岡本光宏 さん プロフィール

  •  
岡本光宏さん: 笑顔が好き。
ハンドル名岡本光宏 さん
ブログタイトル笑顔が好き。
ブログURLhttp://pediatrics.bz/
サイト紹介文小児科専門医がアドバイスします。子どもが病気になった時でも、親が安心して向き合えることを目指します。
自由文私は小児科医として働き、たくさんの子どもを診察するとともに、たくさんのお父さん・お母さんの不安や悩みに触れてきました。「お父さん・お母さんが安心して子どもの病気に向き合える」ように、できるだけ丁寧なアドバイスを心がけてきました。その経験から得た知識をサイトで発信していきます。みなさんの不安を少しでも和らげることができれば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供71回 / 365日(平均1.4回/週) - 参加 2017/01/19 23:26

岡本光宏 さんのブログ記事

  • 花粉-食物アレルギー症候群PFASは口腔アレルギー症候群OASの一部ですか?
  • 卵アレルギーを「玉子アレルギー」と書かれると、なんだかぞわぞわします。卵と玉子の違いって何なんでしょう。こういう疑問は他にもあります。コンソメとブイヨン。いくらと筋子。サイダーとソーダ。そうめんと冷や麦。違うはずなんですが、違いをうまく説明できません。なすとなすびは同じですが、あじとしまあじは違います。こうして、思考はぐるぐるし始めました。口腔アレルギー症候群(OAS)と花粉-食物アレルギー症候群(PFAS) [続きを読む]
  • 肥満外来の「医師自身がダイエット」し、5か月で8.1kg減量。
  • 「優れた指導者となるためには、優れたプレイヤーである必要がありますか?」天才的プレイヤーが天才的指導者になることは、もちろんあるでしょう。いっぽうで、プレイヤーとしては天才的であっても、指導者としては今一つというケースあります。逆にプレイヤーとしては目立たなくても、指導者としては優秀だった人もいます。実践することと指導することは、必ずしもイコールではないのでしょう。ですが私は、やはり指導者には指導 [続きを読む]
  • 肥満は「18歳までに改善」しないと2型糖尿病リスクが4.14倍。
  • 肥満症は2型糖尿病や動脈硬化、肝硬変のリスクになります。そのため、兵庫県立柏原病院小児科は、子どもの肥満症治療にも精力的に取り組んでいます。肥満症の子どもに対して教育入院を実施しています。子どもの肥満症を改善させることも小児科医の務めです。肥満外来をしながら、私は以前から疑問に思っていることがありました。子どもの肥満を改善させることによって、将来の2型糖尿病などのリスクを本当に減らせているのでしょう [続きを読む]
  • 熱中症の治療。「氷水に浸かるのが良い!」に対する疑問。
  • 熱中症はその重症度で3つに分類されます。熱中症の分類については、こちらの記事で書きました。「熱射病」と最近言わない理由。熱中症の分類再考。2018.07.21当然のことですが、重症度が高いほど、予後は悪くなります。熱中症III度は内科的緊急事態であり、ネルソン小児科学によると熱中症III度のうち意識障害・40度以上の発熱・発汗の停止を認めるようなケースでは死亡率が50%に達するとされます。熱中症になってしまったら速やか [続きを読む]
  • 「熱射病」と最近言わない理由。熱中症の分類再考。
  • ニュースで「重症の熱中症、いわゆる熱射病に……」という報道をいくつか見かけました。マスコミを中心に、熱射病というフレーズはまだ生きています。ただ、私がいる小児科では「熱射病」という言葉は使いません。代わりに「熱中症III度」という言葉を使います。熱射病という言葉の意味は知っていますが、私はあえてこの言葉を使わないようにしています。今回は、「熱射病」という言葉をどうして使わないかについて書きます。熱中 [続きを読む]
  • 熱中症を予防するには?ガイドラインとネルソン小児科学まとめ。
  • 熱中症は、米国の高校生選手の死亡原因として第3番目に多くみられるものである。ネルソン小児科学第19版 p2800-2802厚生労働省の統計によると、日本では毎年500-1000人の熱中症による死亡が確認されています。その多くは高齢者ですが、15歳以下の小児でも死亡例はあり、2018年7月17日の6歳児のケースで再認識させられました。熱中症は予防が最も重要であることは論を待たないが、早期認識、早期治療で重症化を防げれば、死に至るこ [続きを読む]
  • 溶連菌の保菌とは何ですか?治療すべきですか?
  • 「溶連菌感染症の診断治療で苦慮しておりましたところ岡本先生の記事を拝見いたしまして、失礼ではありますがメッセージを送らせていただきました」ある小児科の先生から、丁寧なメールを頂きました。それは溶連菌の保菌に対する悩みについてでした。熱がなく咳がある患者さんが溶連菌検査を希望され、検査に意義がないことを説明し帰ってもらったものの、後日別の病院で溶連菌検査を受けられ、結果が陽性だったことでトラブルにな [続きを読む]
  • 小児腎盂腎炎の抗生剤投与経路と期間。いつから飲み薬にしますか?
  • シンプルなカゼに抗生剤は必要ありません。しかし、抗生剤が必要となる病気はあります。腎盂腎炎は細菌性肺炎に次いで、抗生剤が必要となる子どもの病気です。細菌性肺炎に対する抗生剤の投与経路や期間については日本でもガイドラインがあります。いっぽう、腎盂腎炎についてはどのようなガイドラインがあるのでしょうか。今回は、腎盂腎炎のガイドラインについて書きます。日本の腎盂腎炎ガイドラインJAID/JSC感染症治療ガイドラ [続きを読む]
  • ピーナッツアレルギーについての豆知識。
  • 突然ですが、節分の豆まきで何をまきますか?「いや、豆でしょ」という心無いツッコミもありそうですが、東北や北海道では落花生、すなわちピーナッツをまいています。宮崎や鹿児島もピーナッツをまいているという情報があります。私は関西なので、大豆をまいています。関東でも大豆だそうです。ピーナッツも大豆も同じマメ目マメ科に属しています。だから節分でどちらをまこうが、同じマメまきです。ですが、アレルギーの世界では [続きを読む]
  • 「子どもの聴診が上手くできません!」と研修医に言われたら。
  • 兵庫県立柏原病院は、教育を大切にしている病院です。そのおかげで、とてもたくさんの研修医が柏原病院に集まっています。小児科にも研修医が勉強にきています。今日も研修医の先生に子どもの診察をさせてみましたが、子どもが途中で泣き出してしまいました。研修医の先生は、泣いている子どもに聴診器を当てながら「上手く聴診できません!」と助けを求めてきます。小児科研修あるあるです。今回は、どうすれば子どもを上手に聴診 [続きを読む]
  • 子どもの意識レベル。小児科で使える乳幼児用JCSについて。
  • 「意識レベルは!?」「……ゼロです」救命病棟24時 第6話「狙われた救命センター」2009年のドラマです。ちなみに上記のシーンは、医者が死んだふりをしていたというシーンでした。Japan Coma Scale(通称JCS)で、意識レベル0というのは「しっかり覚醒している」という意味です。今回は、小児科でも使える乳幼児用JCSについてお話します。小児科で意識レベルが重要な場面小児科医が子どもを見るとき、第一印象として意識、呼吸、皮 [続きを読む]
  • 聴診器で気管支炎・肺炎・喘息発作・細気管支炎を区別できますか?
  • 2018年6月2日-3日、PALSのインストラクターに行ってきました。PALSというのは、子どもが危険な状態になっていることを速やかに認識し、素早く安定化させる技術のことです。子どもが呼吸の問題でピンチになっているとき、聴診器は非常に役立ちます。呼吸の音を聴くことで、呼吸がしんどい理由をある程度推測することができます。ですが、聴診器で気管支炎なのか、肺炎なのか、気管支喘息発作なのか、細気管支炎なのかを明確に区別す [続きを読む]
  • 小児のCRPのカットオフ値に関する論文3つ。
  • CRPの価値は医師や施設によって様々です。私は神戸大学の研修医だったころ、岩田健太郎先生に「CRPはしょせん16点(160円)の検査。ペットボトルジュース1本分の価値しかない」と教わりました。私が研修した総合診療科(現在は総合内科)では、CRPを測定することはありませんでした。それは、CRPは測定するほどの価値がないという意味で理解しました。いっぽうで現在の私は、採血するときは必ずといっていいほどCRPを測定しています(貧 [続きを読む]
  • タミフル10代解禁。使用制限中に私が困っていたこと2点。
  • 私が医者になる前から、タミフルは10代に原則禁止となっていました。それが、2018年から10代にもタミフルを処方できるようになる予定とのことです。タミフルの使用制限で、私は2点困っていたことがありました。今回の使用再開によって、この困っていたこと2点が緩和されると思います。今回は、タミフル10代への使用再開に対する私の想いを書きます。タミフル10代への使用が禁止になった経緯と対応日本でタミフルが10代に使用禁止に [続きを読む]
  • PFAPA症候群と他の遺伝性自己炎症症候群を鑑別するスコア。
  • PFAPAという症候群を知っていますか?「周期性発熱・アフタ性口内炎・咽頭炎・頚部リンパ節炎症候群」の頭文字をとって、PFAPA症候群と呼ばれます。「PFAPAなんて聞いたことないです!」というお父さん・お母さんは多いと思いますが、小児科医からすればPFAPAはときどき経験し、稀ではない病気です。PFAPAは3-8週間おきに、3-6日程度の高熱が出ます。そのとき、口内炎や扁桃炎、頚部リンパ節炎などを伴います。最初は「よく風邪を [続きを読む]
  • 急性巣状細菌性腎炎(AFBN)に関する最新の論文2つ。
  • 尿路感染症。小児科では肺炎の次に注意すべき細菌感染症です。発熱を伴う尿路感染症は、いくつかのタイプがあります。腎盂腎炎急性巣状細菌性腎炎(AFBN)腎膿瘍膿腎症腎盂腎炎については、こちらの記事で書きました。小児腎盂腎炎の抗生剤投与経路と期間。いつから飲み薬にしますか?2018.07.02今回は、急性巣状細菌性腎炎(AFBN)に関する論文を2つ読んだので、その内容をまとめます。小児のAFBN25例の検討Acute focal bacterial nep [続きを読む]
  • 新生児蘇生法講習会の臨場感をアップ。心臓の音が聞こえる人形。
  • シミュレーション教育にはリアリティが必要です。これについては、以前こんな記事を書きました。NCPR。頭では分かっていても手が動かない問題。2017.11.21上記の記事では、受講生がある程度慣れてきたら、リアリティの高いシミュレーションを行ったほうが、現場で実践できる知識・技術を習得しやすいのではないかと書きました。今回は、新生児蘇生講習会で臨場感を高めるデバイスを体験しましたので、その感想を書きます。心音が聞 [続きを読む]
  • 小児抗菌薬適正使用支援加算に思う不公平感。
  • 最初に断っておきますが、小児抗菌薬適正使用支援加算の導入はとても良いことだと私は感じています。ただ、私の診療に小児抗菌薬適正使用支援加算が適応されなかったことも事実です。今回は、小児抗菌薬適正使用支援加算に対しての雑感を書きます。小児抗菌薬適正使用支援加算とは?2018年4月に診療報酬が改正されました。小児科にとってトピックとなる改定は「小児抗菌薬適正使用支援加算」でしょう。この新しい制度により、「カ [続きを読む]
  • 脈拍確認せず心臓マッサージなんてアリエナイ!に対するエビデンス。
  • 心停止した人に対し、脈拍の確認は必須ではないことを以前書きました。すると、このようなご意見を頂きました。医師・看護師がCPA確認において『脈拍確認を行わなくてもいい』というように読めますが、 そのように指導教育している病院・ 専門学校があれば教えていただきたい。すくなくとも私は3桁以上の病院の医師や看護師と交流がありますが、 CPA確認時の脈拍確認の省略は全員がありえないと言ってます。3桁というのは、100人以 [続きを読む]
  • 子育て世代のお父さん・お母さんのために勧める小児科の本。
  • このブログを始める前から考えていたことがあって、コツコツ書き溜めていました。2年ほど書き続けて、ようやく形になったので、kindle本で公開します。お父さん・お母さんのための小児科パール60という本です。今回は、この本を書いた経緯を書きます。小児科医ってなんだろう?ずーっと小児科医をやっていると、小児科医であることが当たり前になっていました。でも、総合診療医の先生とお話したり、救急の先生とお話したりする機 [続きを読む]