紫木蓮 さん プロフィール

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紫木蓮さん: 月に秋草
ハンドル名紫木蓮 さん
ブログタイトル月に秋草
ブログURLhttp://moonautumn.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説。類が大好きです。類や総優CPの幸せ、ほんわかするお話を書いてます♪
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供85回 / 365日(平均1.6回/週) - 参加 2016/07/03 15:31

紫木蓮 さんのブログ記事

  • a love so brand new 28
  • 歴史を感じさせるフレンチレストランは滋のチョイスだったが、西門も馴染みの店だった。エスコートする優紀は緊張しているのか伏し目がちに視線を落としている。支配人に案内された奥の部屋は池のある庭が一望でき、食事をするテーブルのほかにソファーやバーカウンターがある。「優紀、かわいい!」「優紀さん、すっごく似合ってます!」ソファーでグラスを重ねていた滋と櫻子が立ち上がった。ふたりが絶賛するように、優紀のため [続きを読む]
  • memory
  • 原作ベース。優紀 高校三年生、総二郎 大学一年生の四月ごろです。バイトを終え駅に向かって歩いていると優紀と同じ年くらいの楽しそうな男女の姿から顔を背けた。ひとり電車に乗り込んだ優紀は空いている座席に座らずドアに向かって立ち外を眺めた。胸がちくんとする。夜の街を映す車窓に先ほどの楽しそうな男女の姿が浮かび上がった。終わってしまた優紀の恋にはなかった楽しそうな姿。あのひとを好きになっても、そんな普通の [続きを読む]
  • a love so brand new 26
  • 『もうみんな来てるのか?優紀を拾ってからいくから、もうすこしかかる』あきらは総二郎からの電話に「わかった」と応じた。ひさびさに仲間で集まることになり、総二郎はしぶしぶというように優紀とのデートを諦め合流することになっていた。踊りたいという滋と櫻子の希望で場所はクラブだったがVIPルームには専用のバーもあり静かに飲むことも出来る。あのふたり、案外上手くやっているらしいと笑みが漏れる。両手に余る数の女と [続きを読む]
  • a love so brand new 23
  • 額に、頬に口づけ、そしてゆっくりと唇を重ねる。総二郎は優紀が怯えぬように、怖がらぬようにいつもティーンエイジャーのような子どもっぽいキスをする。それだけでも優紀は恥ずかしそうにする。それが総二郎にはたまらぬほど可愛らしくてならない。怯えた優紀が逃げ出してしまわぬように子どもっぽいキスに留めている。そして、これ以上先を急がないために己自身へのストッパーである。それなのに優紀は可愛らしく「キスして」と [続きを読む]
  • 好きの理由
  • ドラマの総二郎の壁ドンがwwwwwww ということで書いてしまいました?テレビは花・男から十年後らしいですが、こちらは原作沿いで二年後です。なので、総二郎 大学二年生、優紀 大学一年生設定です。壁にもたれ掛かっている少女にゆっくりと近づいて行くと、長身の総二郎は少女に覆い被さるように左腕を壁についた。少女の表情は優紀からは見ることが出来ない。「大人の魅力に気づいちゃった?」色気を含んだ低い声。どきどきす [続きを読む]
  • Hold my hand(改) 20
  • 「エッフェル塔ー!!美作さん、写真撮って!」「自撮りしろよ、牧野・・・ったく、どこのお上りさんだよ。恥ずかしい奴だな」「あたしは美作さんみたいにまたパリに来られるかわからんないんだから、しっかり写真に残しとかない」世話焼きのあきらは文句を言いつつもつくしの頼みを聞きカメラマン役をしている。「司に頼めば悦んでほいほい連れて来てくれるのにな」「だね」あきらの気の毒な様子に背を向け総二郎とふたり笑いを堪 [続きを読む]
  • 過保護の理由 (下の二)
  • 車を待たせておき総二郎は倫がはぐれないように手を繋ぐ。「ママはどこ?」倫がキョロキョロと辺りを見回す。倫には馴染みのない雑多の人混みに面食らっているのだろう。「すごい人だね。どうしてママはこんなところにいるの?ママは迷子になってない?パパ、ママはいた?」倫の矢継ぎ早の質問に子供特有の柔らかな黒髪を撫でてやる。「もうちょっと先にいるよ」「もう、ママ、デパートで待ってればいいのに。ひとりで行っちゃいけ [続きを読む]
  • 過保護の理由 (下の一)
  • 「パパ、ママはどうしたの?」倫は総二郎の迎えにあからさまに不満顔をしている。「優紀は松岡のおばあちゃんと買い物に行ってる。今から迎えに行くんだ」「ママは松岡のおばあちゃんとお買い物に行ったの?いいなー、ぼくが一緒に行ってあげたら、ママにかわいいお洋服を選んであげたのに。」総二郎は並んで座る小さな息子をちらりと見た。不満そうに頬を膨らませているの姿は子供らしいが言っていることが自分に似ている。ちょっ [続きを読む]
  • 過保護の理由 (中の二)
  • 数日後、僕とカメラマンはふたりで例のVTRをスタッフルームの片隅でPCで観ることにした。番組には使えないがやっぱり観ておきたいというか忘れられない。最初に彼女が映る。レンズを通してもやっぱりかわいい!!ちょーかわいい!「かわいいですね」「めちゃかわいい。俺、好みだ」「あ、僕も。スタイルいいっすね」ふたりでおおいに納得し先を観る。彼女はかわいいし、ふんわりおっとりしている。それは話し方や表情、仕草のひと [続きを読む]
  • 過保護の理由 (中の一)
  • 彼女に抱きついている子供が振り返り、この大勢のひとにも注目にもたじろくこともなくにっこりと笑顔を見せた。「パパ!」パパ!?父親?かわいい彼女の夫?!しかも、きれいな男の子と似てるし!!僕は振り向き息を呑み、震えが止まらなくなった。視界の端に見えていた大勢の人ひとより何倍も多い数のひとが取り巻き、そのひと全てがこちらを見ている。その真ん中には大勢の注目を一身に浴びている長身の男性が腕を組み立っていた [続きを読む]
  • 過保護の理由 (上)
  • もちろん総優ですが、モブの男性視線です。ゆるーくお読み頂ければと思います。「あの娘(こ)、よくないですか?!」僕は興奮してカメラマンを振り返った。駅が近いこの辺りは歩行者も多く、待ち合わせに使う人も多い。お目当ての彼女は他のひとのようにスマホを見ていることもなくひとの流れを眺めている。小柄で派手なわけでもないけれどその姿はすっきりとして目を引く。通り過ぎる男性はもちろん女性も振り返っている。「いい [続きを読む]
  • a love so brand new 22
  • 優紀もなんと言っていいいのか分からなかったし、だからといって笑顔で聞き分けの良い顔も出来ず、ぷいと顔を背けてしまった。かわいくないことをしてる・・・総二郎にやましい思いがないことを優紀は知っている。もともとの遊び人の顔を覗かせただけで、だから一瞬間を置いてからやっと優紀の様子に気づいたのだ。「優紀ちゃん?」優しく名前を呼ばれ、優紀は仕方なく総二郎に向き合った。「あ・・・・・さっきの気に」「気にして [続きを読む]
  • a love so brand new 21
  • 優紀は一歩も動くことが出来ず溢れそうな涙を我慢した。「・・・・・すげーいい男」追いかけてきた男子学生は立ち止り総二郎に見惚れていた。類いまれな容姿を形容する言葉を探しているようだったが結局平凡な言葉を呟いた。「っていうより、美形っていうのかな、ああいうのは・・・・・あっ、松岡さん、あーいうのがタイプ?」男子学生は思い出したように優紀を見た。優紀が何も答えないのを同意と受けとめたらしく、呆れたように [続きを読む]
  • Hold my hand(改) 19
  • 「ベルサイユ宮殿!すごいー!本当に薔薇が咲いている」つくしは広大な庭園に向かって走り出した。晴天の下、庭園には多くの観光客がいるけれど広々としているため、宮殿内のように混雑しているようには感じられない。つくしは後ろを振り返りのろのろと歩いてい来る三人を待った。三人が三人とも優れた容姿と身長で無駄にひと目を引き、時おり積極的な女性に声を掛けられては総二郎とあきらが立ち止るのでつくしから随分と離れたと [続きを読む]
  • a love so brand new 20
  • 「ごちそうまでした。とっても美味しかったです」「優紀ちゃんの口にあってよかった」優紀の笑顔に総二郎も笑顔で応えた。その愛らしい笑顔に、総二郎は指を絡めた小さな手をもう一度しっかりと握りしめた。久しぶりにゆっくりと時間のできた総二郎は優紀を夕食に連れ出していた。総二郎は大学に迎えに行くなどして優紀と逢う時間を捻出していたが、ゆっくりとデートする時間を持てるのは月に一、二回がいいところだった。夜も遅く [続きを読む]
  • a love so brand new 19
  • 総二郎は愛車を走らせ優紀の迎えに急いだ。仕事が長引き待たせてしまうことになりそうで早々に連絡は入れている。連絡をしていても気が急いてしまうのは、優紀が怒らないためだった。いままでにも怒らない女はいた。それは代りに何かを強請る魂胆があるか、いい顔をして歓心を買おうとするもので、総二郎は女とはそんなものだろうと思っていた。けれど、優紀は遅れても怒るどころか『何かあったのかと心配をした』とか『忙しいなら [続きを読む]
  • a love so brand new 18
  • 優紀の柔らかな唇が総二郎の唇に重なっている。優紀から重ねられた口づけに総二郎は動けなかった。触れていただけの唇が離れてしまうのを名残惜しい思いで総二郎は見つめるしかなかった。「キス・・・しちゃった・・・」総二郎の首に腕を絡めたまま優紀は頬を赤く染め恥ずかしそうに微笑んだ。総二郎は身体の内側がカッと熱くなり、顔が赤くなっていることが分かった。「優紀ちゃん・・・・・」情けない総二郎の声だった。百戦錬磨 [続きを読む]
  • a love so brand new 17
  • 試験を終えたひとが一度に出て来たため歩道はひどい混雑だった。総二郎は人波に目当ての姿が見つけた。ひと際小柄な優紀はちょこちょことひとの間に見え隠れする。少しでも前に進みたいのか隙間を探しているようだったが優紀は当然抜け出せないでいる。総二郎からのラインを見てこころが急いているのだろう優紀は焦った表情で忙しなく足踏みまでしている。決して要領の良いほうでもなく、ひとを押し除けることもしない優紀の精一杯 [続きを読む]
  • a love so brand new 16
  • お風呂を上がり、もこもこの肌触りのいい温かいパジャマに着替えると部屋に戻る。ドライヤーで髪を渇かしながら、今日総二郎に復習っておくように言われた英熟語をチェックする。明日は最後の国立大学の試験だ。短かった髪はすこし長くなり、温風に毛先がふわりと舞い不意に総二郎を思い出した。『髪、長くなったね。よく似合うよ』と総二郎は髪を撫でた。そして綺麗な指が優紀の色の薄い髪を一房摘んだ。総二郎にしてはどうという [続きを読む]
  • a love so brand new 15
  • 若い次期家元、それもとびきり発展家の総二郎の運転手をしていると思いがけず驚くことも多い。だからといって表情に出すことはない。カフェから現れた総二郎の隣にはどこにでもいる普通の少女だった。総二郎の遊び相手は美女ぞろいだが、来る者拒まずという根っからのフェミニストでもあるので普通の女の子のこともある。けれど彼女たちと今そこにいる少女とはすこし違った。どの女性も総二郎に一夜の相手に選ばれたことで得意げな [続きを読む]
  • a love so brand new 14
  • 優紀は長文英語を読み解き設問に迷いなく答えることができている。それはすべて正答で専属の家庭教師としては出来の良い生徒に得意な気分になり、総二郎は御代わりのアイスコーヒーとアイスティを注文した。つくしとの諍いの後も、総二郎と優紀の付き合いは穏やかに続いている。けれどあの諍いが優紀を傷つけたのは明らかだった。優紀の口からつくしの名前が出ることがなくなり、淋し気な様子は見せないがそれが余計に不憫に感じて [続きを読む]
  • a love so brand new 13
  • 総二郎は黙ったまま隣の優紀を見ていた。総二郎の手を取ることをあれほど逡巡していたのに、優紀ははっきりと『好き』だと言葉にしている。どこか信じられない想いだった。付き合いたくないと言っていたのを無理やり選ばせたと総二郎は引け目を感じ、手を取ってくれてもなお優紀の気持ちを掴みあぐね触れることすらできないでいた。握ってくれた手を離したくない。離されたくない。優紀から求めてくれるまで待つと決めていた。「あ [続きを読む]
  • a love so brand new 12
  • 優紀が数学の参考書とにらめっこしているのを総二郎は飽きもせず眺めていた。優紀が受験生ということもあり和菓子屋のバイトを休み予備校に通うと聞き、総二郎は家庭教師に名乗りあげた。付き合いはじめてもきちんと躾けられた普通の高校生の優紀がそう易々と遊び歩けるはずもなくデートの機会は週に一度がいいところで、そのうえ総二郎も大学より仕事のせいで多忙を極め、これではデートの時間を見つけることもできないと家庭教師 [続きを読む]
  • a love so brand new 11
  • 「西門さん、もうこれきりにしてください」俯いていた優紀は顔を上げ総二郎をまっすぐ見つめている。総二郎は胸の内で大きくため息をついた。「それはできない」「わ、わたし、西門さんとお付き合いできません」優紀の言葉ははっきりしているのに、伏し目がちで手は小さな拳を作っている。総二郎は抱きしめたい衝動に駆られながらもぐっと我慢をして余裕あるように装う。優紀の前で格好の悪いところはこれ以上見せたくない。総二郎 [続きを読む]
  • a love so brand new 10
  • 「天気もいいし、桜も咲いているのにバイトかー・・・・・えーと・・・あのね、優紀」団子を並べている優紀につくしが声をかけた。なんだか元気のないつくしはガラスケースに肘をつき外を眺めている。春休みの週末、つくしの気持ちも分からないわけではない。桜並木にほど近いこの和菓子屋も忙しいが、いまは開店直後で客はまだいない。「なに、つくし?」優紀は団子を並べ終えてガラスケースを閉め大きな空箱を両手で抱えた。うー [続きを読む]