korekarayukumitiのブログ さん プロフィール

  •  
korekarayukumitiのブログさん: korekarayukumitiのブログ
ハンドル名korekarayukumitiのブログ さん
ブログタイトルkorekarayukumitiのブログ
ブログURLhttps://korekarayukumiti.muragon.com/
サイト紹介文長きにわたり探してきた道は、天から降りてくる梯子を 一歩一歩上っていくことだった。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2016/07/05 16:31

korekarayukumitiのブログ さんのブログ記事

  • 蝉に気絶した猫
  •  庭のブナの木に蝉が来て鳴きだした。ブナの木に留まるやいなや鳴きだすという唐突さに、木の近くにいた猫がびっくり仰天して、気絶して仰向けに倒れた。  気絶して起きない猫に、この家の老人が如露の水をかけた。猫は冷たい水にまたまた驚いて、完全に目が覚めた。そして体をぶるるんぶるぶると振るわせた。そのときできた霧状の水に虹がかかった。虹を見ても猫は驚かない。しかし今度は蝉がたまげて、鳴き声をさらに張り上げ [続きを読む]
  • 夏野
  • ☆ ああ夏野 小石置かれて いくとせか 日のなすままに 陰を結びて ☆ [続きを読む]
  • 街角
  • ☆ 街角に 一つの石が 置かれをり 何の石かと 問ふ人もなく ☆ [続きを読む]
  • 黄蝶
  • ☆ 京子から生まれた 黄蝶が 僕に来て留まった 僕に来て、僕の中に入った 蝶だから もう見えない 君からは見えるはずなのに あまりにもその蝶になりきって いたのだろう だから見えないも同然だ かくして蝶は、お互いに見えない 蝶となった そして恋が生まれた その恋も、黄蝶に端を発しているから、 太陽の光の下では、夢か幻のように 定めなくあやふやで、捕まえようがない 逃げる光を追うようなものだ ☆ [続きを読む]
  • 夏霧
  • ◇ 低空には霧がはりつめて そこを天の階を昇り降りするかのように 駆け抜けている鳥がいる 引き締まった体躯の白い鳥で 翼を持ちながら、それは全く使わず 階段を昇り降りするのも、喘ぐような 息遣いはなく、滑るように走り抜けている。 何だろう、あの鳥の立ち居のすがたは。 あそこはすでに、天国の始まりで、鳥の姿を してはいても、天女たちなのだろうか。 ほとんどそんな夢想にかられていると、 すぐ近くの夏霧 [続きを読む]
  • 思ひ人
  • ◆ 行商の老婆は急ぐ この街に 初恋の 病んだ男が 潜むと聴いて 彼に海の幸を 届けたい一心なのだ それは老婆が 中学を卒業したときから ずーっといつも 男に食べさせたいと願いつつ 傍らによけてきた 大切な海の一品なのだ ◆ [続きを読む]
  • 三バカ話
  • ? 学校の 帰りに拾った 捨て猫を 祖母にねだって 飼い猫とする ? 愛されて とりわけ母[今の祖母」に 愛されて 里子にされず育った 今のママがいる ? そのママが おそれて祖母を 見守れば ー裏で鳴いてる 猫 飼いなさいー ? [続きを読む]
  • 野兎
  • ◆ 春の野原では、 寛げるはずの野兎が、 どこか慌て気味に、 見え隠れしている。 長閑な春の日といえども、 敵に全身を曝しては、いられないのだろう。 小心もので、臆病な、野の生きもの。 その兎が、 峡谷の十メートルの激流を、 跳んで渡った。 兎が数十秒前までいた川岸には 五六匹の野犬が、 いかにも無念そうに、 兎が跳んで渡った岸と、その先に小さく 薄れゆく後姿を、同じ視野に捉えて 立っている。 逃 [続きを読む]
  • ? 鯨は 生きている幸いを 背中から噴きながら ゆったりと 沖を行く 鯨は図体だけでなく 心も大きい ? [続きを読む]