つきとが さん プロフィール

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つきとがさん: 絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ハンドル名つきとが さん
ブログタイトル絵本と童話で 子供に伝えたい やわらか東洋医学
ブログURLhttps://ameblo.jp/touyouigaku-ehon/
サイト紹介文東洋医学の気の絵本と、黄帝内経素問をもとにした童話を作っています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供199回 / 365日(平均3.8回/週) - 参加 2016/10/23 14:01

つきとが さんのブログ記事

  • 王様と瘧(おこり) 2
  • 王様は、大臣から最近、国のある地域で瘧の病が多く出ていると聞きました。 すぐに王様は、大臣にその地域に、多くの医者を行かせるように言いました。しかし、ふと、考えました。瘧は、医者に治せる病なのでしょうか? そこで、岐伯に聞きに行くことにしました。 「岐伯、おはよう。」 岐伯は、医者たちの部屋で治療道具の手入れをしていました。 王様は岐伯に言いました。 「岐伯、今、ある所で瘧になる者が多くて大変なようだ [続きを読む]
  • 王様と瘧(おこり) 1
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第三十五篇「瘧論」をもとにしています。王様の時代、瘧は、大変な病のひとつでした。それは、突然に始まる病です。 はじめは、細い毛が立ち上がり、生あくびが出ます。そして、急に、寒さにブルブル震え出して、あごがカタカタ鳴ります。腰と背中が痛くなり、しばらくすると、寒さは去って、今度は体の内側も外側も、みんな熱くなります。頭が破れそうなほどに痛くなって、のどが渇いて冷たい物 [続きを読む]
  • 王様と瘧(おこり)0(黄帝内経素問第三十五篇瘧論)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第三十五篇「瘧論」をもとにしています。 次のお話は、瘧についてです。瘧とは、どんな病のことでしょうか? 瘧という字をよく見てみましょう。 部首はやまいだれ、病を表しています。やまいだれの中は… 虎がいます。そして、虎の下は、ひっかく爪をあらわしています。 つまり、瘧とはするどい爪で、虎にいきなりつかみかかられるように急に襲われる病です。 現代の医学では、瘧はマラリヤのこ [続きを読む]
  • 寒がりの王様 9(終)
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、うつ伏せや、体を丸めて寝ることは出来なくて、でも、息には音がしないのはどうなっているのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、気の流れに、水が居座っています。 水は、津液の流れに従って、流れます。津液の流れは、水の臓である腎が主ります。 腎が主る、津液と水の流れが正しくなくて、水が気の流れに居座っていると、起きている時には、息に音がしなくても、うつ伏せや、丸く [続きを読む]
  • 寒がりの王様 8
  • 王様は岐伯に聞きました。 「召使いは、息をすると音がしているが、生活のなかで、特に気になる事は何もないようだ。でも、もし、何かあったならば、その時は、どんな病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「息をすると、ぜいぜいと音がしていて、寝る時に、うつ伏せや、体を丸めることができなければ、陽明経の流れが逆になっています。」 うつ伏せに寝られない、という症状は、傷寒の病の二日目にありましたね。(王様と熱 [続きを読む]
  • 寒がりの王様 7
  • もうすっかり、寒くなくなった王様は、召使いを呼んで、綿の入った上着を脱ぎました。 上着を脱いでも、もう、寒くは感じません。 すると、ふと気がついた岐伯が、召使いに言いました。 「おや、息をすると、音がしていますね。」 召使いは、岐伯に声をかけられて、おどろいて言いました。 「え?私ですか?いえ、別に苦しくありませんし、体におかしい所は無いのですが…」 岐伯はこたえて言いました。 「あなたは今、肺の絡脈 [続きを読む]
  • 寒がりの王様 6
  • 王様は、手足が痩せる、と聞いて、前に岐伯が、胃の気が無いと体が痩せる、と言っていたのを(病の理由4)思い出して、聞きました。 「手足は、気が虚になった時にも、痩せるのではないのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。栄気や衛気の虚は、肉が痩せるのではなく、その人の行動に現れます。 衛気が虚であれば、手足が言う事を聞かなくなり、栄気が虚であれば、人らしい行動ができなくなります。 こころで決め [続きを読む]
  • 寒がりの王様 5
  • 王様は岐伯に聞きました。 「陽のひとり舞台とは、どんな様子なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「陽の気が盛んで、バランスが正しくないところに風が当たると、邪気が入ります。 風寒の邪気が入ると、熱が出ますが(王様と真臓脈14)陽が盛んであれば、手足が実することから(屋根に上る病6)陽である手足が、熱くなります。 陽の気が多くて、熱が出ている上に、手足は陽であることから、陽と陽が合わさって、どんどん熱 [続きを読む]
  • 寒がりの王様 4
  • 王様は岐伯に聞きました。 「では、腎がどんどん強くなれば、どんどん寒くなるということか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。陰の臓は腎ひとつだけですが陽の臓は肝と心のふたつです。 腎は水で、肝と心は火です。水は火に勝ちますが(王様と人というもの2)一つの水が、二つの火に勝つことは出来ません。 ですから、体がきしんで動きにくくても、すみずみまで凍ることは無いのです。」 王様は、岐伯の話を聞い [続きを読む]
  • 寒がりの王様 3
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「体の中から、寒さが起こるとは、どうしてなるのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、腎がいつもより強くなっているためです。腎は陰の臓なので、陰の気が多くなりすぎ、陽の気は陰の気と比べて、少なくなっていると、寒さが起こるのです。」 病には、邪による正の病と、邪によらない奇の病がありました。(王様と本作り4)これは、陰と陽のバランスが正しくないためになる病です。 岐伯は [続きを読む]
  • 寒がりの王様 2
  • 召使いに呼ばれた岐伯が、王様の部屋に着くころには、綿の入った服で、すっかりあたたかくなった王様は、もう、寒がってはいませんでした。 岐伯は王様に言いました。 「おはようございます、王様。寒がっておられると聞きましたが、今はどうですか?」 王様は、岐伯に言いました。 「さっきまでは、あまりに寒く感じたので、もしや、病の始まりではないかと思ったのだ。でも、綿が入ったこの服を着ると、全然寒くなくなったぞ。 [続きを読む]
  • 寒がりの王様 1(黄帝内経素問第三十四篇逆調論)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より第三十四篇「逆調論」をもとにしています。 王様は、岐伯に聞いた、病にならない正しい暮らし方をずっと守っているので、(王様と季節の話2)毎朝、早くに起きて、お城の庭を散歩したりしていますが、今朝は特に冷え込んだので、一度は出た布団に、戻ってしまいました。 王様が今着ているのは、パジャマ一枚です。「この服が薄いから、寒かったのだな。」 王様は、召使いに、上着を持って来さ [続きを読む]
  • ネットショップ 「やわらか東洋医学」
  • BASEにて、ネットショップを開設しました。 https://touyouigaku.thebase.in/ 商品は、ひとつだけです。 東洋医学えほん 「陰陽五行 まわるき」 500円 ---------------------------------------------------(商品説明)鍼灸イベントにて、販売した東洋医学えほんです。 絵は、粘土で作っています。使うのは、クレイトーンという色付きあぶら粘土です。 下絵に粘土を乗せて、絵を作っていきます。 ここが、撮影スタジオです [続きを読む]
  • 鍼灸イベント無事終了 ご報告
  • ただいまー!! 昨日、無事に、初めてのイベントが、終わりました! イベントに誘っていただいたのが、3月末でした。2か月間、ブログをお休みして、用意に明け暮れていました。 はじめに、声掛けていただいたのが、紙芝居での参加だったのですが、ブースも出して物販してね、と言ってくださったところから絵本を自費出版することを決めて、粘土絵を作り、文章を練り、印刷原稿を作り、製本に至りました。 印刷が上がったのは、 [続きを読む]
  • 治らない熱 8(終)
  • 王様は岐伯に聞きました。 「目の下が腫れている時に、医者が鍼をすれば、おなかの海に入ってしまった邪気を外に出すことは、出来るか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。 陽は必ず、陰が虚するところに集まります。ですから、邪気の集まる所は、必ず精気が虚です。虚であれば、鍼を刺してはいけません。 もし、刺すべきではない病の人に鍼を刺せば、鍼を刺した五日後に、邪気が臓に至ってしまいます。 臓に邪気が [続きを読む]
  • 治らない熱 7
  • 王様は、がっくりと言いました。 「なんとか、邪気が中に入らないようにとずっと、経脈が、頑張ってたたかっていたのに、ついに、おなかの海にまで、進まれてしまったのか…。」 岐伯はうなずいて言いました。 「はい、王様。たたいに負けて、精気は虚となり、邪気は勝って、進んでしまいました。 邪気がおなかの中の海に入ってしまうと、大体の人は、まっすぐ寝ることが出来なくなります。寝ると体がかたくなり、咳がひどくなる [続きを読む]
  • 治らない熱 6
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「では、風水というのは、どんな病だ?」 岐伯はこたえて言いました。 「水とは、おなかの中にある海のことです。(三陰三陽の川3)川の流れが、海にたどり着くように、経脈にあった邪気が、おなかの海まで行き着いてしまったのを、風水と言います。」 たいへん、邪気がおなかの海まで来てしまいました。おなかの海には、五臓六腑の島があります。(三陰三陽の川2) 岐伯は続けて言いました。 「お [続きを読む]
  • 治らない熱 5 
  • 王様は、岐伯に聞きました。 「風厥というのは、どんな病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「風厥とは、熱があって、汗が出て、胸がつまって苦しむ病です。 太陽経は気を主りますので、はじめに邪気をうけます。(王様と熱の病3)そして、少陰経は太陽経と表裏なので、太陽経に邪気が入り、熱になれば、少陰経もこれに従うので、真気は逆に上がります。 少陰経の気が逆上すると、胸がつまって苦しく、汗が出ても胸が苦しい [続きを読む]
  • 治らない熱 4
  • 王様は岐伯に聞きました。 「労風というのは、どんな病なのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「労とは、疲れすぎて、気が消耗して弱っていることです。 労風は、病巣が肺の下にあるので、体がこわばって、顔が上を向いたままの姿勢になります。寝かせると、自分で寝返りをうつことも、できません。 ブルブル震えて寒がって、風が体に当たるのをいやがり、ぼんやりとした、虚ろな目をしていて、唾(つば)が、鼻水のように垂れま [続きを読む]
  • 治らない熱 3
  • 王様は岐伯に聞きました。 「岐伯は、熱の病になってから、汗をかいて、治ると言うが、病のはじめから熱があって、汗も出ている、という病は無いのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「汗が出て、熱が出るのは、『風』です。『風』とは、症状です。病ではありません。 労(疲れすぎて消耗している)で風になれば、労風です。腎の臓の病で、風になれば、腎風です。厥(気の逆上)があって、風になれば、風厥です。水が溜まってい [続きを読む]
  • 治らない熱 2
  • 王様は岐伯に聞きました。 「熱が出て、汗をかいたのに、また熱が出るのは、どうすれば治るのだ?」 岐伯はこたえて言いました。 「熱がまた上がるのは、追い出そうとした邪気が体の中にとどまってしまったので、間もなく寿命が危なくなります。」 王様はおどろいて言いました。 「邪気を追い出せないと、死ぬのか?」 「はい、死にます。 汗が出て、邪気がいなくなれば、脈は平になるはずです。(王様と健康な人3)しかし、汗が [続きを読む]
  • 治らない熱 1(黄帝内経素問第三十三篇評熱論)
  • このおはなしは、黄帝内経素問より、第三十三篇「評熱論」をもとにしています。 おはなし31 王様と熱の病 (熱論)おはなし32 王様と熱の未病 (刺熱論)と、熱のことが続いていますが、次も、熱のおはなしです。 王様は、岐伯に聞きました。 「岐伯は、熱の病の者は、汗が出て、治ると言ったが、(熱の未病7)汗が出れば、必ず、みんな治るのか?」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、汗が出ても、治らないこともありま [続きを読む]
  • 熱の未病 9(終)
  • 王様は岐伯に言いました。 「熱がある人を見ていると、とてもつらそうだし、死ぬこともあるし、これまでずっと、熱はこわいなあ、と思っていたのだ。 しかし、今日は、早くに見つけられれば、熱が出ないで治せると聞けたし、熱の病によく効く気穴があることも分かったし、思ったより、熱の病はこわくないのだな。」 岐伯はこたえて言いました。 「いいえ、王様。たしかに、治療で医者が治すことはできますが、もし、正しくない治 [続きを読む]
  • 熱の未病 8
  • 岐伯は王様に言いました。 「実は、経脈の上ではありませんが、熱の病の時に使う、熱を治す気穴がありますよ。」 王様は、言いました。 「おお、それはどこにあるのだ、ぜひ聞きたいぞ。」 岐伯はこたえて言いました。 「それは、背骨と背骨の間にあります。 三椎の上は、うなじの熱三椎の下は、胸の中の熱四椎の下は、横隔膜の中の熱五椎の下は、肝の熱六椎の下は、脾の熱七椎の下は、腎の熱お尻の骨は、顔が明るい色の熱を主り [続きを読む]