ここトト さん プロフィール

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ここトトさん: 理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ハンドル名ここトト さん
ブログタイトル理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと
ブログURLhttp://cocototo1978.com/
サイト紹介文不妊治療、不育症、流産、40週緊急帝王切開での死産。いろんなことを経験したボクたち夫婦のはなし
自由文このブログは不妊症、体外受精、3度の流産と不育症診断、そしてようやく授かった娘の臨月の死産など、たくさんのことを経験したボク達夫婦の5年間にわたる、そして今なお続く不妊・不育治療の記録を男目線、夫目線からまとめたものです。不妊・不育、流産・死産後の心のケアとたたかう旦那さま、奥さまにボク達の経験が少しでもお力になれればと思います。いっしょにがんばりましょう。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/10/11 22:49

ここトト さんのブログ記事

  • 13.切迫早産
  • 28週に入ったころ、奥さんのおなかの張りが前より頻回になっていました。ヨガのせいかな?動きすぎかな?もうちょっと様子見て、続くようだったら病院行こうかな…なんて言っていたある日の夜。 「あっ!」 トイレに入った奥さんの大きな声。ナプキンには少量ながら鮮血。電話して、すぐに病院に向かいました。 検査のために案内されたのは、ココが産まれた産科病棟の、あの陣痛室でした。隣にはココと奥さんが陣痛に耐えていた、あ [続きを読む]
  • 12.ココの部屋
  • ココがまだお腹にいるとき、ボクたちは「ジーナ式」という育児方法にとても興味を持っていました。「ジーナ式」というのはジーナ・フォードというイギリスの女性が提案した方法。普通はお腹がすいたらミルクを飲ませる、眠そうなら寝かせる、と赤ちゃんのリズムに合わせて世話するわけだけど、「ジーナ式」は赤ちゃんの生活スケジュールやミルクの量を、とても厳密に管理してリズムを作ってやる方法らしい。そんなの結構個人差の [続きを読む]
  • 11.それでも怖い
  • 毎日のヘパリン注射、軽いマタニティーヨガや散歩、たっぷり寝る、ストレスを溜めない。理想的に順調なマタニティーライフを送る奥さんのおなかはどんどん大きくなり、ついに妊娠7か月を迎えました。ポコポコとした胎動、ドクンドクンと力強い心音。べべは元気でいることを毎日ボクたちに教えてくれていました。きっともう大丈夫。先生もものすごく慎重に診てくれているし、今度はきっとうまくいくはず。 それでも…怖い。 ココが [続きを読む]
  • 祝!1周年。
  • 「理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと」をご覧いただき、ありがとうございます。この度、当サイトは開設1周年を迎えることができました。この1年で170以上の記事を投稿し、9万人以上の方がサイトをご訪問くださいました。 開設当初は現在のようなサイト形態とは違いシーサーブログというブログサービスを使っていて、タイトルも「理系男子のボクと文系女子の奥さんの不妊治療のこと」でした(この頃をご存知の方は相当レアだ [続きを読む]
  • 10.必殺!4次元超音波
  • 妊娠中の夫婦にとってエコー写真というのは、姿の見えない我が子との大切なつながりの一つ。奥さんが健診でもらってきてくれたエコー写真を、いつもボクたちはすぐに写真店でデジタルプリントしてもらい、ちゃんとファイルして何度も何度も眺めていました。 でもこのエコー写真、わが子の写真だと思うからかわいく見えるけども、客観的に見ればなかなかにグロテスクなもの。要するに身体をどこかの断面で切って中を覗き込んでるよ [続きを読む]
  • 09.4人家族
  • 20週目に入るころ、ボクたちは久しぶりに不妊クリニックを訪れました。卒業の日には会うことができなかった、あの不妊カウンセラーさんに会うためでした。 奥さんのおなかはすっかり妊婦らしくなってきていたので、無遠慮にクリニックに入ることはできない。奥さんはいかにもマタニティーウェアではない、ブカブカのワンピースを選んで、おなかの前に大きなバッグを抱えて、鏡の前でおなかが目立たないことを何度も確認していまし [続きを読む]
  • 08.漢(おとこ)
  • 異性の子どもは「小さな恋人」みたいだと言う人がいます。 一緒にいたい。触れていたい。笑ってほしい。頼りにしてほしい。世界で一番好きな男が、ボクであって欲しい。 ボクがココに思うことのほとんどすべては、なるほど、大好きな恋人に対して思うことと似ているかもしれない。では同性の子どもの場合はどうなんだろうか? 18週目の健診でわかった。やっぱりベベは男の子だった。 男の子か。うむ。男の子か。 ココが女の子だ [続きを読む]
  • いないという存在感
  • <いない>という喪失感は、「<いない>という存在感とともに生きている」のかもと思えることがあります。そして、「いない」からこそ、「いつでも自分の中にいる、ずっと一緒に生きている」と思えることがあります。— NICUサポートプロジェクト (@nicu_fight_25) July 1, 2017 <いない>という存在感。わぁ、いい言葉だなぁ。それはボクの中にある空洞を、とても的確に言い当てている言葉かもしれない。 あの子が亡くな [続きを読む]
  • 07.フラッシュバック
  • 奥さんの妊婦健診の日。ボクは運よく休みが取れたので健診に付き添い、その帰りにココが産まれた産科病棟にあいさつに行くことにしました。 健診の結果は順調、異状なし。晴れ晴れとした気持ちのなか、ボクたちは病棟へつながるエレベータに乗りました。エレベータのドアが開くと、横手に待合室が見えました。あの時、緊急帝王切開になった奥さんとココを、ボクが一人で待っていた待合室。 驚くほど、鮮やかなフラッシュバックで [続きを読む]
  • 06.巨大怪獣べべ
  • たくさんの人に見守られながら順調に育っていくおなかの子を、ボクたちは「ベベ」と呼ぶようになりました。 まぁさすがにまだだよね〜と言いながら、10週ごろから再び使い始めた心音計。しかし翌週にはべべは元気な心音を聞かせてくれるようになりました。 「トクトクトクトク」 多くの人にとっては、おなかに宿った子どもが順調に育つなんてごく当たり前のことだろうけど、それを確認させてくれるこの愛しい心音が、ボクたちには [続きを読む]
  • だいすけお兄さん
  • 「だいすけお兄さん」って人、ご存知ですか?ちょっと前までカリスマ的人気を誇ったNHK「おかあさんといっしょ」の歌のお兄さん。9年に渡って大人気歌のお兄さんとして君臨し、番組卒業のときには多くのお母さんたち(子供たちではなく)が「だいすけロス」に陥ったんだとか。写真を見ても、そんなに取り立ててイケメンなわけでもない。子供のいないアラフォー理系男子のボクが見ると、なぜこの人がそんなにも支持されたのかちょ [続きを読む]
  • 05.おかえり
  • ボクたちはクリニックでもらった紹介状を持って、また○○総合病院を受診しました。 産婦人科外来の待合。最後に来たのはココが亡くなって3か月後の受診の時だから10か月ぶりか。さすがにまだ細かい景色まで覚えている。 この待合に初めて来たときは、周りがハッピーな雰囲気の妊婦さんばかりで戸惑ったけど、それでももうボクたちもその仲間入りなんだとソワソワしていた。ココが亡くなってからは…ここにいるのは苦痛でしかなか [続きを読む]
  • 04.てのひらを合わせて
  • 自分の体温より高い温度のものを触るとあたたかく感じる。自分の体温より低い温度のものを触ると冷たく感じる。では自分のてのひら同士を合わせた時は?両方のてのひらは同じ温度であるはずなのに、やっぱりそれを「あたたかい」と感じます。まるで合わせたてのひらの間に特別なエネルギーが発生しているかのようです。 ダイチの供養とココのお葬式をしてもらったお寺は、水子供養のお寺として地域では有名なところだったので、 [続きを読む]
  • 宝くじ
  • あの子が亡くなってから、奥さんはやたらと宝くじを買いたがるようになった。あんな悪いことが起こったんだから、その代わりに良いことだって起こってくれてもいいじゃないの!という理屈。神様からすれば「いや、それとこれとは話が別でして…」という感じだろうけど。 不妊に悩むカップルは10組に1組*。不育症の発生率は妊娠女性の2~5%**、周産期死亡は1000人当たり3.7人***。それらがいっぺんに起こる確率を計算して、日本語に [続きを読む]
  • 03.突然の卒業
  • 妊娠判定後の毎週の診察。それはいつも陸上のハードル競技を思わせました。 一つ一つのハードルを飛び越えることは決して難しくない。でもそれを最後まで、一つのミスもなく飛び続けなければならない。もし途中でつまづい... [続きを読む]
  • 02.紹介状
  • 「うん、しっかり妊娠反応でてますね!」 5回目の胚盤胞移植は見事陽性。やった!ココの弟妹が、奥さんのおなかにやって来てくれた。 その日から早速始まったヘパリン注射。さすがに1年もブランクがあると、ちょっと忘れてしまっている。どうするんだっけ?なに用意するんだっけ?あ、そうだ!ボクは自分のブログを読み返して、ヘパリン注射の手順を思い出していきました。ブログを書いたことがこんなところで役に立つとは。やっ [続きを読む]
  • 新シリーズ「虹のこども」のこと
  • 「天使のはなし」に続く新シリーズ「虹のこども」は、死産から1年後にお腹にやってきたココの弟の話になります。 死産後の妊娠。それは決して手放しで喜べるだけのものではありません。 またあんな事が起こったら、という恐怖があります。ことあるごとにココがお腹にいた日々を思い出し、つらくなります。前に進むこと、進もうとすることで、ココを置いてけぼりにしているような罪悪感があります。 それでもココを失った悲しみと [続きを読む]
  • 01.虹のこども
  • また夢を見た。 ボクは一人の赤ちゃんを「たかいたかい」しようとしている。 この子は誰なんだろう?ココだろうか?いや、ココじゃない。この子は男の子だ。 せっかく「たかいたかい」しているのに全然うれしそうじゃない。ふてぶてしい顔でじっとボクを見ている。 そしてとにかく…デカい。そして重い。 2,3回「たかいたかい」しただけで、もう腕がパンパンだ。この子を何時間もあやしたり、ずっと抱っこしておくなんて、と [続きを読む]
  • イラスト
  • Instagramよりこのイラストをみると、ボクはいつも胸がいっぱいになります。この理不尽な(笑)二人の位置取りに、父親の喜びがあふれているように思うのです。 このイラストはウクライナ人アーティストのSnezhana Sooshさんという女性によって描かれています。 キングサイズベッドの真ん中に眠る女の子。端っこで小さく身体を丸めて眠る父親。もちろん寝苦しい。でも気持ちよさそうに眠るこの子のためなら、そんなこといくらでも我 [続きを読む]
  • 忘れてもいい
  • 信頼する職場の先輩と話していた時のこと。話の流れでボクが子供を亡くしていることを告白しました。 「…そうか、何か月で亡くなったんだ?」「40週、お産の最中に亡くなりました」「実はな、ここ村。俺も次男を亡くしてるんだよ。つい先日、13回忌を終えたところだ」 そんなこと、全然知らなかった。3人の男の子を連れて、土日は野球、連休にはキャンプ、夏は海水浴、冬はスキー。年中日焼けした、絵にかいたようなアウトドア派 [続きを読む]
  • 大きなお世話
  • 仕事関係のとあるプロジェクトのために集められたのは、ボクを含めて同年代の数人。部署が違うから普段は顔を合わさないけど、若いときからよく知っている気の置けない仕事仲間たち。 プロジェクトの会議が順調に終わって、みんなで居酒屋で打ち上げしてた時、そのうちの一人が最近結婚した話になりました。彼と奥さんは海外旅行が趣味で、結婚前からいろんな国に行っていたらしい。新婚旅行はどこどこに行ったよ、なんて話してい [続きを読む]
  • 泣きたいときにきく音楽#20 星野源 / Family Song
  • ただ 幸せが一日でも多く側にありますように悲しみは次のあなたへの橋になりますように微笑みが一日でも多く側にありますように涙の味は次のあなたへの橋になりますように遠い場所も繋がっているよ 多くの人が「これは自分のことを歌ってくれてるんだ」と思えるようなものを、“いい歌”というのだと思う。 ボクにとっての「遠い場所」はもちろん、あの子のいる空の上だ。どんなに遠くても、ボクたちは繋がっている。ボク [続きを読む]
  • うれしいメール
  • 先日ある読者の方から、あの子の1歳半の誕生日を祝うメールをいただきました。ブログには正確な日付は書いていないはずなので、正直とても驚いたけど、「天使のはなし」の更新にあわせて読んでいただいていた方なら、確かにあの子の誕生日を特定することができたかもしれない。その方は、ほぼ同じ日にお生まれになったお子さまの成長と重ねて、あの子のことも思い出してくださっているようでした。 とても嬉しかった。 「あなたの [続きを読む]