一方で、友釣りは職漁師が行うものとされてい [続きを読む]