まーこ さん プロフィール

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まーこさん: 黄水晶の夢〜まーこの二次小説ファイル〜
ハンドル名まーこ さん
ブログタイトル黄水晶の夢〜まーこの二次小説ファイル〜
ブログURLhttp://colleen8666.blog.fc2.com/
サイト紹介文『花より男子』(ジフとジャンディ)(類とつくし)や「韓国ドラマ」の二次小説を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供116回 / 365日(平均2.2回/週) - 参加 2016/11/17 20:24

まーこ さんのブログ記事

  • Live to tell 29
  • 数時間遅れでシャルル・ド・ゴール空港に到着してすぐにパリ市内にあるソヒョンのアパルトマンに向かった。ベルを鳴らしドアが開かれるのを待つ。ドア向こうに人の気配を感じて一瞬の後、戸惑いがちに開かれたその奥に驚きに目を見開いたソヒョンの姿があった。「…俺…来たよ…」ソヒョンの顏が愛しさに歪んだと思ったのは俺のうぬぼれじゃないと信じたい。小さく“ジフ”と呟いて俺を抱きしめてくれる。部屋の中に招き入れられ、 [続きを読む]
  • Live to tell 28
  • ソヒョンを見送って幼馴染みたちとジャンディが歩いてくる。「あいつ、とうとう来なかった」ウビンの声にジュンピョが答える。「言っただろ。本当に性格が悪いのは俺じゃなくてジフなんだ」イジョンが訳知り顔で続ける。「優しそうな男ほど怒らせると怖い」―――言いたい放題だな…そろそろ顔を出すか…「ひどい言い草だ」一瞬驚いた奴らに笑顔が浮かぶ。「ジフ」「おまえ…」「いつ?」「3時間前から」「はあっ?」「何だよ。隠 [続きを読む]
  • Live to tell 27
  • 「ソヒョンさん」立ち上がったジャンディがそう声を掛けたあと、ソヒョンの前に膝まづく。「ジャンディさん、何をするの?」戸惑うソヒョンにジャンディが泣きながら先を続ける。「私はずっと…ソヒョンさんのファンでした。だからなぜ、あんな決心をしたのか理解できますけど…お願いです。行かないで下さい」ソヒョンはため息を吐いてジャンディを諭すように言葉を発した。「立って…」だが、ジャンディは立とうとしない。「お願 [続きを読む]
  • とぎれた夜をつないで 後編
  • 街路樹が色づき始め風が冷たさを帯びてきた頃、久しぶりに仕事から早く解放された俺は出先からの帰りの車中から見るともなしに外を眺めていた。枯葉舞う歩道を小走りに走る黒髪の女性に目を奪われた。見間違えるはずがない愛しい女性の姿に、急いで運転手に車を停めさせ飛び出した。件の女性の姿は消えていた。女性の向かっていた方向に視線を走らせると大きな公園の入り口が目に入る。“北陸フェア開催中”と書かれた幟が揺れてい [続きを読む]
  • とぎれた夜をつないで 前編
  • Heo Young Saeng(許永生)の『とぎれた夜をつないで』に乗せて…久しぶりに「類つく」です。*****《閉じ込めている想いはまだ 君の名前を忘れてない》「4年後迎えに来る」そう宣言して司がNYに発って3年が経とうとしていた。断る牧野を強引に押し切り司が英徳の学費を出して、牧野は今も英徳に通っている。総二郎とは異なり、大学入学と同時にインターンを始めた俺とあきらは仕事の合間に大学に通う日々が続いていた。二人を見 [続きを読む]
  • Live to tell 26
  • 二人で部屋を出るとそこになぜかジュンピョとジャンディがいた。ソヒョンは嬉しそうにジャンディに話しかけている。「ジャンディさん。そこにいたなら入ってくればいいのに」答えるジャンディはなぜか挙動不審で、「それは…その…なぜかというと…オンニ(お姉さん)にお礼が言いたくてちょうど、今来たところなんです」「パーティー会場は騒がしいでしょ? 私達ドライブに行くんだけど、一緒に行く?」「あ…い、いいえ、結構で [続きを読む]
  • Live to tell 25
  • ソヒョンのバースデイパーティー。俺は主役の彼女をエスコートし会場へと入った。ろうそくを灯した大きなバースディケーキがソヒョンの前に運ばれ、俺のヴァイオリンに合わせて会場のゲストたちがバースデイソングを歌った。歌が終わるとソヒョンがろうそくを吹き消す。俺はヴァイオリンをスタッフに渡すとソヒョンの傍を離れた。これからソヒョンが話すことを聞きたくはなかったから…「今日は私の誕生パーティーにようこそ、皆さ [続きを読む]
  • Live to tell 24
  • ジュンピョ達の居る港に着いた頃には陽も落ちてあたりは暗くなっていた。俺達が車を降りると3人がソヒョンとハグをして挨拶する。俺は離れたところに立つジャンディに気が付いた。するとジュンピョが彼女のところへ行きちょっかいをかけている。ジュンピョが背を向けたところで彼女の叫び声が聞こえてきた。「どこだか知らないけど、行かないわよっ!」俺は彼女の顔が見たくなってジュンピョと入れ違いに彼女の前に行ったら、なん [続きを読む]
  • Live to tell 23
  • 学園内に掲示された案内板に『合同修学旅行、ヨーロッパ5か国』の文字空港の出発ロビーで落ち着かないジュンピョとジフ。その2人に「落ち着けよ」と声を掛けるウビンとイジョン。ジュンピョが落ち着かない原因は姿を現さないジャンディ。一方のジフは今日帰国するはずのソヒョンが原因だった。搭乗ゲートへ向かうF3とは別に到着ゲートへと足を向けるジフの目に飛び込んできたのは大きなソヒョンの広告ポスター。ロビーを歩いていた [続きを読む]
  • Live to tell 22
  • その日、自宅へとバイクを駆っていた俺の目に彼女、クム・ジャンディの姿が飛び込んできた。そこはジュンピョの家の前。綺麗に薄化粧をした彼女はなぜか裸足だった。なんとなく状況が想像できてしまった。俺らしくもなくバイクを止め声を掛けていた。「また君か…」極まりが悪そうに裸足の足をもじもじとさせながら「それはこっちノセリフよ」、創部艶九彼女の声が聞こえてしまった。近くの小川にかかる橋の欄干に何とはなしに二人 [続きを読む]
  • Live to tell 21
  • その後も彼女への虐めや嫌がらせは続いていたらしい。そしてある日のこと、ついに彼女が学園内のF4ラウンジへやって来た。とうとう彼女がねを上げ、てっきり降伏してきたと思ったジュンピョは上機嫌になった。「“噂をすれば崖”だな。俺の言った通りだろう?」彼女はどうするつもりなのか、俺はつい彼女を見てしまった。「謝っても遅いぞ」ジュンピョの言葉に怯むこともなく、彼女は言い放った。「お遊びはここまでよ。“警告”“ [続きを読む]
  • Live to tell 20
  • ジュンピョがあの子に赤札を貼った。それが分かったのは俺の憩いの場所である非常階段に彼女が来たからだ。俺がいることに気付かず、彼女は叫び始めた。「降伏? 冗談じゃないわっ! 私を舐めるんじゃないわよっ! 絶対後悔させてやる!私は涙のすいとんを食べて銭湯で泳ぎを覚えたのっ!! 大韓民国の庶民は意地と根性の塊よっ!!」今日も威勢がいいね…「…卵、何個分かな…小麦粉まで勿体ない…罰当たり…勿体ない…ホット [続きを読む]
  • Live to tell 19
  • その日もジャンディとミンジはアイスを手にはしゃぎながら校内を歩いていた。楽しそうにジャンディに向かって話しかけながら後ろ向きに歩いていたミンジは、足を踏み外し転んでしまった。それだけなら良かったが、運悪く通りかかったF4のク・ジュンピョの靴の上にアイスが落ち靴を汚してしまったのだ。磨き上げられた己の靴の上にベチャリとついてアイスに目をやり、次いでその原因の女子生徒を冷ややかに見降ろしたジュンピョは必 [続きを読む]
  • Live to tell 18
  • 思わずジャンディの口をついて言葉が出ていた。「なんてふざけた奴らなの? 周りもどうかしてるわ。なんで黙ってるわけ?」ジャンディの独り言を聞きつけた女子生徒3人が近づいてきた。「ちょっと! 転校生! 何様のつもり?」「誰?」「私達? 自己紹介が遅れたわね。何を隠そう私たちは…ジンジャー!」「サニー!」「ミランダ!」「神話学園の三大美女よ」呆然とジャンディが彼女たちを頭の先からつま先まで見ていると更に [続きを読む]
  • Live to tell 17
  • あの事件以来、クム・ジャンディの周囲は騒がしかった。記者たちに追いかけられる日々が続く中、自宅のクリーニング店に帰ると、似つかわしくない黒塗りの車が停まっていた。神話グループ会長の秘書というスーツ姿のその男性は、神話学園に「水泳選手」の特待生として迎えたいというカン会長の意向を伝えに来たという。嫌がるジャンディだったが家族全員に押し切られ、結局神話学園高等部に通う事となる。自分の境遇の変化に戸惑い [続きを読む]
  • Live to tell 16
  • 誰が撮影したのか、女の子に捕まえられたミナが屋上の手すりからぶら下がる画像は、ネットや紙面を賑わした。“勇敢な庶民の女子高生”“特権階級の神話学園でいじめに遭った生徒を、財閥や名門ではなく一般庶民の女子高生が救出した”ネットには一般市民からの書き込みやバッシングが飛び交う。“お金で受験を免れた『神の子』 暇なら勉強すれば?”“神話グループは自爆しろ”“子を持つ親として許せません。神話グループの不買 [続きを読む]
  • Live to tell 15
  • 社会の階級がそのまま映しこまれたような神話学園に通常の学校の平等など通用しない。なのに、時折家柄や親の資産等を学生の身には関係がないと、正義感から平等を唱える人間が現れる。正直俺はどうでも良かったし、ウビンやイジョンも退屈しのぎ以外の意味合いはなかった赤札を、またもやジュンピョが貼った。恐れも知らずジュンピョに意見したその男はイ・ミナ。親が弁護士と言うそいつは正義感に溢れていた事が不幸の始まりだっ [続きを読む]
  • Live to tell 14
  • 数日後、いまではF4の溜り場になっているビルの一室でウビンとイジョンが話していた。「…ジフに取っちゃ、ショックだったんだろうな…?」パーティでの出来事を思い出しイジョンがふと漏らした言葉にウビンが答えた。「…ああ、まあな。殻に閉じこもったジフを外に連れ出したのはソヒョンだ…俺達にはただの幼馴染みでもあいつには違う。ジフにとっちゃあ…ソヒョンは姉であり、母であり…多分…初恋の相手なんだろうな…」「ソヒ [続きを読む]
  • Live to tell 13
  • ソヒョンはこの頃にはモデルとして世間に知られるようになっていた。ソヒョンは誰にも優しかった。だからこそ好かれ、慕われることは解っていたけれど、かつて俺達だけに向けられていたその笑顔は万人のものとなってしまった。そんな状況に俺はイラついていた。一方でソヒョンは仕事が忙しくあまり会えなくなった俺たちの、特にジュンピョの噂を耳にして密かに心を痛めていたようだった。高等部2年を目前にしたミン家の新年祝賀パ [続きを読む]
  • Live to tell 12
  • 高等部1年の夏、俺は例年のように後継者としての英才教育の一環として予定されたサマースクールに行くことになった。この夏の行先はジュリアード。NYの喧騒の中、学院内の敷地に入れば静かな空間があることで辛うじて耐えられた。入校式を終えて、カリキュラムがスタートした。世界各国からやって来た夏の間だけの留学生たち。俺は例によって人との関わりを避けて、講義と練習が済めばさっさと財団所有の高級アパートに帰っていた [続きを読む]
  • Live to tell 11
  • 親友2人に変化があった頃、時を同じくしてジュンピョにも転機が訪れた。ジュンピョの最愛の姉ク・ジュニの結婚。その結婚は当然のようにジュニが望んだものではなく、母親が決めた閨閥結婚。ホテル事業の拡大を狙った“鉄の女”カン・ヒスが米国最大のホテル王との繋がりを求めたもの。その陰でジュニは愛する恋人と引き裂かれた。ジュニに恋人がいたことを知ったジュンピョは、家の為に踏みにじられた姉を思い、自分の無力さに歯 [続きを読む]
  • Live to tell 10
  • 俺達にも詳しい事を語らなかったイジョン。兄のイリョンが家を出た、それが意味するところ…次男であるというわずかばかりの自由を封じられると言う事。そして俺たちも少しだけ知っていたイジョンの両親の事情。イジョンの父親には唯一人愛した女性がいたが、その父、つまりイジョンの祖父の反対で別れさせられ意に染まぬ相手と結婚を余儀なくされたという。自棄となったイジョンの父親はイジョン達が生まれたことで、後継者をつく [続きを読む]
  • Live to tell 9
  • 両親が亡くなってからの俺は、勉強もスポーツもその他の後継者としての諸々についてもただ義務的にこなしていただけだった。何にも関心が持てなかった。だからと言って拒否することさえ煩わしかった。黙って従っていれば周囲は俺に何も言わない、ただそれだけの理由。ソヒョンが喜ぶからヴァイオリンを弾いていた。ソヒョンが安心するから乗馬を続けていた。ソヒョンに関してだけ俺の心が動いた。親友たちはそんな俺の性格を良く解 [続きを読む]
  • Live to tell 8
  • 俺達の中でもジュンピョの家族(特に女性)のインパクトは強烈だった。『鉄の女』と異名をとる母親は勿論のことだが、ジュンピョの姉も強烈を通り越して激烈とも言えた。何しろ唯一人“あの”ジュンピョを抑え込めるのだから…ジュンピョの姉、ク・ジュニ。少し年の離れたジュニ・ヌナ(姉さん)は仕事でほとんど家にいない両親に代わりジュンピョの世話をした。優しく、時に厳しく。誘拐などを警戒して幼い頃から護身術を叩き込ま [続きを読む]