子育て終了、主婦終了。セカンドステージは私だけの時間。そんな毎日をつづります。
のぞみさんとはもう5年以上になるけれど 最初のうちは用事がない限り 連絡することはできなかった。 2年たって、用事すらなくなったけど その後、私は彼の仕事に…
のぞみさんから お誘いのメールがとどいて 私は飛び上がらんばかりに喜んだ。 今世紀最大とも思える嬉しさだった。 私が誘えば来てくれるし ねだればご馳走だって…
のぞみさんは 私から一通りの話を聞くと 自分が私の息子から聞いたことを 話してくれた。 そして 「来年の単位取得は大丈夫ですよ。 僕の方でみますから。」 と…
「…。本当に情けない話で。」 私は顔を曇らせながらそう言った。 だって 今日はのぞみさんの会社の業績が とてもよかったことの祝杯の日・・・。 ウチの息子の…
「今日は西側のお席をご用意しました。」 案内してくれた人はそう言って エスコートしてくれた。 窓際の席を指定する人は多いけど、 西側、と指定してくる人はい…
仕事帰りだった私は、 カチッとしたビジネススーツ姿だった。 そんな姿をのぞみさんに見せるのは 確かに初めてだったから、 彼が驚くのも無理はなかった。 私は…
エントランスの中央には春の花が盛大に飾られ 明るさと芳香を放っていた。 このビルは行きたいフロア別にエレベーターが いくつかのブースに別れているので どの…
私が今、 一番幸せになって欲しいと思っている人と 飲みに行くことになった。 仕事が上手くいったので祝杯をあげることになったのだ。 せっかくなので私は、 彼が…
私は料理が好きです。 お金がないこともありましたが、あまり外食はせずに ここまできました。 お弁当も10年以上作っていましたから 朝昼晩と家族の食事を賄って…
私は1人暮らしに耐えられるかを今心配しています。 若いころなら何でもなかったと思うのですが 今は1人になるのが怖いです。 離婚して思った以上にストレスが大き…
則貴さんは、ときどき息子を誘う。 今日は「洋服買ってやる。」と言って 昼ご飯と買い物を一緒する約束のようだ。 「洋服買ってやるって、ついこの前もそんなこと言…
SMAPが解散しますね。 SMAPは結成からだと28周年だそうです。 ちょうど私の結婚生活と同じ年月なんです。 お互いもっと自由に飛躍するために解散する。 …
離婚したことにより私はとても自由になった。 息子はまだ学生だけど、成人してるし、 昼は学食、夜も友達と済ますことが多く、 あまり家で食事をとらない。 朝から…
則貴さん(元夫)はいい人だ。 いじけやすいところがあって 嫌なことを忘れるのが苦手で 私のとのこじれた関係ではリセットすることが できなくなってしまったけれ…
元カレというと 甘酸っぱく切ない響きなのに 元夫というと すべてがフリーズるすような重たい響きなのはなぜだろう。 元夫というのはキングオブ元カレであるはずな…
直哉さんは大きな傘をもっており それをさして私に入るように促した。 こんな雨に備えて 折り畳み傘を持っていた私だったけど バッグからそれを取り出して開くには…
直哉さんは ・・・怒った? と聞いたけど、私は怒りはしなかった。 それは直哉さんのことを まだ好きになっていないというのもあると思う。 私が抱いた感情は 呆…
直哉さんといると基本私は何もしない。 気働きってやつを。 ビジネスランチでも上座に座らされ、 オーダーも会計も直哉さん。会社に訪問した時、 空調に気を配って…
「suzuranちゃん、兄弟はいるの?」 と直哉さんが聞いた。 私は 「うん。姉が一人。」 と素直に答える。 「どこに住んでいるの?」 「横浜。」 「そう…
だいぶお腹もいっぱいになったころ 「30日31日はどうしてるの?」 と直哉さんは聞いてきた。 彼の会社は年末年始の休みが少ない。 そこは彼にとってとても貴重…
彼はグラスをコトっとテーブルに置くと 「ね、なんで離婚したの?」 とダイレクトに聞いてきた。 なんていうか何につけても単刀直入な人なのだ。 私はその言葉に反…
誘われて 誘われて 誘われて 直哉さんと食事に行くことになった。 この日はどう?と言われるたびに 「その日は都合か悪くて。」 とか 「その辺りは忙しくて。」…
直哉さんからは プライベート携帯を教えた途端、 下の名前にちゃんづけで呼ばれている。 「suzuranちゃん、どこか行きたいところってないの?」 というよう…
離婚のあれこれは 本当はもっと書きたいのだけど 思い出すと辛いのであまり書けないでいる。 もう大丈夫かも、と恐る恐る心のふたを開けて 取り出そうとしてみるけ…
離婚3か月の私だけど 私の離婚を知る人は 書類が回ってそれを処理した会社の人を除くと たった2人だけだった。 裕美と、7歳年下の取引先の人だけ。 こんなブロ…
裕美は、その7歳年下の人と 前の仕事を介して知り合い、 その人柄をとても尊敬しているのだという。 「なんていうか、上司としても、人としても、すごいのよ。 対…
な、7歳下じゃん! 私は声に出さなかったけれど正直驚いた。 その人はベテランというか、会社の上位層にいそうな どう見ても立派なおじさんである。 「私はこの立…
こんなボロボロの私にも 振り向いて手を差し伸べてくれる人がいるのだと思うと なんだか癒された。 洗いざらしの50代の私を見てるはずなのに その人は 「美人さ…
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