mohtakec さん プロフィール

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mohtakecさん: 遊牧民的人生 (アラビア半島の片隅から)
ハンドル名mohtakec さん
ブログタイトル遊牧民的人生 (アラビア半島の片隅から)
ブログURLhttp://mohtakec.blogspot.qa/
サイト紹介文砂漠と遊牧民に魅せられ、気が付けば在住18年の筆者が綴る、カタル、タイ深南部、そして日本。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供16回 / 365日(平均0.3回/週) - 参加 2016/12/14 15:26

mohtakec さんのブログ記事

  •  昨日は日の出前から濃い霧に包まれたドーハ。 冬のこの時期は、冷えた路面や海面との温度差から霧が発生しやすい。 いつもなら、日が昇るにつれて消えていく霧。 ところが昨日は正午を過ぎても海面に張った霧は消えることがなかった。 普段なら対岸方向にハマド空港がはっきり見えるのだが、まるで雲海のような霧の中に隠れてしまっている。 ちなみに、霧が発生した場合の路上での運転だが、周囲への注意喚起としてのハザー [続きを読む]
  • 異国で暮らすということ
  •  見知らぬ国を訪れる。美しい景色や街並み、あるいは行き交う人々の姿に心躍らせ、ここで暮らしたいと思ったことがある人は、決して少なくはないはずだ。 しかしながら、そこにある「心地良さ」は 、「お客さん」という立場に付随しているものに他ならない。どんな共同体でも、お客に対して無碍な扱いをするところはない。人間が本来持っているホスピタリティの心と、あるいは「2,3日すれば帰国してしまう、通りすがりの縁の薄さ [続きを読む]
  • レンズ購入
  •  7Artisans(七工匠)の新製品「55mf1.4」の富士フイルム用が、Ali Expressで格安だったのでポチってみた。Ali Expressを利用するのは初めてだが、発注から到着まで中三日。国際発送なのに送料無料で満足度の高い買い物となった。 レンズ自体は作りも良く、ライカのコピーを彷彿とさせるデザインではある。 写りも申し分ない。何よりも35cmまで寄れるのが良い。最短まで寄って開放にしてもピント面がきちんと解像しているところも [続きを読む]
  • 現実
  •  元同僚からメールで「最近知り合った東欧人が仕事を探しているけど、何か心当たりがあったら知らせてよ」と。Bccで手当たり次第に送ってるようで、CVが添付されていたので開けてみると、「40代で独身、5年前にムスリムに改宗、大学中退」の男性。職歴を見ると2,3年おきにあまり関連性のない企業を転々と移っている。使える言語はヨーロッパ系ばかり。アラビア語や日本語も入れてあるが、いずれも「初級レベル」とあり、それなら [続きを読む]
  • 誇り
  •  先週、Kataraにて行われていたダウ船フェスティバル。 最終日にようやく足を運ぶことができたのだが、会場に入って驚いたのが客の殆どがローカル、つまりカタール人の家族連れだったこと。 これまでのこの手の文化系イベントでは観光客を含めた外国人の姿が目立つのが通常だ。  自分たちのルーツ、歴史や文化を若い世代に見せることは非常に大切なこと。 断交をきかっけにした愛国心の盛り上がりも関係があるのだろうか。  [続きを読む]
  • 物価
  •  ほぼ週に一度は同僚だったパキスタン人と夕食をとる。 所得の低い彼にとって、私が妻とよく行くようなレストランは高嶺の花。一度(それでも安い部類の)タイレストランへ連れて行ったが、値段を見て気後れしていたので、それ以来ずっとホンモス専門の食堂に行くことにしている。 そのホンモス専門食堂が先月急に閉店に。どうやらオーナーと店主の間で何かトラブルがあったらしい。あくまでも噂だが。 仕方なく最近はインド系食 [続きを読む]
  • マジリス
  •  アラブ、特に湾岸アラブ諸国に興味を持ったことのある人なら、「マジリス」という言葉を一度は耳にしたことがあるだろう。 単語の意味を直接取れば「座る場所、空間」となるが、日本風に敢えて言うなら「客間」になるだろうか。 また、湾岸諸国の元首や王族などが庶民と謁見する間もマジリスであり、すなわち場所を指すのではなく、「人と人が顔を合わせる」という文化そのものを表す単語だ。 多くの外国人がこのようなマジリ [続きを読む]
  • 立場をわきまえるということ
  •  流行りのシェアリングの一環だろうか、現地在住日本人に登録させて、その国へ行きたい人、その国と日本とのビジネスを考えている人などと結ぶサービスがある。 この国に住んで16年目。何か情報提供で役立てばと思い登録だけはした。 そして今朝届いた通知メールには、こんな質問が来ていると。トラベロコ ”ドーハで現地採用、転職活動をする。” この中に「現地の企業に雇われている日本人など聞いたことがない」と回答して [続きを読む]
  • 理由
  •  自分が何故写真を取り続けているのか、最近になってやっとわかった気がする。 若い頃に詩を書き殴っていたのも、イラストを描いたりしたことも、結局は同じこと。 自分の中にひたすら溜まっていく何かを吐き出す、それを形のあるものとして誰かに知ってもらう。 映画やドラマを観る時は、ハッピーエンドを求めていても、現実の世界というものは、常に救われない結末が折り重なって出来ていると、自分の中で何処か思っている。 [続きを読む]
  • 呼びかけ
  •  東南アジア系とか、日本人もそうだが、政府要人みたいなエライさんに呼びかける時に、やたらと敬称を使いたがるのが不思議。 こちらでは、式典の挨拶文の中で首長や大臣に言及したりするときは、きちんとH.H.とかH.E.を使うけど、本人に直接呼びかける時は、もっとシンプルだし、親しみを込めてクニヤ(◯◯のお父さん、お母さん)で呼ぶことも少なくない。 実際、うちの職場でも大臣などに呼びかける時はクニヤが普通。会話の中 [続きを読む]
  • 自分とは違う存在
  •  UAEやカタルなど湾岸諸国の多くでは、人口の半数以上を出稼ぎ外国人が占めている。 国籍や民族、人種、言葉、そして信仰が異なる様々な背景を持った人たちが、一つの社会の中で隣り合って暮らす様は、ほぼ単一の民族の集団に暮らす人達にとっては不思議な光景と写るだろう。 一つ誤解してはならないのは、そんな彼らはけして「仲良く」交わって暮らしているわけではないということ。無論お互いに顔を合わせれば挨拶もするし笑 [続きを読む]
  • 税制
  •  原油価格の乱高下にあえぐ湾岸諸国で、とうとう税制が導入される。 消費税に関しては、各国とも2018年ころからの導入を検討しているが、それに先立ってカタルでは今年4月から一部の商品に税を掛ける動きがあるらしい。 「健康に関するもの」と「高級品」に掛かるとされているが、具体的な商品区分については不明瞭なまま。 噂ではタバコやファストフードなどではないかと言われている。 いずれにせよ、湾岸での暮らしが今ま [続きを読む]
  • チェロキー
  •  先月末に車を買い替えた。 それまで乗っていたパジェロスポーツは丸7年を越え、走行距離は10万キロ足らずだったものの、厳しい気候と交通事情もあってか、相当くたびれていた。 それでもメンテナンスをしながら、まだまだ乗り続けるつもりでいた。 ところが...昨年の父の死去に向かい合った時にふと思った。 人なんてあっけなく消えてしまうのだと。 何もかも無責任に放り投げて楽しいことだけ考えて生きようとは思わないが [続きを読む]
  • 私という人間について
  •  先日スークへ行ったら、布生地屋のオヤジに「お前さん、ムタッワだからメートルQR25のところQR15にするよ」と言われた。 ムタッワ、信仰深い人を指して言うこの言葉を、最初は非常に居心地の悪い思いで聞いていたが、最近はまんざらでもなくなった。 言葉を褒められたり、服装が似合っているよと言われたりすることは多々ある。勿論、相手に悪気は微塵もなく、言われた方としても悪い気はしない。でもそれはどこか相対的な評価 [続きを読む]
  • 海へ
  •  カタルは徐々に冬へ。 日を追うごとに涼しさが増しているこの頃。日中でも部屋のエアコンを稼働させずに過ごせる良い季節がやってきた。 そんな週末、我が家の定番は浜辺でランチ。 炊き込みご飯などを準備して、車で1時間弱の郊外まで出掛ける。 ほぼ北東の端の辺りまで出れば、車で乗り入れることの出来る砂浜がある。 満潮なら波打ち際ギリギリに車を停めて、テールゲートを開けて波のうねりを見ながら二人でご飯を食べ [続きを読む]
  • Mall of Qatar
  •  カタルで最大規模のメガモール”Mall of Qatar”がグランドオープンした。 この手のモール、オープンしたといってもテナントの極一部、酷い場合には小さなカフェが一件だけ営業開始しているだけということが多い。いわゆる「ソフトオープン」と言われる形態だ。 ところが、今回のMall of Qatarでは、なんと初日からテナントの90%以上が営業しているではないか。一部店舗ではPOSシステムの調整が間に合わず商品の販売ができて [続きを読む]
  • ナショナルデー
  •  12月18日はカタルのナショナルデーだ。 それまでは独立記念日として9月3日に式典が行われ、当日は祝日と制定されていたが、2007年に「Sheikh Jassim bin Muhammad Al Thaniがカタル統一を成し遂げた日」である12月18日が国家樹立の記念日として改めて制定された(9月3日の祝日は解除され、現在は普通の日となっている)。 制定当初は、この日が近づくと街中には国旗や首長の顔写真でデコレーションを施されたカタル人たちの愛車 [続きを読む]
  • スマホで動画を撮る
  •  1年半ほど使ってきたXperia Z3が壊れた。 液晶の左端、幅1cmくらいがタッチに反応しない。ネットで調べてみると、似たような症状が頻発しているらしく、どうやら「タッチ切れ」はZ3だけの持病のようだ。 そろそろ買い替えかなと思っていたので、ここはサクっと次の端末を購入することに。 またXperiaにするのもなんだかスッキリしないし、中華スマホはコスパ最高だけど使い捨てみたいなところもある。それに正直AndroidOSのア [続きを読む]
  • 朧気に
  •  あれからもうすぐ2ヶ月が経とうとしている。 今頃になってふつふつと湧いてくる思い。 あと4日。たった4日。何故待ってくれなかったのか...と。 会って、だからどうということもない。普段通りに言葉少なにお互いの生存を確かめ合うだけだったかもしれない。それでも、もう一度声を聞きたかった。 もし一つだけ願いが叶うのなら、私のことをどう思っていたのかを教えて欲しい。 私はあなたにとって自慢の息子になることがで [続きを読む]
  • 現実、そして願望
  •  12月13日付けでカタルの新しい労働法が施行される。 これまで、転職する場合には前職場からの承認が必要であり、承認されなかった場合には最悪解雇を言い渡され、以後2年間はカタルへの再入国および就職は認められなかった。 新しい法律では、この点が最も大きな変更となり、転職にあたっては前職場の承認その他は一切要らず、また即日で新しい職場と雇用契約を結ぶことが可能になる。 それでも、指定業種従事者への運転免許 [続きを読む]
  • 生み出すということ
  •  写真を撮る。そこに撮り手のクリエティブがないとは言わない。 被写体を見出すこと、自身が感じた空気を描き出すこと、それはある種のクリエイティブな行為だ。 それでも、ゼロから、自分の中だけから何かを絞り出すように、目の前に形あるものとする才能に憧れる。 かつて、落書きとも呼べないようなイラストを描いていた。 高校生の頃だっただろうか。大学に入り、現実世界の中で人と人との間に身を置き始めた頃から、真白 [続きを読む]
  • 想像力の広さ
  •  予報より数時間遅れの雨が降り出した。 ふと「ドーハのアパート、また雨漏りしてないといいのだが...」と思って、すぐに我に返る。バカだなぁ、ここは日本で、ドーハの街はまだ午後で、雨なんて年に数日しか降らないじゃないか...。 自分が今いる場所と時間。想像力とは、それらが内包するものを超えることはない。 人は、一人の人間は、その人が生きる中で味わった経験と時間の長さを超えて何かを想像することはできない。  [続きを読む]
  • 長い夢
  •  長い夢を見た。 ずっと、夢なんて見なかったのに。 夢を見たことは覚えているけれど、どんな夢で、そこに誰がいたのかは思い出せない。 もうじき私はまたこの国を離れる。 この18年間、何度も繰り返してきたことなのに、どこか不安な自分がいる。 理由は判っている。 それに抗うことなど出来ないことも解っている。 これまで生きてきたこと、それ自体が長い夢なんじゃないのかと思うことがある。 それは、夢であって欲し [続きを読む]
  • 感情
  •  もうずっと以前から、まるでこの17年以上に及ぶ海外生活がなかったかのような、そんな長い時間をこの国で過ごしている錯覚に囚われている。 似たような感覚は以前もあった。 それでも、日課となってしまった現地新聞のチェックのためにウェブサイトを開けば、嫌でも現実に引き戻されていた。だが、今は少し事情が違う。アラビア語で書かれた新聞記事のPDFファイルを眺めて作業をしている間は、自分ではない誰かがそうしている [続きを読む]