鳥子 さん プロフィール

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鳥子さん: 読書日記(仮)
ハンドル名鳥子 さん
ブログタイトル読書日記(仮)
ブログURLhttp://vogelove.blog.fc2.com/
サイト紹介文文庫化された小説中心です。ミステリ、ファンタジー、時代小説、ラノベと何でも読みます。
自由文本と鳥をこよなく愛しております(*^_^*)
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供96回 / 365日(平均1.8回/週) - 参加 2016/08/04 13:32

鳥子 さんのブログ記事

  • 太宰治の辞書 北村薫
  • 〈円紫さんと私〉シリーズ第6弾。お久しぶりの新刊に胸踊ります。〈私〉も結婚し中学生の子持ち。相変わらず出版社のお仕事を続けておられます。さて、お子様が5歳のときの手紙がございまして、「お母さんへ いつもおしごとしてくれてありがとう でもいいかけん 会社をやめてほしいです。 やめられないばあいは なるべくちかいあいだにやめてくださ     い。」無垢で母親への愛情に溢れたお手紙ではありますが、これは [続きを読む]
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 祝福のペリドット 辻村七子
  • シリーズ第5弾。ついに出で来る宝石の名前が聞いたことのないものばかりとなりました(笑)サードニクスというのが赤いオニキス、瑪瑙のことらしいですけどね。読み終わったあといつもひと通り画像検索してみるのですが、アンダリュサイトがとてもキレイでした!しかしながら、どんな石か私の語彙力・表現力ではうまく言い表せません。正義はステンドグラスみたいと言ってます。リチャードと正義がイギリスから帰国し落ち着きを取 [続きを読む]
  • まほろ駅前狂騒曲 三浦しをん
  • シリーズ3巻目にして最終巻。結構な厚みです。まほろ市出身、バツイチの多田は便利屋を営んでおります。同じくまほろ市出身、バツイチ、イケメン。奇妙?奇天烈?破天荒?ボキャブラリーが貧困な私には一言でなんと言ったら良いか分かりませんが、凡な私が傍から見てたら「ぎゃーっ!?」と叫びたくなるような言動をする行天。彼が多田の事務所に転がり込んでから2年が経ちました。まほろ市にて「家庭と健康食品協会」略してHHFAなる [続きを読む]
  • ただいまの神様 鈴森丹子
  • 『満願』にて沈んだ心を癒やすため、モフモフ神様たちに会いにやってまいりました。最終巻の3巻目を読んでしまってからの、2巻目名古屋編です。大学を中退してまで就職した会社をリストラされてしまった結。姉の絵麻を頼って名古屋へとやって来ます。姉の恋人と思われる彼女の上司崇司はとにかくチャラい。心配になった結は崇司を見かけるたびに後をつけます。自他共に認めるストーカーの誕生です。結は不思議ちゃんで、ことあるご [続きを読む]
  • 満願 米澤穂信
  • 人間の闇の部分をあぶり出す短編集。沈んだ気分のときに読むと、さらにずぶずぶ沈んでいくのでお気をつけください。短刀を持った男を射殺し、男に刺され殉職した若き警官。この事件の隠れた真実をあぶり出す「夜警」失踪した恋人を追ってやって来た山の中の宿は何と自殺の名所で有名だった。客の自殺を止めることができるのか?「死人宿」生活力はないが、やたらと女を魅了する男がいた。彼の妻と娘たちの愛憎劇「柘榴」資源開発の [続きを読む]
  • 京都の甘味処は神様専用です 桑野和明
  • タイトルにちょっと違和感を感じてしまうのは私だけでありましょうか?京都には人間なんぞに菓子を出す店はない、と言われているような気が…。たぶん気のせいですよね。気のせいだと思いたい。表紙のイラスト通り、可愛らしいお話であります。京都にある甘露堂の店内は、人間用と神様用で別れています。(神様専用じゃないんかい!とまたツッコミたくなりますけどスルーします)甘露堂で働いていると神様の御加護を受けられるそう [続きを読む]
  • わが家は祇園の拝み屋さん6 望月麻衣
  • 今回、何と澪人が審神者に選ばれます!って、審神者とは何でしょう?審神者とは神様の言葉を人に伝える人たちのことを言うようですが、『拝み屋さん』では陰陽師たちを取り仕切る人たちのことです。霊力が強いだけでなく、公正な人でなくてはならぬのです。分家筋の人がなることはまずないのですが、分家の澪人が選ばれもうお家の方々は大騒ぎ。オールナイトでお祝いです。さて陰陽師の方々は陰陽寮に属しているのですが、澪人が審 [続きを読む]
  • 京都寺町三条のホームズ8 望月麻衣
  • 清貴くんは院を卒業し、葵ちゃんは大学生に。2人の新生活はどんなものかと思っていたら、井戸の中の蛙ではいかんと、オーナー命令で何と清貴くんは修行の旅へ。最長3ヶ月間、いろんなところで働くことに。何でも卒なくこなす清貴くんはどこへいっても優秀です。期待を裏切らない働きっぷり。美術館の学芸員、秘書、そしてメトロポリタン美術館のキュレーターのアシスタントとこなしていくうちに、いつの間にやら年が明けておりま [続きを読む]
  • 明治・妖モダン 畠中恵
  • 元号が明治に変わって20年。銀座にはアーク灯が夜陰を照らし、煉瓦造りの堅牢な建物が並ぶようになりました。ですが一歩通りを奥へ入れば、そこには江戸と同じ町並み。夜に外を歩くには提灯が必要なのであります。そんな煉瓦街の一角に掘っ立て小屋が立っておりました。そこは何って、銀座界隈の治安を守る巡査の待機場所、つまり派出所であります。巡査の原田と滝が詐欺師とかっぱらいの少年相手に、牛鍋屋百木屋で起きた事件を [続きを読む]
  • 神様の御用人7 浅葉なつ
  • ついに来ました!日本一有名といっても過言ではない、3姉弟の登場であります。今回は月読命の御用をきくことになった良彦ですが、これがまた前途多難。彼の願いで須佐之男命の欲しいものを探るものの、早々にバレて「不要」と突っぱねられてしまうのです。そこでちょっと願いの方向性を変えて月読命の荒魂を探すことに。荒魂を失った月読命は覇気が無く、記憶は1日でリセットされてしまう状態なのです。何やら体調もあまり良くな [続きを読む]
  • 崩れる脳を抱きしめて 知念実希人
  • 終末期医療を題材にした恋愛小説でございます。広島から横浜の葉山の岬病院へ研修にやってきた碓氷はユカリさんと出会います。葉山の岬病院は超高級ホテルのような療養型病院で、ユカリさんは一番高い病室に入院しています。彼女は祖父母の遺産を相続して、ものすっごい資産をお持ちとのこと。彼女の病はグリオブラストーマ、悪性脳腫瘍です。余命宣告をされております。さらにとある原因で外出ができない状態で、毎日病室に閉じこ [続きを読む]
  • うちの執事に願ったならば2 高里椎奈
  • シリーズ第11 弾。美術館への実習見学に行くことになった花穎。そこで絵のすり替えが起こる「月に願いを」ヴォルコフ家での晩餐会で事件発生?天照ホールディングス生天目会長を皮切りに多くの人が倒れる「魔女の行方」烏丸家の従者兼使用人頭の峻が、真夜中の屋敷で聞いた謎の足音の正体とは?「キャットウォークの謎」ヴォルコフ家の依頼で生天目家の美術品の鑑定を手伝うことになった花穎。現場で一枚の絵が破壊され、その犯人 [続きを読む]
  • ハケンアニメ 辻村深月
  • 「ハケンアニメ」と言われて「派遣アニメ」と漢字変換する方結構いると思います。私もそうでありました。実は違って漢字変換すると「覇権アニメ」となります。1クール、あるいは年間でDVDなどの映像ソフトが一番売れたアニメを「覇権アニメ」というのだそうです。およそ3部構成になっておりまして、それぞれアニメに関わる3人の女性が主人公になっております。まずはスタジオえっじの有科香屋子プロデューサー。9年前伝説の [続きを読む]
  • 神の時空 前紀 女神の功罪 高田崇史
  • 本編よりおよそ8年前の話になります。都内で立て続けに発見された獣に噛み殺された2つの遺体。なんと2人ともアカデミズムの異端児と呼ばれる潮田教授の研究室に所属しておりました。しかも潮田のもとには「神功皇后に手を出すな」という脅迫状が…。潮田の研究室で助手をしている遼子は脅迫状のことが気になり、後輩の範夫と神功皇后について調査を始めます。そこに現れるのは可憐な女子高生。彼女の名は大磯笛子。本編で辻曲兄 [続きを読む]
  • さよならの神様 鈴森丹子
  • またもや続きが出たので、積読本から引っ張り出したと思ったら、間違えて最新刊を読んでしまいました!!いつ入れ違えてしまったのでしょう…。気づいたのが遅かったので最後まで読んでしまいました(笑)最初に神様が1匹増えてるなあ、と思ったときに気づけよって話です。さて可愛い神様たちがご縁を結ぶこのシリーズ、今回の舞台は福岡です。前の巻は名古屋だったとか。神様たちは結構アグレッシブに日本全国を渡り歩いているよ [続きを読む]
  • 水族館の殺人 青崎有吾
  • シリーズ第2弾。またまた続巻が出てしまい慌てて積読本から発掘してまいりました。前に読むのが楽しみとか書いていながら半年も経っちゃいましたよ。さあ、夏休みです!柚乃は部活で青春の汗を流し、裏染は16度に冷やされた「百人一首研究会」の部室で惰眠を貪っております。そして裏染の幼馴染、香織が部長を務める新聞部は、地元民に密かに人気の横浜丸美水族館にいざ取材。当然起きます殺人事件。このタイトルでなにもなかっ [続きを読む]
  • 夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦
  • 『金曜日の本屋さん』を読んで再読したくなり、本棚を漁りました。好奇心旺盛・お酒大好きな黒髪の乙女と、青春をこじらせまくっている先輩、さらに2人を取り巻くオモチロオカチイ人たちのお話です。このお話を読んで「京都に行きたいっ!」と思った人はどんなにたくさんいることか。だって私の周りだけでも何人かいますもの。京都の人気上昇に、森見さんほど貢献している作家さんがいますでしょうか。ありがたや、ありがたや。こ [続きを読む]
  • 大江戸妖怪かわら版6 魔狼、月に吠える 香月日輪
  • こちらも続きが出てしまったので積読本から引っ張り出してきました。シリーズ第6弾。鬼首のかわら版屋で働く雀は、妖怪の世界大江戸で唯一の人間。現代世界から落っこちて来たところを鬼火の旦那に助けられたのであります。妖怪たちにはいつものことでも人間の雀にはとても珍しいもの。人間視点の雀のかわら版は結構人気なのですよ。さて今回は妖怪たちも大興奮、大欧州から船がやってきます。前回世話になった修繕屋も大浪速から [続きを読む]
  • 金曜日の本屋さん 夏とサイダー 名取佐和子
  • 続きが発売になったので、取り急ぎ積読本から引っ張り出してきました。金曜堂スタッフ槇乃、ヤス、栖川が野原高校時代参加していた読書同好会。その会にはもうひとりまだあまり語られていないメンバーがいました。ジンと呼ばれるそのメンバーの謎が今回明かされます。きっかけは、顧問だった音羽先生が野原高校に戻ってきたこと。ジンの人柄や卒業後どうなったのかがわかるのですが、思いのほかハードでございました。そしてご婦人 [続きを読む]
  • かたづの! 中島京子
  • 江戸時代唯一の女大名八戸祢々のお話でございます。彼女のそばにずっといた「かたづの」によって語られます。はてこの「かたづの」とは何ぞや?漢字で書くと「片角」 元は一本角の雄の羚羊です。祢々が若い頃出会い城に通うようになった彼は、寿命で死んだあとは角を切り取られ、祢々のお守りとなりました。角だけになってからは不思議な力が備わり、いろんな噂が聞こえるように。それもかなり遠くものも聞こえるので、語り手とし [続きを読む]
  • アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎
  • 20年をかけて登場人物たちの関係が交錯する連作短編集です。リサーチ会社で働く佐藤が、友人の織田夫婦の家で出会いについて語らう「アイネクライネ」美容師の美奈子が、常連客板橋香澄の策略で彼女の弟と電話でやりとりすることになる「ライトヘビー」妻と子供に出て行かれた藤間が、免許の更新のときに会う女性を思う「ドクメンタ」高校生の久留米和人と織田美緒が駐輪場で犯人探しをする話と、若い男女が出会ってから別れるま [続きを読む]
  • 京都あやかし絵師の癒し帖 八谷紬
  • 京都の某芸術大学に通い始めた椿(♂)は、同じコースの紫苑(♂)の存在を知ります。紫苑は超美形でありながら全身黒ずくめ、さらに「俺に近寄るな」オーラを体全体から発していたため、椿は彼と関わることはないと思っておりました。ですが、これで関わらなかったらお話が終わってしまいます。なんと椿は紫苑に怪我をさせてしまうのです。しかも利き腕。ホントに全く椿は悪くないのですが、紫苑の代理で絵を描くことに。紫苑は変 [続きを読む]
  • 荒神 宮部みゆき
  • 東北の山間に住む人々が人食いの怪物と対峙するお話です。『泣き童子』に出てきた「まぐる笛」を思い出します。爬虫類が苦手な方は要注意。将軍徳川綱吉の頃、今でいう福島県のあたりに香山藩と永津野藩という小藩がございました。この二つの藩、今までにいろいろとありまして非常に仲が悪い…。曽谷弾正という男が永津野の殿様の側近になってからは、さらに関係が悪化しておりました。香山の北部、すなわち永津野寄りのところに仁 [続きを読む]
  • 遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢 桑原水菜
  • シリーズ第7弾。待ちに待った解決編です。「チュンニョルワンの剣」と目されていた無量が発掘した剣。実はこの剣が○○○○であったことが判明します!剣を奪ったバロン・モールはオークションへの出品を企てます。オークションの阻止と、捕まっている黒木の元恋人エイミの救出のため、無量たち潜水士チームは一丸となって発掘に臨むことに。がしかし、そこには内通者の影が…。最後までドキドキハラハラの展開でございました。ド [続きを読む]
  • 弥栄の烏 阿部智里
  • 前巻「玉依姫」の八咫烏Sideのお話です。冒頭、山内を大地震が襲います。そして神域から現れた大猿に導かれた奈月彦は、人を喰らっている山神と対面。彼に使えることとなるのです。八咫烏にとって山神は信仰の対象であっても、実在は信じられてはおりませんでした。こうなってしまったのには、奈月彦が歴代金烏の記憶を持っていないことと関係があるのですが…。当初の山神は姿は醜く、性格の荒れようも凄まじくて怒らせると烏側に [続きを読む]