だけろう さん プロフィール

  •  
だけろうさん: オーロラの缶詰 〜愛と勇気と幸せを・・・〜
ハンドル名だけろう さん
ブログタイトルオーロラの缶詰 〜愛と勇気と幸せを・・・〜
ブログURLhttps://ameblo.jp/auroranokandume/
サイト紹介文日々、創作した絵とフィクションの物語を載せています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供196回 / 284日(平均4.8回/週) - 参加 2017/02/14 00:02

だけろう さんのブログ記事

  • 春を待つ
  •       バラが咲く春を待つ                                    秋に薔薇の移植を試みた。 薔薇を横に寝かせた。 来年、五月には起こして植え直す。 今は雪の下で眠っているでしょう。 根の周りに肥料を播き固い土を耕した。 四年振りで固い土。 来年は綺麗な花を咲かせ [続きを読む]
  • 忘れられた荷物
  •                 忘れられた荷物 家の隣は運送会社で広い土地にいろいろな車が止まっている。          社長さんは気を使ってお正月にはお歳暮を近所に配る。お歳暮の威力は凄く何処の家も車の騒音に文句を言わない。どの家も毎年持って来てくれる(ハムの詰め合わせ)を待っている。初めは三軒しか無かった。今は向かいにも家が建った。社長さんはお歳暮 [続きを読む]
  • 雪と踊ろう
  •                      雪が舞う静かに降りてきた地上に降りた雪は楽しくなって踊り初める      耳を澄ます。 ほら!聴こえるでしょう窓の方から何か分からないけれど微かに本当に微かに。音楽と笑い声。((雪の精))耳を澄ますと聴こえてきました。[こんなに綺麗な街に住む人達は幸せね][きっと仲良く暮らしているのでしょう]その時 誰かが言いました。[私が昨日、着るものも無く震える子供を [続きを読む]
  • 僕の弟
  •               僕の弟  隣の家に赤ちゃんが生まれた。僕の入学式の日だった。おじさんの車に慌てておばさんが乗って病院へ行った。僕のお母さんとおばさんは仲良くて何時も両方の家を行ったり来たりしていた。僕は幼稚園から帰ってお母さんのいない時は隣に行く。 僕の家はお父さんの生まれた家だから古いけれど隣の家は新しい。空き地だった所にあっと云う間に家が建った。始めは土を掘って穴を作り板で箱のよう [続きを読む]
  • すずらんの咲く丘
  •                すずらんの咲く丘  朝十時出発。三台の車で十一人がキャンプに行く。高校時代の仲間が連絡して集まった。五年も経っているのに学生の頃と少しも変わっていない。幸い晴天に恵まれた。目的地まで走ること四十分。青い海。水面は太陽の光が反射している。立っている足元には、一面にすずらんが咲き、エゾカンゾウ(ゆり科)はだいだいの花を咲かせていた。もう少し行くとバラ色の花のハマナス。赤い [続きを読む]
  • オーロラを見に行こう
  •         ゛  オーロラを見に行こう   何万人の従業員から千二百人の解雇者が出た。真田芳光もその中の一人に入っていた。数か月後は三千人もの解雇者が出るらしい。突然のことでも無かった。皆が薄々会社の経営を気にしながら働いていた。三人の子はまだお金が掛る。 しかし三十五才の芳光にはしなければならないことが待っていた。リストラを幸いに少々の退職金と妻が貯えていた全財産で高校生からの夢を叶えたいな [続きを読む]
  • 夕暮れの刻
  •             夕暮れの刻                                   市民講座で手話を習い友達と喫茶店で時間を過ごす。午後四時に解散。自宅までは二十分掛る。少し急ごうとした。その時、後方から警察と救急車のサイレンの音がして、かなりのスピードで通り過ぎた。方角は我が家と同じ。後に続いた。幸い青信号なので一度も止まらない。我が家を通り抜けて前を行く救急車の後を追う。や [続きを読む]
  • 生きる
  • 合格通知を受けてからは、母は支度にかかった。少女のように毎日を過ごしていた。妻と洋人は大学入学の手続きと部屋探しに東京に行った。私は母の準備を手伝う。どうしたのか嫌ではなかった。むしろ楽しい。教科書を買い、ジャジーを買い制服を買った。 母はリックサックをピンクにした。母は息子の気持ちを知っていた。今年は高校生になっていた。いまから七年前。娘の登校の列に乗用車が突っ込んだ。交通整理のおばさんが娘達 [続きを読む]
  • 生きる  
  • その一     強盗を捕まえた母 私は四十五才。これから書くのは母の事。自分の周りを見てもこんな不思議で可笑しい人は滅多にいない。日常茶飯事 驚かされている。今日。母が朝食の時に言った。「ああ退屈。何か楽しい事ないかな」内心(ぎょっ)した。何故ならば二年前のあの朝食の時も同じ言葉を言った。あの日はコンビニで強盗犯を捕まえた。母が七十才の時だった。私は警察に行くと新聞記者に囲まれてニコニコして笑っ [続きを読む]
  • 生きる
  •                      その二  母パソコンを習う「何か面白い事」と言った後 母は私を見た。(来た!何かある)私は、瞬間的に立ち上がりカバンを持つと玄関で靴を履いていた。帰宅後 妻に聞いた。「あの後、母さん何を始めると言った?」「洋人にアルバイトしないかとか」「大学受験まで一年しかないのに」「二人でこそこそ言っていたから」「洋人は帰っているのか」「今日はアルバイトだから」妻は [続きを読む]
  • 中学生の頃の思い出
  •             中学生の頃の思い出 弁当を食べ終わると今日も絵を描く。そこに来るのが柳田君。 何時もじっとしている時とぼそぼそと話す時があった。今日は昼時間の間、何も言わないで見ている。初めは邪魔だった。「絵っていいなぁ。うまいなぁ」と言う。何時も机に手を付けている。時々手の上に頭を付けて寝ていることもある。私は可笑しかった。自分の机で寝ると良いのに・・・ 家族の事を言った事がある父親は役 [続きを読む]
  • 遭難船
  •                      遭難船 昭和四十七年の出来事です。隣の村の湾で蟹漁船が転覆した。街中 大騒ぎになるサイレンが鳴り響いた 皆はオーバーを来て手袋を穿き冬支度をして岸壁に集まる荒れた波は容赦なく船の胴体を打つ波は高く舞い上がっていた。波は白くうねり狂う。恐ろしい光景だ横たわっている転覆船は右に左に大波の思いのまま船中では救出を待つ。その数十七人。波が高すぎる。救助に向かう船は [続きを読む]
  • だけろうの生まれた日
  •         だけろうの生まれた日 名前は一生のもの。死ぬまで関わりあっていかなければならない。生まれたばかりの赤ん坊は絶対に親の考えた名前をつけられる。 誰かのブログで僕の名前を使って人がいると父が言った。そして「不思議な人もいるものだ」と言った。僕は「何が不思議なのか」聞き返したかったけれど、いまはそんな時間が無いから後ろを振り向かない。 何故かと言ったら、明日は朝から四年生の四教科クラス対 [続きを読む]
  • 老い  Ⅳ 日記
  •            Ⅳ  日記    髪を梳かす時に鏡にうつる自分の顔が、この数カ月で随分しわが深くなったと思う。(老い)誰にも必ずくる。恐れる事でもないが諦めてしまう事でもない。只残りの時間をどのように過ごせば良いか。何十年続けていた日記は数カ月も前に止めた。何も書くことが無くなった。書きたく無くなったと言うのが本当だ。 書く事が好きだった自分はどうしたのか。退職してからは出勤時間も気にしなく [続きを読む]
  • 老い  Ⅲ 透析
  • Ⅲ  透析                                   今日は母が愛媛からみかんが送ってきたので取りに来るようにと電話があった。歩いて五分。すぐ目の前に母の住む家がある。今日はゆっくり遊びに来る様にと言った。誰もいないからだろう。玄関の戸を開ける。母は慌てて出てきて「すぐ鍵かけて」と言った。そして自分の部屋に連れて行く。そこにはテーブルいっぱいお菓子や果物 [続きを読む]
  • 老い  Ⅱ盆栽
  •                     Ⅱ  盆栽                                         僕の隣にはおじいさんが一人で住んでいる。時々だけどお母さんの作った料理を「これ持っていって」と言ってその後に言う言葉は決まって「こぼさないでね」と云う。僕は次もまた言うだろうと思っている。僕も「はい」と言って静かにそっと運ぶ。いつか数えた時にはおじいさんの家まで二百七十 [続きを読む]
  • 老い  Ⅰ折鶴
  •  目次 Ⅰ 折鶴 ・・・ 9月27日Ⅱ 盆栽 ・・・ 9月28日Ⅲ 透析 ・・・ 9月29日Ⅳ 日記 ・・・ 9月30日                                              Ⅰ 折鶴    朝の食事が終わるとそれぞれ出掛ける。全員完食。皆は静かに食べて「御馳走さまでした」と言う。気持ちの良いものだ。全員の食器洗いに三十分は掛る。窓からは快い風が凪がれてい [続きを読む]
  • ある日 あの時 あんな事
  •      ある日 あの時 あんな事   遠くでゴロゴロと聞こえて、ちょっと前には雷の音が大きくなり雷の嫌いな飼い犬が猛烈に吠えています。すると空が暗くなりいきなり大粒の雨が降って来ました。九月の末から十月になると花や野菜が終わり、木々は冬越えの支度に掛ります。今日の計画では大角豆(ささぎ)の種を採るつもりでした。その後は苺の植え替えでしたが、計画は明日に延期になりました。電気を付けて室内が明るくな [続きを読む]
  • 晴れた日の庭
  • 晴れた日の庭                                  我が家の庭の照会。今日も暑くなりそう。トマトも赤くなってきた。飼っているコザクラインコの残った餌を庭に来る野鳥に撒く。その中の{ひまわり}の種が花を咲かせた。 薔薇はまだ綺麗に咲いています。            それでもそこまで秋が来ているみたいです。 [続きを読む]
  • マンホールの秘密 (最終回)風
  • 最終回  マンホールの秘密  風   この回で全部の部屋の話は終わりになります。国の全体 みんなが幸せで暮らせるように・・・あの三才の男の子は現在八十才。結婚して子供も孫もいます。その子供や孫もおじいさんの意志を継いで働いています。来年の五月には完成です。 風は台風とか竜巻など人の生活を脅かす存在ですが、人が生きる為に必要です。まして風があってこのプロジェクトは進みました。地上のマンホールの上に大量 [続きを読む]
  • マンホールの秘密  木
  • マンホールの秘密 木この建物外壁や部屋と部屋の壁はみな樹脂を固めて造ったコンクリートより丈夫な少し弾力もある建材で作られています。使う木はどんなものでも使えます。木を粉末にして特殊な液体を混ぜ堅めます。強度はコンクリートの三倍です。匂いもありません。建物の八十%使用しています。夏は涼しく冬は温かく身体に優しい空気で包んでくれます。何年か前。大雨で山の土砂と一緒に山々の木がなぎ倒され濁流もろとも流 [続きを読む]
  • マンホールの秘密  火
  • マンホールの秘密 火   火の話の前に何故このような膨大なお金を使って、沢山の人の為にあらゆる災害から身を守る建物を造った人の話なのです。二・三日前もミサイルが飛んで来た時も、何処にも逃げる場所がありませんでした。けれどもあのマンホールの蓋を手で触った子が五十才になった現在まだ完成はしていませんが沢山の人達の居場所になつています。天災からも戦争からも身を守れる場所はここしかありません。あれから何 [続きを読む]
  • マンホールの秘密  土
  • マンホールの秘密  土ここが一番みんなの集まる部屋です。太陽と美味しい空気があります。 この土地は人工の物ではありません。部屋の一角に小鳥がいます。鶏もいます。餌は上の部屋が調理の部屋なのでコンベアで送り込まされ、調理の段階で要らないものかが鳥たちの食事になります。 とりの糞は土に戻ります。その土は誰でも食べても良いほど清潔で栄養があります。味見をして見ませんか。その鶏の卵は大きく、部屋に設置さ [続きを読む]
  • マンホールの秘密 光
  • マンホールの秘密  二番目の部屋はこの街を造るための資金の話しです。六つの中で一番歴史のあの部屋で、全部ここから始まりました。光の中に現金を得るための金を発掘する仕事。 この鉱山のお蔭です。今、沢山の人達が金を掘り加工しています。あの三才のお母さんは七十六才ですが二十二才から駅前の人通りの一番多いこの店で働いています。ここだけはマンホールを使わないでも建物の階段を使って入れます。但し、地下に行ける [続きを読む]
  • マンホールの秘密 1〜6
  • 人が歩く。今 この道路をどれだけの人が歩いただろう。誰も気づかないマンホールの上。 ハイヒール、スニーカ、サンダル、革靴等々が通り過ぎる。けれども昨日の事 三才位の子供が、小さい手で突然 母親の手を離してマンホールの絵を撫でた。後ろを歩いていた大人が笑って親子を避けて通った。お母さんが「あら!綺麗なマンホールね」先月の初めにマンホールの蓋が変わった。色の付いた動物の絵が描いてある。子供は大いに喜 [続きを読む]