そよかぜ さん プロフィール

  •  
そよかぜさん: そよ風のなかで Part2
ハンドル名そよかぜ さん
ブログタイトルそよ風のなかで Part2
ブログURLhttps://soyokaze2jp.blogspot.jp/
サイト紹介文自宅(大阪府)を中心とした身近な所で、共に暮らす多様な生物の姿を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供226回 / 365日(平均4.3回/週) - 参加 2016/07/28 00:02

そよかぜ さんのブログ記事

  • コフサゴケ
  •  青森県の奥入瀬渓流で見たコフサゴケ Rhytidiadelphus japonicus です(2018.5.31.撮影)。 倒木上で育っていました。 雨で濡れて細部が分かりにくくなっていますが、赤褐色の茎の色がよく目立ちます。 上は、茎葉と枝葉との比較のために、2枚目の写真の一部を拡大したものです。 茎葉は横に広い葉身部から、先が急に細くなり、反り返っています。 枝葉は卵形で凹み、先は急に細くなっています。 奥入瀬渓流は基本的に採集 [続きを読む]
  • ズダヤクシュ
  •  上は青森県の蔦沼めぐり自然探求路で咲いていたズダヤクシュ Tiarella polyphylla です(撮影:2018.5.30.)。 ユキノシタ科の多年草で、花期は6月〜8月です。 おもしろい名前ですが、漢字で書くと喘息薬種で、一部地域で喘息の咳止薬として用いられてきたことによるようです。 上は花を拡大したもので、5裂した花弁のように見えるのはガク片で、細く長いのが花弁です。 オシベは10本です。 上は奥入瀬渓流で咲いていたズ [続きを読む]
  • イヌケゴケ
  •  写真はイヌケゴケ Schwetschkeopsis fabronia でしょう。 このような倍率で写すと、まるでカイヅカイブキですが・・・ 1枚目の写真は乾いた状態で、上の写真は湿った状態ですが、葉が少し広がっているだけで、そんなに変わりません。 上の数字の単位はmmですから、枝の幅は葉を含めて 0.2〜0.4mmです。 やはりカイヅカイブキというよりは、犬の毛の太さですね。 枝は不規則に羽状に分枝しています。 葉はやや扁平について [続きを読む]
  • アシブトコバチ科の一種
  •  自宅に設置した竹筒トラップにアシブトコバチ科( CHALCIDIDAE )の一種が来ていました。 体長は9mmでした。 4〜5頭が飛び回っていましたが、上の写真の1頭は竹筒にこだわり、仲間のハチが近寄ったために飛び立っても、すぐに竹筒に戻ってきます。 アシブトコバチは他の昆虫の幼虫や蛹に内部寄生する寄生バチです。 以下は私の想像ですが、近寄ってきたのはオス、竹筒にこだわっていたのは交尾を終えたメスで、宿主となる [続きを読む]
  • オオシッポゴケ
  •  若い蒴をつけたオオシッポゴケ Dicranum nipponense です。 蒴柄は1茎に1本です。 1枚目の写真が乾いた状態、2枚目が湿った状態で、乾くと葉が少し茎にくっつき気味になっているようですが、そんなに変わらないようです。 葉の長さは5〜7mmほどです。右は少し葉を取り除いて茎が見えるようにしてあるのですが、葉の基部に褐色の仮根があります。 蒴柄の基部は苞葉に包まれています。 上は葉先の背面です。 葉の上部 [続きを読む]
  • エゾハイゴケ
  •  写真はエゾハイゴケ Hypnum lindbergii だと思いますが、下に書く特徴のうち、特に茎の断面の特徴に疑問が残りますので、「?」つきにしておきます。 なお、エゾハイゴケそのものも、ハイゴケ科に分類される他、ヤナギゴケ科のヤリノホゴケ属( Calliergonella )に含める考えもあります。 枝は不規則に少数出ます。 葉はあまり扁平にはついていません。 翼部は明瞭な区画を作っています。 二叉する不明瞭な中肋があります。 [続きを読む]
  • オククルマムグラ
  •  写真はオククルマムグラ Galium trifloriforme だと思います。 近寄れない所に咲いていたので、茎の稜の小さい逆刺の有無などは確認できませんでした。 同じ属のクルマムグラ G. japonicum はとてもよく似ているのですが、保育社の図鑑によると、茎の中部以上の葉は披針形で、基は広く先は細まるとありますので、上の写真にはあてはまりません。(2018.5.30. 蔦沼めぐり自然研究路) [続きを読む]
  • マルミノヒガサタケ
  •  写真はマルミノヒガサタケ Leucocopurinus subglobisporus だと思います。 傘の中央部は淡赤茶色です。 枯葉や木材チップを積み上げてあった所で発生し、束生に近い群生でした。 傘を拡大してみてみると、上の写真の右上のように、溝線のある白色の地に暗赤褐色の細鱗片をつけています。 ひだは白く、柄に離生しています(上の写真の左下)。 つばは輪状です。 傘の肉もひだも白く、両者の境は注意して見なければなりません [続きを読む]
  • ヤマドリゼンマイ
  •  青森県の蔦沼にあったヤマドリゼンマイ Osmunda cinnamomea です(撮影:2018.5.30.)。 茶色く伸びているのは胞子葉で、その周囲を取り囲むように栄養葉があります。 ヤマドリゼンマイは、よく上の写真のような根元が水に浸かっている状態であるとか湿地などでよく見かけますが、水を好むというよりは、陽光を好むように思います。 栄養葉の形はゼンマイと大きく異なりますが、じつは同じ属で、ゼンマイ同様、食べることも可能 [続きを読む]
  • フロウソウ
  •  沼のほとりに咲いていたフロウソウ Climacium dendroides です。 フロウソウは湿った場所ではよく枝分かれすることもあるですが、少し植物体の形が不自然で、どうやら二次茎の先が失われているようです。 フロウソウは前にも載せていますが(こちら)、今回は同属のコウヤノマンネングサとの比較に重点を置いて調べてみました。 上は1枚目のすぐ近くにあった、フロウソウの大きな群落です。 雨後でよく分かりませんが、乾き気 [続きを読む]
  • コウヤノマンネングサ
  •  この記事は、Part1の 2013.5.24.からの引っ越しに一部加筆修正を加え、後半に葉の顕微鏡観察の結果などを加えたものです。-------------------------------------------------------------------------------- コウヤノマンネングサ Climacium japonicum はコウヤノマンネンゴケやコウヤノマンネンソウと呼ばれることもあります。 山地の林内に生える大型のコケで、高さは5〜10cmほどにもなります。 一次茎は地上を這って時 [続きを読む]
  • 胞子体をつけたケチョウチンゴケ
  •  上の写真のコケ、葉に細かい粒がたくさんついているように見えますが、細かい水滴が光を反射しているためです。 チョウチンゴケ科とはすぐに分かりますが、種名の同定までは自信が持てず、持ち帰って調べてみると、ケチョウチンゴケ Rhizomnium tuomikoskii でした。 ケチョウチンゴケは私の家の近くにも大きな群落があり、これまでに1月と8月の様子を載せていますが、いずれも葉の上に仮根や無性芽がある状態で、上の写真の [続きを読む]
  • 菌類に侵されたエゾハルゼミ
  •  青森県の蔦温泉や奥入瀬にいた5月30日から6月1日の3日間、あちこちでエゾハルゼミの声が聴かれました。 写真を撮りたいと思うのですが、きこえる声は高い所からで、なかなか姿を確認できません。 ところが、最終日に樹幹のコケを観察していたところ・・・ 地上から 1.5mほどの所にエゾハルゼミがいました(上の写真)。 しかし、近寄っても逃げず、あちこちの脚の節間に黄色い小さな塊がくっついています。 体に触れると [続きを読む]
  • クサゴケ
  •  写真はクサゴケ Callicladium haldanianum でしょう(撮影:2018.6.1.)。 蔦沼めぐり自然研究路でも奥入瀬渓流でも、木製の橋の欄干で、たくさんの胞子体をつけていました。 蒴柄は2〜3cmもあり、よく目立ちます。 分布は北海道〜四国ということですから、少し涼しい所が好みのようです。 這っている茎から不規則に枝を出します。 葉はやや丸くついています。 枝は葉を含めて幅約1mm、枝葉の長さは 1.5〜2mmで、多くの [続きを読む]
  • コベソマイマイ
  •  上はキノコ(ミヤマベニイグチ?)を齧るコベソマイマイ Satsuma myomphala です。 関東地方西部以西に分布する森林・地上性のカタツムリで、軟体部背面は淡褐色をしています。 比較的大型のカタツムリで、成貝の螺塔は6層を超えます。 殻は薄質です。 属名は「薩摩」に由来していますが、種小名 myomphala は myo(閉じる、覆い隠す)+Omphalos(へそ) で、成貝の臍孔が滑層に覆われて閉じてしまうことが多いことに由来します [続きを読む]
  • トウヨウチョウチンゴケ
  •  写真はトウヨウチョウチンゴケ Mnium orientale でしょう。 和名も種小名も東洋を代表するような名前ですが、このような名前になったのは以下のような経緯からのようです。 このコケは従来ヨーロッパに産する M. hornum と同種であるとして扱われてきましたが、研究の結果、別種であることが分かり、上記のような名前になったようです。 ですから、保育社の原色図鑑では、 M. hornum(オオヤマチョウチンゴケ)として載せられて [続きを読む]
  • コバノエゾシノブゴケ
  •  湿地に生えていたコケ、2枚目の写真の上 1/3は水面です。 雰囲気的にはシノブゴケの仲間のようですが・・・ このような踏むと水がしみ出てくるような場所に生えられるシノブゴケ科は限られているはずですが、雨の後で濡れていることもあってよく分かりません。 少し持ち帰って以下のように色々調べてみると、コバノエゾシノブゴケ Thuidium recognitum var. delicatulum のようでした。 絡み合っている植物体をほぐしてみる [続きを読む]
  • コチョウチンゴケ
  •  写真はコチョウチンゴケ Mnium heterophyllum でしょう。 雨の後の地上に群落を形成していましたが、上を覆う木の葉が雨をしのいでいたのか、乾いて巻縮しています。 湿らせると上のようになりました。 葉はそんなに多くなく、葉の長さも様々ですが、2〜3mmのものが多いようです。 葉形もいろいろで、茎の上部の葉はもう少しスマートなものが多いようですが、いずれにしても葉の幅の最も広い所は葉の中央部です。 葉の上 [続きを読む]
  • ヒナイトゴケ
  •  写真はヒナイトゴケ Forsstroemia japonica でしょう。 乾いている状態で、葉は茎に接しています。 蒴柄は短く、蒴は枝の間に見え隠れしています。 一次茎は細くて這い、そこから立ち上がった二次茎は密に羽状に分枝しています。 上は湿った状態です。 一滴の水で瞬時に上のような状態になりました。 長さの揃った枝が密に出ている様は、まさに「羽状」です。 蒴柄の長さは2mmほどです。 上は枝葉です。 平凡社の図鑑 [続きを読む]
  • カギヤスデゴケ
  •  樹幹に育つカラフトキンモウゴケを撮り(上の写真)、少し持ち帰ったところ、カギヤスデゴケが混じっていました。 上の写真の赤い円で囲った所にもカギヤスデゴケが写っていますが、気がついていないので、もちろんピントは合っていません。 写真は青森県の紅葉で知られている蔦沼近くの標高 460m付近で撮ったものですが(2018.5.30.撮影)、カギヤスデゴケ Frullania hamatiloba の分布は、平凡社の図鑑では北海道〜九州の落葉樹 [続きを読む]
  • アオモリサナダゴケ
  •  上の写真にはいろんなコケが写っていますが、いちばん大きな面積を占めているのはアオモリサナダゴケ Taxiphyllum aomoriense でしょう。 雨に濡れていることもありますが、光沢があります。 腐木上に育っていました。 分布は北海道〜九州ですが、東北地方でよく見られるようです。 葉は密に重なり、扁平になっています。 枝の幅は葉を含めて 1.5〜2mmです。 上は腹面から撮っています。 葉先が急に細くなっている葉も多 [続きを読む]
  • コヨウラクツツジ
  •  写真はコヨウラクツツジ Menziesia pentandra です。 全国の冷温帯〜亜寒帯の林内や岩地に分布します。 写真のものは蔦沼のほとりに咲いていました(2018.5.30.)。◎ コヨウラクツツジはこちらにも載せています。 [続きを読む]
  • オシダ
  •  上は奥入瀬渓流で撮ったオシダを中心とした林床の様子です(2018.5.31.撮影)。 オシダ Dryopteris crassirhizoma はブナ林域を中心に分布する夏緑性のシダです。 しかしブナ林の林床はササに覆われることが多く、オシダは、地下茎を伸ばすササの生育しにくい礫を多く含むような場所によく見られます。 オシダの分布は、北海道から九州までの日本全国で見られますが、そもそもブナ帯の少ない西日本や四国では比較的稀になり、九 [続きを読む]
  • オオギボウシゴケモドキ
  •  写真はオオギボウシゴケモドキ Anomodon giraldii でしょう。 樹幹にマット状の大きな群落を作っていました。 樹幹を這う一次茎から出た二次茎は、中〜上部で多くの枝を出し、全体が樹状になっています。 上は乾いた状態で、葉は覆瓦状に枝に接しています。 上は湿った状態です。 葉の長さは2mm前後のものが多いようです。 葉は卵形で、中肋は葉先近くに達しています。 葉の先は漸尖して鋭頭、基部の両側は細く下延して [続きを読む]