T-like さん プロフィール

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T-likeさん: 宝塚的幻想雑記
ハンドル名T-like さん
ブログタイトル宝塚的幻想雑記
ブログURLhttp://tlikefantasy.jugem.jp/
サイト紹介文宝塚歌劇団公演、宝塚市界隈での暮らしのことなど
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供39回 / 365日(平均0.7回/週) - 参加 2017/01/08 22:19

T-like さんのブログ記事

  • エルベのほとりで心地よく迷走する思考
  • 2回目の観劇だった。『霧深きエルベのほとり』は芝居が深まって涙腺への刺激がより強くなっていた。単なる悲しい恋の物語ではなく相手のことを思いやる人たちの個性が折り重なった深みのある物語。涙を流してはいけないと思いながらセリフの数々にも心を揺さぶられた。 カール(紅ゆずる)はマルギット(綺咲愛里)の幸せを願うシンプルなセリフが多い一方で、フロリアン(礼 真琴)は冒頭から難しいことを言う。フロリアンとシ [続きを読む]
  • 気持ちよい星組の”好演”
  • 2019年の宝塚始めは、星組のOnce upon a time in Takarazuka 『霧深きエルベのほとり』、スーパー・レビュー 『ESTRELLAS(エストレージャス) 〜星たち〜』。 『霧深きエルベのほとり』は56年も前の作品と説明がなければ、書き下ろしではないかと思ってしまうミュージカルだった。荒くれ、直情的で人情家のカール・シュナイダーを紅ゆずるが見事に演じていた。純粋で世間知らずのマルギット・シュラックを演じる綺咲愛里も負けな [続きを読む]
  • 2018年 本公演の振り返り
  • 2018年は前年に比べると楽しめる作品が多かった印象です。1年を通して振り返ると上演作品の芸術性とエンターテイメント性のバランスがうまく取れていたようにも思います。私の中での今年のベストは、芸術性という面で筆頭の『ポーの一族』です。美と永遠をテーマとした哲学的なストーリーに豪華で美しい衣装と舞台のセット、これに負けない花組の熱演。宝塚で上演したいという小池先生の30年来の思いの昇華とも思える舞台は、出演 [続きを読む]
  • カルロッタが先か、舞咲りんが先か
  • 『ファントム』4回目の観劇でした。先週までと舞台から伝わる印象が変わっていました。 今回は役替わりBパターンで、シャンドン伯爵が朝美 絢にアラン・ショレが彩凪 翔に替わり、それぞれの役がマイルドに表現されるようになっていました。公演回数の経過もあるのでしょうか、エリック(望海風斗)とクリスティーヌ(真彩希帆)ともに感情表現の方法が強弱から濃淡に変わったように感じ、舞台の空気感がしっとりした印象でした。また [続きを読む]
  • ファントムで一番の演技派、彩風咲奈
  • ちょうど今週、タカラヅカニュースのなかで放送された”もっと男役道”で彩風咲奈は若手への演技のアドバイスとして、役を演じる際に相手のことを思いやること、その役になり切ること、と伝えていました。ファントムをそんな目で見ると、キャリエールとして元劇場支配人、エリック(望海風斗)の父親がともに内面からがにじみ出ています。今回は2階の後方からでしたが、シルエットからでもファントムのキャリエールそのも [続きを読む]
  • こころは揺さぶられ、膨よかに
  • 少し間を置いて観劇すると舞台の進化を感じることができます。このあいだの東京遠征で感じた芝居全体がマイルドになった感じとは違います。それは舞台上間合いやタイミングを互いにはかりながらもより自然にお芝居が伝わってくる感じとでもいうのでしょうか。 ファントム、今回は役替わりのBパターンでした。シャンドン伯爵(朝美 絢)とアラン・ショレ(彩凪 翔)の組み合わせは、この逆のAパターンに比べると伯爵は伯爵らしく高 [続きを読む]
  • 自由に生きたい、パパのように、鳥のように
  • 月組エリザベートの前楽を東京宝塚劇場で観劇することができました。この観劇が初東宝であり、愛希れいかの宝塚最終日の舞台でした。 エリザベートは、シシィと呼ばれていた時からパパのような自由を求め突き進んで行きます。第1幕の”私だけに”では鳥のように自由になりたい気持ちが、大劇場のときよりも突き刺さってきます。第2幕ではビンディッシュ嬢と交わり束縛されない自由を感じ、このままでは心を解放できない [続きを読む]
  • 宝塚贅沢盛り
  • 宝塚歌劇の演目はちょうど今、びっくりするようなことになっている。大劇場で『ファントム』、東宝では『エリザベート−愛と死の輪舞(ロンド)−』と大人気のミュージカル作品が西と東で同時に上演されているのだ。それぞれが大変な話題作で、個々作品の話は聞こえてきても、2作品を続けて観れば、たとえばハワイ旅行から戻って間を置かずに沖縄旅行へ行くような贅沢をこの2週限りで経験できることになっている。でも、とても贅 [続きを読む]
  • 悲しくて、美しくて、素晴らしいファントム
  • 多くの皆さんが楽しみにされていた雪組の『ファントム』の観劇の機会が、開演2日目に巡ってきました。かくいう私も楽しみにしていた一人で、借り物のDVDで見た花組の公演の蘭寿とむのエリックの歌の迫力、そしてストーリーに心打たからでした。 不気味に登場するファントム(望海風斗)に対して、クリスティーヌ(真彩希帆)のパリの街角で歌う”パリのメロディー”にオペラ座の舞台を目指して歌う”Home(私の夢が [続きを読む]
  • 宙組のジャンプに期待
  • 宙組の本公演、−本朝妖綺譚−『白鷺の城』、『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—の3回目の観劇でした。 『白鷺の城』は陰陽師という私には馴染みのない主人公ながら、登場人物の物語を理解して観ると、登場人物の関係や美しい衣装と楽しむところはたくさんありました。この公演で退団する風馬翔がラストの狐の嫁入りで楽しそうなはねっこ踊りを見て、ほっこりした気分で和物のショーは終演となりまし [続きを読む]
  • もう退団してしまうのか
  • 仙名彩世の退団のニュースを目にしての印象です。しかし、ほかの娘トップの学年を考えれば、94期はもうそろそろなのかもしれません。 娘トップのデビューは昨年、2017年の「邪馬台国の風」でしたが、あまり娘トップの就任感のない静かなスタートでした。 魅力に気づいたのは「ポーの一族」からです。シーラの優しさに愁いを帯びた演技で、この世から消されてしまうシーンに胸が痛みました。 「Messiah」の流雨の洞窟の中の光が差す [続きを読む]
  • バランス改善で伝わってきた
  • 宙組大劇場公演の2回目の観劇でした。これまでのところネット上では賛否それぞれ感想が見られますが、今回、初回に感じなかったことがたくさん伝わってきました。 『異人たちのルネサンス』—ダ・ヴィンチが描いた記憶—は、初回の印象として強すぎると思ったロレンツォ(芹香斗亜)の存在感が少し抑えられた代わりにレオナルド・ダ・ヴィンチ(真風涼帆)とジュリアーノ(桜木みなと)の存在感が高まりました。特に物 [続きを読む]
  • ビジュアルのトップに主張する2番手の宙組
  • 和物のショー『白鷺(しらさぎ)の城』から始まった今回の公演、きらびやかでストーリーのあるショーは、陰陽師が主役で理解できず終わってしまうのかと心配したのですが、そこは宝塚のショー、ツボは押さえられています。衣装の美しさや、ストーリーのユニークさ、ダンスや舞踊、映像も織り込むなど楽しむポイントはたくさんありました。 ミュージカル『異人たちのルネサンス』は、主人公のレオナルド・ダビンチ、彼に関係する登 [続きを読む]
  • 観る方も緊張する役替わりは上できでした
  • 5回目の観劇は美弥るりかの休演をうけての配役でした。この状況でこれまでどおりの世界観で”エリザベート”は上演され、宝塚歌劇団の底力、層の厚さを感じざるを得ませんでした。また、私もその一人ですが、お客様の温かさも感じました。パレードので風間柚乃と月城かなとに対して、決して贔屓ではなく、良いものには良い、そういう気持ちの場内割れんばかりの拍手には感激してしまいました。新人公演で演じたルキーニ [続きを読む]
  • 湧き上がる思いの風間ルドルフ
  • やっと風間柚乃のルドルフを観ることができました。実は前回見た時が役替わりBだと思い込んでいたのでやっとという思いがしたのでした。風間ルドルフは、ハプスブルグ家のために立ち上がらないといけない気持ちが内面からジワジワと湧き上がり、ストレートに行動につながっていました。この湧き上がった気持ちが叶わなかった時、気持ちを覆う皇位継承者としての器にヒビが入り、助けを求めたシシィ(愛希れいか)大人だから一人で [続きを読む]
  • まだまだ深化する月組「エリザベート」
  • 3回目の月組エリザベートの観劇の感想です。新人公演を経てその上に役替わりもありました。組全体の熟度がさらに高まったようです。ルドルフ(暁 千星)のハプスブルグ家の存続のためにハンガリーの独立を望む思いの強さはそのままに、ヨーゼフ(美弥るりか)のことも思ってのものと感じられる柔らかさが混じっているようでした。風間柚乃のシュテファンは存在が目立つようになっていました。革命家ではリーダー、エルマー(蓮つ [続きを読む]
  • 深化する月組「エリザベート」
  • 今回で2回目となる月組「エリザベート」の観劇でした。 初回は「エリザベート」という作品の世界観と珠城りょうをはじめとする月組の個性とがコツコツと当たる部分があるように感じましたが、これらが混じり合ってきてまろやかな雰囲気になってきた印象です。 珠城りょうのトートはシシィー(愛希れいか)に対してストレートに愛を抱きながら辛抱強く待っています。最初に会った時に”私を返して”とシシィー(愛希れい [続きを読む]
  • エリザベートとルキーニの出色のパフォーマンス
  • 次の公演があれば絶対に見たいと思っていた「エリザベート」が、宙組から2年、今度は月組の公演を見ることができました。待ちに待った公演のチケットを無事に確保でき観ることができました。超大作の作品の力に負けず期待に十分に応えてくれました。 全体的には、惚れ込むきっかけになった不気味感満載の宙組公演と比べて、全体にくせがなくストレートで切れのある芝居で、エリザベート(愛希れいか)がとても強い人物として表現さ [続きを読む]
  • 異聞の使い方が絶妙な『MESSIAH −異聞・天草四郎−』
  • 松倉勝之(鳳月 杏)の悪さはどれほど滲み出してくるのだろうと思うほどでした。舞台上での首の角度、視線の方向に悪さがにじみ出ています。鳳月 杏がいろいろなインタビューで答えているとおり、島原の乱の史実として松倉は鎮圧後に切腹させらています。10万石の石高の報告も史実のとおりです。広く知られている史実をもとに皆が悪いと認める役柄を悪く見せることが、芝居に厚みを加えています。一方で、松平信綱(水美舞斗)は、幕 [続きを読む]
  • 泣かせるメサイヤにたくさんの花々たち
  • ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』はこんなにも泣かせるお芝居だったのかと思う3回目の観劇でした。これまで以上に客席のあちらこちらから鼻をすする音が聞こえてきました。 リノ、山田右衛門作(柚香 光)が将軍、徳川家綱(聖乃あすか)に天草の乱の記録を残すように命ぜられる場面、あれほど四郎(明日海りお)と対立していたリノが震える声で将軍の命に応えることを伝え、幕府の威信を保つこ [続きを読む]
  • 花組は輝きが増してました
  • 3週間ぶりに観た花組公演は、すでに完成度が高かった内容の熟度が増して、『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』の登場人物それぞれの個性が浮き立ち人物の繋がりがより明確になっていました。ショー・スペクタキュラー『BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−』は野口先生の作品らしい構成に安心し場面ごとに迫力というか個性が強くなって、より魅せられる内容に感じました。 『MESSIAH(メサイア) − [続きを読む]
  • 夏も完成度の高い『WEST SIDE STORY』
  • この夏の大阪公演では冬の東京とは配役が変わって、あの時のような評判どおりの公演を観られるのか心配でしたが、杞憂に終わりました。トニー(真風涼帆)を愛おしく思うマリーア(星風まどか)のあふれんばかり気持ちが後半に向ってどんどん高まり、マリーアの好演がなければラストを迎え感情が高ぶることはありませんでした。アニータ(桜木みなと)のダンスは、居場所を確保しようとするあふれる情熱とその背後にある差別される [続きを読む]
  • 花組の成長と新たな魅力
  • 大作を見事に演じた花組が、今回はどんな公演を観せてくれるか楽しみにしていました。だから、初日の公演を観た方のブログも読まず大劇場へ向かいました。 ミュージカル『MESSIAH(メサイア) −異聞・天草四郎−』の明日海りおは主役として余裕たっぷりにメリハリの効いた演技と歌でラストまで作品を引っ張っていました。柚香 光の安定の演技に成長を感じられた歌、芝居をしっかり支える瀬戸かずやに悪役としての鳳月 杏の存在感 [続きを読む]
  • 猫のようなネコ
  • ショー『Gato Bonito!!』での望海風斗はパワフルでよく通る歌声と重量感のあるダンスで存在感抜群の猫の親分でしょう。親分と同じように力強い歌声で寄り添いついていく真彩希帆がともにショーをリードします。猫のダンスだけの場面を魅力的にまとめる朝美 絢もいます。舞台では皆が猫になりますが、やさしい歌声としなやかなダンスの彩風咲奈は、猫のようにショーに潜り込んで人の目をひいて、トップコンビの作り出す強い流れのシ [続きを読む]