せん さん プロフィール

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せんさん: あの犬この猫そこの馬
ハンドル名せん さん
ブログタイトルあの犬この猫そこの馬
ブログURLhttp://sen10944.hatenablog.com/
サイト紹介文自然観察と連想の日誌。犬、猫、馬はもちろん、動物や植物など。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供25回 / 156日(平均1.1回/週) - 参加 2017/02/09 16:48

せん さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 森に飲み込まれた神社は幻をみせる
  • 神社の魅力はなんだろう。昔住んでいた家の近くの山奥に、小さな神社があった。朽ちかけた鳥居が何個も連なって、斜面に張りでた木の根っこを階段代わりに登っていくような、人間よりも獣の気配が色濃い神社。杉で囲まれたその場所は、真夏でもひんやり涼しくて、いつも少し湿気があった。一年に一度、春先に20人くらいでとりおこなう祭りがあるだけで、それ以外は誰も訪れない、閑散とした神社だった。母がいつも言っていたのを [続きを読む]
  • コケが生み出す架空の箱庭 -チビ森-
  • 小学生の頃、友達と「チビ森」と呼んで大事にしていた校舎裏のコケがあった。コケの生えた地面は、まるで森が凝縮されたミニチュアがそこにあるようで、眺めているだけでワクワクした。人差し指の第一関節にも満たない背丈の木々が、所狭しと生い茂っているように見えた。そんなコケたちに友達と「チビ森」という名前をつければ、なんだか自分が巨人になってその森を守る使命を与えられているようで、胸が高鳴った。そこに住んで [続きを読む]
  • 音楽と鳥肌と多様性の話
  • 音楽を聴いて鳥肌を立つという現象は誰しもが経験できるものでもないらしい、と小耳にはさんだ。音楽を聴いて鳥肌が立つのは特殊な脳の構造を持つ人だけが経験できるという研究結果 - FNMNL (フェノメナル)私自身、音楽で鳥肌が立った経験は一度もない。肌が文字通りプツプツとなるのは、寒いときかゾッとする状況に出くわしたときだけだ。だから、この話を知って安心した。誰かが「この曲は鳥肌モノだよ」と言っていた音楽を [続きを読む]
  • 木漏れ日と日食。地面に浮かぶ三日月。
  • 昨年の夏、北米で皆既日食があった。その時ちょうどカナダに居合わせていた私は、日食の一週間前にちょうど自分の滞在先が太陽が欠けてみえる該当地域だと知る。ぜひとも観察しようと、太陽を見る時専用の保護メガネを買おうとしたのだが、どこの店も売り切れだった。カナダの人たちは私以上に日食観察にワクワクしていたらしい。Amazon でも売り切れ又は入荷待ち1ヶ月、オークションで保護メガネが元の何倍もの値段で売られて [続きを読む]
  • ハチワレ猫はあくびをするばかり
  • 先代の猫を亡くしてから数ヶ月後。私が生まれる前から猫と暮らしてきたこの家は、ぽっかりと空いた穴に耐えられず、動物の里親協会から1匹の仔猫を新たに迎え入れた。家に連れてきたとき生後半年ほどだったハチワレの仔猫は、親猫とはぐれた野良だったようだ。小さくて痩せていて、その分シッポがすらっと長くみえるその猫は、先代のアメリカンショートヘアとは対照的な体型だった。一言で表してしまえば「美人」二言で表現す [続きを読む]
  • 妄想が魅せるストップモーション
  • 精神安定剤としてYouTubeに投稿されている変な動画は、時として非常に役立つものである。中でもストップモーション系の動画は変わったものが多く、一度見始めると泥沼にはまったようにしばらく関連動画を漁ることになる。ストップモーションの魅力は、何よりも現実の物体がありえない動きで独特の世界を見せてくれることにあると思う。コマ送りで眺める光景は、なんだかとても非日常的で、そしてなぜか幼少期を思い出すのだ。動 [続きを読む]
  • 父の料理で明日をつなぐ
  • 今週のお題「おとうさん」この前なんとなく時間ができて立ち寄った本屋で、『Hungry Student Book』という料理本を見かけた。文字通り、学生がいかに短時間かつ低コストかつボリュームたっぷりの料理を日々作っていくか、というレシピ本で、何を作るか決めて臨むレシピというよりも、よくある食材でどう美味しく楽しくか、に焦点を当てていた。「冷蔵庫と相談する」小さい頃、今日の夕飯は何?と尋ねると、父は決まってこう返 [続きを読む]
  • 老猫と仔犬は日向ぼっこで軒の下
  • 先代の猫は、一人っ子の私にとって、生まれた頃からずっと一緒にいた幼馴染のような、兄弟のような存在だった。私が生まれる1年くらい前、両親はアメリカンショートヘアの仔猫を2匹引き取った。兄妹の2匹は、里親待ちの最後の猫だったという。仔猫時代の彼らはよく覚えていないけれど、その頃からとても人懐っこかったと聞いている。乳幼児だった私がテーブルから食べものを落とすのをいつも足元で待っていたらしい。夕飯の準 [続きを読む]
  • 河の童が逃げた先
  • 遠野物語に『姥子淵の河童』という話がある。村の人が馬に水を飲ませようと姥子淵という河原に連れてきたところ、そこに潜んでいたカッパがいたずらしようと馬をつかんだが、思いのほか馬の力が強かったため逆に引きずられてしまい、馬小屋まできてしまう。村人に見つかって必死に命乞いをしたところ、もう悪さをしないと言う約束で解放され、そのカッパは住む場所を変えてひっそりと暮らすことにした。こんなあらすじだった気 [続きを読む]
  • アザラシは甲板で待ちわびる
  • ほんの少し疲れた気がして、脱力気味のときは、そのダルっとした感じのまま(場所が許せば姿勢を崩したりして)なにかゆるく癒しを求めると、ちょっと活力が戻ってくる。ことがある。アザラシの"ゆるさ"は、そういうときの心によく染みわたる。彼らの性格は言うほど緩んでないだろうが、厚ぼったくて大きな目や流線形の体、ふわふわと浮いているような泳ぎ方が、可愛さを演出する。海に面した近所の観光地によく遊びにくるアザ [続きを読む]
  • 木の葉を隠すなら森の中。見てもらうのなら、入り口に。
  • 木の葉を隠すなら森の中に。個性を消すなら雑踏の中に。葉に宿った個性を見てもらうのなら、森の入り口に置くといいだろう。ハイキングコースと駐車場の境目あたりに一枚の葉っぱを見つけた。茶色の地面にポツンと、周りと妙に浮いた色合いで視界の端っこにちらついていたのが、笑顔にくりぬかれた葉っぱだった。二つの目と、ちょっと不敵な感じにつり上がって笑う口。ちょうど山歩きを終えて道から出てきたところだ。このまま帰 [続きを読む]
  • 地球ネコとつながる初夏の窓
  • 『地球ネコ』という歌がある。平沢進さん作詞作曲で、ひと昔前の2000年代に「おかあさんといっしょ」 で放送された曲だ。その曲と歌詞が生み出す独特すぎる世界観は、当時の私でも異質さを感じるほど、ある意味でトラウマチックな景色だった。自我が崩壊しそうな、とでも言えるだろうか。子供向けの歌のはずなのだ。それなのに、急に宇宙空間に放り出されたような、壮大すぎる何かに包み込まれているような、目に映る景色に圧倒 [続きを読む]
  • 犬曰く「さあ諸君、会議を始めよう」
  • 写真で一言。あまりやったことはないけれど、ストーリー性のある写真が撮れた時は、思わず考えてしまう。どんな場面がありえそうか、あれやこれや考えるのは楽しい。いろいろ言葉を当てはめてみたあとは、結局最初に直感で思いついたセリフに落ち着くのだ。もっと面白い言いようがある気がしてならないが、ここが私のセンスの限界だろう。どうやって想像力や発想力を鍛えればいいか、時々考えることがある。架空の物語を楽しむ [続きを読む]
  • 道端の猫、しゃがみ込む人、放られた買い物袋
  • このブログ内でほぼ初めての「人との繋がり」っぽい話。1週間前にも写真を載せた、道端で日向ぼっこする猫を昨日も見かけた。例の「猫なで連鎖」で登場した子だ。どうやら、その猫の定位置は決まっているみたいで、この前と同じように午後の陽気の中、気持ちよさそうに眠っていた。前回同様買い物帰りだった私は、前回同様買い物袋を横に置いて、迷わずその子を撫でにいく。前と違ったのは、トイレットペーパーの12ロールパッ [続きを読む]
  • どこか遠くから迷い込んだ犬は身の上話をしてくれない
  • 5、6年の間、一緒に過ごした犬がいる。家から車で30分ほどの高原で出会った、迷い犬だった。ハスキーの血が混ざったその子は、1週間たっても高原に残されたままで、近所のちょっとした噂になっていた。その時はちょうど真夏で、あたりに飛び回るハエを空中で器用に口で捕まえていては食べていた。寒さに凍える心配はなかったが、十分な食べ物がそこにあるとも思えなかった。その高原は、いわゆるちょっとした観光地になっていて [続きを読む]
  • 森のなか、鹿の骨から飛びだす連想話
  • 鹿の骨を見つけたと言って、知人がその場所へ連れて行ってくれた。今回はその話。今になって、角の生え際がないので、これはきっと雌鹿だったのだと気づいた。寿命だったのか、病気だったのか、誰かに狩られたのか。もしかしたら冬を越せなかったのかもしれない。専門家ではないから骨の状態で推測はできないし、霊媒師でもないからあの世と交信もできない。ましてや、時間を操る能力もないから当時の様子を見に行くこともできな [続きを読む]
  • 鍋、猫、鍋、鍋。
  • 写真をうまく撮れるようになりたい。それでもって一眼レフを装備して、いっちょまえに構図や光の具合を考えたりしながら、この一枚といえるものを撮ってみたい。でもまず、ちゃんとしたカメラは後回しにしよう。お金もかかるし、知識もない。まずは技術から極めるのがいい。そんなことを考えながらスマホでパシャパシャやるのだけど、最近なんだかこの作業が腑に落ちない。空っぽの景色に空っぽの心を入れているようで、虚しくな [続きを読む]
  • 双眼鏡越しの野うさぎ
  • 2年前は全く見かけなかったのに、この春になってから野うさぎの多さに圧倒されている。少し野に近い場所に踏み込めば、2、3羽がすぐ視界に入ってくる。聞くところによると、近年とくに増殖しているらしい。これまであまり関わったことがない分、ウサギへの特別な思い入れはなかったりするけど、子供の頃ウサギを模したキャラクターたちに色々お世話になった縁はある。本物のウサギはというと、ふれあった経験が少なすぎて、猫や [続きを読む]
  • 拾いもの標本、気の向くままに
  • 自分が気に入っているものを綺麗に並べるのは楽しい。あまり深く考えず、勘に頼って配置していていくと、意外に見栄えのするものが出来上がったりする。芸術のセンスと知識がないせいで、そう見えるだけかもしれないけれど。自分に先天的なセンスがないのは、だいぶ前に気がづいた。中学校で、部活で練習用のユニフォームを自由に選んでいいと言われたときの私はひどかった。青色のキャップに蛍光オレンジのTシャツ、緑のリスト [続きを読む]
  • 観察する仔フクロウ
  • もう一カ月くらい前の話だけれど。近所のちょっとした雑木林の散歩道脇にフクロウの巣穴があった。知人にその場所を教えてもらって以来、そこに行くたびに、木のうろから身を乗り出しているヒナと目が合う。Great Horned Owl (和名: アメリカワシミミズク) という種に生まれたその子は、私が初めて会ったときには生後3週間くらいだったらしい。すでに親とほぼ同じ大きさに育っていたけれど、その羽毛は白くてふわふわの毛布を [続きを読む]
  • 命名「猫なで連鎖」
  • 20℃に届かないくらいの初夏の午後、家に帰る途中の道端に、日向ぼっこしている黒猫がいた。かわいい。もう一ヶ月近く猫とふれあっていない。なんとか撫でさせてもらえないものかと、買い物袋を横に置いて、近づいていく。初めは、2mほど離れたところにしゃがむ。それから手が届くところにまでにじりよって、手を猫の鼻先まで持っていく。それから思う存分、喉元やら耳の後ろやらをさわらせてもらった。私の動きをずっと目で追っ [続きを読む]
  • ハチドリの迎える翌朝
  • ハチドリが枝の先にとまっていた。私が写真を撮る余裕があったくらい、同じ場所にとどまっているのを見るのは珍しい気がする。普段は「あっち!そっち!いや違うこっちだ!次!」とばかりに飛び回っているから、慌ててカメラを取り出したときにはもう遅い。目で追えるのはほんの数秒で、やっと見つけたと思ったら、1秒後には数十cm先にワープしているので、目が追いつかずこちらが景色酔いしそうな勢いである。虫を想起させる鳥 [続きを読む]
  • ナメクジが心を反射する
  • 一週間前、4匹の黄色いナメクジに出会った。あの風貌が私はどうしても苦手だ。新緑がつくる影の下、そして腐葉の広がる土の上。ナメクジのような湿度が命を左右する生き物にとっては、うってつけの住処だったのだろう。そこに文句はない。彼らは森の掃除屋とよばれるとおり、枯れ葉を食べて生態系の循環をうながす。きっと私がまだ知らないような繊細なバランスで、彼らの生はそこに組み込まれているのだと思う。同時に、私の反 [続きを読む]
  • 自然観察誌によせる空想と紫水晶
  • 「冷静に観察した論理的な外界」と「直感で受け取った内で渦巻く感情」が出会った先で生み出される物語には、大きな大きな価値があると思うのです。このことを端的に表した用語や考え方がきっとあるはずですが、今の私の知識では知っている言葉をつなぎ合わせることしかできません。二週間ほど前、街のショッピングモールに入っている本屋で、思わず手にとってしまうような本と出会いました。The Naturalist's Notebookという自 [続きを読む]
  • ユキ、雪の結晶、Snowberry.
  • 濃淡豊かで、でも茶色と暗い緑ばかりの視界の中、突然現れる白色の点々はすぐに目に入ってきます。近所の雑木林を散策中でしたが、その季節らしくない明るい色に、思わず足を止めました。つい先日、知り合いからiNaturalistというスマートフォン用のアプリを薦めてもらいました。オンライン上の植物図鑑のようなもので、写真を撮るとその場で照合してなんという植物なのか候補をあげてくれます。かなり精度が高いらしく、さっそ [続きを読む]
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