つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供202回 / 365日(平均3.9回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様と色んな病 2
  • 王様は、ふと思い出して言いました。 「そういえば、先日、大臣と話をしていたら、奥さんが、首に腫れものが出来たんだそうだ。そこで、奥さんは、同じように首に腫れものが出来たことのある友達に相談して、友達が治療してもらった医者の所に行ったら、砭で切る治療だったので、びっくりしたんだと。 それは、奥さんの友達が首が腫れた時は、鍼やお灸の治療で治してもらった、と聞いていたからで、私も鍼とお灸で治してほしかっ [続きを読む]
  • 王様と色んな病 1(黄帝内経素問病能論篇第四十六)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十六篇「病能論」をもとにしています。 王様は、厥の病について、もう少し知りたいと思い、岐伯に聞きました。 「岐伯、教えてくれ。 たとえば、厥の病になった者が来て、医者が脈を診たら、右の寸口は、沈で緊で、左の寸口は、浮で遅であれば、その者は、どこの病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「王様、それは、まず、いつの季節であるかによります。 医者が診たのが、今日であれ [続きを読む]
  • 王様と厥 11(終)
  • 王様は聞きました。 「では、医者は、どのように治療するのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、医者は、人迎と寸口の脈を診ます。 人迎と寸口の脈を比べて、人迎が、寸口の1.5倍であれば、少陽経が、人迎が、寸口の2.0倍であれば、少陽経と太陽経が、人迎が、寸口の2.5倍であれば、少陽経と太陽経と陽明経が高ぶっていますので、(食べられない王様5)盛んになっている経脈があれば、それを瀉し、虚になってい [続きを読む]
  • 王様と厥 10
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「経脈の流れが厥になるのは、手の経脈でも起こるのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、起こります。 手の太陰肺経の流れが逆になって厥逆になれば、虚でお腹がパンパンになり、咳をして、つばしぶきをよく飛ばします。 手の少陰心経の流れが逆になって厥逆になれば、胸の痛みがのどまで引き攣れて、体が熱くてなって、治せずに、死にます。 手の太陽小腸経の流れが逆になって厥逆になれば、 [続きを読む]
  • 王様と厥 9
  • 岐伯は続けて言いました。 「足の太陰脾経の経脈の流れが厥になれば、お腹がパンパンにふくらんで、寝ることが出来なくなります。うんちが出ず、食べられず、食べると吐きます。流れが逆になって厥逆になれば、すねが急にひきつれて、胸が痛くなってその痛みがおなかに引きつれます。 足の少陰腎経の経脈の流れが厥になれば、おなかがパンパンになり、胸が痛み、口が乾いて、おしっこが赤くなります。流れが逆になって厥逆になれ [続きを読む]
  • 王様と厥 8
  • 王様は岐伯に聞きました。 「厥は、どの経脈で流れが起こるかによって、それぞれ違う症状になるのか?」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、そうです。 足の太陽膀胱経の経脈の流れが厥になれば、首が腫れ、頭が重く、歩く様子が進まなくなり、めまいの発作がして、ばったりとたおれます。流れが逆になって厥逆になれば、体がこわばってばったりたおれて、血を吐き、よく鼻血を出します。 足の陽明胃経の経脈の流れが厥になれ [続きを読む]
  • 王様と厥 7
  • 王様は、部屋に戻ると、最近よく読んでいる病の本を出して、厥について書かれているところを読みました。 その本には、厥の病は、ある者はお腹がパンパンになる、ある者はめまいがして倒れて、人の見分けがつかなくなる、と書かれていました。 王様は、厥について、もう少し知りたいと思い、岐伯に聞きました。 「岐伯、教えてくれ。この本には、厥の病では、お腹がパンパンになる人と、めまいがして倒れる人がある、と書いてある [続きを読む]
  • 王様と厥 5
  • 王様は、岐伯の話で、友達が足が冷えてたまらない理由が分かり、友達は、王様の話で、病にならない正しい暮らし方があるのだと分かりました。 友達は、王様に言いました。 「王様、病にならない生き方があるなんて、初めて聞いたよ。その話、もっと知りたいよ。」 王様はうなずいて言いました。 「そうだろう?私も知らなかったのだが、岐伯に聞いて、すこしずつ分かってきたんだ。後で、岐伯の話を書き留めてきた本を、きみに読 [続きを読む]
  • 王様と厥 6
  • 王様と友達は、びっくりしながら、顔を見合わせました。お酒を飲んで病になるなんて、はじめて聞いたからです。 王様は、岐伯に聞きました。 「では、お酒がたくさん胃に入ると、胃は和でなくなり、胃が和でなくなれば、水穀の精気を体じゅうに届けられなくなり、水穀の精気が届けられなくなると、手足を動かすことが出来なくなる、ということなのか?」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、そうです。それは、上古聖人の教え [続きを読む]
  • 王様と厥 4
  • 王様は岐伯に言いました。 「では、友達は、陽気が衰えて、陰気が勝って、寒厥という病だから、足がすごく冷えているのだな。 では、なぜ、そうなってしまったのか、理由も分かるか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、お話しします。 私たちの生きるこの世界には、季節があり、春夏には、陽気が多くなり、陰気が少なくなること、秋冬には、陰気が盛んになり、、陽気が衰えるのは、逃れられません。(邪のある所4) お見受け [続きを読む]
  • 王様と厥 3
  • 岐伯は続けて言いました。 「王様と、お友達の方は、ワラビをご存知ですか?ワラビの若葉は、まっすぐに伸びますが、先は縮こまって巻いています。この様子を、厥といい、ワラビは、蕨という字を書きます。 つまり、まるで蕨のように、気の流れが、前に進まず、渦を巻いているのが、厥の病です。」 岐伯は、紙に、蕨の絵と字を描きました。王様と友達は、じっと見つめていました。絵を描き終わると、岐伯は言いました。 「足には [続きを読む]
  • 王様と厥 2
  • 岐伯がやってくると、王様は言いました。 「岐伯、来てくれてありがとう。 今、友達が来ているのだが、足が冷えてつらいと言うのだ。みてもらえないだろうか?」 岐伯は、友達にお辞儀をして言いました。 「はじめまして、岐伯と申します。王様の命により、お体を診させていただいてよろしいですか?」 友達も、お辞儀をして言いました。 「はい、岐伯先生、よろしくお願いします。 私は最近、足が冷えて冷えて、たまりません。何 [続きを読む]
  • 王様と厥 1(黄帝内経素問厥論篇第四十五)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十五篇「厥論」をもとにしています。今日は、王様のところに、友達が遊びに来ています。 ですが、どうもその様子がおかしくて、着物の下に、下穿きを何枚も重ねて、もこもこ、靴下も、何枚も重ねて、もこもこしているのです。 王様は友達に聞きました。 「きみ、今日はどうしてそんな恰好をしているのだ?」 友達はこたえて言いました。 「それが、足が冷えて冷えて、つらいんだ。ぼくが薄着 [続きを読む]
  • 王様と痿 7(終)
  • 王様は聞きました。 「では、岐伯が痿を治療するならば、どのようにするのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「私の治療は、痿であっても、変わりません。顔色と脈をみて、正しく流れていない経脈を見つけて、虚実を調え、逆になっているのを順にして、和するようにします。 痿では、榮穴を補して、兪穴を通す治療をします。(王様と咳6) また、痿が筋・脈・骨・肉のいずれであるかによって、どの臓から起こった病であるか、今 [続きを読む]
  • 王様と痿 6
  • 岐伯は今日も、王様の知りたいことをスラスラと話して聞かせてくれます。 王様は、うなずいて言いました。 「岐伯は、本当によく知っているなあ。いつ、何を聞いても、岐伯の話はすばらしいぞ。」 王様のありがたいお言葉に、岐伯は深くお辞儀をしました。そして、岐伯が顔を上げると、王様は本の続きを読んでいました。 しばらく読んで、王様は岐伯に言いました。 「岐伯、この本を書いた医者は、痿の病は、ただ足の陽明胃経だけ [続きを読む]
  • 王様と痿 5
  • 王様は岐伯に言いました。 「あとは、脾と腎だな。」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、お話します。 脾が熱を持ってしまうのは、水を使うお仕事をしている、あるいは、家の近くに水が溜まっている所があって家がじめじめしていて、水が体にがじわじわとしみこんでいった時です。肌肉が水に浸かったままになって、ねっとりとやわらかくなると、先に、何も感じない痹になります。(王様と痹7)そして、脾が熱を持つと、胃が [続きを読む]
  • 王様と痿 4
  • 岐伯は続けて言いました。 「肝が熱を持ってしまうのは、好きな人と両想いになって、そのしあわせに深くはまり込み、ひどいほどにいちゃいちゃばかりしている時、あるいは、好きな人を一途に想っているけれど口にしないでいて、胸にある思いが外にあふれてくる時です。肝が熱を持つと、胆汁が出て口が苦くなり、爪が枯れます。(王様と色16)肝が主する筋膜が乾くので、筋が引きつれて、もつれてしまう、筋痿という病になります [続きを読む]
  • 王様と痿 3
  • 岐伯は言いました。 「肺が熱を持ってしまうのは、大切な物を失う、大切な人がいなくなるのを、引きとめようとしても出来ない時です。出来ないと、肺が鳴って音がするようになります。鳴っている肺は熱を持ち、肺葉が熱で焼かれたように縮みます。肺は皮毛を主るので、皮毛が虚して弱り、毛が抜け落ちます。肺は五臓の中で一番上にあって、心の蓋のようです。肺の熱が、なかなか取れずにあると、歩けず、這うようになる、痿躄とい [続きを読む]
  • 王様と痿 2
  • 王様は、読んでいる本を、開いて見せて言いました。 「本では、次に、痿が出てきたぞ。痿とはどんな病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「痿とは、米や粟が実ると、重くてしなだれるように、体がぐったりと垂れて、力が入らない病です。 痿は、五臓が熱を持ってしまうと起こります。肝が熱を持つと、筋痿に、心が熱を持つと、脈痿に、脾が熱を持つと、肉痿に、肺が熱を持つと、痿躄に、腎が熱を持つと、骨痿になります。」 [続きを読む]
  • 王様と痿 1(黄帝内経素問痿論篇第四十四)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第四十四篇「痿論」をもとにしています。 岐伯は、本の続きを読んでいる王様に言いました。 「王様が、病の本を読まれるのでしたら、おすすめの本がありますので、蔵から持ってきましょうか?」 王様は、ぱっと顔を上げて言いました。 「それは、うれしいな。岐伯のおすすめとあれば、ぜひ読みたいぞ。」 そこで、岐伯は蔵に行き、本を持って戻ってきました。 「王様が今読んでおられる本は、病 [続きを読む]
  • 王様と痹 9(終)
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「痹の病は、鍼を刺して治すことは出来るか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、出来ます。 五臓の経脈にある兪穴と、六腑の経脈にある合穴を使います。」(王様と咳6) 王様は、岐伯に言いました。 「しかし、岐伯のこれまでの話では、痹の邪気はどっかりと居座って、動かないと言っていたぞ。鍼を打ったぐらいで、動くのか?」 岐伯は、うなずいて言いました。 「脈の流れをよくみてみると、 [続きを読む]
  • 王様と痹 8
  • 王様は、うんうんとうなずいてから、言いました。 「私は、ある人のことを話していて、痹の病によって死んだ、と聞いたことがある。 しかし、別の人の話では、長い間ずっと痹の病で痛がっている、と聞いたし、また別の人の話では、痹の病になったがすぐに治った、と聞いた。 このように、痹の病になった後の回復が違うのは、どうしてだ?」 岐伯は、こたえて言いました。 「痹の病は、邪気がどこにじっと居座ってしまうかで、回復 [続きを読む]
  • 王さまと痹 7
  • 王様は、なるほど、とうなずくと、違うページを開いて言いました。 「では、次はここを見てくれ。 痹には、痛いものと、痛さも何も感じないものがあり、寒くなるものと、熱くなるものがあり、湿るものと、乾くものがある、と書いてあるぞ。これはどういうことだ?」 岐伯は、こたえて言いました。 「はい、お話します。 痛い痹は、寒の邪気が多いときです。(王様と痹2)寒があるから痛むのです。 痛さも何も感じない痹は、痹の邪 [続きを読む]
  • 王様と痹 6
  • 王様は、驚いて言いました。 「食べ物は、衛気と栄気であったな。風・寒・湿の邪気による痹に、衛気と栄気が合わさって、ひどくなるということか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、体のためにと飲んだ物、食べた物が、背いて腸胃を傷つけることはありますが、(王様と陰陽9)痹と合わさることはありません。 たしかに、食べ物に含まれているのは、陰の気であり(王様と陰陽8)陰の性質は、静です。(王様と東西南北1 [続きを読む]
  • 王様と痹 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「痹は、腑にも入るか?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、入ります。 痹が六腑に居座るのは、今までお話してきたとおり、食べ過ぎること、飲み過ぎること、(王様と東西南北17)住んでいる場所の環境が、(五つの治療法3)病の根本となります。 六腑にも、それぞれ経脈があり、兪穴があります。風・寒・湿の邪気が、その兪穴にぶち当たったちょうどその時が、人が、正しい生き方である節を守らな [続きを読む]