梨野礫・エッセイ集 さん プロフィール

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梨野礫・エッセイ集さん: 梨野礫・エッセイ集
ハンドル名梨野礫・エッセイ集 さん
ブログタイトル梨野礫・エッセイ集
ブログURLhttps://nasino.muragon.com/
サイト紹介文古稀を過ぎた老人が、これまでに綴った拙い文章の数々です。お読み捨てください。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供289回 / 365日(平均5.5回/週) - 参加 2016/06/23 11:16

梨野礫・エッセイ集 さんのブログ記事

  • 「急性心筋梗塞」病状記・7
  •  「急性心筋梗塞」を発症し7週目を迎えた。経過は決して順調とはいえないが、いつまでも病気にかかわってはいられない。まだ、私には果たさなければならない「仕事」がたくさんあるのだ。石川啄木は『こころよく我に働く仕事あれ、それを成し遂げて死なんと思う』(「一握の砂」)と詠み、26歳で他界したが、数多くの名品(古典)を残した。私は73歳まで「ボーッと生きて」反古の山を築いている。そもそも比べることが無意味 [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・6
  •  「療養生活」の時間は、健康時に比べて10倍以上長く感じられる。いつまでたっても、朝が来ない。そんなときどうするか。モーツアルトやバッハの音楽に身をゆだねる。それで楽になれれば幸せだが、そうは問屋がおろさない。突如として不快感におそわれる。その不快感とは、「吐き気」「倦怠」「脱力」である。それら不快感とどう向かい合うか。私は、数年前に読んだ『考えない練習』(小池龍之介・小学館・2010年)を参考に [続きを読む]
  • 「考えない練習」(小池龍之介)を読んで考える・《2》
  •  「考えない練習」とは、「目、耳、鼻、舌、身の五感に集中しながら暮らす練習を経て、さらには思考を自由に操る練習」に他ならない。著者は第一章の冒頭で「考えることで、人は無知になる」と述べている。その意味について「考えて」みたい。人間は四六時中、考えごとをしている。そのことが、人の集中力を低下させたり、イライラさせたり、迷ったりさせる。それは「脳内ひきこもり」という症状の「思考病」といえる。人は、つね [続きを読む]
  • 温泉素描・軽井沢「星野温泉」(長野県)
  • 軽井沢は真冬にかぎる。旧軽井沢の町並みは雪に覆われ、商店街はほとんど店を閉めている。観光客は激減し、季節はずれの若者達がちらほら散歩している程度である。点在する別荘は、それぞれ絵葉書のような情景を描き出してはいるが、人っ子ひとりいないのである。時折、食物をあさる野良犬に出会うが、こちらの姿をみとめると、驚いたようにポチポチの足跡を残して去っていく。 「星野温泉ホテル」に浴場は三つあるが、極めつけは [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・5
  •  入院した時、私は「こんな所にいつまでも居られない。最短時間で出てやるぞ!」と決意した。その通り、おそらく最短時間で退院することができたのだが、以後の「療養生活」は順調ではない。たえず「吐き気」におそわれ、思うように食べられない。その結果、体重は60kgから57kgに減った。「脱力感」「倦怠感」も著しく、「1時間起きて1時間横になる」という生活を余儀なくされている。  情けないことだが、再度入院し [続きを読む]
  • 温泉素描・法師温泉「長壽館」(群馬県)
  • 今や、群馬県法師温泉「長壽館」は<国宝級>の温泉となった。 国鉄の観光ポスターで一躍有名となったが、「俗化」するどころか益々「秘湯」への道を極めつつあるのである。ここを訪れたさまざまな人々に「温泉とは何か」を教えてくれる稀有な温泉である。  湯は透明で、浴槽の底に敷かれた玉砂利の間から、一泡、二泡と数秒間隔で沸き上がる。それは大地のやさしい息づかいにも見え、傷ついた私たちの身や心をあたたかく包み込 [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・4
  •  昨日は、夕食時「吐き気」におそわれ、卵焼き2片のみで終了となった。ともかくも食後の服薬をして血圧等を測る。最高は153、最低は100、脈拍76、体温35.2度ということで、寝る前の降圧剤を飲んで17時に横になる。目が覚めたのは21時30分、その時の血圧等はは最高123、最低83、脈拍68まで下がっていた。さらにウトウトし、今日の未明3時30分に目が覚めた。血圧等は最高113、最低80、脈拍77。 [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・3
  •  「急性心筋梗塞」の手術から1カ月半が過ぎようとしているが、その経過は順調とはいえない。循環器内科の所見(心電図検査、胸部レントゲン検査、血液検査、血圧測定、脈拍数、体温)では「経過はほぼ良好」とのことだったが、今日受けた「心臓リハビリ」での「体成分分析装置装置Inbody S10」の結果は「要注意」ということである。まず、1カ月前(7月11日)と比べて、①体重が3kg減っている(57kg)、②体 [続きを読む]
  • 続・「同じ穴の狢」
  •  前文で私は〈「 A、T、Y・・・を筆頭に、「われら某国民」はすべてが「同じ穴の狢」ということか。(・・・溜息)〉と綴った。Aとは某国首相、Tとは某大学理事長、Yとは某連盟理事長のことだが、今日の新聞を見ると、Yは「辞任」を表明したとのことである。前日までは「悪いことは何もしていないのになぜ辞める必要があるか」と突っ張っていたのに、「・・・嫁が死ぬまで面倒見るから辞める」などと女々しい言辞を吐くよ [続きを読む]
  • 「64年、許されぬ痛み・長崎被爆者・永野悦子」
  • 午前1時から、「ラジオ深夜便」(NHK)〈インタビュー「64年、許されぬ痛み」長崎被爆者・永野悦子〉を聴いた。永野氏は現在80歳、長崎被爆体験の「語り部」として、その悲惨な実態(この世の生き地獄)を中・高校生、若者たちに語り伝えているとのことであったが、タイトルにある「許されぬ痛み」とは何か。昭和20年8月、永野氏が16歳の時、鹿児島に疎開していた9歳の弟、13歳の妹を、長崎に「連れ戻し」に行った [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・2
  •  昨日、看護師から「明日また吐き気がでるようでしたら、外来で受診してください」と言われていたので、朝から吐き気がでるかどうか興味津々であった。起床直後はなかったが、空腹感と同時に吐き気が始まった。「・・・やっぱり」。急いで朝食を済ませ、10種類の薬を飲む。しばらくすると吐き気は治まるが、9時30分を過ぎるとまた起きる。10時過ぎ、私は受診を決め、病院へと向かった。内科外来で待機していると、看護師が [続きを読む]
  • 「急性心筋梗塞」病状記・1
  •  猛暑日の連続は「病み上がり」には辛い。「2時間起きて1時間横になる」から「4時間起きて2時間横になる」生活になってきたが、突然おそってくる「吐き気」「倦怠感」と向かい合わなければならない。昼間に眠り、夜中に起きることも珍しくない。夜はぐっすり眠りたいという思いで、昨晩は退院後はじめて「缶ビール」(小)を飲んだ。20時頃床につき、目が覚めると午前0時であった。血圧は120(70)、脈拍は62〜67 [続きを読む]
  • 自閉症の《本質》
  •  もし生まれたばかりの乳児を母親から引き離し(隔離し)、何の刺激も与えずに「栄養補給」だけで育てたらどのような結果になるだろうか。そのような実験は許されるはずもないが、アカゲザルなどを対象にした「隔離実験」では、子ザルに様々な異常行動が発生することが報告されている。(「子ザルの異常な社会的行動」(スティーヴンJ.スウオミ、ハリーF.ハーロウ)『障害乳幼児の発達研究』(J.ヘルムート編・黎明書房・昭 [続きを読む]
  • 浄瑠璃寺プラス山菜そば
  •  真言律宗 小田原山・浄瑠璃寺は、京都府木津川市加茂町西小に所在する。赴くには、近鉄奈良駅から路線バス約25分で到達する。休日を除けば、観光客はまばらで、常に閑散としている。「浄瑠璃寺の伽藍配置は、池を中央にして東に薬師如来を祀る三重塔が、西には阿弥陀如来九体を安置する本堂がある。太陽の昇る東方にある浄土(浄瑠璃浄土)の教主が薬師如来、その太陽がすすみ沈んでいく西方浄土(極楽浄土)の教主が阿弥陀如 [続きを読む]
  • 温泉素描・奥蓼科温泉郷「渋・辰野館」
  •  JR中央本線茅野駅からバスで約50分、奥蓼科温泉郷「渋・辰野館」に投宿する。その昔(昭和30年代)、バスの終点にある「渋・御殿湯」に中学校の林間学校で訪れたことを思い出した。当時の山道は泥と砂利の凸凹状態、そこをボンネットバスが喘ぐように登っていく。夕食の米飯は「陸稲」、朝の洗面は裏の沢水で、黒百合平へのハイキング等々、懐かしいシーンが断片的に蘇る・・・。「渋・辰野館」の目玉は、何と言っても「信 [続きを読む]
  • 「自閉症」・《負のスパイラル》
  •  平成15年、文部科学省は「自閉症とは、3歳位までに現れ、1他人との社会的関係の形成の困難さ、2言葉の発達の遅れ、3興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害であり、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」と定義した。厚生労働省もホームページで、「自閉症の原因はまだ特定されていませんが、多くの遺伝的な要因が複雑に関与して起こる、生まれつきの脳の機能障害が原因と [続きを読む]
  • 「原爆投下、若者の25%容認」?
  •  東京新聞8月5日付け朝刊に、中国新聞社が実施した被爆六十年のアンケート結果が「広島でも進む風化」というタイトルで紹介されていた。「次世代への体験継承がうまくできていないと感じる被爆者と若者がともに三割を超す」ことは分かったが、原爆投下の是非に関する回答には、疑問が生じた。若者の25.3%、被爆者の18.9%が「戦争中でやむを得なかった」と「容認・受忍」し、一方、「許せない」は、若者が13.9%、 [続きを読む]
  • 「幼児の言語発達」(村田孝次著・培風館・1968年)抄読・64
  • 6 言語的伝達の機能の初期分化 【要約】  ここへきてようやく言語的な行動の第1歩がはじまる。それは、言語形式に従う適応的な伝達の開始ということである。この期から、子どもは言語を利用して外界に適応する方法を徐々に、しかし積極的に習得していく。  まず、初語の問題をとりあげ、つぎに呼びかけから、質問・報告にいたる言語的伝達の諸種の機能の初期発達について考える。 【感想】  私は、言語発達はまず「声」 [続きを読む]
  • 「幼児の言語発達」(村田孝次著・培風館・1968年)抄読・63
  • ■言語理解の透明性 【要約】  音声は談話の聴取においては“透明”だといわれる。このことは、“話”という語がつぎのような広い意味範囲にわたって用いられる事実からも立証される。 まず、“話”という語は、言語行動の一形態としての意味に用いられる。 ? 活動ないし能力(2歳児は十分話ができる)  ? 形式(彼の話はうまい) ? 媒体(話ではよく理解できない)  一方、“話”がその形態をとびこえて、直接に [続きを読む]
  • 「日本国憲法改正草案・自由民主党」修正案・《6》
  • 【第五章 内閣】 ◎草案(修正該当部分) 第七十二条3 内閣総理大臣は、最高指揮官として、国防軍を統括する。 ◎修正案 第七十二条3を削除する。 《解説》 ・修正案においては、国防軍は存在しないので、この規定は不要である。 【第九章 緊急事態】 ◎草案 (緊急事態の宣言) 第九十八条 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震などによる大規模な自然災害その他 [続きを読む]
  • 「日本国憲法改正草案・自由民主党」修正案・《5》
  • 【第四章 国会】 ◎草案(修正該当部分) 第四十二条 国会は、衆議院及び参議院の両議院で構成する。 第四十九条 両議院の議員は、法律の定めるところにより、国庫から相当額の歳費を受ける。 ◎修正案 第四十二条 国会は、衆議院及び参議院の両議院で構成する。 2 参議院は非政党議員で構成し、衆議院を抑制、均衡化、補完する。 第四十九條 両議院の議員は、国庫から最低賃金の全国平均に相当する額の歳費を受ける [続きを読む]
  • 「日本国憲法改正草案・自由民主党」修正案・《4》
  • 【第三章 国民の権利及び義務】 ◎草案・1(修正該当部分) 第十二条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力により、保持されなければならない。国民はこれを濫用してはならず、自由及び権利には責任及び責務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない。 第十三条 全て国民は、人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公益及び公の秩序に反しない [続きを読む]