Der Korrepetitor さん プロフィール

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Der Korrepetitorさん: Der Korrepetitor
ハンドル名Der Korrepetitor さん
ブログタイトルDer Korrepetitor
ブログURLhttps://korrepetitor.muragon.com/
サイト紹介文オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供106回 / 312日(平均2.4回/週) - 参加 2016/11/20 20:56

Der Korrepetitor さんのブログ記事

  • 根本的な違い
  • 先日チェコの名門ブルノ国民劇場”ヤナーチェク・オペラ”に行って来た。演奏はなかなか、建物も初めて入ったがヨーロッパの伝統を感じる素晴らし建築、いい時間でした! ヨーロッパの劇場に来ていつも思うこと。もちろん演奏レベルは劇場によってさまざまだが、しかし共通しているのは音楽を何より第一に考え大事にしている、そういうことがはっきりと感じられる演奏であること。そして演出、セットこそ劇場によりさまざま(プラ [続きを読む]
  • チェコの劇場について
  • 今自分の活動拠点になっておりますチェコの劇場についてです。チェコ国内にはプロとしてオフィシャルに稼働しているオペラ劇場はいかがあります。 プラハ国民劇場(プラハ国民劇場、プラハ国立歌劇場、スタヴォフスケ劇場) ブルノ国民劇場”ヤナーチェク劇場” オストラヴァ・モラヴィア=シレジア国民劇場 ウスティ・ナド・ラヴェム北ボヘミア歌劇場 プルゼニュ・ティル劇場 チェスケ・ブディヨエヴィツェ西ボヘミア歌劇場 [続きを読む]
  • 日本のオペラの流れ
  • かつて日本ではオペラは全て日本語上演されていた時代があった。まだオペラが日本で浸透していない時代に始まり、実は結構最近までよく行われていた。未だにドイツオペラは日本語上演が残り、オペレッタは来日公演以外は全て日本語である。 日本語上演が主流だった頃、要するに日本でオペラが伝わり上演され出した時代、日本には劇場がなくオペラ指揮者もコレペティトアもいなかった。というより、劇場がない日本に必要な人材では [続きを読む]
  • 日本オペラ界の象徴
  • 日本でオペラ歌手と言われる&言っている人たちとオペラの話をすると、皆芝居の話しかしない。ベテランや経験豊富とされる人ほどその傾向は強い。一方ヨーロッパでは、少なくとも自分が知る限りでは、それほどまでに芝居を強調したり意識したりするオペラ歌手に出会ったことがない。むしろ音楽にそれレベルで強い意識を持った者は沢山見た。これは歌手に限らずオペラ人全体の傾向だが、要するに日本とヨーロッパではオペラというも [続きを読む]
  • 歌手のレベルが分かる部分
  • ヨーロッパと日本の両方で何度かオペラを振ったりコレペティしたりして色々気づいたことがあるが、その中で歌手のレベルが分かる要素がいくつかある。その一つが楽譜の勉強の仕方、さらに言えば譜読みから初練習(コレペティ)までの準備の仕方である。音を取って来るのは当然として、もう一つ大事な要素にディクションがある。このディクションに対する姿勢とやり方で、その歌手のレベルがものすごく分かる。 まず一番簡単なこと [続きを読む]
  • オペラ界の今
  • 先日付き合いの長い学友と会って飲みました。彼は元々声楽科でしたが、当時からリート伴奏が好きでよく伴奏もしていまして、色々あって結果、大学講師になり声楽科の学生にコレペティをしています。自分も声楽出身でオペラ指揮者&コレペティトアなので、彼とは経緯も活動内容も共通点も多くかなり話が合います。基本的ン合えば話すことは学生時代と変わってないのですが、お互いそれぞれがそれぞれの経験を積み重ねているので、そ [続きを読む]
  • ソリストと合唱
  • 日本の声楽家の間でこの2つには差別的なぐらいの違いがあることが多い。ソリストが偉くて合唱は偉くない=その他大勢、ようするにソリストになれるレベルがないとか、ソリストになれなかった人がやるとか、とにかくマイナスイメージしかないことが多い。人によっては、ソリストが参加費やチケットノルマを持っているプロジェクトにもかかわらず、合唱だったギャラ出せと言う。これはさすがにとんでもないレベルの話だが、これに象 [続きを読む]
  • ルサルカ序曲のネタ
  • よくオペラの序曲では、そのオペラに出て来る主要な旋律をいくつかメドレーのように出してくるものが多くみられれます。例えば”こうもり”がいい例です。はたまたオペラには出てこない音楽で作られたものもありますが。ルサルカはどちらかと言うと””こうもりのそれに近いと思います。ルサルカの旋律にはじまり、王子の旋律が出て来て…。そして最後はその後の悲劇の暗示的になりそのままⅠ幕へアタッカです。で、一つおもしろい [続きを読む]
  • ルサルカ〜指揮者にとって
  • 演奏時間は全Ⅲ幕で約150分、決して短くはないがもっと長いものもあるのでまあまあですねw音楽は各幕始まると切れ目がない永久旋律。音楽的にはいかにもチェコらしい音楽、そしてこれほどまでに音楽がよくできているオペラが他にあるのか、と言いたくなるぐらい最高によくできた素晴らしい音楽です。日本ではルサルカのアリアしか知られていませんが、実は他はさらに素晴らしいw言うまでもなくチェコオペラ最高傑作の一つ。 [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜合唱
  • ルサルカの合唱、全幕に登場します。Ⅰ幕はルサルカが魔女の魔法で人間の姿になり王子に連れられて行きそうな時に水の中から踏みとどまるらせようと歌う水の精達の影コーラス(女声合唱)。Ⅱ幕は城のパーティーシーンでの人々、いかにもヨーロッパらしい華やかなシーンです。混声合唱で、このオペラの見ごたえのある場面だと思います。Ⅲ幕は夢破れたルサルカに対して、再び水の中から水の精達がルサルカに”もうお前の帰るところ [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜狩人
  • ルサルカで一瞬だけ出て来る狩人という役があります。チェコ語でLovec。Ⅰ幕後半で王子が馬に乗り登場するシーンの最初に2回だけ歌うという短いものです。伴奏はホルンが後ろでポーンと何発かなるだけでほぼ無伴奏。王子の登場は王子がちょうど狩りをしているシーンなので、それを浮き立たせるための設定かと思います。 写真は現代のリアル狩人。まあこんな感じでしょうかw [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜3人の精霊
  • ルサルカに出て来る3人の精霊!チェコ語でLesní žínky。序曲の直後とⅢ幕に登場してくる、ルサルカの湖のほとりに現れた森の精霊です。 このオペラはそれなりの登場人物がいますが、実は確かなアンサンブルとして書かれているのはこの3人組だけです。それ以外は一部王子と外国の王女が同時に歌いますが、それぞれ別のことを言っているので、いわゆるハモるアンサンブルという感じではない。それ以外は皆設定上デュエ [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜森番&料理人の少年
  • ルサルカに出て来る森番と料理人の少年、チェコ語では森番がHajnýで料理人の少年がKuchtíkです。森番はバリトン(一応設定はテノールだがバリトンの方が色が出やすくバリトンのことが多い)、料理人の少年がソプラノです。このオペラの中で唯一コミカルなキャラクターで、この二人は常にコンビで動きます。 森番はじいちゃんかおっちゃんでそれなりに年配だがおどけた間抜けなキャラクターで少々足りなさそうな感じ。 [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜外国の王女
  • ルサルカに出て来る外国の王女、チェコ語でCizí kněžna、なかなかいい役ですwⅡ幕に登場する意地悪で嫌な存在ではありますが、この役の存在によりルサルカは落ちていきます。重要な役です。声はソプラノ、キャラが強い(濃い)ですが、決してそこまでドラマティックな声が必要なわけではありません。ルサルカよりかはいくらか強くてもいいですが、しかし高音が出てきたり、結構音が細かく激しく動いたりするので、むや [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜魔女
  • ルサルカには魔女が出てきます。チェコ語でJežibaba(イェジババ)。ルサルカやヘンゼルとグレーテルをはじめオペラにはちょくちょく出て来る特徴的キャラでもあります。ヨーロッパでは魔女伝説などある意味有名なキャラでしょうが、我々日本人には、存在は有名でも感覚的にちょっと近くないような…。日本では山姥とか鬼女とかでしょうか。 チェコに行くと魔女キャラは有名で、お土産品に魔女ネタがよくあります。写真は [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜水の精
  • ルサルカに出て来る重要役の水の精、チェコ語ではVodník(ヴォドゥニーク)。バスかバリトンが歌う渋い役で、物語全体の進行役的要素を持つ、ある意味主役以上に主役です。水の精という響きからすると日本人的には美しい妖精的なイメージがあるかと思いますが、確かに種類的にはそれで間違えありませんが、このオペラの場合のこの役では、水の精の中の長老として登場するため、バスやバリトンで歌われております。そもそもル [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜王子
  • ルサルカの王子、チェコ語でPrinc。言うまでもなくルサルカに次ぐ主役です。Ⅰ幕に有名な格好いいアリアがあり、Ⅱ幕も結構活躍し、最後Ⅲ幕で死んでいく時の歌も劇的で素晴らしい。テノールの格好いい役と言えるでしょう。まあ内容的には自分の勝手により死ぬことになると言う、良くも悪くもテノールらしいわけですが…。声はよほど軽く細い人か強烈に太く重すぎる人でなければ結構幅広く行けるでしょう。個人的にはリリコ〜 [続きを読む]
  • ルサルカ登場人物〜ルサルカ
  • ルサルカの主役ルサルカ!言うまでもなく美しいイメージで、もちろん音楽はアリアを筆頭に本当に美しい♪チェコ人曰く、中ぐらいの声で自然にシンプルに歌うイメージだそうです。ゆえにリリコからレッジェーロのソプラノが歌います。リリコの太め&重めの人からはあまり声が合わなくなっていき、歌う場合はそのシンプルな感じを歌う対応力が必要になります。決してドラマティックな役でも声でもなく、しかしドラマ的にはなかなか壮 [続きを読む]
  • ルサルカ合唱メンバー募集!
  • 先日のオーディションにてソリストが出揃いました!後は合唱メンバーが集まればOKです。以下の通り募集しております♪ https://kammerphilharmoniebaumkuchen.wordpress.com/category/募集&依頼/ どなたでもご興味ある方は大歓迎です。是非お気軽にご参加下さい。ここでしかできない経験、チェコオペラの世界へお連れしますw [続きを読む]
  • オーディションにて
  • 先日、今度年明けに指揮するA.ドヴォジャーク”ルサルカ”のソリストオーディションでした。このように審査して演奏家を選ぶということは近年やるようになり何度目かだが、そんな時あえて自分でピアノを弾き、コレペティ形式でやるようにしている。なぜなら、それが一番分かりやすいからである。 結局のところ選ばれた者はその後自分の共演者になるわけである。オーディションでは当然持っている能力やセンスも見るわけだが、通 [続きを読む]
  • ソリストの立ち位置
  • ピアノ伴奏でソロを歌う場合、リートデュオを思い浮かべて頂ければいい。楽器の場合も共通しているところはあるが、今回はリートの場合を軸に各。 舞台中央にピアノが置かれ、ピアノのくぼんだ所に歌手が立ち歌う。本当の舞台中央がこの歌手の立つ位置に合わされるのが普通であろう。そして、伴奏者の司会に常に歌手が入る、歌手も常に右横に伴奏者を感じられる。この距離感、すなわちソリストの立ち位置が合わせる=呼吸において [続きを読む]
  • 外人音楽家が日本人へ言ってはいけないこと
  • 最近ある記事で某著名な作曲家で指揮もしているヨーロッパ人がインタビューを読んだ。彼はこう言う。「全てにおいて理論が全ての基礎」と。この発言、絶対に外人から日本人へ一番言ってはいけない、言って欲しくない言葉である。 ヨーロッパで生まれた音楽、その伝統や神髄、ヨーロッパ人は血で持っているとこころがあるし、生まれた時からまさにその環境で育って来ている。ゆえに、音楽的なことはよほど変なことをしない限り自然 [続きを読む]
  • 室内楽のピアノ
  • 先日室内楽の演奏会でピアノを弾いた。コレペティや伴奏が多い中、久しぶりにピアニスティックな本番だった。数人の器楽奏者(管弦)とのアンサンブルは楽しく、また指揮活動する中で自ら音を出し仲間と一緒にやることがかなり久しぶりだったので本当におもしろかった。 今回出演した個人的理由は主に2つある。まずは指揮者は自ら音を出せない為、たまには自ら音を出すことをしておきたかったから。結局この音を出す、ゆえに音楽 [続きを読む]
  • テンポ設定
  • 楽曲にはテンポ設定が存在する。基本的には楽譜の最初に文字で書かれ、ものによっては数字(メトロノーム)で記述されている。そして曲の中でもテンポが変わるたびに同じような形で指示される。演奏家はそれらを解釈し、演奏上ベストなテンポ設定を目指すのでる。 しかしこのテンポ設定とは、多くの場合その中にいくらかの範囲があり、本当のベストテンポというのはなかなか簡単には見つからない。例えばAndanteとあれば歩 [続きを読む]