まーこ さん プロフィール

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まーこさん: 黄水晶の夢〜まーこの二次小説ファイル〜
ハンドル名まーこ さん
ブログタイトル黄水晶の夢〜まーこの二次小説ファイル〜
ブログURLhttp://colleen8666.blog.fc2.com/
サイト紹介文『花より男子』(ジフとジャンディ)(類とつくし)や「韓国ドラマ」の二次小説を書いています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供119回 / 365日(平均2.3回/週) - 参加 2016/11/17 20:24

まーこ さんのブログ記事

  • Live to tell 61
  • 陽も暮れ、ジャンディを診療所に送ってきた。「今日もお世話になりっぱなし…」「今日は俺も絵をもらった」「中でお茶でもぞうぞ。緑茶だけど」俺の逡巡を見て取った彼女。「ハラボジ…院長先生はもう帰宅したから…」彼女の気遣いが解りすぎる程解って、それ以上断る術を持たなかった俺は、軽く笑って頷いた。すぐにお茶を淹れるから待っていてと、ジャンディがキッチンへと入って行く後姿を見送って、俺は診療所の中をゆっくりと [続きを読む]
  • Live to tell 60
  • 美術館の窓際に置かれたテーブルに腰掛けて外を眺めていると、近づいてくるジャンディの姿が見えて、自分の顏が綻ぶのを感じる。美術館の入り口まで来た彼女は『本日、休館』と書かれた看板を見て溜息を吐き、踵を返して立ち去ろうとしている。そんな彼女に俺は中からドアを開け「こっちだよ」と声を掛けた。不思議そうな表情の彼女を中に招き入れる。『マティス展』はスアム文化財団所有の美術館で開催されていた。休館日の今日な [続きを読む]
  • Live to tell 59
  • 俺はジャンディを連れてお寺に向かった。静に風が流れ込む本堂で二人並んで礼拝する。無心に…本堂を出て祈願瓦を書く。俺は『クム・ジャンディ 合格祈願』ジャンディの手元を見ると『ユン・ジフ いつまでも幸せを』それから境内の手水所で聖水をひしゃくに汲んでジャンディに差し出した。「飲むと願いが叶うよ」そう言って自分も別のひしゃくで二人並んで飲んでいた。僧侶がやって来たことに気付いたジャンディがひしゃくに水を [続きを読む]
  • Live to tell 58
  • 「私…どこかに行きたいな…」俺は自分に出来る事をした。彼女をバイクに乗せて走った。川のほとりでバイクを降りて夕日を眺めながら彼女に話しかけた。「前世はカワウソだな」「私が?」「似てるよ。真面目で、そそっかしくて、可愛くて…水の中が大好き」話していてつい笑いが漏れる。彼女も笑いながら「どうせなら人魚姫とかにしてほしいな…」「それはダメ。愛に敗れて泡になるなんて…悲しすぎる…」黙ってしまったジャンディ [続きを読む]
  • Live to tell 57
  • 仕事が終わり掃除道具を片づけに行ったジャンディを待っていた。けれどなかなか戻って来ない。嫌な予感がしてポケットから電話を出してジャンディに掛けて見る。かすかに聞こえる着信音…その音を頼りに歩を進めた先に…ジャンディが倒れていた。急いで彼女を背負い自宅に連れ帰り自分のベッドに寝かせる。「過労と栄養失調だ。休めば治る」彼女を診察した医者の言葉に「どうも」と頭を下げる。医者を見送り彼女が眠るベッドに腰掛 [続きを読む]
  • Live to tell 56
  • ジュンピョ達と4人で学園内を歩いているとジャンディの姿が見えた。あれ以来、彼女を避けるように知らぬ顔で通り過ぎるジュンピョに俺たちも何も言わず通り過ぎる。それでも俺だけは彼女が気になって振り返った。ちょうど電話がかかって来て話している。聞こえてきた端々から相手はジャンディの家族からで家で何かが起こったようだった。そしてジャンディが慌てて自転車に乗りかえって行く姿を見送った。*あの日、診療所でハラボジ [続きを読む]
  • Live to tell 55
  • 『ユン医院』あの看板を見て何故気付かなかったんだろう。まさか今頃になってあそこでハラボジ(お祖父さん)に会うとは思っていなかった。やりきれない思いを抱えきれなくなった俺は久しぶりに父母の墓に向かった。小高い丘の上で並んで眠る両親の墓に白菊の花束を捧げ、俺は独り言のように話し始めた。「ハラボジ(おじい様)…まだ俺を憎んでる…?」視線の先の墓碑をじっと眺めながらつぶやいた。墓碑には両親の名が刻まれてい [続きを読む]
  • Live to tell 54
  • 久しぶりに揃って学園に行くと、ジュンピョの婚約者とジャンディの姿が見えた。彼女はジャンディとジュンピョの事は何も知らないようだ。「ジュンピョ、ピンチだな。相手が本気となると…しかも相手はJKグループだ。結婚は時間の問題だな…」ジュンピョの婚約について話すウビンとイジョン。俺は二人のプライドを擽り、ジュンピョの婚約者の気持ちを引き離すべくけしかけた。「おまえらの出番だろ?F4の“ドン・ファン”と“カサノ [続きを読む]
  • Live to tell 53
  • マカオから帰ったジャンディは抜け殻のようだった。そんな彼女がある朝、かつての生き生きとした表情を取り戻していた。その姿に俺までもが笑顔になった。何があったか知りたくて聞いてみた。彼女は新しい夢を見つけたと嬉しそうに語った。“医者”それが彼女の新たな夢。俺は彼女を応援すると約束した。*帰国したジュンピョの誕生パーティーの招待状が届いた。イジョンがジャンディの友人にジャンディを連れてくるよう話したとい [続きを読む]
  • Live to tell 52
  • 二人でエアポートリムジンを待っていると、ジュリアード音楽院の友人のミンが声を掛けてきた。家に来いと言うミンにもう帰るからと断ったが、ミンはジャンディを口説き落として一日だけ俺たちの滞在を取り付けた。一日伸びた滞在でマカオの街をジャンディを連れて歩いた。途中でエッグタルトを買った後ジャンディが財布を無くしたことに気付き、俺も財布が無いことに気付いた。ふと思いついた俺は、残りのエッグタルトを手にストリ [続きを読む]
  • Live to tell 51
  • 待ち合わせ場所に佇むジャンディに声を掛け近づく俺達の様子に「ジュンピョは…?何かあったの…?」本当に他人の気持ちには人一倍聡いよな、ジャンディは。イジョンはジュンピョに対する怒りが未だ治まらず不機嫌な表情のまま。一方のウビンはジュンピョを取り巻く環境の激変を理由に庇っている。俺はというと、黙ったまま無表情を貫いていた。「…会いたくないって…?」ジャンディの漏らした言葉にイジョンもウビンも驚きを隠さ [続きを読む]
  • Live to tell 50
  • ジャンディの肩が二度と泳げないダメージを受けていたことを知ったウビンもイジョンもショックを隠せなかった。ジャンディの前では明るく振舞っていたが、彼らなりに思うところもあったと思う。帰って来ないジュンピョを訪ねて行くと決心したジャンディを俺たちは応援した。そしてマカオへ出発する日、ジャンディは俺を訪ねてきて空港までの見送りを断りこう言った。「マカオに行く前に話したくて…今日を逃したら言えそうにないか [続きを読む]
  • Live to tell 49
  • 気付いてやれば良かった…なぜ、ジャンディがジュンピョに嘘を吐いてまでモデルのアルバイトをしたのか…ジャンディがジュンピョに終わりにしたい…と告げたその言葉の後ろにあったことを…ジュンピョの母親は圧力だけでなく、イ・ジェハのジュンピョに対する憎しみまで利用し、ジャンディを追い詰めた。その結果、ジュンピョもジャンディも怪我を負うことになってしまったこの騒動は、二人の仲を元に戻し、俺達がほっとしたのも束 [続きを読む]
  • Live to tell 48
  • テレビ画面に流れるクラシック・コンサートを鑑賞している俺に、ジュンピョが愚痴り続けている。「理解できるか?デートにトラウマがあるのか、誘っても必ず逃げる。平日はバイト、休日は友達。予定がぎっしりだ。バイトが多すぎる。牛乳配達に新聞配達…配達が好きなのか?休ませてやろうと思ったのに…恋人より友達優先だとさ…」散々愚痴ったあと、ジュンピョはふて寝を決め込んでしまった。そのままビデオを観て完徹した俺は、 [続きを読む]
  • Live to tell 47
  • 神話学園の誰もいないコンサートホールで俺は一人ピアノを弾いていた。ホールの扉が開いて人の入って来る気配を感じて演奏を止めて振り向くとそこにジャンディがいた。「チケットはあるの?」ジャンディはふっと笑って「こんな遅くに何をしてるんですか?」「君こそ何をしてるんだ?水泳って冬季オリンピックだっけ?」「私は…ただ…」答えに困って苦笑するジャンディ。だからふざけた様にわざと声を明るくした。「気晴らし?チケ [続きを読む]
  • Live to tell 46
  • 二人の交際は順調に見えていた。ジャンディのジュンピョを避けるような素振りを見て気になったんだ。だから俺はジャンディに忠告した。逃げるな。逃げるのは卑怯だと君なら言うよね?逃げずにチャンスを掴め、と。ジャンディはジュンピョの世界で一方的に振り回されて疲れると言う。ジュンピョと君の世界は別々じゃない。今俺たちも一つの世界に居る。振り回されず君のペースに巻き込め。それが君の特技だろ?聞き終えてジャンディ [続きを読む]
  • Live to tell 45
  • その後が傑作だった。ウビンとイジョンが悪乗りし一芝居打ったのだ。ジュンピョの携帯を使ってイジョンがジャンディに電話を入れた。ジュンピョが事故で危篤状態だと。神話病院に協力させ、病室に酸素マスクをつけてジュンピョを寝かせてスタンバイ。血相を変えてジャンディが病室にやって来た。特別室のドアが開く気配にイジョンとウビンが顔を作る。前室を通り病室に入って来たジャンディにイジョンが沈痛な表情を向ける。ベッド [続きを読む]
  • Live to tell 44
  • 『リンクで待つ。勝負しようぜ』親友3人にメールを送り言葉通りあいつらをアイスホッケーのリンクで待っていると、ウエアに着替えた3人がリンクに入って来た。ジュンピョの言葉はとげとげしい。「何の用だ。楽しくデートでもしてろよ」返す俺の言葉をウビンとイジョンが固唾を飲んで聞いている。「そうだね…そう願ったけどつまんなくて逃げてきた」何だと?と呟くジュンピョに向かって俺は嘲笑うように続けた。「軽いんだよね。勝 [続きを読む]
  • Live to tell 43
  • 約束のデートの日。冷え込んでいるが晴れ渡った空。最初に連れて行ったのは自宅のルイの厩舎。乗馬対決の時に始めてあったジャンディをルイも気に入っていたから。ルイがソヒョンのクリスマスプレゼントだったことを話した。子供の頃、犬が飼いたかったと話すジャンディに、それじゃあ代わりに馬はどう?と訊ねると複雑な表情をされた。それから二人でルイに乗って自宅の庭を散歩した。夕方南山ソウルタワーに向かい、ゆっくりと登 [続きを読む]
  • Live to tell 42
  • ジャンディと俺は試合に向け、学園のプールで練習をした。プールサイドでジャンディのタイムを測りながら、同じ目標に向かって二人で過ごす時間がとても大切で愛おしく思えた。そして最後の試合、いつものごとく野次馬よろしく集まったギャラリー(生徒たち)の喧騒を一睨みして、ヌナが試合開始を宣言する。俺とウビンが第一泳者、そしてジャンディとイジョンが第二泳者だ。牽制するように俺に視線を向けるウビン。おまえも今日の [続きを読む]
  • Live to tell 41
  • 最後の競技が発表される。前回に続き、今回もヌナの表情が一瞬陰った。そしてゆっくりと競技が書かれたメモを開く。そこにあったのは“水泳”の文字。俺にとって“車”がトラウマであったように、ジュンピョにとっては“水”がトラウマであることを俺たちは良く知っていた。8歳の時、SP兼運転手の親代わりのようだった男がジュンピョを誘拐した。追われた車は川に飛び込み、ジュンピョは危うく死にかけた。以来あいつは泳げなくな [続きを読む]
  • Live to tell 40
  • カーレース当日。今頃メインストレート前の観客席にみんな集まっている頃だろうと思っているとイジョンがやって来た。「無理せずに今からでもやめろ」振り向かない俺に背後から声を掛けてくる。あれ程俺を許せないと言っていたくせに…支度を続けながら返した。「俺の心配か?」「…頼むから気をつけてくれ」その声に俺を心から心配してくれていることが分かって、やっぱりこいつは俺の親友なんだと改めて思う。だから俺は振り向い [続きを読む]
  • Live to tell 39
  • 再び全員が一堂に会し次の競技が発表される。ジフが選んだボールの中に書かれた種目にジュンピョが微かに口角を上げ、ジュニとウビン、イジョンは顔色を変えた。俺は平静を装う事で精一杯だったが、その場の空気の異様さにジャンディが戸惑っている事だけは解った。その夜、俺は久しぶりに夢を見た。―――燃え盛る車を前に血だらけで泣き叫ぶ幼い自分の姿。“オンマー!アッパー!”魘されて飛び起きると、そこは自分のベッドの上 [続きを読む]
  • Live to tell 38
  • 種目は試合の2日前にみんなの前で発表することとして、最初の種目は“乗馬”と決まった。乗馬は得意だったし正直ジュンピョに負ける気はしなかった。負ける気もなかった。相棒は愛馬のルイ。対決は皆の見守る中、馬場を出て決められたコースを走りまた馬場に戻ってくるというものだった。イジョンとウビンの「用意」「スタート」の掛け声で俺たちは馬を走らせる。競り合いながら走っていたはずなのに気が付けばジュンピョの姿は無 [続きを読む]