Der Korrepetitor さん プロフィール

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Der Korrepetitorさん: Der Korrepetitor
ハンドル名Der Korrepetitor さん
ブログタイトルDer Korrepetitor
ブログURLhttps://korrepetitor.muragon.com/
サイト紹介文オペラ指揮者&コレペティトア・宮嶋秀郎がコレペティについて語るブログ
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供79回 / 365日(平均1.5回/週) - 参加 2016/11/20 20:56

Der Korrepetitor さんのブログ記事

  • 発音記号の弊害
  • 以前某声楽家が発音季語やネット上のそれに対する説明をやたら妄信していた。結果ディクションはめちゃくちゃだった。ある単語の発音であまりにおかしいのでディスカッションしてみると、発音記号がこうだから、ネットにこう書いてあったから、などなど。しかし実際に発音されているものは明らかに違い、当然音楽になるわけがない。 音楽とは嘘のない真実である。例えば発音記号、世界共通のものでそれを読んでおけばとりあえずは [続きを読む]
  • 立ち稽古
  • 以前ヨーロッパの某音大オペラ科の立ち稽古を見た時のことである。ヨーロッパ各国から若い優秀な学生が集まり、わずかながら日本人もいた。その時に感じたことである。 もちろん皆学生なので誰でも未熟なところはある。しかしそれでもなかなか優秀な人材が集まっていたので、決して悪くはない。しかし残念だったのが、そんな流れの中稀に出て来る日本人が妙に浮いていたということである。というのも、明らかに取って付けた演技で [続きを読む]
  • 明らかな違い
  • 最近何人かのコレペティトアと接することがあり、彼らのコレペティツィオンを見学したり、また色々話したりもした。コレペティツィオンの大事なこととして、ピアノに関しては可能な限り少ない仕事で必要な情報を歌手に与えるというのがある。これは楽譜通りそのまま弾くというのではなく、例えば最低限度の構成している和音や伴奏系だけを弾くとか、歌う旋律を弾く、またはそれに対する旋律を弾ききっかけを与える等。経験のない慣 [続きを読む]
  • カタカナ表記
  • 外国語の単語から人命に至るまで、カタカナ表記には限界がある。はっきりいって正確には再現不能である。しかし大事なのは、そのカタカナを日本人が普通に日本語読みした時に、いかに原語の正しい発音に近くなるか、という前提で表記する必要がある。このようにより正確な発音をすることは我々音楽家にとっては音楽そのものであり重要である。一般の方々には理解が難しいかもしれないが、必要不可欠なことである。 しかしながら、 [続きを読む]
  • 謎のテンポ
  • 日本でも有名なミュージカル”エリザベート”、この中で一番有名な曲がIch gehör nur mir(私だけに)という曲であろう。自分は学生時代の音大生自主公演ミュージカルでこの作品の副指揮をしたことがあり、また国内外にて稀にこの曲を歌いたいソプラノ歌手のコレペティ等をすることがった。しかしそこでものすごく謎なことがある。 この曲はエリザベートが自分の人生について歌うもの。比較的サラッとしたテンポ [続きを読む]
  • 言い訳と現実
  • ここでも何度も書いてることだが、日本のオペラは過度な演技重視、オペラを芝居として考え行っている。本来オペラとは舞台作品である以前に音楽作品であり、行う者も役者や俳優ではなく歌手=演奏家=音楽家である。演技も重要ではないとは言わないが音楽以上に重要でそれがメインということはあり得ない。しかし、最近とある日本人の若手声楽家がこんなことを言っていた。 「日本のオペラは演技重視なんじゃなくて、音楽練習でや [続きを読む]
  • 一流コレペティトア
  • 最近某世界的有名劇場で長年活躍し現在某名門校で教鞭を取る一流コレペティトアの方と出会った!そしてありがたいことに学生へのコレペティを見学させて頂けた。久しぶりにものすごくおもしろい機会だった♪ さすがにこのレベルになると、色々納得させられ、色々勉強になり、やっぱそうだようなあとなる。しかし、自分がここ最近日本でオペラをやる時間が少し続いたせいもあり、改めてヨーロッパと日本の違いを感じたことがただあ [続きを読む]
  • 自称コレペティトア
  • 決して差別するわけでも人を見下げるわけでもないということをあえて前置きしておくが…。 日本には自称コレペティトアが意外とそれなりに存在しているようです。もちろん、コレペティトアも指揮者も、基本的には自称な職種である。例えば〇〇劇場コレペティトア、〇〇管弦楽団指揮者、などのポストがあれば尚いいが、これはあくまでどこかしらの団体と契約した所属アーティストであり、それがあってもなくてもコレペティトアとし [続きを読む]
  • 最近の指揮傾向
  • 以前ここにも何度か書いたかもしれないが、特に今世紀に入ってからは指揮者は完全にコンクール社会になったと言っても過言ではない。中には地道に劇場で積み上げる者もいるが、その数はかなり減って来て光が当たらない=認められにくい存在になってしまっている。特に日本では、指揮者は何かしらコンクール上位入賞がないと不可能である。元々劇場がなく指揮者=シンフォニーオケな国なので仕方ないのかもしれないが、しかしこれだ [続きを読む]
  • ジャンル崩壊
  • 厳密には崩壊というより変更なのかもしれないが…。 日本でオペラを歌ってる方々は、ほぼ全員、とにかく演技がした。歌いたい=音楽をしたいという方には基本であった記憶がない。稀にいなくはないが、その少数派は影の存在になってるか、実力がないとされるか、はみ出しもの=分かってないそされてしまっている。クラシック音楽の声楽というジャンルに属するオペラ、総合芸術とは言えそれは結果論でありまずは音楽そのものなわけ [続きを読む]
  • 連絡=信頼関係
  • 少々ビジネス的な話にもなるかもしれないが…。連絡を取る、取り合える、などは仕事からプレイベートに至るまで、信頼関係そのものである。音楽仲間の間では特に強いかもしれないが、世界的に見てもビジネスシーンにおいてこれは必要不可欠なことである。 近頃の日本には、この連絡を取る、取り合う、これらが著しく欠けてきているように思われる。例えば誘いやオファー等の連絡をしたとする。近頃多いのは、興味がない、自分に関 [続きを読む]
  • 計算してはいけない
  • 物事を計算する。元々は数学ではあるが、元来日本人はこの計算するということが好きで得意。しかし音楽家をはじめとした芸術家は気をつけねばならない。特に音楽だが、どういうわけか日本では音楽=数学という考え方が充満している。これは日本独特のもので、ヨーロッパでもしそれを言ったら音大生にすら笑われるというレベルの大間違いである。 音楽とは感覚的精神的でかつ自然なものであり、数学的にも幾何学的にも考えたりやる [続きを読む]
  • なぜ気づけないのか?
  • 最近色々と聞くことである。日本のオペラが気持ち悪いと。理由は、取ってつけたような変な演技、本来音楽であるオペラの強制芝居化、などなど。オペラファンではない音楽ファン、音楽ファンではない方々、とにかく広い範囲で聞く。要するに、数少ないオペラファン以外全員ということになるであろう。 日本のオペラ関係者は、これらと真逆にオペラの強制芝居化まっしぐらである。自分の知る限り、日本でオペラに携わってる方で、あ [続きを読む]
  • 聴衆の為
  • 聴衆の為に、お客様の為に、よく聞く言葉である。それゆに、色々な演奏団体が色々なコンセプトを考え実施しているわけである。それにより色々な考え方ややり方が出て来るのは当然である。しかし、忘れてはならないことがある。演奏家は何より演奏で表現し聴衆を満足させねばばらず、それ以外の考え方ややり方はその後の問題であり、何より演奏そのものをどうするかが聴衆の為になるということである。聴衆はやはり演奏者には演奏の [続きを読む]
  • 日本語発音
  • そもそも外国語を日本語で書くことには限界があり、外国語の専門家=発音を分かっている人ほど日本語(カタカナ)で書きたがらないものである。自分も例外なくそうである。カタカタにすると明らかに違た音になり誤解も生じる。可能な限り正確に表記したつもりでも、日本人の日本語発音とは外国語と同じになることはない。これは世界中どこだも誰でもそうであるが、特にアルファベットを使っていない我々はさらに問題になる部分であ [続きを読む]
  • 日本語→外国語
  • かつて声楽科時代に師事した今は亡き師匠、音楽をすると言うことを実践で以って教えてくれた最初の師匠であった。その基礎があるからこそ今がある。しかし、その師匠の教えで足りない部分があった。 師匠は特に定年後常々言っていたのだが、日本人はまず日本語で理解して日本語で考えるから日本語で表現することを徹底的に、と。確かに皆最初は母国語でそうするのは当然である。しかし、我々西洋音楽を扱う者としては、話はこの後 [続きを読む]
  • ピアノを弾くことが大事ではない
  • この題名、かつて留学時代にコレペティの師匠が言われていた言葉です! どういうことかと言うと、コレペティとは歌手に対して何をするか、どうするかであり、その作業そのものが大事、ピアノを弾くことが決して大事なわけではなく、ピアノはあくまでうまく利用して行う、そういう意味である。 日本ではコレペティトア=ピアニストと考えられている(すでに思い込まれているかそういう設定にされてしまっているかもしれないが)た [続きを読む]
  • 古巣
  • かつて4年間の留学生活を送った古巣グラーツへ来ております!基本バカンスです(笑)まあ仕事の準備等はやってますが。色々あってここに来ることになりました。 指揮とコレペティをひたすら学び続けたこの街、すでに友人はほとんどいなくなり知り合いもわずかに残る程度ですが、しかししばらくいると色々と記憶が蘇って来ます。いい意味で原点に返るような。反面、当時の辛かったことなども思い出しますが、それもそれでいい復習 [続きを読む]
  • コレペティマスタークラス終了
  • 5日前のことですが、直後に渡欧等がありまして…。 KPBオペラ・リートマスタークラス2018、要はコレペティマスタークラス、無事終了しました!付き合いの長い学友との初めてのダブル講師でのマスタークラス、実は学生時代からの目標で、ようやく実現できたものでした。受講生は皆熱心で理解があり、今回は本当にメンバーに恵まれたと思います。 コレペティとはまだまだ日本では浸透していないどころか、間違った理解や誤 [続きを読む]
  • 出版
  • この度、自費出版ではありますが、”コレペティトア〜訓練と実践”が出ました! このブログで説明して来たコレペティトアについて、オペラの現実、オペラ指揮やディクションについて、などをさらに丁寧に深くまとめてみたつもりです。主にこれからコレペティトアを目指し真剣に学び実践していきたい方を対象にした内容になっておりますが、もちろんオペラに興味ある方々にとってもおもしろいネタがあります。 Amazonからご [続きを読む]
  • 発音記号
  • 最近何人かのコレペティとしていて、改めて考えさせられたことがある。ディクションの際、発音記号を筆頭に辞書等の出典を何より頼りにする歌手がいる。しかし、そういう方々はほぼ例外なく発音が間違っているかそれなりの問題がある。一見真面目に発音を気にしているように思えるようでいて、実は一番発音に問題ある人種というわけである。これにはいくつかの要因がある。 まず単純に。発音記号とはその単語の読み方を記す共通の [続きを読む]
  • 一目瞭然
  • 最近ドイツの某劇場歌手2名に対してコレペティをする機会があった。いずれも若手歌手で、経験値こそそこまでではないが、しかしこれからが楽しみな優秀な人材であった。彼らと一瞬ではあったかもしれないが、コレペティという形で音楽をすることができ、自分にとっても刺激のあるいい経験になった。 ところで、今に始まった問題ではないが、こんな時にいつも思うことがある。いや、改めて考えさせられると言った方がいいであろう [続きを読む]
  • 指揮の基礎技術
  • まじめなタイトルだが、大して高度な内容ではない。今数回にわたって初心者に指揮のレッスンをしているが、当然最初歩の基礎ということになり。自分が指揮レッスンをする時、最初の何回かは基本的な振り方を教える。とは言っても、自分には指揮法=メソードはない。日本の指揮教育は半世紀ぐらい前から、桐朋の斎藤指揮法か芸大のものか、だった。自分はそういうのではないが、かつて留学時代のとあるやり方にて教えている。 簡単 [続きを読む]
  • 日本化について
  • 外から入って来たものは大抵は日本化している、というよりさせられている。スポーツも芸術も、日本人の好みと特徴に合わせそうなっている。これにはいい部分もあるが、悪い部分もある。特に我々の西洋音楽は西洋の伝統と歴史なので、日本化させると全く違ったものになってしまう。たとえばスポーツなどは時代と共に傾向が変わるところがあるため、その時々で自分達はどうするかというのが必要だが、しかし西洋音楽は昔のものであり [続きを読む]