でんべ さん プロフィール

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でんべさん: シンイ二次小説でんべのブログ
ハンドル名でんべ さん
ブログタイトルシンイ二次小説でんべのブログ
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/32763276-0525/
サイト紹介文シンイ二次を書いて居ます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供397回 / 365日(平均7.6回/週) - 参加 2016/07/25 10:16

でんべ さんのブログ記事

  • 木春菊  [偕老同穴] 95
  • 「どうした?・・」「へ?あ!叔母様すみません。」「ため息などらしくもない」「え〜〜。叔母様私だって笑ってばかりはいれませんよ。あの人が無事なのかも心配になります文のひとつもくれないんですもの」診療棟から分厚い雲に覆われた空を眺めては、ため息を溢し、季節の変わり目なのか体調を崩す女官の診療を終えてはため息を溢す。朝役目についてからお日様が天高く昇ろうとするこの刻限まで、これで何度目のため息かと、トギ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 94
  • 「こちらは無事」とウンスがどうしても添えたい文字をサルムが、鳩にくくりつけ空高くすぐさま飛ばした。「倭寇の刺客であろう。あやつの弱みを握り身動き取らせぬ為ではないかまったく・・いつになればそなたは穏やかに暮らせるのであろうのぅ〜。あやつの嫁御と言うだけで不憫でならぬ・・・」「ふふふ・・叔母様…私の世でも名が残るほどの人なんですこのくらい仕方がありません。覚悟し戻ってきたんです今はソマンも授かりこん [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 93
  • 「なに!屋敷に刺客とな?」「はい。チェ尚宮様たったいまスリバンからの繋ぎの鳩が裏門へ舞い降りてございます文はこれにて」門番の一人が何事かと先に目を通した事を詫びながら、武閣氏らが住まう別棟でチェ尚宮に文を手渡す。「構わぬ。ご苦労だった・・・」小さく折り畳んだ文を広げわなわなと怒りが込み上げるチェ尚宮すぐさま「はあ!」と息を吐くと王妃様のもとへ走る。「義姉様は、ご無事か?王様にお頼みし兵を遣わすのが [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 92
  • 「よいな!一気に行く。」「「「はっ!」」」倭寇討伐と言う王命の元高麗軍は、沿岸沿いの村に上陸してする倭寇と対峙する。高麗軍陣営は天幕をはり質素なものではあったが、総大将大護軍であるヨンほか 迂達赤護軍チュンソクプジャントクマン。禁軍護軍アンジェ鷹揚軍からなる精鋭部隊が編成されたその数一千。上護軍は此度は老齢の為開京の街を護る高麗京軍の指揮を取ることと相成った。「誰一人欠けることなく都へ連れ帰る。怪 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 91
  • 結局叔母様はミントとともに様子を伺いに寄ったまででありすぐに屋敷をあとにする。「案ずる事はなかったのぅ〜」「はい。チェ尚宮様やはりソマン殿のお力がお強いかと」王宮に戻る道すがら二人はあれやこれやと、屋敷にて耳にしたソマンの愛らしさに目元を緩め足取り軽やかに戻って行くのであるおなご二人ではあるが、武閣氏いち腕の持ち主のチェ尚宮とミントたとえごろつきに絡まれたとて案ずる事はないのである。一方ヨンら高麗 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 90
  • 「ぎょっ!」暗闇の中現れたのはサルムだった…「ぎょっ。じゃあないでしょう…ソマンこんばんはわ?」「・・・おやちゅみ・・・」そう呟くと出迎えたサルムを残しウンスの手をひき屋敷の中へと姿を消す。「・・・まったく。手強いわねヨンと一緒。血筋は争えないってことね・・・よ〜し!絶対手なずけて見せるんだから!俄然燃えてきたわよ」「元気に泣いているわね…ふふふ健康な証拠よ。お乳もちゃんと飲めている?」「ええ…お [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 89
  • ヨンら高麗軍が、海岸線まで赴きウンスは役目も終わり、チョンスが御者を勤める迎えの馬車におなごばかり揃って乗り込む。アルとヘジンは武閣氏だからと固く辞退してはいたがウンスに「今からは武閣氏じゃないのよだからお願い」と言われ「はあ…」とため息を吐くとイルム、サンミとともに乗り込む。「ソマン、どうしたの?おとなしいじゃない。」きょろきょろと皆の顔を見ては俯き、どうも落ち着きがない。「・・かかっ・・・し〜 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 88
  • 五日後早朝・・・麒麟の文様鎧姿も凛々しくヨンは屋敷門前にチュホンとテマンとともにウンスとソマンの見送りを受け、王宮へと出仕するところである「・・無事に戻って来て・・」「とと・・・けがしない?」「ああ。父は怪我などせぬぞ…ソマン。母の事を頼んだぞ・・」胸を張りこくりと頷くソマン。ヨンは腰をおり、ソマンの頭を撫でる「叔母上も様子を見に来ようスリバンにも警護を頼んであるくれぐれも無茶はせぬようよいな?」 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 87
  • 年が明け翌年の春…「ウンス。話がある」真顔で典医寺を訪れウンスの手首を掴み私室へと向かう「ち、ちょっといたい!痛いって」「・・・すまぬ・・大事ないか?」「ええ・・どうしたのよ?こわい顔よ。大事な話なのは分かるわ戦?」「・・・」「もう武人の嫁をやって四年なのよちゃんと話して」真顔の旦那様と奥方様突然現れた二人に、感のいいイルムとサンミは一礼し退室するソマンだけは大喜びである。「・・・海岸線に倭寇が上 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 86
  • 翌日の事「トクマン君。昨日はソマンがお世話になったみたいでごめんなさいね。いたずらっ子だから迷惑かけなかったかしら?」「め、滅相もございません。迷惑だなんて。楽しく遊んでおりました…ただ・・・」「ただ?何かしら」「しーしーとおっしゃるのでおしめを替えようとしたら逃げ出すもので鬼の話をするとおとなしくなられて」「おにゃ!」ソマンの身体がぴくんと跳ねる「かかっ…おにゃ・・しりかむ。ぶるぶるこわい・・・ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 85
  • ウンスは全神経を手先に集中し大きくせりだすサムの腹に両手をおく「サム。少し気持ち悪いかもぐにょって感じれたら教えてくれる?」こくりと無言で頷くサム。「んんっはあ〜はあ〜」と押し寄せる陣痛に眉を潜め苦しそうである。「痛みは逃がしてね。サンミ。イルム手を握ってあげて!さぁ〜おんまが待ってるわよ。」「んんっ〜」「ウンス!頭が見えてきておる!」「良かった。・・うまく回転してくれたのね。サム!波に乗るわよ次の陣 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 84
  • 「しーしー?」ぶるぶると身体を震わすとソマンは自分の股を覗き込む。ぷぅ〜と頬を膨らませ「とっまん・・め!」と叱る。「え〜〜。俺が悪いのかな〜じゃあおしめを替えましょうか」こくこくと頷くと、気持ち悪そうに一歩踏み出せばおしめを引っ張り厨房からトクマンの部屋まで来るときの倍近く時を費やした。ぺたんこの床をトクマンが引くと、ごろりと横になるソマン。「はい。はい。・・いずれ俺もこうなるんだろうし、今から慣 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 83
  • ウンスを見送り半べそをかいていたソマンもてくてくと胸を張りヨンの前を歩く。すれ違う女官や兵士、重臣らと目元を緩めその愛らしい仕草に見いる漸く兵舎へとたどり着いた「「ソマン殿!」」あちこちからそんな奇声が上がるとどやどやと、あっと言う間に屈強なおのこらに囲まれ眉をぴくぴく上下させあからさまに迷惑顔のソマン。「大護軍。そっくりです!」「あっん?」そんな不機嫌顔のヨン。ソマン同様眉をぴくぴくさせ睨み付け [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 82
  • 「浮わついた心を静め今日よりは、プジャンとなるのだ新兵の見本となるよう励め」「はっ!」「俺と大護軍は暫し席を外すがあとは任せれるな」「はっ!お任せを」暇明け正式きにプジャン昇格となり王様のありがたい命を直々受けヨンの執務室へと戻ってくるトクマンとチョモ。二人に激を飛ばすチュンソク暖かくなると海岸線も賑やかになりいつなんどき倭寇が奇襲をし掛けるかも知れない。剣、槍、弓の他真新しい武器になるものを模索 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 81
  • 「アル殿…機嫌直してくれよ。」「・・・知りませぬ!」「寝言だろう?アル殿を恋い慕うようになってから、一度も脚を踏み入れたことなどないぞ。」無事に初夜を迎えた翌日、どうも朝から機嫌が悪いアルを連れ出しトクマンは市井を散策へと出向いた。今日明日しか暇はない為、遠出も出来ないのだが、それよりはやっと夫婦となったばかり初日から喧嘩など勘弁してくれとばかり、櫛の一つでも求め機嫌を取ろうとしていたのであるがし [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 80
  • 陽が東にある時分から婚儀が始まり既に、二刻が過ぎる頃、ところ狭しと並んでいた卓の上の馳走と酒が底をつきお開きの刻限が迫る。「大護軍。よき婚儀でございましたトクマンもプジャンとなり落ち着きましょう。」「・・・なら、良いがな・・」ちびちびと酒を酌み交わししみじみ語り合うヨンとチュンソク。その前をあちらの卓、こちらの卓と落ち着きなく動き回るウンス。笑みを浮かべきらきら輝いて見える。「まったく・・・」ヨン [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 79
  • チュンソクを始めとする古参の迂達赤が東屋に足を踏み入れる「トクマン。テマン…よき嫁御を娶る事ができた・・・俺は嬉しく思う。そしてトクマン!チョモと二人 迂達赤をより一層一枚岩とし誰も欠ける事なく王様をお守りすべく新兵の鍛練を怠る事なく・・」「チュンソク。もう良い・・・今日は忘れさせてやれ。婚儀の日ゆえこの日ばかりは王様もお許し下さる」「・・・」ある意味、迂達赤いち堅物で寡黙なチュンソク。眼を赤く滲 [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 78
  • 「皆。トクマン、アルテマン、ヘジンの婚儀のめでたき日と相成った。盛大に祝ってやって欲しい。その前にトクマン、一つ伝えておかねばならぬことがある。長年に渡り迂達赤に席を置き数々の戦を乗り越えて来た功績により、迂達赤副隊長を命ずる。王様のお許しが出た故…トクマン…隊長目指しより一層励め。」「え?お、俺が副隊長?」両端にヨンとウンスが腰を下ろし二組の新郎新婦を囲む形となっている上座。むろんヨンのとなりは [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 77
  • 春の日差しが心地よい風を運ぶチェ家中庭にて、トクマン、アルテマン、ヘジンの婚儀が執り行われるトクマン、アルの夫婦には親族が行列をなしチェ家を訪れるが・・テマンは・・・ヨンがマンボ姉弟に頭を下げテマン親族として参列して貰いヘジンとの釣り合いが取れるようにしていた。ヨン、ウンスを媒酌人としチュンソクとサムを始め古参の迂達赤が揃う媒酌人を勤めるヨンの元にはトクマン。アル。ヘジンの二親がご挨拶をと並ぶ…よ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 76
  • 都の民にもその名が知れ渡り皆に鬼神と崇められる大護軍チェ・ヨンその嫡男がこともあろうに、王宮にて拐かされ、悪の根元が豪商と呼ばれる商人だった事に民は驚き、一時は暴動を起こす程であった。毎朝出仕するウンス、ソマンが乗る馬車を民が囲み王宮まで護衛するまでのが日課となり、ヨンがおろうが手に手に鍬や鎌を持ち同行するのである。「今日も・・・ありがたいわよでもあれからもう二十日も過ぎたのに・・・それに貴方もい [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 75
  • 「イ・ギル。その方幼子にどれ程心に傷を負わせたか分かっておるか!!」「・・・」「だんまりで通すつもりか!」「・・・王様。手前どもは莫大な税を納めておりますこの地が潤うのは、古来より我ら商人の力は大きいかと思われます何故にひとつの施しも賜る事は出来ないものなのでございましょうか?」「施し?・・・即ち便宜を図れと言うておるのか?」「左様でございます。」下らぬ!と思ったのでだろう王様は「ふっん」と鼻であ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 74
  • 騒動を聞きつけた王様も王妃様を連れ典医寺へお出ましになられていた。坤成殿で身を潜めておるより迂達赤が回りを固める王様のおそば近くの方がより確実にお守りできるのではとの判断であった。もっとも頼れるチェ尚宮がいないのも要因のひとつではあったが・・・ヨンに知れたならきっと大目玉を食らうに違いないと、半ば諦めチュンソクはお二人をお連れしていた。「護軍〜!」「如何した?!」「はっ!ご嫡男無事のご様子にてただ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 73
  • 『ソマン…父じゃ聴こえぬか?』ヨンは内功の使い手ではあるが読功の使い手ではない。ソマンのように腹のうちを読む事は出来ない。ヨンは己の気を解放しソマンに呼び掛けていた。『ソマン。父の腹を読め!ソマン』『ん?・・とと?』読功の使い手同士なら会話が成立するが、一方的にヨンは腹のうちで、問いかけを続けるしかないのである。『ソマン。気を解放せよ・・・父がすぐに助けに行く。』「とと?・・」(とと−−−−!)「こ [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 72
  • 「これはこれは、賢そうな若様でいらっしゃいます事。おお〜申し遅れましてございます反物問屋主。イ・ギルともうします重臣の皆様にも、ご贔屓にさせて頂いております。是非若様や奥方様にもと馳せ参じた次第以後お見知り置きの程よろしくお願い申し上げます。」物腰の低い一見人当たりの良さそうな主と、まことに反物をと思うておるには相応しくない十名からの手代を連れ典医寺へ顔を出したのである。「あの〜どの様にしてこちら [続きを読む]
  • 木春菊  [偕老同穴] 71
  • 「なに!!あやつの親御がか?」「はっ!トクマンの話によれば王宮を牛耳るつもりでいたと・・」「馬鹿げた事を企てる・・あやつが護軍とな?ふぅ…俺に罪を被せようとした者が・・・あの折そのような事を目論んでおったとは、トクマン聞き逃しておることはないな?」「はっ・・・多分・・・」兵舎に戻り、ヨンにそう問われ暫し瞳が宙を仰ぎ考え込む様子のトクマンではあったが…「多分とは何事!」「ばしっ」と、横に並ぶチュンソ [続きを読む]