ここトト さん プロフィール

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ここトトさん: 理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ハンドル名ここトト さん
ブログタイトル理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ブログURLhttp://cocototo1978.com/
サイト紹介文不妊治療、不育症、流産、40週緊急帝王切開での死産。いろんなことを経験したボクたち夫婦のはなし
自由文このブログは不妊症、体外受精、3度の流産と不育症診断、そしてようやく授かった娘の臨月の死産など、たくさんのことを経験したボク達夫婦の5年間にわたる、そして今なお続く不妊・不育治療の記録を男目線、夫目線からまとめたものです。不妊・不育、流産・死産後の心のケアとたたかう旦那さま、奥さまにボク達の経験が少しでもお力になれればと思います。いっしょにがんばりましょう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供207回 / 350日(平均4.1回/週) - 参加 2016/10/11 22:49

ここトト さんのブログ記事

  • いないという存在感
  • <いない>という喪失感は、「<いない>という存在感とともに生きている」のかもと思えることがあります。そして、「いない」からこそ、「いつでも自分の中にいる、ずっと一緒に生きている」と思えることがあります。— NICUサポートプロジェクト (@nicu_fight_25) July 1, 2017 <いない>という存在感。わぁ、いい言葉だなぁ。それはボクの中にある空洞を、とても的確に言い当てている言葉かもしれない。 あの子が亡く [続きを読む]
  • 07.フラッシュバック
  • 奥さんの妊婦健診の日。ボクは運よく休みが取れたので健診に付き添い、その帰りにココが産まれた産科病棟にあいさつに行くことにしました。 健診の結果は順調、異状なし。晴れ晴れとした気持ちのなか、ボクたちは病棟へつながるエレベータに乗りました。エレベータのドアが開くと、横手に待合室が見えました。あの時、緊急帝王切開になった奥さんとココを、ボクが一人で待っていた待合室。 驚くほど、鮮やかなフラッシュバックで [続きを読む]
  • 06.巨大怪獣べべ
  • たくさんの人に見守られながら順調に育っていくおなかの子を、ボクたちは「ベベ」と呼ぶようになりました。 まぁさすがにまだだよね〜と言いながら、10週ごろから再び使い始めた心音計。しかし翌週にはべべは元気な心音を聞かせてくれるようになりました。 「トクトクトクトク」 多くの人にとっては、おなかに宿った子どもが順調に育つなんてごく当たり前のことだろうけど、それを確認させてくれるこの愛しい心音が、ボクたちには [続きを読む]
  • だいすけお兄さん
  • 「だいすけお兄さん」って人、ご存知ですか?ちょっと前までカリスマ的人気を誇ったNHK「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さん。9年に渡って大人気歌のお兄さんとして君臨し、番組卒業のときには多くのお母さんたち(子供たちではなく)が「だいすけロス」に陥ったんだとか。写真を見ても、そんなに取り立ててイケメンなわけでもない。子供のいないアラフォー理系男子のボクが見ると、なぜこの人がそんなにも支持されたのかちょ [続きを読む]
  • 05.おかえり
  • ボクたちはクリニックでもらった紹介状を持って、また○○総合病院を受診しました。 産婦人科外来の待合。最後に来たのはココが亡くなって3か月後の受診の時だから10か月ぶりか。さすがにまだ細かい景色まで覚えている。 この待合に初めて来たときは、周りがハッピーな雰囲気の妊婦さんばかりで戸惑ったけど、それでももうボクたちもその仲間入りなんだとソワソワしていた。ココが亡くなってからは…ここにいるのは苦痛でしかなか [続きを読む]
  • 04.てのひらを合わせて
  • 自分の体温より高い温度のものを触るとあたたかく感じる。自分の体温より低い温度のものを触ると冷たく感じる。では自分のてのひら同士を合わせた時は?両方のてのひらは同じ温度であるはずなのに、やっぱりそれを「あたたかい」と感じます。まるで合わせたてのひらの間に特別なエネルギーが発生しているかのようです。 ダイチの供養とココのお葬式をしてもらったお寺は、水子供養のお寺として地域では有名なところだったので、 [続きを読む]
  • 宝くじ
  • あの子が亡くなってから、奥さんはやたらと宝くじを買いたがるようになった。あんな悪いことが起こったんだから、その代わりに良いことだって起こってくれてもいいじゃないの!という理屈。神様からすれば「いや、それとこれとは話が別でして…」という感じだろうけど。 不妊に悩むカップルは10組に1組*。不育症の発生率は妊娠女性の2~5%**、周産期死亡は1000人当たり3.7人***。それらがいっぺんに起こる確率を計算して、日本語に [続きを読む]
  • 03.突然の卒業
  • 妊娠判定後の毎週の診察。それはいつも陸上のハードル競技を思わせました。 一つ一つのハードルを飛び越えることは決して難しくない。でもそれを最後まで、一つのミスもなく飛び続けなければならない。もし途中でつまづい... [続きを読む]
  • 02.紹介状
  • 「うん、しっかり妊娠反応でてますね!」 5回目の胚盤胞移植は見事陽性。やった!ココの弟妹が、奥さんのおなかにやって来てくれた。 その日から早速始まったヘパリン注射。さすがに1年もブランクがあると、ちょっと忘れてしまっている。どうするんだっけ?なに用意するんだっけ?あ、そうだ!ボクは自分のブログを読み返して、ヘパリン注射の手順を思い出していきました。ブログを書いたことがこんなところで役に立つとは。やっ [続きを読む]
  • 新シリーズ「虹のこども」のこと
  • 「天使のはなし」に続く新シリーズ「虹のこども」は、死産から1年後にお腹にやってきたココの弟の話になります。 死産後の妊娠。それは決して手放しで喜べるだけのものではありません。 またあんな事が起こったら、という恐怖があります。ことあるごとにココがお腹にいた日々を思い出し、つらくなります。前に進むこと、進もうとすることで、ココを置いてけぼりにしているような罪悪感があります。 それでもココを失った悲しみと [続きを読む]
  • 01.虹のこども
  • また夢を見た。 ボクは一人の赤ちゃんを「たかいたかい」しようとしている。 この子は誰なんだろう?ココだろうか?いや、ココじゃない。この子は男の子だ。 せっかく「たかいたかい」しているのに全然うれしそうじゃない。ふてぶてしい顔でじっとボクを見ている。 そしてとにかく…デカい。そして重い。 2,3回「たかいたかい」しただけで、もう腕がパンパンだ。この子を何時間もあやしたり、ずっと抱っこしておくなんて、と [続きを読む]
  • イラスト
  • Instagramよりこのイラストをみると、ボクはいつも胸がいっぱいになります。この理不尽な(笑)二人の位置取りに、父親の喜びがあふれているように思うのです。 このイラストはウクライナ人アーティストのSnezhana Sooshさんという女性によって描かれています。 キングサイズベッドの真ん中に眠る女の子。端っこで小さく身体を丸めて眠る父親。もちろん寝苦しい。でも気持ちよさそうに眠るこの子のためなら、そんなこといくらでも我 [続きを読む]
  • 忘れてもいい
  • 信頼する職場の先輩と話していた時のこと。話の流れでボクが子供を亡くしていることを告白しました。 「…そうか、何か月で亡くなったんだ?」「40週、お産の最中に亡くなりました」「実はな、ここ村。俺も次男を亡くしてるんだよ。つい先日、13回忌を終えたところだ」 そんなこと、全然知らなかった。3人の男の子を連れて、土日は野球、連休にはキャンプ、夏は海水浴、冬はスキー。年中日焼けした、絵にかいたようなアウトドア派 [続きを読む]
  • 大きなお世話
  • 仕事関係のとあるプロジェクトのために集められたのは、ボクを含めて同年代の数人。部署が違うから普段は顔を合わさないけど、若いときからよく知っている気の置けない仕事仲間たち。 プロジェクトの会議が順調に終わって、みんなで居酒屋で打ち上げしてた時、そのうちの一人が最近結婚した話になりました。彼と奥さんは海外旅行が趣味で、結婚前からいろんな国に行っていたらしい。新婚旅行はどこどこに行ったよ、なんて話してい [続きを読む]
  • 泣きたいときにきく音楽#20 星野源 / Family Song
  • ただ 幸せが一日でも多く側にありますように悲しみは次のあなたへの橋になりますように微笑みが一日でも多く側にありますように涙の味は次のあなたへの橋になりますように遠い場所も繋がっているよ 多くの人が「これは自分のことを歌ってくれてるんだ」と思えるようなものを、“いい歌”というのだと思う。 ボクにとっての「遠い場所」はもちろん、あの子のいる空の上だ。どんなに遠くても、ボクたちは繋がっている。ボク [続きを読む]
  • うれしいメール
  • 先日ある読者の方から、あの子の1歳半の誕生日を祝うメールをいただきました。ブログには正確な日付は書いていないはずなので、正直とても驚いたけど、「天使のはなし」の更新にあわせて読んでいただいていた方なら、確かにあの子の誕生日を特定することができたかもしれない。その方は、ほぼ同じ日にお生まれになったお子さまの成長と重ねて、あの子のことも思い出してくださっているようでした。 とても嬉しかった。 「あなたの [続きを読む]
  • 不安でたまらなくなったとき
  • 不安でたまらなくなったとき、悪い考えがどんどん浮かんできてしまうとき。とても簡単な瞑想みたいなことをすると、ちょっと気持ちが楽になることに気づきました。 たとえば有名な経営者とか映画監督とかが、「アタマを整理して新しいアイデアを生み出すために、毎日瞑想をやっているよ!」みたいな話を聞いて興味を持って少し本を読んだりしたけど、ちゃんと本格的にやるのはなかなか難しい。今から30分瞑想するぜ!なんて決心を [続きを読む]
  • ささやかな記録
  • 「子供たちは精子提供者を家族だと考えているか?」 このTEDトークは社会倫理学者のヴィーラ・プロブーストによるものです。彼女は精子提供によって子供を授かった家庭や、そうして生まれた子供にインタビューをすることで親や家族のあり方を考察しています。そして彼女はこうした「伝統的」ではない家族であっても、必要なのは温かい関係性であり、その家族自身で物語を作り上げていくことが重要だと説きます。精子提供、養子縁 [続きを読む]
  • 自宅でできる遺伝子検査
  • 「自宅でできる遺伝子検査」なんてものが最近はありますね。こういったブログに掲載される広告などでも時々目にします。お金を払ったらキットが自宅に送られてきて、唾液を入れて送り返すと、遺伝子情報をいろいろ解析してくれて、あなた将来こんな病気になりやすいですよ、肥満体質だから食生活気をつけなさいね、だとか教えてくれるんだらしい。 こういったサービスを提供しているのは医療機関ではなくて、実はただの民間企業。 [続きを読む]
  • お知らせとお礼
  • いつも「理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと」をご覧いただきありがとうございます。 この度、なんと当ブログのご訪問者数が6万人を突破いたしました*!ん〜すごい。東京ドームいっぱいだ。ボクが生まれ育った町4つ分だ(笑)。嬉し恥ずかし感無量。本当に本当にありがとうございます。 このブログは大手のブログコミュニティサービスも使っておらず、テーマ的にSNSで拡散されるようなものでもありません。要するに不妊治療、 [続きを読む]
  • それでも車を買いました
  • いつものように車での通勤途中、ふとフロントガラスのステッカーを見て、新車1年点検の日が近いのに気づきました。 そうか、もう1年たつのか。この車はあの子が亡くなってしばらくしてから買った車でした。白いワンボックスの軽自動車。いわゆる子育て世代のママさんカー。 それまで乗っていたのはボクが独身時代に買った黒いコンパクトカーで、見た目もかっこよかったし、故障知らずでよく走るし、はじめて自分で買った車だった [続きを読む]
  • ふゆゆんさまへ
  • 7月10日にコメント欄にメッセージいただきました「ふゆゆん」さま。 あたたかいメッセージをいただき、ありがとうございました。大変お辛い経験をされましたね。経済的にも身体的にも精神的にも負担の大きい不妊治療です。期待していた分、ショックも大きいですよね…。どうかご無理なさらずに、また気持ちが前向きになるまで、ゆっくりとお休みください。そしてできれば、叶わずも一度はおなかにやってこようとしてくれたお子さ [続きを読む]
  • 泣きたい時にきく音楽#19 UA / あいしらい
  • ふとした仕草がやけに大人びたね君の春今までならきっと黙り込んだようなこと答えてくれる 足りないことだらけで ごめんねどんな子守唄を思い出すのきっと唄ってあげてね UAさんの2016年アルバム「JaPo」収録曲。我が子の成長を喜ぶ、母親の唄です。 きっとボクは 5年後は赤いランドセルを見て12年後は真新しい制服を見て20年後は晴れ着姿で歩く人を見て またあの子を思い出して、あの子が大きくなった姿を思い描くだろう。 [続きを読む]
  • 亡くなった子の写真
  • あの子が亡くなって、あの子のお葬式をあげてやる日までに撮った写真は1000枚以上に上ります。もちろん中にはピントが合ってない写真もあるし、何が撮りたかったんだかわからないのもあるし、泣いているボクたちが写っているものもある。それでもキレイにとれたものも何枚もあって、本当にかわいらしいあの子の姿や、しあわせそうにあの子を抱いているボクたちの写真は、今でも心を癒してくれるし、これからも一生大切にしたいと [続きを読む]