そよかぜ さん プロフィール

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そよかぜさん: そよ風のなかで Part2
ハンドル名そよかぜ さん
ブログタイトルそよ風のなかで Part2
ブログURLhttps://soyokaze2jp.blogspot.jp/
サイト紹介文自宅(大阪府)を中心とした身近な所で、共に暮らす多様な生物の姿を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供292回 / 365日(平均5.6回/週) - 参加 2016/07/28 00:02

そよかぜ さんのブログ記事

  • ハマキゴケ(作られかけの無性芽など)
  •  上はハマキゴケ Hyophila propagulifera です。 道路脇の側溝のコンクリート壁上面を埋め尽くしていました。 乾くと上のように葉が巻きます。 これが和名の由来でしょう。 葉は広楕円形〜広舌形です。 上のように顕微鏡で見ると葉先が尖っているように見えますが、葉形の鈍頭/鋭頭はもっと大きく見た場合の葉先での葉縁の角度を言いますから、これで鈍頭です。 中肋は葉頂に達していて、葉身細胞は丸みのある方形ですが、 [続きを読む]
  • トヤマシノブゴケ(アソシノブゴケ)
  •  上はトヤマシノブゴケ(=アソシノブゴケ) Thuidium kanedae です。 なかなか美しいコケですが、普通種はどうしてもカメラを向けないでスルーしてしまいます。 撮り直してみると、新しい発見も出てくるのですが・・・。 上は1枚目の写真の一部を拡大したものです。 シノブゴケ属( Thuidium )の特徴として、茎につく葉(茎葉)と枝につく葉(枝葉)は形と大きさが違う場合が多いことと、毛葉が多いことが挙げられます。 上は [続きを読む]
  • ホンモンジゴケとイワマセンボンゴケ
  •  ホンモンジゴケ Scopelophila cataractae とイワマセンボンゴケ S. ligulata は同じ属で、前者は銅イオンに対して、後者は鉄イオンに対してという違いはあるものの、どちらも金属イオンに対する耐性があります。 そして外部形態もよく似ています。 今回はこの両者の形態を、葉を中心に比較してみました。 左がホンモンジゴケ、右がイワマセンボンゴケです。 色は生育環境によって異なり、上の写真ではイワマセンボンゴケの方 [続きを読む]
  • オオハリガネゴケ
  •  水辺の岩上のコケ、近づいてみれば・・・ ハリガネゴケ科らしい葉形の葉腋には褐色の細長い無性芽がびっしりついています。 オオハリガネゴケ Bryum pseudotriquetrum のようです。 茎は赤く、葉の長さは3mmほどです。 少し汚れていますが、葉は中部から少し下が最も幅広く、葉縁には舷があります。 上は無性芽です。(2018.11.14. 大阪府豊能郡豊能町)◎ オオハリガネゴケの葉の横断面や葉身細胞の特徴などは、こちらに [続きを読む]
  • ツルチョウチンゴケ
  •  上は乾いた状態、下は湿った状態です。 全体的な姿からツルチョウチンゴケ Plagiomnium maximoviczii だろうと思ったのですが、蒴柄の赤い色が濃かったので、確認のために葉を検鏡してみました。 葉先には微突起があり、中肋は葉先に届いています。 葉縁には2〜4細胞列の舷があり(上の写真の舷は3〜4細胞列)、1〜2個の細胞からなる歯が並んでいます。 中肋の両側に大型の細胞の列があるのがツルチョウチンゴケのいい特 [続きを読む]
  • ゴマフボクトウの幼虫
  •  木の根ぎわの穴からたくさんの木屑が出ていました。 ゴマフボクトウ Zeuzera multistrigata leuconota の幼虫のしわざのようです。 細かいものと少し大きな団子状のものがありますが、前者は木屑で、後者はゴマフボクトウの糞でしょう。 ちなみに、「ボクトウ」を漢字で書けば「木蠹」で、この「蠹」という漢字は「木食い虫」を意味します。 堺自然ふれあいの森では台風21号で折れたり倒れたりした木を片付けていますが、そ [続きを読む]
  • ヒロハツヤゴケ
  •  何度も載せている普通種のヒロハツヤゴケ Entodon challengeri ですが(過去記事1、2、3)、美しい蒴がついていたので載せることにしました。 育っていたのは波型スレート屋根の上です。 大気汚染にも強く、樹幹や岩の上など、ほんとうにいろんな所で見ることのできるコケです。 蒴は上向きです。 蒴の長さは、帽も蓋もあって分かりにくいのですが、3mm程度かそれ以下でしょう。 エダツヤゴケの蒴はもう少し長く、4mmに [続きを読む]
  • トサホラゴケモドキの無性芽
  •  トサホラゴケモドキ Calypogeia tosana が無性芽をつけていました。 無性芽は茎の先端や茎の途中から上に伸びた枝先についています。(2018.11.14. 大阪府豊能郡豊能町)◎ トサホラゴケモドキの胞子体の様子はこちらに、葉や腹葉や葉身細胞の様子はこちらやこちらに載せています。 [続きを読む]
  • イポメア
  •  上はルコウソウで、学名は Ipomoea quamoclit、イポメア属です。 ルコウソウは熱帯アメリカ原産のツル性の1年生草本で、世界各地に帰化植物として入り込んでいます。 葉の切れ込み方はかなり異なりますが、じつはアサガオ I. nil も イポメア属です。 この属は他にもサツマイモやホシアサガオなど、身近なところで多くの仲間を見る事ができますが、いずれもアサガオに似た放射相称の花をつけます。 ところが・・・ 上はこ [続きを読む]
  • ヒメシノブゴケ
  •  台場クヌギについていた上のコケ、ヒメシノブゴケに思えたのですが、これまでに私が見たヒメシノブゴケは地上か岩上で、木の幹についているのは初めてです。 帰宅後に調べてみても、平凡社の図鑑でも「渓流近くの岩上や地上に群落をつくる。」となっています。 持ち帰ったサンプルを調べてみました。 上は茎葉で、先は長く伸びています。 この葉先を詳しく見ると・・・ 茎葉の葉先は透明な1列の細胞からなっています。 上 [続きを読む]
  • 晩秋のイチョウウキゴケ
  •  田の土にぴったりくっついているイチョウウキゴケ Ricciocarpos natans です。 育てている方から聞いた話では、水に浮いた状態では冬を越すのが難しく、このような状態で越冬するのだと思われます。 土がうまく落ちず、ひどい写真ですが、上が断面です。 浮いているイチョウウキゴケで見られたリボン状の腹鱗片は見られず、仮根がたくさん見られます。 断面を作っても、造精器も造卵器も見られませんでした。 これらは5月 [続きを読む]
  • オオスギゴケ
  •  奈良・秋篠寺のコケ庭で、スギゴケの仲間がありました(上の写真:2018.11.5.撮影)。 京都盆地に点在する寺院のコケ庭のスギゴケはウマスギゴケが多いのですが、ウマスギゴケは水分の多い日の当たる場所を好みます。 しかし、ここ秋篠寺のコケ庭は木立が多く半日陰で、ホソバオキナゴケが多く(こちら)乾いているようです。 このような場所に生えているのはオオスギゴケではないかと思い、数本いただいて帰り、葉の断面を作って [続きを読む]
  • コハタケゴケ?
  •  田にあった上の写真のコケ、左右のコケと中央のコケは、形態は異なりますが、表面の色あいが似ているので、同種かもしれません。 すくなくとも、中央のコケは、その大きさや形態から、コハタケゴケ Riccia huebeneriana ではないかと思います。 この中央のコケの断面を作ると・・・ ウキゴケ科の胞子体は葉状体の中で成熟し、胞子の分散は葉状体が腐ることで行われます。 上の写真では胞子は既に成熟しているように見えます [続きを読む]
  • ミドリヤスデゴケ
  •  上はミドリヤスデゴケ Frullania ericoides です。 よく見るカラヤスデゴケの背片が左右に広がって基物にくっついているのに対し、乾燥した状態の本種の背片は腹側に巻き込み、植物体が円筒形に近い形態になっているように思います。 本種は、その名のとおり緑色のことも多いのですが、上の写真ではかなり赤色を帯びています。 本種はは湿ると背片が立ち上がります。 上の写真は、被写体に対するカメラの角度は少し違います [続きを読む]
  • ホソバオキナゴケの無性芽的な葉
  •  上は奈良の秋篠寺のコケ庭です。 ホソバオキナゴケが目立つ庭だったのですが・・・ 上のように遊離した葉がありました。 このような様子は過去にも何度か見た記憶があり、いずれも秋で、混み合った群落では葉が剥がれ易くなっているように思います。 この遊離した葉は、葉そのものですので無性芽とは言えないでしょうが、葉1枚から無性芽的に新しい株となることができるのではないでしょうか。(2018.11.5.) [続きを読む]
  • トウゲシバ
  •  渓流の脇にあったトウゲシバ Huperzia serrata、増水のせいか泥を被っていましたが、たくさんの胞子嚢をつけていました。 上の写真の少し緑色を帯びた黄色い袋状のものが胞子嚢で、写真の上部には無性芽も写っています。 胞子嚢の開裂の様子はこちらに載せているので、今回は胞子嚢の中に入っている胞子を観察してみました。 上がその胞子ですが、そのままでは立体的な形がよく分かりませんので、深度合成したのが下の写真で [続きを読む]
  • オオウロコゴケ
  •  上は、少し他のコケも混じっていますが、オオウロコゴケ Heteroscyphus coalitus です。 分枝はあまり見られません。 矩形の葉の両隅には1つずつ歯があります。 腹面を見ると、腹葉が並んでいます。 腹面の深度合成もしてみました(上の写真)。 腹葉の形態は少しずつ異なりますが、どの腹葉も2裂し、裂片がさらに2〜3裂しています。 この広がった裂片の先まで含めると、腹葉の幅は、茎の 1.5〜2倍ほどになります。 腹 [続きを読む]
  • チヂミザサ
  •  チヂミザサ Oplismenus undulatifolius の花がまだ咲いていました。 前に載せた柱頭の色は白っぽかったのですが(こちら)、今回見たのはピンクです。 イネ科の花としては見栄えがする方ですが、群落で一斉に咲くのでは無さそうです。 葉は波打っています。 和名はこの葉の様子が、笹の葉が縮んでしわがよったように見えるところからでしょう。 葉の基部は葉鞘となって茎を抱いています。 花が終わり果実が熟す頃になると [続きを読む]
  • 11月のコマチゴケ
  •  上はコマチゴケ Haplomitrium mnioides の雌株です。 胞子体を包み込んたカリプトラが少し伸びてきています。 上は、少し雌株も混じっていますが、多くは雄株です。 3枚の葉で三角形に取り囲まれている花盤状の部分は造精器が集まっているところです。 この部分は、濡れていることもあり、とても新鮮な状態に見えます。 しかし、雌株では卵細胞が受精してカリプトラの中で胞子体として育っているこの時期に、これから精子 [続きを読む]
  • フデゴケ
  •  小筆の穂先がたくさん並んでいました(上の写真)。 フデゴケ Campylopus umbellatus の和名は、きっと上のような姿に由来しているのだと思います。 葉先は透明な芒になっています。 フデゴケはヤマトフデゴケとよく似ているので、確認のために葉の切片を作ってみました(上の写真)。 下は上の赤い四角で囲った部分を、顕微鏡の倍率を上げて撮ったものです。 中肋の部分は複数の細胞が層を成しています。 この層の中央に大き [続きを読む]
  • コモリグモの一種
  •  コモリグモの名前は、メスが卵や幼虫を腹部で保護するところからですが、活発な徘徊性のクモですから、とてもじゃありませんが、こんな写真は撮れません。 これも10月27日に堺自然ふれあいの森で行われたクモの観察会で捕まえたクモで、アルコールで死んでもらっています。 クモの分類学上の特徴はよく眼の配列に現れますが、この仲間は正面から見ると、眼が3列に並んでいるように見えます。 毒グモとして有名なタランチュラ [続きを読む]
  • シリブカガシの花
  •  写真はシリブカガシ Lithocarpus glaber の花です。 雌花は長く伸びた雌花穂に、雄花は長く伸びた雄花穂にたくさんつきます。 アラカシ、クヌギ、コナラなどの Quercus属のカシ類やナラ類は春に花を咲かせますが、シリブカガシの花は9月の終わりから10月にかけてです。 上は雌花穂の先の部分です。 先端近くの花はまだツボミですが、写真の中央以下の花は咲いていて、それぞれの雌花には円柱形の花柱3個が見えています。 [続きを読む]
  • ヤハズハエトリ(オス)
  •  10月27日に堺自然ふれあいの森でクモの観察会がありましたが、そこで見たヤハズハエトリ Mendoza elongata のオスです。 メスも体形は似ていますが、オスに見られる黒地に白い矢筈模様はメスにはありません。 このクモはアルコールで殺して細部を観察しましたので、毛がまだ濡れています。 [続きを読む]
  • 10月のコツクシサワゴケ
  •  写真は、まだ球形になっていない若い蒴をつけたコツクシサワゴケ Philonotis thwaitesii だと思いますが・・・ あちこちに芽がちぎれたような無性芽がついていました。 いろいろ調べてみたのですが、コツクシサワゴケに無性芽がつくという記載をみつけることはできませんでした。(2018.10.10. 京都府立植物園)◎ 丸くなった蒴をつけた4月のコツクシサワゴケはこちらに載せています。 [続きを読む]