かがり さん プロフィール

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かがりさん: 'ものがたり'散策
ハンドル名かがり さん
ブログタイトル'ものがたり'散策
ブログURLhttp://palimpsest.jugem.jp/
サイト紹介文子供の本を読む試み
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供184回 / 365日(平均3.5回/週) - 参加 2016/10/01 16:30

かがり さんのブログ記事

  • 日本の昔話 4 より 『いわいめでたや、おもしろや』 名前に関する笑い話
  • 短いお話です。むかし、あるところに、お百姓の夫婦がいました。初めての子が生まれると、夫婦はたいへん喜んで、その男の子に、よい名前をつけなければと思い、「いわいめでたや」と名付けました。それから何年か経って、弟が生まれました。夫婦は兄はめでたい名をつけたから、弟には面白い名が良かろうと思い、「おもしろや」と名付けました。兄弟は大きくなって、父の手助けをして働くようになりました。ある日、兄の、「いわい [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『へっぴり嫁ご』 長所と短所は紙一重
  • むかし、あるところに、母親と息子がいました。母親は息子が年頃になったので隣り村から娘を嫁にもらいました。ところが、どうしたわけか、嫁の顔色が日増しに悪くなっていきます。母親は心配して、「どこかぐわいが悪いのか」と聞きますが、嫁は「なんともありません」と答えます。それでも心配した母親は、嫁によくよく聞いてみると、嫁はうつむいて病持ちだと答えました。母親は、「それならお医者さんにかかりなさい」といいま [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『とら猫と和尚さん』 猫の恩返し
  • むかし、あるところに、ひどく貧乏なお寺がありました。お寺には檀家がおらず、和尚さんにお経を頼みに来る人もいませんでした。和尚さんは、することもなし、お金もなし、囲炉裏にあたって、がくらー、がくらーと、居眠りばかりしていました。そこで村の人たちは、和尚さんのことを、「居眠り寺の和尚さま」と呼んでいました。和尚さんは猫を一匹飼っていました。猫は「とら」という名のとら猫でした。和尚さんは粗末な夕ごはんが [続きを読む]
  • 『旅の道連れ』 H.C.アンデルセン 善良な主人公が呼び寄せた幸運の道連れ
  • 哀れなジョンはたいへん悲しんでいました。父親が重い病気を患い、全く助かる見込みがなかったのです。そして父親は、「おまえは良い息子だジョン。世の中に出ても、きっと神様が助けてくれるだろう」といい、その瞬間息を引き取りました。ジョンはさめざめと泣きました。この広大な世界にもう誰も身寄りがありません。ジョンはベッドのかたわらにひざまずき、死んだ父親の手にキスをし悲しみの涙を流していると、やがてまぶたをゆ [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『ほらふきくらべ』 ほらという人間関係の潤滑油
  • むかし、上方に、なんともはや、大きなほらを吹く男がいました。男は、ほらを吹くことに関して、誰にも負けない自信があったので、どこかへ行って誰かとホラ吹き比べをしてみたいと思っていました。そこで、ある時、男は、ほら吹き比べの相手を探しに、はるばる陸奥の町までやってきました。そしてこの町に、大ほら吹きがいるとの噂を聞いて早速その家を訪ねてみました。家には小さな女の子がいたので「親父さんはいるかね」と尋ね [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『ぐつのお使い』 子どもの使いをモチーフとした笑い話
  • むかし、あるところに、ぐつという子どもが母親と一緒に暮らしていました。ある日、母親はぐつに、「お寺へいって和尚さんに『きょうは父さんの命日だからお経をあげに来てください』と頼んでおいで」といいました。ぐつは和尚さんは、どんな着物を着ているのかと訪ねました。母親は「赤い衣だ」といいました。ぐつはすぐに出かけます。そしてお寺の門の前まで行くと、そこに赤い牛がつながれていたので、ぐつはそれを和尚さんだと [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『旅学問』 続、日本版ハンスの物語、落語調
  • むかし、あるところに、ひとりの息子がいました。両親は、「なんとかしてこの子に学問をさせたいものだ」と思っていました。息子も、「なんとか学問をして、偉い人になりたい。これから京へ登って勉強してこよう」と思い両親に暇乞いをして京都へ向かいました。しばらく行くと向こうから笠をかぶったお坊さんがやってきて、一軒家の前に立ち止まると、小さな鈴をちょんと叩いて、「しょけいはい、しょけいはい」と唱えました。する [続きを読む]
  • 『おやゆび姫』 H.C.アンデルセン アンデルセンの恋愛譚
  • おなじみの物語です。むかし、あるところに、ひとりの女のひとがいました。そして、かわいい子どもをひとり、どうしても授かりたいと思っていました。女のひとは、いてもたってもいられなくなり、魔法使いのおばあさんを訪ねました。そして自分の願いを話しました。すると魔法使いのおばあさんは、大麦をひと粒取り出して、「これを植木鉢に植えなさい。何かが起こるだろう」といいました。女のひとはさっそく大麦を植木鉢に植える [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『ちゃっくりかきふ』 日本版ハンスの物語、落語調
  • むかし、商売をやっている家に、ひとりの娘がありました。娘が年頃になると、ちょうどいい具合に世話してくれるひとがあって、婿殿をもらいました。ある日、お姑さんが、お茶と、栗と、柿と、麸を並べて「婿殿、これを町へ持っていって、売ってきてくれ」といいました。婿殿はさっそくそれらを籠に入れ、天秤棒でかつぎ、出かけました。婿殿は「ちゃっくりかきふ(茶っ栗柿麩)、ちゃっくりかきふ」と大声でふれ歩きました。ところ [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『頭の大きな男の話』 落語調の昔話
  • むかし、あるところに、なんともはや、頭の大きな男がいました。あんまり大きな頭なので、どこの床屋へ言っても頭を剃ってくれる者はなし、男は困って、考え込んでしまいました。そこへ友達がやってきました。そして、「それならおれが剃ってやろう」とカミソリの刃を三日三晩研ぎ続けて、それから剃り始めました。ところがあともう少しというところで手元が狂って頭に切り傷をつけてしまいました。友達は慌てて血止めのために何か [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『宝ふくべ』 信じれば夢は実現する
  • むかし、あるところに、ばくちを打つのが三度の飯より好きな若者がいいました。けれども負けてばかりいたのでとうとう家も畑もみんなばくちのかたに取られてしまいました。若者は、ある日、ブラブラ歩いていると、地蔵様のお堂を見つけました。若者は地蔵様とばくちを始めました。するとどういうわけかなんべんやっても地蔵様に勝ちました。そこで若者は、ばくちのかたに、地蔵様をもらっていこうと思いましたが、もう日が暮れてき [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『天狗のうちわ』 おごりが戒められる物語
  • むかし、ある村の丘に、大きな樫の木があって、天狗が舞い降りると噂されました。人々は怖がって誰も近寄らなくなりました。この村にはとても利口な子どもがいました。この子は、ある時、天狗様を騙して、天狗のうちわを取ってやろうと思いました。そして、丘の樫の木に、火吹き竹を持って出かけました。子どもは、火吹き竹の穴の方に目をあて、遠くを見るふりをしました。そして大きな声で、「あ、京が見える、大阪が見える」とい [続きを読む]
  • 日本の昔話 4 より 『雁取りじい』 欲張り者に厳しい日本の昔話
  • むかし、ある川の川上に上のじいが、川下に下のじいが住んでいました。ふたりはいつも、川に竹のどっこ(漁に使う細長い道具、魚が入ると出てこれない)を仕掛けて、魚を取っていました。ある日、上のじいが、どっこを引き上げてみると、どっこには木の根っこが入っていたので、「こんなものいらねえ」といって脇へ投げ捨てました。そして上のじいは、下のじいのどっこを覗いてみると、こっちには雑魚がいっぱい入っているので、そ [続きを読む]