plumeria さん プロフィール

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plumeriaさん: Pas de Quatre
ハンドル名plumeria さん
ブログタイトルPas de Quatre
ブログURLhttp://pasd124.blog.fc2.com/
サイト紹介文花より男子の二次小説サイトになります。特に類と 総二郎が大好きですべてハッピーエンドなります。
自由文読むだけでもの足らず、とうとう自分で書いてしまいました。自己満足の表現不足とは思いますが、楽しんでいただけたらと思います。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供955回 / 365日(平均18.3回/週) - 参加 2017/02/11 19:32

plumeria さんのブログ記事

  • 隣の部屋の彼 (87)
  • 類に抱きかかえられるようにして立ち上がり、彼の車に向かった。こんなに汚れた私を抱き締めてたから彼まですごく汚れてる。この人の身体をこんなに汚した上に彼の車に乗ることが出来ず、私は歩いて帰ると言ったけど、そんな言葉を無視して助手席に強引に入れられた。窓の向こうは真っ暗だったけど微かに陽翔の影が見える。まだ呆然とその場に立ち竦んでる・・・同じ寮で同じ階なのに一緒に帰ろうなんて言葉は類の口からは当然出なか [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(133)
  • Mホテルに着いたら支配人が飛んできて会見場の控え室に行くように言われた。そこに向かうと親父とお袋がソワソワしてて、まだつくしはここには来ていないと言う。類の話だともうこっちに向かってるはずだから間もなく着くだろう・・・そう考えたらここで待つよりロビーにいた方が確実に捕まえられる。両親にはこのままここで待つように言って1人でまたロビーに降りた。会見場となる部屋にはもう記者達が入ってるんだろう、報道関係者 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (86)
  • 類がさりげなく問いかける質問に答える由依さんを呆然と見てるだけだった。でも、その内容がだんだんと彼女の仕業だと確信させるもので、終わりの方は我慢が出来なくなっていた。私がここに類と入っただけで、ここが私たちの大事な場所だとわかったからって・・・それでどうして何もかも無くしてしまおうとするの?この店には何にも変えられない大切な宝物があって、それをどんな想いで守ってきたと思ってるの?そんなの・・・絶対に許せ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(132)
  • 1度花沢さんの車は彼の会社に戻り、そこに停めてあった彼の自家用車に私たちは移動した。花沢さんは急ぎの要件だけ電話で済ませて運転席に座り、クスクス笑いながら私に何が起きたかを聞いてきた。「それで、何があったの?話してみて?」「・・・総二郎、私に隠し事してたみたいなの」「隠し事?どんな?でもさ、昔の事なら仕方ないんじゃないの?」「・・・そうだけど、これは許せないっていうか、確かに私と出会う前のことだけどさ」 [続きを読む]
  • 雨が連れてきた恋 (14)
  • ・・・・・・なんだろう、誰かが呼んでる。泣きながら・・・誰かが呼んでる気がする。それになんの音だろう・・・。小さい音だけど、この音が聞こえたら・・・俺は行かなきゃいけない場所がある・・・そんな気がする。俺を呼んでるその声が・・・この音の中で泣いてる。だから傍に行かなくちゃ・・・抱き締めなきゃ。待ってるから・・・俺の事を待ってるから。でも、誰が?雑音みたいな音から・・・雫のような音に変わった。これはなに?・・・水の音?何かに水が落 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (85)
  • 陽翔が由依さんとあの日、この店を見に来ていた?私たちがここでご飯を食べてる時にこの2人はそれを見ていたの?どうして?どうしてそれだけのことでこの店を燃やそうと思ったの?陽翔は何も言わない由依さんに代わってこれまでの事を私と類の前で話した。試験前、私と類がこの店に入るのを偶然見てしまった由依さんが私たちが付き合い始めたんだと陽翔に教えたこと。それを確かめようとした陽翔が大学を休んでまでここに来て類の [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(131)
  • 「どうかしたの?そんな面白い格好でブランコに乗って」 「・・・え?あっ!花沢さん・・・どうしてここに?」急に後ろから声を掛けてきたのは花沢さんだった。今日も超爽やかにスーツ姿でニコニコ笑ってて、その格好を見てもお仕事中じゃないのかしら?って思ったけど秘書の姿もなくて1人だった。「どうしてここにって言うか、その前の道を車で通りかかったら派手な日本人形がブランコ漕いでるから驚いちゃって。だって見てごらん?こ [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (84)
  • 「あなた・・・どうしてここにいるの?」階段を降りた私の少し前方に立っていたのは由依さんだった。彼女も私がこんな崩れそうなビルから出てくるとは思わなかったんだろう、驚いた顔で私の顔を見ていた。しかも私は全身煤だらけで汚れてて、手には半分折れたヴァイオリン抱えてるんだもの、そりゃ驚くだろうと思うけど。「ここ・・・由依さんも知ってる店なの?数日前に全焼したの・・・それを見に来たの?」「あ・・・あんたに答えなくてもい [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(130)
  • 「はぁ・・・どうしよう。まさかこんな日に裏切られるとは思わなかった・・・しかも振袖ぐらい脱いでくればよかった」私はあのあと裏口から飛び出して少し離れた公園まで来ていた。幸いこんなドタバタした日だからみんな本邸に行ってて母屋には誰もいなかったから見つかることもなくて。でも、超ド派手な真っ赤な振袖に黒に金銀の帯締めて。髪にはカメリアの花飾り・・・どう見たってお見合いか結婚式の参列者。だけど足元がスニーカーなの [続きを読む]
  • 雨が連れてきた恋 (13)
  • 花沢類が事故に遭ってから1週間が過ぎた。まだ意識は回復しなかった。私が見たい瞳は閉じたまま・・・額のガーゼだけ取れてほんの少し切り傷があった。「この傷は少し痕が残りそうだね。でも髪の生え際だから目立たないね。良かった・・・花沢類、他の傷は全部綺麗になったよ?」身体中にあったガーゼや包帯は殆どなくなって、左腕の骨折のギプスだけになった。寝ている顔も穏やかで苦しそうには見えないから、本当に大好きなお昼寝して [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (83)
  • 火事があってから数日、類は大学に行かずに部屋でぼんやりしていた。元気がないわけでもない。顔が見たくて連絡をすればベランダ越しに優しい笑顔は見せてくれた。でもその手が私に伸びることはなかった。私も類が1人がいいなら傍に行ける日を待とうと思って無理は言わなかった。1日に1度、笑顔が見られれば・・・そう思うことにした。私は彼のおかげで試験の成績もよくて特待継続が決まったから、それを報告したくて何度かメッセ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(129)
  • 12月3日、今日は婚約会見の日。そして総二郎のお誕生日だ。京都から戻ってきてからというもの、何かお祝いを・・・と思ったけどそれどころじゃなかった。プレゼントを黙って買いに行くことも出来ないし、毎日が大忙しで彼と夜しか会わない日もあるぐらいで、あの総二郎が疲れ果てて大人しく寝る日もあった。「とにかく何もしなくていいから無事に3日を終わらせてくれ!そうじゃないとお前はまた何か騒動を起こすから!」私が動く [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (82)
  • 次の日、大学を休むと言い張る牧野を無理矢理行かせて1人でcantabileに向かった。そこはブルーシートで覆われていて、橋本さんが消防関係者と警察官に事情を聞かれていた。目は合ったけど取り敢えず声は掛けずにその無残な姿を朝日の中で見ていた。まだかなり匂いが残ってて黒く焦げた壁面が炎の凄まじさを物語ってる。少し風が吹けば白っぽい灰が飛んできて息が出来なかった。まだ立ち入りは出来ない・・・というか入ることは禁じら [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(128)
  • 「婚約の記者会見はせっかくですから若宗匠のお誕生日にでもしますかな?お目出度いことの重なりと言うことで」後援会会長の一言に会場から拍手が起こり、つくしは皆に認められた。2人揃って頭を下げて、家元と家元夫人も満面の笑み、志乃さんに至っては廊下の隅で目元を覆っていた。知らん顔してたのは和真だけ。「皆様、ありがとうございます。彼女はまだまだこれからも日々勉強していかねばなりませんが、そのためには皆様のお [続きを読む]
  • 雨が連れてきた恋 (12)
  • さっきまで握っていた彼の手は今はお母様のもの。私は少しずつ後ろに下がって行ってガタンと椅子に当たって大きな音を立ててしまった。それに驚いてやっとお母様が私の方を見た。まるで花沢類に見つめられてるみたい・・・真っ赤な目から溢れた涙を隠すこともしないで。「ごめんなさい、大きな音を立ててしまって・・・あの」やっと指で涙を拭いて身体を起こした。そして私の方に向いて小首を傾げるように・・・それはとても綺麗な仕草でド [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (81)
  • 「珈琲、煎れ直してくる。何か飲まなきゃ・・・ね」「・・・ん」類が子供の時の話をしてくれたけど、それは彼の不幸だった過去を思い出させたようなもの。聞いているだけで胸が苦しくなった。遊びたい盛りにそこまで縛り付けられて、好きなこともさせてもらえず、言いたいことも言えず、ただ親の言うことだけを聞かなきゃいけなかっただなんて。みんなが羨ましがって、自分たちも手に入れたいって思ってる暮らしが実はこんなにも苦しいだ [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(127)
  • 茶会の次の日、西門の庭園で秋の野点が行われた。昨日の茶会で後援会会長に認めてもらったつくしのことは一夜にして広まり、今日は各支部の支部長はじめ後援会の古株や大御所が集まる野点。経済界のトップや伝統工芸家の懇意にしている連中も顔を出す大掛りなものになった。家元や家元夫人も当然茶席を構えるが俺の周りにはいつもより多くの客が集まった。つくしの事をよく見ようとする者もいれば、対抗心燃やしてすげぇ目つきで座 [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (80)
  • 部屋に入った類は一言も喋らずに床の上に座り込んだ。その目は何処を見てるのかさえわからない。もしかしたら何も映してないのかもしれないと思うほど生気を感じられなかった。何を話しても今は答えられないだろう・・・それならせめて温かいものでも、そう思って珈琲を煎れた。いつもの彼用の水色のカップ。それを目の前に置いても見ようともしなかった。お人形みたい・・・綺麗なお人形がそこに座ってるみたい。冷たくて感情がなくて、 [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(126)
  • 秋になってから朝夕が少し肌寒くなってきた頃、つくしの着物も仕上がって西門に届けられた。それと同時に初釜用の着物をお袋は嬉しそうに注文する。祝いの着物に相応しく、上品で華やかな晴れの日の着物。当然のように「西門の紋を入れるように」と指示を出していた。まだ後援会の了解も得てないのに・・・とは思うが、極数名の幹部を除いてつくしの評判が良かったからだろう。まだ自分の身内から俺の嫁を選ばせたいと思っている連中 [続きを読む]
  • 雨が連れてきた恋 (11)
  • 花沢類の口元には酸素マスク、右腕には点滴、左腕は包帯が巻かれ、ベッドの横には心電図を始め色んなモニタリング機器が並び、それらが小さな音を立てていた。病衣の胸元からは数本の管が伸びてて額にはガーゼが当てられてる。首にも包帯があった・・・体中にはそんな傷が沢山あるんだろうか。顔は・・・額以外にはそんなに傷らしいものはなかった。すごく綺麗な寝顔のままそこに横たわっていてそれが逆に怖かった。このまま・・・目を開け [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (79)
  • パトカーと消防車と野次馬と・・・まだ燻ってる煙を見ながら呆然と店の前に立っていた。2階へ上がる階段にはKEEPOUTのテープが張られ、店全体にも現場保全のためブルーシートが掛けられるんだろう、すぐ横で準備が進められていた。少しずつ人が帰っていく・・・炎は確かに見えないけれどもの凄い匂いが付近一帯を覆っていた。俺の横には涙を流す牧野がいて、その向こうには俺と同じ顔をした橋本さん・・・何が起きたか全くわからなかった。 [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(125)
  • 親父に2人で頭を下げて頼み込み、アメリカでの仕事が終わったら3日間だけフリータイムをもらった。親父もお袋も「まぁ、ゆっくりしておいで」って事で何も言わなかったが、唯一心配で小言の増えた人がいた。「宜しいですか?外国に行ってまで行方不明にならないでくださいよ?今度は探す人もいないんですからね!」「わかってますって!大丈夫です、知らない土地なんだし」「知らない土地でもいなくなってるじゃありませんか!そ [続きを読む]
  • 隣の部屋の彼 (78)
  • 牧野を抱き締めてたときに鳴った電話・・・高まってた感情が一気に冷めて、逆に胸騒ぎがした。電話番号は交換したけど1度だって橋本さんからかかってきたことはない。いつもかけるのは予約する俺の方だけで・・・。「橋本さん・・・なんでこんな時間に?」「橋本さん?何かあったのかしら。お店はとっくに閉めてる時間だよね?」「うん・・・どうしたんだろう」すごく嫌な予感がしたけど電話に出てみた。お婆さまのヴァイオリンに何かがあった [続きを読む]
  • 喧嘩するほど仲がいい?(124)
  • 総二郎が私の両親に挨拶をしてくれてから1ヶ月後。今年の夏も暑かった。この夏はこれまでで1番大変な夏だった。初めての七夕の茶会。もちろん私は裏方だけど大勢のお客様が来る中で、お手伝いとは少し違う立場の応対をするために毎日お義母様にくっついて勉強した。後援会幹部の方以外にも顔を覚えていただくために毎回お客様のお相手は一番乗り。今となっては失敗が出来ないから志乃さんが毎回ハラハラしながら後ろに控えていた [続きを読む]
  • 雨が連れてきた恋 (10)
  • なんだ、花沢類じゃなかったんだ・・・ってホッとしたはずなのに電話に出られない。数回のコールが鳴ってる中、何故か怖くて手が震えた。そして10回目ぐらいの時、勇気を出して通話をタップした。ゆっくり耳に当てて、相手の声を確かめようとした。『牧野つくしさんですか?こちらは聖檮会総合病院の事務のものです。花沢類様の件でご連絡しました。お話し可能ですか?』総合病院?花沢類の件ってなに?彼のスマホなのに・・・なんで花 [続きを読む]