ぜんまい さん プロフィール

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ぜんまいさん: This book!!
ハンドル名ぜんまい さん
ブログタイトルThis book!!
ブログURLhttp://zenmai-book.blogspot.jp/
サイト紹介文ジャンルフリーの書評ブログです。様々な本を読み、あらすじ、感想、学んだこと等をつづります。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供0回 / 365日(平均0.0回/週) - 参加 2016/08/09 06:08

ぜんまい さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • ノンフィクション 『天才』 石原慎太郎
  • 元都知事・石原慎太郎の作品「天才」=田中角栄 です。第一印象 『文字デカっ!』本作も色々と話題になりましたね〜。金スマでSMAP・中居くんに失礼な発言をしたとか……売上もすごい。発売から結構経つけど、書店ではいまだに良〜い場所に並べられています。本作は、田中角栄の一人称で、語るようにするするするーっと書かれています。私はp.180の田中角栄が倒れるシーン以降が良かったです。著者には知り得ない感覚的なことま [続きを読む]
  • 小説 『走れメロス』 太宰治
  • 誰もが知っている有名な小説ですね。本作は、1940年に太宰治が31歳で書いた作品です。メロスが自己中で意地悪な王様に激怒するところから始まります。「メロスは激怒した」これは有名な冒頭ですよね。圧巻の瞬発力、という感じ。けれどそれだけじゃない。表現力、でしょうか……だってこの話、「自分が王に捕らわれたけど、友達を人質にして、裏切らずに戻ってきた」ってだけですもんね。読む度、この薄いストーリーに、よくここま [続きを読む]
  • 小説 『檸檬』 梶井基次郎
  • 1925年、梶井基次郎が25歳の時に書いた小説です。日本文学の傑作として有名な本作、不思議な深みを感じますね。。。「THE 純文学」というイメージがありますが、言葉は結構易しい。ごてごてと飾り立てたキザな文章表現ではなく、物語の本質で勝負!といった印象。檸檬(レモン)について執拗に表現しているのが目立つ。レモンについてだけで原稿用紙2.5枚分くらい書いてます!!「えたいの知れない不吉な塊が私の心を始終圧えつけ [続きを読む]
  • 小説 『蜜柑』 芥川龍之介
  • 本作は芥川龍之介が1919年、27歳の時に書いた作品です。≪あらすじ≫暗い気分で列車に乗ったら、3等の切符しかもっていない下品な女の子が2等客車(グリーン席)の自分の目の前に座った!イライラしてると、トンネルに入ったところでその女の子が窓を開けた!真っ黒な煙がもくもく入ってくる!私ゲホゲホ……。ブチギレそうな時、女の子は、踏切のあたりで手を振っていた男の子たちに向けて、バラバラと蜜柑を投げる。そのとき、 [続きを読む]
  • 実用書 「頭がいい人の文章の書き方」 小泉十三と日本語倶楽部
  • 出版社の入社試験などを担当した経験のある著者が、読みやすい文章で「文章」を説明しています。赤と黒の二色刷りで、イラストもちょこちょこはさんであって、見やすいです。プロローグ+6章、という構成。プロローグ――文章ほど頭の良し悪しが表れるものはない1章――書く前の仕組みで大きな差をつけるヒント  ⇒テーマの選び方から、テーマによって違うアドバイスまで。2章――読み手の興味をくすぐる話の組み立て方  ⇒ [続きを読む]
  • 小説 『山月記』 中島敦
  • 1943年、中島敦が33歳の時に書いた作品です。≪あらすじ≫舞台は唐の時代。李徴(りちょう)という秀才が、身分に満足できずに役人を辞職。詩人を目指すもののうまくいかず、結局、小役人になってしまう。あるとき、出張中に発狂した李徴は山へと消えてしまう。。。翌年、旧友の袁惨(えんさん)が、山で虎に襲われる。袁惨は無事だったが、驚くことにその虎の正体はなんと李徴だった!……。ポイントとされるのは、李徴が虎になっ [続きを読む]
  • 哲学 『生きて死ぬ智慧』 柳澤桂子
  • 心訳 般若心経瀬戸内寂聴さん、養老孟司さん推薦!般若心経を科学的解釈で美しい現代語に(本の帯より引用)「宗教」って思うと、掴みどころのない精神論みたいなことばかりできっと難しいんだろう、と敬遠しがちですが、著者が生命科学者ということで読んでみました。著者は柳澤桂子さん。彼女は生命科学者でもあり、さらには大変な病気の経験もあるため、その言葉には説得力があります。「お釈迦様のきづかれたことは科学的にも [続きを読む]
  • 小説 『スクラップ・アンド・ビルド』 羽田圭介
  • ご存じ、羽田圭介さんの芥川賞受賞作です。又吉直樹さんの『火花』とともに、2015年7月、第153回芥川賞をとりました〜★彼の作品の面白いところは、『論理的な文章』だと思います。たとえば、、、逆説的な表現があって、「いやいや羽田さーん、それは違うって!」と思いながら読んでいても、ほんの数行のうちに、ハッとする。「なっなるほど!!」「確かに!」と納得させられてしまうんです。内容がすごく極端なことでも、妙に説得 [続きを読む]
  • 小説 『桜の森の満開の下』 坂口安吾
  • うーむ。複雑ですな。分かりそうで分かってない気がする……村上春樹さんの小説を読んだ時の感じみたい。これは坂口安吾が1947年、40歳の時に書いた作品です。私は審美社で出版している絵本で読みました。画家、福田庄助氏の絵が、なんか不思議〜な感じで、もやもやしていい感じです。物語自体も、「狐につままれる感」が強めなので、イメージはピッタリです。(↓↓あらすじ↓↓)主人公は山奥に住む山賊。この男は、街へ下りてい [続きを読む]
  • 小説 『火花』 又吉直樹
  • ご存じ、ピース又吉さんのデビュー作 『火花』本作は、2015年に第153回芥川賞を受賞しました。TVで見ているだけで、又吉直樹さんが「常人の感覚じゃない」というのは気付いていましたが、桁違いでしたねぇ、才能。アーティスティックなのは髪型だけではないんですね!(←ごめん)私のような素人が褒めてもあれですが……、審査員の方々は、文学の目利きです。そんな方々をうならせるなんて、やっぱり本物なんでしょうね★まず素 [続きを読む]
  • 小説 『永遠とは違う一日』 押切もえ
  • 日本を代表するファッションモデル、押切もえさん♪彼女はナイスバデーなだけじゃなく、色々と才能がおありで。。。2015年には「咲くヨウニ」という絵画で二科展に入選しています!すごいねっ★そして作家業。本作品『永遠とは違う一日』が第29回山本周五郎賞にノミネートされたことで有名になりましたが、実は2013年にも『浅き夢見し』という小説を出版していますので、本作は2作目になります。スーパーモデル、マネージャー、バ [続きを読む]
  • 小説 『ジニのパズル』 崔実(チェシル)
  • 芥川賞受賞ならず、残念でしたねー。でも、本当に素晴らしい作品!本作は、第59回群像新人賞を受賞しました。(『群像』2016年6月号で発表)しかも、選考委員満場一致での受賞だそうです!←珍しいらしい。すごい!(ちょっと、ネタばれ!)主人公・ジニは、在日韓国人。彼女はマイノリティーゆえに、一般的な日本の小学校でも、進学した朝鮮学校でも、いつもちゅうぶらりんな立場に苦しみます。著者も「きっとこんな経験をしたん [続きを読む]
  • 小説 『あすなろ物語』 井上靖
  • 舞台は戦争前後。でも、全然肩ひじ張らずに読めますよ。あらすじ↓↓↓神童として一目置かる存在だった鮎太は、成長と共に少しずつ落ちぶれていき、自分の周りで成功をつかんでいく人間を妬み、嫌うようになります。しかしその人たちの生き様を眺めながら、人は誰しも「あすなろう」なのだ、と気付く。タイトルにもなっている「あすなろ」とは、正しくは「あすなろう」で、漢字では「翌檜」と書きます。これは木の名前で、「あすは [続きを読む]
  • 自己啓発 『感情の整理ができる女は、うまくいく 』 有川真由美
  • これ、もしかするとベストセラーなんじゃないでしょうか。私が最初に読んだのは2011年でした。が、いまだに目立つ場所に置かれて売られているんですよね、@書店。簡単に言うと、、、「感情的になって良いことって一個もないですよ」って話。タイトルからもなんとなく分かるけどね(笑)「上手いこと言ってる!よっ座布団一枚!」って思うようなキザな文章もあったけど、内容としては、確かに納得できることが多かったです。知って [続きを読む]
  • 詩集 『まるむし帳』 さくらももこ
  • さくらももこさんと言えば『ちびまるこちゃん』ですよね、やっぱり。でも、絵日記みたいなものとか、エッセイもたくさん出されていて、すごく面白いんですよー!抱腹絶倒!マジで。そんな中、この『まるむし帳』はなんと、、、詩集です。58作品も載ってます‼(数え間違えてたらごめんなさい。)詩だから、一つひとつの作品は短いけど、各作品に合わせた絵も描かれていて、すごく良いですよ。和みます、あの優しいタッチの絵。私が [続きを読む]
  • 小説 『風の歌を聴け』 村上春樹
  • この小説は、日本が誇る小説家・村上春樹さんのデビュー作で、1979年、第22回群像新人文学賞を受賞しています。1970年の夏が舞台です。若者が酔いつぶれた女の子を介抱して、打ち解けて、でもなんとなーく会わなくなる。――ごめんなさい、私が書くと陳腐になりますね、、、説明できませんが、読んでる時、本当に楽しいですよ。印象は、とにかく、ものすごーく個性的!全体的に、書き方に統一感とかなくて、章ごとにちょっと「なん [続きを読む]
  • 小説 『インストール』 綿矢りさ
  • 綿矢りささんのデビュー作『インストール』は、2001年に第38回文藝賞を受賞した作品です。なんと当時彼女は17歳!!すんごいですね。しかも、多感な〜なんて意味じゃなく、作家としてすごいですよね。なかなかいない表現力!彼女の本を読むときはいつもワクワクします。ありふれた日常も、彼女が描くと鮮やかに見えます。ストーリー(ネタばれ!)大まかにですが、、、主人公「朝子」と、同じマンションに住む小学生「かずよし」が [続きを読む]
  • 小説 『満月――キッチン2』 吉本ばなな
  • これは『キッチン』の続編です。文庫本『キッチン』の中に載っています。登場人物は主人公「みかげ」と「雄一」です。ネタばれ!今度は「雄一」が家族を失います。そう、母(?)「えり子」が突然死んでしまうんです……。実は「えり子」は昔、「雄一」の父親だったのです。。。本当は男なんです。説得力がある上に、温かい……めちゃくちゃお気に入りキャラだったので、いきなり死んじゃってすごくショックでした。 『キッチン』 [続きを読む]
  • 小説 『キッチン』 吉本ばなな
  • 『キッチン』は、1987年に第6回海燕新人文学賞を受賞しました。これは名作ですよね。読んだ方も多いかと思います。家族を失い天涯孤独になってしまった主人公「みかげ」が、「雄一」とその母(?)「えり子」との温かな交流を経て、悲しみを乗り越えていく姿が描かれています。失ったものから、残されたものへと視線を変えていく――。それは決して簡単なことではないと思います。それでも周りの人の温かさに助けられ、「みかげ」 [続きを読む]
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