ここトト さん プロフィール

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ここトトさん: 理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ハンドル名ここトト さん
ブログタイトル理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ブログURLhttp://cocototo1978.com/
サイト紹介文不妊治療、不育症、流産、臨月緊急帝王切開の末の死産、レインボーベビーを経験したボクたち家族の話。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供77回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2016/10/11 22:49

ここトト さんのブログ記事

  • 大人の世界
  • 大人になって、パパになって、一番びっくりするのは身近な人の事情が、想像以上にバラバラだっていうことですよね。人の数だけ「普通」があり、「現実」があり、「かなわなかった希望」がある。そして、その人にしかわからない「気付き」や「よろこびも」。そんな人々がお互いに気を使いながら共通点を探しながら、それでも楽しくやっていこうとする。大人ってえらいなぁ、すごいなぁといつも思います。ヨシタケシンスケ「ヨチヨ [続きを読む]
  • 試験管ベビー
  • 不妊、諦めないで=世界初「試験管ベビー」40歳に2018/7/28 Jiji.comより ボクたち夫婦が体外受精のことを考え始めた時、やはり真っ先にうかんだのはそれに対する世間的な(あるいは自分自身の持つ)偏見だった。 試験管ベビーそんなの自然じゃない障害のある子供が生まれる そんな偏見を払しょくしてくれたのは、今年で40歳になられる世界初の体外受精児「ルイーズ・ブラウン」さんの存在だった。この方が、普通に生活し、普通 [続きを読む]
  • 心臓の穴
  • よかった。心臓の穴は、ちゃんと塞がってくれたらしい。 べべが「卵円孔開存」を指摘されたのは、NICUを退院してからしばらくした、4か月検診の時だ。心雑音が聞こえるからとエコー検査をしてもらって、それが判明した。「卵円孔」とは左右の心房の壁にある穴で、胎児期には必要だけど、本来は生まれてすぐに閉じてしまうものらしい。それが、べべの場合は閉じずに開いたままになっていた。 将来的にも開いたままだと、頭痛や脳梗 [続きを読む]
  • 孤独
  • 誰かにとても悲しいことがあったとき、とても辛いことがあったとき(例えばお腹の子どもを亡くしてしまうような)、その人の話をただ聞いてあげればいいということは、頭ではわかっていても実践するのはとても難しいことです。話を聞くだけでなにも返答しない、何も言ってあげられないことを不誠実であるかのように思ってしまい、余計な励ましやアドバイスをして、むしろ相手を傷つけてしまう。大丈夫だよ、また次があるよ、なんて [続きを読む]
  • 女子高生
  • 駅のホームで電車を待っていた時、隣にいた女子高生二人組の話し声が聞こえてきた。 「やっぱりココちゃんって、すごくかわいいよね」「うん、間違いなくあの娘は天使だわ」 えっと思って、ドキドキした。きっとココと同じ名前の友達の話をしているのだろうけど、なんだか少しうれしくなった。 女子高生になったココは、いったいどんな娘になっていたんだろう。 ランキング参加してます。いいね!と思ったら応援の をお願 [続きを読む]
  • ご紹介
  • 関西で新しく天使ママの会が立ち上がったそうなのでご紹介します。8月26日にお話会&ワークショップが予定されていますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。 関西天使ママサロン「エンジェライト」さまHPはこちら ランキング参加してます。いいね!と思ったら応援の をお願いします。 次回は「女子高生」です [続きを読む]
  • 「大きなお世話」その後
  • よもやま話「大きなお世話」で登場した友人のフェイスブック。かわいい生まれたての女の子の写真とともに、「ついに私もパパになりました」と書き込まれていた。彼とはその後会っていなかったから(仲違いしたわけではなく、単に会う機会がなかったからだ)、全く寝耳に水の話だった。 時期的に考えると、あの時結婚したばかりで子供が欲しいと言っていた、その矢先のことだったんだろう。本当におめでたいと思う。フェイスブック [続きを読む]
  • 言い訳
  • あの日、最後にココのお棺を包んでいた布で奥さんが作ってくれた小さなぬいぐるみを、ボクは小さなカバンにいれて毎日必ず持ち歩いていたのだけど、それをついに忘れてしまった日があった。カバンを持たずに仕事に出たことに、帰ってくるまで気づかなかった。 時には忘れることがあってもいいんだと思う。忘れ去ってしまったわけじゃないんだし。ましてココのことを大切に思わなくなったなんてことは、決して決してないんだし。 [続きを読む]
  • (再掲)不愉快な出来事
  • 「確率が低い不愉快な出来事は起こらないが、確率が低くても愉快なことは起きる」 経営学の教科書*にこういう言葉があるそうです。なるほど、人ってそういうふうに考えがちですよね。 だからこそ、確率的に当たるはずもない宝くじをつい買ってしまう。だからこそ、それでも自分は乳がんにはならない、と思ってしまう。 「彼女」が亡くなったことは本当に不幸なことだった。彼女はちゃんと検診を受けていたし、専門医の診察も受け [続きを読む]
  • キャンドル
  • Amazonで買ったLEDキャンドルがとても優秀だ。安いし、少しの電池で長持ちするし、光が揺らめく感じもとてもいい。すりガラスのカバーで覆われていて光源が見えないから、一見すると本物のキャンドルに見えなくもない。 ココのお仏壇の前には、このキャンドルを2つ並べている。夜になったら付けて、朝になったら消して。真夜中、どうかココがさみしくないように。どうか、悲しくないように。 ランキング参加してます。いいね! [続きを読む]
  • 実家の母から連絡があった。先日ココの夢を見たそうだ。ココはニコニコとしながら、とても気持ちよさそうに眠っていたらしい。昼間にココのモッコウバラの剪定をしていたせいかしらね?なんて言っていた。 あぁ、羨ましいな。ボクの夢にでてきてくれることは、すっかりなくなってしまったのに。 ランキング参加してます。いいね!と思ったら応援の をお願いします。 次回は「キャンドル」です [続きを読む]
  • お仏壇
  • ココのお骨は、今でもお仏壇(お仏壇といってもモダンでおしゃれなやつだ)に入れてリビングに置いてある。いずれはお墓に、とは思うのだけど、今ひとつ踏ん切りが付かなくて、心からそうしたくなるまでは手元に置いておくつもりにしている。 弟のべべは、このあいだからすっかりずり這いをマスターして家中を動き回るようになった。そして時々お仏壇の前に来て、じっとそれを見つめてからまたずり這いを始める。 そのお仏壇は、 [続きを読む]
  • モッコウバラ
  • 離れて実家に住む母は園芸が趣味で、いつも花壇にはたくさんの花が咲いていた。 嘘みたいな話だけれど、ココがなくなった時(真冬の1月下旬のことだ)、その花壇のモッコウバラが一輪だけ咲いたらしい。季節外れに一輪だけ咲いたバラ。ココが会いに来てくれたと思ったと、母は話していた。 モッコウバラの花言葉は「幼い頃の幸せな時間」。なんだかできすぎている。 GWに久しぶりに実家に帰ったら、そのモッコウバラは盛大に咲い [続きを読む]
  • 天使ママのみなさまへ(再掲)
  • 天使ママのみなさまへ5月13日。今日は「母の日」です。みなさんの日です。家事サボってよし!欲しいものポチしてよし!プレモル飲んでよし!そして今日はいつもより、あなたの天使とたくさんお話ししましょう。遠すぎて聞こえないかもしれないけど、きっとこう言ってくれてるはずです。ママ。がんばってうんでくれてありがとう。いっぱい泣いてくれてありがとう。ママのこと、いちばんだいすきだよ。我が家も今日 [続きを読む]
  • 悲嘆の反応
  • ものの本によれば、大切な人と死別した後に訪れる「悲嘆の反応」には、思慕、疎外感、うつ的不調、適応対処の努力という4つのプロセスがあって、平均すると4年半ほどでその反応が治まるんだそうだ。 4年半というのは長いようでもあり、短いようでもあり、なんとも妥当な数値であるような気もする。もっとも、4年半目のある日にパタリと治まるわけではなく、少しずつその反応を感じる頻度が減っていって、そのうちほとんど感じなく [続きを読む]
  • 替え歌
  • 童謡、ポップス、CMソング。耳に残った歌があると、その歌詞の中にココの名前を入れて替え歌にすることは、すっかりボクの癖になっている。 本当に無意識にやってしまうから、そのうち誰かに聞かれてしまって恥ずかしい思いをすることもあるかもしれない。 それでもそんなことを続けてしまうのは、やっぱり今でも、ココの名前をいつも呼んでいたいからなのです。 ココ、ココ。会いたいよ。 ランキング参加してます。 いいね!と [続きを読む]
  • ケーキ屋さん
  • うちの近くにケーキ屋がある。パティシエのオジサンはなんとも不愛想な人だけど、そこのケーキは美味しくて、派手で華やかなのがいい。大ぶりのフルーツ。カラフルなデコレーション。きっと小さな子どもがみたら大喜びするだろう。 今でも毎月のココの誕生日には、そこでケーキを買って帰る。ココの手を引いてそのケーキ屋に連れて行って、「今日は誕生日だから、好きなのを選んでいいよ。ココが全部食べていいよ」と言ってやると [続きを読む]
  • 悲しみの比較
  • 悲しみの比較なんてするべきじゃないことはわかっているけど、それでも子どもを亡くした悲しみは特別だと思う。 子どもがいなくなった自分のことだけが悲しいんじゃない。 きっとあの子にだって、 好きなおもちゃや、好きなおやつや、好きな音楽や、好きな洋服や、好きな風景があったはずだ。 好きな人だって、いつかきっとできていたはずだ。 あの子の命は、そんな幸せを何一つ知らないまま終わってしまった。それが、とても悲し [続きを読む]
  • 思い出を手放す
  • ココが亡くなってからいろんな人にいただいたお花を、奧さんはドライフラワーにしてずっと残していた。たくさんの小瓶に詰まったいろんな色、いろんな香りの花たち。先日ボクたちはそれを、ココの桜*の根元に撒いた。 ココの思い出としてずっと残していたものを手放すことには、もちろんそれなりの寂しさがあるけれど、見方によっては前を向いて進むことであり、気持ちの整理や区切りをつけたこととも言えるかもしれない。 でもボ [続きを読む]
  • ルーティン
  • 仕事で聞いた企業コンサルタントの人の話。 組織として個人として、より良い能力を身につけようと思ったら、良い行いを習慣化するといい。習慣は習練となり、習性になる。そのためにはまず、どんな事でもいいから意識的に習慣化していくことが大切だ。自分なりのルーティンを作ること。チェックシートを作って、そのルーティンがちゃんと実行できたかチェックしていくといい。 なるほどと思って、ためしにやってみることにした。 [続きを読む]
  • 手術の日のこと3
  • 夜の病院の廊下は人気もなく、緑色の非常灯だけがやたらと目についた。べべが入っていった手術室と、ボクたちが案内された待合室には煌々と明かりがついているのに、それを隔てる廊下が真っ暗なのがなんだか落ち着かなかった。 静かで、少し寒い待合室で奥さんと二人、いろんなことを考えた。 なにが悪かったんだろう。どこが悪かったんだろう。どうしてべべなんだろう。どうしてまた、ボクたちなんだろう…。 感情の波は意外と大 [続きを読む]
  • 手術の日のこと2
  • 普通のものより頑丈で重々しい作りの保育器(ドクターカー用のものらしい)に移されて、べべは病室を出て行った。生後5日の子どもがこの状況を理解できているとはとても思えないけど、病室を出るときのべべは確かに、じっとボクたちを見ていた。とてもとても、不安そうな目をしていた。 ボクたちも外出許可をとって、その後を追うことにした。病院を出るときに、あの助産師さんが渡してくれたのは駐車場のサービス券。それが病院 [続きを読む]
  • 手術の日のこと
  • べべの手術の日のことを書こうと思う。 計画帝王切開で産まれたべべは標準よりは少し小さかったけど、元気に動き、元気に泣き、元気にミルクを飲んでいた。出産直前の、あのヒリヒリするような緊張や不安も日増しに緩んでいっていた。 生後5日目。奥さんの術後の回復が順調なら、そろそろ退院が見えてくるはずだったその日。退院後はしばらく実家で過ごす予定だった奥さんとべべのために、ボクはその日ひとりで実家にベビーベッド [続きを読む]
  • リラックス
  • 職場でのある日のプレゼン大会のこと。PCを使った長いプレゼンをするときは、聴衆をリラックスさせるために時々全く関係ない画像を挟んだりすることがある。大概は目の保養になるようなきれいな景色の画像だとか、最近行った旅行先の写真だとかを挟んだりするのだけど、その若い後輩の選んだ画像は、まだ小さな自分の子どもの写真だった。 別に悪いことじゃない。彼は自分の子どもの写真が、長いプレゼンを聴くのに疲れた聴衆をリ [続きを読む]