kempis さん プロフィール

  •  
kempisさん: カトリック社会学者のぼやき
ハンドル名kempis さん
ブログタイトルカトリック社会学者のぼやき
ブログURLhttps://blog.goo.ne.jp/kempis
サイト紹介文カトリシズムと社会学という歴史的には背反する二つの思想背景から時の流れにそって愚痴をつぶやいていく
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供42回 / 365日(平均0.8回/週) - 参加 2016/10/06 17:05

kempis さんのブログ記事

  • 富士山世界遺産センターに遊ぶ
  •  知人に勧められて、富士宮市にできた「富士山世界遺産センター」に行ってみた。昨年12月23日オープンしたばかりということで生まれたてのホヨホヤである。そのためあまり知られてはいないようだが、素晴らしいの一言に尽きる。 2013(平成25年)にユネスコの世界文化遺産に「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として登録されたものだ。建物や展示がとてもモダンで、しかもよく考えられている。歩きながら富士登山ができる設 [続きを読む]
  • 神山復生記念館を訪ねる
  •  好天に恵まれたので先日思い立って御殿場の「神山復生記念館」(こうやま ふくせい)を訪ねた。パリミッションや岩下壮一師に関心を持つカト研の皆さんはよくご存知だろうが、私は初めての訪問だった。この記念館は神山復生病院の敷地内にある。1897年(明治30年)に日本初のハンセン病治療所として建てられ、2002年(平成14年)まで事務所として使われていた建物が記念館として開設されたものである。2016年(平成28年)に創建 [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教ーカトリックからの評価(6)(学びあいの会)
  •  3月の学びあいの会は春爛漫の26日に開催された。市内どこも桜が五分咲きだ。参加者も10名と多かった。 さて今回は仏教論の最終回ということで話題は盛りだくさんだった。まず、大乗経典の続きが紹介され、日本仏教の各宗派の特徴が概観され、最後に仏教徒キリスト教の比較がカトリックの視点からなされた。簡単に整理しておこう。6 大乗経典(続き)6・5 維摩経 あまり知られていないが、最近改めて注目され始めた重 [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教ー歴史と大乗経典(5)(学びあいの会)
  • 6・3 法華経(妙法蓮華教)1 法華経は大乗仏典の王とされている重要な経典だ。「般若経」誕生後50〜150年に作られたお経。般若経を批判否定し、「一仏乗」を主張しているという。諸宗派の開祖(最澄・法然・親鸞・栄西・道元・日蓮など)が帰依している。日蓮宗などはこれ一本だという。全8章で28品(章)、迹門(1〜14章)、本門(15〜28章)からなり、二門六段からなるドラマ仕立ての経文だという。といって [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教ー歴史と大乗経典(4)(学びあいの会)
  •  2月の学びあいの会は厳寒の26日にもたれた。最近はメンバーは固定化してきているが、今回はテーマが仏教ということで参加者が少し増えた。 さて今回は盛りだくさんの話だった。仏教の歴史が概観され、般若心経を全員で読み下し、仏教の「典礼」がカトリックのごミサと構造が類似していることを学び、ついで大乗仏教の主要な経典の解題にまで進んだ。主任司祭の交替があるということでカテキスタのS氏は報告を急いでいるよう [続きを読む]
  • 神道とキリスト教(学びあいの会雑談)
  •  学びあいの会で仏教を勉強している。会のあとの雑談で、日本では神仏習合だから神道のこともわからないと仏教のこともわかりづらい、という話でもりあがった。例えば、お稲荷さんは仏教なの、神道なの、とか、恵比寿さんは仏教なの、神道なの、という話になる(注1)。そこで雑談の中で出てきた議論を少しまとめ、手元の本を読んで補ってみた。雑談だからそれほど根拠のある話ではないので、お気に障る話があったらご勘弁願いた [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教(3)(学びあいの会)
  • Ⅲ 修行と教団 仏教教団の整理も難しそうだ。特に組織論として議論するのは難しそうだ。キリスト教のように聖座(使徒座)があるわけではないし、統一組織があるわけでもなさそうだ。本末制度(本山・末寺のヒエラルヒー)も歴史的議論が中心のようだ。 仏教教団の特徴を整理するためにここでは「学派」と「宗派」という区別をたてておこう。仏教はインドで生まれたが、中国で発展した仏教はインド仏教そのものではない。取捨選 [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教(2)(学びあいの会)
  • Ⅱ 仏教の教義 仏教の教義をまとめるのは至難の業だ。ましてや、仏教に体系化された教義が存在するのか、阿含と上座部と大乗はどこが共通なのか、各宗派がいわば勝手に教義を展開しているだけではないか、などという根本的な問いも出てくるだろう(注1)。それを承知でS氏は以下の11項目を教義として整理された。 ところで、お経には小乗経典と大乗経典がある。前者は阿含教とも呼ばれ、シャカ在世当時の教えなどを集めた経 [続きを読む]
  • 仏教とキリスト教(1)(学びあいの会)
  •  2018年度の学びあいの会は仏教を取り上げることになった。3回連続の予定で、一月は第一回目で (1)仏教とはなにか と題されていた。ほとんど雪の降らない当地でも今日22日は朝から雪に見舞われた。雪の中、いつも通りの顔がそろった。予定としては以下の順番で論じられるという。○始めに ①概略(仏教とは何か)②仏教の教義③教団④日本の仏教史⑤宗派⑥大乗経典⑦日本仏教⑧キリスト教との対比。盛りだくさんのテー [続きを読む]
  • 『愛と英知の道−霊性神学−』(完)(神学講座)
  •  第3部は「現代の神秘的な旅」と題されている。ここは第1部、第2部とはトーンが少し異なる。まず、全体に黙想会の講話風で、特に新しい議論がなされているわけではない。繰り返しの話があり、話題もあちこちに飛ぶので、読みやすくはない。第二に長い。全9章からなっている。全体として十字架の聖ヨハネの議論が中心となっている。第三に、結婚や性の問題が繰り返し登場する。神学上の問題でもあるが、制度としてのカトリック [続きを読む]
  • トリエント公会議と反宗教改革 (学びあいの会)
  •  12月の学びあいの会では、「宗教改革後のカトリック教会の刷新ートリエント公会議と反宗教改革」というタイトルで報告があった。この学びあいの会ではここ数回連続して宗教改革について学んできた。この間浮かび上がってきたのは、宗教改革に対するカトリック教会側の対応が必ずしも十分には論究されていないという点であった。教会はどう対応したのか。カトリックサイドから少し整理しておこうということである。 本題に入る [続きを読む]
  • 『愛と英知の道−霊性神学−』(4)(神学講座)
  •  ブログ村のおかげだろうか、お読みいただいている方が思いがけず多いことに戸惑っている。ブログとは不思議なもので、多くの方に読んでいただきたいという思いと、私見の入った要約をご披露するのは気恥ずかしいという気持ちとが併存している。 いよいよ第二部「対話」に入る。ここは4章から成る。基本的に、第一部で見てきた伝統的な神秘神学では現代社会の諸問題に対応しきれない、という批判的スタンスが根底にある。第7章 [続きを読む]
  • 『愛と英知の道−霊性神学−』(3)(神学講座)
  •  待降節が始まった。もともとはキリストの誕生を待つ、クリスマスの準備という意味なのだろうが、いつしか終末(再臨)の到来に備えて準備していなさいという意味が強くなったようだ。やはり四旬節のほうが古いから、大事だからだろうか。マルコ13:33のように、「気をつけて、目を覚ましていろ」と言われると身構えてしまうが、 Keep awake とか Seid wachsam なら、まぁいいかと思わなくもない。勉強不足のせいだが、同時 [続きを読む]
  • 『愛と英知の道−霊性神学−』(2)(神学講座)
  •  12月に入り、待降節もすぐだ。本文に入る前に、本書のタイトルをもう一度考えてみたい。このタイトルを見て私が最初に受けた連想は、倉田百三の『愛と認識との出発』(1921)であった。題名が似ているだけではなく、共にキリスト教と関係する哲学書とも言えるからだ。私は教養主義世代ではないが、それでも若い頃は倉田百三や三木清などをよく読んだことを覚えている。『愛と認識との出発』が昭和の哲学青年にたいして持っ [続きを読む]
  • 「プロテスタンティズムとは何か」(その2)(学びあいの会)
  •  10月の学びあいの会は台風の襲来で中止となったため、集まりは二ヶ月ぶりとなった。そのため報告の内容は広範囲に及び、レジュメも5枚にわたった。簡単に要約して紹介してみたい。今回紹介された小笠原師の講義の目次は次の通りである。Ⅱ プロテスタント教会の出現とその展開Ⅲ エキュメニズムの展開Ⅳ 日本におけるプロテスタント諸派順を追ってみていこう。第二部 プロテスタント教会の出現とその展開 ここは4章構成で [続きを読む]
  • 『愛と英知の道』(1)(神学講座)
  •  H神父の神学講座はしばらくお休みということなので、W.ジョンストン師の新刊書を講座参加者の皆さんと一緒に読んでみたい。この度、師の著作 Mystical Theology (1995) がやっと翻訳・出版され、日本語で読めるようになったのはこの上ない喜びで、監訳者の九里彰師(姓はくのりと読む)、訳者の岡島・三好・渡辺さん、出版社のサンパウロに感謝したい。訳者たちはジョンストン師のもとに集まった「いつくしみの会」の方々のよう [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(完)(神学講座)
  •  諸聖人の祭日の今日は晴天に恵まれ、多くの方がごミサにあずかっていました。11月の神学講座はお休みとのことだ。H神父様は担当する教会の巡回で時間がとれなくなっているという。10月29日のバザーは台風にみまわれたが無事に済んでよかった。わたしも出店されたサンパウロさんから、ジョンストン師の『愛と英知の道』(Mystical Theology の日本語訳)を入手できラッキーだった。監訳者のカルメル会の九里彰師は存じ上 [続きを読む]
  • ルターと芸術家たち
  •  10月31日がルターの「95ヶ条の論題」提示から500年の記念日ということで10月24日に「アカシア会」(教会の信徒の集まり)でM氏が講演された。演題は「ウイッテンベルクの小夜啼鳥マルティン・ルターと芸術家たちーそのⅠ ザックスとワーグナー」であった。カト研には音楽に詳しい方がたくさんおられるが、わたしは音楽や絵画には全くの素人でなんの知見もない。そんなわたしが、碩学のM氏のルター論、芸術論をここ [続きを読む]
  • 「集会祭儀」とは何か
  •  以下はカトリック教会の教区のなかの全くローカルな話題です。カト研の皆さんの中には一粒会で活躍なさっている方も多いと思いますが、特に宣教活動などに関わっておられない方にはあまり興味の湧かない話題でしょうから、読み飛ばしていただいて結構です。 10月21日の土曜日、台風のなか「地区共同宣教司牧委員会」主催の研修会が開かれた。こういう宣教とか司牧とかあまり考えたことがなかったので、勉強のためと思って出 [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(4)(神学講座)
  •  神学講座は毎月第一月曜日におこなわれているが、10月もお休みだったので、前回の続きを報告したい。 第二部は「使徒信条の解釈」と題されており、大きく二節にわかれている。第一節は「三位一体の神」というタイトルで、使徒信条の第Ⅰ項目(父の祈り・父を信じます)、第Ⅱ項目(子の祈り・キリストを信じます)、第Ⅲ項目(聖霊の祈り・聖霊を信じます)が講じられる。第二節は「人間の救い」というタイトルで、「五つの要 [続きを読む]
  • 映画「神の小屋」を観る
  •  本年度制作されたアメリカ映画。原作はベストセラーとなった小説 "The Shack"。 わたしも友人から勧められて日本語訳を読んだ。長い長い小説だが、とてもおもしろかった。小説の構成はスリラー小説風だ。わたしは小説はJ.グリシャムくらいしか読まないのだが、ストーリーテリングはうまい。どうも実際の事件に触発されて書かれた小説らしい。このほど映画化されたことを知り、観てきました。 映画の日本語の題名は 「アメ [続きを読む]
  • プロテスタンティズムとは何か(その1)(学びあいの会)
  •  9月の学びあいの会は秋晴れのもと12名の者方が集まり、勉強会のあとは一緒に食事をして感想を述べあった。 7月の学びあいの会では「宗教改革500年にあたって」ということで神学者棟居洋氏の「ルターの信仰義認論」が紹介された。今月は「宗教改革500年にあたって」シリーズの第二弾として、小笠原優師の講義「プロテスタンティズムとは何か」が紹介された。この講義は師が藤が丘教会で3回連続でなされた講義のようで [続きを読む]
  • 映画『夜明けの祈り』を観る
  •  カトリック新聞推薦ということで、映画『夜明けの祈り』を観てきました。2016年度のフランス=ポーランド映画です。原題は Les innocentes, 英語題名は The Innocents。無罪とか無実という意味なのでしょうか。日本語の題名は 夜明けの祈り。これはよく考えられた良い訳です。ただ単に朝のお祈りという意味ではなく、修道院での「聖務日課」の「賛歌」のことで、日の出の時の「朝の祈り」のことらしい。現在の聖務日課で [続きを読む]