高岡ヨシ さん プロフィール

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高岡ヨシさん: 想像は終わらない
ハンドル名高岡ヨシ さん
ブログタイトル想像は終わらない
ブログURLhttp://yoshitakaoka.hatenablog.com/
サイト紹介文ストーリーは続いていく
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 365日(平均0.5回/週) - 参加 2016/10/14 07:59

高岡ヨシ さんのブログ記事

  • 好きな人はいますか?
  • 週間予報に見つけた雪マーク。楓の国は、もう寒い。 コタツが主役の家で育ったせいか、私は寒さに弱い。なので、出勤時には防寒ジャケットのジップを上まであげ、手袋をしてハンドルを握っている。こんな調子では、近日中にブラックももひきの姿を拝むことになるだろう。真冬よろしく着込んで歩く私の目の前を、薄着のカナディアンが横切る。そんな光景を見かけるたびに、己の生物としての弱さを感じる。気分はまるで、「ウラ [続きを読む]
  • ユワシャ
  • ハロウィンに特別な思い入れはない。出勤と同時に化けの皮を被っているのであえて仮装する必要はなく、トリックを披露する場も、トリートを配る機会もないので、職場のバスケットに詰め込まれていた甘いチョコ菓子をかじる以外は、いたって普通の水曜日だった。カナダで口にするチョコ菓子は甘い。とにかく甘い。甘すぎるチョコ菓子は、もはやチョコ菓子ではなく、黒くて茶色い砂糖だ。ちなみにドーナツも甘い。正確に言うと、 [続きを読む]
  • 終わったんです
  • 気持ちが高まっている。そんな時は、タイプじゃなくてノートに書き出す。まとまらなくなるのは分かっている。だからそのまま書かないが、今日は構わずタイプする。只今、こちらは午前五時二十二分。サーモスタットのパネルに映し出された気温は、4度だ。兎にも角にも、どうにか間に合った。締め切りギリギリは通常運転。小学生から変わっていない。でも、終わった。手を合わせて送信ボタンを 。ありがとう、21世 [続きを読む]
  • 13インチの鎮魂歌
  • 腕を押さえてめくるスウェット横に走った赤い線ミミズみたいな赤い線外に出せずに向けた刃二個目の蛍光灯が点滅する為すすべがなくて無言で笑う楽しくもないのに手を叩く「縦に引いたらマルバツができる」勝っても負ける真っ赤なゲーム角はいつだって埋まったまんまやり切れないって泣くのならタトゥーを入れて隠そうか「六階で待ってるってさ」先月より二階も上がってる足元に溜まったキャスターの吸い殻今日はここ [続きを読む]
  • 三つのお知らせ
  • 皆様、こんにちは。今回は、三つのお知らせがあります。まず、一つ目なのですが、Amazon Kindle ストアで電子書籍「今川焼きとナポレオン」を出版しました。以下が、あらすじの書かれている商品ページになります。今川焼きとナポレオン作者: 高岡ヨシ発売日: 2018/07/26メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る本日、7月28日(土)から8月2日(木)の午後4時まで、この本の無料キャンペーンを行います。こちらは、 [続きを読む]
  • 白旗の行進
  • 月曜の影を踏んでも休息はこない日曜の券を貯めたってやってこない口だけで笑うと削られるからしっかりと目を開けて内側を見るんだ理屈にすがると心が尖るからしっかりと目を開けて内側を見るんだそうやって息をして朝がない日々を過ごす昨日と今日は違うはずなのに時々同じに見えるんだ思考が結果を引き寄せるなら幸せだって毎日叫ぶよ「行かないで」と言った日を思い出して「行くな」と言い切ればよかったのだと泣 [続きを読む]
  • ギャンブルって言うんだろ?
  • 「本当に、セキネだったんだね」「何度も確認したけど、昨日も一昨日も、間違いなくセキネだった」「セキネ、どんな様子だった?」「柵に手をかけて、ずっと街の方を見てたよ」「そこ、将棋会館のビルだったんだよね?」「そうだよ」「セキネって、将棋が好きなのかな? 結構長いこと顔を合わせてるけど、そんな話したことなかったね」「会うときはいつも奴らの愚痴ばっかだからな」「ちゃんと考えたら、僕たちセ [続きを読む]
  • ふたり乗りで行こう
  • 5:56に目を覚まし少し祈って襖を開けるシンクに出来た皿の山尖った先から日が昇るFコードの音が響くガスのコンロがリズムを刻み薄暗い玉子の花を咲かす透明になるための白いシャツ用のないコンビニで息をして8:11の準急に乗る広告と景色が後ろに流れ噂と一緒に吸い込まれる学校に着いても下駄箱は開けないそこには悪意が詰まっているからゴミ出しの日に消えた人を待たない欲情に付ける薬はないから 部屋に [続きを読む]
  • 報う
  • 八月が両肩にのっかるバケツに入れても消えないってさ綺麗なガラスは悪意を通す頼んだ覚えはないんだけどな隅の隅奥の奥ここにいるってよく分かったねぶつけられたのはボールじゃないこんなに痛いのはボールじゃない塩素が空気に色をつけるもう一人になりたいこのまま壁に溶け込んで晴れた日の景色になりたいあっちにいったら抜けられるってこれを飲んだら忘れられるってでもやっぱり帰るよまだやることがあるか [続きを読む]
  • 12年かかって見た景色
  • 12年かかって見た景色。12年前。お金も、仕事も、居場所もなかった。12年前。「柱もねぇ、壁もねぇ、床板まともにはまってねぇ」幾三ハウスから始まった生活。ダンボールをタンスにし、結婚記念日にウェンディーズのバーガーセットを食べていた。逃げてきた分、1歩1歩が重かった12年。暑くも寒くもない気温の中、人が少なくなった街を歩く。塔の上ではためくメープルフラッグを眺めている時、頭に [続きを読む]
  • 満天の星をみたか
  • 満天の星をみたか寒さの産声が響く中黒を濃くした夜空に浮かぶ満天の星をみたか工場から漏れる煙も街を埋める電波でも覆えない内なる想いを照らす満天の星をみたか俺は見た真夜中の真ん中に開けた窓から溢れる星を確かに見た四方に散らばり輝く星群そのうちの一つ東の果てに佇む光があんたなんだと思った理由は分からないただ直感でそう思えた会えなくなって随分経つけど忘れたことは一度もない赤いカバンをかけた [続きを読む]
  • お知らせ 〈茜橋で待ってます〉
  • Amazon Kindleストアで電子書籍「茜橋で待ってます」を出版しました。こちらで以前発表したものに加筆して、頭の中にある思いを掘り下げました。前回の「歩けばいい」で賞を頂いたことにより、ありがたく扉は開きました。今まで見過ごし続けてきたタイミングの尻尾を掴むためにも、何かを待つのは終わりにして、動いた先の結果を求めてとにかく進んでいきたいと思います。本日、5月14日(月)から18日(金)まで、こちら [続きを読む]
  • 透明な子
  • 夜を照らす境内の提灯に、ラムネの瓶の中で踊るビー玉。台風が過ぎた後に梅雨が明け、街頭に浴衣姿の人影を見かける頃になると、毎年、忘れられない記憶が蘇る。近所の神社で催される盆踊りに初めて参加したあの夏、私は小学三年生だった。その年、出来れば顔を合わせたくない同級生グループが旅行のため地元からいなくなることを知っていた私は、隠していたお年玉を筆箱から取り出して、紅白の灯りが揺れる高台へと急いだ。普 [続きを読む]
  • ご報告
  • 自身の作品である「歩けばいい」が Amazon × よしもとクリエイティブ・エージェンシーが主催する「原作開発プロジェクト」において優秀賞を受賞しました。ドアが開き、橋がかかった事がとても嬉しいです。作品を読んでくださった方々、選んでくださった方々、サポートしてくださった方々、そして表紙を描いてくださったミチコオノ氏、その全ての人たちに感謝します。本当に、ありがとうございました。受賞の報告を受けた日 [続きを読む]
  • 午前二時の哀歌
  • チョークの粉を体に浴びて黒板の枠を飛び越える素足で履いたエアジョーダン真っ白なままで高く跳ぶ黒目の奥が本当の正体教室のライトじゃ照らせない椅子を蹴られてうずくまり赤子の目線で床を這う服に残るバニラ頭上で割れる卵シャツを脱いで素肌を晒しその日の匂いを削ぎ落とす大丈夫?まだ笑ってる?大丈夫笑ってるケラケラケラケラ涙を流しケラケラケラケラ手を叩く真っ赤な染みに手を振って踏まれた影 [続きを読む]
  • この土地は誰のもの?
  • メインストリートのコーヒーショップ右肩に彫られたハイダのイーグル握手をした友人はもういない「弓を引く者」彼はその名を捨てたと言ったトライブを抜けた者居場所を探す者私も流れてここに来た「よそ者」レッテルの永住者私はあなたの敵ではない「仕事を奪い取る移民者」私はあなたの敵ではない立てた中指をしまって欲しい私はあなたの敵ではないんだここで産声をあげてはいないがこの国に手を添えているナショ [続きを読む]
  • その先で会おう
  • キャンバスで吠えるオオカミ睨む両目に用はない道を塞ぐ霧と影先へ行くんだどいてくれ取るに足らないジャパニーズいや違うそんな立派なものじゃない生まれた場所で生きられなかった誇る過去など持っていない袖を引く手を振り払う幻覚の中じゃ踊らない目を開けるよ我を忘れても救われない目を開けるよ逃げ続けても限界がある前を見ても走れなかった祈るだけじゃダメだった震えた手では時間がかかる人一倍時間がかか [続きを読む]
  • 今が永遠に続きはしない
  • 三月になりました。相変わらず時間は駆け足です。何というか、誰かに五時間ほどちょろまかされている錯覚に陥ります。最近、子供の頃よく耳にしていたオノデン(秋葉原にある電気屋さん)のCMソングが頭の中で流れます。宇宙的な歌詞で電気の世界を紹介している、あれです。オノデンボーヤが未来と遊んでいる、あれです。何かきっかけがあったわけではないのに、この曲が脳内でヘビーローテーションされている理由が分かりません [続きを読む]
  • 整いました
  • 皆様、お久しぶりです。2018年 2月22日出版登録の手続きが済み、約3ヶ月遅れの新年がやってきました。ちなみに昨夜見た初夢は、明け方の浅瀬で猫餌を仕分けするというものでした。目覚めて頭に浮かんだ言葉は、明けましてトゥナイト。就寝前にキレキレな動きで踊る田原氏の映像を見た事が原因と思われます。執筆中、マックの充電コードをニャンズに噛みちぎられるというドッキリハプニングが起き(今回で計3回目)、お [続きを読む]
  • 匂わないシルエット
  • ***あいつが狂っているって?冗談じゃない目はしっかり開いてたぜあの子がイカれているって?何を言ってるんだ繊細で鋭いだけだろ存在が浮いていると笑われても好きにさせておけばいい無理に溶け込み泳いでもいつかは溺れてしまうからね「気味が悪い」と背中を刺すな「理解できない」と机を押すな手なんか繋がなくたっていい椅子に画鋲を撒かなきゃいい違いはいつだって厄介だ誤解と偏見を染み込ませる確かに [続きを読む]
  • 絶対に、振り返っちゃダメだよ
  • ***「おい、ここ、誰んちよ?」「私のお婆ちゃんち」「誰か住んでんの?」「ううん。結構前に亡くなってから、それっきり」「へー。何でここ売らなかったんだよ。こんな場所でも、ちったぁ金になっただろ」「どうしてもここは、手を付けたくなかったんだって」「何でだよ?」「何でかは知らない。それより、来る途中にも言ったけど、いろいろ変だなって思ってもシキタリだから気にしないでね。そういうものだ [続きを読む]
  • 自分のケツは、自分で拭きます 〈高岡ヨシ + 大関いずみ〉
  •  「おーい、君ぃー! 聞こえるかー? そんなとこで、何してるんだー?」 「あっ! お勤めごくろうさまです! あのー! わざわざ来てもらって悪いんですが、間に合ってまーす!」 「いやー、えっ? 間に合ってるって、何だろうなー? とにかくさー、そこ危ないから降りてきなよー!」「何だかすみませーん! でも、降りる気はないんで、お帰り下さーい!」「いや、帰らないよー! ねぇ、君ぃー! そこで何を [続きを読む]
  • ねぇ、知ってる? 〈高岡ヨシ + ミチコオノ〉
  • ねぇ、知ってる?あの子のお母さん、PTAの会長さんとできてるらしいのよねぇ、知ってる?あの子の家の弟さん、やっぱり変なんですってねぇ、知ってる?あの子のお母さんの出処、どうも橋の向こうの地区らしいのよねぇ、知ってる?あの子のお父さんの会社、噂通り倒産したんですってねぇ、知ってる?あなた達の話、全部聞こえているよねぇ、知ってる?あなた達が笑ってしている話、全部おかしくも何ともないんだよ [続きを読む]
  • 「七日後」の秘密 (高岡ヨシ + 大関いずみ)
  • 「急に呼び出してごめん」「うん。いいけど、誰もいないよね」「誰もって?」「ヤマカワさんとか」「大丈夫。いない、いない」「本当に? 倉庫なんかに呼び出すから、構えちゃったよ」「ごめんね」「いいよ、いいよ。それよりさ、月曜どうだった? やっぱり新しいことされた?」「月曜? あぁ、水のやつ?」「うん。あれ、ひどくない? 着替えなんて持ってないから、ビショビショのまま帰ったよ」「僕も [続きを読む]
  • ラジオネーム・放課後のジェットリー 
  • 「さっきの電話、意味わかんねぇよ。一応買ってきたけど、何でケーキが必要なの?」「話した通りだよ。大切なイベントだから、非日常アイテムが必要なんだよ」「それで、何でケーキなの? お前、甘いもの食えないじゃん」「いいんだよ、なんだって。雰囲気なんだから」「だったら、プリングルスとペプシでいいじゃん」「それじゃあ、いつもと一緒だろ。今日は特別なんだよ」「何それ。まぁ、はい。ケーキと、一応いつ [続きを読む]