onboumaru さん プロフィール

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onboumaruさん: 砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
ハンドル名onboumaru さん
ブログタイトル砂村隠亡丸の余苦在話-よくあるはなし-
ブログURLhttp://onboumaru.com
サイト紹介文江戸怪談、民話の怖い話、中国伝奇、能、落語など。古典怪異譚を「砂村隠亡丸」が語ります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2016/06/22 00:09

onboumaru さんのブログ記事

  • 鬼女の乳を吸う
  • こんな話がございます。 都が奈良にあったころの話でございます。 陽は山の端に傾き入り。 群青の闇が押し寄せる中。 墨を引いたように続く一本道を。 ぽつぽつ歩く人影がひとつ。 これは名を寂林(じゃくりん)ト申す旅の僧。 ま... [続きを読む]
  • 藁人形
  • こんな話がございます。 江戸四宿の一、奥州街道は千住の宿。 ここは小塚原(こづかっぱら)の刑場に近いためか。 はてまた、掘れば罪人の骨(こつ)が出るためか。 一名を「コツ」ト申しますナ。 さて、このコツに立ち並ぶ女郎屋を... [続きを読む]
  • 苺の六郎、雪の十二郎
  • こんな話がございます。 甲斐国は身延のあたりの山あいに。 母ひとり娘ふたりの女所帯がございました。 父は五年前に亡くなりまして。 母は元々その後添えでございました。 妹娘のお君は今の母の子でございますが。 姉娘のお雪はト... [続きを読む]
  • 金弥と銀弥
  • こんな話がございます。 さる国の城の奥御殿に。 侍女が二人おりまして。 名を金弥(きんや)に銀弥(ぎんや)ト申しましたが。 容姿は世にも愛らしく。 仲はト言えば睦まじく。 起き伏し常にともにあり。 いずれ菖蒲(あやめ)か... [続きを読む]
  • 九十九の指と一つの首 指鬘外道
  • こんな話がございます。 天竺の話でございます。 舎衛国(しゃえいこく)に、さる高名な婆羅門(バラモン)がおりました。 婆羅門ト申すは、かの国古来の祭祀者でございまして。 かの国では人は生まれながらに四つの階層に分かれてお... [続きを読む]
  • 荘園の森の艶やかな童女
  • こんな話がございます。 唐の国の話でございます。 只今では節分の日になりますト。 豆を撒いて鬼を追い払ったりナド致します。 ところで、この風俗の大元はト申しますト。 「追儺(ついな)」ト申す新年の宮中儀礼で。 古くに唐土... [続きを読む]
  • 雨夜の悪党 引窓与兵衛
  • こんな話がございます。 武蔵国は中瀬の渡しから伊勢崎へかかる辺り。 横堀村ト申す在がございまして。 ここの名主に与左衛門ト申す年寄りがございました。 金もあり田地も豊かにあるトいう。 いわゆる分限者トいう奴でございますの... [続きを読む]
  • (無題)
  • こんな話がございます。 武蔵国は中瀬の渡しから伊勢崎へかかる辺り。 横堀村ト申す在がございまして。 ここの名主に与左衛門ト申す年寄りがございました。 金もあり田地も豊かにあるトいう。 いわゆる分限者トいう奴でございますの... [続きを読む]
  • 白い乳房に憑いたもの
  • こんな話がございます。 大和国のトある商家に。 尼僧がひとり立ち寄りまして。 一夜の宿を求めました。 そればかりなら何の事はない。 誰も妙には思いますまいが。 この尼がただならぬト申しますのは。 あまりに若く美しかったか... [続きを読む]
  • 瓜売り歩く人と馬
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 河内国のトある在に。 田夫がひとりございまして。 名を「石別(いそわけ)」ト申しましたが。 この男は瓜売りでございます。 育てた瓜をみずから売り歩いている。 その相棒を... [続きを読む]
  • 子殺し幻術
  • こんな話がございます。 唐の国の話でございます。 唐の咸通年間のこと。 トある城下の、トある巷間に。 幻術使いが一人現れまして。 童子一人の手を引いておりましたが。 どうして、これが幻術使いと知れたかト申しますト。 「さ... [続きを読む]
  • 蛇女房
  • こんな話がございます。 木曽の山中、人里離れた静かな森に。 木こりが一人住まっておりまして。 枝木を伐って暮らしを立てているトいう。 貧しい山男でございましたが。 与市ト申すこの者は、三十路を過ぎてなお独り身で。 ト申し... [続きを読む]
  • 暗峠 姥ヶ火の首
  • こんな話がございます。 河内国は暗峠(くらがりとうげ)。 峠を越えたその麓の村。 平岡の里ト申す地に。 娘が一人おりまして。 山家の花じゃ、今小町じゃト。 土地の小唄に謡われるほどに。 器量良しで知られておりましたが。 ... [続きを読む]
  • 吹雪の夜 一つ褥の妖かし話
  • こんな話がございます。 清国の話でございます。 かの国の都、北京は金魚胡同ト申す路地裏に。 徐四ト申す男が暮らしておりまして。 この者の家は赤貧洗うが如しでございます。 兄と兄嫁、徐四の三人が、狭い家に肩寄せあっておりま... [続きを読む]
  • 丸山遊郭 猫の食いさし
  • こんな話がございます。 肥州長崎は唐船着岸の津にございます。 綾羅錦繍の織物に金銀の糸、薬種にその他もろもろの品。 種々の珍貨が絶えることなく我が朝へ入ってくる。 その玄関口でございまして。 日本六十余州のあきんどが当地... [続きを読む]
  • 五色の鹿
  • こんな話がございます。 平安の昔の話でございます。 信濃の国の山あいに。 猟師がひとり住まっておりまして。 この者はすこぶる変わり者でございます。 世の人々と交わろうトいたしません。 人嫌いかト申すトそうではない。 浮世... [続きを読む]
  • 妻の首をすげ替える
  • こんな話がございます。 清国の話でございます。 陵陽県ト申す地に、朱小明という男がございまして。 この者は性質は豪気ながらも、頭が弱い。 おかげで未だ学成らず、長く世に出られずにおりましたが。 ある晩、仲間内で酒盛りをし... [続きを読む]
  • 波の白雪 名刀捨丸の由来
  • こんな話がございます。 羽州米沢の領主上杉家に、古刀が一振りございまして。 その名を「波の白雪」、又の名を「捨丸(すてまる)」ト申しますが。 持ち主の心映えを映す鏡トモいう、至極の名刀でございます。 かつて上杉家にてお家... [続きを読む]
  • 猫塚鼠塚
  • こんな話がございます。 森森たる木曽の山道、その夕暮れの景。 三十がらみの無口な猟師が一人。 その担え銃にぶら下がるように後を追う童が一人。 そして、その胸に抱かれた三毛猫が一匹。 二人の親子と一匹の猫が。 黙って山を下... [続きを読む]
  • 蒼き炎と眠る美童
  • こんな話がございます。 かの一休禅師による怪異譚でございます。 一休禅師が諸国を廻って修行をされていたときのこと。 伊賀国は喰代(ほうじろ)ト申す地へ差し掛かりますと。 どこからか、男の声に呼び止められました。 「もし、... [続きを読む]