つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様とお正月 8
  • 王様は聞きました。「では、亥の十月には、全ての陽気が無くなると言ったが、その時人は、どんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「十月になると、陽気がすぐにことごとく無くなるわけではありません。はじめは、陽気がまだあり、陰気もまだまばらです。陰気が少なくなった隙間に、陽気が入ると、陰気と陽気が迫って争うので、ひとは、まさに誰か捕まえられそうに恐れます。落ち着かなくて、ずっと立ってられず、ず [続きを読む]
  • 王様とお正月 7
  • 王様は岐伯に聞きました。 「では、戌の九月には、陽気は地に蔵されていく言ったが、その時人は、どんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「九月は陽気が尽きて、陰気が盛んになります。しかし、少陽の気はまだ盛んにあるので、心と脇に痛みが表れます。 そして、陽気が衰えて尽きると、草も木も、ことごとく枯れて、萎れて、落ちます。落ちるのは、必ず、上から下へ動きますが、地に着いた時だけは、下から上に跳ね [続きを読む]
  • 王様とお正月 6
  • 王様は聞きました。 「では、夏の申に陽気は、陰気と迫り合って争い、負けると言ったが、その時人は、どんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「陽気と陰気の争いは、力の押し合いです。陽気に押されると陰気は下がりますが、再び上ると、中に入ります。それは、中と外では、中が陰だからです。 そして、水も陰ですので、人では、臓と腑の間に水と陰気が居座ります。水と陰気が臓腑にあると、呼吸はぜえぜえして、浮 [続きを読む]
  • 王様とお正月 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「では、春の巳には、陽気は盛んに上にあがると言ったが、その時人は、どんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「巳には、すべての陽気が盛んに上がります。陽気がどんどん上がろうと争うので、人は、首がこわばって、背中が引きつります。 陽気が上がろうとする勢いはとても盛んで、上へとびあがって、浮き上がるほどです。人の体の気が浮き上がると、体の上の方にある耳で氾濫するので、 [続きを読む]
  • 王様とお正月 4
  • 王様は言いました。 「なるほど、だから私の病は、ずっとあいさつで座っていたからお尻が痛いのでも、お酒を飲んで夜更かししたから歩くのがフラフラしたのでもなく、正月だから、というわけなのだな。」 岐伯はうなずいて言いました。 「さすが王様、はい、そのとおりです。」 王様は、岐伯に聞きました。 「辰の三月には、陽気が上に向いて立ちあがると言ったが、人はどんな病になるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「三月 [続きを読む]
  • 王様とお正月 3
  • 王様は、もう一度、図を見てみました。 十二支と、一年の十二か月が、ひとつずつ当てはまっています。 岐伯は図の説明をはじめました。 「さきほど、寅は、陽気が出てくるとおはなししましたが、この図で言いますと、陽気というのは、子で、押し込め蔵されていて、寅で、地を溶かして出てきて、辰で、上に向いて立ちあがり、巳で、盛んに上にあがり、午で、折り返します。陰が少し出てきて、申で、陰と迫り合って争い、陰に負けて [続きを読む]
  • 王様とお正月 2
  • 王様が目を覚ますと、お昼になっていました。そろりと体を起こしてみて、ぐらりとしなかったので王様はほっとして、布団から起きました。 となりの部屋には、寝ている間もずっと岐伯がいてくれたようです。 「王様、具合はいかがですか?」 王様はうなずいて、岐伯の前に座りました。 「岐伯、あいさつが遅くなった。 あけましておめでとうございます。今年も、私にたくさんのことを教えてください。そして、国を正しく治める、よ [続きを読む]
  • 王様とお正月 1
  • 「王様、あけましておめでとうございます。」 お正月のお城には、王様に新年のあいさつをしようと、朝からたくさんのお客が、絶え間なくやってきます。 元気に新しい年を迎えられてうれしいです、と言うのを聞き、なるほど、それはあたりまえなことではないのだな、と思いながら、王様は、すべての客人と、よろこびの言葉を交わしました。 その後、新年を祝う宴は、夜遅くまで続き、王様は、いつも寝ている時間よりかなり遅くなっ [続きを読む]
  • 王様とお正月 0(黄帝内経素問脈解篇第四十九)
  • あけましておめでとうございます今年も、ちまちまと、おはなしを書き続けたいと思います。どうぞよろしくおねがいします! --------------------------------------- このおはなしは黄帝内経素問より第四十九篇「脈解」をもとにしています。 あけましておめでとうございます。実は、ちょうど王様の国でも、お正月を迎えて、お祝いをしています。 でも、私たちのお正月と同じ日ではありません。王様の国のお正月は、立春に一番近い [続きを読む]
  • 脈からわかる病 12(終)
  • 岐伯は続けて言いました。 「胞の精のたわみの足りないのは脈が、細い弦のようです。よくしゃべる人は、霜が降りると死にますが、あまりしゃべらない人は、治ります。 太陽経の気のたわみが足りないのは、脈が、泉が湧くように下からのぼり、浮きあがって表面に近い所で打ちます。気持ちの動きが少ない人は、韮の花が咲くころに死にます。 十二経脈の兪穴のたわみが足りないのは、脈が、のどちんこのようで、浮で押すとさらに大き [続きを読む]
  • 脈からわかる病 11
  • 王様は聞きました。 「たわみが無くて、送る気が足りないのも、脈をみて分かるのか?」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、分かります。 心の精のたわみが無いのは、脈が、薪の火がめらめら燃えるようです。刈り取って置いている草が乾くころに死にます。 肝の気のたわみが無いのは、脈が、枯れ葉がヒラヒラと散るようです。木の葉が落ちるころに死にます。 腎のたわみが足りないのは、脈が、玄関先でのぞいて入ってこない客 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 10
  • 王様が空を見ているので、岐伯は言いました。 「王様は、凧揚げをされたことはありますか?」 すると、王様はうれしそうに言いました。 「あるぞ、まだ小さい子供のころにしたのだが、すごく高くまで上がったんだ。おもしろかったなあ。」 王様は、ぱっと立ち上がり、凧を探しに行きました。子どもの時から、お気に入りのおもちゃは全部、奥の部屋に、捨てずに置いてあります。探すと、凧はちゃんと残ってありました。 王様は、凧 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 9
  • 王様は岐伯に言いました。 「死ぬのが分かる脈には、真臓脈というのがあったな。」(王様と真臓脈2) 岐伯はこたえて言いました。 「さすが王様、よく覚えておられます。 脈が、浮の浅い所で小急、按じた深さで緊大急なのは、刀を上向きに置いて、上から触っているようなであり、肝の脈だけで、胃の気の無い脈です。五臓は、胃の気が無いために動けない気が滞っていっぱいになり、寒と熱が、腎だけに集まってしまっています。こ [続きを読む]
  • 脈からわかる病 8
  • 岐伯は続けて言いました。 「脈が、土が崩れ落ちるようで、圧すと分からないのは、肌に気を送るのが足りず、顔色が黒くなります。その後、顔が白くなると、死にます。 脈が、左右から交わって、くっつくようなのは、あらわれると三十日で死にます。」 王様は岐伯に言いました。 「そうだった、脈をみれば、死ぬ日や、時間まで分かると話していたな。(王様と脈11)私が死ぬ時には、聞きたくないな。岐伯、私の脈をみて、死ぬと分 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 7
  • 王様は言いました。 「以前に、岐伯は、おなかに赤ちゃんがいる人が、オンオンとしか声が出せなくなっても、治療しなくてよい、治療しなくても治る、と言っていたな。(季節に合わない病5)おなかに赤ちゃんがいるのは、目で見て分かるが、それでも医者は、脈をみるのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、もちろん、脈をみます。 脈をさわってみると、打っているのが分からないような脈ですが、それは胞の絡脈が絶してい [続きを読む]
  • 脈からわかる病 6
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「二つの臓が病になっているとは、ひとつの臓が病なのよりも、重い病なのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「病は、ひとつの臓なら軽く、二つなら重いというわけではありません。それぞれの状態によって異なり、それを知る手がかりは、やはり、脈です。肝と腎の脈をみて、どちらも沈なのは、石水の病※、どちらも浮なのは、風水の病です。(治らない熱6)どちらも小で弦なのは、びくびくしやすく、 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「では、下痢になっている人がやってきたとして、医者は、お腹をさわるか?やっぱり、脈をさわるのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「どこの病であっても、医者はいつも、脈をみます。 腸がちゃんと働かず、下痢になるのは、腸澼の病です。(病の理由7)脾の脈が、バンバンと外まで打っていて沈なのは、下痢が長く続いていたとしても、自然に治ります。 肝の脈が、小で緩なのは、治しやすい腸澼です [続きを読む]
  • 脈からわかる病 4
  • 岐伯は続けて言いました。 「心の脈が、小で堅で急なのも、体の半分が思うように動かない病になります。 人は、女は陰、男は陽、右が陰、左が陽という陰陽の法則の中で生きているので、病で男の人は左側が動かなくなり、女の人は右側が動かなくなります。」(王様と東西南北20) 王様は、自分の体の左側全部が動かなくなるのを想像して、床に座っている姿勢から、立ち上がろうとしてみました。どうにも立てません。王様は、あ [続きを読む]
  • 脈からわかる病 3
  • 王様は岐伯に聞きました。 「では、疝とは、どんな病だ?」 岐伯はこたえて言いました。 「疝とは、寒の邪気が結び目のように固まって動かないために、痛みが起こる病です。男では睾丸から下腹部が痛み、女では、下腹部に痛みが起こります。(王様と色5)腎の脈が、大で急で沈、肝の脈が、大で急で沈なのは、疝、心の脈が、滑で急なのは、心疝、肺の脈が、沈なのは、肺疝です。」 王様は、岐伯に言いました。 「なるほど、瘕も、 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 2
  • 鼻血が出た時には、それはそれはびっくりした王様でしたが、血が止まれば、すっかりいつもの王様に戻り、岐伯に言いました。 「岐伯はあんな時でも、脈をみるのだな。脈というのは、そんなに何でも分かるものなのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、脈をみれば、五臓六腑が正しく働いているか、体に入り込んでいる邪がいないか、体の中の川が正しく流れているかを、知ることが出来ます。 脈をみて、急なのが、太陽膀胱経 [続きを読む]
  • 脈からわかる病 1(黄帝内経素問大奇論篇第四十八)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十八篇「大奇論」をもとにしています。 「うわわ!」 大変です、王様の鼻から血が出ています。顔をさわった手についた、自分の血を見てびっくりした王様は、立ち上がったので、床にもぽたぽたと血が落ちて、またびっくりしました。 召使いたちもまた、びっくりして、おろおろしましたが、あるものは、すぐに王様に駆け寄り、あるものは、急いで岐伯を呼びに行きました。 呼ばれた岐伯が、王 [続きを読む]
  • 季節に合わない病 10(終)
  • 王様は、続けて言いました。 「おしっこが出なくなれば、人はどうなるのだ?それもまた、むくむのか?」岐伯はこたえて言いました。 「おしっこが出なくなって、一日に数十回も行きたくなるのは、気の不足の病です。 この人が、体は石炭のように熱く、頚やむねが木枠にひっかかってつっかえるように苦しく、人迎の脈が速く大きくて、息がせかせかとしていて、気が逆になっているのは、気の有余の病でありますが、脈をみると、太陰 [続きを読む]
  • 季節に合わない病 9
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「食べ過ぎて、食べても痩せる消渇で、思い出したぞ。(季節に合わない病7) 食べられない、食べても少しだけ、という人がいたのだが、食べられないというわりには、痩せていなかったのだ。食べなくても痩せない病というのがあるのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「食べられなければ、人は痩せます。しかし、浮腫んでいれば、水気があるので、痩せて見えません。 その人は、腎風の病で、浮腫んで [続きを読む]
  • 季節に合わない病 8
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、口が苦くなるのは、どうしてなるのだ?」岐伯はこたえて言いました。 「では、胆癉についてお話します。 王様は、体の中は国であり、十二の臓腑は国に仕えるとお話したのを覚えておられますか?」(王様の中の国2) 王様はうなずて言いました。 「うん、覚えているぞ。肝は体の中の、将軍なんだろ。」 岐伯もうなずいて言いました。 「さすが王様、そのとおりです。 そして胆は、中の国を支 [続きを読む]
  • 季節に合わない病 7
  • 王様は、岐伯がもっている本をのぞきました。次のページには、脾癉・胆癉、と書いてあります。 「脾癉?胆癉?聞いたことが無い病だな、これはどんな病だ?」 岐伯はこたえて言いました。 「癉とは、働きすぎて疲れている、という意味です。 脾癉は、脾は疲れている病で、口の中が甘くなります。胆癉は、胆が疲れている病で、口の中が苦くなります。」 王様は、驚いて言いました。 「口が甘くなる病?そんなの初めて聞いたぞ。ど [続きを読む]