岡本光宏 さん プロフィール

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岡本光宏さん: 笑顔が好き。
ハンドル名岡本光宏 さん
ブログタイトル笑顔が好き。
ブログURLhttp://pediatrics.bz/
サイト紹介文小児科専門医がアドバイスします。子どもが病気になった時でも、親が安心して向き合えることを目指します。
自由文私は小児科医として働き、たくさんの子どもを診察するとともに、たくさんのお父さん・お母さんの不安や悩みに触れてきました。「お父さん・お母さんが安心して子どもの病気に向き合える」ように、できるだけ丁寧なアドバイスを心がけてきました。その経験から得た知識をサイトで発信していきます。みなさんの不安を少しでも和らげることができれば幸いです。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供133回 / 268日(平均3.5回/週) - 参加 2017/01/19 23:26

岡本光宏 さんのブログ記事

  • 産科医療補償制度に一小児科医として思うこと。
  • 産科医療補償制度を知っていますか?分娩に関連して発症した重度の脳性まひのお子さんとご家族の経済的負担を補償する制度です。2017年7月時点で、分娩機関数3259のうち、産科医療補償制度に加入している機関は3256になります。したがって、日本で生まれるほぼ全ての赤ちゃんは産科医療補償制度を受ける権利があるといえます。今回は産科医療補償制度に対して私が感じていることを書きます。産科医療補償制度の運営状況2009年、私 [続きを読む]
  • 小児救急を学ぶために必要な費用。
  • 小児救急。多くの場合、それは前触れなく突然始まります。「子どもが突然倒れて、息をしていない。脈も触れない」そのような救急要請を受けたとき、小児科医は己の知識と技量で立ち向かわなければなりません。呼吸も心拍も停止した子どもを救う知識を小児科医はどのように手に入れるでしょうか。一つは経験です。大きな小児救急病院であれば、このようなケースをたびたび目撃するでしょう。先輩医師の動きを見て、またはそれを手伝 [続きを読む]
  • 憤怒けいれんとタイムアウトというしつけ。
  • 「タイムアウト」というと、どういう状況を想起しますか?私はバレーボールをしていたので、タイムアウトといえば「テクニカル・タイムアウト」を想起します。8点と16点を先取した場合、自動的に30秒間、試合が一時中断されます。その間に、作戦を練ったり、水分を補給したりすることができます。これとは別に、監督が請求することで各セット2回まで「タイムアウト」し、試合を一時中断させることができます。医療の場でのタイムア [続きを読む]
  • 子どもの鼠径ヘルニアの手術時期。
  • 第108回の国家試験からの問題です。2か月の男児。右下腹部の膨らみを主訴に母親に連れられて来院した。全身状態は良好であり、機嫌もよい。膨らみを触れても痛がる様子はない。強く押すと消失するが離すとまた膨らむ。母親への説明として適切なのはどれか。a「緊急手術が必要です」b「膨れた時には浣腸してください」c「いつもより哺乳量を減らしてください」d「時々押して平らになることを確認してください」e「できるだけ泣 [続きを読む]
  • 小児科医視点の「ブラックジャックによろしく」
  • 「ブラックジャックによろしく」という漫画を知っていますか?2002年から2006年にかけて連載していた漫画ですので、もう10年以上前です。私が読んだのも大学生のときでした。当時は医者ではなかったので、「医者って大変なんだなあ」という感想でしたが、医者になった今あらためて読んでみると、違った感想を持ちました。今回はブラックジャックによろしくの小児科編で、私が個人的に好きなエピソードを次の3つに分類してみます。 [続きを読む]
  • 授乳中や妊娠中に使える薬のアドバイス。
  • 小児科医は子どもを毎日診ています。子どもは多くの場合お母さんと一緒に病院にきます。お母さんは授乳中であることもあれば、次のお子さんを妊娠していることもあります。そのため、小児科医はお母さんに「授乳中(または妊娠中)に、この薬を飲んでも大丈夫ですか?」と相談されることはよくあります。今回は、授乳中や妊娠中の薬について相談された場合、私がどう対応しているのかを書きます。授乳中の薬まずは、授乳中のお母さん [続きを読む]
  • 妊娠中にアレルギー性鼻炎は悪化しますか?
  • 「妊娠中に鼻炎は悪化しますか?」とても気軽なクリニカルクエスチョンだと思ったんです。調べればすぐに答えが出ると。しかし、調べれば調べるほど、混迷が深まりました。実はとても難しいテーマなのかもしれません。今回は妊娠中のアレルギー性鼻炎について考えてみます。妊婦の鼻炎と小児科医小児科医はお母さんと接する機会が多い職業です。そのお母さんが妊娠中であったり、授乳中であったりすることはよくあります。妊娠中ま [続きを読む]
  • 病診連携。近隣の診療所に挨拶に行きました。
  • 病診連携という言葉を知っていますか?「病」は病院、「診」は診療所を指します。つまり、病院と診療所とがうまく連携していきましょう、という意味です。つい先日、柏原病院の近くで開業している小児科や産婦人科にご挨拶に行きました。病診連携をこれからも続けていきましょうという挨拶です。そのときの経験もふまえ、今回は病診連携について具体的に書いてみます。病院と診療所病院も診療所も、医師が診療を行う場所であるという [続きを読む]
  • シナジスを正しく筋肉注射できますか?
  • 明日から9月ですね。兵庫県では、9月からRSウイルス流行期に入るとされています。RSウイルスの重症化を抑えることが期待されている薬として、シナジスがあります。早産(在胎35周6日以下)や心疾患などRSウイルス感染による重症化リスクを持っているベビーのところには、病院からシナジス注射を案内されていると思います。シナジスは筋肉注射をする薬です。今回は正しい筋肉注射について考えてみます。正しい筋肉注射(メーカー編)「 [続きを読む]
  • 食物経口負荷試験による死亡事故で感じたこと。
  • アメリカ、アラバマ小児病院で、3歳の男の子が食物経口負荷試験中にアナフィラキシーショックで亡くなられました。このショッキングな事件を受けて、食物経口負荷試験について考えてみます。死亡事故の概要経口負荷試験中の死亡事故に関するニュースはこちらで読めます。「baked milk(十分に加熱した牛乳)での経口負荷試験中に、3歳の男の子が重篤な反応で死亡した」という見出しです。記事内容を訳してみます。アラバマ州の3歳の [続きを読む]
  • O157と溶血性尿毒症症候群を小児科医が考える。
  • 2017年8月、埼玉と群馬でポテトサラダを食べた人が病原性大腸菌O157に感染しています。今回は、O157と溶血性尿毒症症候群について書きます。医師国家試験におけるO157と溶血性尿毒症症候群2歳の女児。4日前から続く発熱、下痢および血便を主訴に来院した。前日から尿回数が減少しており、今朝から排尿を認めない。(中略)眼瞼と下腿前面とに浮腫を認める。顔面と前胸部とに出血斑を認める。(中略)第104回医師国家試験 7歳の男児。腹 [続きを読む]
  • BLSのガイドライン。AHAとJRCの違い4つ。
  • BLSとは、Basic Life Supportの略です。一次救命処置と呼ばれる、基本的な心肺蘇生法です。BLSはすべての医療従事者(医師・看護師・技師・救急救命士など問わず)が知っておくべきことです。そして、いつ誰が第一救助者になるかは分かりませんから、医療従事者でなくてもぜひBLSを知っておくべきことでしょう。BLSについて勉強しようとすると、ガイドラインが主に2つあることに気づきます。アメリカ版というべきAHA(アメリカ心臓協 [続きを読む]
  • 髄膜炎菌に対するワクチン(メナクトラ)と抗菌薬予防投与。
  • 2017年7月25日、寮生活中の大学生が髄膜炎菌感染症で死亡した報告されました。小児科医は、その多くが日々感染症と向き合っています。感染症をどう治療するかも大切ですが、感染症をどう予防するかも考えています。小児科医は予防接種に強く関心を持っており、他の内科医や外科医よりも予防接種について詳しいという自負があります。今回は髄膜炎菌について、予防という観点で考えてみます。アメリカと日本との髄膜炎菌感染症の頻 [続きを読む]
  • 小児肥満症診療ガイドライン2017。介入のタイミングと診断基準。
  • 体型は、とてもデリケートな問題です。特に思春期の子どもにとっては、あまり触れられたくないでしょう。それでも、高度の肥満は将来の心血管病や2型糖尿病に関連し、健康を脅かします。小児科医が子どもの健康を願うのであれば、子どもの肥満症にも注意を払わなければなりません。今回は、小児肥満症診療ガイドライン2017をもとに、肥満の子どもにどう介入するかを考えます。肥満に介入するタイミング小児科医が子どもの肥満に介 [続きを読む]
  • NCPRでよく聞かれる9つの質問。
  • 2017年8月14日追記。気管挿管後の胸骨圧迫について追記しました。新生児蘇生法講習会(NCPR)を実施していると、しばしば同じことを質問されます。NCPRは日本周産期・新生児医学会公認の講習会であり、私個人の経験や知識を伝える場ではありません。ですから質問に対する答えは次の2通りになります。「新生児蘇生法テキスト(またはJRC蘇生ガイドライン2015第4章)にはこのように書いてあります」「テキストには書かれていない内容です [続きを読む]
  • キプレスは小児の喘息性気管支炎に効きますか?
  • 子どもが風邪をひいたとき、キプレスやシングレア、オノンを処方されたことはありませんか?RSウイルスやヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス、パラインフルエンザウイルスなどにかかった子どもは、たとえ喘息でなくても「ぜーぜー」とした呼吸をすることがあります。(ちなみに後者2つは迅速検査キットがないので通常診断されません)こういうケースを「喘息性気管支炎」と呼ぶことがあります。咳はひどく、子どもはしんどそ [続きを読む]
  • 医療系ブログを6か月続けてみた結果。
  • 最大多数の最大幸福。個人の生活の目標は「幸福になること」である。社会とは個人の機械的総和であり、社会の幸福とは個人の最大多数が幸福になることである。J.ベンサム『道徳および立法の諸原理序説(1789)』ブログの価値とは、その「質」で決まることは言うまでもありませんが、質と言うのはなかなか評価が難しいです。その点、閲覧数という「量」は評価しやすいです。3か月ぶりに、よく読まれた記事を見返してみます。ブログ開 [続きを読む]
  • Viewアレルギー39を上手く使いこなす方法。
  • 日経メディカルのアレルギーセミナーオンライン研修会2017で、「アレルゲン特定の重要性と診断プロセス」という面白い演題が放送されました。前半はViewアレルギー39の使い方について、後半は花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)についてでした。どちらもとても勉強になりました。今回は、講演を受けて感じた「Viewアレルギー39を上手く使いこなす方法」について書きます。Viewアレルギー39とは?Viewアレルギー39とは、アレルギー検 [続きを読む]
  • 子供が蜂に刺されたら。症状・治療・エピペンについて。
  • 自然豊かな病院。野生のシカ、イノシシが病院の敷地内にも出没します。それが兵庫県立柏原病院です。そんな地域だからでしょうか。ハチに刺された。ヘビに噛まれた。マダニに噛まれた。アブに噛まれた。こういう自然派の事故にはたびたび遭遇します。いっぽうで、丹波市は海からは遠く、近くには港も飛行場もないので、クラゲやヒアリ、セアカゴケグモ、サソリについては聞きません。動物関連の事故はいろいろありますが、おそらく [続きを読む]
  • 虫刺され。ヒアリ、マダニ、アブを小児科医が考える。
  • 画像は環境省自然環境局の「ストップ・ザ・ヒアリ」からです。ヒアリに刺された場合の留意事項について、日本アレルギー学会にも厚生労働省から周知依頼が来ています。「ヒアリでどうしてアレルギー学会が?」と思ったのですが、どうやらヒアリの毒でアナフィラキシー反応が引き起こされることがあるのです。アナフィラキシーについては、アレルギー領域を専門とする医師にとって熟知しておかなければなりません。アレルギー専門医 [続きを読む]
  • IgA血管炎の3つのゴールとステロイド治療。
  • 2017年8月7日追記。IgA血管炎に対するステロイド治療量や期間について追記しました。写真は第105回の医師国家試験からです。この盛り上がったような紫斑は、典型的なIgA血管炎ですね。IgA血管炎については以前書きました。強い腹痛に対してはステロイド投与が推奨されています。IgA血管炎とは?ガイドラインに基づく診断基準・原因・治療。2017.06.14IgA血管炎に対してステロイドを投与すると、多くの患者さんの腹痛は改善されます [続きを読む]
  • 新生児蘇生法講習会を開催するまでの8ステップ。
  • 2017年7月1日に、兵庫県立柏原病院で「第1回新生児蘇生法講習会」を開催しました。開催に至るまでのステップを記録として残します。今後NCPRを開催しようとしている地域で役に立つかもしれません。開催の意志を表明する2017年4月5日、県立柏原病院に赴任して5日目です。この日の小児科カンファレンスで、私は「この病院で新生児蘇生法の講習会を開きたい」と申し出ました。小児科部長の先生に承認を得て、「3か月以内に講習会を開 [続きを読む]