漫画の編集者Мのブログ さん プロフィール

  •  
漫画の編集者Мのブログさん: 漫画の編集者Мのブログ
ハンドル名漫画の編集者Мのブログ さん
ブログタイトル漫画の編集者Мのブログ
ブログURLhttps://ameblo.jp/17710419mmm/
サイト紹介文悩める新人漫画家に送る、読むと元気になるブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供93回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2016/04/14 19:43

漫画の編集者Мのブログ さんのブログ記事

  • 新人漫画家へ/企画について
  • どこでも編集者は、企画企画と言いますが、私の場合は自分が半分、作者が半分くらいでした。 つまり、私がA4の紙に企画を書いて、作者に説明して、こういうのをやりませんか?というのが半分、作者が元々持っていた企画やアイデアを使うのが半分という感じ。もちろん、どちらの場合でも、大雑把な企画で了承を得ても、取材したり、細部を詰めたり、主人公像を延々と話し合ったりという作業は必須ですね。 どっちからアプローチし [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/結局残るのは主人公の顔。
  • 夢中になって読んだ漫画作品も、何年、何十年も経つと、細かいスジはたいがい忘れてしまうもの。残るのは、主人公の顔や表情、仕草、セリフなど。ここ重要。 筋書きというのは、その場その場で流れていくものであり、主人公は、静止しているコマ。猛烈な勢いで回っているのだが、どっしりと止まっているようにさえ見える。あるいは、大波が寄せた後に残る、ゴロっとした大岩。 前後の流れは覚えていないけど、そのシーンで主人公 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/知っておいたほうが良い原理原則。
  • 漫画はキャラクターに尽きるとか、新しいものをひとつ入れよとか、主人公は応援したくなる奴にせよとか、ありがたいお言葉はたくさんある。まったく、その通りで、いわゆる「正論」には、反論しようがない。でも、原理原則は、役に立つ。迷ったとき、困ったときに。 長い間、漫画の世界にいると、驚くような意見を聞くことは少ない。たいていは、「そりゃそうだよな」ってことが多い。とっておきの「秘密」なんかない。 自分自身 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/猛烈な暑さの中で。
  • 毎日毎日、暑い。いや、熱い。外は熱風である。 こんな暑いときに仕事?ネーム?ペン入れ?ちょっと、かき氷? いやいやいや。 自分の仕事に誠実であろうとする漫画家は、みんなどんなに暑かろうと寒かろうと、さぼらずに漫画を描いている。世間が何をしようと、何を考えようと、物語の世界を紡ぐ人には、風のささやきのようなものかも知れない。 いま主人公の身には、65℃くらいの熱風が吹き荒れているかも知れない。巨大な氷 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/「半分、青い。」
  • 朝の連続テレビ小説「半分、青い。」で、いま主人公は、豊悦扮する漫画家・秋風羽織先生のところでアシスタントをしています。設定は20年以上前なので、今とは環境がだいぶ違うのですが、漫画を描く作業そのものはあんまり変わらない気がします。漫画家または表現者は、かくあるべしという哲学を秋風先生はやたらと語ります。自分の言葉に酔っている風でもありますけど、良いこと言ってるんですね。脚本家の北川悦吏子さんは、 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/主人公ってさあ。。。。
  • 普通の人、平凡な人ほど事件や出来事に翻弄され巻き込まれやすい。逆にわがままな人、自己中な人、マイペースな人なんかは、どちらかというと周囲の人が迷惑をこうむったりする。 さざ波を立てるどころか、水しぶきもろに浴びせたりして。。。。でも、本人には自覚がなかったり、気づかなかったり。 周囲の人は被害者で、主人公は加害者?そこまで言わなくても、(良くも悪くも)周囲に影響を及ぼす人、与える人。主人公の資格あ [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/世界は動いている。
  • 一日単位で見れば、毎日毎日代わり映えしないような気もするが、世界はゆっくりと動いている。読者の意識も行動も日々変化している。電車やバスの中で、スマホで漫画を読む人が増えてきて、もう珍しくなくなった。これは、ほんのここ数年のこと。逆に車内で漫画雑誌を広げて読む人は、本当に少なくなった。漫画業界にずっといて、その変化のさまを目の当たりにしてきた者にとっては、信じられないくらいのインパクトだ。 読者の意 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/毎回色々なことを書き綴っていますが。。。
  • このブログでは、キャラクターのことや編集者の考え方、新人賞というものの性格など多岐に渡って書かれていますが、私が個人的に考えたことや感じたことのメモでしかなく、偏向は避けられません。さらに言えば、網羅的に詳しく書けば書くほど、平板になっていくに違いないと思うのです。今のままでも十分に偏っていますので、その辺は、了解して欲しいと思います。 漫画に必要なもの。世界観(設定)。キャラクター。ストーリー。 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/究極的に目指すもの
  • 大御所・松任谷由実も、今をときめく米津玄師も、自分の曲は「読み人知らず」が理想だと言う。つまり、何百年も経って、誰が作ったのかもう良くわからないけど、曲だけが、みんなに親しまれて残っていて欲しいとのこと。スケールの大きな話だ。 漫画も同様かも知れない。一般に、作者名よりタイトルの方が知られている。あるいは、主人公の名前の方が有名なことが多い。読者にとっては、誰が描いたとか、どこに載っていたかとかは [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/感動とは…?
  • 感動とは、深く感じて心を動かすこと。心が動く、動かされること。シンプルですね。 面白いとも、ちょっと違う。心の深いところを動かす。これができれば、たぶん人気のことは考えなくても良いくらい。 結局のところ、エンタメの世界では、心が動かないと、なかなかお金を払ってもらえないもの。心が動かされると、頼まれなくても、お金を出してくれる。そういうものだと思います。 その「感動」のネタは、海を渡って遠くに行かな [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/刺さるセリフ
  • 漫画ではないが、米津玄師の歌詞が切れている。ありきたりの日常を独特な感性で切り取っている。イントロから10秒もすれば、その世界に取り込まれてしまう。ミステリアスな風貌と相まって、高音域を歌い切る声色にも感動。久しぶりに感動した。 小説は言葉だけ。音楽は言葉とメロディー(とリズムとハーモニー)。漫画は絵とセリフ。 いずれも言葉が大事。漫画では絵柄はもちろん大事。でも、セリフ大事。 新人漫画家は、絵のこと [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/癒し系の効用
  • 疲れている時には、重いものや熱いものより、軽いデザートのような漫画を読みたいと思うのも、また人情。クスッと笑えたり、ホッとしたり、他愛ないけど、なんか読んでしまう。そういう漫画も大事。 動物が主人公だったり、主人公の相棒だったり。普通の高校生の群像劇だったり。普通のカップルだったり。特に大きな事件も起きない、困った事態にもならないが、少しだけ心が動くような瞬間。そういうものを、丁寧にすくい取って、 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/火の鳥(手塚治虫)から
  • 時々昔読んだ漫画を思い出したりします。 火の鳥/鳳凰編、個人的にオススメ。我王という主人公が歩む壮大な物語です。奈良時代の仏師・我王の一生を描いたもの。永遠の生命を持つ「火の鳥」が随所に現れます。 その中で印象に残っているシーン。優しい心なんてかけらもないと思われていた我王が、追われている中で、たまたまそばにいたてんとう虫を助けます。さりげないシーンですが、これが後々ドラマの中で、重要な伏線になり [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/桜の季節に思う
  • 春。卒業、進級、入学、就職……。イベントが目白押し。 漫画の世界では、春の新連載攻勢。春休み期間中は、漫画が読まれる時期。書き入れ時というわけです。チカラが入りますね。 この時期のために、何か月も前から準備してるわけでして。場合によっては、何年も前から。 桜の花びらみたいに、一瞬で散ったりしないで欲しいと切に願います。しぶとくね。 でも、次の年の桜の季節になると残っているのは、わずかだったり。切ない [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/作家性と企画
  • 編集者サイドでは作家性という言葉を良く使う。絵柄やテーマ他が個性的で、ありきたりではないというくらいの意味だ。それと対極にあるのが企画優先型、または企画性の強いもの。まず企画ありきの話で、絵柄や作風、作家そのものは、次に来る。作家性とは、文字通り、作家そのものに属している。替えは効かない。企画優先の作品は、条件に合えば、作家は多くの候補が上がる場合が多い。 作家性が強いという言い方は、必ずしも、肯 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/20年後には……
  • 20年後には私は80歳。その頃は、こんな青臭いブログは書いていないだろう。このブログを読んでいてくれている奇特な新人漫画家たちも偉くなって、「そんなブログが昔あったなあ」なんて思い出すかも知れない。いや、思い出さなくても良い。しっかりした漫画を描いていてくれれば、私は嬉しい。 20年後の漫画の風景に想いを馳せてみる。何が違うのだろう?スマホよりも、もっとクールなアイテムが登場しているんだろうか?それ [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/デビュー作の中にテーマは見える。
  • 投稿者は無意識に自分の思いや考え方を作品の中に描き込む。ずうっと考えてきたもの、感じていたもの、追い求めてきたものが、主人公や設定、ドラマ、エピソードなどに反映される。つまりは、テーマ。その辺を読み取るのが、編集者サイドの技術。 たとえ、不十分でも、デビュー作には、そういうものが溢れていることが多い。そういう意味で、デビュー作は、濃い。作家は、そのテーマや好きなキャラクターを長い作家生活で追い続け [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/老人をうまく描くのは難しい。
  • 新人漫画家によくあるパターン。若いキャラクターは上手に描けるのだが、老人や年配の人の描き方がいま一つ。老人が老人に見えない。。。 老人なんか興味がないし、メインキャラとは、あまり関係ないし、出番少ないし。。。まあ、そうなんですが、そういう脇役をきちっと描けると、作品の奥行が広がるんですよ。老人がうまく描ける人は、実際に少ないので、うまく描けると断然有利です。 ただ顔に、ほうれい線を描けば、老人の出 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/ベイビー・ビースト・ビューティー。
  • 広告宣伝の世界で訴求力のある素材。3Bとも呼ばれます。Baby,Beast, Beautyビューティーは美人のこと。私の解釈では、ベイビー、アニマル、ヌードです。 同じようにコミックの世界に当てはめると、エロ、グロ、サスペンス。またはエロ、グロ、バイオレンス。これらが入っていると、目を引くこと請け合いです。ただし、コードに引っかかる恐れがあります。 キャラクター云々以前に、上の三つの要素が入っていると、まず読まれま [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/1%でも面白くする努力。
  • 平昌オリンピック、羽生選手、小平選手と金メダルが二日続いて出て、盛り上がっています。0.01秒でも速く、1センチでも遠くへ、0.01ポイントでも美しく。 漫画を作る時にも、限られた時間の中で、最大限の努力をするもの。より分かりやすく、より面白くするには、どこをどういじれば可能なのか?締め切り時間のギリギリまで苦労する。アップしてから、「あの部分がちょっと違ったかなかな?」とか、「最後のところは、も [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/引きのある漫画は体力が要る。
  • 毎回毎回、良いところで次回に引っ張る、いわゆる引きの強い漫画は、描くのも読むのも体力が要ります。ちょっとサボったら、知らない展開になってたりしますから、気が抜けません。一気読みしたくなるのも、引きの強い漫画。夜を徹して読む漫画はこのタイプですね。描く方も、引きのみならず、全体の構成や、伏線を常に意識していなくてはなりませんから、油断がなりません。気力、体力が要ります。 対して、一話一話読み切りにな [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/クリエイターの気持ちは分からないが。。。
  • 毎日のようにクリエイターと接しています。メールとかもあるから毎日ですね。しかし、いくら頻繁に接していても、彼ら彼女らの本当に気持ちは分かりません。他人ですから。でも、忖度したり、想像したりは出来る。あるいは、寄り添うことなら出来る。伴走者ですかね。 できれば、気持ちよく描いて欲しいと思っていますが、時には耳の痛いことも言わなくてはなりません。怒るだろうなあと思い切って言うと、意外にすんなりと受け入 [続きを読む]
  • 新人漫画家へ/他人の力を利用すべし。
  • 創作は孤独、といっても徹頭徹尾、一人でやらなければならないという訳でもない。入学試験じゃないんだから。 担当編集者がいなければ、アドバイスは友人や知人でも良い。下手に詳しくない方が、より的確な意見をくれるかもしれない。すべてを一人で抱え込んで解決しようと思い込むと、行き詰まる。他人を利用するのも一法。作品(ネーム?)を人に晒しましょう。恥はかくものです。 兄弟姉妹で漫画家をやってる例は多いが、兄弟 [続きを読む]