BENGALS さん プロフィール

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BENGALSさん: とらまる王国 番外編
ハンドル名BENGALS さん
ブログタイトルとらまる王国 番外編
ブログURLhttps://wine-dine.ter-terbose.com/vino/
サイト紹介文ワインと、チーズ、趣味としてのその歴史と活用。同じく大好きなシングルモルトも。
自由文あと、趣味としてのクラシック、そしてジャズも追加。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供17回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2016/11/28 00:39

BENGALS さんのブログ記事

  • ハリーズ・バー
  • 今夜は、ちょいとばかりワインを割って飲んでみようじゃないか。「もったいないなあ」と、ワイン好きの声が聞こえてきそうだが、でも、こういうちょいとイキ(?)な飲み方もしてみては、どうだろう。 それというのも、先日、フレンチ・レストランのカウンターでつくるところを見かけたのが、「オペレーター」といわれる白ワインベースのカクテルだったのだ。やや大ぶりのワイン・グラスまたは、タンブラーに大きめの氷を入れ、白 [続きを読む]
  • 魔法の呪文は、おとっちゃん?
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R.バーンズ詩集」岩波文庫)オーヘントッシャン(AUCHENTOSHAN )  まるでハリー・ポッターの世界から抜け出たような、この呪文のような名前を持つオーヘントッシャン蒸留所は、クライド川とキルパトリックの丘のあいだにある。それは、グラスゴーからクライド川にそって北西へ10キロ、アーカイン橋の北のたもとだ。「野原の片隅」の [続きを読む]
  • パルメザン(3)
  • はたまた、前回『パルミジャーノ・レッジャーノ』の続きだ。パルミジャーノの生産地域は、貴草でもあるマメ科のアルファルファが密集し、牧草として質、量ともに大変めぐまれた酪農地帯である。それだけに、ウシ乳も風味は芳醇。その上、乳脂肪、乳タンパク質などのチーズの出来にかかわるすべてが理想的なバランスで含まれている。生産実績も5万トンと高い。そんな各工場では古来の慣習や手工業的な技術を今なお、かたくなにまも [続きを読む]
  • パルメザン(2)
  • 偉大なる怒りん坊の指揮者・トスカニーニもまた、生粋のパルマ出身である。1867年、貧しい靴なおし職人の家庭に生まれた。かれの音楽的な才能を見出した女教師などの口ぞえで、9歳でパルマ音楽院に入り、チェロと作曲を学ぶ。在学中から、レジオ劇場でチェロ奏者として活躍。1986年、プロとして移動歌劇団のチェロ奏者兼合唱指揮者として同行。リオデジャネイロで、「アイーダ」を予定していたものの、正副指揮者が不評で [続きを読む]
  • パルメザン(1)
  • ジョゼッペ・ヴェルディは、当時フランス領であった北イタリア、パルマ公国の寒村ロンコレで生まれた。かれの出世作ともなったオペラ・「ナブッコ」第3幕のフィナーレ、”ゆけ、わが思いよ、黄金の翼に乗って”は、イタリア統一運動に影響を与え、イタリア第二の国家ともいわれる名曲だ。それに、よく知られるところでは、「アイーダ」の”凱旋の場の大行進曲”はサッカー、日本代表のテーマ曲ともなっている。そんなヴェルディゆ [続きを読む]
  • 「北の巨人」、ハイランドパーク
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R.バーンズ詩集」岩波文庫)ハイランドパーク(Highland Park)「北の巨人」といわれるハイランドパークは、ヴァイキングが支配したオークニー諸島、「北緯59度の島でつくられた銘酒」であり、それは世界最北端の蒸溜所でもある。1年中強風が吹きすさび、寒冷で荒々しい自然にみがかれたフレーバーは、複雑にして豊か。フィニッシュ [続きを読む]
  • スコットランド最小の蒸留所
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R.バーンズ詩集」岩波文庫)■ エドラダワー(EDRADOUR)/南ハイランドシングルモルトの銘酒。スコットランドの蒸留所のなかで、最も小さな蒸留所として有名である。マイケル・ジャクソンは、その著書「モルトウイスキー・コンパニオン」のなかで、「その起源が農場であったことを、建物は物語っている」と書き、「このクラシックで可 [続きを読む]
  • 最強タッグ、エスプレッソと、グラッパ!(3)
  • 「人生を大切にする人は、適量を飲み、良きものを飲む」食後酒として親しまれているグラッパは、イタリアの歴史が生んだ産物だ。北イタリアでつくられているものが多く、とりわけトレンティーノ・アルト・アディジェ州のものが有名。「単なるアルコールの高い食後酒ではなく、余計なものを削ぎ落とした、ブドウの一番美しい部分を引き出した蒸留酒」でもある。昔から、「ワインといえば貴族、しぼりカスからつくるグラッパ」といえ [続きを読む]
  • 最強タッグ、エスプレッソと、グラッパ!(2)
  • イタリア人のライフスタイルには、バールが欠かせない。朝食は、カプチーノと、ブリオッシュ。昼食は、パニーノで、軽いランチ。そして、食後は、エスプレッソや、カフェ・マッキャート。仕事の後は、ワインや、カンパリ、といった具合だ。バールには、バリスタがいる。自分の好みをバリスタに告げて、エスプレッソを入れてもらう。その日の気温、湿度、豆の状態などによって、微妙にいれ方を変えながら、最高のエスプレッソを提供 [続きを読む]
  • 最強タッグ、エスプレッソと、グラッパ!(1)
  • グラッパのボトル・デザインはかわいくて、おしゃれなものが多い。その主生産地である北イタリアは、ガラス製品の有数の産地でもある。グラッパと呼べるのは、イタリアの材料を使い、イタリアで蒸留したものだけだ。ワインをつくる時にでるブドウのしぼりカス、その皮や、種子、果梗などヴィナッチェ(VINACCE)を残し、再発酵させて蒸留したり、「バーニョマリア」という湯煎の方法などで熱を加え、蒸留し、70度前後のアルコール [続きを読む]
  • イケム、最高の貴腐ワインへのこだわり! (2)
  • ボルドー市から、環状道路・N113号線を通って、ランゴンのインターで降り、南へ下る。バルサックへ入り、ソーテルヌへと向かっていくと、数多くの丘をふくむ起伏地がある。イケムは、そんな丘の頂上にそびえ建っている。石垣の門をぬけ、ブドウ畑を左右に眺めながら進むと、中世さながらの壮麗な威風堂々とした4隅の古塔をつなぐ建物が、眼前に現れる。その小高い丘の中腹どころには、リューセックなど1級シャトーが集まって [続きを読む]
  • 最高の貴腐ワインへのこだわり、イケム!(1)
  • イケムには、どこか時間を超越したところがある。歴史といい、その規模といい、品質の秀逸さはいうにおよばず、特筆すべきは、そのおどろくべき長寿。5年、10年、いや少なくとも20年は瓶熟させないと、その秀逸性をみせてはくれない。黄金色に輝くこのワインは、ハチミツや、アプリコットの甘美な香りと、トロリとした甘味が、完璧なまでの優美なハーモニーをかなで、まさに、「自然が生み出した奇跡」といえるほどのものだ。 [続きを読む]
  • これぞまさしく、究極のチーズ? 今夜は、ゼイタクな「ウォッシュ」。
  • 「香りが強いほど、味は良し」というが、はたして? 軟質チーズとしては、熟成期間はやや長め。別名、修道院タイプ。グルメな大人のチーズである。それだからこそ、好き嫌いがはっきりしている。本場・フランス人でさえ、そうなのだ。そして、その原因こそは、匂いにある。チーズの表皮を塩水や、地元のお酒でブラッシングしながら、熟成させる。その回数、時期、それに洗う液体により、そのチーズの個性が決まる。また、ブラッシ [続きを読む]
  • クラガンモア、悠久の時間をかけて!
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R・バーンズ詩集」岩波文庫)クラガンモア(CRAGGANMORE)      クラガンモア蒸留所は、1869年にバリンダルロッホに設立されて以来、現在に至るまで当時と同じ設備、同じ製法によって製造を続けている。「スペイサイドで最も良質のモルトの1つである」と、評論家マイケル・ジャクソンの採点でも、12年物が90点と、スペイサ [続きを読む]
  • アイラの女王、ボウモア!
  • スコットランド西南、そのアイラ島の南から、島の中央まで切り込んだ深い入り江ロッホ・インダールの中ほどにある。1779年、地元商人デヴィッド・シンプソンが創設。アイラ島最古の蒸溜所は、ボウモア町の小さな港のそばに建つ。金色のパゴダを思わせる、うり二つ塔のキルンがそびえている。それがボウモア(Bowmore)蒸溜所のシンボル、麦芽乾燥塔だ。ボウモアとは、「大きな岩礁」というイミ。ピートにも、長い間に潮風がし [続きを読む]
  • 蘇った、アードベッグ!
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R.バーンズ詩集」岩波文庫)アイラ・モルトはピート香が強いことでも有名だが、そのなかでもっとも強烈なのが、アードベッグである。蒸留所の建物は大きいが、その生産規模は、小さい。モルトとして出まわるのも、わずか。それでも、バランタインの原酒には欠かせないもので、バランタインの味を決定する「魔法の7柱」の一つと呼ばれて [続きを読む]
  • 今夜は、モッツァレッラでいこう。
  • チーズ大国・2番目は、もちろんイタリア。おそらく、種類だけで言えば、世界一。それに、そのほとんどが、ナチュラル・チーズであることも大きな特徴。古代ローマ時代に、アジアから、ギリシャを経由して伝わり、兵隊の常食でもあったらしい。そのトップ選手は、言わずと知れた『モッツァレッラ』。日本では、イタメシ・ブームにのっかって、ピッツアなんかに欠かせない最もポピュラーなチーズの一つとなった。イタリア版ミルク餅 [続きを読む]
  • ダルジール警視の愛するグレン・グラント
  • グレン・グラント(スペイサイド)――――――――――――――――――――――――――?現代イギリスを代表する本格ミステリー作家の一人、レジナルド・ヒルの人気シリーズに、<アンドルー・ダルジール警視シリーズ>がある。ヨークシャー地方のある警察署に勤める太っちょでわがまま、頑固なダルジール警視が、ひそかに机のなかに隠し持っていたのがグレン・グラントだった。コクのある甘さと、ピートの風味に特徴があって、 [続きを読む]
  • フェルメールも食べたゴーダチーズ! 其の弐。
  • ”北欧のモナリザ”としてあまりにも有名な「真珠の耳飾りの少女」を描いたオランダ・デルフト出身のナゾの天才画家・フェルメール。その「絵画芸術」をはじめ多くの作品の背景に、オランダを中心にした世界地図が描かれているし、描かれていた。かつて世界帝国を築いたオランダ。海洋貿易で莫大な財産を築いたオランダ。フェルメールが生まれた17世紀初頭は絶頂期であった。そして、オランダの輸出品目の重要産目が『ゴーダ(Go [続きを読む]
  • フェルメールも食べたゴーダチーズ! 其の壱。
  • ”北欧のモナリザ”としてあまりにも有名な「真珠の耳飾りの少女」を描いたオランダ・デルフト出身のナゾの天才画家・フェルメール。その「絵画芸術」をはじめ多くの作品の背景に、オランダを中心にした世界地図が描かれている。かつて世界帝国を築いたオランダ。海洋貿易で莫大な財産を築いたオランダ。フェルメールが生まれた17世紀初頭は絶頂期であった。フェルメールの青と知られるウルトラマリンブルーは貴重な鉱石である「 [続きを読む]
  • 神戸・北野町を歩く
  • 時折思い出した頃に、訪ねるお店があった。そのうち、いくつかのお店の初印象はどうだったのかな? と、ちょいと思い出してみた。神戸・北野町を歩く。神戸・北野を歩く、其の壱。また、真っ昼間からやらかしてしまった。まさに、至れり尽くせりのワインのフル・コース。食前酒のシャンパーニュからはじまり、お店ご自慢(?)のブルゴーニュの白と、赤、そしてマールで締めくくり。都合7杯のグラス・ワイン。神戸・北野坂のてっぺ [続きを読む]
  • ラフロイグ(Laphroaig)、アイラの巨人!
  • ああウイスキー! 遊びと悪戯の命!詩人の心からの感謝を受けてくれ!  (中村為治訳 「R.バーンズ詩集」岩波文庫)――――――――――――――――――――――――――?アイラとは関係なしに、有名なモルトである。かつて、「ラ・フ・ロ・エ・イ・グ」と読んで、さぞ物知りのように得意がっていたものだった。そのラフロイグは、昔から味の深みよりも、アルコールと、アイラ特有のピート香が評判でもあった。それも、わ [続きを読む]
  • ポートワインを一杯! (3)
  • 魅惑的なこの甘口ワインは、イギリス貴族のあいだで、長く、英国紳士のたしなみともいえるほど大変親しまれている。甘く、アルコール度も高く、なによりながい余韻を持つ味わいは、食後にチョコレートや、葉巻と楽しみたいワインである。1756年の世界初の原産地呼称法によって、厳しい品質により生み出されたポートワインは、大英帝国の栄華とともに、世界中に紹介され、今日の名声をきづいた。現在では、フランス料理での食前 [続きを読む]
  • ポートワインを一杯(2)! 
  • 19世紀、いまだ女性がビジネスに関わることがなかった時代、ドニャ・アントニア・フェレイラ未亡人は、ドウロ地域に投資し、畑を買い増しするなど見事なまでの経営手腕を発揮し、ブドウ畑の開発と、ポートワインの生産に情熱を注いだことで知られている。ドウロ河を上流にさかのぼっていくと、前後左右いたるところに段々畑がみえるが、そのすべてが急傾斜であり、丘の頂きまで達している。その上、その土壌であるうすく板状に割 [続きを読む]