100-carat-diamond さん プロフィール

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100-carat-diamondさん: キャラットのこだわりストーリー
ハンドル名100-carat-diamond さん
ブログタイトルキャラットのこだわりストーリー
ブログURLhttps://ameblo.jp/100-carat-diamond/
サイト紹介文現実的、ファンタジック、織り交ぜた ショートショートです
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供47回 / 365日(平均0.9回/週) - 参加 2016/07/17 10:01

100-carat-diamond さんのブログ記事

  • 引き返す勇気
  • 寒に入りめっぽう寒さも厳しくなって まいりましたがお変わりないでしょうか 昨年から体調をくずしていた叔母が お正月早々旅立ち、通夜、告別式に 遠方まで行ってきました 還暦もすぎると、華やかな行事は 減る一方で、もっぱら、弔事、仏事への 参列が増えてまいります ウン十年ぶりにお通夜で再会した またいとこの和夫ちゃんが 「おれさあ、去年、心筋梗塞 やっちゃって・・・ あと少し遅かったら、三途の川を 渡ってたよ」と [続きを読む]
  • ごあいさつ
  • 皆様あけましておめでとうございます もう、七草ですか・・・ 今年はどのようなお正月をお過ごしに なったのでしょうか いのちの洗濯といいますか、今年の年初は 人生で初めて海辺のホテルの スイートルームに泊まることができ あまりに広々として戸惑いました 根っからの貧乏性ですなあ・・・ 暮れに凍てつく路上で年明けを 迎える方もいるというのに こんな贅沢をしてよいのだろうか、と 柄にもなく罪悪感を抱きました 酔っぱら [続きを読む]
  • 終わりよければすべてよし
  • 今年も余すところあとわずかとなり 皆様もさぞやお忙しい年末を お過ごしのことと存じます 今年やり残したこと・・・ 読書が全然できなかったことが 悔やまれます ハードカバーのご立派な面々が 読まれることもなく デスクの装飾品と化して 鎮座なさっている 本当に申し訳ないことで ございます 言い訳を並べて読書をさぼる身の 恥ずかしさ・・・ 今年ひとつだけよかったこと それは、くせになっている 魔女の一撃(ぎっくり腰)に [続きを読む]
  • 20年後のクリスマス
  • まだ日本が昭和の発展途上国だったころ 一馬と聖也は幼なじみで、照る日曇る日 いつも一緒に遊んだり、時にはワルサもして 大きくなりました やがて学校を卒業し、一馬は都会に 聖也は地元に残って、それぞれの夢の 実現に向かって羽ばたいていきます 二人はこころざしを果たすまで「逢わない」 約束をかわし、期限を20年にきって その年のクリスマスに、町のレストランで 面会することを誓い合ったのでした やがて・・・ 月 [続きを読む]
  • あぶく銭
  • 裕太がS駅前のくじ売り場で「高額当選」を 引き当て、エビス銀行へ来るように、と 知らされたのは、つい1週間前でした 一等前後賞数億円の当選をあらためて 銀行員からいわれ、心臓はばくばくしながらも 緊張感を持って通帳を受け取りました 「いいですねえ・・・うらやましいなあ・・・」 「・・・・・・・・・」 「あの、これですけど」 『宝くじが当たったら読む本』を手渡された ものの、そんなものもかえりみず 裕太はしこた [続きを読む]
  • やせぎすさんお断わり
  • 『まあ、なんてすっきりとした首すじ 引き締まったナイスボディーに ほっそりとした長い足かしら、ウフフ』と キリンの花子さんはショウウインドウに うつったわが身にうっとりとしています やがてファッションモデルになる、という 夢を抱いて、彼女はビルの一隅に ある、モデル事務所を訪ねました ノック、ノック、ノック ドアを開けると子豚の受付嬢が応対します 「面接に来たんですけど・・・」 「はい、花子さんですね、社 [続きを読む]
  • 決起集会
  • ここは鈴木家のキッチンです 家族はもうみんな寝静まって 冷蔵庫だけが時々ウーンと機械音を 奏でています あら、キッチンシンクの下から 何やらぶつぶつ独り言がきこえてきました 「チックショー、フードプロセッサーの 野郎、『アンタの時代は終わった』なんて 言いやがって、むなくそわるいぜ!」 どうやらお台所の重鎮、すり鉢が ブーっとふくれっ面をしては 隣の大型蒸し器に不満をぶちまけて いるようです 「あら、あたしだ [続きを読む]
  • 落ち込み
  • この間、うちの宿六(夫)と 話し込んでいたら、煮物をガスレンジに かけて、コトコト煮込んでいるのを すっかり忘れ、 「何だかにおうぞ」との指摘に ハッとしてお鍋に駆け寄ったものの すでにあわれ煮物はくたくたになり 鍋は焦げ付いて、料理を台無しに してしまい、すっかり 落ち込んでいます ずいぶん前、友だちの母上が 鍋を焦げ付かせた、ときいて アタシはそんなことはしないわ、と 大見得を切っていたわが身が とても恥 [続きを読む]
  • 夜空のむこう
  • ケンタとマリエは大都会で希望を失くし 失意のまま田舎へ帰ってきました 夢もこころざしもカネも仕事もなく もう、どうでもよく、裏山に寝転んでは 夜空のむこうを眺めています 「へーっ、田舎ってこんなに星がきれい なんだな」 「そういわれればそうね」 「今まで星なんか見ないで、うつむいて 働きづめだったし」 「久しぶり見るキラキラ星、あれが ダイヤだったら、盗ってお金に するんだけど・・・」などとはかない空想に [続きを読む]
  • レンタルの時代
  • 妻夏代の浮気が発覚して、すったもんだの あげく、売り言葉に買い言葉で 夫婦別れをした鈴木家では 残された夫と息子のタケシが 今夜もリビングでテレビをみています <今年もハロウィンがやってきました 何でも最近では、お友だちのレンタルと いうのがありまして、寂しい人々も お金を出せば、楽しいお祭り気分を 味わえそうです> 「へえ、友だちもレンタル出来るのか・・・」 感心してつぶやく父親をのぞきこみながら 「父 [続きを読む]
  • ひ・と・り・ご・と
  • 彼女はアタシの身体を台の上で コツンコツンと2,3回なぐると いきなり中身をステンレスのプールに 放り込みました あっぷっぷと溺れる寸前、まるでボートの 櫂のような長い棒きれでプールを ひっかきまわし、黒白の雪を降らせ どろりとした謎の液体も混ぜて 今度は灼熱地獄の鉄板に 流し込んだのです あっちち 火焔の炎の舌を吐かれながら アタシは鉄板でもみくちゃにされ ところどころ泡までふいて スプーンのお化けでもって 木 [続きを読む]
  • この子誰の子?
  • 洋一は以前から『おかしいナ』と感じて いました というのも長男のユタカとまるで似ていない からです かといって妻の春江にそっくりかと いうわけでもなく、何かすっきりせず 日々、悶々と暮らしていました 学生時代、勉強が大嫌いで、特に 理数系では落第点しかとれなかった 洋一に対し、ユタカはやたらめったら 物理や数学が得意で、 『学校のべんきょうはつまらない』と 不登校になり、今では7歳にして 名門東都大学のスーパ [続きを読む]
  • 博物館
  • 仲の良い親子連れが博物館を 訪れました 展示品に子どもは大はしゃぎです 「ねえ、父ちゃん、これなあに?」 「これはな、ガソリン車といって 大昔のしろものだ」 「じゃあ、これは?」 「私たちの祖先、デスクトップという 器械だよ」 「ふーん・・・でかすぎ!」 最後の展示ルームで子供が あっと叫びました 「わあ、これ見て見て! とってもきれいな瞳だよ」 「ああ、これはね、人間の女の標本さ か・わ・い・そ・う・に・・ [続きを読む]
  • 無我夢中
  • 日本へ来て何が困るといって 漢字ほど厄介なものはありません 留学生スリンダは、今日も語学学校で 漢字のテストがあり、憂鬱でした 最近覚えた漢字は 「上」、「下」、「中」、「外」です やれやれ、なんとか試験は及第点で ほっと胸をなでおろし、寮に帰ったものの 朝あわてて部屋を出たため どうやらカギを失くしてしまったようです 「どうしよう・・・」 頭が真っ白になり、気も動転して わけも分からず一階の事務室に 駆 [続きを読む]
  • いつ どこで だれが どうした
  • ここは小学5年生の教室です 今日はあいにくの雨ふりで、グランドで ドッジボール大会も出来なくなりました 「そうねえ・・・」 先生がため息交じりにつぶやきました 「じゃあ、ゲームをしましょうか、ほら みんなも知ってる、『いつ、だれが、どこで どうした』ってゲームよ」 早速、生徒4人ずつがグループになり それぞれ紙切れに 自分の担当を書きだします 「はーい、いいわね、それでは読み上げます」 「平安時代、鈴木さん [続きを読む]
  • しまったア・・・
  • 良くいえば人間性が純粋、悪くいえば 何でもすぐ人様のいうことを信じてしまう 愚かなワタクシでございます 先日も某テレビ番組で、お料理のコツを 教えていたので、うのみにして 早速試してみたのです いわく 「カレーにコクを出すには、まず焼肉の たれで具材をいためよ」とのこと いわれるままにいつもの材料を 焼肉のたれで炒め、こっくりとあめ色に なったところへ水を入れて、ぐつぐつ 煮込むこと20分あまり 鼻歌など唄いな [続きを読む]
  • 悪夢
  • いつもご訪問ありがとうございます ところで・・・ 皆様にはくりかえし見る夢が ありませんか 実はまたゆうべもみてしまったのです バッグも財布もクレジットカードも キャッシュカードもすべて盗られて 泣きの涙で一文無しの すかんぴんの鼻血も出ない みじめな夢・・・ もうこれまで何度見たことでしょう 明日からどうしようと 路頭に迷う情けない夢 夢占いに問えば、これは金運に 恵まれる吉夢だ、とのことですが 相変わらず [続きを読む]
  • 代償
  • 「鏡よ、鏡、世界で一番美しいのは だあれ」と女王様が問いかけると 「それはあなたさまです」と鏡は答え ました 「でも、私は永遠の美を手に入れたいの どうすれば出来ようか」とのお言葉に 鏡は思わず 「黄金のバラのエキスをお飲みになれば 可能でございます」といってしまいました さて、それからが大変なことに・・・ 『黄金のバラを探せ』との命が下り 家来は世界中へ探索の旅に出ました 『バラは北の国にある』ときき、部 [続きを読む]
  • そっくりさん
  • 先日、街を歩いていたら、自転車に乗った 女性から、いきなり 「すみませんけど 若葉台のレイコさんでしょ?」といわれ びっくり仰天 「ホラ、あたしのこと知らない?」と たたみかけてきたので 「ごめんなさい、存じ上げません」と 答えるしかなく でもまあ、相手に悪気があるでもないので 「世間にはその人にそっくりな人が 三人はいるっていいますものね」と あたりさわりのないことをいって その場をやり過ごしたのです 何で [続きを読む]
  • 事故物件
  • 賃貸マンションのサイトを閲覧していた 美那に格好の物件がとびこんで きました 『駅にも近いし、最上階で見晴らしも 抜群、お家賃も安いわ…』 さっそく不動産業者に連絡すると 次の日曜日に案内してくれる段取りに なりました 「どうですか、なかなかいいお部屋でしょう」 幸運不動産の営業マンがしきりに すすめます 「南向きの物件はめったに出ませんよ」と いわれ、美那は契約することにしました 荷物も運び入れたお引っ [続きを読む]
  • 誕生日によせて
  • いつもご訪問、「いいね」ありがとう ございます さて、本日8月15日は、日本では 終戦記念日、おとなり韓国では 「光復節」、北朝鮮では「解放記念日」 英国では「対日戦勝記念日」 カソリック教徒にとっては 「聖母マリア被昇天祭」 ナポレオン1世の生誕日にして 不肖ワタクシの誕生日でも ございます 今から?十年前のこの日、この世に 生まれて、還暦もいくつか過ぎ いまだに未熟だなあ、と痛感する 毎日です かつてミスター [続きを読む]
  • 怪談
  • 小雨が煙る夕暮れ時、下町を流していた タクシードライバーの勇は、雨に濡れながら ビルの前で手をあげた女に気づき 停車しました ドアを開けると、客はすっと乗り込み 「千日堂デパートまで・・・」と 消え入りそうな声で告げました 女は濡れた長い髪をそっとハンカチで ぬぐっては曇りがちな表情で ひとことも発しません やがて 大通りのデパート正面玄関に クルマをつけて、勇が振り向くと さっきのお客が忽然と消えて いるで [続きを読む]
  • お化け屋敷
  • 懸案の商談もまとまり、取引先との 契約にもやっとこぎつけ、 晴れ晴れとした和也は、バーで一杯やって 帰宅しました 意気揚々と玄関をあければ 妻の雅代がいつになくきちんと お化粧をして、にこやかに夫を 迎えました 「まあ、お仕事うまくいったのネ よかった、よかった」などと きいたこともない褒め言葉を ならべたので、和也は 『何だかおかしいな…』といぶかりながらも すすめられるままに、ウイスキーオンザ ロックをし [続きを読む]
  • 晩酌
  • ようやく梅雨明けですか おあつうございます 「酒は百薬の長」 「酒なくてなんで己が桜かな」などと 理由をつけちゃあ、毎夜晩酌を 楽しみにしています 若いころは酒量を知らず、ずいぶん 無茶をして、周りの方々に ご迷惑とご心配をおかけし 思い出したら顔から火が出るほど こっぱずかしいエピソードもあり 猛省しています ビールが好きで、前はよく飲みましたが 最近ではお付き合い程度で もっぱらワイン一辺倒です 日が傾いた [続きを読む]
  • 伐採
  • 「たしかに樹木や雑草の悲鳴をきいた ように思います」と女はしみじみ語り 出しました 「親があの世へ旅立って、長らく放置した 実家を訪ねると、そりゃあもう、庭は 荒れ放題、まるでジャングルのような 有様でした」 ふう、とため息をつくと、タバコに火を つけます 「それでもう、旦那が躍起となって ナタをふるって 雑草を刈り、ノコギリで つげの木まで根こそぎ切って ずいぶん庭はきれいになったんです けどね 草木が刈られ [続きを読む]