でんべ さん プロフィール

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でんべさん: シンイ二次小説でんべのブログ
ハンドル名でんべ さん
ブログタイトルシンイ二次小説でんべのブログ
ブログURLhttps://s.ameblo.jp/32763276-0525/
サイト紹介文シンイ二次を書いて居ます
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供290回 / 365日(平均5.6回/週) - 参加 2016/07/25 10:16

でんべ さんのブログ記事

  • あなたを探して 17
  • 「トギ・・・」「え?…トギ〜〜〜!」ヨンは人の気配には敏感でありいち早くその気配を見分けるとぽつりと呟く。ウンスからは死角になっていた柱の影へと奇声を発しながら小走りで駆け寄る。『なんだ?なぜ一番に名を言わないんだ!』「・・・えっと・・・誰か手話を訳せる方いませんか?」「・・・い、医仙様・・・」どこからともなく姿を見せたテマンが頭をガシガシ掻きながら照れたようにトギの隣に並んだ。「ト、トギは怒って [続きを読む]
  • あなたを探して 16
  • それから三日のちのことウンスは典医寺にいた。「久しぶりだわ…この匂い」「あ、あの〜どなた様でございましょうか?」「へっ?・・・あ!そうかあの時・・・」ウンスは辺りを見回すが誰一人として見知った顔はなかったのである。ウンスが高麗を去る前の出来事は胸を締め付けられる悲惨な事であった・・・。ウンスを一番理解してくれていたチャン・ビン侍医をはじめ沢山の医員が命を落としていたのである。されど王様の御体を預か [続きを読む]
  • あなたを探して 15
  • 15感情を露にしパク・ヘソンは怒りを口にする。「ふっ、血の道が爆発しますぞ」チェ・エヨンは嫌みを口にしウンスのそばへと歩を進める。「そなたが許嫁殿か?ほぅ〜・・・よい面構えじゃの少し年は・・・まぁ〜よい子は授かり物と言うではないかこやつはその昔・・・死に逝く事ばかり考えておったと耳にしておる。だが、そなたが現れヨンが変わったと姉上様からの文を読みわたしは嬉しく思ったものだ。こやつ…いやヨンをお頼みし [続きを読む]
  • あなたを探して 14
  • 朝餉どころか夕餉となってしまった膳を作り直すのに精をだす親子。そんな二人を見かねたウンスがちょこまかと手を出し、見事に真っ黒な焼き魚が出来上がる。「あちゃ〜・・・やらかしちゃた」「「・・・」」炭ではないのかと見違えするほどである。されど使用人は口にするのも憚られただただ吹き出しそうな己の口元を必死で押さえていたのだがもくもくと煙る黒煙が風に乗りいらぬ客人を招いてしまったようであった。「ごめんくださ [続きを読む]
  • あなたを探して 13
  • すでに陽が落ちるかと思われる刻限・・・ヨンはウンスを抱えるように使用人が待つ居間へと姿を現せた。床(いた)の間で地べたに腰を下ろしこくりこくりと船を漕いでいた。「待たせた・・・」主の声に使用人は飛び上がる。「・・・旦那さま、許嫁さま…はじめてお目にかかります。わしらチェ尚宮さまが使用人を探していると風の噂で耳にし田舎より急ぎ駆けつけましてございます。わしがヒョモこちらは娘のチョイにございますなんなり [続きを読む]
  • あなたを探して 12
  • 「ねえヨン?明日にでも屋敷を案内してほしいんだけどキッキンやトイレ・・・あ!ごめんなさい…厨房やえっと・・・厠って言えば貴方に伝わるのかしら」「明るくなれば案ない致す故今宵はゆるりと眠るがよい疲れたであろう」「ちょっと疲れたわでも…もう離れて暮らすことはしなくても済むのね毎日貴方の腕の中でこうして眠る事ができるなんて夢を見ている気分・よ・・・すぅ〜すぅ〜・・・」ウンスは、ヨンの腕の中安堵したのか、 [続きを読む]
  • あなたを探して 11
  • 11ヨンとウンス王様と王妃様が私室で再会の宴に酔いしれていたころ・・・「策を変えねばならぬ・・いいおなごであった」「お祖父様?それではどのような策を?」「あぁ〜、わしの側室にと思うが、殺めるにはあまりにもほしいのだ…部下の話によると天人とは歳を取らぬらしい八年まえと何ら変わらぬその姿らしいのだ…わしはその当時一年ほど戦に赴き、都を留守にしておったゆえあの医仙をあまり知らぬのじゃあの透き通るような肌の [続きを読む]
  • あなたを探して 10
  • チュホンからおり大門を潜ると懐かしい光景が広がる。真横には愛しい人が少しはにかんだ微笑みを浮かべその後ろにはヨンの弟のようなテマンが嬉しそうに跳び跳ねている。すでに陽は落ちてはいたが広場には松明が焚かれ迂達赤チュンソク隊長と禁軍アンジェ隊長が部下を引き連れ等間隔に整列し二人を出迎える。その奥には王様、王妃様が笑みを浮かべられ、その後ろには叔母であるチェ尚宮は目に涙を溜め二人をじっと見つめている。そ [続きを読む]
  • あなたを探して 9
  • 都の賑わいがウンスの心を踊らせる。気鬱だったはずのウンスが瞳を輝かせ、チュホンからいまにも飛び降りそうな勢いである。市井の中を行き交う高麗の民は活気に溢れ、夕餉の食材を求める人々で賑わいをみせていた。「イムジャ?衣は俺が揃えております。お気にめして頂けるかは定かではありませぬが・・・」照れたようにぽつりと呟き鼻の頭をぽりぽりっと擦るヨンそんな仕草を垣間見ると戻って来たんだと改めてウンスは嬉しくなり [続きを読む]
  • あなたを探して 8
  • どうしたのか都を目指すウンスの生気が失せ顔面蒼白、身体はぶるぶると震える始末。「イムジャ?如何したのだ?」「・・・えっ?・・・その〜〜都が近づくとなんだか怖くなってきたのよ・・・だってさっきの貴方の話を総合するとチェ家は・・・いえ…貴方はすごい人なのよね『・・・大将軍になるのは韓国の人ならみんなが知ってる祠堂が立つくらいの人なんだもの・・・私にそんな人のお嫁さんなんか務まるのかしら・・・』」「俺は [続きを読む]
  • こんにちは
  • 皆様こんにちは私ごとですが派遣先が変わり時間があまり取れなくなりました朝は6時過ぎには家を出電車で一区ですが送迎バスの待ち合わせ場所まで出向き送迎バスに揺られること一時間!やっと職場に着いたころは爆睡中です(笑)17日からそんな生活です・・・仕事が始まれば空調機器なく遠くから扇風機の風があたる程度だらだらと滴る汗!!以前の派遣先のように土曜出勤もなく、安定しているのですがとにかく暑い!その一言につきま [続きを読む]
  • あなたを探して 7
  • 「わたくしはいやにございますお祖父様から大護軍の嫁にとお話をして下さった折、天にも昇る心持ちでございましたものを今更なかったことにだとできませぬ」「・・・」「チェ尚宮殿?当家では不服と申しておるのではあるまいな?事と次第によってはこのパク・ヘソン王様に願い出ごり押ししますぞ」「・・・パク殿?王様に直訴をされると?・・・されどこれはチェ家に関わることゆえなんの意味もなさないかと・・・例え王様がお認め [続きを読む]
  • あなたを探して 6
  • 「医仙さま〜〜?」「・・・」「お〜〜い!?」『えっ?医仙さまって私のこと・・知り合いなんていたかしら・・・ちょ、ちょっとまって医仙って呼ぶ人って限られているわよね…王宮関係者?』ウンスはぶつぶつ念仏を唱えるように小声で呟くと恐る恐る振り返る。そこには見覚えがある男が二人・・・気丈に振る舞い自身に渇を入れていたウンスがへなへなと膝まずく。「どこに行くんだよ?兄貴にも会わずに!」「・・・貴方たちマンボ [続きを読む]
  • あなたを探して 5
  • 辺りが白々と明け始めた頃待ってましたとばかりにヨンとテマンは懸命に駆け出していた。愛馬チュホンにヨンは跨がりテマンは地を駆ける。テマンの俊足はヨンの内功のひとつである軽功を用いなければヨンも敵わないのではないかと思われる程であった。『十五年下であったはず俺が四十にあと二年・・・そろそろ嫁を娶らせねばならぬか』そんな事を思うヨンであった。されどいまはウンスのことだけを頭に浮かべる・・・。八年前のあの [続きを読む]
  • あなたを探して 4
  • 「テマン?ついてこれるか」「お、おれは猿ですよこ、このくらいへっちゃらです」「ならばよいが・・・少し休め」屋敷をテマンとともに飛び出したヨンは、日が山の麓に沈むと戦に向かう折なんども通った道ではあったが、今宵はその脇に夜営を張るのであった。逸る心持ちを抑え大樹の根元に腰をおろす。その上にはテマンが暗闇を睨むように目を光らせていたのである。『イムジャ?このように貴女を待っていた四年の月日を思い出しま [続きを読む]
  • あなたを探して 3
  • ウンスがもどり四日が過ぎおかしなことに次々と遭遇する。おなご一人の旅路であったが危うい目にあうどころかすれ違う人々がみな微笑みそして一礼するのである。露天の主などは飯をたらふく食わせ少しの路賃まで持たせる有り様。「???…あの〜私の事をご存知なんですか?それと・・・ここは高麗ですか?それとも元?今は何年なのかしら」「いってことさ、気にしなさんな都に向かうんだろう?これだけあれば宿にも泊まれる衣だっ [続きを読む]
  • あなたを探して 2
  • 「お願い!逝かないで」ウンスは懸命に心肺蘇生をしていたなんども心臓に手のひらを置き胸の中心を三十回、そして横たわるヨンの顎をあげ気道を確保すると息を吹き込む。ウンスの夢はそればかりを繰り返す嫌な夢であった。驚き飛び起きるウンス。額には大量の脂汗を滲ませ心臓は頗る早い。「はぁ〜はぁ〜・・・なんだか嫌な夢だわ・・・あの人はもういないってこと?そんなはずはないわ寝てられない…一刻も早く無事を確かめなきゃ [続きを読む]
  • あなたを探して 1
  • 「やっと戻ってこれた」し〜んと静まりかえった天門の地・・・ウンスは嫌な予感がし始める。「どうしたの?まさかあのときあのままあの人は・・・。いや!そんなはずはないわ必ず生きているそう信じているわ。あ!そうだ…開京に行けば何か情報がつかめるかも知れないわ」ウンスの時では僅かに二年であったが高麗の地では八年の月日が流れていたのをユ・ウンスはまだ気づいていない。されど敵か?味方か?天門の地に張り付いていた [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 最終話
  • あれからと言うものソマンとヒヨンそれにスンジャも加わり数年暮らす中辛い別れが訪れようとしていた・・・。「ウンス!!」「え?どうしたの・・・まだ眠いんだけど・・・」「か、身体が・・・俺たちの身体が」初めてではないのかこんなにも動揺するヨンを見るのは冷静沈着、戦の世であっても頭が回り策を練るその咄嗟の判断が己を護り仲間を護る。そんな男が瞳を見開き言葉も途切れがちであるのだから。「え!どう言うこと?」か [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 31
  • 月日が流れ・・・そこにはウンスの両親の姿はなかった・・・。チュンソクも叔母様も一足先に姿を消していたのである・・・。「順番に行っちゃうのね・・・覚悟は出来ていたつもりでもなんだか寂しくなってきたわ」「俺がおっても寂しいと?」「ううん…一人減り二人減りいまじゃチョンスもいないし部屋ががら空きだから・・・。ソマンとスンジャもチュンソクさんが姿を消してから片時も離れないのよソマンはスンジャが姿を消してし [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 30
  • 訳を耳にしヨンとウンスは慌てふためき屋敷へと戻ってきたのであったそれはチュホンが息切れするほどである。ウンスの腕の中にはソマンがしっかり抱かれその背からヨンが覆い被さる形で落ちないように庇いチュホンの横腹を蹴り駆けてきたのだ。ヒヨンは一歩遅れソマンの愛馬スンに跨がりチュホンの後を追うのであった。「父上!母上!」「ヨンや間に合ったか・・・」そう・・・二親の輪廻転生が始まろうとしていたのである。卓に腰 [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 29
  • 「アンジェ!!」いち早くアンジェを目にしたのはヨンであった。幼き頃よりともに遊び、時には掴み合いの喧嘩もしばしばであったが戦の世でありながら高麗の地をともに護り抜いた盟友である。「チェ・ヨン!久しいではないか王様、王妃様お会いすることが叶い某は夢心地にございます・・・なれど、某は漸く記憶が甦ったばかりにてご挨拶が遅れた事をお許し願いたくお詫び申し上げます」「そうだったのだな・・・なれど記憶が途切れ [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 28
  • それから一月(ひとつき)ほど試行錯誤を繰り返しとうとうウンスの世で言うシークレットブーツが完成していた。ヒョイアボジはそれを大事に抱えヨンの屋敷へと脚を運んでいた。「言ってくれたらこちらから出向いたのにご足労お掛けしすみません…流石ヒョイアボジですこんな立派な上げ底…ふふふ」ふとみれば皮製の黒い長靴のような物が卓上におかれている。ヒョイアボジは「これが限界じゃ」っと言わんばかりに苦笑いを浮かべている [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 27
  • 「おや?珍しい方々が・・・ウンス?、達者でいたのか?」「ええ…ヒョイアボジご無沙汰してしまってすみません色々立て込んでいたんで・・・ふふふ」「達者だったんだら何も言うことはないんだ・・・おや?もしやウンスの子か?ははぁ〜黄泉の国でも子を成すことができるとは知らんかった…いや待てよ??上護軍の子種だからか?」ウンスは大きく澄んだ瞳を見開き顔を朱色に染めながら右手を顔の前でぶんぶんっと振り弁明していた [続きを読む]
  • もうひとつの木春菊 26
  • 「実は・・・とあるお方が伸びぬ申されまして・・・」「へっ?伸びぬ?どこが?もっと詳しく聴かせてちょうだい」「・・・侍医!!」ウンスが厳しい顔を覗かせる中ヨンがいらぬ妄想を膨らませたのか勘違いしたのか突然声をあらげる。「どうしたのヨン?患者さんかも知れないのよ、黄泉の国での病なら厄介かもしれないわね・・・」「厄介とな?」「おい!俺らはさっさと済ませよう俺らの手には負えない話のようだしなトクマン!聴い [続きを読む]