plumeria さん プロフィール

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plumeriaさん: Pas de Quatre
ハンドル名plumeria さん
ブログタイトルPas de Quatre
ブログURLhttp://pasd124.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説サイトになります。特に類と 総二郎が大好きですべてハッピーエンドなります。
自由文読むだけでもの足らず、とうとう自分で書いてしまいました。自己満足の表現不足とは思いますが、楽しんでいただけたらと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供961回 / 365日(平均18.4回/週) - 参加 2017/02/11 19:32

plumeria さんのブログ記事

  • 隣の部屋の彼 (31)
  • 花沢類は陽翔の失礼な発言を怒ることもなく午後からの講義を受けに戻っていった。私も「迎えに行くね」なんて言われて、今まで大声出してたのが一気にドキドキの方に変わっちゃって彼の後ろ姿を見ていた。そして国際経済学部のある校舎に入っていくのを見届けたら自分も教室に行こうとして向きを変えた。でも、そこにまだ陽翔が立っていて怖い顔は変わっていなかった。「牧野、お前は甘いんだよ!企業の事なんてまだ無縁かもしれな [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(77)
  • 次の日、つくしはハイテンションで本邸に向かっていた。いつもより顔色も艶もいい・・・フンフンと鼻歌まで出てるのはなんでだ?って思いながら隣を歩いていた。まだ少し痛いはずの足でさえ心なしか軽い・・・まさかと思うが昨日のことで?類とパーティーに行けるからってこんなに明るいのか?本邸に入って教えたとおりに家元、家元夫人に朝の挨拶をしてから元気よく今日のスケジュール通りに茶室に向かった。今日は俺が空いてる午前中に [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (30)
  • 寮に戻ったのは8時20分。一緒に帰るわけにもいかないって思ったけど、花沢類はそのジャケットを頭から被って走れって言って、2人同時に入り口に向かって走った。彼には被るものも何もなかったからずぶ濡れになって、エントランスに入ったら1度そこで身体や顔についた水滴を拭き払っていた。「はぁーっ・・・凄い雨になったね!花沢類、大丈夫?・・・ジャケットごめん、びしょびしょ・・・」「構わないよ、あんたの方が薄着だったし。 [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(76)
  • 応接室に入るとそこには花沢さんが家元夫人とお茶していた。今日はスーツ姿で一段と格好いい。私を見るとあの日のようにニコッと笑って軽く手を振られた。こういう仕草は総二郎にはないものだから、つい私も口元が緩む・・・自分でもニヤけてるのがわかっちゃう!よく見たら家元夫人もすごい笑顔。イケメンってのは見慣れた息子じゃ効果ないのね・・・こんなに頬を赤くした家元夫人は初めて見るわ。ちょっと驚いたけど、あの時の事もお礼 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (29)
  • 牧野を見送ったあと、パソコンの前にいた。検索をかけたのは朝日ヶ丘中学の卒業生に関する情報。だけど流石に今の世の中で名簿がネットで検索出来るわけがなかった。すぐに連絡したのはあきら。『どうした?俺、連休はグアムなんだけど』「・・・マジで?ま、いいや。あのさ、頼みがあるんだけど」『調べ物ならお断りだ。今忙しい』「どうせ何処かの女でしょ?いいから調べてよ。牧野が卒業した朝日ヶ丘中学の4年前の生徒の名簿、す [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(75)
  • 「京都のお爺さまには1ヶ月後、つくしちゃんをご紹介に行きますって連絡しておいたわ。特に何にも言われなかったけど、それも不気味よねぇ・・・」「1ヶ月ね。その頃には正座も出来るだろうしな。つくしに茶を点てさせるよな?」「総二郎さんのお茶を楽しみにしてるそうよ?どのぐらい上達したのか見せてもらおうって言われたわ。頑張りなさい」「・・・マジか!」京都に隠居してる爺さんは昔から俺の事を必要以上に可愛がってくれてる [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (28)
  • <side陽翔>牧野が隣だって知った瞬間すごく嬉しかったのに、その部屋から出てきた男があの花沢物産の後継者、花沢類だっただなんて。ネットで見た通りの風貌で、何の苦労もしてなさそうな男・・・花沢って名前を出せば全部が思い通りになると思ってるんだろう。何不自由のない暮らしをしておきながら気紛れでこんな寮なんかに住んでるに違いない、そう思った。花沢物産・・・俺の父さんの会社を潰した大元の企業。実質何の問題もなかっ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(74)
  • 「毎回このようにお見送りすることはないのですが、これからしばらくは”総二郎様が望まれている方”であると周りの人にお知らせする意味も込めてこのようにしましょうね」志乃さんに言われて西門さんが出掛けるときには見送ることになった。玄関で「行ってらっしゃーい!」だけではダメなのね・・・そういうところが普通の家とは違ってて堅苦しい。だけど、私が見送っているのを驚いて見ていた彼の顔が可笑しくて、そして何故か嬉しく [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (27)
  • ゴールデンウィークに入ってからもバイトの時間以外はとにかく試験勉強をしていた。わかんなくなったらメッセージを送ると窓から入ってくる家庭教師。この人も何処にも行かずに寮で過ごしてて、たまに夕方になったら何処かに行く。時々私をバイト先まで送ってくれるけど、その後の行き先については何も言わなかった。ただ、私が帰る午後9時ぐらいにはちゃんと電気がついてる。それを見てホッとしながら自分の部屋に帰っていた。こ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(73)
  • 事務所で手続きを済ませてから母屋のリビングに向かった。そこには怒ったようなお袋と呆れた親父が待っていて、牧野を降ろすとまずは俺に「節度がない」と説教が始まった。「全く・・・どうして総二郎さんは我慢ってものが出来ないの?いくらつくしちゃんと気持ちが通じたからってそこまで見せつけなくてもいいでしょう?皆が驚きます!ご自分の立場を考えなさい!」「・・・わかったけど、今までのお袋のしてきたことはどーなんだよ」「 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (26)
  • 牧野に1万円って言われたとき、何のことだかわかんなかった。 スーツって言われて思い出した・・・そう言えばバイトして返すって言われたっけ。でも、何故かあまり嬉しくなかった。 なんでだろう・・・自分でもよくはわからないけど。 プレゼントしたかったから?自分のお節介だったから? それとも彼女が一生懸命働いた金を俺が奪うような気がするから? でも、これは受け取らなきゃいけないんだって思った。それが牧野のプライドだろう [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(72)
  • 月曜の朝、西門さんの部屋で目が覚めたらすでに彼は起きてて着替えも済ませていた。あんなことがあった割には爆睡したんだ・・・我ながらすごい神経してるなって思ったけど、それよりもいい香りがして目を擦りながら彼の方を見たらミニキッチンで珈琲を煎れてくれていた。「おはよ・・・私、寝坊した?」「おはよう。いや、まだそこまでの時間じゃねぇよ。ダイニングまで行くのが大変だろうから朝食をここまで運ばせるから」「・・・いい香 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (25)
  • 音楽堂から走って自分の教室に向かっていたら、中庭を挟んで反対側の通路を円香と亜利沙が西門さんと歩いてるのを見かけた。3人とも文学部だから行き先が同じって事か・・・私みたいにならなきゃいいけどって思いながらまた足を進めた。そしたら今度は正面から他の女性と並んで歩いてる美作さんと出会った。でも一緒にいる人はどう見ても学生じゃない気がする・・・綺麗で若そうだけど30歳ぐらい?何処の誰だろうって思って立ち止まっ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(71)
  • 「そんじゃ行くか!ほら、掴まれ」「えっ?今から何処に行くの?もうこんな時間・・・」西門さんが私に両手を差し出すから、素直にそれに掴まってまた抱きかかえられたけど、これから行く所って何処?なんて不思議な顔したら私の部屋を出てすぐ隣の西門さんの部屋に連れて行かれた。えっ?!まさか?・・・まさかここで一緒に寝ようとか言うんじゃないよね?「ここで待っとけ。時間かかんねぇから」「え?ねぇ、待つってなに?今から何を [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (24)
  • 大学に入ってすぐに見つけた俺だけの避難場所。音楽科の生徒がそこまでいないこの大学ではあまり使われる事がない音楽堂。しかもそこの3階の非常口の踊り場だなんて滅多に人なんて来ない。1年間ここで過ごしても実際誰にも見つからなかった。何も考えたくない時、何もしたくない時・・・逆にすごく考えたい時には1人がいい。それも風が通ってほんの少しの日差しがあって、それでいて静かな場所・・・そんな非常口で昼寝して1日が終わ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(70)
  • 夕方になったら西門さんの仕事も終わって、日曜だというのに会食があるからって和真さんも現れた。そして部屋にいる私の事を呆れたように見てる。この歳で足を捻挫したから?それともこうなるまで時間がかかりすぎだって思ってるのかしら。何と言っても恋愛にかけてはこの人は私なんかより遙かに上級者。たとえゲイでも毎日恋愛してそうだもの・・・和真さん。「・・・そう言えば牧野さんのお部屋がここに出来たそうですね。さっき家元夫 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (23)
  • 大学に入って数週間、ようやく外部から入った子で友達も出来て、ランチの時に陽翔以外の子と食べるようになっていた。そんなときはさりげなく花沢類のことや西門さん達のことを聞かれるけど、教えてあげられるほどの情報もないし、ベランダ越しに行き来してるだなんて大学にバレたら大変!だから、何も知らないって事で話さなかった。って言うかホントにほとんど知らない。そこまで趣味や夢について語り合ったこともない。話したと [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(69)
  • 抱きかかえられて向かったのは今まで1 度も入ったことがない西門さんの部屋。そこをガラッと開けられて中に入り、下に降ろされたらすぐにふわっとその腕の中に抱きしめられた。「ちょっ、ちょっと!ここ西門さんの部屋の中っていっても母屋だから・・・」「心配すんな、誰も入ってこないから。仕方ねぇじゃん、お前、昨日は何もさせてくれなかったんだから。あの場面で拒否されたことなんてねぇんだからさ」「えっ!そ、そんな言い方 [続きを読む]
  • 10月の向日葵〜番外編 夏の日の2人〜・LastStory
  • つくしの姿はあっという間に人混みの中に消えてわからなくなった。花火はすげぇ音で連続して打ち上がっていたけどそんなものを見てる余裕はなかった。とにかくあいつを見つけないと・・・そう思って通行人を掻き分けてつくしが消えて行った方に向かった。「くっそー・・・何処に行ったんだ?で、なんであいつ1人だったんだ?あの男にすっぽかされたのか?」その時、つくしを誘った男が違う女を連れて歩いていたのを見た。別に浴衣を着て [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (22)
  • 「もういいわ!私の部屋から取ってくるから!って・・・またベランダか。行くわよ、花沢類!」「えっ?どうするの?」「私はカードキー持ってないんだから帰るんならベランダでしょう?ほら、早く!」牧野に手を引っ張られてベランダに向かった。そこで1度立ち止まって、俺の方を向いた。「花沢類、あなたは男だから1人で向こうまで行けるわね?」「えっ?俺が取りに行くの?牧野の部屋に?」「自分の部屋のことがわかんない人に他人 [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(68)
  • お昼時だったからリビングではなく、一緒に食事をしようということになりダイニングの方で話すことになった。そしていつになく緊張してお昼をいただき、そのあとのお茶の時間になってから昨日の事を西門さんが家元と家元夫人の前で報告した。家元夫人は西門さんの怪我した右手を見て「商売道具がっ!」と言って嘆くし、私の足を見て「いつかの私みたい!」って笑うし・・・。どうしてそうなったかって聞かれたら、”偶然街中で出会っ [続きを読む]
  • 10月の向日葵〜番外編 夏の日の2人〜・5
  • つくしが大学に入った年、花火大会に誘った一つ上の男がいた。それはあきらから聞いた話で直接つくしから聞いたわけじゃなかった。大学内で誘われてて、断る事が出来ずに頷いてたみたいだと。「だからってなんで俺に言うんだよ。そんなのつくしが行くって返事したんならいいんじゃねぇの?もう子供じゃないんだから」「いいのか?相手の男、あんまり評判いい奴じゃないと思うけど。お前の所で面倒見てんだから注意してやればいいじ [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (21)
  • 「花沢類、自分だけの速度で生きてきたでしょ?後ろを見てよ!追いつかなくて走ってる私がいたでしょ?」 大学で言われたこの言葉は当たっているだけにかなりショックだった。独りっ子のせいにはしたくないけど使用人に囲まれて育ったからそれを振り切りたくて、いつもみんなを置いて黙って行きたいところに進んでいくようなことをしていた記憶がある。それをいつも叱ってくれたのはお婆さまだった。『あなたが寂しい思いをしてい [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(67)
  • 日曜日の朝・・・目が覚めたら西門さんの顔がすぐ横にあった。そうだ・・・昨日話し合ったんだ。自分たちの気持ち・・・西門さん、ちゃんと言葉にしてくれたんだ。思い出したら顔が熱くなって起きたばかりなのに心臓がドキドキし始めた。それに彼の寝顔・・・初めて見るんだけどすごく可愛い。横を向いてるから髪の毛がいつもと違ってる。閉じてるからよくわかる睫・・・男の人にしてはすごく長いのね。仕事柄日焼けできないって言ってたけど、本当 [続きを読む]
  • 10月の向日葵〜番外編 夏の日の2人〜・4
  • 俺達が揃って高等部だったある年の夏。この頃はほとんど本邸内でつくしと話すことはなかった。俺は本格的に茶道に取り組む反面、夜になると家になんていなかった。どうせ次男坊でそこまでの期待もされてないだろうし、重荷ってものもそこまで感じなかった。家にいて甘やかされる幸三郎を見るのも腹が立つし、周囲の期待を背負い込んで息苦しそうな祥兄を見るのはもっと嫌だった。完全に逃げてる・・・そう思うけれど、暗くなると足は熱 [続きを読む]