kempis さん プロフィール

  •  
kempisさん: カトリック社会学者のぼやき
ハンドル名kempis さん
ブログタイトルカトリック社会学者のぼやき
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/kempis
サイト紹介文カトリシズムと社会学という歴史的には背反する二つの思想背景から時の流れにそって愚痴をつぶやいていく
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供38回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2016/10/06 17:05

kempis さんのブログ記事

  • 『愛と英知の道』(1)(神学講座)
  •  H神父の神学講座はしばらくお休みということなので、W.ジョンストン師の新刊書を講座参加者の皆さんと一緒に読んでみたい。この度、師の著作 Mystical Theology (1995) がやっと翻訳・出版され、日本語で読めるようになったのはこの上ない喜びで、監訳者の九里彰師(姓はくのりと読む)、訳者の岡島・三好・渡辺さん、出版社のサンパウロに感謝したい。訳者たちはジョンストン師のもとに集まった「いつくしみの会」の方々のよう [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(完)(神学講座)
  •  諸聖人の祭日の今日は晴天に恵まれ、多くの方がごミサにあずかっていました。11月の神学講座はお休みとのことだ。H神父様は担当する教会の巡回で時間がとれなくなっているという。10月29日のバザーは台風にみまわれたが無事に済んでよかった。わたしも出店されたサンパウロさんから、ジョンストン師の『愛と英知の道』(Mystical Theology の日本語訳)を入手できラッキーだった。監訳者のカルメル会の九里彰師は存じ上 [続きを読む]
  • ルターと芸術家たち
  •  10月31日がルターの「95ヶ条の論題」提示から500年の記念日ということで10月24日に「アカシア会」(教会の信徒の集まり)でM氏が講演された。演題は「ウイッテンベルクの小夜啼鳥マルティン・ルターと芸術家たちーそのⅠ ザックスとワーグナー」であった。カト研には音楽に詳しい方がたくさんおられるが、わたしは音楽や絵画には全くの素人でなんの知見もない。そんなわたしが、碩学のM氏のルター論、芸術論をここ [続きを読む]
  • 「集会祭儀」とは何か
  •  以下はカトリック教会の教区のなかの全くローカルな話題です。カト研の皆さんの中には一粒会で活躍なさっている方も多いと思いますが、特に宣教活動などに関わっておられない方にはあまり興味の湧かない話題でしょうから、読み飛ばしていただいて結構です。 10月21日の土曜日、台風のなか「地区共同宣教司牧委員会」主催の研修会が開かれた。こういう宣教とか司牧とかあまり考えたことがなかったので、勉強のためと思って出 [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(4)(神学講座)
  •  神学講座は毎月第一月曜日におこなわれているが、10月もお休みだったので、前回の続きを報告したい。 第二部は「使徒信条の解釈」と題されており、大きく二節にわかれている。第一節は「三位一体の神」というタイトルで、使徒信条の第Ⅰ項目(父の祈り・父を信じます)、第Ⅱ項目(子の祈り・キリストを信じます)、第Ⅲ項目(聖霊の祈り・聖霊を信じます)が講じられる。第二節は「人間の救い」というタイトルで、「五つの要 [続きを読む]
  • 映画「神の小屋」を観る
  •  本年度制作されたアメリカ映画。原作はベストセラーとなった小説 "The Shack"。 わたしも友人から勧められて日本語訳を読んだ。長い長い小説だが、とてもおもしろかった。小説の構成はスリラー小説風だ。わたしは小説はJ.グリシャムくらいしか読まないのだが、ストーリーテリングはうまい。どうも実際の事件に触発されて書かれた小説らしい。このほど映画化されたことを知り、観てきました。 映画の日本語の題名は 「アメ [続きを読む]
  • プロテスタンティズムとは何か(その1)(学びあいの会)
  •  9月の学びあいの会は秋晴れのもと12名の者方が集まり、勉強会のあとは一緒に食事をして感想を述べあった。 7月の学びあいの会では「宗教改革500年にあたって」ということで神学者棟居洋氏の「ルターの信仰義認論」が紹介された。今月は「宗教改革500年にあたって」シリーズの第二弾として、小笠原優師の講義「プロテスタンティズムとは何か」が紹介された。この講義は師が藤が丘教会で3回連続でなされた講義のようで [続きを読む]
  • 映画『夜明けの祈り』を観る
  •  カトリック新聞推薦ということで、映画『夜明けの祈り』を観てきました。2016年度のフランス=ポーランド映画です。原題は Les innocentes, 英語題名は The Innocents。無罪とか無実という意味なのでしょうか。日本語の題名は 夜明けの祈り。これはよく考えられた良い訳です。ただ単に朝のお祈りという意味ではなく、修道院での「聖務日課」の「賛歌」のことで、日の出の時の「朝の祈り」のことらしい。現在の聖務日課で [続きを読む]
  • 「宣教」か「福音化」か―カトリック教会のジレンマ
  •  9月の教会壮年会講演会がごミサのあと開かれた。演題は「私たちの宣教ー共同宣教司牧は難しくないー」で、演者は地区共同宣教司牧委員会委員のH氏。経験に基づいた良い報告であった。単なる活動報告だけではなく、歴史的経過まで踏まえた報告であった。ここではその講演の内容の要約というよりは、話を聞いていて私が考えさせられた点をいくつかメモっておきたい。私自身日頃考えてはいるが、考えがまとまらない論点が含まれて [続きを読む]
  • 映画「静かなる情熱ーエミリ・ディキンスン」を観る
  • 映画「静かなる情熱ーエミリ・ディキンスン」を観てきました。妻が良い映画らしいという話をどこからか聞きつけてきて私を誘ったので、岩波ホールまでついて行きました。 まだ映画の内容が良く咀嚼できておらず、そもそも映画通でもないのでうまくまとめられないが、忘れないうちに若干の印象を記してみたい。映画の原題は A Quiet Passion で、イギリス=ベルギー映画という。内容は、外見は穏やかだが、中身は激情一杯の癇癪持 [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(3)(神学講座)
  •  第一部の第5・6・7講は、「使徒信条」と「ニカイア・コンスタンチノポリス信条」の比較なので、別の投稿記事としてまとめてみたい。第5講は「『使徒信条』と『ニカイア・コンスタンチノポリス信条』について」と題されている。内容は両信条の特徴の比較だ。 「使徒信条」と「ニカイア・コンスタンチノポリス信条」の形成の背景の違いとして阿部師は3点指摘している。 まず第一はその歴史的背景の違いだ。「信条」とはミサ [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(2)(神学講座)
  •  神学講座では9月から、阿部仲麻呂『使徒信条を詠むーキリスト教信仰の意味と展望ー』 2014 教友社)を読む予定であったが、神父様が今日講義をお休みになられたので、自分で読んだ読後感を少しまとめておきたい。 本書は全体が4部から成っており、第一部は「前提・主題と方法論・背景」と題され、第二部は「使徒信条の解釈ー三位一体の神とである人間の救い」、第三部は「現代的可能性ー使徒信条を生きる」、第四部は「 [続きを読む]
  • 『使徒信条を詠む』(神学講座)
  •  ベネディクト16世著『イエス・キリストの神』を取り上げた神学講座は前回で一応終わりました。H神父様は、7月の神学講座はお休みで、9月からは新しいものを読み始めたいと言われた。いくつか候補がおありのようだが、特に推薦されたのが阿部仲麻呂『使徒信条を詠む ーキリスト教信仰の意味と展望ー』 2014 教友社)である。9月からの講義に備えてどんな本なのか夏休み中に少し覗いておきたい。 著者の阿部仲麻呂師はサ [続きを読む]
  • 宗教改革500年にあたってー信仰義認論ー(2)(学びあいの会)
  •  こういう刺激的な報告を聞くとどうしてもあれこれ思いつきを言いたくなる。少し雑感を述べてみたい。 今日のテーマは結論を先取りして言えばこうだ。神義論は結局義認論によって解決された。義認論も結局は二重予定説によって完成する。神義論の問いには予定説が答えだ。これがプロテスタント神学からの答えであろう。では、カトリック神学はこれになんと応えるのか。これが今日のテーマとなるはずであった。ところが実際には今 [続きを読む]
  • 宗教改革500年にあたってー信仰義認論ー(1)(学びあいの会)
  •  七月の学びあいの会は、ルターの95箇条論題の提示(1517)から500年に当たって宗教改革の意味を考えてみようということで、主にルターの信仰義認論の紹介・説明がなされた。宗教改革記念日 Reformationtag は10月31日という。この記念日はわれわれカトリックにはあまりなじみがなく、むしろ今年は浦上四番崩れの明治維新150周年といった方がピンとくる。いずれにせよ大事な節目の年ということだろう。今日はテ [続きを読む]
  • マタイ福音書「山上の説教」について・その2(学びあいの会)
  •  2017年6月26日の「学びあいの会」は前月に続いてマタイ福音書「山上の説教」です。前回は第5章の真福八端が中心でしたので、今回は6章・7章に進みました。今回は勉強というよりはともに聖書を読み、味わい、祈るというもので、なにか聖書講座みたいでしたが、これはこれでたまには良い経験でした。 S氏ははじめにマタイ福音書とルカ福音書の違いについて少し説明されました。Q資料など同じような資料に基づきながらも [続きを読む]
  • 映画「カロル ー 教皇になった男」を観る
  •  J.バッティアート監督のイタリア・ポーランド合作映画 A Man who became Pope を観てきました。DVD版でしたが、場所が鎌倉生涯学習センターのホールですのでそれなりの迫力がありました。2005年作の古い映画ですが、今回観たのは日本語字幕版でした。上智大学の卒業生など制作委員会が随分と苦労なさって字幕化が完成した映画とのことです。この辺の事情はカト研の皆様の中にはお詳しい方が多いのではないでしょうか。英語 [続きを読む]
  • 「聖霊」(神学講座『イエス・キリストの神』その8)
  •  2017年6月5日の神学講座は晴天に恵まれ、H神父様のご機嫌も良く、参加者は講義を楽しんでいました。今回はベネディクト16世著 里野泰昭訳『イエス・キリストの神』(2011)の第3章「聖霊」が説明されました。本書の最終章ですが、翻訳でわずか13頁の短い文章です。昨日は聖霊降臨の主日(A年)でしたので、偶然とは言え聖霊論を深く考える良い機会でした。講義は昨日の「聖書と典礼」も使って行われました。この教 [続きを読む]
  • マタイ福音書「山上の説教」について(学びあいの会)
  •  2017年5月の「学びあいの会」は5月にしては珍しい猛暑の22日に開かれました。過去数回、ベネディクト16世ヨゼフ・ラッチンガー著 里野泰昭訳『ナザレのイエス』(2008・春秋社、原著2007)を読んでいます。今回はその第四章「山上の説教」第1節「真福八端(幸いな人)」に入りました。 報告者はラッチンガーの説明の要約というよりはかなり自由にまとめて話しておられました。冒頭、聖書学の研究手法としての「様 [続きを読む]
  • ヨハネ福音書「山上の説教」について(学びあいの会)
  •  2017年5月の「学びあいの会」は5月にしては珍しい猛暑の22日に開かれました。過去数回、ベネディクト16世ヨゼフ・ラッチンガー著 里野泰昭訳『ナザレのイエス』(2008・春秋社、原著2007)をベースに、ヨハネ福音書について学んでいます。今回はその第四章「山上の説教」第1節「真福八端(幸いな人)」に入りました。 報告者はラッチンガーの説明の要約というよりはかなり自由にまとめて話しておられました。冒頭 [続きを読む]
  • イスラームの豆知識
  •  2017年5月14日に教会壮年会主催の講演会がありました。テーマはイスラームについてでした。カトリックから見たイスラームということになりますから興味深い報告でした。報告者は現役時代に中東に10年近く駐在員として住まわれた方で、生活感あふれる報告でした。全身にムスリムの真っ白な男性衣装(UAEだからカンドウーラと頭にかぶるクゥトラ)をきちんと着こなされ、かなり力に入った講演でした。ご本人は「豆知識」と謙遜 [続きを読む]