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- 2018/04/16 03:07??【小説】Everstinna:とある女性の人生
- いつものように、図書館から借りた電子ブックです。Everstinnaフィンランドの作家をあまり知らない人には、この表紙は分かりにくいと思いません? 少なくとも私は、著者名をすぐには読み取れなかった…。知らなかったんですよ、この作家。いずれにしても、よく知られた著者の本じゃないと、こんな表紙にはできないだろうなあ…。逆に言うと、この著者はフィンランドではよく知られているということですね。Everstinna著者:Rosa L [続きを読む]
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- 2018/04/06 21:31??【歴史】Rikki revitty maa:フィンランドの内戦
- 去年はフィンランド独立100周年。そして今年はフィンランドの内戦から100年。内戦について、ラジオ・テレビ・新聞等で見聞きすることも多いこの頃です。そしてこの本は、いつものように図書館の電子ブックで今よく借りられている本の中から選んで借りたもの。電子ブックの貸出期間、2週間では読み終わらず(読むの遅いんです…)、最後のほうは紙の本を借りて読みました。ところで、現物としての図書館の本は、図書館が買い入れた [続きを読む]
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- 2018/03/19 00:43??【ジュニア文学】Pakenijat:若者たちのサバイバルは終わらない
- 去年読み始めた3部作。1冊目がこれ。フィンランド語で本を読む: ??【ジュニア文学】Kevätuhrit:世界の一変と若者たちのサバイバルそして2冊目。フィンランド語で本を読む: ??【ジュニア文学】Ansassa:生き残った若者たちのサバイバルは続く今年になって3冊目が出版されました。紙の本を借りるつもりで少し前から図書館に予約。でも、電子ブックが先に借りられたので、予約は解除して電子ブックで読んだのでした。Pakenij [続きを読む]
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- 2018/03/18 04:44??【歴史】Euroopan lyhin historia:ヨーロッパ史を短くまとめた歴史の本
- 電子ブックを「今一番借りられている」順に並べたときに、上位にある本を借りる…たびたびそうやって読む本を選んでいます。それはそれで面白いと思ってはいるのだけれど、この方法で本を選ぶと、ミステリー小説に当たることがやけに多いということに気づきました。私、特に読書好きというわけでもなく、さらに小説の類はそれほど得意でない…で、その類に疲れて、図書館の電子ブックのリストを見ながら、気分で選んで借りたのが今 [続きを読む]
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- 2018/03/14 20:54??【小説】Kaamosmurhat:ラップランドの冬、そして殺人事件
- 図書館の電子ブックで読み始めました。でも返却日までに読了できず、続きは紙の本で読むことに。というのも、この本、なぜか電子ブックのページから姿を消してしまったのです。借り出し中というわけではなく、図書館のデータベースからこの本の電子ブック版が消滅!!そんなわけで、紙の本を借りたのでした。まあ、どっちを読んでも同じなので、電子ブックがなくなった理由は特に追及もしておりませぬ。つまり謎のまま。Kaamosmurhat [続きを読む]
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- 2018/03/09 19:55??【小説】Nainen hytissä 10:殺されたのは誰か?殺人犯は?
- 今回も図書館から借りた電子ブックです。電子ブックの中では最近よく借りられている本のようだったので、読んでみた次第。Nainen hytissä 10Nainen hytissä 10著者:Ruth Ware訳者:Terhi Kuusisto出版:Otava, 2018年表紙を見て思う著者の Ruth Ware は、フィンランドではまだあまり知られていない? というのも、よく知られている作家の名前は大きく書かれていることが多いのですが、この表紙では著者の名前はそれほど目立つ [続きを読む]
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- 2018/03/06 20:18??【漫画】Fingerporin liikennekirja:交通テーマのコミック・ストリップ
- 前回読んだ本の記事では( ??【小説】Paarma:『馬あぶ』フィンランド語版)ではあまり感想を書かなかったけれど、実はあの本の内容はかなり重くてですね、読むのが気分的につらかったのです。そんなわけで、そのあと図書館で借りたのは、心が重くなることは絶対にあり得そうにない、という本。漫画です。電子ブックでも貸し出されていたので、借りてみました。Fingerporin liikennekirjaFingerporin liikennekirja著者:Pertti [続きを読む]
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- 2018/02/12 20:28??【小説】Paarma:『馬あぶ』フィンランド語版
- 図書館から借りた電子ブックです。電子ブックだから新しい本だと勝手に思っていました。まあ、確かにフィンランド語の新訳版ということで確かに新しい本ではあるのですが、原作の出版年は1897年!! もう「古典」レベルですね。それなのに、この著者の名前さえも全然知らなかった…PaarmaPaarma著者:Ethel Voynich訳者:Tuomo Klint出版:Nordbooks, 2017年この作品について解説しているブログを見つけました。私がここに下手に内 [続きを読む]
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- 2018/01/27 05:58??【歴史】Finalaska:合衆国のフィンランド難民受け入れ計画
- 昨年末『オペレーションアラスカ』という番組が、フィンランド国営放送Yleで放映されました(関連記事 ??オペレーション・アラスカ〜架空の歴史に基づいたドキュメンタリー番組〜)。この番組は、歴史家 Henry Oinas-Kukkonen の研究をもとに制作されたという話。実際の計画はいったいどこまで進んでいたのか、というのが気になって、図書館で彼の著書を探した結果見つかったのが、この本『Finalaska -Unelma suomalaisesta osa [続きを読む]
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- 2018/01/12 05:04??【小説】Ruokarouvan tytär:1920年代のフィンランド そしてパリ
- いつものように、図書館の電子ブックを「今一番借りられている」順に並べたときに、上位にあったので借りました。こういう借り方だと、自分からは絶対選ばないであろう本も手に取ることになる、というのが利点だと思っています。これなら、食わず嫌いにはならずにすみそうだし。Ruokarouvan tytär -Syrjästäkatsojan tarinoita Ⅴ-この表紙も、フィンランドの本によくあるパターン。著者名が書名よりでかい!! そして、これがシ [続きを読む]
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- 2018/01/08 06:41??【小説】Siivoojan käsikirja ja muita kertomuksia:ルシア・ベルリンの短編集
- 今回も、図書館から借りた電子ブック。いつものように「今一番借りられている順」に並べたときに、上位になっていたので借りました。Siivoojan käsikirja ja muita kertomuksiaSiivoojan käsikirja ja muita kertomuksia著者:Lucia Berlin訳者:Kristiina Drews出版: Aula & Co , 2017年書名にある "Siivoojan käsikirja" をはじめ、全25作品が収められている短編集です。ランドリーでの話だったり、アルコール依存者の話だ [続きを読む]
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- 2017/12/31 05:09??オペレーション・アラスカ〜架空の歴史に基づいたドキュメンタリー番組〜
- 現代でも悲しいことに、戦争や紛争を逃れて避難をせざるを得ない人たちがたくさんいます。平和な国に住んでいると、それは単に遠い国の出来事だと感じがち。でも、フィンランドでも70年余り前は、避難・疎開生活も他人事じゃなかったんですよね。 Evakkoja(避難者たち)撮影:Johnsson 1941年6月21日画像元: Evakkoja | Sotamuseo | Finna.fi ライセンス: CC BY 4.0 先日、ちょっと変わったドキュメンタリー番組を見ました。『 [続きを読む]
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- 2017/12/28 18:09??【小説】Kakolan kalpea:私立探偵 Vares シリーズ 28.
- このシリーズの本は、以前にも1冊読んでいます。( ??【小説】Hot dog:私立探偵 Vares シリーズ27.)これもまた、地域の図書館の電子ブックを「今一番借りられている順」に並べたときに上位にあったので借りてみたのでした。Vares シリーズの最新版です。Kakolan kalpea -Vares-Kakolan kalpea-Vares-著者:Reijo Mäki出版:Otava, 2017年私立探偵 Vares の今回の大きな仕事は、半年前に行方不明になった Raimo Puustinen の [続きを読む]
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- 2017/12/25 07:37トゥルク クリスマス平和宣言
- フィンランドでは毎年、12月24日の正午に Joulurauhan julistus(クリスマス平和宣言)の全国生放送があります。この宣言自体は、いくつかの街でも行われているようですが、ラジオ・テレビで放送されるのは、トゥルクでの平和宣言。クリスマス平和宣言はヨーロッパの都市では昔から行われていましたが、多くの街でその伝統がとだえてしまったのだとか。そんな中で、トゥルク市では伝統がほとんど途切れることなく今日まで続いてい [続きを読む]
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- 2017/12/22 06:59??【小説】Riian verikoirat:『リガの犬たち』フィンランド語版
- 前回( ??【小説】Kasvoton kuolema:『殺人者の顔』フィンランド語版)に引き続き、今回読んだのも、ヘニング・マンケルのヴァランダーシリーズです。ヴァランダーシリーズは映画化もされていて、テレビでもたびたび放映されています。その中でも『リガの犬たち』はすごくよかったという夫。でも、私はその映画を見た記憶なし。そんなわけでその映画の原作を読んでみることにしたのでした。今回も電子ブックではなく、図書館か [続きを読む]
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- 2017/12/16 07:43??【小説】Kasvoton kuolema:『殺人者の顔』フィンランド語版
- 少し前に、ヘニング・マンケルの本を読みました( ??【小説】Haudattu:白骨死体の謎を解く)。それがきっかけで、この本を図書館から借りてみた次第。このところ電子ブックを借りることが多かったけれど、これは紙の本です。327頁あります。でも、この作品の日本語版『殺人者の顔』のページ数は430。100頁余り違う…本のページの文字数とか数えたことないけれど、フィンランド語の本のほうが日本語の本よりも、1ページに内容が [続きを読む]
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- 2017/12/13 07:36??【小説】Tummiin vesiin:『魔女の水浴』フィンランド語版
- 今回も、図書館から借りた電子ブックです。この本の電子ブック版は、地域の図書館には3部のみ。それでも予約もせずに借りることができたわけですが…さっき地域の図書館のウェブページで確認したら、紙の本のほうは、約70冊が貸し出し中。加えて、現予約者数はなんと302…電子ブックを借りる人の割合はまだまだ少ないのですね。Tummiin vesiinTummiin vesiin著者:Paula Hawkins訳者:Antti Autio出版:Otava, 2017年この本、日本 [続きを読む]
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- 2017/12/04 04:31??【ジュニア文学】Kuriton koiranpentu:動物好きの女の子たちの話
- 久しぶりの子供向けの本。記事には「ジュニア文学」というラベルをはっておきますが、主人公たちの年齢を考えると、対象読者は小学校高学年ぐらい。いつものように図書館の電子ブックを「今一番借りられている本」順に並べた結果、この本を借りる運びとなったのでした。Kuriton koiranpentu - Tassu-trio -Kuriton koiranpentu- Tassu-trio -著者:Helena Meripaasi出版:Otava, 2017年表紙:Mirjami Manninenずっと犬が欲しかっ [続きを読む]
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- 2017/12/01 06:55??【歴史】Kulkemattomat polut:フィンランドが歩んだ歴史と歩まなかった歴史
- このところ、小説、特にミステリーものを読むことが多かったけれど、今回は久しぶりの歴史の本。これも、図書館から借りた電子ブックです。Kulkemattomat polut - mahdollinen Suomen historia -Kulkemattomat polut- mahdollinen Suomen historia -編集:Nils Erik Villstrand & Petri Karonen出版: Gaudeamus , 2017年表紙:Emmi Kyytönen歴史を現在の地点から振り返ると、過去から今までの歴史の流れは一本道。一方で、現在の [続きを読む]
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- 2017/11/21 20:02??【小説】Tummempi taivas:グラン・カナリア島を舞台にした推理小説
- 今回読んだのも、図書館から借りた電子ブックです。Tummempi taivasTummempi taivas著者:Mari Jungstedt & Ruben Eliassen訳者:Anja Meripirtti出版:Otava, 2015年表紙:Scott Schwartz / unsplash.comのどかなグラン・カナリア島の海岸で、殺された女性の遺体が見つかります。犯人が見つからないまま、その後また、一人の女性が殺される…グラン・カナリア島に長年住むスウェーデン人のジャーナリスト Sara Moberg は、ノルウ [続きを読む]
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- 2017/11/18 19:31??【小説】Haudattu:白骨死体の謎を解く
- 今回も、図書館の電子ブックを借りました。Haudattuこの表紙も、フィンランドの小説によくあるパターン。つまり、フィンランド語を知らなかったらどれが書名なのかおそらくよく分からない…ということで、ちょっと説明をば。WALLANDER は主人公の苗字。この作品は、クルト・ヴァランダー (Kurt Wallander)刑事を主人公とした推理小説シリーズの中の1つなのだということでしょう。その次の2行が作家名。そして、一番下の白い小さな [続きを読む]
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- 2017/11/13 16:58【本(小説)】Silmukka:12歳の少年が犯した殺人 そして秘められた真実
- 今回も、図書館から借りた電子ブック。電子ブックを「今一番借りられている」順に並べて、上位の本から借りている(← 貸し出し中で借りられない本はとばしてるけど)わけですが、最近は小説が続いてるなあ。地域の図書館のこの本の予約状況を見てみたら、予約者は現在40人。なかなか人気ありますね。Silmukkaこの表紙も、書名よりも著者名が目立ってます。Silmukka著者:Pierre Lemaitre訳者:Susanna Hirvikorpi出版:Minerva, 2 [続きを読む]
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- 2017/11/12 07:06【本(小説)】Valomerkki:中年女性作家の厭世の日々
- 今回も、図書館の電子ブックを借りました。人気のある本なのでしょう。さっき地域の図書館のページを見てみたら、この本を予約している人は現時点でなんと 311人!!そんな本なのに電子ブックでは予約せずに借りることができたのです。まだ、電子ブックはそれほど浸透していないということかな。ValomerkkiValomerkki著者:Anna-Leena Härkönen出版:Otava, 2017年表紙:Kirsti MaulaAnita の職業は作家。年齢は50歳。死ぬことより [続きを読む]
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- 2017/11/09 04:30【本(小説)】Toiset kasvot:ゴットランド島を舞台にした推理小説
- 今回も、図書館の電子ブックを借りました。図書館の本ばかり借りているけど本を買うことはないのか?…と不審に思われそうですね。私の場合、どうしても手元に置いておきたい本は買いますが、それ以外は図書館利用。日本では、図書館のせいで本が売れない…という話もでているようだけれど、フィンランドではそんなこと言いだす人いないでしょうし。ふと思ったのですが「図書館のせいで本が売れない」というのがありなら、例えば「 [続きを読む]
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