中野 恒平 さん プロフィール

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中野 恒平さん: ぽむの音楽箱
ハンドル名中野 恒平 さん
ブログタイトルぽむの音楽箱
ブログURLhttps://ameblo.jp/nackpiano/
サイト紹介文コンサートの感想や、好きな演奏についての記事を書いています。
自由文ひとつひとつの音楽との出会いを大切に、選び抜いたコンサートの感想や、大事にしている演奏についての記事を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供23回 / 365日(平均0.4回/週) - 参加 2016/10/05 21:51

中野 恒平 さんのブログ記事

  • 弦の新日本フィル?【♯15ルビー感想】
  • 今日の新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートは、指揮者のジョアン・ファレッタによるアメリカン・プログラム。ノリの良い曲をイメージするアメリカものですが、今日は弦楽器を中心に曲の美しさを引き出した演奏でした。 一曲目のバーバーの交響曲第1番は、美しい第3楽章と、崇高な終楽章が印象的でした。特に、弦の深々とした歌い込みが見事。また、トランペットがしっかりと鳴ってくれるので、カッコよさにも不足していま [続きを読む]
  • 絶対的名曲の新たなる名演
  • 個人的には、「四大ヴァイオリン協奏曲」と言われることのあるベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、そしてチャイコフスキーは、ハイフェッツとオイストラフの偉大な演奏が今でも圧倒的な存在感があり、これらを超える演奏はなかなか出てこない気がしています。 そんな中、最近の録音でいいなと思う演奏がヒラリー・ハーンのメンデルスゾーンです。鮮やかな技巧と真っすぐな表現がとても印象的で、出だしから引き付けて [続きを読む]
  • イル・ガルデリーノの日本公演【感想】
  • チケットが完売となったベルギーの古楽器アンサンブル「イル・ガルデリーノ」の本日の公演。期待して聴きに行きましたが、個人的には気になる点が多く、あまり心地よくない演奏でした。 技量の問題もあったのか、アンサンブルがかみ合っておらず、音楽が流れていきません。例えば、一曲目のテレマンはリコーダーがたどたどしく、何度も周囲から遅れていきそうになりましたし、四曲目のC.P.Eバッハの四重奏曲は、チェンバロがさらい [続きを読む]
  • 女性的な?ブラームスの協奏曲
  • ギレリス=ヨッフムのような重厚な演奏から、ゼルキンとセルのような骨太な演奏といった、男性的なイメージのあるブラームスのピアノ協奏曲第1番。ただ、これらのアプローチだと、長大なこの曲を最後まで聴くには疲れてしまいがちで、なかなか好んで聴く曲ではありませんでした。 個人的に、この曲のイメージを一新してくれたのが、エレーヌ・グリモーとネルソンスのコンビによる演奏。ため息のようにそろりと入る弾き始めから大変 [続きを読む]
  • 東響が誇る木管楽器陣(第655回定期演奏会感想)
  • 今日の東京交響楽団の定期演奏会は、木管楽器に魅力的な奏者の多いこのオケの長所が活かされた演奏だったと思います。 特に印象的だったのが、後半に演奏されたドヴォルザークの「新世界より」の第1楽章と第3楽章です。時には鋭く、そして時には激しくうねり、またある時は雄弁に歌う。これらはこのオケの前音楽監督である指揮者ユベール・スダーンの要求によるものと思われますが、積極的な表情付けをしていたのが大変印象的でし [続きを読む]
  • 西と東の超高速演奏
  • 超高速演奏として多くの方が挙げられるのが、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団による、グリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲だと思います。この録音は速い部分は猛烈に速く、徹底的に鍛え上げられたアンサンブル力を見せつけるような演奏をする一方で、途中に出てくるチェロの旋律は朗々と歌い上げてみせる、そんな高いアンサンブル力と歌心溢れる表現を両立させた、稀有な演奏だと思います。 では [続きを読む]
  • ムラヴィンスキー録音の音質
  • Melodiyaレーベルが復活するまで、様々なレーベルから発売されたムラヴィンスキーの録音。音質はレーベルによって異なり、必ずしも正規版の音質が良いとは限らないものもあります。 例えば、シューベルトの未完成交響曲。BMG盤はレコードのような凄みが大きく後退しており、この録音で聴いてしまうと、彼の代表作と言われてもいまいちピンとこないかもしれません。一方、Audiophile盤は第1楽章の峻厳さは後退しているものの、第2 [続きを読む]
  • ヴァイルの交響曲第2番
  • ナチス・ドイツの迫害に遭い、苦難の人生を送ったクルト・ヴァイル(ワイル)の交響曲第2番は、苦しみや闘争、そして、過ぎ去った美しい時への憧憬といった、彼の人生が投影されているような作品です。 第1楽章は、何かただならぬことが始まるような出だしに、救いを求めるかのようなトランペットが響くのもつかぬ間、暴力的な波が押し寄せます。 随所で現れる美しい木管楽器は、自分が拠り所としている信念のように聴こえます。 [続きを読む]
  • N響のスクリャービン【第1865回定期公演感想】
  • 今日のNHK交響楽団の定期公演は、あまり演奏されないスクリャービンの交響曲第2番が演奏されるとのことで、個人的にとても楽しみにしていました。 しかし、今日の演奏は木管楽器の音色がこの曲の魅力を大きく削いでいたような気がします。冒頭の地を這うようなクラリネットは薄っぺらく、夢幻的な世界に入っていくことができません。第3楽章のフルートは硬すぎ。これでは天国的な世界から離れてしまいます。また、全体的にどこか冷 [続きを読む]
  • 京都市交響楽団の東京公演【感想】
  • 今日はサントリーホールで、「サントリー音楽賞受賞コンサート」と銘打った、京都市交響楽団のコンサートを聴いてきました。常任指揮者広上淳一さんとこのコンビの評判の高さは様々な方面から聞いていました。今日演奏された、ラフマニノフの交響曲第2番は、彼らにとって自信の持っている曲なのでしょう。熱演でした。 ただ、私としては音色に瑞々しさが欠け、この曲の持つ美しさを表現しきれていないように感じました。特に、弦楽 [続きを読む]
  • シューマンの室内楽曲
  • 個人的に、シューマンの室内楽は好きな曲が多いです。第1楽章の広がりのある旋律が印象的なピアノ五重奏曲。穏やかな秋の日を思わせる第2楽章が素敵な「3つのロマンス」。心が弾むような終楽章の「幻想小曲集」。そして、レオポルト・ウラッハの惚れ惚れするようなクラリネットの音色が楽しめる「おとぎ話」。どれも素敵な曲だけれど、その中でも一曲選ぶとすれば、弦楽四重奏曲の第2番を挙げます。 聴き手を不安にさせるような第1 [続きを読む]
  • N響JAZZat芸劇【感想】
  • 今日のNHK交響楽団のコンサートは、オーケストラのサウンドでジャズを楽しめる、質の高い演奏を聴くことができました。 冒頭のショスタコーヴィチの「タヒチ・トロット」から、弦楽器が柔らかなサウンドを奏で、格調高い雰囲気を作り出します。続く「ジャズ組曲第一番」は心地よいスイング感のフォックストロットが素敵でした。ピアノの塩谷哲さんの柔らかな音とオケが良く合っています。前半ラストのチック・コリアの「ラ・フェス [続きを読む]
  • ハンブルク交響楽団の来日公演【感想】
  • 今日のシュテファン・ザンデルリンクとハンブルク交響楽団のコンサートは、すみずみまで丁寧に表現された良い演奏でした。 一曲目の「エグモント序曲」は、出だしの決然とした弦が印象的。困難にも屈しない主人公の意志の強さを感じさせました。弦の分厚いサウンドもこの曲によく合っていましたし、ズシンと重たく響いてくるティンパニも効果的。一方で木管楽器はしなやかに歌い、良いコントラストになってきました。 二曲目はフジ [続きを読む]
  • 幸福なブラームスの第二交響曲
  • 「ブラームスの田園交響曲」とも呼ばれ、穏やかな雰囲気が支配的なこの曲。多くの録音の中でも、ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の演奏はオケの燃焼度が高く、素晴らしい音色も堪能できる聴いていて幸福感に包まれる演奏なので、ぜひ多くの方々に聴いていただきたいです。 冒頭の柔らかいホルン。雄弁なチェロの歌。そして、美しい鳥の声のような木管楽器・・・すべての楽器が生き生きと歌っており、 [続きを読む]
  • アヴィ・アヴィタルの日本ツアー【感想】
  • アヴィ・アヴィタルのマンドリンは歯切れがよく、リズムには生気があり、聴いていて心地よいです。それ以上に素晴らしいのがしっとりとした部分の歌い方で、まるで曲一体化し、自在に呼吸しているかのよう。一気に引き込まれました。アンコールで演奏されたブルガリア民謡の「ブチミシュ」では、まるでロックのようにかき鳴らすなど、様々な表現で楽しませてくれました。 一方でオケはガサガサした第一ヴァイオリンと代役の非力な [続きを読む]
  • 救いのモーツァルティアーナ
  • 吉松隆さんの「アイノラ抒情曲集」は、途中まで聴くのがどんどんつらくなっていくような音楽です。 儚げに始まり、最後は感極まって大粒の涙をこぼすような「ロマンス」。夕暮れの海辺に一人佇んでいるような物寂しい「アラベスク」。暗い部屋の中で物思いに耽るような「バラード」。そして、絶望の深みに落ちていく「パヴァーヌ」。これ以上聴き進めるのがつらくなっていくほど追い込まれます。 ここで登場するのが、「モーツァル [続きを読む]