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2016/04/10

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  • 2021/12/02

    六方沢橋である。栃木県日光市の霧降大橋から県道169号線を北上した。始めての道路は緊張する。いろは坂のような坂が続く。道路脇には雪がある。しかし対向車はない。標高は1200メートルを超えた。近くの中禅寺湖よりも高い。霧降高原のバス停留所を過ぎると下り始めた。六方沢が見えて来た。車を降りて橋を見てきた。橋から下を覗くと、勿論自殺された方々は見えないが、身がすくむ。とても寒いので、市内に戻った。2021/12/02

  • 街道を歩く

    美濃の国から下野の国に来ています。栃木県塩谷町船生と言う土地である。家内の実家日光市今市より北東へ車で十五分余りの場所です。町内の生涯学習センターに車を置いて散策に出かけました。船生の岩戸別神社(いわとわけじんじゃ)です。杉小立の中の静かな神社です。明日は例大祭であることを知りました。次回は佐貫観音まで行こうと思う。街道を歩く

  • ベットから転倒

    令和元年7月22日午前三時母はベットから転倒する。寝苦しく寝がえりを繰り返しての転倒である。午前9時掛かりつけの病院へ連れて行く。レントゲン撮影では骨折なしの診断。母は大正生まれである。骨折しなかったのが嘘のようです。お尻を打撲しただけですが、歩行には支障あり。歩行の練習をしかありません。(続く)ベットから転倒

  • 四国四都制覇の旅

    四国四都制覇の旅青春18切符を利用・長距離バスも利用8月吉日名鉄バスセンター発2150ドラゴンライナー号はりまや橋着07049300円高知市内観光し高知駅前に戻る高知発普通1043普通多度津行き阿波池田着1318阿波池田発1429普通徳島行き徳島着1623徳島市内観光し徳島駅に戻る徳島発1835普通引田行き引田着1927引田発1932普通高松行き高松着2057高松市内宿泊高松築港発0800琴電琴平行き琴電琴平着0902金比羅参拝琴平発1228普通多度津行き多度津着1242多度津発1244普通観音寺行き観音寺着1315観音寺発1341普通松山行き松山着1718道後温泉で汗を流して道後温泉発2145名鉄バスセンター05459300円前後助左衛門再考する・・・これでは30000円を超える。難しい、まあ机上でござる。(...四国四都制覇の旅

  • 見当識障害

    令和元年6月吉日北方町居宅支援センターの方が来られた。拙者と母に面接をされる。「今日は何年何月ですか?」と易しい質問である。拙者は「年号と月ですか?」と返答すると「助左衛門さんではありません。お母さんですよ。」担当者は母に同じ質問をする。「え~と。昭和60年・・・」と答える。「れいわ聞いたことありませんか」「れいわ?大正娘に難しい話は無理ですわ。」令和という言葉が出てこないことはショックである。放送大学のテキスト「認知症と生きる」と読むと認知症の中核症状には「記憶障害、失行、失語、失認、実行機能障害、そして見当識障害」があることが書いてある。見当識障害は時間、場所、さらに人に関して不確かなことを言う。カレンダーは部屋にあり毎日見てるはずであるが・・・会話も難しい。(続く)見当識障害

  • 平成の薄墨桜と又丸の靴

    薄墨桜が満開と新聞で見て又丸と薄墨桜ウォーキングへ行く。平成31年4月14日朝早く樽見線の高尾駅まで拙者は車で行く。又丸の靴すり切れている。高尾駅からは僅か5キロであるが最後も坂がきつくて参加は少ない。食料は冷凍の小判役を暖めて二枚ずつ用意した。前日購入した65円ペットボトルもある。「兄者遅いぞ」拙者とは8歳の違いがある。又丸は満足な靴を履いていない。「兄者先に行っていますよ」いつの間にか又丸は拙者を追い越して歩いている。走って満開の桜を又丸は見ている。枝が折られた薄墨桜ではあるが平気である。今年は観光客が少なくなって少し心配である。(続く)平成の薄墨桜と又丸の靴

  • 琴を弾く透明美人(其の八)

    「そうかそうだったのか。あなたは私の恩人だ。どんな願いも聞くから話してごらん。」「お恥ずかしい話ながら私は小さい頃から音楽が好きで琴と筝(小型の琴)を勉強していました。筝はなんとか弾けるようになりましたが、琴の方は弾ける前に病気で死んでしまいました。あの世では良い師がおらず悩んでおりましたところ、思いがけず先生の琴の調べを聞くことができ、この人こそわが師と決めたのでございます。まだわからないところがいくつかございます。どうか琴の手ほどきをお願い致します。」「わかりました。よく聞いてください。」ルーチェンは、しっかりとわかりやすいように琴を何度も弾き伝授した。「これでもう思い残すことはございません。」と言ってクアンニヤンは二人の元を去ろうとした。「お待ちください。じつは私も筝を少々習っております。どうか私にお聞か...琴を弾く透明美人(其の八)

  • 琴を弾く透明美人(其の七)

    こうして何日も姿の見えない弟子にルーチェンは琴を教えた。幸帰りしていた妻のリャンコンが戻り二人で姿の見えない演奏者の琴をしばらく聞いていた。「これは狐ではありません。音の調べがとても物悲しい。きっと幽霊が弾いているのです。」「そんなバカな。幽霊が弾くものか。」ルーチェンは信じなかった。「それでは我が家に伝わる古い鏡を持ってこさせましょう。その鏡なら正体を写し出すことができるでしょう。」そう言うと妻は召使に鏡を取りにやらせた。次の夜、又琴がひとりでに鳴りだした。ルーチェンと妻の二人は明かりと鏡を持って部屋に入った。鏡に照らしだすと中には美しい女性が恥ずかしそうにうずくまっている。妻によく似たこの女性、どこかで見たことがあると考えたが突然思いだした。「なんだクアンニヤンじゃないか。どうしてここにいる。」娘は泣きだし...琴を弾く透明美人(其の七)

  • 琴を弾く透明美人(其の六)

    こうしてルーチェンとリャンコンはめでたく結婚式を挙げた。ルーチェンの家では新婚の夜あの貝殻の琴を置いてある部屋から琴の音が聞こえてきた。召使の少年は誰かがいらずらで弾いているのだろうと思い、そっと部屋の中をを覗いてみると不思議なことに琴がひとりで鳴っていた。うす気味悪くなった少年は、主人のルーチェンのところへ知らせにいった。「ご主人様大変です。琴がかってに曲を弾いています。」「何をたわけたことを言うな。」「いえ、部屋には誰もおりません。」ルーチェンが行くと確かに部屋は真っ暗で中には誰もおりません。明かりを持って、部屋に入ると琴の音は止まった。「たぶん狐だろう。必死に弾いているところをみるといたずらではなく、私に琴を習いたいのであろう。」そう言うとルーチェンは弟子に教えるようにゆっくりと琴を弾きはじめた。(続く)琴を弾く透明美人(其の六)

  • 琴を弾く透明美人(其の五)

    ルーチェンが葛公の家に通ううち二人はいつしか親しくなった。ある日彼は思い切って葛公にお願いした。「どうかお嬢さんと結婚させてください。」しかし葛公はルーチェンの家が落ちぶれて貧乏なことを知っていたのでどんなに一所懸命に頼んでもうんとは言わなかった。逆に悪いうわさが立つのを恐れて隣町の金持ちの息子と見合いをさせることにした。その男は評判も良くハンサムであったが見合いの後彼の座ったところに女物のハンカチが落ちていて女の口紅のあとがあった。「あんな男のところには娘はやれん。」葛公はすぐさま縁談を断った。葛公の家には珍しい菊の花があった。緑色の菊で葛公の自慢であり秘宝であった。ところが秋になるとルーチェンの家にも緑色の菊が咲き町の評判を呼んだ。「娘があの男に菊の苗を渡したのに違いない。」怒って葛公は娘リャンコンをたたい...琴を弾く透明美人(其の五)

  • 琴を弾く透明美人(其の四)

    藁を敷いてみたがとても眠れない。彼は坊さんから習った曲を何度も弾いた。雨が上がるとルーチェンは夜明けを前に屋敷を出て目的地を目指した。県知事を務めたこともある葛公(かつこう)という金持ちがいた。彼は音楽が好きでルーチェンの名声を聞きある日彼を家に招待した。坊さんに習った曲を弾いていると風が吹き部屋の右隅に掛かっていたすだれが揺れ中にいた女性の顔が見えた。その女性のあまりの美しさに琴の音が乱れた。「素晴らしい。あなたは才能がある。これからも家に来ていろいろな琴の音を聞かせてくれ。」葛公はそれから家の宴会に招いた。葛公の家にはリャンコンという十七歳の娘がいたがこの娘があの時の女だった。琴を弾く透明美人(其の四)

  • 琴を弾く透明美人(其の三)

    ルーチュンは家に帰っても琴の練習を怠らなかった。特に坊さんからもらった貝殻の琴で弾くときは気持ちを込めて練習した。家の用事で近くの村に出かける途中大雨に降りこめられた。夕方になって泊まるところを探しているとなかなか宿が見えない。暫くするとやっと家の明かりが見えた。慌ててその屋敷に駆けこんだ。雨をぬぐっていると突然若い女が現れてルーチュンを見ると顔を赤らめて逃げて行った。その女性はとても色が白く目の大きな美人で一目見ただけでルーチュンの心は奪われてしまった。無礼を詫びようと「すみません。すみません。」と大きな声で言うとやっと老婆が出て来て「なんのご用ですか。」と尋ねる。「雨が降り出しました。一晩泊めて下さい。」「何もござませんが泊まるだけでしたら・・・」「ありがとうございます。ところで先ほどこの部屋に入って来られ...琴を弾く透明美人(其の三)

  • 琴を弾く透明美人(其の二)

    お坊さんは琴を手にして弾き始めた。すると雨はあがった。琴の音に引き寄せられるように沢山の鳥も近くに集まった。「恐れ入りました。どうか弟子にしてください。」彼は床に頭をつけてお願いする。「良く聞いておくのだぞ。」お坊さんは三度繰り返した。彼は其の曲を真似して弾いてみた。「違う、違う。」お坊さんは丁寧に教えてくれた。彼は何度も繰り返して曲を弾いた。「弾きこなしてきたな」そういうとお坊さんは綺麗な貝殻のはめ込んだ琴を彼に渡した。「お前にこれを授けよう。よく練習するように。」と言うと寺の中に入って座禅を始めた。礼を言って寺を去ったが後ろを振り返ると寺は何処にも見えなくなってしまった。(続く)琴を弾く透明美人(其の二)

  • 琴を弾く透明美人(其の一)

    秋の夜は空気がとても澄み渡り東の空にかかる三日月がとても綺麗です。「今夜は外で勉強だ。月を見ながら悲しい娘のユーレイの話をしよう。」先生は庭の大きな木の下に座りました。子供達は思い思い好きな場所に陣取ります。私の友達ルーチュンはたいそう琴がすきだった。ある時、旅をしていると大雨が降りだした。近くの寺に駆けこんで雨宿りをしていると、そこには綺麗な貝殻をはめ込んだとても立派な琴がたけかけてあった。「素晴らしい琴だ。こんな琴を弾く人はきっと腕前もよいだろうなあ。」と独り言を言っていると寺の中で座禅をしていた坊さんが出て来てルーチュンに話かけました。「おぬしもこれが好きなのであろうか?。」拙僧も少々たしなんでおりますが、なかなか上達しない。良い先生はどこかにおらんのかなあ?」腕に自信のあるルーチュンは答えた。「私に一度...琴を弾く透明美人(其の一)

  • 中西 進先生の訳は違う

    中西進訳講談社天正二年正月13日に長官の旅人宅に集まって宴会を開いた。時あたかも新春の好きな月空気は美しく風はやわらかに梅は美女の鏡の前に装う白子のごとく白く咲き蘭は身を飾った香のごとき香りをただよわせている。松は臼絹のような雲はかずいてきぬがさをかたむけていて山の窪みには霧がわだかまって島は薄霧にこめられては林にさまよい歩いている。庭には新たに蝶の姿を見かけ空には年を越した雁が飛び去ろうとしている。ここに天をきぬがさとして地を座して、人々は膝を近づけて祝杯をくみかえあかしえいる。すでに一座は言葉を掛け合う必要もなく睦(むつ)み、大自然に向かって胸襟を開きあっている。淡々とそれぞれが心の赴くままに振る舞い快く満ち足りている。この心中を筆にするのでなければどうして言い現しえよう。中国でも多くの落花の詩編がある。古...中西進先生の訳は違う

  • 介護の更新と干し椎茸

    平成31年4月9日介護保険は町(広域連合)と医療機関と介護施設が母の健康状態を確認している。年に一回医療機関で健康状態をチェックする。今日はかかりつけ医から呼ばれている。血糖値もコレステロールは正常範囲内。拙者への聞き取り調査もある。93歳の合格点をもらう。帰りにはスーパーで買い物。椎茸を買う。これを家の縁側で干すため。母が干し椎茸を作る。少しだけ節約。介護の更新と干し椎茸

  • 8050ではなく9060

    世間では中高年の引きこもりが問題になっている。61万人。親の年金で暮らしている。80代の親と50代の子供。拙者の家は母は90代、子供(拙者)は60代。日々の生活は大変でござる。しかし母の年金を頼りにしていない。本日は近くの神社の清掃。朝の7時。不参加の家庭もあり。骨折経験の我には草取りは辛い。参加して近所付き合い。県議会議員選挙。母を連れて選挙投票。小学校が投票所になっている。卒業して約50年が過ぎる。8050ではなく9060

  • ガルシアではなく ロメロくんですか。宜しく

    三回戦広島ナゴヤドーム広島0000000022中日0100002003ロメロ初デビュー初勝利危ない試合」でした。広島ホームでも元気に活躍し頑張ってください。根尾君岐阜県人は応援しています。ガルシアではなくロメロくんですか。宜しく

  • 逆転負けで同率最下位

    平成31年4月3日名古屋ドーム広島0000000303中日1000000012勝野村1勝S中崎1敗1S敗祖父江1勝1敗初回不振の大島はラッキーな三塁打で先制点に繋がった。しかし8回広島鈴木の3点本塁打で負ける。与田監督へ、ホームの負け越しは止めてください。逆転負けで同率最下位

  • 令和・・・序の結び

    ここに天を蓋(きぬがさ)にし土を座(しきゐ)にし膝を促(ちかづ)け觴(さかずき)を飛ばす言を一室の裏に忘れ(注1)衿(ころものくび)を煙霞(えんか)の外に開く。淡然(たんぜん)に自ら放し快然(かんぜん)に自ら足りぬ。もし翰苑(かんえん)にあらずは何を以てか心を攄(の)べむ。詩に落梅の篇を紀(しる)す。古と今と夫れ何か異ならむ。宜しく園梅(えんばい)を賦して聊(いささか)かに短詠を成すべし。訳は・・・そこで天を屋根にして地を蓆(むしろ)にして互いに膝を近づけ盃を回す。一堂のうちではいう言葉をなくすほど楽しく和やかである。外の大気に向かって心をくつろがせる。さっぱりとして各自気楽に振る舞い愉快になって満ち足りた思いである。もし文筆によらないではどうして心の中を述べ尽くすことができようか。漢詩に落梅の詩編が見られるが...令和・・・序の結び

  • ホーム開幕戦 勝利

    相手が広島カープ。相手に不足なし。内心はホットしました。広島1020001004中日02000113x7勝祖父江1勝S鈴木博1S敗フランスア敗8回1死満塁で代打阿部が粘ってフルカウントから2点中前打。京田のファインプレーも印象的です。大野投手に勝ちが必要だ。(続く)ホーム開幕戦勝利

  • 令和・・・序の続き

    「令」という字、音には凛とした感じがします。初春の令月にして気淑く風和ぐ。梅は鏡前(きやうぜん)の粉(ふん)を披(ひら)き蘭は珮後(ばいご)の香(かう)を薫(かを)らす加以(しかのみにあらず)曙の嶺に雲移り松は羅(うすもの)を掛けて蓋(きぬがさ)を傾(かたぶ)く、夕べの峰に霧結び鳥は殻(うすもの)に封(と)ぢられて林に迷う庭に新蝶(しんてう)舞ひ空に故雁(こがん)帰る訳は以下の通り折しも新春正月の良い月で気は良く風は穏やかである。梅は鏡の前の白粉(おしろい)のように白く咲き蘭は匂い袋の香りのように薫っているそればかりではない夜明けの峰には雲がさしかかり松はその雲の羅(ベール)をまとって蓋(きぬがさ註1)をさしかけたように見え夕方の山の頂には霧がかかって鳥はその霧の幕(とばり)に封じこめられて林の中に迷っている。...令和・・・序の続き

  • 早くも最下位

    同率ながら最下位広島ヤクルトと並んで最下位。中日0001010002DeNA20000000x13勝山崎1勝敗小熊1敗善戦したがさよなら敗け。与田監督は怒りをあまり見せていない。星野監督落合監督なら対応が違う気がします。(続く)早くも最下位

  • 令和

    万葉集巻五梅香の歌三十二首併せて序天平二年正月十三日に帥(そちの)老(おきな)の宅(いえ)に集まりて宴を申(の)ぶ時に新春令月(れいげつ)にして気淑(よ)く風和(やわらぐ)ぐ梅は鏡前の粉を披(ひら)き蘭は珮後(ばいご)の香を香らす・・・以下略・・・蛇足ながら「時に・・・」からの訳を小学館の日本古典文学大系から紹介しますと以下の通りです。折しも初春正月の良い月で気は良く風は穏やかである。梅は鏡の前の白粉(おしろい)のように白く咲き蘭は匂い袋のように香っている。令和・・・良い年になりますように。令和

  • 与田新監督 初勝利

    平成31年3月30日横浜球場三連敗しなくて良かった。中日0013041009DeNA0000100001勝山井1勝敗京山1敗与田監督は死んだ時にお棺の中に入れてもらうと笑顔で言っている。笑顔でウイニング・ボールを山井投手からもらった。安心して見ていられる試合をして欲しい。(続く)与田新監督初勝利

  • プロ野球 開幕する

    いよいよ今年もプロ野球が開幕した。ドラゴンズは横浜でベイスターズ戦である。中日0000000011DeNA00000026X8勝今永1勝敗又吉1敗今季から指揮を執る与田新監督の初勝利ならず中日らしい敗け方である。(続く)プロ野球開幕する

  • 12歳に量子学を学ぶ

    拙者は高校時代物理が嫌いでした。大学受験も物理は避けて化学を選びました。大学の寮の同室は理学部物理学科。あの当時文科系理工系の気質自体が違う所が多くありました。しかし最近信じられないことではあるが、自然科学に関心を示す自分を発見する。12歳の中学生が書いた「量子学の教科書」を読んで見ました。歯がが立たないので途中で挫折。(完)12歳に量子学を学ぶ

  • 姉の 否,叔母の三回忌、付けたり叔父の七回忌

    拙者には戸籍上姉はいない。しかし姉と呼んでいた人はいた。その人は拙者の母より8歳下の叔母である。昔本家に皆が集まると拙者の母より背が高く色白な女性がいた。拙者を優しく呼んでいた。実は叔母であるが拙者には姉がいないため「お姉さんお姉さん」と親しく呼ばせてもらっていた。拙者の母は三姉妹母は真ん中である。姉もなくなり妹も・・・拙者は叔母はまだ元気だと・・・。死に際して姉に話した。「死ぬのは怖い。」「大丈夫、私も直ぐに行くから。」「きっと。早く来てね。」それから訃報が届くのには一週間も要しなかった。現在はいつの間にか「家族葬」になっている。昔のように「親戚全員」が集まることは難しい。この法事には母は参加していない。法事の件を伝えれば母はきっと泣きだす。「私を死なせてくれ。」と無理な注文をする。結局法事は伝えなかった。昨...姉の否,叔母の三回忌、付けたり叔父の七回忌

  • 距離60㎞のランナーに抜かれる淡墨桜ウォーク

    2019年3月16日土曜日第22回早春淡墨桜浪漫ウォークが開催された。拙者も参加する。今をさかのぼること1500年の昔、尾張の国・一宮から美濃の国・根尾(本巣市)に移り住まれた継体天皇が皇位継承のため根尾を去られる時その記念にお手植えになったという淡墨桜。この巨木が毎年春になると素晴らしい花を咲かせ続けている。この淡墨桜と継体天皇の浪漫に満ちた言い伝えにちなみかつての継体天皇が歩かれたであろう真清田神社(愛知県・一宮市)から本巣市根尾淡墨桜までの60㎞の長距離コース途中から同コースに合流する30㎞、13㎞、5㎞の各コースがある。拙者は13㎞コースに参加する。13㎞コースのスタートは本巣市佐原にある鍋原ポケットパーク。11時12分に友人とスタートする。真清田神社をスタートした健脚は6時10分に走りはじめる。約5時...距離60㎞のランナーに抜かれる淡墨桜ウォーク

  • 舞踏会とフォークダンス

    先日(2019年3月17日)の日曜日岐阜県立図書館で月1回の映画があった。この日は「舞踏会の手帖」。1937年仏作。ジュリアン・デュヴィヴィエ監督。夫をなくしたクリスティーヌは、昔の手帖を手に、社交界デビューした夜にワルツの相手をしてくれた男たちの今の姿を訪ね歩く。オムニバス映画の最高傑作のひとつである。舞踏会?拙者とは別の世界である。小学校のフォークダンスなら知っている。相手に関心がないような振りをして、相手の手を取り校庭を回る。一昨年同級生に誘われ小・中学校の同窓会に出席した。懐かしい顔が並んでいた。会いたい同級生は欠席。それぞれの人生がある。映画の舞踏会の男達にもあった。牧師、町長、床屋、犯罪者など。若い時の面影はない。若い時の思い出だけで十分である。(完)舞踏会とフォークダンス

  • 三つ岩(其の四)・・・祐向山城

    戦火の中雛鶴桜吹雪のなかで語り合う倉之助野の笑顔がひろがりますが、煙を吸い倒れそうになっていました。すすきの穂が夕焼けに染まり風のささやきが聞こえていました。「姫、雛鶴は姫」気を失ってい姫はうっすらと眼をあけました。傷つきながらも姫の身を心配して祐光山に向かう途中の倉之助の助けに起こされていました。二人の喜びの時はほんのわずか。「姫もうのがれるれません。」「倉之助様きっとあの世でむずまれましょう」「姫」許されよ。」腰の刀を抜くや、娘の胸をひとつき返す刀で自分の喉を切り折り重なって倒れてしまいました。「なんとあわれなことよ。」「美しい姫君だったのによう。」村人たちは二人の亡骸をその場所に二つの岩を並べました。誰ということもなく「二つの岩」とか「夫婦岩」と呼ぶようになりました。(参考)続ぎふのつたえ話岡本真弓岐岐阜...三つ岩(其の四)・・・祐向山城

  • 放送大学の授業

    株式会社の退職を前後して放送大学の学生になりました。最初の授業の選択には少し迷いました。最初の半年間は・・・「日本文学の名作を読む」「古事記」と「万葉集」次の半年間は・・・「パソコンのためのパソコン活用」「日本の古代と中世」「心理学概論」「歴史家らみる中国」以上合格しました。(完)放送大学の授業

  • 二つ岩(其の三)・・・祐向山城

    雛鶴は歌を詠んで倉之助に見せます。倉之助は剣術の話を語る。戦国の世の厳しさは少しずつ近づいてきます。秋の深まったある日。「大変です。倉之助様の大桑城が斎藤道三の攻められて大変です。」良乃は息を切らせて姫の部屋に駆けこんで来ました。「姫様、とこかく倉之助様の無事を祈りましょう。」大桑城を攻め落とした敵の軍勢は祐向山城に攻めて来ました。「うおおっ、うおおっ」突然あたりは騒がしくなりました。二人が気づいた時には戦場になっていました。女たちの悲鳴と男たちの叫びは入り交じり敵と味方の区別もつかない有様です。吉乃と雛鶴は急いで抜け道に向かいました。しかし吉乃の肩に矢があたりました。「うっ姫はいつもの抜け道を・・・」吉乃はそれだけ言うと倒れてしまいました。一人になった雛鶴は手足に血をにじませて伊自良の道をぬけました。倉之助に...二つ岩(其の三)・・・祐向山城

  • 二つ岩(其の二)・・・祐向山城

    粗末な着物を着ていた雛鶴でありましたがその美しさが人目をひくのか花見の人達は男も女も振り返えって見ていました。二人が桜に見惚れていると一人の若者がつかつと歩み寄り吉乃の足元にひざまつきました。「拙者は大桑の城に仕える伊自良村の高井倉之助と申します。そちらの娘と話をさせてくださらぬか。」と頭を下げました。二人はあっけにとられ吉乃は雛鶴をかばいました。「なんと無礼なことをお城の姫様ですぞ。」身分を隠していることも忘れて声を荒げます。「やはりそうでしたか。美しさに我を忘れました。」真っすぐ顔を上げて話す倉之助は清々しい若者でした。雛鶴は吉乃の背に隠れていましたがこの若者に惹かれました。雛鶴と倉之助は吉乃に守られながらひと時を過ごしました。その後も逢うことができました。(続く)二つ岩(其の二)・・・祐向山城

  • 二つ岩(其の一)・・・祐向山城

    すすきがさわさわと風に揺れ幼子の背丈ほどの二つの岩が長くかげを落としています。二つの岩は誰が建てたのだろうか。450年ほど前の亊らしい。美濃には祐向山城(ゆうこうざんじょう)がありました。城には雛鶴(ひなづる)という美しい姫がいました。城山の麓には沢山の桜の木がありました。城下の人や近くの村から大勢の人が花見に来ていました。春の朝のことです。雛鶴が館から遠くの山を見ているとうばの吉乃(よしの)が声をかけました。「麓の桜は満開だそうです。」「その桜をみたいものよう」「お殿様に相談してみましょう」「父上は『伴侍をつけて駕籠でゆけ』とおおせになるだろう。それでは窮屈・・・」吉乃は暫く考えていた。「わたしにお任せください。なんとか姫様の望みを叶えましょう」あくる日吉乃は姫にかすりの着物を着せこっそり城を抜け出したそうで...二つ岩(其の一)・・・祐向山城

  • 亀姫を知りたい・・・戦国時代から江戸時代

    徳川家康の長女は亀姫という。長篠の戦で城を守った奥平信昌に嫁いだ。奥平家はもともと信玄の勢力下にあった。信長・家康の説得工作もあり信昌は武田勝頼に反旗を翻す。慶長六年(1602)信昌は初代10万石の加納藩主になる。亀姫は嫉妬心の強い人でした。其のため信昌は側室を置きませんでした。ある夜亀姫は12名の侍女を成敗。翌朝戸板に乗せられ城外へ。12名侍女の魂を祀る「十二相堂」があります。他にも亀姫は宇都宮の吊り天井事件の黒幕とも言われ美濃黒野藩の転封にも関与したとも。今は信昌と同じ墓に入っています。もう少し亀姫を知りたいと思います。(完)亀姫を知りたい・・・戦国時代から江戸時代

  • 食品ロスをなくしたい

    食品ロスが問題になっている。生活費の最重点項目は食費である。生鮮食品の安いスーパーはチラシを出さない。まず安い野菜や肉を買う。家ではその安い材料で料理を考える。材料は魚の骨以外はほぼ100%と利用する。大根は葉も皮も捨てずに利用する。リンゴは芯以外皮も食べる。生ごみは本当に生ごみだけを捨てる。他のごみは種類ごとにごみステーションへ。プラスチックごみは多い。月一回分のプラスチックごみの量は大のゴミ袋二袋はたまる。無駄なプラスチックが多いと思う。ペットボトルのキャップはプラスチック。ペットボトルのキャップのところの輪もプラスチック。ペットボトルのラベルもプラスチック。ペットボトルの本体だけがペットボトル。週二回の生ごみは拙者の家では二週間に1回で十分です。しかし夏場に近ずくと少し大変です。(続く)食品ロスをなくしたい

  • 六兵衛の決意・・・美濃市(下) 岐阜県

    六兵衛は考えた。窪みの龍を苛らせるために六兵衛は汚れた薪などを沢山集めたそうだ。大きな窪みの前で庄屋は汚れた薪を燃やした。さすがの龍も苛り狂いとんでもない嵐を起こした。長良川の各所の堤防は決壊してしまった。雨が降り終わると龍は空高く飛び上がりもどらなかった。庄屋は増水した川に流れてしまい、戻らなかった。六兵衛の冥福を祈り毎年8月1日祭りが行われる。最近では窪みもなくなり花火祭りは行われている。(完)(参考)美濃市の長良川説明板より六兵衛の決意・・・美濃市(下)岐阜県

  • お姫の井戸・・・美濃市(岐阜県)

    長良川の中流には美濃市がある。ある大雨の日上流から大きな岩が流れ付いて美濃市に落ち着いた。雨の長良川はこの岩に流れを阻まれ岩の窪み付近で大渦巻きを作っていた。普段の長良川は優しく窪みはいつも清く澄んでいる。窪みの底には龍の姫が住んでいると言われた。この龍の姫は村に雨をもたらしていた。三百年ほど前には大変な干ばつの時があった。村民が皆雨を願ったが雨は降らなかった。庄屋が祈っても雨は降らなかった。庄屋六兵衛は最後の手段を取った。(続く)お姫の井戸・・・美濃市(岐阜県)

  • 手ぬぐいが大活躍

    この写真はまだ元気な母と弟・又丸。岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲谷汲山であります。参拝を済ませ階段を下りてくる。本堂近くはかなり急になる。下り階段は危険なため慎重に手ぬぐいを頼りに二人で降りてくる。名鉄電車の谷汲線も2001年10月1日に廃止された。樽見線の谷汲口からバスがあるが乗換は少し不便。車なしでは行けない場所。満願霊場は今も昔も他県の人には遠い33番札所。桜は見事である。又丸は元気ですが母には無理な坂になる。今年は車から桜見物。もうすぐ桜の季節である。(完)手ぬぐいが大活躍

  • 母と同じ年の名鉄 モ501電車

    ここは旧名鉄電車谷汲駅である。大正14年生まれ。拙者は高校時代この電車に乗っていました。西美濃の揖斐駅を始発の電車は昔沢山の若者を乗せていました。母はそのころ元気でした。三兄弟(兄妹弟)は真ん中の妹は優秀で出版会社の代表取締役です。「兄と弟」は出来が悪く現在無職。僅かなお金を持っていざ出陣。母は年老いて行動せず。いつも「疲れた」とこぼしています。妹より貰った下着一式は汚物で汚れています。これを身につけてデイハウスへ行くことは恥ずかしい。もともな下着は少なくなりました。何回も何回も同じ話をしています。何回も同じはなしですから拙者の対応は存在になります。施設内ではどんなサービスを受けているか心配です。母は言う「大正娘には分かりません。」元気もなくなり好奇心も少なくなりました。(完)母と同じ年の名鉄モ501電車

  • 浜には下駄が残る・・・うつろ舟(其の四)

    仙吉は下駄を突っかけてこっそりと裏口を出た辺りの闇には蛙の声がかまびすかった。うつろ舟の回りの海には無数の夜光虫が発生していた。仙吉は素足になりうつろ舟まで近づいた。仙吉はうつろ舟に乗り込んだ。女は仙吉の姿に驚いた。目が合うと言葉の違いは苦にならなくなった。お互い言葉がわからないので空しく時が過ぎた居たたまれなくなる若者は立ち上がる其の時少し大きな浪が起こる男は立ち上がることかなわず倒れるが女と触れ合うことに若い二人に言葉の違いなど・・・時が経つ互いに気づかなかった朝には虚ろ舟は消えていた千吉の下駄が浜に残っていた浜には下駄が残る・・・うつろ舟(其の四)

  • 網元に十六の息子有り・・・うつろ舟(其の三)

    其の夜網元の家の土間に面した上がりかまちに四,五人が集まっていた。彼らはその扱い方に困っていた。「あの女の筥の中身は何だろう。」意見は百出していた。「人間の首ではないか」「きっとそうであろう。」「あの女は蛮国の王の娘。それが他国に嫁いだものの夫の目を盗んで密通したんだ。露見したが王の娘では処刑できない。」「それでうつろ舟に乗せられたわけか。すると筥の中身は情夫の首か。」「それであの女は愛おしいように大事に筥を抱えていたのじゃな。」「長老はあのように言うが俺は姦婦とは思わない。ぞっとする程色っぽい。一目見て岡惚れしたよ。」「あの女には大事なところに白い歯が生えている。一夜にして男のお道具が切られてあえなく男は死んでしまう。」「それでは俺がどぶろくぶら下げて浜に行ってみよう。女に飲ませて見るべえ。」一同は屈託なく大...網元に十六の息子有り・・・うつろ舟(其の三)

  • 筥(はこ)を大事に抱えている・・・うつろ舟(其の二)

    拙者はこの話に関心を寄せ図書館で調べた。澁澤龍彦氏は「うつろ舟」という小説を書いていました。澁澤龍彦氏は1928年生まれ1987年死去東大文学部卒小説家仏文学者評論家三島由紀夫と長く深い親交があった。うつろ舟短編集1986年福武書店以下は同書を参考に記しています。常陸の国のはらどまり村の沖の彼方には舟のようなものが漂っていました。漁師達はこれを引き寄せました。舟は見たこともない舟でした。舟のなかには若い女がおりました。年頃は二十ほどに見えました。色白き事雪のごとしよく見ると女は左の脇の下に一個の筥を抱えていました。船中には厚い絨毯が敷き詰められ血のような赤い酒の瓶もありました。(続く)筥(はこ)を大事に抱えている・・・うつろ舟(其の二)

  • 享和三年 常陸の国の・・・

    享和三年(1803年)常陸の国に円盤型の舟が漂着したという。舟には美しい一人の女性が乗っていた。この伝説を伝える古文書は12編。好奇心を揺さぶる伝説は滝沢馬琴や柳田国男両氏も言及している。岐阜大学サテライトキャンパスは岐阜駅前にあります。今年4月8日(月)より田中嘉津夫岐阜大学名誉教授が5月20日(月)まで江戸「うつろ舟」ミステリーを5回講義をされます。拙者も好奇心を揺さぶられ受講することになりました。(続く)(助左衛門より)これは立派に(?)岐阜県情報になりますね。料金は無料です。郵便番号500-8844岐阜大学サテライトキャンパス住所岐阜市吉野町6丁目31番地岐阜スカイウィング37東棟オフィス4階電話番号(080)8264-0684享和三年常陸の国の・・・

  • ドナルド・キーン氏死去

    2月24日ドナルド・キーン氏がなくなった。三島由紀夫、安部公房さんらの小説を英訳して世界に紹介された。心不全のため台東区の病院で死去、96歳。コロンビア大学中に「源氏物語」と出会い日本文学への関心を抱く。米国海軍日本語学校に入学し大戦中は通訳官を務めた。終戦後、英国ケンブリッジ大学で学んで京都大学へ留学する。京都大学では松尾芭蕉近松門左衛門を研究した。三島太宰の作品を英訳する。川端谷崎司馬さんなど日本を代表する作家と交流する。能や文楽の芸能を世界に紹介した人。彫刻家ロダンのモデルに日本で唯一の女性「花子」を顕彰する「ぎふ『ロダンと花子』の会」が95年に発足すると名誉会長になる。拙者は著書「日本の文学の歴史」には時々お世話になっている。日本人よりも日本人でありました。ご冥福をお祈りします。(完)(追伸)近くの図書...ドナルド・キーン氏死去

  • 助左衛門VS大根

    冬の野菜は大根が一番。拙者は土大根の話ではないが大きな大根を買っている。そして毎日のように食べている。何故食べるかに答えると安いそして美味しい。別に料理しなくてもそのままかじるだけ。みずみずしい。あの水分の味は形容しがたい。「七人の侍」のなかで三船敏郎はかじっていた。2月18日(月)朝大根を切っているとなんと左手中指を少し切ってしまった。大根の仕返しを受けた。大根を毎日切っているので大根に切られた感じである。2月26日(火)現在完治していない。年を食うと治りが遅いのも悲しい。しかし昨日はおでんを食べた。おでんの具の半分は大根である。桜が咲くころまで我が家では拙者と大根の戦いは続く。(完)助左衛門VS大根

  • 今年も確定申告を

    拙者は会社員を退職してから毎年確定申告をしています。年末調整があった時代は確定申告は考えていませんでした。正社員時代はある程度収入があり天引きされる所得税に不満があったが仕方がないと思っていました。しかし収入が乏しくなり医療費が年々増えていくと呑気な拙者も財布の紐を絞めなければと思いました。昨年は貯蓄をくずして家を建てました。すると岐阜北税務署より呼び出しである。2月14日岐阜市内のマーサ21の確定申告の特設会場へ行く。実は拙者は確定申告を楽しみにしていました。譲渡所得があり税金を少し納税しましたが何故か清々しい気持ちです。しかし税金は有効に使ってもらいたい。(完)今年も確定申告を

  • 又丸も詠む「りんりん」

    又丸が部屋にやって来た。拙者のブログを見て又丸が「りんりんですか難しいですね。」「リンリンという語を入れて歌を詠めば好きなどら焼きを進ぜよう」と。「どら焼きが欲しい」と又丸は頭を抱えて部屋を出て行く。暫くして又丸は戻る。「又丸よ。どうした涙を流してまるで小娘のようだ。胸の中をはっきり言ってくれ」すると又丸は「りんりんは難しいよ。言葉遊びしかできないよ。」そして拙者にメモを渡す。メモは次の通り。『リンリンと確かランラン思い出すインデアン今幸せですか』メモを見ながら思い出す。そんなアイドルがいたなあ。添削は必要なしと判断す。拙者のどら焼きも又丸に渡す。(完)(参考)ホメロス「イリアス」松平千秋訳岩波文庫第十六歌アカイア勢の苦戦を見かねたパトロクロスはアキレウスに嘆願する。下線部分は第十六歌の冒頭部分です。(追伸)又...又丸も詠む「りんりん」

  • あかんべろりん・・・栃木県(下)

    お坊さんは帰ってきました。娘は恐る恐る謝りました。お坊さんはガッカリしました。謝っているのでどうすることもできません。そこでお坊さんはそれぞれ「りんりん」という語を入れ歌を詠めば許すと言います。三人は互いに見合わせて頷きます。まず刀屋の娘はりんりんとこぞりにしょった小なぎなた一振りすれば敵はりんりんと読みました。すると花屋の娘がりんりんとこぞりにしょった梅の枝一枝折れば花はりんりんと続けました。最後は魚屋の娘です。りんりんとこぞりにしょった小鰯も十四五食えば腹はりんりんと読み終えました。お坊さんも感心してりんりんと理(ことわり)ないこと持ち出してこの梨やるはあかんべろりん土産の梨は一人で食べたそうです。(完)あかんべろりん・・・栃木県(下)

  • あかんべろりん・・・栃木県(上)

    むかし林勝寺というお寺がありました。お坊さんはいつも立派な茶碗で美味しくお茶を飲んでいました。この茶碗は「りんりん」とい名が付いていました。その寺にいつも遊びに来る三人の娘がいました。坊さんは美味しそうにお茶を飲んでいました。娘はその茶碗で飲んでみたくてなりません。ある日お坊さんは出かけました。留守なのをこれ幸いと思い娘たちは茶碗を出してかわるがわる飲んでみます。茶碗はつい手から落としてしまいます。茶碗は無残に割れてしまいました。お坊さんはもうすぐ帰ります。さあ大変です。(続く)(参考)栃木の民話第二集日本の民話39日向野徳久編集未来社あかんべろりん・・・栃木県(上)

  • 猿とおばあさんの決闘・・・中国浙江省(下)

    夜になると「カタッ」という音がして猿が家に入って来た。部屋は暗いので猿は囲炉裏の火を手探りで探す。火箸を抜くと灰の中から火種が出て来て爆竹の紐に火が付いた。100連発の爆竹は次々に破裂して猿を襲った。猿の目には灰が入り何回こすっても眼が痛い。甕の水で眼を洗おうと考えた。手を伸ばすとそこに蟹がいた。猿が痛みで叫ぶとやっとの思いで蟹を振り払う。布を引っ張り顔を洗った。すると顔中針の洗礼を受けた。猿はおばあさんは二階にいると思い階段を急いで上がろうとした。階段の途中に蒔いた豆の登場である。猿は豆を踏んで階段を落ちた。おばあさんは階段の上で猿が落ちる音を聞くと最後の臼を落として見事猿を退治したそうである。(完)猿とおばあさんの決闘・・・中国浙江省(下)

  • おばあさんは道端で泣いていた・・・中国浙江省(中)

    おばあさんは夜になると猿が来て襲われると考えると怖くて動けない。いくら考えても良い方法が思いつかず道端に座りこんで泣いていた。そこへ知識人が通り声をかけた。「おばあさんどうして泣くのですか」おばあさんは涙と鼻水を流して言いました。「夜に猿が来て襲われるのです。」知識人は言った。「おばあさん。心配しなくて良いですよ。100連発の爆竹をあげよう。これを囲炉裏の中にこれを入れなさい。」と。おばあさんは爆竹を貰ったがまだ泣いていた。そこへ漁師のおじいさんが通り声をかけた。「おばあさんどうして泣くのですか。」「夜に猿が来て襲われるのです。」「おばあさん。心配しなくて良いですよ。大きな毛ガニをあげよう。これを大きな水がめに入れて置きなさい。そして・・・・・・」おばあさんまだ心配で泣いていた。そこへ行商人が通り声をかけた。「...おばあさんは道端で泣いていた・・・中国浙江省(中)

  • 猿と戦う・・・中国浙江省

    山間の狭い土地におばあさんが一人暮らしていた。この土地で生まれ育ち80歳になっていた。家の前には桃の木が一本あった。5月になると桃は熟れ赤くきれいだった。ある日猿がここを通りかかった。赤く熟しているのを猿はみた。「おばあさん。桃をひとつおくれよ」優しいあばあさんは猿に桃を渡した。次の日猿は又来て言った。「桃は美味しかったよ、もう一つおくれ。」おばあさんは又ひとつやった。3日目4日目と毎日やった。おばあさんはついに心を鬼にして話した。「桃はあんたに食べつくされてしまうからあげないよ。」と。すると猿は憎々しげに言った。「桃をくれないならおばあさんを・・・」(続く)猿と戦う・・・中国浙江省

  • 屁ひり嫁・・・群馬県

    「昔ある家で嫁をもらった。暫くすると嫁は青い顔をした。姑は「どうした」と聞く。「屁が出てえんだ」と答える。「それじゃ。屁ひれば良い。」と姑。「我が屁ひれば大変だ。」と嫁。「いいから屁ひれ」と言われので尻をまくって屁をひいた。すると旦那も姑も前の畑まで飛ばされたそうな。「こんなすごい屁では我が家では置いておけねえ。」嫁は仕方なく「出て行く」と答える。旦那は荷物を背負って送っていく。途中で村のもんに会う。「柿をはたいてもなかなか落ちん。」と。「私なら一発で落としてやる。」「そんなことは出来んだろう。出来たらこの馬をやろう。」嫁は難なく行い、馬を貰う。今度は坂道で米三俵をひく荷車である。坂道を登れず困っていた。「おらの屁で向こうの家まで送るよ。」と言えば、「出来ねよ。出来たらこの米やる。」嫁はうんとでかい屁をした。そ...屁ひり嫁・・・群馬県

  • 女の執念 殿様の無念・・・秋田県

    男は庭に桃の種を蒔いた。毎日成長を祈願した。祈願が通じて翌年には桃が実った。二人の執念で桃が一年で実がなるのであろうか。女は殿様に何をしても笑顔を作らなかった。殿様はあまりにええ女だからなんとしても機嫌を取りたくなった。そして殿様は女の言いなりになっていった。男は「桃、桃」と殿様の屋敷に桃を売りにいった。けれどなかなか中へは入れなかった。女は桃売りの声を聞いて殿様に桃売りを中に入れさせてくれと頼んだ。そしたら笑ったことがなかった女はにっこりと笑った。食べた。女は殿様に「桃売りの着物を着せて桃を担いで見せて」と注文する。殿様は姫の笑顔を見たくて桃売りの衣装を着た。殿は「桃桃」と言って門の外も歩いた。暫くは屋敷の中から女の声が聞こえたが急に女の声は聞こえなくなった。女は門を閉めて閉まった。婿は殿様の着物を着て女と二...女の執念殿様の無念・・・秋田県

  • 殿様に届いてしまう・・・秋田県

    暫くするとそこのお殿様から「この綺麗な娘を探せ」という命がでる。家来たちはこの絵紙を持って各地を歩く。そしてこの男の家にくる。家来たちはこの嫁に間違いない。すぐにお城に報告した。殿は喜び迎えを出した。婿は相手が殿では何も出来なかった。嫁は考え考えた。そして嫁は殿様のところに行き前に、桃の種を婿に渡した。男は種を見ても判らない。嫁は段取りを説明する。「桃の種を蒔いたら桃がなる。桃がなったら桃を売りに来て。必ず私が出る」と。(続く)殿様に届いてしまう・・・秋田県

  • 殿様と桃売り・・・秋田県

    あるところに両親が死なれて一人で暮らしていた男がいた。若い者もいたが長続きしなかった。そんな、ある日ふいっと若い娘が訪ねてきた。女は「なんとか一日泊めてくれ」」というだと。2日3日もまたつぎの日もそして最後に「私を嫁にもらってけれ」この女は水屋仕事やなにから何までよく仕事をやる大した女性だった。男は女の顔を見ずに仕事はできなかった。嫁は絵紙に自分の顔を書いて主人に渡した続く。主人の仕事ははかどった。しかしある日強い風が吹いて大事に妻の絵紙は遠く遠く飛んで行ってしまった。(続く)殿様と桃売り・・・秋田県

  • 全土に布告する・・・エジプト

    王は盗賊の大胆さと狡猾さに脱帽した。王は全土に布告する。「盗賊の罪を許すだけでなく、多大な報酬を授ける」と。弟は王を信じ出頭した。王は彼の才気に感嘆し先日の後宮の女性を嫁として与えた。(完)(参考)この話はインド中国日本にも伝わった。確か「古今著聞集」にあると思います。全土に布告する・・・エジプト

  • 後宮の女性に依頼して・・・エジプト

    王は後宮の一部の女性を娼家においた。「今回の泥棒を見つけたらなんとしても捕まえるように。」と。弟はこの噂を知りその裏をかこうと決心した。弟は最近亡くなった近くの男の腕を肩から外して切断しマントの下に隠して娼家に入った。弟はわざと女性との話をはずませた。首無し事件が話題になった。女は確信して寝ている男の腕をつかんだ。弟の方が一枚上だった。見事に一目散に逃げた。(続く)後宮の女性に依頼して・・・エジプト

  • 母の嘆きと 弟の作戦・・・エジプト

    王は卒倒せんばかりに驚いた。なんと首のない盗賊が網に掛かってているではないか。庫内はどこにも出口はないのだ。王は盗賊の死体を壁に吊るした。首のない死体の前に守衛を配して「これを見て悩ましい様子を見せたり泣いたりした者がいたら捕まえろ。」と。盗賊の母は息子が壁に吊るされているのには耐えられなかった。弟は打開策を考えた。葡萄酒の入った皮袋をロバに乗せ出発した。弟は守衛の前に来るとわざと葡萄酒の栓を外した。葡萄酒が流れだすと彼は大声を出し他の皮袋を調べ直した。守衛は驚いて近づいてきた。そして突然の酒に喜んだ。守衛は酒がすすむと泥酔し眠りこんでしまった。弟は死体を外しロバに乗せて帰った。王はこの報告を聞きと大変怒りどんなことをしても大胆な犯人を捜し出そうと決心した。(続く)母の嘆きと弟の作戦・・・エジプト

  • ランプシニトス王と盗賊・・エジプト

    エジプトの王ランプシニトスは莫大な宝物を蓄えた。王は宝物を安全な場所に確保するために大きな宝物殿を建てた。この建物を請け負った者は最初からある計画があった。秘密の壁を一つ作り一人の手でずらせる仕組みを作っておいた。何年も経ち死期の近づいたこの男は二人の息子を呼んで伝えた。「私は二人の生活を安定させるため仕切りにある仕掛けをしておいた。それは・・・」二人は父の指示をしっかり心に止めた。父が死ぬと数年後二人は仕事にかかった。ある晩二人は宝物殿へ近づき問題の石を見つけて財宝を運び出した。王が宝物殿に入ってみると財宝が減っていることに気づいた。財宝が何度も被害に遭っているので王は網を作らせた。ある日兄は網に掛かって動けないと悟ると弟を呼び自分の身元がバレることを心配して共犯のお前が捕まるといけないので首を切ってくれと頼...ランプシニトス王と盗賊・・エジプト

  • 五代目クロイソスの運命

    リュディア国王クロイソスは新興国ペルシアと戦をする。当時アジアにおいては勇気や戦力の点ではリュディア国に凌ぐ民族はなかった。戦はリュディア国の都サルディスに近い平原で行われた。信じられない話であるがリュディア国の駱駝がペルシア軍の馬を見ると踵を返して戦場から逃げ出してしまう。リュディアの兵は城内に逃げ帰って防戦する。クロイソスは包囲され援軍を頼んだが時遅しであった。こうしてペルシア軍はクロイソスを捕虜にした。捉えられたクロイソスは14人の子供と巨大な薪の山に登らされた。ペルシア王キュロスは今回の戦争の獲物の初穂として神に捧げる積りであった。クロイソスはこの時ソロンの言ったことを霊感の満ちた言葉であることと思い至った。「人間は生きている限り幸福であるとはいえない。」三度ソロンの名前を呼んだ。クロイソスがこんな話を...五代目クロイソスの運命

  • ソロンとクロイソスの幸福問答(下)・・・松平千秋 訳

    あなたが莫大な富をお持ちになり多数の民を統べる王であられることは私にもよく判っております。しかしながら今お訊ねのことについてはあなたが結構なご生涯を終えられたことを承知するまでは私としましてもまだ何も申し上げられません。どれだけ富裕な者であろうとも万事結構ずくめで一生を終える運に恵まれぬかぎり、その日暮らしの者より幸福であるとは決して申せません。腐るほど金があっても不幸な者も沢山おれば、富はなくても良き運に恵まれる者も又沢山おります。人間の身としてすべてを具足することはできぬことでございます。国といたしましても必要とするすべてが足りているようなところは一国たりともございません。あるがあるがこれはない、というのが実情で、一番ある国が、最も良い国でございます。いかなる事柄についてもそれがどのようになっていくのか、そ...ソロンとクロイソスの幸福問答(下)・・・松平千秋訳

  • ソロンとクロイソスの幸福問答・・・松平千秋 訳

    ソロンが子供や孫に恵まれ祖国を守って名誉の戦死を遂げた人物を第一に第二には親孝行の褒美にアポロンの神から若死にをを賜った兄弟を挙げたところ自分こそ世界一の幸せ者と言われなかったことに憤慨する。そしてソロンは答えた。コロイソスよ、あなたは私に人間の運命ということについてお訊ねでございますが、私には神というものが妬み深く、人間を困らすことのお好きなのをよく承知しています。人間は長い期間の間には見たくないものでも見ねばならず、遭いたくないことにも遭わねばなりません。人間の一生を仮に70年といたしましょう。この70年の26250日のうち一日とて全く同じことが起こることはございません。さればコロイソス王よ、人間の生涯はこれ偶然でございます。あなたが莫大の富をお持ちになり、多数の民を統べる王であられることは私もよく判ってお...ソロンとクロイソスの幸福問答・・・松平千秋訳

  • デルフォイ神託は・・・

    かくしてギュゲスは王権を手にした。しかし国民は納得しなかった。反乱が起こりそうになった。そこでデルフォイの神託を仰ぐ。ギュゲスは莫大な財宝を寄進した。神託は新王権を承認した。だが神託はこの五代目に旧王家の報復が下ると付言する。その子アルジュスが二代目。サデュアッテスが三代目。アリュアッテスが四代目。そしてクロイソスが五代目。クロイソスはギリシア人都市を次々に征服した。都サルディスに名士達が訪れた。ソロンも其の一人であった。王はソロンを歓侍し財宝を見せ、「この世界で誰が一番幸福か」と問うた。自分こそ一番だと思っていた。意外にもソロンは・・・(続く)デルフォイ神託は・・・

  • 陰謀の手はずは整う

    妃は答える。「ちょうどあの人が私の素肌を見させたあの同じ場所で襲えばよろしい。」と言った。陰謀の手はずは整って夜になるや(ギュゲスは釈放されていなかった。彼には全く逃れるすべもなかった。)彼は王妃に従って寝室に入った。彼女は彼に短刀を渡して同じ戸の後ろに隠れさせた。カンダウレスが眠るや忍び出てきて王を殺した。(続く)(参考)この事件は同時代の人パロスのアルキロコスもイアンボス三行詩の中で歌われている。陰謀の手はずは整う

  • ギュゲスの選択

    夜が明けるやいなや彼女は忠実な者を選んでギュゲスを呼び出した。妃の怒りを彼は知らない。「お前はカンダウレスを殺して私とリュディア国を手に入れるか!!。それとも今直ちにお前自身が死ぬか!!。いずれかにしなければならない。あれを企てたあの人か私の素肌を垣間見たお前かどちらかが死ななければならない。」キュロスは茫然し嘆願した。彼は彼女を納得させられなかった。主君を殺すか殺されるか。選択が差し迫っていた。ギュゲスは自分が長らえる方を選んだ。「不本意ながら・・・。主君を殺せとあなたは命令する。どんな方法で我々は王を襲うのですか?。」(続く)ギュゲスの選択

  • 妃は見抜いていた。

    ギュゲスはのがれるすべもなかったので覚悟を決めた。カンダウレスは就寝の時が来るやギュゲスを室に連れこみそして妃もそれから間もなくやって来た。ギュゲスは彼女が入ってきて衣類を置くのを見守っている。彼女が床へ歩を移して後ろ向きになるや彼は出た。しかし彼が出て行くところは妃の目にとまったのです。彼女は夫のたくらんだことが読めたけれども恥ずかしかったので叫ばなかった。夫に報復しようと期したので見抜いたそぶりも見せなかった。夜が明けるないなや・・・(続く)妃は見抜いていた。

  • 王の美しき妃

    遠い遠い西アジアのお話。二十二代約550年ヘラクレイダイ家は神意を受けてこの国を統治していた。カンダウレス王は自分の妻を愛していた。彼はどんな婦人よりも妃は絶世の美女だと思い込むほど惚れていました。近習のギュゲスにはいつも大事な話を打ち明けていた。とくに妃の容姿をむやみに誉めちぎっていた。王は近習に話かけた。「ギュゲスよ。お前はわしの妃の容姿について納得しないようであるから素肌を見るがよい。」ギュゲスは大きく叫び声をあげて反対する。「王よ、私に『王様の妃の素肌を見よ』と仰せになることはなんと馬鹿げたことでしょう。女は衣を脱げば恥ずかしい気持ちも一緒に脱いでしまうものです。」「わしは彼女がお前に見られたことを全然気づかないように工夫する。つまりお前を寝室に入れて開いた戸の後ろへ立たせることにしよう。わしが入った後...王の美しき妃

  • 18切符西へ(下)・・・うどんを食べたくて

    「直ぐに自宅に戻れ」だと大変である。ここは岡山の手前。交通費が大変だ。電話の内容は重要でなく列車の旅を続ける。岡山からマリンライナーに乗換。宇高連絡船。良い響きである。かつて岡山県宇野駅と香川県高松駅とを結んでいた。今はない。列車は四国の高松を目指していた。しかし12時19分坂出で下車する。何故か?それは高松まで行くとうどんを食べる時間がない。拙者は昨夜坂出駅前のうどん店をうどん店だけを探していた。「これでは十分に分からない。」駅の地図で観光案内所に飛び込むしかない。「近くにうどん店はござるか?。」「たくさんありますよ」と女性は地図見せる。「御薦めの店はいずこ?。」「ここは駅から数分ですよ。」赤丸付ける。二人は急いだ、しかし足は遅い。イオンを通り抜け、直ぐのS店。「かけうどん大盛二つ。」注文する。大きなどんぶり...18切符西へ(下)・・・うどんを食べたくて

  • 18切符西へ(上)・・・用事はないけれど

    平成31年1月5日(大した)用事はないけれど普通列車で四国へ行こうと思う。1月3日栃木県日光より岐阜に戻る。又丸曰く「兄者!残りの2回分は西だね。」拙者は18切符を見つめていた。用事はないけれど四国へ行こうと思う。母は言う「早朝からどこ行くの!」又丸は返す「まだ決まっていません。」と。「親不孝の鉄ちゃん兄弟だよ。」は母の言。「帰りは遅いから夕食は不要で~す。」と駅へ急ぐ。又丸は今日も窓の外ばかり見ている。拙者は持参の本を読むばかりです。流石に彦根では右の窓を見る。国宝の城は一瞬で過ぎて行く。新快速のこの速さが心地良い。京都、大阪を過ぎていく。神戸を過ぎて又丸は不安顔。姫路城だなと弟は思っていた。拙者は「姫路よりさらに西へ」「国宝の城見物じゃないの?」と言うが「乗り換えて岡山を目指す。」「岡山だと日帰りは難しいよ...18切符西へ(上)・・・用事はないけれど

  • 18切符東へ(下)・・・硬貨ばかりが おしゃべり

    反対車線には富士市駅前へ行くバス停があった。バスは来たけれど赤信号のため乗車することはできず。路線バスも好きな二人である。岳南鉄道吉原本町へ戻る。途中で一袋300円のみかんを買う。又丸の財布を見ると硬貨ばかりがおしゃべり。吉原駅では駅前に地元スーパーがあった。拙者は鮭弁当、又丸は唐揚げ。熱海発浜松行きの普通列車に乗車。席は確保したがロングシート。さすがに空腹でも食べ難い。長い乗車でトイレに行きたい。6分の静岡停車で二人はトイレを目指す。若い者には走力で敵わない。小用はすませたが、列車には間に合わず。(完)(JRへのお願い・・・)新幹線重視の経営は分かりますが、東海道本線の普通列車にはトイレのない列車があります。特に熱海浜松間です。乗客は少なくありませんよ。トイレをお願いします。尻毛兄弟より。(参考)吉原1451...18切符東へ(下)・・・硬貨ばかりがおしゃべり

  • 18切符東へ(上)・・・尻毛兄弟は 岳南鉄道へ

    岳南鉄道貧乏旅行30年12月28日穂積06300753豊橋豊橋08050842浜松浜松08511002静岡静岡駅ホーム。かけそば320円X2=640円自販機に1040円を投入。急いで食券をお姉さんに渡す。すると後ろのおじさんが「お釣りを忘れているよ。」の声。お釣り400円はカレーそばが一杯買えるお金である。拙者はお礼を言い思う。「いい人である。良い国である。」と。待ち時間12分しかないのでかけそばを又丸と一気に食べる。静岡10141053吉原いよいよ岳南鉄道。一日乗車券800円X2=1600円。吉原11201140岳南江尾僅か20分の乗車である。この乗車のために拙者は朝5時に起きた。又丸はほとんど寝ていない。岳南鉄道本日快晴。全駅から富士山を見ることができる。又製紙工場の中は異次元空間。特等席から沿線と富士を見...18切符東へ(上)・・・尻毛兄弟は岳南鉄道へ

  • リサイクル本に歓喜する

    リサイクル本なんと嬉しい話である。通常5冊から多くて10冊どの図書館も制限を設けている。しかしきらり図書館は違った。何冊でも可能であった。以下拙者の図書になった本・雑誌である。節約生活のススメ山崎えり子1400円中級パソコンの入門長谷川裕行1600円重曹で暮らすナチュラル・ライフピーター・キウロ1400円おいしくつくる食べ物教室家庭科教育研究社600円NHKきょうの料理2015年10月505円あなたの確定申告28年申告1435円「超」旅行法野口悠紀雄1400円日本全国おもしろ列車の旅イカロス・MOOK1429円るるぶ名古屋16年版840円るるぶ岐阜16年版840円乗ると歩く京都編1000円旅と博物館200選1800円生き方上手日野原重明1200円近鉄で行く歴史街道1300円がんばれ路面電車二村高史他1500円湖...リサイクル本に歓喜する

  • 謹賀新年

    昨年は骨折で大変な一年でした。「行く年くる年」を見る。遠くから聞こえる除夜の鐘に心が落ち着く。久しぶりの家内との会話に時を忘れる。ペットとの騒々しい中に眠ることさえ難しい。東の空が明けていきます。この空は昨日の空とは変わりないけれども、何故か新鮮な気持ちになるのは拙者だけではないであろう。今年は良い年になるであろうか。難しい世の中である。謹賀新年

  • 今年の重大ニュース(拙者)

    例えば20のニュースのなかに良き知らせはいくつあろうか。スーパーボランティアは今年絶賛された良い報道である。拙者個人の場合二番目は骨折事故である。良いことはほとんどなかった。しかし年末に一番嬉しいことが起きそうである。それは今年もなんとか生きることが出来きたこと。20のニュースの中で嬉しいニュースは一つ又は二つ。残り少ない拙者は時を大切に大切に使って生きたいものである。だがそれが難しい。(完)今年の重大ニュース(拙者)

  • 無題

    平成30年12月某日拙者は書斎でコーヒーを飲みながら読書をしていた。すると母は急いでトイレに向かう。暫くするとトイレから余り好きではない香りがする。拙者は想像ができた。想像した通りであった。数分後母は自分の部屋に戻り着替えを済ませた。拙者は知らなかったふりをして母に接する。今後は大変になることを覚悟して・・・。戦国時代家康が三方ヶ原から浜松城を目指した。もし家康が厠に寄っていたら江戸時代はなかったかもしれないという話があります。平成の助左衛門はこもよ氏と旧東海道を舞阪から浜松城を目指した。疲れました。拙者は流す汗で体を冷やしてしまった。清潔なトイレは浜松城内にはなかった。節約のため城から駅前までバスで戻る。倹約のため浜松から穂積まで普通で帰るつもりが。老母の心配そうな顔が頭をよぎり名古屋までは新幹線を利用した。...無題

  • 机上 日光市今市を目指す18切符

    北方バスセンター609発JR岐阜駅前行きJR岐阜駅前642着岐阜651発豊橋行き豊橋813着豊橋819発興津行き島田954着島田1003発熱海行き熱海1159着熱海1231発宇都宮行き宇都宮1608着これは新宿経由で東京駅を通過しない点がポイントです。宇都宮1635発日光行き今市着1719着今市652発宇都宮行き宇都宮727着宇都宮737発熱海行き熱海1125着熱海1256発浜松行き浜松1532着(静岡141011分停車トイレ休憩)これはトイレのない車両のため、静岡停車時間を利用する。浜松1554発豊橋行き豊橋1617着豊橋1621発大垣行き岐阜1753着岐阜駅前1813発大野バスセンター行き北方バスターミナル1839着日光市・今市は西美濃からは遠い場所である。机上日光市今市を目指す18切符

  • 机上 日帰り 高松うどんの旅

    穂積大垣行き0612大垣0620着大垣米原行き0620米原0656着米原姫路行き0703姫路0932着姫路赤穂行き1009相生1028着相生岡山行き1029岡山1138着岡山高松行き1142高松1235着高松岡山行き1410岡山1502着岡山相生行き1541相生1647着相生姫路行き1648姫路1708着姫路敦賀行き1726米原1958着米原豊橋行き2005穂積2044着机上日帰り高松うどんの旅

  • 貴婦人が家に来た

    貴婦人は朝の九時過ぎに来ました。九州からの色白の美人です。ダイニングの隅で三つ指付いて座っています。拙者が話掛けても答えて呉れません。母が言っても返事なし。しかし仕事は正確です。文句も言いません。先日姪よりトークがありました。12月転居しますのでまだ新しい食器棚を使ってください、という話があった。拙者は姪にOKと伝えた。拙者の家の食器棚は前世の代物。母は古い物をなかなか捨てられない。素晴らしい直球のような贈物食器棚。新しい家は古い家具に長年の労を労う。古い家具は新しい家具に場所を譲りつつあるようだ。(完)貴婦人が家に来た

  • 大根は偉大である

    江戸時代吉田(豊橋)に真田ひもを編んで暮らしを立てている幸助という男がいた。幸助は喘息もちで毎日咳をしていた。彼は自宅で休んでいると襖を開いて立派な武士が部屋に入って来た。名前を聞くと真田幸村と言う。思わずひれ伏すと幸村公は「お前の喘息を気の毒に思う。自分の名前と幸村の名前を大根に書いて川に流せば治るであろう。」と言って消え失せた。半信半疑で幸助は川に大根を言われた通り書いて流した。すると喘息は直ったと言う。毎年12月にお祭りがある。徒然草にも大根の話がある。筑紫の国に大根を毎朝の食事に食べていた役人がいた。ある日屋敷を敵に囲まれてしまった。しかし見知らぬ武士が二人が現れ命を惜しまず戦ってくれた。敵は退散する。二人の武士は話す。「私たちは長年召し上がってくれた大根であります。そのお礼で助太刀しました。」と言って...大根は偉大である

  • 同級生は居なくなった。

    北方町の大通りを散歩する。ここ数年お店が少なくなり櫛の歯が欠けた様。ペンキ屋のO君帽子屋のS君鉄工所のO君中学生の頃の顔が浮かぶ。悲しいのはお店を廃業したこと。ドラックストアなどが顔を見せています。アオキスーパーGENNKYアピタなど昔はなかったものである。主婦の店ヤナゲン北方店を知る人は年配である。今読んでいる方丈記には「・・・人の住まいは代代を経て尽きせぬものなれどこれを真かと訪ぬれば昔有りし家は稀なり。・・・」鴨長明は昔の人であるが現代にも通じる。同級生のH君は大地主であるがこの土地を去ると言う。元気な顔を見せて本日挨拶に来た。拙者も「昔見し人」になるはずである。全ての人が「昔見し人」になります。(完)同級生は居なくなった。

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