つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供264回 / 363日(平均5.1回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 食べる治療 8
  • 王様は言いました。 「では、他の味が持つ力のことも、話してくれ。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。 酸っぱい味は、引き締める作用があります。 肺が病になると、緩んでしまうので、急いで酸っぱい味の食べ物を食べさせて、引き締めさせます。また、心はゆるむことをとても嫌う臓なので、酸っぱい味を食べて引き締めるようにします。」 王様は、酸っぱい食べ物をいろいろ思い浮かべてみました。でも、また、違うん [続きを読む]
  • 食べる治療 7
  • 王様は驚いて言いました。 「なんと、桃が、辛いのか?桃は甘いだぞ、なぜ、辛いなのだ?」 みなさんも思いましたよね、たしかに、葱(ねぎ)は辛く感じますが、鶏肉や、桃は、辛くありません。 岐伯はこたえて言いました。 「それは、上古聖人から伝えられたことなので、(知りたい王様2)なぜかは分かりません。しかし、医者たちは、病の人がこれらを食べて、病が治るのを、何度も見てきておりますので、たしかに、散らす作用 [続きを読む]
  • 食べる治療 6
  • 王様は、岐伯に言いました。 「なるほど。いつも岐伯は、食べる事は大切だと言うが、治療もできるとは知らなかったぞ。 岐伯はさっき、辛い味は、散らす作用があると言ったな。(王様と食べる治療4)他は、どの味が、どんな力を持っているのだ?もっと、くわしく知りたいぞ。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、では、一つずつ、お話してまいります。 王様がおっしゃったとおり、辛い味には、散らす力があります。 辛を食べ [続きを読む]
  • 食べる治療 5
  • 王様は、岐伯に言いました。 「それは、前に話していた、食べ物で調えるということか?」(王様と食べ物の行方10) 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。 味には、辛い・酸っぱい・苦い・甘い・鹹(しおからい)の五つがあります。 五つの味は、散らす力、ひきしめる力、ゆるめる力、堅くする力、やわらかくする力、と、それぞれに違う力を持っています。 季節と五臓の病の時には、この五味それぞれの長所を用いて食べれ [続きを読む]
  • 食べる治療 4
  • 王様は、ほう、と感心して言いました。 「なるほど、医者は、未来のことが分かるのかと思っていたが、そうして考えるから、先のことが言えていたのだな。」 王様は、岐伯の話で、知りたいことが分かったようです。岐伯はほっとして、話を続けて、言いました。 「肝の病は、これまでにもお話ししていますが、(王様と色5)(王様と真臓脈8)両方の脇の下から下腹まで痛みが広がって、痛みにうーんうーんと唸って、体を固くしてい [続きを読む]
  • 食べる治療 3
  • 王様の言葉に、ほっとした岐伯は、うなずいて言いました。 「分かりました、しっかりとお話しいたします。 医者は病の人を診る時、必ず、はじめに、五臓の脈を診て定め、病が和らぐのか、ひどくなるのか、生きるのか、死ぬのかを見極めて、病の人とその家族に伝えるので、(王様と三部九候7)まずは、それからお話しします。 病とは、邪気が体に引っかかって留まってしまった時、または、相剋の剋する力が強すぎた時に起こるので [続きを読む]
  • 食べる治療 2
  • 王様にそんなことを言われても、すでに全て話しているので、岐伯は困って言いました。 「王様、私が言わずに隠している真髄など、ございません。いままでに、王様にお話ししてきたことが、全てです。 季節は、春夏秋冬の四つ、五行は、金木水火土であり、季節も五行も、変化してある時は一番強くなり、変化してある時は弱くなって、周っています。 医者は、これらを使って、病の人を診るので、病が治って生きるのか、治らずに死ぬ [続きを読む]
  • 食べる治療 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第二十二篇「蔵期法時論」 をもとにしています。 王様は、岐伯に言いました。 「これまで、いろいろな話を聞いたが、医者は、本当によく、人の体のことを知っているなあ。まったく、感心するばかりだ。」 岐伯はこたえて言いました。 「なんと、もったいないお言葉にございます。この国を立派に治めておられる、王様こそが、とても素晴らしいです。 医者はただ、たくさんの人の体の様子を診て [続きを読む]
  • 食べ物の行方 10
  • 王様は、うなずいて言いました。 「なるほど、三陰三陽の六つの川が同じでないなら、それぞれ、現れる脈が決まっているのだな。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、そのとおりです。 ですから医者は、脈が打つ様子に、よく注意して診て、真相をしっかりと知るようにします。 少陰経の流れだけが多ければ、腎の脈が、浮ではなく、沈になります。 太陰経の流れだけが多ければ、脈は、中の深い所で太鼓を打っているようです。五 [続きを読む]
  • 食べ物の行方 9
  • 岐伯は続けて言いました。 「陽明経の流れだけが多ければ、陽気が多過ぎます。脈は、大浮です。 針で治療をするならば、陽を減らし、陰を補うように、足の陽明胃経の兪穴、陥谷という名前の気穴を使います。 少陽経の流れだけが多ければ、気が多過ぎてあふれて、逆になっての上逆です。脈は滑です、実ではありません。 あふれた陽が、上に集まり、少陽経と、前を流れる奇経の蹻脈が、競争するように流れているのは、腎へと流れて [続きを読む]
  • 食べ物の行方 8
  • 王様は、今日もいろんな話が聞けて、とても満足そうです。 忘れないように、聞いた事を本に書いておこうと思って、書きかけの本を開いた王様は、ふと気がついて、岐伯に言いました。 「そういえば、前に聞いたのは、九候の脈が、ひとつだけずれると良くない(王様と三部九候5)という話だったな。 では、三陰三陽の六つの脈も、そろっているのが良いのではないのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。 三陰三陽は [続きを読む]
  • 食べ物の行方 7
  • 岐伯は続けて言いました。 「このように、びっくりする事があると、臓から気が出てしまいますが、そこから病になるか、ならないからは、人の性格によります。 いつも、まっすぐ前を向き、立ち向かう性格の勇者であれば、おどろいて気が出てしまった後でも、いつものように、流れは進みますので、病にはなりません。 すぐにおじけづいて、逃げようとする性格の臆病者であれば、おどろいて気が出てしまった後、気の流れが止まってし [続きを読む]
  • 食べ物の行方 6
  • 王様は、気がついて言いました。 「岐伯は今、びっくりしたり、心配したりすることが、体に良くないように言ったぞ。 これまでの話で、住んでいる所で、人の病は違うと聞いた。(王様と五つの治療法3)それに、働きすぎるのも病になると聞いた。(王様と陰陽3) しかし、気持ちのことは、はじめて聞いたぞ。その話、もっと知りたいぞ、聞かせてくれ。」 岐伯はこたえて言いました。 「はい、王様。 人の暮らしの中では、はっと [続きを読む]
  • 食べ物の行方 5
  • 岐伯は言いました。 「このように、人は、食べ物と、飲み物から、精気をもらっています。 そして、もらった精気を、いつも、正しいバランスであるように体じゅうに届けています。 季節は、止まることなく、変化するので、変化があっても、五臓の精や、陰と陽のバランスが、ちょうどで同じであるように、常に保つ事が、とても大切になります。」 みなさんは、シーソーで遊んだことがありますね。シーソーは、ちょうどバランスがと [続きを読む]
  • 食べ物の行方 4
  • 王様は、召使いが出してくれたお茶を飲みました。 すると、岐伯が言いました。 「飲み物を飲むと、これもまた胃に入ります。 胃で、飲み物は、ゆらゆらと揺られるうちに、中の精が、油のように上に集まります。 ゆらゆらと揺れるので、上に集まった精が、胃からあふれると、脾へと運ばれます。 脾は、その精を、湯気のように立ち昇らせて、肺に届けます。 肺に入った、飲み物からの精も、また、体の四方に行き渡り、五臓の経脈を [続きを読む]
  • 食べ物の行方 3
  • 岐伯は続けて言いました。 「胃の海で、食べた物は、ざぶんざぶんと波打ち、そのうちの、精を含んだ部分は、心に行きます。 心は脈を養いますので、(王様と色12)心はこれを、脈にしみこませて、入れます。脈に入った精気は、経脈を流れます。 すべての経脈は、肺に集まっていくので、経脈を流れる精気は、肺に行きます。 肺は、皮毛を養いますので、(王様と色13)肺はこの精を、皮膚とうぶげまで、運んで届けます。 肺に運 [続きを読む]
  • 食べ物の行方 2
  • 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、お話しいたします。 王様は、食べ物に、人が生きるのに必要な力である精が入っていて、人はこれをもらって、生きていることは、覚えておられますでしょうか。」(王様と陰陽8) 王様はこたえて言いました。 「もちろん、覚えているぞ。しかし、胃に入っただけでは、精は取り出せないと言っていたので、(王様と東西南北17)その先の話を聞きたいと思うのだ。」 岐伯は、もう一度うなずき [続きを読む]
  • 食べ物の行方 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第二十一篇 経脈別論をもとにしています。 王様は、岐伯に、五味の話を聞いてから、(王様と陰陽9)今まで好きでなかった、酸っぱい味も、辛い味も、苦い味も、ちゃんと食べるようになりました。 そのことを、調理係から聞いた岐伯は、王様に言いました。 「王様は、近ごろ、以前には残しておられたおかずも、全部食べておられると、調理係の方に聞きました。 とてもすばらしいことです。王様 [続きを読む]
  • 三部九候 12
  • 王様は、やっと治療の話が聞けて、満足そうです。 「なるほど、なるほど。そうやって、治療をするのだな。 では、治療の終わりは、どうやって決めるのだ?病の人が、痛くなくなりました、と言ったら、医者は治療を終えるのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。治療が効いたかどうかは、病の人に聞いてはいけません。」 さて、病の人に聞かなければ、治療の効果は、どうやって分かるのでしょうか? 岐伯は続けて言 [続きを読む]
  • 三部九候 11
  • 王様は、岐伯に言いました。 「ここまで、生きるのか死ぬのかを見極め、病の種類を見極め、ふさわしい治療を決め、病の場所を見極めたぞ。 よし、今度こそ、治療だろう。」 岐伯は、にっこりして言いました。 「はい、そうです。 体に痛みがある時には、その経脈、または絡脈を、治療します。 経脈に邪のある病では、その経脈を治療します。 孫絡に邪がある病は、その孫絡の血に病があるので、必ずその血を出して、その後でととの [続きを読む]
  • 三部九候 10
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、その人がどんな病なのかが分かったら、次は、どうするのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「その病に対して、ふさわしい治療をします。病が、虚なのか、実なのかを調べ、実ならば写し、虚なら補し、邪と病を取りのぞきます。」 王様は、うなずいて言いました。 「なるほど、やっと、治療だな。」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、まだです。治療をする前に、必ず、その病がはじめに起 [続きを読む]
  • 三部九候 9
  • 王様は岐伯に聞きました。 「なるほど、生きるか死ぬか、を知るのに、医者は、いろんなところを見るのだな。 では、病の人の、生きるのか死ぬのか、が分かったら、次はどうするのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「はい。病には、たくさんの種類がありますので、その人が、どんな病なのかを見極めます。」 王様は、岐伯に言いました。 「え?たくさんあるの種類の中から、当てはまる病を見つけることは、とても難しそうだぞ。 [続きを読む]
  • 三部九候 8
  • 王様は、おや?と思って、岐伯に言いました。 「どうして、脈は診ないのだ? いままでずっと、こんな脈であれば死ぬ、とか、そんな話ばっかりだったぞ。」 岐伯は言いました。 「もちろん、次に診ます。 素早い脈は、病ではありません。遅い脈は、病です。脈が来ないのは、死にます。 脈を診ていて、急にまばらになったり、急に打つ数が多くなったり、急に遅くなったり、急に素早くなるのは、季節が変わる日に死にます。 死ぬか生 [続きを読む]
  • 三部九候 7
  • 王様は、岐伯に言いました。 「しかし、岐伯の話にはよく、死ぬ、が出て来るなあ。」 岐伯は、少し困った顔で言いました。 「申し訳ありません、王様。しかし、医者は、病の者を診る時、まずはじめに、生きるか、死ぬかを、見極めますので、それは、とても大切な事なのです。」 王様は、うなずいて言いました。 「なるほど、では、もし今、病の者が実際にいるとしたら、医者はすぐに、生きるか、死ぬかが見極められるというのか? [続きを読む]
  • 三部九候 6
  • 岐伯は、続けて言いました。 「九候の脈、ひとつがずれているのがあらわれているとしても、その後に、九候がみんなが、ついて変われば死にません。 それに、風の邪による病の時と、女の人の月経が不規則になった時には、よく似た脈のずれが起こりますが、九候が乱れたのとは違うので、死にません。 もし、本当に九候がずれているならば、その人は必ず、しゃっくりと、げっぷが出ますので、見分けることが出来ます。」 王様は、岐 [続きを読む]