高岡ヨシ さん プロフィール

  •  
高岡ヨシさん: 想像は終わらない
ハンドル名高岡ヨシ さん
ブログタイトル想像は終わらない
ブログURLhttp://yoshitakaoka.hatenablog.com/
サイト紹介文ストーリーは続いていく
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供74回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2016/10/14 07:59

高岡ヨシ さんのブログ記事

  • 絶対に、振り返っちゃダメだよ
  • ***「おい、ここ、誰んちよ?」「私のお婆ちゃんち」「誰か住んでんの?」「ううん。結構前に亡くなってから、それっきり」「へー。何でここ売らなかったんだよ。こんな場所でも、ちったぁ金になっただろ」「どうしてもここは、手を付けたくなかったんだって」「何でだよ?」「何でかは知らない。それより、来る途中にも言ったけど、いろいろ変だなって思ってもシキタリだから気にしないでね。そういうものだ [続きを読む]
  • 自分のケツは、自分で拭きます 〈高岡ヨシ + 大関いずみ〉
  •  「おーい、君ぃー! 聞こえるかー? そんなとこで、何してるんだー?」 「あっ! お勤めごくろうさまです! あのー! わざわざ来てもらって悪いんですが、間に合ってまーす!」 「いやー、えっ? 間に合ってるって、何だろうなー? とにかくさー、そこ危ないから降りてきなよー!」「何だかすみませーん! でも、降りる気はないんで、お帰り下さーい!」「いや、帰らないよー! ねぇ、君ぃー! そこで何を [続きを読む]
  • ねぇ、知ってる? 〈高岡ヨシ + ミチコオノ〉
  • ねぇ、知ってる?あの子のお母さん、PTAの会長さんとできてるらしいのよねぇ、知ってる?あの子の家の弟さん、やっぱり変なんですってねぇ、知ってる?あの子のお母さんの出処、どうも橋の向こうの地区らしいのよねぇ、知ってる?あの子のお父さんの会社、噂通り倒産したんですってねぇ、知ってる?あなた達の話、全部聞こえているよねぇ、知ってる?あなた達が笑ってしている話、全部おかしくも何ともないんだよ [続きを読む]
  • 「七日後」の秘密 (高岡ヨシ + 大関いずみ)
  • 「急に呼び出してごめん」「うん。いいけど、誰もいないよね」「誰もって?」「ヤマカワさんとか」「大丈夫。いない、いない」「本当に? 倉庫なんかに呼び出すから、構えちゃったよ」「ごめんね」「いいよ、いいよ。それよりさ、月曜どうだった? やっぱり新しいことされた?」「月曜? あぁ、水のやつ?」「うん。あれ、ひどくない? 着替えなんて持ってないから、ビショビショのまま帰ったよ」「僕も [続きを読む]
  • ラジオネーム・放課後のジェットリー 
  • 「さっきの電話、意味わかんねぇよ。一応買ってきたけど、何でケーキが必要なの?」「話した通りだよ。大切なイベントだから、非日常アイテムが必要なんだよ」「それで、何でケーキなの? お前、甘いもの食えないじゃん」「いいんだよ、なんだって。雰囲気なんだから」「だったら、プリングルスとペプシでいいじゃん」「それじゃあ、いつもと一緒だろ。今日は特別なんだよ」「何それ。まぁ、はい。ケーキと、一応いつ [続きを読む]
  • 全部ひっくるめて、楽しい
  • 触れようと、もがく創り出そうと、もがくそうやってグシャグシャになってするもがきは、楽しいソファーで寝落ちして、朝を迎える鳥がさえずる前に、ネコが顔を踏むコーヒーをいれていると、ネコが足を踏む頭と背中が重いけど、楽しくって仕方がない日常が肩を叩き、尋ねてくる時がある自分の先を、考える事があるでも、自問の末に飛んでいく内側が騒ぐ過去が声を上げる耳を貸そうと近づくと森の中 [続きを読む]
  • 瞬間をください
  • 何色でもいい見た目はそれほど重要じゃない変な服を着たっていいよ君がそれを好きならばね待ち合わせは駅の前遅刻した埋め合わせはハーゲンダッツでいいかな?髪切った?え、切ってない?ごめんごめんセットが面倒なら思い切って短くしちゃえば?別に金髪にしたって驚かないよ似合っても似合わなくても君が好きならそれでいいバスに乗ろうよたまにはいいじゃない友達の話とか無理にしなくてもいいよ人付き合いが苦 [続きを読む]
  • 夏をやってない
  • ハッとして目を覚まし通りに近い窓を開ける緑を覆う色あせた枯れ葉 喉に飛び込む息は冷たい薄く横に伸びる雲縦に登れず空を這う確かにここにあった夏それなのに僕は夏をやってないバケツに飛び込む手持ち花火生み出す音が夜を鎮める咲き終わりに残る白いライン暗闇に写す向日葵の花びらもう 何年見ていない?市営プールの帰り道夕焼けに交わる塩素の匂い天に浮かんだ五色の曼荼羅オレンジの雲は何にでも化ける [続きを読む]
  • 「生きづらさ」というクソッタレ
  • 難しい表現はいらない簡単な言葉で伝えてくれ物言わぬ羊の飼育法それが道徳の正体か?出来る限りはやってきた疑問を持たずにやってきたモラルが楽園を作るんだろ?じゃあ何でこんなに生きづらいんだいじめに対して声を上げ標的にされたら世話がない記憶に彫られた墨が消えずに誰かの言葉に反応する手のひら返しがチラついて真正面から人を見れない善人悪人善人悪人人様の背中にシールを貼り目線の動きを確認する [続きを読む]
  • 友への伝言
  • 思えば不思議な関係だった普段は口もきかなかったチャイムの合図で狩られる時間終わりは意味を成さなかった暗い階段の途中に射す光窓から覗く中庭に射す光同じ校内で息をしてもそこに楽園はなかったお前はいつも下を向いて指のささくれを取ってた俺はいつでも下を向いてただれた皮膚を摩ってた適当に生み出し与えられた滑稽で汚れたニックネーム俺たちは3年契約のピエロ特徴なんていらなかった「どうだった?」「今 [続きを読む]
  • 橋の上の神様
  • 僕は「場所」を探していた。昼が昼でなくなり、夜が夜でなくなった日を随分長く過ごしたせいで、右も左も分からなくなっていた。締め切った窓。肌に纏わり付くTシャツ。通販番組の司会者が大きな声を上げた時、「もう終わりにしよう」と心が言った。ビニール袋に貯めていた幾らかの金と携帯電話を掴み、部屋着のまま飛び出した現実は、室内と変わらずベトベトしていた。真夜中なのに忙しい街。ここに住む人たちは、僕が存 [続きを読む]
  • 心の歌
  • 目隠しされても笑って歩く俺の視界を奪っても本質だけは奪えない触れられないいや触れさせないいくらでも笑えいくらでも指をさせ頭の数だけ増やしてもお前の戯言は響かない上だろうが下だろうが構わない俺はとにかく進んでいく昼が嫌なら夜を待て光が嫌なら目を瞑れ同じ場所を目指さなくていい道から無理に外れなくてもいいどうしようもない環境の中で不良にも犯罪者にもならずに生きてきた「普通」に馴染めない毎日を [続きを読む]
  • アーティフィシャル・フラワーズ 《後編》
  • 「だからよ、何でセリフを言うときに眉毛が上がるんだよ。それじゃあ演技が嘘くさくなっちまうじゃねぇか」口に含んだ煙を上へ吐き出したチャーさんは、タバコの先をワタル君へと向けた。「え? 上げてないですって! チャーさんの見間違えですよ。ていうか、細かすぎますよ。例え眉毛が上がっていても、誰も気にしませんて」「バカやろう、お前は何にも分かってねぇな。話すたびに眉毛が上がる奴がいたら、どう考えたって [続きを読む]
  • アーティフィシャル・フラワーズ 《前編》
  • 8時は越えたか?いや、まだ壁に光があるから、7時半過ぎか?だとしたら、2時半前に寝たとして、約5時間。枕の横で背中を見せている電話をひっくり返し、手探りでホームボタンを押す。( 7:04)7時4分。勘弁してほしい。最後の1杯。あの冷や酒が余計だった。(もったいねーから、終わらしちまいな)チャーさんが締めに勧める酒は、毎回無駄に後を引く。自分の適量は分かってるのに、貧乏根性を出すから眠 [続きを読む]
  • 深海にあるもの
  • 上へ登った違う景色が見たかったからいつもとは違う選択をした服が変わり立場が変わり呼び名が変わった笑顔の挨拶穏やかな声湯気が出ているコーヒー窓から差し込む光は眩しいでもこの部屋は息をしていない能力と肩書きは比例しないここに来てそれを痛感した時計が9時を指し合図と共に曲がかかる女王蜂に裸の王様踊る僕らは蜜を運び彼らはそれを平らげる実力なんて関係ない目立たぬように静かに踊り流れにまかせ [続きを読む]
  • ノスタルジア
  • 引っ越す背中を強く押す透き通った緋色の夕焼け僕が歩いていたその道は二度と戻らない道となる借り物の街で見上げた星は電車の窓に映った花火めいっぱい腕を伸ばしても決してこの手に掴めない大洋ホエールズの帽子を被った緑のクリームソーダのあの子君は僕を覚えているかな同じ靴ばかり履いていた掃除をしない放課後のエース僕は君を覚えているよ新しい番号を書いた葉書君に届かなかったのかな電話が鳴り響くそ [続きを読む]
  • 答えてよ
  • 僕はあなたを笑わないずっと笑われてきたから決してあなたを笑わないねぇもっと自由に踊ってよ心置きなく好きな円を描いてたとえ姿が見えなくても背中に手を当てるからやりたいように息をして僕はあなたをバカにしないずっとバカにされてきたから決してあなたをバカにしないねぇ感情をフィルターにかけないで思ったことを口にして雑踏が耳を貸さなくてもあなたの声は僕が聞くから何処へでも飛んで行っていい僕はあなた [続きを読む]
  • 西口ターミナルと後ろ姿
  • 緑奥駅の西口改札を出て左に進み、エスカレーターを避けて長いスロープを歩いておりる。地面から天井まで伸びる透明な窓が続く、緩やかな斜面。日が完全に沈みきった後、このスロープから大きなバスターミナルを眺めるのが好きだった。 程よい暗さが溢れた色を隠し、等間隔に並んだ白いライトがコンクリートを浮かばせる。光に縁取られた半円の中を回る緑のバスはどこか未来的で、煩わしい現実を程よくぼかす。僕はいつも、この [続きを読む]
  • いじめサバイバー
  • 僕はサバイバー生きるために背中を見せたいじめサバイバー僕はサバイバー立ち向かう勇気を持てなかった いじめサバイバー僕は逃げた生きていたいから逃げ続けた後ろを振り返らず目を瞑りただ走った出来るだけ遠くへ手が届かないほど深くへ追いつかれたくなかったから要らないものは極力捨てた先が見えなかったから着の身着のままで国を超えたベットリと記憶に塗りつけられた鮮明な痛みと悔しさ対処する術が分からず [続きを読む]
  • 衝動は、ここにいる
  • クリップで留めた感情は夜を越えない湧き上がる衝動と会話がしたいから柔らかいクッションは取っ払った遠慮なく飛び込む刺激はたまに痛いほどだけどとにかく朝を迎えたかった喜怒哀楽に 邪と欲そのままの形で出てきた思いに自分の全てをぶつけたい頭を強く揺さぶる曲に深く引き込まれる文章ハッと心をえぐる絵に過去を連れてくる写真胸の内側が溢れたなら下手なステップで床を滑ろう記憶がうまく収まらないなら意味 [続きを読む]
  • 空ではなかった
  • 「あれは空だ」ずっと長い間 その言葉を信じてきた当たり前のように植え付けられた常識を疑った事なんてなかった2017年 6月15日遠く見上げた先にあるものはとてつもなく大きな手のひら青く着飾っているけれど あれは空ではない頭のおかしな人の裏にいるのは誰だコトを起こして恐れを引き出し操ろうとしているのは 誰だ目の前で繰り広げられる寸劇は私が生まれて見てきたものと変わらない思い通り [続きを読む]
  • 届いて欲しいお知らせ(追記しました)
  • 本日から来週の月曜日までの間、Amazon Kindle ストアで販売している自分の電子書籍「五厘クラブ」の無料ダウンロードキャンペーンを行います。この作品は、自分にとって特別なもので、強い思い入れがあります。幾つかアイデアはあったのですが、一番初めに出すものは、これだと決めていました。大袈裟ではなく、自分の人生を救ってくれた「五厘クラブ」と名のついたグループの物語。この作品で表現したかった思いは、心を込め [続きを読む]
  • こんな場所が欲しかった
  • ずっと前からこんな場所が欲しかったただ顔を合わせるだけでは目にする事が出来ない世界挨拶を交わすだけでは晒してはくれない世界何を思い何を考え何を表現するのか頭と心にある世界を電波に乗せて表に出し合い生まれた感覚を交差させるずっと前からこんな場所が欲しかった自分とは違う言葉を使い異なる思考で綴られた文章がスクリーンに溢れる通すレンズが変わるから写真にうつる空も雲も全く別のものになるそれ [続きを読む]
  • 取っ払う
  • 枠には入れなかった入らなかったのではない入れなかったのだはじき出されて 何を想う普通を横目に 何を想う付いたレッテルはどうでもいいそれが意味をなさない事は ここまで生きて身に染みた付けられたレッテルも気にしないそんなものは他人にひとときの優越感を与えるだけだでも 人は忘れていくどんどん気にせず 忘れていくならばすり寄った時間は幻か抱えた苦悩は無駄死にか共存しようと付けた飾りはもは [続きを読む]