つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供204回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 食べられない王様 4
  • 王様は、他の医者が出した薬を飲んだことはありましたが、(五つの治療法1)どうやって作っていたのかは知らなかったので、薬の材料や、作り方の話に、もっと薬が知りたくなりました。 王様は、岐伯に聞きました。 「最近、人と話をしていてよく聞くのは、熱中、消中の病だなあ。これもまた、薬で治すことが出来るか?」 熱中とは、たくさん飲みたがりたくさんおしっこをする病、消中とは、たくさん食べるのに痩せていく病です。 [続きを読む]
  • 食べられない王様 3
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、お腹と胸がパンパンで食べられない人は、すべて、鼓脹の病なのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。 食べられないのが、みぞおちから季肋まで、肋骨に沿って、つっかえて苦しいのは血枯という病です。 血枯の人は、はじめに、生肉のような生臭いにおいがすると言って水のような鼻水が出ます。そして、つばに血が混ざるようになり、手足が冷たくなって、めまいがして、おしっこ [続きを読む]
  • 食べられない王様 2
  • 岐伯は、王様に言いました。 「王様、それは食べ過ぎです。節を、お忘れになったのですか?」 王様は、岐伯の話に首をかしげています。 「節…節とは、なんだったかな?」 みなさんは、おぼえていますか?岐伯は、王様が思い出せないようなので、話てくれました。 「節とは、正しく生きるために、ちょうどいいを守るという、上古聖人の教えです。(知りたい王様5) 食べること、飲むこと、何かを望むことは、多過ぎると、正しく [続きを読む]
  • 王様と大きいおなか 1(黄帝内経素問腹中論篇第四十)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十篇「腹中論」をもとにしています。 王様は、とても困っていました。もうすぐ、夕ご飯を食べるのに、まったくお腹が空いていないのです。 これはどうしたことでしょう。もしかして、良くない病かも知れません。 心配になってきた王様は、召使いに、岐伯を呼んでくるように言いました。 岐伯が部屋にやってくると、王様は、聞きました。 「岐伯、どうしよう。あと少しで、夕ご飯の時間になる [続きを読む]
  • 王様と痛み 12(終)
  • 岐伯は、続けて言いました。 「労するときは、口から、はあはあ、ぜえぜえと、早い息をして、体から、たくさん汗が出ます。こうして、どんどん、体の内から外に出て行くので、労において、気は減るのです。 寒するときは、腠理が閉じてしまうので、気が出られません。出られずにいて、閉じ込められたままになるので、寒において、気は縮むのです。 炅するときは、腠理が開いたままになるので、栄気や衛気が通るたびに、汗がたくさ [続きを読む]
  • 王様と痛み 11
  • 岐伯は、うなずいて、言いました。 「はい、ひとつずつ、お話しいたします。 思するときは、心が固まって、動かなくなります。心が動かなければ、生きる力の神も、動きません。(王様と丸い月8)すると、体じゅうの気が止まって、進まなくなるので、思において、気は堅く結ぶのです。 怒するときは、気が逆に流れます。ひどくなると、体の上にある口から、血を吐き、食べ物を吐きます。このことから、怒において、気は上がるので [続きを読む]
  • 王様と痛み 10
  • 岐伯はこたえて言いました。 「はい、そうです。それぞれにおいて、気は、全て違う様子になります。 怒 (はけ口を求めて出ようとするのを、じわじわと力を込めて押し付けて置く)において、気は上ります。 喜 (ごちそうをお供えできるうれしさと感謝)において、気はゆるみます。 悲 (会いたいのに会えない)において、気は小さくなり消えます。 恐 (心の中が空虚でよりどころなく先の見えない不安)において、気は下がり [続きを読む]
  • 王様と痛み 9
  • すると王様は、すぐにぱっと前を向き、岐伯に言いました。 「ありがとう。では、さっそく聞きたいことがあるぞ。岐伯、教えてくれ。 これまで、病になるのは、体の中の陰気と陽気のバランスが崩れることと、(王様と本作り4)バランスが崩れた所に、邪気が入り込むためだと聞いた。(王様と東西南北20) しかし、そもそも、陰気と陽気のバランスがくずれるというのは、どこから起こっているのだ?」 岐伯はこたえて言いました [続きを読む]
  • 王様と痛み 8
  • 王様は、岐伯の顔をじっと見ると、言いました。 「そうだ、すまない。たしかに、私は、知っていることを聞いていた。 私は、岐伯に聞いて、病の人は、顔色と脈を見るのだと知っていたのに、母上が急に、痛いと言いだした時、何もかも忘れてしまって、何もできなかった。 病の者の話を聞くこと、病の者の顔色を見ること、病の者の脈を、手で触ること、これらのことを、これからもっと、自分が経験して、ためして、まとめて、分から [続きを読む]
  • 王様と痛み 7
  • 王様は、岐伯に言いました。 「岐伯は、いろいろな見分けの話をしてくれたが、それは全部、病の者が言う話を聞いて、やっと医者は、見分けができるのだろう。 病の者に話を聞かないで、医者が目で見るだけで、痛みを分かることは、出来ないのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、顔色を見れば分かります。(王様と東西南北23)五臓六腑は、様子が現れる顔の場所が、あらかじめ決まっています。(熱の未病5)その所を [続きを読む]
  • 王様と痛み 6
  • 岐伯は続けて言いました。 「あるものは、心と背が引き攣れて痛みます。心と背が引き攣れて痛むのは、寒気が、心に注ぐ背兪の脈に居座っていて、血脈が流れないために、血が虚しています。だから、心と背が、互いに引き攣れて痛むのです。このときは、揉むと熱気が届き、熱気が届くと痛みが止まるので、揉むのが良いです。 あるものは、脇肋と下腹が引き攣れて痛みます。脇肋と下腹が引き攣れて痛むのは、寒気が、陰器を絡し、肝 [続きを読む]
  • 王様と痛み 5
  • 王様は、岐伯に言いました。 「なるほど、痛みといっても、同じものではなく、いろいろあるのだな。 しかし、痛い、というだけでは、違いが分からないぞ、医者は、どのように見分けるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。「それは、病の者に、話を聞けば分かります。(邪のある所8) あるものは、痛くて、嘔吐しています。痛くて、嘔吐するのは、寒気が胃腸に居座っていて、邪気が逆上して出てくるからです。 あるものは、痛くな [続きを読む]
  • 王様と痛み 4
  • 王様と岐伯は、王様の部屋につきました。 王様は、席に着くと、岐伯に聞いた話を、忘れないうちに、本に書き込みました。 そして、岐伯に言いました。 「他には、どんな時には、揉むとよいのか、どんな時には、揉んではいけないのか、聞きたいぞ。」 岐伯は、うなずいて言いました。 「はい、わかりました。 寒気がとどまり、動かずにいるときは、温めると、気の流れにのって、寒気が広がって、経脈がパンパンになって、血も気も [続きを読む]
  • 王様と痛み 3
  • 王太后は、痛みがだいぶ落ち着いたようなので、王様と岐伯は、王様の部屋に戻ることにしました。 岐伯は、王太后の召使いに、しばらくは、温かくして過ごように気を付けてください、と伝えました。 歩きながら、王様は言いました。 「岐伯、母上を助けてくれて、本当にありがとう。」 岐伯は、少し怖い顔で言いました。 「私は、医者でありますから、するべきことをしただけです。しかし、王様は、王様です。体を揉んだりすること [続きを読む]
  • 王様と痛み 2
  • 召使いと岐伯は、王太后の部屋につきました。 「王様、岐伯先生をお連れしました。」 部屋に入ると、王太后は、苦しそうな顔をしていて、王様は、王太后の体を一所懸命に揉んでいました。 「岐伯、大変だ、母君が、痛い痛いと言い、しかしここには鍼も灸もないので、とにかくずっと揉んでいるのだが、全く効かないのだ。なぜだ、なぜ効かないのだ。」 岐伯は、王様と王太后にお辞儀をして、王太后の顔色と脈を見てから、言いまし [続きを読む]
  • 王様と痛み 1(黄帝内経素問挙痛論篇第三十九)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第三十九篇「挙痛論」をもとにしています。岐伯が医者の部屋にいると、王様の召使いが、あわてた様子でやってきました。 「岐伯先生、王様がお呼びです、いそいで、お越し願います!」 岐伯は、王様に何かあったのかと思い、治療道具を持って、召使いの後ろに続きました。 しかし、召し使いは、王様の部屋に向かっていません。不思議に思った岐伯は、聞きました。 「今、私たちは、どこに向かっ [続きを読む]
  • 王様と咳 6(終) 
  • 王様は、まだ、コンコンと咳をしています。岐伯は、王様に言いました。 「では、王様、治療をいたしましょう。」 王様は、うなずいて言いました。 「ああ、頼むぞ、すぐに治るだろうか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、五臓六腑のいずれの咳であるかを見極めて、それぞれにあった治療をすれば、治ります。 臓の咳を治すには、兪穴を使い、腑の咳を治すには、合穴を使い、むくみがあるときは、経穴を使います。」 いきなり [続きを読む]
  • 王様と咳 5
  • 岐伯は続けて言いました。 「秋の西風に乗って、邪が体にぶつかると、肺がまず、邪をうけます。肺の咳は、ハーハーと短い息をして、ゼーゼーと音がします。ひどいときには、唾に血が混ざります。 そして、肺の咳が止まらなければ、大腸が、邪をうけます。大腸の咳では、咳をして、うんちが漏れます。 冬の北風に乗って、邪が体にぶつかると、腎がまず、邪をうけます。腎の咳は、咳をする時に、腰と背が互いに引っ張り合うように痛 [続きを読む]
  • 王様と咳 4
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、咳は、季節によって、様子が違うということか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、そうです。 春の東風に乗って、邪が体にぶつかると、肝がまず、邪をうけます。肝の咳は、咳をする時に、両脇の下が痛みます。ひどいときは、寝返りが打てなくなり、寝返りすると、脇の下がパンパンになります。 そして、肝の咳が止まらなければ、胆が、邪をうけます。胆の咳では、口から胆汁を吐きます。 [続きを読む]
  • 王様と咳 3
  • おはなしの中の、王様の国も、今は夏です。王様は、岐伯に聞きました。 「では、今は夏だから、私は、心の咳ということか?」 岐伯は、こたえて言いました。 「はい、そうです。 夏の南風に乗って、邪気が体にぶつかると、心がまず、邪をうけます。(王様と五行2) 心の咳は、のどの中にトゲのある植物が挟まっているように、痛くなります。ひどい時には、のどが腫れて、狭くなります。そして、心の咳が止まらなければ、小腸が、 [続きを読む]
  • 王様と咳 2
  • 岐伯は、王様に言いました。 「王様、咳はみんな、胃と肺が関わっています。」 王様は、岐伯にたずねました。 「それはどういうことだ?ちゃんと、くわしく話してくれ。」 岐伯は、うなずいて、言いました。 「では、まずは、肺についてお話しします。 邪気というものは、吹く風に含まれています。(王様と東西南北13)吹き付ける風が、人の体に当たるのは、いちばん外側の皮毛です。 そして、皮毛は肺に相応する部分です。(王 [続きを読む]
  • 王様と咳 1(黄帝内経素問欬論篇第三十八)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第三十八篇「欬論」をもとにしています。王様は、朝から、コンコンと咳をしています。これはいけません。召使いに、すぐに医者を呼んでくるように言いました。 「おはようございます、王様。」 待っていると、岐伯がやってきました。王様は、岐伯に言いました。 「岐伯、起きたら、咳が出ているのだ。咳は、肺が傷られると出ると言っていたな。(王様と東西南北9)私は、肺の病になってしまった [続きを読む]
  • 王様と邪の動き 4(終)
  • 岐伯は続けて言いました。 「体の奥深くにまで入ってしまった熱邪が、脾から肝に行くと、はっと緊張して体に力が入り、鼻血が出ます。肝から心に行くと、治らないで死にます。心から肺に行くと、横隔膜が熱くなって、のどが渇きます。肺から腎に行くと、筋肉がゆるんで、力が入りません。腎から脾に行くと、腸の中が洗い流したように何も無くなって、死にます。 子宮から膀胱に行くと、おしっこが出なくなり、ぐっりょりするほど [続きを読む]
  • 王様と邪の動き 3
  • 王様は言いました。 「では、邪は、どこに行くか分からないが、気が上逆するのと一緒に、動くということか?」 岐伯はこたえて言いました。 「気厥は、正しい流れではありません。正しくないところに、入り込むのが、邪気ですので、(王様と色2)気厥があるところには、邪気が来てしまいます。 体の奥深く、五臓にまで入ってしまった寒邪が、腎から肝に行くと、おできができて、浅い息をします。脾から肝に行くと、おできができ [続きを読む]
  • 王様と邪の動き 2
  • 岐伯は、医者の部屋にいました。王様は、岐伯に言いました。 「岐伯、聞きたいことがあるぞ。 前に、邪気は、皮毛からだんだん深く入り、五臓まで行くと言っていたが、五臓に行った後、邪気はどう動くのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「邪気の進み方には、どう進むかというきまりがありません。(王様と邪の退治8)だから、邪気がどう動くかはっきり言うことは出来ません。 でも、邪気が動くのは、だいたいに、気厥がありま [続きを読む]