陸応援修 さん プロフィール

  •  
陸応援修さん: コルト物語
ハンドル名陸応援修 さん
ブログタイトルコルト物語
ブログURLhttps://hyraite1031.blogspot.com/
サイト紹介文このブログでは、コルト=短い・小さい、という意味に合わせて、短編の物語を紡いでいきたいと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供13回 / 69日(平均1.3回/週) - 参加 2016/07/02 19:24

陸応援修 さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 店長を海へ放り込め
  •  僕が久しぶりに実家に帰って近所に住んでいた(今も住んでいる)友達と出かけ、是非行きたいというのでスターバックスで抹茶のラテを飲みながらいろいろな話をした。その中で、今その友達は僕がそのむかしアルバイトをしていたお好み焼き屋でアルバイトをしていることがわかった。僕はにわかに当時のことを思い出した。あんな店に二度と行きたくないが、何人か仲良くなった人だっていた。そして、彼の口ぶりから、当時すでに十年 [続きを読む]
  • 偏差値が高い人間と低い人間の対立する考え
  •  僕はアルバイトを何とかして6ヶ月ほど続けている。お好み焼き屋のホールスタッフだ。週に五日ほど入っている。収入は月に十数万円である。実家に暮らしているから出費はなく、だいたい月に10万ほど貯金に回す。チリに行きたいと思い、そのチケット代のために働いているのだ。 僕にはチリに彼女がいて、だいたい年に2ヶ月ほど、彼女のチリの家で過ごすという生活をここしばらく続けている。いずれは日本語教師の資格でもとっ [続きを読む]
  • ムシカ
  •  僕が耳にする音楽は、僕が年をとるにつれて大きく変化していった。 僕が音楽に耳を傾けるようになったのは中学生の頃である。当時の僕は公立に通う大体の生徒がそうであるようにゲームに熱中していた。それは文字通り熱に浮かされたようだった。 だがある日、それは音楽にとって代わることになった。ゲームが嫌いになったわけではなかったが、僕の視力が極端に低下したからだった。僕は視力検査の結果と眼鏡作りを要請する用紙 [続きを読む]
  • 読書感想No.1『ノルウェイの森』人の倍の人生を歩む
  •  僕が初めてこの物語を読んだのは大学3年生の時だった。とても残念に思ったことを覚えている。もし僕が高校生の時にこの作品を読んでいたら、僕は早稲田大学に行くために全力でベストを尽くしたはずだ。とはいえ僕が大学を受験する頃には、もう学生運動や革命的思想などはどこにも残っていなかった。あるいは残っていても、人目につかない場所にひっそりと隠れているだけのようだった。どこの大学に行こうと、もう時代の空気は完 [続きを読む]
  • アルバイト体験記③百貨店の地下のレジ係
  •  僕は大学1年生の夏休みから東京のとある百貨店の地下の集合レジをやっていた。 一般的に、百貨店の地下にはいろいろな食品を扱うテナントが入っている。僕が働いていたデパ地下も同じようにたくさんの食品の専門店が密集して客を取り合っていた。そうして気がつくと違うお店と入れ替わっていた。昨日あったドライフルーツの店舗に今日はナッツの店舗が入っているといったように。きっと色々な人間の利害が複雑に絡み合う中で鎬 [続きを読む]
  • アルバイト体験記①お好み焼き屋のホール・面倒なこと
  •  僕はお好み焼き屋でバイトをしていたことがある。とは言えせいぜい半年というくらいの短い期間ではあるが、その間に仕事は全て覚えてしまった。 僕はホールを担当していた。お客さんが来店すると、テーブルに案内し、水とコップとヘラを持っていく。その少し後で注文を取り、焼き場(いわゆるキッチン)の人にお好み焼きの枚数を伝える。書いてみると我ながら簡単な仕事であるけれど、そこにはいくらかの面倒もあった。以下に列挙 [続きを読む]
  • 豚とWikipedia①
  • 僕には一人のお兄さんがいる。本当の名前は別にあるものの、誰もが彼をふみえもんと呼んだ。きっと外見がドラえもんに似ていたからだろう。ドラえもんはあまりに有名だったため、全ての国民の共通認識として存在している。だからふみえもんと言えば、大体の日本人はドラえもんを想像し、実際のふみえもんを見ては、やはりドラえもんを想像して彼に聞いた。君はドラえもんが好きなのか。 違いと言えば四次元ポケットが無いことと、 [続きを読む]
  • people called him wikipedia pig
  • I have a brother whose name is fumiemon.He was a kand of pig,I think,but his IQ was over 160.He had a crasy brain.All of people wh
    o had seen him called him genuie wikipedia pig because he really like to reading articles of it and he learned everything by rote)
    Yes,he is a kind of genius but also he has a really big face:its area dimension cannot be mesured and everyhting was seen somalle
    r than in [続きを読む]
  • 彼の名前はふみえもん②
  •  フミえもんは一体何がしたいのだろう、と僕は思った。僕が見る限り、フミえもんは既に現実に対する関心を失ってしまっているように見えたからだ。 髪の毛は耳を覆い隠し、顎のラインにまで達しようとしている。家の中では常にパジャマに身を包み、コーヒーを浴びるように飲んでは朝までパソコンに向かってトトントントンとキーボードをたたきながら青白く発光する画面を食い入るように見つめている。僕は時々、彼が本当にパソコ [続きを読む]
  • 僕の名前はふみえもん①
  •  僕の後ろではフミえもんが歌を歌っている。 家に居候している豚型ロボットだと言い張っている人間だ。 布団をはがれ骨組みがむき出しになった炬燵の上にフミえもん専用のパソコンがあり、いつもそこに向かってキーボードをトントントン、トントントンとリズミカルに叩いては画面に現れる潜水艦や戦車を撃墜しては歓声を上げている。機嫌が良くなるとシューベルトの『魔王』をドイツ語で歌い出す。外国語は英語さえ喋れないくせ [続きを読む]
  • 『奇跡』①
  •             奇跡男には、幼い頃の忘れられない思い出があった。 まだ小学生に入学したばかりの頃のことだった。入学式から少しして、祖父が死んだ。幼かった男には、最初その意味がよく分からなかった。しかし、祖父はもう二度と目を開けず、二度と話すことができないことだけは理解した。そして、それが死だと分かった。棺に横たわり、もう血の通っていない白い、まるで魚の腹のような肌をした祖父を見て、幼い男 [続きを読む]
  • RICK OWENS 2019S/S 個人的レビュー
  •  RICK OWENSの新しいコレクションが「RUN WAY」というVOGUEが運営するアプリにアップデートされているのを見つけた。僕はRICK OWENSの発表するコレクションに惹かれ毎シーズン発表されるとすぐにチェックしているが、今回のコレクションもいつものように違和感を持つところから入った。モード系のデザイナーがコレクション用に作る洋服は、いつも少なからず違和感がある。(なければすぐに飽きられてブランドごと潰れてしま [続きを読む]
  • 豚的人間
  •  僕の知り合いは、電豚星の出身だった。超機械文明であり、あらゆることは電脳に置き換えられ、全ての取引がパソコン上で行われている、形而上的な社会を営む惑星である。 その星の全人口の上位5パーセントを占める人々は、豚だった。それも、非常に高度なデジタル技術を持った集団である。彼らは電豚と呼ばれ、電豚省に配属される。優れた豚は須らく入省すべし、というのが国民の総意であった。事実、電豚省は圧倒的な権力を持 [続きを読む]
  • 過去の記事 …