そよかぜ さん プロフィール

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そよかぜさん: そよ風のなかで Part2
ハンドル名そよかぜ さん
ブログタイトルそよ風のなかで Part2
ブログURLhttps://soyokaze2jp.blogspot.jp/
サイト紹介文自宅(大阪府)を中心とした身近な所で、共に暮らす多様な生物の姿を紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供142回 / 365日(平均2.7回/週) - 参加 2016/07/28 00:02

そよかぜ さんのブログ記事

  • 山のコモチイトゴケと町のコモチイトゴケ
  •  従来コモチイトゴケ Pylaisiadelpha tenuirostris とされていたコケは町の中でもよく見られる普通種ですが、これとよく似たコケにケカガミゴケ Brotherella yokohamae があります。 この2種のコケは、上に書いた学名では別属になっていますが、これまで同種とする見解や、別種だが同属だとする見解がありました(こちら:蘚苔類研究 8(8),2004)。 例えば平凡社の図鑑の編者である岩槻博士は両者を同種とされていたので、平凡社 [続きを読む]
  • ホソべリミズゴケ
  •  写真はホソべリミズゴケ Sphagnum junghuhnianum ssp. pseudomolle です。 水の沁み出る斜面と山道との境にありました。 日本で見られるミズゴケの仲間は、そのほとんどが北方系ですが、本種は日本では稀な南方系のミズゴケです。 ミズゴケの仲間には、茎から横に伸びる開出枝と、茎に沿って下に伸びる下垂枝の、2種類の枝があります(上の写真)。 1枚目の写真で写っているのはほとんど開出枝です。 上は開出枝です。 開 [続きを読む]
  • ベニスズメの幼虫
  •  上はベニスズメ Deilephila elpenor の幼虫です。 チョウジタデ Ludwigia epilobioides を食べていました。(2017.9.26. 堺自然ふれあいの森) なお、チョウジタデは名前に「タデ」とついていますが、タデ科ではなくアカバナ科です。 ベニスズメの幼虫の食餌植物としては、アカバナ科以外にも、ホウセンカなどのリフネソウ科、ミソハギ(ミソハギ科)など、草本を中心にいろんな科の植物を食べているようです。 ベニスズメの [続きを読む]
  • モエギコミミゴケ
  •  茎が長く徒長し垂れ下がっている写真のコケ、M氏に同定していただいた結果はモエギコミミゴケ Lejeunea pallide-virens でした。 なお、モエギコミミゴケは平凡社の図鑑では検索表には載せられていますが、種別の記載はありません。 写真は群落のほんの一部で、岩上に明るい緑色の大きな群落を形成していました。 上は背面から撮っています。 背片はゆるく重なり、裏に腹片のある部分が膨れて張り出している葉が多く見られ [続きを読む]
  • ホウオウゴケ
  •  写真はホウオウゴケ科のホウオウゴケ Fissidens nobilis です。 渓流近くの湿った岩上に群落を作っていました。 水の滴る場所で、葉が濡れています。 胞子体は古いものしか残っていませんでした。 葉の上部の葉縁には大きな不規則な歯牙があります。 中肋は葉先近くに届いています。 葉縁が暗く縁取られていますが、これは葉の全周にわたっています。このことを示すために、下に上翼と腹翼が接する部分を載せておきます。 [続きを読む]
  • オオスミヤスデゴケ
  •  マメヅタに混じって育つ苔、腹面を見ると・・・ 腹片は袋状、腹葉は顕著で、ヤスデゴケ属です。 平凡社の図鑑の検索表をたどっていくとカゴシマヤスデゴケに落ちそうなのですが、苔類に詳しいM氏によると、オオスミヤスデゴケ Frullania osumiensis だろうということです。 両者は腹葉の切れ込みが浅いなど、互いによく似てはいるのですが、上の写真の腹葉に張り出している部分があります。 カゴシマの腹葉はほとんどの場合 [続きを読む]
  • マルボシヒラタヤドリバエ
  •  上はマルボシヒラタヤドリバエ Gymnosoma rotundata(別名 マルボシヒラタハナバエ)のオスです。 イタドリの花の蜜を吸いに来ていました。 和名のとおりの寄生バエで、幼虫はシラホシカメムシ類や、チャバネアオカメムシなどの果樹に害を及ぼすカメムシ類に寄生します。 上はメスです。 オスの胸部背面は前半が黄金色ですが、メスの胸部背面は肩部を除いて黒一色です。 上もメスです。 ピントがあまいのですが、体の掃除 [続きを読む]
  • ジャバウルシゴケ
  •  上は、表面が濡れていて、フラッシュの光が反射してしまい、いい写真ではありませんが、ジャバウルシゴケ Jubula hutchinsiae ssp. javanica のようです。 岩にぴったりくっついていたので、岩から剥がす時にかなり傷めてしまいましたが、上は腹面から腹片にピントを合わせて撮っています。 背片は先端が尖っています。 腹葉は深く2裂し、この腹葉と紛らわしいのですが、小さな細い三角形の腹葉があります。 上は顕微鏡で撮 [続きを読む]
  • シゲリゴケ
  •  上はマメヅタの葉についているシゲリゴケ Cheilolejeunea imbricata です。 これでも葉上苔類としては大型の方になるでしょう。 上は1枚目の写真のシゲリゴケをマメヅタから剥がし、腹面(マメヅタにくっついていた側)から撮ったもので、背片、腹片、腹葉が確認できます。 背片は卵形です。 腹片は背片のほぼ1/2の長さで、矩形です。 ゴミの少ない新しく伸びた所を撮っていますので、下に書く腹片の歯牙は明瞭にはなってい [続きを読む]
  • ヒメウルシゴケを TG-5 で(深度合成など)
  •  ヒメウルシゴケ Jubula japonica の腹面のような複雑さになってくると、深度合成する意義も大きくなってくるのですが、これがなかなか難しい。 前回は水が多くてテカテカ光ってしまいましたが、水分を拭き取ると、どんどん丸く変形してきます。 深度合成は撮影中に被写体が動くとできないので、変形しないように運を天に任せるしかありません。 今回は前回よりは少しはうまく撮れたかと思ったのですが、ゴミが多すぎました・ [続きを読む]
  • ハスモンヨトウ
  •  幼虫が食葉性の農業害虫として名高いハスモンヨトウ Spodoptera litura です。  名前の「斜紋」は成虫の体の模様からですが、「夜盗」の名前のように、日中土の中に潜んでいた幼虫は、主に夜間に地上に出てきてさまざまな種類の作物に被害を与えます。(2017.9.5. 堺市南区槇塚台) [続きを読む]
  • ヒノキゴケの葉の断面
  •  上は雨あがりのヒノキゴケ Pyrrhobryum dozyanum で、葉をおもいっきり伸ばしています。 ヒノキゴケは前にも載せていますので(こちら)、今回は葉を中心に観察してみました。 上は葉を背面から撮った顕微鏡写真です。 葉の基部を除き、葉縁には対になった歯があり、中肋の背面にも歯が並びます。 葉縁の歯と中肋の歯の両方にピントを合わせることは難しく、上の写真は中肋の歯にピントを合わせていますが、葉縁の対になった歯 [続きを読む]
  • ヒデリコ
  •  写真はヒデリコ Fimbristylis miliacea です。 花茎は先で何度も枝分かれし、たくさんの小穂をつけます。 和名は「日照り子」で、夏の日照りでも元気なところからと言われていますが、湿った所に生える植物ですから、水があれば暑さに負けないのも納得できます。 上は小穂の拡大で、紅色で3裂した柱頭が鱗片の隙間から出ています。 小穂の先から出ている白いものは葯の取れた花糸ではないかと思うのですが、間違っているか [続きを読む]
  • コモチイトゴケの無性芽
  •  枯れたソメイヨシノの幹をヒロハツヤゴケやコモチイトゴケなどが覆っています。 下は上の赤い四角の部分を拡大したものです。 今回は上のピントの合っているコモチイトゴケ Pylaisiadelpha tenuirostris に注目しました。 下はこのコモチイトゴケをさらに拡大したものです。 コケの場合は、拡大率を変えるとイメージが変わる場合がよくあるので、今回は3段階で撮ってみました。 和名の意味は「子持ち糸苔」で、糸のように [続きを読む]
  • クストガリキジラミの幼虫を TG-5 で
  •  オリンパスの TG-5 を購入しました。 どれくらい美しく大きく撮れるのか、クスノキの葉の裏についていたクストガリキジラミ Trioza camphorae の幼虫を撮ってみました。 上がその写真です。 TG-5 に FD-1 をつけ、葉が波打っていたのでほんの少しカメラを浮かせていますが、ほぼ密着させて撮った写真をトリミングし、ピクセル等倍で切り出しています。 つまり、TG-5 で大きく撮れるほぼ限界の写真です。 TG-5 は TG-4 と同 [続きを読む]
  • クサギカメムシの幼虫
  •  上はクサギカメムシ Halyomorpha halys の1齢幼虫だと思います。 クスノキの葉の裏についていました。 クサギカメムシの1齢幼虫は、孵化後ほとんど動かずに集団で過ごし、2齢になって数日後に分散しはじめるようです。 上の集団も、葉に手を添えて動かしながら、いろんな角度から撮っていたのですが、その間、少し動く個体もいましたが、ほとんどそのままでした。 卵殻にピントを合わせて撮ってみました(上の写真)。 卵 [続きを読む]
  • キスジキヌイトゴケ・コマノキヌイトゴケ
  • キスジキヌイトゴケ Anomodon viticulosus コマノキヌイトゴケ Anomodon thraustus 8月20日に行われた大阪市立自然史博物館の特別行事「標本の名前を調べよう」は同好の者同士の交流の場でもあり、上の2種のコケは、Y氏の標本をお借りして、その場で撮らせていただいたものです。 ですから1枚の葉や葉身細胞などの写真はありません。 この2種は、以前このブログに載せたギボウシゴケモドキと同属でよく似ているばかりか、 [続きを読む]
  • オオモンシロナガカメムシ
  •  堺自然ふれあいの森で、たくさんのオオモンシロナガカメムシ Metochus abbreviatus をみつけました。 落ち葉の積もった地面に少し振動を与えると、表面に出てきて逃げまどうのですが、素早く走り回ってすぐに落ち葉の下に潜り込むので、撮影は容易ではありません。 朽木の樹皮の上などに上がったところを素早く撮影です。 生活環はよく分かりませんが、今回は成虫も観察できたものの、幼虫の方が多く見られました。(以下の成 [続きを読む]
  • オオヒラツボゴケ
  •  このコケも大阪市立自然史博物館の特別行事「標本の名前を調べよう」で教えてもらったコケで、川の縁の岩上に育っていたハイゴケ科のオオヒラツボゴケ Ectropothecium zollingeri です。 上の写真の左上の褐色の部分は落ち葉です。 平凡社の図鑑では「山地のぬれた岩上に多い。」とあるのですが、ネットで検索してみると、いろんなリストには名前が挙げられていますが、写真入りで取り上げている所は見つけられませんでした。 [続きを読む]
  • スギハラクモバチ
  •  スギハラクモバチ Leptodialepis sugiharai がコアシダカグモを運んでいました。 巣の場所を確認しようと追跡していると・・・ コアシダカグモを咥えたままコナラの木を登りはじめました。 高さ5mほどのところで、枝の陰になって数秒ほど姿が見えなくなった後、飛び立つのが見えました(写真記録はできず)。 飛び立った理由は【仮説1】 姿が見えなくなった所に営巣していて、そこにクモを置き、産卵し、次の獲物を求めて [続きを読む]
  • ヤブキリ
  •  写真は藪(やぶ)に棲むキリギリス、ヤブキリ Tettigonia orientalis です。 背面には頭頂から翅の先まで褐色の筋が見られます。 写真はオスで、メスは真っ直ぐに伸びる長い産卵管を持っています(こちら)。 樹上生活で枝から枝へと渡り歩くのに適した長い後脚、獲物を捕らえるのに適した鋭い刺を持つ前脚と中脚、それに活動は夜が中心ですから、長い触角は夜の闇を探るのに役立つのでしょう。(2017.8.22. 堺自然ふれあいの森 [続きを読む]
  • オダカグモ
  •  どうにか手が届く高さの葉の裏に小さなクモがいました。 仔グモは撮っても名前の分からないことが多く、スルーしてしまうことが多いのですが、見ると卵のうを持っています。 成体なら撮っておこうかと手を伸ばして撮ったのが上の写真です。 もう少しよく見ようと枝を下げると、卵のうを置いて逃げてしまいました。 帰宅後に拡大してみると、腹部がなかなかおもしろい形態をしたオダカグモ Chrysso argyrodiformis でした。  [続きを読む]
  • ナミガタタチゴケの葉
  •  ナミガタタチゴケ Atrichum undulatum はスギゴケの仲間で、和名は葉に波状の横しわが見られるところからでしょう。 普通種すぎて、このブログでコケを載せはじめた初期に一度載せたきりで(こちら)、スギゴケ科の特徴である薄板の様子も、葉の断面では載せていませんでした。 そこで今回は葉をもう少し詳しく撮ってみることにしました。 上が葉の断面です。 ナミガタタチゴケの薄板は中肋上に4〜6列あり(上の写真では5列) [続きを読む]
  • アオバハゴロモ
  •  アオバハゴロモ Geisha distinctissima を正面から狙ってみました。 属名になっている「芸者」は芸妓のことでしょうが、このように撮ると、美しい姿よりかわいい顔が印象的です。 少し下から撮ると、食餌中なのか、口吻が見えました。 上は別の日に撮った、ガラスを通しての腹側からの写真で、口吻がよく分かります。 いろいろ撮っていると頭を下げて体を低くしはじめました。 いつでも跳んで逃げられる姿勢でしょう。(201 [続きを読む]