つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供203回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様と痿 5
  • 王様は岐伯に言いました。 「あとは、脾と腎だな。」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、お話します。 脾が熱を持ってしまうのは、水を使うお仕事をしている、あるいは、家の近くに水が溜まっている所があって家がじめじめしていて、水が体にがじわじわとしみこんでいった時です。肌肉が水に浸かったままになって、ねっとりとやわらかくなると、先に、何も感じない痹になります。(王様と痹7)そして、脾が熱を持つと、胃が [続きを読む]
  • 王様と痿 4
  • 岐伯は続けて言いました。 「肝が熱を持ってしまうのは、好きな人と両想いになって、そのしあわせに深くはまり込み、ひどいほどにいちゃいちゃばかりしている時、あるいは、好きな人を一途に想っているけれど口にしないでいて、胸にある思いが外にあふれてくる時です。肝が熱を持つと、胆汁が出て口が苦くなり、爪が枯れます。(王様と色16)肝が主する筋膜が乾くので、筋が引きつれて、もつれてしまう、筋痿という病になります [続きを読む]
  • 王様と痿 3
  • 岐伯は言いました。 「肺が熱を持ってしまうのは、大切な物を失う、大切な人がいなくなるのを、引きとめようとしても出来ない時です。出来ないと、肺が鳴って音がするようになります。鳴っている肺は熱を持ち、肺葉が熱で焼かれたように縮みます。肺は皮毛を主るので、皮毛が虚して弱り、毛が抜け落ちます。肺は五臓の中で一番上にあって、心の蓋のようです。肺の熱が、なかなか取れずにあると、歩けず、這うようになる、痿躄とい [続きを読む]
  • 王様と痿 2
  • 王様は、読んでいる本を、開いて見せて言いました。 「本では、次に、痿が出てきたぞ。痿とはどんな病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「痿とは、米や粟が実ると、重くてしなだれるように、体がぐったりと垂れて、力が入らない病です。 痿は、五臓が熱を持ってしまうと起こります。肝が熱を持つと、筋痿に、心が熱を持つと、脈痿に、脾が熱を持つと、肉痿に、肺が熱を持つと、痿躄に、腎が熱を持つと、骨痿になります。」 [続きを読む]
  • 王様と痿 1(黄帝内経素問痿論篇第四十四)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十四篇「痿論」をもとにしています。 岐伯は、本の続きを読んでいる王様に言いました。 「王様が、病の本を読まれるのでしたら、おすすめの本がありますので、蔵から持ってきましょうか?」 王様は、ぱっと顔を上げて言いました。 「それは、うれしいな。岐伯のおすすめとあれば、ぜひ読みたいぞ。」 そこで、岐伯は蔵に行き、本を持って戻ってきました。 「王様が今読んでおられる本は、病 [続きを読む]
  • 王様と痹 9(終)
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「痹の病は、鍼を刺して治すことは出来るか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、出来ます。 五臓の経脈にある兪穴と、六腑の経脈にある合穴を使います。」(王様と咳6) 王様は、岐伯に言いました。 「しかし、岐伯のこれまでの話では、痹の邪気はどっかりと居座って、動かないと言っていたぞ。鍼を打ったぐらいで、動くのか?」 岐伯は、うなずいて言いました。 「脈の流れをよくみてみると、 [続きを読む]
  • 王様と痹 8
  • 王様は、うんうんとうなずいてから、言いました。 「私は、ある人のことを話していて、痹の病によって死んだ、と聞いたことがある。 しかし、別の人の話では、長い間ずっと痹の病で痛がっている、と聞いたし、また別の人の話では、痹の病になったがすぐに治った、と聞いた。 このように、痹の病になった後の回復が違うのは、どうしてだ?」 岐伯は、こたえて言いました。 「痹の病は、邪気がどこにじっと居座ってしまうかで、回復 [続きを読む]
  • 王さまと痹 7
  • 王様は、なるほど、とうなずくと、違うページを開いて言いました。 「では、次はここを見てくれ。 痹には、痛いものと、痛さも何も感じないものがあり、寒くなるものと、熱くなるものがあり、湿るものと、乾くものがある、と書いてあるぞ。これはどういうことだ?」 岐伯は、こたえて言いました。 「はい、お話します。 痛い痹は、寒の邪気が多いときです。(王様と痹2)寒があるから痛むのです。 痛さも何も感じない痹は、痹の邪 [続きを読む]
  • 王様と痹 6
  • 王様は、驚いて言いました。 「食べ物は、衛気と栄気であったな。風・寒・湿の邪気による痹に、衛気と栄気が合わさって、ひどくなるということか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、体のためにと飲んだ物、食べた物が、背いて腸胃を傷つけることはありますが、(王様と陰陽9)痹と合わさることはありません。 たしかに、食べ物に含まれているのは、陰の気であり(王様と陰陽8)陰の性質は、静です。(王様と東西南北1 [続きを読む]
  • 王様と痹 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「痹は、腑にも入るか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、入ります。 痹が六腑に居座るのは、今までお話してきたとおり、食べ過ぎること、飲み過ぎること、(王様と東西南北17)住んでいる場所の環境が、(五つの治療法3)病の根本となります。 六腑にも、それぞれ経脈があり、兪穴があります。風・寒・湿の邪気が、その兪穴にぶち当たったちょうどその時が、人が、正しい生き方である節を守らな [続きを読む]
  • 王様と痹 4
  • 岐伯はこたえて言いました。 「骨痹は、冬に入った風・寒・湿の邪気による病です。 その上に、何度も重ねて邪気が当たると、邪気は、腎に入り、じっとしたまま動かなくなります。 腎痹では、体がすごく腫れるので、かかとはお尻のように大きくなり、背中の腫れは頭であるかのようになります。 医者は、病の人の話を聞いて、おしっこが漏れる言えば、痹は腎にあると分かります。 筋痹は、春に入った風・寒・湿の邪気による病です [続きを読む]
  • 王様と痹 3
  • 王様は、風・寒・湿の邪気が住みごこちよく体の中に居る様子を想像して、言いました。「痹とは、邪気が長く去らない病だと言ったな。ずっとそのまま、そこにいるのか?」 岐伯「いいえ、王様。痹は、症状が治まらなければどんどん内に入っていきます。また、風・寒・湿の邪気が、一度ではなく何度もぶち当たると、そのたびに、さらに、内に行きます。 王様は、五臓と関係する体の部分があるのを、覚えておられますか?(人の五行2 [続きを読む]
  • 王様と痹 2
  • 王様は、本を指さして言いました。 「まず、痹には三種類ある、と書いているのだ、これを教えてくれ。」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、先ほど、痹は、風・寒・湿の三つの邪気が集まったのが、体に入って出て行かない、とお話しました。その三つの邪気のうちで、行痹は、風の邪気が、寒・湿より強いもので、痛痹は、寒の邪気が、風・湿より強いもので、著痹は、湿の邪気が、風・寒より強いものです。」 王様は、うなずく [続きを読む]
  • 王様と痹 1
  • このおはなしは黄帝内経素問より第四十三篇「痹論」をもとにしています。 「おはようございます、王様」 岐伯が王様の部屋に行くと、王様は本を読んでいました。 「おはよう岐伯、ちょうど、いいところに来てくれた、今、岐伯に聞きたいなあと思っていたのだ。 前に、本の蔵から、病の種類について書かれた本を見つけて読んでいるのだが、ここを見てくれ。 先日、岐伯から聞いた、風の邪気による病もたくさんあったが、痹という病 [続きを読む]
  • 王様と痹 0(黄帝内経素問痹論篇第四十三)
  • 次のお話は、痹についてです。まずは、「痹」とは何かのお話をします。 音読みでは「ヒ」、訓読みでは「しびれ、しび-れる」です。よく似た、痺の字を使うこともありますが、痺は、うずら(鳥)のメスのことだそうです。 「しびれ」という言葉は、神経障害による感覚異常や感覚麻痺など、ジンジンする、ビリビリする、感じがしない、などをあらわすのに使います。 しかし、素問の痹論は、感覚異常の話ではありません。つまり、この [続きを読む]
  • 王様と風 8(終)
  • 王様は、言いました。 「風の邪気による病は、どれもよく汗が出るのだなあ。」 すると、岐伯は言いました。 「たしかに、汗が出ることが多いですが、風の邪気が、腠理の外にあるときには、汗が流れになって出る、泄風という病では、さらに多く汗が出ます。汗の量がとても多いので、服の上にまで染み出して、皮膚の表面は水に漬けたようです。口の中が渇き、寒く、体じゅうが痛くて、力仕事が出来ません。」 王様は、病の人が、体 [続きを読む]
  • 王様と風邪 7
  • 王様は今日も、岐伯の話を本に書き留めています。 「風の邪気による病は、他にもあるか?」 王様が聞くと、岐伯はうなずいて言いました。 「はい、まだまだ、たくさんあります。 風の邪気が、お酒を飲んでいる時にぶち当たれば、漏風という病になります。風が当たるのを嫌がり、服がいつも汗でぬれて、うすい服さえ着ていられないほど、汗が出ます。食べるとさらに汗が出て、ひどい時には汗だくで、ぜえぜえと息をして、口とのど [続きを読む]
  • 王様と風 6
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、風の邪気が、腑を傷めれば、どんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「風の邪気が、足の陽明胃経の経脈を流れて、胃に入れば、胃風という病になります。頸から汗が多く出て、風が当たるのを嫌がり、邪気が食べ物、飲み物が通る道を遮って通れないので、食べた物、飲んだ物が下に行けず、お腹がパンパンになり、服の帯をゆるめると、お腹が大きく膨らんでいます。しかし、冷たい物 [続きを読む]
  • 王様と風 5
  • 「春、あるいは、甲乙の日には、肝が病になりますので(食べる治療3)肝風という病になります。汗が多く出て、風が当たるのを嫌がり、顔色がわずかに蒼く、のどが渇きます。押し込められると、胸いっぱいの気持ちになって、自由を求め、時には、女の人と子供を憎むことがあります。医者は、病の人の目の下を見て、青ければ、肝風であると分かります。 夏、あるいは、丙丁の日には、心が病になりますので(食べる治療10)心風とい [続きを読む]
  • 王様と風 4
  • 王様は、長と聞いて、外の国の、長のことを思い出しました。 その国は、王様の国とは違う言葉を話していて、食べ物も、服装も、習慣も異なります。王様の国の人は、その国のことを、あやしいとか、おそろしいとか言っていましたので、王様も、国の長と会う日には、こわいなあと思っていたのですが、いざ会ってみると、こわくなかったし、たくさん話をして、仲良くなれば、国のこともよく分かりました。 だから、長の話を聞けば、 [続きを読む]
  • 王様と風 3
  • 岐伯はこたえて言いました。 「それは、風の邪気というものの、性質を知れば分かります。 まず、体の中に入った風の邪気は、皮毛と肌膚の間に入り込んでしまえば、自分で動くことが出来ません。内に行くことも出来ず、外にも出られません。 たとえば、風の邪気が、足の太陽膀胱経の流れに入ってどこかの経脈の兪穴から出て、肉と肉の間に散らばります。そこに、邪気から体を守るために、衛気がやってきます。しかし、邪気は動けな [続きを読む]
  • 王様と風 2
  • 王様が、岐伯を探すと、岐伯は、今まで書いた本を収めている、蔵にいました。 王様は、岐伯のそばに行き、言いました。 「ここにいたのか、岐伯。今日はすごい風が吹いているな。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。天の雲に、悪い気が混ざり、世界を荒らしているのです。」(王様と季節4) たしかに、強い風は世界を荒らしています。王様は、岐伯に聞きました。 「今、人が外に出て、この風に当たれば、風の邪気が体 [続きを読む]
  • 王様と風 1(黄帝内経素問風論篇第四十二)
  • 「やわらか黄帝内経」として、素問をもとにした童話を書きはじめて途中、何週間か休んだりしながらも、こつこつと続けて素問八十一篇のうち、四十一篇までのおはなしを書き終えることが出来ました。折り返し点を過ぎて、今日から後半に入ります。最終篇まで、リタイヤせずに書き続けますので、引き続き、見守っていてださいますよう、よろしくお願いします。----------------------------------------------------------このおは [続きを読む]
  • 鍼灸柔整新聞に、掲載していただきました!
  • 今年5月に参加したイベント、鍼灸フェスタにて、取材に来られていた鍼灸柔整新聞さんに私の取り組みを「面白いですねー」と声をかけていただきました。 そして、私のことを覚えてくださっていて、紙面に出ませんか、とお電話をくださいました。 鍼灸柔整新聞は、業界新聞で全国に読者がいて、学校とか、団体とかは、みんな購読しています。そんなすごいところに、私が!?掲載!?びっくりしてるうちに、取材の日になりました。 [続きを読む]
  • 王様と腰痛 9(終)
  • 王様は、岐伯から聞いた事を本に書きました。 腰痛はさまざまな経脈や絡脈が原因となって起こります、治療をする人は、それぞれを見極めた上で、ふさわしい治療をしなければいけません。 岐伯の話には、たくさんの腰痛が出てきたので、本はいっぱいになりました。腰痛を治療する人は、腰痛、と言う名の病を治すのではありません。腰が痛いからと、腰に鍼を刺すのではありません。正しい原因をあきらかにしてから正しい治療をする [続きを読む]