高麗橋タロ さん プロフィール

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高麗橋タロさん: 雲の通ひ路
ハンドル名高麗橋タロ さん
ブログタイトル雲の通ひ路
ブログURLhttp://koraibashi.blog.fc2.com/
サイト紹介文ゲイやボーイズラブファンのための創作ラブストーリー。
自由文ゲイやボーイズラブファンのための短編小説ブログサイト。いろいろなシチュエーションを妄想しながら、ラブストーリーを創作しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供22回 / 292日(平均0.5回/週) - 参加 2017/02/11 09:05

高麗橋タロ さんのブログ記事

  • 過去の記事 …
  • 第21話 果実
  • 上半身裸のショートパンツ姿の二人の男が、少し離れながらグラウンド横のプロムナードを寮に向かっていた。第6話 解禁 で、部室のベンチで思う存分セックスを楽しんでいた二人の男だ。セックスに疲れたのか、ふたりともぶっきらぼうに無言で歩いている。「おい、あれ見てみろよ」指差す方を見てみると、トイレの灯りが点いていた。今日は夏休み中最後の練習日で、寮生は彼らを除いて一人も残っていないはずだった。あと、トイレを [続きを読む]
  • 第20話 視線(2)
  • 前話 ― カチッ と音がしたので驚いて振り向くと、背後に並ぶ鏡が一つ開いて、その向こうにある用具室から一人の生徒がこちらを見ていた。「先生、大丈夫?」武道場と用具室を隔てる鏡はマジックミラーなので、用具室側からは武道場の様子を余さず知ることができる。この生徒はヒロキが自分に何をしたか、全て見ていたに違いない。慌てて生徒に向かってアグラをかいて座り直した。「先生、痛くないの? 先輩、酷いよね、先生にあ [続きを読む]
  • 第19話 情事
  • 姉が出産を控えて実家に戻っていたので、新居で一人暮らしをしている姉の主人へ、母と二人で作った料理を届けるように頼まれた。義兄がいる国立の新居は八王子の寮へ帰る途中だったし、今日は特に約束もなかったので引き受けて、料理の入ったトートバッグを肩に掛けて外に出た。少し歩いて錦糸町から電車に乗り、新宿で乗り換えて国立に降りた。南口から出て並木道をまっすぐ南へ進み、一橋を越して少し行った角を西へ曲がって少し [続きを読む]
  • 第18話 放課後(2)
  • 前話シンが待ってるんだっけ。 部活が終わるとマコトは汗も拭わずに練習着のまま学生ズボンを穿き、学生服とバッグを掴んでロッカールームを走り出た。薄墨色に暮れ始めた人気のない廊下を急ぎ、教室の扉を開けると、肩まで伸ばしたシンの栗色の髪がこちらを振り向いた。切れ長の瞳を伏せながら、「よお、部活どうだった。」と聞くので、「がんばったさ。」そう答えながら窓の間の柱に椅子を寄せて座って、「話ってなんだよ。」と [続きを読む]
  • 第17話 桟橋
  • 島のバス通りから海岸へ降りる小道は、二人の小さな入江へ通じる秘密の小道だった。まだ幼いときにこの小道を見つけたヤマトは、タケルにも教えて、二人だけの秘密にしようと約束したのだ。白い砂浜の沖には荒磯が波に洗われていた。彼らは放課後に二人でこの入江へ来ると、裸で沖の岩礁まで泳いではその技を磨いていたのだった。小道から入江に入ったところには古い漁具小屋があり、中には八畳ほどの小部屋が二つ並んでいた。入江 [続きを読む]
  • 第16話 中央線(2)
  • ― 前回 ― 電車が次の停車駅に近づくと男は、徐ろに立ち上がり、じっとケンジを見据えながらドアに向かったので、吸い寄せられるようにその後に従った。広い背中、盛り上がった肩の筋肉、逞しい腿、脛、盛り上がって割れ目のラインを露わに揺れる尻、男の全てがケンジを惹きつけていた。ドアが開き、人の群れに流されて二人は電車を降りた。男から漂う微かな芳香を追ってケンジはその後に従った。群衆の流れとは逆のホームの端に [続きを読む]
  • 第15話 ゲイビ出演 (2)
  • ― 前話 ―先輩の指が俺のケツの中で淫らしく蠢いている。手のひらでタマを刺激しながら、二本の指を絡ませながらケツの穴を愛撫し、じっと目を見るその眼差しに俺は勃っていた。欲しくなって先輩のポロシャツを脱がせると、猛々しい男の香りが広がった。逞しい腿に腰を降ろして分厚い胸のエッジに指を這わせ、黒々と淫艶に光る乳首を舌で愛撫した。低い唸り声で快感を楽しんでいることを知った。広い背に手を回し、きつく抱きしめ [続きを読む]
  • 第14話 自己愛
  • 俺は大学一年生、応援団所属。地方から東京の大学に入って、楽しみにしていた新宿二丁目へも早速行ってみた。ゲイの人がたくさんいて話も面白かったのだけど、期待していたのとは少し違った。大体俺は潔癖症気味だから、いくらモテても他人とセックスするなんてことは考えられないんだよね。あんな風にギラギラした目で睨みつけられてもご期待には添えられない。でもちょっとマッスル強調しすぎたかもって反省はしてる。もっこり& [続きを読む]
  • 第13話 ハーフ・ダラー
  • 戦前から、不忍池の辺りには春を鬻ぐ者が、女ばかりではなく、女装した男、あるいは男の姿のままの男など、多数の者が徘徊していたといいます。昭和24年初夏、東京の戦後復興はめざましく、木造バラックが皆無とは言わないまでも、ビルが建設され、道路舗装も成り、もはや敗戦の面影を失いつつあるのでした。2月には吉田内閣が発足し、「ドッジ・ライン」が勧告されて日本経済の自立と安定が図られ、3月には新宿に戦後初の都営団地 [続きを読む]
  • 第12話 コールボーイ
  • よく晴れた日の昼下がり、ケンは車をホテルのメインエントランスへ着けた。ドアーボーイにキーを渡して、教えられた客室に向かうためにエレベータを待った。ケンは高級クラブのコールボーイだ。信用の高い顧客による紹介がなければ彼を呼ぶことはできない。今日のクライアントは国内プロリーグの野球選手のT。数カ月に一度のペースでケンを指名する上客である。有名人にありがちな無理強いをしないし、ワガママも言わない、物静か [続きを読む]
  • 第11話 寝息
  • 今日も眠れない。シュンスケは布団の上でそう考えていた。高校三年の夏休み、三年生にとっては最後の合宿となる、野球部合宿の二日目の夜だった。野性的で精悍な顔つき、鍛えあげられた広い胸、引き締まった腹、筋肉で盛り上がった腿と脛、体毛は少なく、陰毛や脇毛はほとんど生えていないが、立派な雄の体格の持ち主だ。合宿施設の十畳程の広間に三年生ばかり八人、四人ずつが二列に、彼はその入り口に近い列の廊下側から二番目に [続きを読む]
  • 第10話 雄汁
  • 「なあ、してくれよ。」 リョウスケが、右腹を下に、畳に寝転んで雑誌を読んでいたナオトに絡みついてねだった。「しようか。」雑誌を捨ててリョウスケを抱き寄せ、唇を合わせて舌を絡ませた。互いに髪を愛撫しながら上になり、下になり、優しく、また激しく舌を求めて抱き合っていたが、やがて、立ち上がると、見つめ合いながらジャージを脱ぎ、下着も取って裸になった。二人は双子の兄弟だった。水球で鍛え上げた体躯はそっくり [続きを読む]
  • 第9話 視線
  • ボクシング部の練習を終えて、ヒロキは帰路に着こうとしていた。別方向のクラスメートに声を掛け、自転車で急ぐものには手を挙げて別れを告げた。校門を抜けようとしたその時、背中に鋭い視線を感じて何気なく確認した。少し考えたが立ち止まり、徐に踵を返し、元きた方向へ歩き出した。家路を急ぐ生徒で賑わう石畳のプロムナードを通り、階段を登ってピロティから玄関ホールへ入って渡り廊下から武道場へ入り、ドアを締めて無人の [続きを読む]
  • 第8話 初雪
  • 家へ帰って玄関を開けると、見慣れないブラウンのデッキシューズがあった。少しずれてハの字に脱げるこの癖はソウちゃんだろう。ソウちゃんは父の末弟で僕の叔父に当たる人だが、七歳違うだけで、一人っ子の僕とは兄弟のようにしてこの家で育った間柄だ。大学時代に始めたファッションモデルの仕事を続けながら、デザイナーとしての活動も開始し、ようやく軌道に乗ってきたとかで忙しくしているらしい。一昨年結婚し、今は湾岸地区 [続きを読む]
  • 第7話 混ざる
  • 明け方目を覚ますと目の前には、右手に剣型の独鈷杵を持ち、左手には縛縄のようなものを掴みながら、憤怒の形相でこちらを睨みつける者の鋭い目があった。アニキの背中のお不動様の彫り物だ。左の太腿にはセイタカとコンガラの二童子がお不動様を見上げて礼拝している。尻と右腿には荒波が立っている。驚いて目が覚めてしまった。もう昼前のようだ。昨日は縁日の最終日だったので店を畳んで親方のガレージへ売り物を仕舞い、車の後 [続きを読む]
  • 第6話 解禁
  • きっかけは悪ふざけだった。サークルの練習後、部室に散らばっているエロ本を見ながら並んでオナニーをしていたとき、「お前さあ、俺のコスってくれよ」「よし、後で俺にもな」人にやってもらうのは意外に快感だな、などと言いながら笑っていたのだが、そんな悪戯を重ねる内、いつしかエロ本は不必要になり、行為の内容もだんだんとエスカレートし、やがては互いに互いが性愛の対象となってしまったのだ。その行為はいつも人気のな [続きを読む]
  • 第5話 夕立
  • バイト仲間のヒロヤが、彼女を紹介したいから、ということで、三人で飲むことになった。俺はフリーターで22歳。ヒロヤは専門学校生19歳、彼女は同い年だと言った。同じシフトの日を選んでバイト先近くにある居酒屋に入り、ひとしきり飲み、よく喋った。夕立も上がったようだったので、そろそろ帰ろうか、ここは奢るよ、と言って支度をしようとすると、「先輩、今日部屋へ寄って下さいよ。見てほしいんです。俺たち、見られると燃え [続きを読む]
  • ご挨拶
  • 高麗橋タロです。ブログ「雲の通ひ路」へご訪問くださいましてありがとうございます。「雲の通ひ路」は以前レンタルサーバーにドメインを立てて運営していたのですが、無料のブログサービスに引っ越ししようと思いまして、しばらくあいだが空いてしまいましたが、FC2へ引っ越することができました。小説はまた一から考えて書けばいいか、と考えていましたので、以前書いたものは保存していなかったのですが、思い直しまして、第一 [続きを読む]
  • 第4話 萌芽
  • 駅前開発商業施設の新築現場。ジュンヤは建設会社の社員で、この現場の現場監督の一人だ。38歳独身。未婚ということもあってか、実年齢よりは若くみえる。今日の作業現場とは対角線上で真逆にあるこの休憩場に来たのにはわけがあった。最近来たとび職の少年、ふとした時に視線がぶつかる、あの少年に合図をして、それとわかるようにゆっくりとこの休憩場の方向へ歩いて見せたのだ。もしあの少年にその気があるのなら、そして合図に [続きを読む]
  • 第3話 ゲイビ出演
  • コンビニで買い物を済ませて、寮の自室へ帰っくると、人の気配がする。誰かが来ているのだろうか、おそらく先輩だろう。先輩は四期上で去年まで同じこの寮に住んでいたのだが、半年ほど前に結婚し、近くに一軒家を建てて引っ越ししたのだ。そしていまでも休日などにふらりと何かを持って遊びに来てくれる。部屋に入るとやはり先輩だった。ソファに座ってテレビを見ている。先輩、そう声をかけようとして俺は愕然とした。テレビの画 [続きを読む]
  • 第2話 中央線
  • 予定していた講義が終わって、今日はバイトもなかったので家へ帰ることにした。赤門を出て本郷通りを左へ進み、医大の間から外堀通りへ抜けて御茶ノ水駅から八王子行きの快速に乗った。平日の昼下がりということもあってか、乗客は少なかった。乗降口横のシートに座って窓外に流れるオフィスビルをぼんやり眺めていたが、ふと、鋭い視線に囚われていることに気づき、何気なく確かめてみた。左斜め向かいに若い男が座っていて、こち [続きを読む]
  • 第1話 放課後
  • 学校から帰ると、マコトは二階の自室へ駆け上がり、ベッドに横たわって壁に貼った少女アイドルのポスターに目をやった。昼下がりの光が差し込む窓から外の景色を眺めていたが、やがて右手を伸ばし、制服のズボンの上から股間を弄(まさぐ)り始めた。のどから浅い呼吸を絞り出し、少しずつ熱を帯びてくるそれを両手で包み込むように刺激した。しばらくそうしていたが、上半身を起こしてシャツを取り、床に投げ捨て、再びベッドに横 [続きを読む]
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