寛解後に出会った夫は、偶然にも心理学を専攻していた人でした。 精神疾患は薬では治らないということを知識として大学で教えてもらっていたそうです。 それを聞いて、私自身が看護の大学で学んだ薬や治療の側面は一面に過ぎないことを実感しました。 精神疾患の治療を6年かけて死にそうになりながら学んだことを、自分は知識として辿り着いていなかったのかと思うと少し切なくなります。 そんな夫に数年かけて指摘されていることがあります。 「なぜ努力できそうなところで諦めてしまうの?」と。 指摘された通り、私は時間にルーズだったり、資格試験の勉強を諦めたり、「何かを諦める」ことに慣れきっていて、「劣っている自分はできな…