明智紫苑 さん プロフィール

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明智紫苑さん: Avaloncity Central Park
ハンドル名明智紫苑 さん
ブログタイトルAvaloncity Central Park
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/akechi_shion
サイト紹介文不肖「信頼出来ない語り手」明智紫苑の我楽多ブログです。主に自作小説とカスタマイズドールを扱います。
自由文当ブログは主に、私のオリジナルキャラクタードール画像と小説並びにエッセイを掲載しております。個人サイト「Avaloncity」の広報部的存在のブログです。
http://akechi-shion.jimdo.com/
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供262回 / 320日(平均5.7回/週) - 参加 2016/10/28 01:49

明智紫苑 さんのブログ記事

  • 『Fortune』後書きに代えて、三好長慶と松永久秀の与太話
  • 「ようやっと完成したようじゃな」 そうですね、殿。何しろ、「小説家になろう」でのこの小説の第一話の投稿は「2016/03/19 20:23 (2017/10/27 17:38 改稿)」でしたからね。紫苑めは当初は60話前後を予定しておりましたが、奴は 柞刈湯葉 ( いすかり ゆば ) 氏の『横浜駅SF』の書籍版を読んで動揺し、それまで書いた連載小説の改訂を慌てて始めたのですね。『恋愛栽培』も、当小説『Fortune』の姉妹篇『ファウストの聖杯』も [続きを読む]
  • 『Fortune』アスターティ・フォーチュンの周辺
  • 《年齢は物語開始のアヴァロン連邦暦345年の時点です》 アスターティ・フォーチュン(Astarte Fortune)…ミュージシャンデビューを目指す少女。14歳。7月7日生まれ。フォースタスの婚約者。実は人造人間「バール(baal)」であり、人類とバールたちとの「融合」のために、二人の縁組が決められた。 フォースタス・ショウタ・チャオ(Faustus Shota Chao)…新進気鋭の小説家。24歳。恩師アーサー・ユエの妻ライラと不倫関係に [続きを読む]
  • 『Fortune』30.新生
  •   泰夏 ( タイシャ ) の北王は、いや、北王の側室の一人である元公妃は、私をフォースタスの 許嫁 ( いいなずけ ) にした。 確かに私はフォースタスが好きだ。しかし、泰夏の王家が正体不明の孤児を婚姻関係で取り込むのは奇妙だった。 北王家の公子であるフォースタスは皇帝候補者の立場を自らドブに捨てていたので、半ば実家から勘当同然の身だった。そんな彼を庇護しているのは、異父兄の趙蘭将軍…ランスロット 義兄 ( [続きを読む]
  • 『Fortune』29.Beyond The Heaven
  •  私はフォースタスの墓の前に立つ。曾孫のルシールと一緒だ。この娘の名前は私の今は亡き親友に、そして、フォースタスの実の姉に由来する。「ひいばあちゃん、この犬どこから来たの?」 そこに、一匹の白いミニチュアブルテリアがいた。今は亡き愛犬メフィストに似た、雄のミニチュアブルテリアだ。《アスターティ》「え!?」 私は幻聴だと思った。犬がしゃべったのだ。《初めまして、アスターティ。僕はあの大震災から生まれた [続きを読む]
  • 『Fortune』28.眠り
  •  365年、9月。私たちはフォースタス・マツナガ博士の葬儀に参列した。 私たち夫婦には五人の子供たちがいる。 長男、グウィディオン・チャオ・フォーチュン(Gwydion Chao Fortune)、354年生まれ。 長女、イオストリー・チャオ・フォーチュン(Eostre Chao Fortune)、356年生まれ。 次女、ニース・チャオ・フォーチュン(Neith Chao Fortune)、レシェフの双子の姉で360年生まれ。 次男、レシェフ・チャオ・フォーチュン [続きを読む]
  • 『Fortune』27.世界樹
  • 「アスターティ!」「ネミ?」 ネミッサ・ハラウェイがいた。「良かった…」 私たちは抱き合って泣いた。「他のみんなは無事かしら?」「災害掲示板サイトを診ても分からないね」 ネミも私と同じく、無期限休業中だった。彼女は〈ソロモン・プロジェクト〉のためにアガルタに戻っていた。以前の相談とは、彼女の人工授精に使う精子のドナーについての事だった。 彼女はフォースタスをドナーに指名した。 私とフォースタスは同 [続きを読む]
  • 『Fortune』26.大いなる転換点
  •  353年4月1日。アヴァロン大学を無事に卒業した私は、フォースタスと共に記者会見を開いた。邯鄲ドリームの社長ヴィクター、私のマネージャーであるミヨンママ、アガルタのマーシャ・ウキタ所長、ミサト母さんとシリル父さん、そして政府要人たちがいた。 そこは大統領府だった。私は全世界に語りかける。「今日、私、アスターティ・フォーチュンはフォースタス・チャオ氏と結婚いたしました」 取材陣らがざわめく。「私は研 [続きを読む]
  • 『Fortune』25.女神の秘密
  •  352年の春も、当然私はセントラルパークの桜並木の写真を撮りまくった。期間限定バンド活動〈チャオランド〉としての作品発表はそれからだ。 もちろん、留年せずに卒業する。これが現時点で一番の目標だ。幸い、私は留年せずに進級している。フォースタスとの結婚はそれからだ。 フォースタスの小説やエッセイ集は次々とヒットし、映画化やドラマ化を果たしている。私も頑張る。「平和の果実を食べに行こう」 武器ではなく花 [続きを読む]
  • 『Fortune』24.セレストブルーの風に乗る
  •  また、桜吹雪の季節を迎え、私は例年通り桜の写真を撮る。桜は散り、緑が輝く夏が来た。 私は今、自動車教習所に通っている。この教習所には老若男女問わず様々な生徒が通っているが、そこで意外な人物との再会があった。 シャーウッド・フォレストの主催、スコット・ガルヴァーニだ。「フォースティンとドライヴしたいからな、免許を取る事にしたんだ」 そうだ。フォースティンは今、この人と一緒に暮らしている。だから、こ [続きを読む]
  • 『Fortune』23.受け継がれるもの
  • 「こんにちは」 ミックの葬儀で出会った、生前のミックの恋人だった男性が我が家を訪れた。 アヴァロン連邦暦351年の新年を迎えた私たちは、この来客も迎えた。「ミックと私は婚約していました。出会って間もない時期でしたが、互いに『この人しかいない』と思いました」 フォースタスの片目から涙がこぼれる。 男性はバッグから箱を取り出した。「彼は生前、親友であるあなたにこれを残しました。どうか受け取ってください」 [続きを読む]
  • 『Fortune』22.アヴァロンの宴
  • 「ハッピーバースデー!」「Happy Birthday !」「おめでとう!」 7月7日、私は邯鄲ドリーム社内で20歳の誕生日を祝われた。広間にはミヨンママ、ヴィクターとミナ、ブライアンらスタッフ、サーシャらバックバンドメンバーたちやデヴィル・キャッツの二人がいる。そして、今日は私のサードアルバム『Queen of Heaven』の発売日でもある。「はい、プレゼント」「これは…?」 私はミヨンママから二つの箱を渡された。「邯鄲トイ [続きを読む]
  • 『Fortune』21.フォースタスのキッチン
  • 「よう、久しぶりだな」「ドクター! それにゴールディにアスタロス!」 イチョウ並木が美しい秋。私たちの家に来客がいる。マツナガ博士とゴールディ、そして、私の弟アスタロスだ。「ほら、ケーキを買ってきたぞ。どれか好きなのを選べ。あ、メフィスト。お前にも犬用のケーキを持ってきたぞ」「ありがとうございます!」「いただきまーす!」 私たちはケーキをもらって喜ぶ。マツナガ博士は、そんな私たちを見て微笑んでいる [続きを読む]
  • 『Fortune』20.アガルタ・ソロモン・プロジェクト
  • 「久しぶりのアガルタだな」 山々が並ぶ風景。車を走らせている途中でフォースタスが言う。私たちはアガルタに向かっている。 アガルタ特別区はアヴァロンシティの奥地にある。そこは研究者たちと退役軍人たちとバールたちの街だ。区全体は、一見他の地区と大差ない都会だが、学術都市としての色合いが濃い。「さあ、現代のエデンの園だぞ」 私たちは、アガルタの中心部である研究所に入った。そして、マツナガ博士の部屋に行っ [続きを読む]
  • 『Fortune』19.ネミ
  •  そのモデルの芸名は「ネミ(Nemi)」といった。年は私と同じ。彼女は赤ちゃん時代からモデルとして活動していたという。私が今まで彼女について知らなかったのは、普段読むファッション雑誌のモデルに対してさほど興味がなかったからだ。しかし、このネミという女の子は他のモデルたちと比べて明らかに異彩を放っていた。 色白の肌に、艶やかな黒髪、鋭い紫の目。華奢な体つきの美少年のような美少女。ロクシーのようにあからさ [続きを読む]
  • 食えない豚はただの豚だ
  •  私は札幌市内に帯広豚丼専門店があるかどうか検索してみた。すると、気になる店を発見した。「ポルコ」? あの『紅の豚』? 食えないの、豚。いや、何としても食う! 創成川近くの二条市場近くに、その店はある。 ここの豚丼は、帯広風のタレ豚丼と、函館風の塩味豚丼がある。なるほど、函館風もあるのね。私は帯広タレ豚丼の「梅」700円とジンジャーエールを注文した。初めて来たのだし、ここはやはり帯広豚丼だろう。要す [続きを読む]
  • 『Fortune』18.謎の美少女
  •  舞台『ファウストの聖杯』の全公演は無事に閉幕し、私は大学入試に備えて学業に専念する。セカンドアルバム『Sweetness』の売れ行きは順調だが、私はメディアでの露出を控える。 私は月に一度アガルタに検診に行くが、マツナガ博士は今回、ある人を紹介した。「実験動物のエリアにいるリチャード・タヌキコウジ(Richard Gareth "Ritchie" Tanukikoji)だ」「初めまして、こんにちは」 タヌキコウジ(狸小路)という奇妙な苗字 [続きを読む]
  • 『Fortune』17.舞台『ファウストの聖杯』後編
  •  緋奈は果心が去ったのに衝撃を受けて悲しんだ。自分の重い思いが彼を追い詰めたのだと。久秀はそんな彼女を誘惑したが、彼は果心を見捨ててはいなかった。「俺が生きている限りは、お前もあいつも俺のものだ」 男は女を抱きながらささやく。フォースタスが書いた原作小説では明らかな濡れ場として描いている場面だが、さすがに舞台では軽く抱き合うだけだ。 やがて果心は久秀のもとに戻ってきた。湯殿に通され、久秀が待つ寝所 [続きを読む]
  • 『Fortune』16.舞台『ファウストの聖杯』前編
  •  10月、すっかり秋だ。ついに今日、問題の劇『ファウストの聖杯』が開演する。私の女優としての初仕事であり、フォースタスと私の関係も含めて色々と話題になっていた。 私はマリリンとベリンダにチケットをあげたが、スコットはフォースタスの親友ランスにチケットを贈っていた。どうやらスコットはマツナガ博士と色々相談して、ランスとフォースタスを和解させようと目論んでいるようだ。もちろん、スコットは博士にもチケット [続きを読む]
  • グローブのようなシュークリーム
  •  ローソンは日本ハムファイターズとのコラボレーションで、何度か所属選手をイメージしたシュークリームを発売している。今回のシュークリームは岡大海選手監修の「グローブのようなシュークリーム」だが、一見シュークリームではなくドーナツのような輪っか型である。 しかし、実際に食べてみると、ちゃんとシュークリームである。輪っかの中にカスタードホイップクリームが入っている上に、チョコレートをかけてアーモンド粒を [続きを読む]
  • 『Fortune』15.Sweetness
  • 「お前、来年は大学入試だな」 フォースタスが訊く。そう、私は来年試験を受ける。 私たちは稽古途中の休憩で街に出ている。鮮やかな黄金色のイチョウ並木を歩いている。街では私のセカンドアルバム『Sweetness』からの同題のシングルカット曲が流れている。このシングルやアルバムが出てからの私は、ミュージシャンとしてはしばらく休業する。そして、舞台「ファウストの聖杯」の公演が終われば、私は受験勉強に専念する。「う [続きを読む]
  • 『Fortune』14.FORTUNA IMPERATRIX MUNDI
  •  私は次のアルバムの曲のみならず、『ファウストの聖杯』に使う楽曲も作っていた。私のセカンドアルバムは来年発売する予定だが、『ファウストの聖杯』も来年開演する予定だ。「お疲れ様。このチェリーパイはおいしいね」 私はプロデューサーのリンジーからの差し入れを食べつつ、タブレット端末でニュースを見ていた。どこぞやの州知事がまたヒンシュク発言で世間を騒がせている。ロクシーのような芸能人のゴシップは単なる「娯 [続きを読む]
  • 「姫」の話 ―私的・椎名林檎論―
  •  かつて私は猛烈に椎名林檎にハマり込んだ。昔の日記を読み返してみると、かなりゾッコンだった証拠の記述が残っている。私が年下の同性に対してここまでベッタベタに惚れ込むのは珍しい。私は「林檎姫」の虜になっていた。 小説家の酒見賢一氏は、デビュー作『後宮小説』を「勉強小説」と評されてカチンときたらしいが、私は林檎ちゃんの楽曲に対して「勉強してるなぁ」と感心していた。多分、本人は私の感想に対して酒見氏同様 [続きを読む]
  • 『Fortune』13.荷が重い仕事
  •  例の舞台、当日。私はミヨンママとモンマス母娘と一緒に劇場に来ていた。ミヨンママは何とか運良く当日券を買えた。ただ、席順の都合上、ママは私とモンマス母娘とは離れた席に座った。『The Lords of Shalott』、それが劇団シャーウッド・フォレストの演目だ。タイトルだけを見るとアーサー王伝説をモチーフにしているようだが、実際には古代中国の戦争をモチーフにしている。楚の項羽と漢の劉邦という二人の王たちの対決が縦糸 [続きを読む]
  • 『Fortune』12.今年の桜は良い桜
  •  アヴァロン連邦暦346年のクリスマスイヴ。私は家でミヨンママ、ブライアン、ミナ、ヴィクター、デヴィル・キャッツの二人と、パーティを開いていた。 マリリンの赤ちゃんは10月に生まれていた。女の子で、名前はクラリス(Clarice Rosemary Gaynor)だ。私はマリリンに出産祝いのプレゼントを贈った。今のゲイナー家もクリスマスパーティを開いている頃だろう。 デヴィル・キャッツの二人は、今年の今夜も我が家に泊まるので、 [続きを読む]
  • 『Fortune』11.舞台上のロビン・フッド
  •  9月、新学期。私は相変わらず、仕事と学業の両立で忙しい。ルシールやフォースティンともメールのやり取りをたまにするだけだ。 あれ以来、ヒルダは来ない。電話やメールも来ない。何の問題もなければ良いが、気になる。 私はロクシーと共演しなくなった。どうやら、彼女の所属事務所がテレビ局に圧力をかけたらしい。ロクシーの共演NGリストに私の名前が挙がったようだ。そして、放送作家としてのヴィクターも彼女とは関わら [続きを読む]