やまの龍 さん プロフィール

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やまの龍さん: 頼朝好き・北条数寄FanSite「あづまがたり」
ハンドル名やまの龍 さん
ブログタイトル頼朝好き・北条数寄FanSite「あづまがたり」
ブログURLhttps://yoritomo-fan.com/
サイト紹介文源頼朝&政子、北条氏、鎌倉幕府が大好き。歴史小説&考察&書評ブログ。大河ドラマについても。
自由文真田の先祖、海野幸氏は木曽義仲の息子で頼朝の娘大姫の許嫁者である志水冠者義高の家来。後に鎌倉幕府の御家人になる彼は、武田や小笠原、望月と並んで弓馬四天王と呼ばれました。そんなカッコイイ彼を応援したくて起ち上げました。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供157回 / 365日(平均3.0回/週) - 参加 2016/03/21 19:48

やまの龍 さんのブログ記事

  • 腑抜けの三郎―北条重時―45
  •     重時の目の前には姫君然と飾り立てられた言がいて、様々な感情が入り交じった目で重時を見ていた。お互い何かを言おうと口を開くが何も出てこない。言葉の代わりに大粒の涙を零す少女に重時は動揺した。「言、大丈夫? どこか痛いの?」 慌てる重時と黙って泣き続ける言に、側に控えていた女達が笑いさざめく。「あらあら、まぁ……」「ほらほら、お二人にして差し上げねば」 着物を引きずらせて女達が出て行く。一人の [続きを読む]
  • <鎌倉少年隊>を新しく妄想中・梵天(平盛綱)
  • 少し前に書き上げた「代―ダイ―」のキャラが気に入ってしまって、しばらく妄想の世界に浸っておりました。一番手・主人公「梵天(平盛綱)」「アマカケル」の梵天がベースになっていますが、その後だ〜いぶ変更いたしました。考えてみたらこの時代の鎌倉の御家人衆のお子って意外に美形が多そう(と思われる)。資盛さんのお子さんの盛綱くんはもちろんのこと政子さんの弟の時房さんは有名だし泰時くんも賢い&かっこよさそうだし [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―44
  •     源頼朝の長女、大姫で知られる一の姫は、幼い頃に清水冠者義高と許嫁の関係にあった。義高は頼朝の従兄弟・木曾義仲の嫡男。鎌倉の人質だった。義仲敗死の三月後に義高は鎌倉を逃げ出し、捕らえられて首を刎ねられる。それから十年余り、大姫は病がちで過ごす。 年頃になった頃、従兄弟との縁談が持ち上がるが大姫はそれを強く拒否し破談となった。だがその後、頼朝がすすめた入内については大姫は明確な拒絶をしていない [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―43
  •     時は遡る。法華堂の一室に重時はいた。言を抱えて。 玉と箱を交換しようとした瞬間に起きた地震と光の放出で彼女は意識を失い、目を覚まさなかった。 法華堂を護衛していた武士らが怪しんで山へと駆け上ってくる。弓をつがえ刀を鞘から抜く彼らの前で重時は言を胸に抱いて声を上げた。「我は執権義時が三男、重時! 光について言上したきことがある。兄・泰時を呼べ!」 自分にこんな大声が出るとは思わなかった。光に [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―42
  •     音は目を覚まして何が起きたのかと戸惑った。見たこともない場所に美しい衣を着せられ寝かされていた。化粧をした女達が笑いさざめく。浄土に辿り着いたのかと思う。「まぁ、目が覚めたのね。良かったこと」 衣擦れの音に目を上げたら北条政子が立っていた。 何で? どうして尼御台がいるの? 音は跳ね起きると畳から飛び降り、その場に跪いた。額を深く床につける。女たちの笑う声。「お久しぶり。昨春、三崎の御所で [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―41
  •    「祖父上、父上! どうかお留まり下さい。叔父上方もどうか冷静に。御所様に弓引くなど、とんでもないことです」 和田義盛と、その嫡男・常盛に必死で懇願するのは、常盛の嫡子・朝盛だった。だが義盛は鼻で嗤って取り合わない。「これは御所様への謀反にあらず。大罪人・北条義時を成敗するのだ」 常盛も既に勝利を手にしたような顔で息子に告げる。「そうだ、朝盛。お前は御所様の信頼も厚い。戦に勝ち、我らが将軍様を [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―40
  •     法華堂の周りは松明が焚かれ、夜も明るく照らされている。死して龍神となった頼朝公の墓所であるこの寺は特に大切にされていた。 翌日の同じ刻限、二人はその寺の裏の山にいた。「ごめんなさい」 先に頭を下げたのは音だった。「ううん。僕こそ……腑抜けでごめん」 頭をかく重時に、音は微かに笑った。「自分でそう言うの止めなさいよ」「うん、でも君の言う通りだと思った。だから自分なりに色々考えてみたんだ」 そ [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―39
  •    「馬鹿、馬鹿、馬鹿。私の馬鹿!」 夜の道、自分を罵倒しながら音はひた走った。何であんな偉そうなこと言ってしまったのか。会えて嬉しかった、覚えていてくれて嬉しかったのに。 自分の願いを口に出来ないのは音自身だった。だから八つ当たりしたのだ。育ちが良くておっとりしていて、優しく自分を受け入れてくれる重時に……。『君の為なら、僕は何でもするよ!』 違う。私はそんなこと言って貰えるような人間じゃない [続きを読む]
  • AmazonKindle出版「内容詳細」に不具合>解決。対応速いのは嬉しいわ〜
  • Amazon の KDP に「内容詳細」について問い合わせしました〜少し前の記事で書きましたが、商品ページの内容紹介に変なコードが入ってしまうので、それをなくすために無理やり改行をとっぱらった結果、すっごい見にくいことに・・・。また、途中で文が切れているという始末になっておりました。が、今日の午前中に見てみたら・・・「あら、文章が全部表示されてる」それはいいんだけどね。いいんだけどさ・・・これ、ひどくないっす [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―38
  •     少女は眉をひそめ、疑わしげな顔をする。「強く願うとその通りのことが起きるんだ。もちろん全てではないけど。えーと、例えば、そうだな。前に猫を助けた時にさ……」 言いかけて、重時は言を見た。「あの時の猫、どうしてる? 元気?」「ええ。すっかり太々しくなったわ。ほら、額に傷をつけられたでしょ? だから余計に迫力があってね。すっかり親分猫よ」「へえ、そっか。良かった」「でね、江島で思い出した。実は私 [続きを読む]
  • 「アマカケル―北条の姫―」AmazonKindleで販売開始します
  • こんにちは。2018年11月11日(ポッキーの日)にAmazonKindleで「アマカケル―北条の姫―」販売開始します〜日時指定してAmazonに提出したら無事に通って現在は予約受付中になりました。販売開始はグリニッジ標準時間の筈なので日本の朝9時以降になるかと思います。ただね…説明文が何故か改行されなくて。最初は改行された文章をアップしたんですが、なぜか変なコードを入れられてしまい修正に修正を重ねて、受付最終のギリギリ1 [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―37
  •     八幡宮の鳥居に彼女が姿を現したのは約束の刻を大分過ぎてからのこと。 茜色の小袖に若葉色の湯巻、髪は緩やかに後ろで纏めていた。余程急いだか肩で大きく息をしている。夢でも見ているような心地でぼんやり彼女を眺めていたら、いきなり手を引っ張られた。「走って!」 言うなり、言は暗闇に向かって駆け出す。「えっ? どこに行くの?」 重時は引っ張られながら叫んだ。彼女は何も答えず重時の手を強く握って走る。 [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―36
  •     重時が彼女を見かけたのは義時の使いで出た時のこと。一人の大柄な男が鎌倉の町をゆっくりと歩いている。人々はその大男をちらちら見ながらすれ違った。重時も何気なくその男を眺め、その横の小柄な少女に目を留めて驚いた。京で会ったあの少女だったのだ。 重時は少女に駆け寄ると袖を引っ張った。驚いた顔の少女が振り返る。「久しぶり! 覚えてる? 京で会った……」 意気込んで自分を指差し、はたと気付く。あれから [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―35
  •     それから少し経った二月、事は起きた。信濃の泉親衡が頼家の遺児を旗印に北条打倒を画策したのだ。陰謀に加担したと捕縛された中に和田義盛の息子二人と甥がいた。義盛は将軍に息子達の赦免を願い出る。和田が侍所の別当で開幕以来の功績があることを理由に実朝は許す。だがそれは実朝が審議もせずに行った赦免。義時は実朝に苦言を呈する。「そのような理由で和田だけを赦しては、他の御家人に示しがつきません」 和田は [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―34
  •    「音は頼朝公の御落胤ってことかよ?」「いいや。それは今は言えない」 そして時房は音に手を差し出した。「突然驚かせて済まない。先ずは尼御台の話を聞いて欲しい。一緒に来てくれないか」 音は身を竦めて後じさる。「嫌だ。私は海から離れたくない」「弁才天は辯才天。道理を説く智慧の神だ。乙姫、君は真実を知りたくないのかい?」 首を横に振る音の前に義秀が立ち塞がる。「義秀、そこをどいてくれるかな」「言が行 [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―33
  •     三人は船で江島に向かった。風が出て波が荒い。少し重い気分になる。僅か眉をひそめる音に時房は笑顔で話しかけた。「ところで乙姫、運慶殿は知ってるかい?」 音は頷いた。義秀の父・和田義盛は運慶に三つの仏像を依頼していた。音も見せて貰ったことがある。どこまでも厳かで堂々と大きい阿弥陀三尊像。その身体に纏わり付く着物の襞は美しく静かに波打っていた。毘沙門天像と不動明王像は今にも動き出して天罰を与えそ [続きを読む]
  • 20万字の長文を目次つけてKindle化(Macで縦書き)その3
  • さて、今回はいよいよe-pub用の目次設定です。 「Hagoromo」で構成する「タイトルと章立て」まず「Hagoromo」の初期設定をしましょう。Kindleで目次として認識させるのは「アウトライン」または「ブックマーク」私は「アウトライン」構造で目次を作ることにしました。いきなり文章全部コピペする前に「章」や「節」を踏まえて目次の構成をあらかじめイメージしておきます。メニュー > 環境設定 > アウトラインを選んで各レベ [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―32
  •  第四章 「星月夜に堕ちる」 翌、一二一三年正月は地震で始まった。数日後、鶴岡八幡宮で流鏑馬があって音は出掛ける。祭りがあるとつい三郎を探してしまう。一度として会えたことはないけれど。「言は、そんなに流鏑馬が好きなのか?」 巴が不思議そうな顔をする。「ううん、そういうわけじゃないけど……」「俺は相撲の方が好きだな。今回は開催されないけどさ」と残念そうに肩を竦めた巴の後ろで義秀がぼやいた。「ああ、 [続きを読む]
  • 挿絵イラストが描けない時に加工してオリジナルにする方法
  • イラストまで全部描ければいいんですけどテキストだけで手一杯とかイメージに合った絵はなかなか描けないもの依頼するとお金と時間かかるしね。で、写真やイラストを加工して挿絵イラストにしちゃう方法です。あ、Kindle用は画像サイズ気をつけなきゃなんだけどとりあえず挿絵ってーくらいの手軽さでやりたい時にやってます。まず、無料の素材集からイメージに近い写真をもらってきます。(今回は写真ACさん)もちろん、それをその [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―31
  •    「朝時は伊賀の方とうまくいっているの?」 そっと囁くような辺りを窺うような声。三郎はおずおずと小さく首を縦にふる。「はい。兄はあの通り屈託のない性格で、誰とでもすぐに打ち解けますから」 政子は少し考えるような顔をした。「そうね。考え過ぎとは思うけれど、朝時の行動に少し注意してやって。あと泰時に対してもよ?」 言葉の意味をはかりかねて、三郎は政子の顔を見上げる。「伊賀の方は自らの生んだ子に跡を [続きを読む]
  • 腑抜けの三郎―北条重時―30
  •     その夕刻、尼御台・政子が北条館を訪れた。朝時の顔を見るなり可笑しそうに噴き出す。「あらあら、ひどい膨れ面。一日中部屋に篭って写経をしてるんですって? ご苦労様なことね」 朝時は大仰なため息をついた。「もういい加減に許してくれないですかね。俺、そんなにいけないことをしましたか?」「まぁ、そんなことを言っては駄目ですよ。反省の色がないと言われてしまうわ」「だって父上だって御所の女官だった母上を [続きを読む]
  • 「代(ダイ)」応募してきましたー(またも締切当日)
  • 締切なんとか間に合わせてきました。今回は前回の焼き直し。でもタイトル変えて、内容も180度くらい変えました。「頼朝を殺した」が「頼朝を守った」になりました(いや、守り切れないんだけどさ)。うちの頼朝さんは、やっぱりこういう方が書きやすい。でもって、うちの幸氏くんと大姫さんは出番少ないけどむっさ愛されてる。今回は政子ちゃんはお休み。ほとんど活躍しません。前回の原稿では出してたんだけど全消ししました。 [続きを読む]
  • アマカケルまたしても遅れます…(自滅…)
  • 今月末締切の公募に応募しようかと鋭意努力しておりまして「アマカケル」Kindle今月中にと思っておりましたが、少し延期いたします。狙いはポッキーの日(11/11)という訳であと一週間、ちと更新などストップいたします〜今度は腱鞘炎にならないといいなー(ーー;あ、適当な所をスクショ撮ったら、文章が途中なのに気づいた(笑) [続きを読む]