koji.tazawa さん プロフィール

  •  
koji.tazawaさん: 知識に頼らず!BEXA田澤のRed Blue lab.
ハンドル名koji.tazawa さん
ブログタイトル知識に頼らず!BEXA田澤のRed Blue lab.
ブログURLhttps://ameblo.jp/koji-tazawa/
サイト紹介文もう,知識に頼らない。BEXA田澤の研究室
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供398回 / 365日(平均7.6回/週) - 参加 2016/04/04 18:56

koji.tazawa さんのブログ記事

  • 再生債務者の第三者性Ⅱ【所有権留保と民事再生における再生債務者】
  • 朝の記事の続きです。具体的に検討してみましょう。※新車取引において,ローン取引をする場合に,所有権留保を設定したうえ,購入者の債務完済までは信販会社に所有権を留保する一方,所有者登録は販売業者に留保される →登記登録が,未了の場合に再生手続が開始された場合,対抗問題が生じるのか。ここで論点が生じてきます。 当然ですが,第三者性の議論にたどり着くまでには,以下の論点にぶつかりますね。Ⅰ 所有権留保は [続きを読む]
  • 再生債務者の第三者性のかんがえ方
  •  大阪高判平成20年10月31日をベースにかんがえていくと,最後に示す論証のようになるでしょう。 破産との対比でかんがえていくと,包括的差押さえの議論は残念ながら使えません。しかし,いったん剥奪された管理処分権能が,再度付与される,こう理解するとどうでしょう。 これを念頭に,民事再生法38条2項をみてみると,どうでしょうか。※  再生債務者は開始決定によりいったんは,財産管理処分権を剥奪される。し [続きを読む]
  • 死者の占有 
  •  補足です。「強盗・窃取」とは、占有移転=「占有侵害」+「占有取得」を意味しますね。 事例では、占有侵害(ナイフで刺した瞬間)の時点で、被害者は生きており、被害者の生前の占有を侵害した評価できると。 その後、被害者の死亡によってその占有が失われ、財物取得行為によって行為者が占有を取得したとしても、これらの行為が一体となって1個の強盗殺人行為と評価できれば、強盗殺人の既遂になるわけです。 大事なのは、ど [続きを読む]
  • 死者の占有
  • 占有の構成要素を思い出してください。2要素ありました。いずれも、満たしませんね。ここから思考をスタートさせます。 ※1 甲は、乙を殺害して財物を奪取する意思(強盗の意思)をもって乙を殺害した。殺害から5分後、乙の身につけていた財物を奪取した。強盗殺人罪が成立するか。※2 被害者たる社長Aの個人経営的色彩の強い会社に勤務するXは、社長を殺してその財物を強取する意思で、ある日会社の事務室においてAを殺害し [続きを読む]
  • 公判前整理手続のポイント
  •  用事があって東京地裁に行きました。 久しぶりに会う方で、修習生の方に何名かお会いして、立ち話にもなりました。二回試験に血わき肉踊っているそうでした(それはないか)。 散々みたであろう、公判前整理についてです。 視点は、【争点中心の充実した審理を集中的・継続的に行うこと】これを目的に制度が設計されています。 目的集中審理 ①審理内容の集中(争点への集中)②期日の集中(継続的開廷) 意義公判前に(その名 [続きを読む]
  • 準現行犯逮捕の考え方
  •  本当によく質問を受けます。不思議です。  準現行犯逮捕で必要とされる時間的・場所的接着性が,どの程度で認められるのかというのも具体的数字をあげて線引きするのは無理です。だって本質に立ち返ってください。明白性があるか。これ、数字のもんだいですかね。 時間が経過した、なら、場所は離れることができる。もちろん一般的には犯人の明白性は薄れるとしても!一応の目安として3,4時間とか,数百メートルというよう [続きを読む]
  • 時間的場所的接着性ってなんだ
  •  現行犯逮捕を題材にかんがえてみたいのですが、時間的場所的接着性って、なんでも結構、たとえば事後強盗。ここでも使います。簡単に時間が離れていれば、場所は離れることができますね。しかし逆はどうでしょうか? 時間的場所的接着性 現場の状況、犯人の挙動、犯行発覚の経緯、犯人特定の程度、被害者目撃者の追跡対応、犯行の態様から考慮するとされます。しかし、各局面で忘れてほしくないこと、時間的場所的接着性は、あ [続きを読む]
  • 米子銀行事件 再考
  • アタッシュケースをドライバーでこじ開けて中を見た行為について これって実は、どう見ても(昨日まで論じてきた、強制の判断=行為の客観的性質からして、「捜索行為(及びそれに伴う必要な処分)」です。 それでもなお、本件の事情、すなわち、それに先行し時間的に接着する適法な所持品検査でボーリングバッグから大量の札束が発見されていること、バッグ携帯者の不審な言動があったこと、それまでの事前情報からしても銀行強 [続きを読む]
  • 続 任意同行と実質的逮捕
  • ここで、行為の客観的性質は強制と同視できるか、令状が必要とされるべき処分なのかどうか。これをみていきます。 やはり定義からです。 逮捕とは、被疑者の意思に反してその身体を強制的に拘束することをいいました。ならば。  被疑者の自由意思に基づいていれば任意同行として許容されると考えることができそうです。そうであるならば、任意同行として許容されるためには、被疑者の承諾に加えて、被疑者の自由な意思決定を抑圧 [続きを読む]
  • 任意同行と実質的逮捕
  • ご質問をいただきました。  現行法は、実は、明文で職務質問を目的とする行政警察活動としての任意同行を認めているのでした(警職法2条2項)。 しかし、当然ですが、これは行政警察活動です。行政法の教科書をごらんください。警察官職務執行法の解釈が扱われているし、そもそも警察は行政機関ですね。 たとえば、被疑者の取調べを目的とする司法警察活動としての任意同行については規定がないことを確認すべきです。  さて [続きを読む]
  • 続・訴訟承継
  •  承継人が受ける訴訟状態への拘束には,例外はないのか。また,承継人が参加承継をした場合と引受承継をした場合とで,訴訟状態への拘束に違いはあるか。  訴訟状態帰属効の例外と参加承継と引受承継の場合の相違をみてみましょう。 昨日検討した,訴訟承継の議論からすると,根本理論からときほぐしていたわけですから,やっぱり例外は生じます。しかも,参加承継と引受承継とでは,当然,違いがあるでしょう。 訴訟状態への [続きを読む]
  • 訴訟承継の効果?
  • なぜかよく質問を受けます。個人的にはすごく好きな分野なのですが。やはり【視点】から作ります。 ※ 訴訟承継主義では,承継人は承継前の訴訟状態に拘束されるといわれるが,その理由はどこにあるか。条文上の根拠はあるか。実質的な根拠としては,どのようなことが挙げられるか。講学上,承継人の承継前の訴訟状態に拘束される効力を,訴訟状態帰属効といいました。実は,当事者恒定主義を採用することもありえるのですが,こ [続きを読む]
  • LS民訴からかんがえる
  • 同時履行の抗弁権を訴訟上行使しなくても引換給付判決を認めた判例に、 大判大正7・4・15を指摘すべきでしょう。←下記②のパターン※例外2パターン①原告が引換給付判決を求めていた場合原告が当初から引換給付判決を求めていた場合には、被告が同時履行の抗弁権を訴訟上行使しなくても引換給付判決が出来るとする。②黙示の権利行使を肯定することができる場合原告が無条件の給付請求をしてきた場合に、被告が同時履行の抗弁権 [続きを読む]
  • LS民訴からかんがえるⅡーー引換給付判決
  • 【視座を設定する】明文がありませんね。なら、かんがえるための尺度をもちましょう。当然定義からです。1 引換給付判決とは、原告の給付請求に対して、被告の方から留置権の抗弁・同時履行の抗弁が提出された場合、原告が反対給付を履行することと引換えに被告に対して給を命じる判決のことをいいました。  もちろん、一種の一部認容判決であるとされます(無条件だったのに、条件付きの主文にされてしまいますからね)。役者 [続きを読む]
  • LS民訴からかんがえる
  • Q 当事者が申し立てていない事項について判決をすることができないとする民訴法246条の趣旨を説明しなさい。  この問いに対して、理解を伝える、ひいては答案に本質的な理解を伝えるには、処分権主義の定義を覚えるだけでは対応できません。噛み砕き、随所に理解を伝える。 噛み砕きます。 私法上の権利・法律関係をめぐる紛争について、民事訴訟による紛争処理を求めるか、どの範囲で紛争処理を求めるか、終局判決により争訟処 [続きを読む]
  • 証拠法を理解するために
  • 【用語の整理】からです。ここが一番大切だと思います。1 証拠方法と証拠資料・ 証拠方法とは、裁判官が五官によって取り調べることのできる 人または物をいう。 ⇒証拠方法は、犯罪事実の痕跡が人の記憶に残っている供述証拠と、物の形状として残っている非供述証拠に分類しますね。 ・証拠資料とは、裁判所が証拠方法を取り調べて得た資料(内容)である。  ☆証拠方法を取り調べることで、証拠資料が得られる。 2 直接 [続きを読む]
  • 財産犯の保護法益
  • 当然、刑事法も同じです。財産犯の保護法益論から考えます。【「他人の」財物に対する窃盗】第235条(窃盗)「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。」※ 「他人の」財物としか書いていない。だから、わからない。何が保護法益なのか、考え方に対立があることにはまだ踏み込みません。手がかりがほかにないのか。【他人の「占有」する自己物に対する窃盗】第242条(他人の占有等に係 [続きを読む]
  • 攻撃再開ー伝えたいこと
  • それは、基礎から考えることの実践知です。知識に頼らずとは、幾多の批判を実は受けてまいりました。しかし、実践し続けること。ここに意味があると信じて、今日は、コメントをいただいた、同時履行の抗弁権と留置権にしようかなぁなんて思いましたが、地役権と賃借権あたりなんてどうでしょう。 物権か債権か。根本はこれです。物に対する権利ですから、当然、地役権には通行料などの対価は本質的要素ではございません。しかし、 [続きを読む]
  • 仕事学
  • メッキリすみません。今日、ある事件の、最後に近い、打ち合わせをしました。http://ameblo.jp/koji-tazawa/entry-12286959812.htmlhttp://ameblo.jp/koji-tazawa/entry-12279852109.htmlある先生に手伝ってもらいながらやっています。その人は、再生とか、企業法務とか、偉い先生の名前とか。僕にはわからない世界の話をされています。すごいですね。事件をしっかりみてくれてる上での話なら、それも良しです。会社をいよいよたた [続きを読む]
  • 土曜日の朝に
  • おはようございます。最近、いろいろありすぎて、めっきり更新が遅くなりました。ここに記して、お詫びを申し上げます。すみません。 いろいろとは、いろいろです。 たとえば、法律相談は原則1時間だと仮定しましょう。 そうすると、無駄なことを聞いている時間はないわけですから、限られた時間の中でいかにこちらが必要としている情報を引き出せるかが重要になってきます。 ★ ここで,いま,みなさんが学んでおられるところ。 [続きを読む]
  • 予備試験 必勝!Ⅱ
  • 少し休む。 少しやんだら、明日のことだけ考える。過ぎた科目のことは絶対に考えない。忘れることを意識する。 これが大前提です。この大前提を崩すと、不合格にはならなくても、得られる点数は確実に失います。 得られる点数ではなくて、得るべき点数というべきか。得るべき点数を自分で削らない。 明日も五反田でビラを配ります。with 森田雄二 田澤 康二齋藤 健博 [続きを読む]
  • 予備試験 必勝!
  • 五反田でビラを配る準備中です。 結論を出す。 事実から逃げない。ひとつの事実には、意味合いがある。意味合いは、自分の中の経験則を適用する。その能力を見られています。 事実をどう評価するかの前に、事実を評価するための規範を設定する。規範は趣旨と保護法益から。趣旨と保護法益の前に、どの条文のどの意味を考えるのか明らかにする。 適用を問擬する前に、どんな行為を見ていくのか明らかにする。 逆算思考です。ここま [続きを読む]
  • 共同正犯から考える Ⅲ
  • 【共同正犯の類型】から考えて見ましょう。※ XとYは、殺意をもって同時にAに向けて発砲し、弾丸が一発命中し、Aが死亡した。XY間にA殺害の意思の連絡はなかった。①Xの弾丸が命中し、Yの弾丸は外れた場合②X・Yのいずれの弾丸が命中したか不明な場合さぁ、検討していきましょう。実はみなさんわかっているはずです。同時犯=ただ同時に行われた2個以上の「単独正犯」が並立した関係にすぎないものでした。①からです。X−A間には [続きを読む]
  • 共犯論を考えていくⅡ
  • まだ、具体的なところには入れません。もう少し辛抱です。あとから効いてきますからね。 【広義の共犯の処罰規定】共同正犯=正犯とする(60条)教唆犯=正犯の刑を科する(61条1項)従犯=正犯の刑を減軽する(63条)これ、当たり前だと思ってしまいますよね。しかし、ここからわかることは、上から順に検討するのが理論的だということです。上から順に、というのは重いものからです。【共犯の全体像】共同正犯(60条)、教唆犯( [続きを読む]