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- 2018/04/23 22:13「早乙女わかばのキスでヒキガエルも王子様になる」生粋のお姫様、花園を去る│カンパニー
- 若葉の季節に、わかばちゃんが花園を去る。これ以上を望めないほど美しいご卒業ですね。大好きな大好きな娘役さん。華やかで、可憐で、観るだけで気持ちが明るくなるような。「宝塚の娘役」と聞いてぱっと頭に浮かぶ、現実離れした夢の世界のお姫様そのものなわかばちゃん。そこにいるだけで「あの子がヒロイン(もしくはそれに準ずる役)」と分かる。天性の華は得難い魅力です。お名前も素晴らしい。「早乙女わかば」萌えいづる新 [続きを読む]
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- 2018/04/21 22:34【BADDY公演デザートレビュー】頬張ってぃみたよ!GOODなお味でした!+珠ちゃぴリフトの話
- ジムのトレーナーさんが、はーちゃん(晴音アキ)似でウキウキな私。『怒りのロケット』ではいつものほんわかした雰囲気から一転、気迫のこもった表情を見せるはーちゃん。カッコよくて大好きなシーンです。先日、はーちゃん(仮名)に体組成を測ってもらったら体内年齢マイナス13歳でした。「現状をキープしつつ、もう少し筋肉量を増やしたい」と伝え、筋トレメニューを組んでもらったのでしばらく続けたいと思います。宝塚のショ [続きを読む]
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- 2018/04/20 22:21どこのミュージアムですか!?―「死と乙女」珠ちゃぴエリザベート画像解禁
- ロングでしたね―!「珠トートは短髪では?」との大方の予想を覆し、ロングヘアで登場の珠様(珠城りょう)トート。>公式サイトはこちらなーんてセクシーなんでしょう!お顔周りは濃色のバイオレットで引き締め、耳下は黒い衣装に映えるシルバー。ミステリアスな雰囲気を醸し出すツートーンが素敵。風をはらんだように逆立つサイドの髪がワイルド!気が早い話ですが、フィナーレナンバーが楽しみ!銀色部分を外したバイオレットの [続きを読む]
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- 2018/04/19 22:29『緊張』と『緩和』入り乱れる、これこそファンを操るBADDY心理学│BADDY小ネタ集(3)
- ○ファンを翻弄するBADDY『BADDY』の中毒性の高さは『緊張』と『緩和』の連続にあるのかもしれません。スイートハートの艶っぽい吐息♪So sexy guy♪からの「いーまー帰ったよぉーーーん」。キメキメバッディの「やあ…また会ったね」からの「はーい、一冊百万円」。アダルティなムードをぶち壊す、脱力系台詞の応酬。コミカルなシーンの後は、一気に緊迫感が高まるアジト包囲、カオス・パラダイスでドライブがかかり、そしてリミ [続きを読む]
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- 2018/04/18 22:21善か悪か?白か黒か?の世界に潜む「グレー」―千海華蘭のシェフ│BADDY
- 月組観劇の大きな楽しみのひとつが、からんちゃん(千海華蘭)。歌良し、踊り良し、芝居良し。さりげない台詞、仕草のひとつひとつに言いようのない洒脱さがある、大好きな生徒さんです。本公演以外で組が分割されるときは真っ先に「からんちゃんはどこチーム?」と探す私。今回のショーは芝居仕立てと聞き、楽しみにしていました。『ノバ・ボサ・ノバ』みたいな感じかな?と。からんちゃんの役はシェフ。どのようにストーリーに絡 [続きを読む]
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- 2018/04/17 22:39世界よ、宇月颯色に染まれ―炎のデュエットダンス│BADDY
- としさん(宇月颯)との出会いは、第二次ヅカブームのきっかけとなった『アルジェの男』のラストシーン。主人公は霧矢大夢演じるジュリアン。貧民街に生まれ、女性たちの愛を踏み台にのし上がり、栄光を目前にして、愛のしっぺ返しを食う男。?泥にまみれた俺の青春 暗い惨めな俺の青春叩きつけるような影ソロ。鼓膜を突き抜け、ダイレクトに脳を刺激する力。「この歌手は誰?」いつか陽の当たる道を登っていこう、輝くような黄金 [続きを読む]
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- 2018/04/16 22:00自分にとっての“ワルいこと”を探せ!―BADDYからのメッセージ
- ?ワルいことがしたい いい人でいたい「悪いこと」の対が「善いこと」でないのがミソ。自分の欲求としては「悪いこと」がしたいけれども、それによって世間から後ろ指を指されるのはイヤ。周りから見て「いい人」でありたい。これは誰にしも思い当たる気持ちではないでしょうか。人間は社会的な生き物ですから、世の中からの評価を避けては通れない。だからこそ、枠組みの外にいるバッディたちが魅力的に映るのでしょう。「あれは [続きを読む]
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- 2018/04/15 22:23一発芸か?至高の傑作か?―『BADDY』について真面目に考えてみた
- 上田久美子先生のショーデビュー作『BADDY―悪党(ヤツ)は月からやって来る―』。ショーのテンプレートに準拠しながらも、中身は斬新。初めて観たときは「一発目から、えらいハードルを上げてきたなぁ」と感じたものです。「この手法は二度と使えない」とも。悪い言い方をすれば「一発芸」「飛び道具」的側面も感じた『BADDY』。しかし、形の奇抜さに目を奪われるのは一瞬。その奥に隠されたメッセージに、自分の中の見知らぬ感情 [続きを読む]
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- 2018/04/13 22:50完璧なピースが揃った“月組ジグソーパズル”│BADDY
- 『BADDY』面白いですねー!一瞬たりとも目が離せない。始まったと思ったら、もう終わってる。体感時間5分。興奮と熱狂に彩られた、ジェットコースターのような55分。何度観ても満たされない。幕が降りた瞬間、また観たくなる。もう一度、そして、もう一度(ガイゲルン男爵風)。こんなにも「渇き」を覚える作品は初めてかもしれません。* * *今、この瞬間。唯一無二の輝き。どんなに面白くても、どんなに素晴らしくても、この [続きを読む]
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- 2018/04/12 22:58【公演ドリンクレビュー】月組『カンパニー』オリジナルカクテル/黒鳥☆☆☆☆☆
- 春爛漫、月組東京公演幕開きとともに開業した『東京ミッドタウン日比谷』。日比谷の個性として「Entertainment:新たな芸術文化・エンターテインメントを発信する街」「Elegance:文化的刺激にあふれ、本物を知る大人たちが集う街」とあります。宝塚ファンの東のホーム『東京宝塚劇場』を始め、『帝国劇場』『日生劇場』『シアタークリエ』など様々な劇場が軒を連ねる街、日比谷。ますます華やかに美しく生まれ変わった界隈で、私 [続きを読む]
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- 2018/04/11 21:34月の組本―それはあまりにも濃い内容だった―│ザ・タカラヅカVII月組特集感想
- TAKARAZUKA-CITY、待たせたな!『ザ・タカラヅカVII月組特集』大好評発売中だぜ!というわけで、出ました!待望の『月組本』!一年前の記事がようやく現実に…>たまちゃぴの組本はいつ出るのかな?読み込みすぎて分解してしまった、きりやん(霧矢大夢)時代の組本(ザ・タカラヅカV)。背表紙の糊がはがれて、ページがぽろぽろ落ちてくるんです。今回のVIIもすぐバラバラになりそうな予感…当時の珠ちゃん(珠城りょう)は、まだ [続きを読む]
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- 2018/04/09 21:49宝塚屈指の美女、ザリガニになる―バルタン星人な月城かなと│BADDY小ネタ集(2)
- ケイト・スペードにザリガニ型バッグ(SHORE THING LOBSTER CROSSBODY)があるそうですね。先日まで公式サイトにページがありましたが既に削除されているようです。もしかして、れいこさん(月城かなと)ファンがお買い上げになった!?公演にちなんだファッションは楽しいですよね。私もL.L.Beanのロブスタートートを持って日比谷へ行こうかな。○宝塚屈指の美女、ザリガニになる劇団屈指の美女、れいこさん。その彼女が、あろう [続きを読む]
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- 2018/04/05 22:00紫門ゆりやの役名は『エレガント』だったかもしれない説│BADDY小ネタ集(1)
- 『BADDY』の気になるところ、お気に入りポイント、思いつき、その他なんでも備忘録。○プログラムの謎(1)公式サイトの公演解説は「バッディは超クールでエレガントなヘビースモーカー」ですが、プログラムは「バッディは超クールでホットなヘビースモーカー」に変わっています。バッドボーイの役名、クール(宇月颯)とホット(紫門ゆりや)。実は“クール”と“エレガント”だったのかも!?“エレガント”も、ゆりちゃん(紫門 [続きを読む]
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- 2018/04/04 21:34「あなた」でも「おまえ」でもなく、恋人を「きみ」呼びするスイートハートに心ときめく│BADDY
- スイートハート(美弥るりか)からバッディ(珠城りょう)への呼びかけが「きみ」なのが、とってもいいですね。「あなた」でもなく。「おまえ」でもなく。「きみ」。『身のこなしは極めて洗練された男性だが、女性の心を持つスイートハート』が選ぶ、恋人への呼びかけの言葉。名前呼びで「バッディ」もアリですが、二人称代名詞ならば?「あなた」では女っぽすぎる。「おまえ」では男っぽすぎる。「きみ」は絶妙なバランスです。恋 [続きを読む]
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- 2018/04/03 21:28YATTYのいないBADDYなんて気の抜けたビールでしょ!輝月ゆうまの宇宙人力│BADDY
- ヅカファンの心を独り占め(?)している宇宙人まゆぽん(輝月ゆうま)。MY初日前を迎えるまでは予習しない主義の私ですが、スチール写真解禁日のTwitterの盛り上がりっぷりに我慢できず、公式サイトを見てのけぞりました。白い肌、青い髪、尖った耳。激しく存在を主張する触覚。♪ラララむじんくん〜 ラララむじんくん〜これ、いいの??衝撃の第一波が去って頭に浮かんだのは「これは上田久美子先生から観客への“宣言”なのだ [続きを読む]
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- 2018/04/02 21:44『退屈』を打ち破れ!「眠られないんだ」が意味するもの―覚醒する暁千星│BADDY
- 「これはとんでもなく面白いショーに違いない」大劇場でのMY初日。そう直感したのは、冒頭のあり(暁千星)王子の台詞。「ぼくは退屈で眠られないんだ」脳みそをカーン!と撃つ刺激。ぼんやりしていた意識が急速に目覚め、これから始まる舞台への期待値が一気に高まるのを感じました。なぜ、「眠れないんだ」ではなく、あえての「眠られないんだ」なのか?「“あ、く”って何?」「“せ、ん、そ、う”って何?」『悪』『戦争』の概 [続きを読む]
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- 2018/03/30 21:18おやつが月からやって来た!│カンパニー/BADDY公演メニュー
- ハーッハッハッハ!待たせたな!月組東京公演とっくに始まってるぜ!BADDYー♪ BADDYー♪ヤツらがムラからやって来た!初日おめでとうございます!楽しい楽しい1ヶ月の始まりです!公演メニューも発表されました!>東京宝塚劇場 月組公演デザートのお知らせ東京宝塚劇場内の喫茶・ラウンジ「Café de Repos」におきまして、月組公演『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』『BADDY [続きを読む]
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- 2018/03/29 22:40心の栄養―『論語』再読
- 最近、『論語』を読み直しています。普段、何気なく使ってる「温故知新」「不惑」「過ぎたるは及ばざるがごとし」「一を聞いて十を知る」。これすべて『論語』に由来する言葉や言い回し。遠くの友達が訪ねて来るときは「友、遠方より来たる」とか言ってみたりして。ここまで頭と口に馴染んでいる『論語』。もう一度ちゃんと読んでみようかな?と手に取ったら、面白いこと、面白いこと。学生時代の漢文の授業では文法や訳に精一杯で [続きを読む]
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- 2018/03/28 21:55春爛漫!上野の桜と浅草散歩+もはやアートな食品サンプル
- 東京は今日が満開でしょうか?咲き始めると、あっという間ですね。先々週末、染井吉野にはまだ早かったですが、ぽかぽか陽気に誘われて街歩きに出ました。万世橋から浅草へ抜け、隅田川で川下り。浜離宮で船を降り、銀座までぶらぶら。桜の季節には特にお薦めのコースです。上野公園では枝垂れ桜が見頃でした。観光客も大勢。桜に心浮き立つのは万国共通のようです。染井吉野よりピンクが濃い大寒桜(オオカンザクラ)。マンホール [続きを読む]
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- 2018/03/26 22:24失われたポエジー、“小池流”最大公約数のための『ポーの一族』
- 小池先生の悲願だった『ポーの一族』舞台化。明日海りおという稀有な役者を得て、ついに実現しました。原作の持つ透き通るような美しさを、どのように表現するのか。私の、そしておそらく多くのポーファンの、最大の関心事だったと思います。個々の役者の評価はさておき、全体の印象は「ストーリーとしては過不足なし」。ドン・マーシャルやマルグリット・ヘッセンらのストーリーテラーを上手く配し、ポーを知らない観客にも分かり [続きを読む]
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- 2018/03/22 22:09「エドガーがいる」―私の心のエドガーと明日海エドガーがひとつになった│ポーの一族
- 「あ、エドガーがいる」メリーベルが消え、シーラも男爵も消滅し、ただひとり残されたエドガー。音もなくアランの部屋の窓辺に立つ明日海エドガーを見た瞬間、そう感じました。「エドガーがいる」と。物語も、はや終盤。私の中のエドガー像と、現実の明日海りおのエドガーがようやく重なり合い、ひとつになったのです。それは不思議な、胸がきゅっと締め付けられるような感覚でした。『ポーの一族』を知ったのは30年近く前のこと。 [続きを読む]
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- 2018/03/21 21:45三月大歌舞伎初日を観て来ました│夜の部:於染久松色読販/神田祭/滝の白糸
- 年下の友人に「歌舞伎を観て来た」と話したら「高尚な趣味ですね」と返されました。「そんなことない、気安い娯楽よ」と言いかけた私。続く言葉で腑に落ちました。「台詞とか難しくないですか?」と。武家社会などを扱った時代物は難しい台詞も多いですが、江戸時代の庶民の日常を扱う世話物や、近年新たに書かれた新作歌舞伎ならぐっと親しみやすく、現代劇を観る感覚で楽しめます。しかし、歌舞伎のハードルは決して高いものでは [続きを読む]
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- 2018/03/20 21:26月組『カンパニー』非公式公演ドリンク!?サッポロビール“月のキレイな夜に”
- 月組ファンのTwitterを賑わせているお酒。サッポロビールの『月のキレイな夜に』。月組ファンの心を捉えたのは、単に『月』がモチーフだからではありません。公演中の『カンパニー -努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』で、主人公の青柳誠二(珠城りょう)が、想いを寄せる高崎美波(愛希れいか)に告げるのです。「今夜は月が綺麗ですね」あなたと眺める月は冴え冴えとして一層美しく感じられ [続きを読む]
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- 2018/03/19 21:38軽井沢のセンセ、旅に出る。
- 浅見光彦シリーズで知られる推理作家の内田康夫氏が亡くなりました。信濃のコロンボ、岡部警部、そして浅見光彦。先生の筆から生まれた愛すべきキャラクターたちが紡ぐ世界。読みやすく平易な文章、緻密なミステリ。デビュー作『死者の木霊』の完成度の高さは衝撃でした。自分がいつの間にか光彦さんの年齢を追い越したとき、なんとも言えない感慨を覚えたものです。TVドラマシリーズで光彦役を演じた俳優の榎木孝明さん。生みの親 [続きを読む]
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