mangadake さん プロフィール

  •  
mangadakeさん: つれづれマンガ日記 改
ハンドル名mangadake さん
ブログタイトルつれづれマンガ日記 改
ブログURLhttp://mangadake.hatenablog.jp/
サイト紹介文完結してる漫画をテーマに、なんとなく感想。 レビュー、評論、おすすめ、駄作、名作、etc
自由文幅広く書いてます。ただし、マンガのみ。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供323回 / 292日(平均7.7回/週) - 参加 2017/02/26 08:54

mangadake さんのブログ記事

  • BASARA
  • 長編ファンタジーというジャンルが、少年マンガの十八番と信じて疑わなかった当時の私を木っ端みじんに打ち砕いてくれた、衝撃的な作品。少女マンガでありながら、長編大河浪漫の頂点に立つ物語、それが「田村由美」の大傑作「BASARA」である。改めて読み返してみても、圧倒的に惹き込まれる完璧な第一話。そして、衝撃的な赤の王と主人公「更紗」の出会い。既にこの時点で、その後9年も続くことになる冒険の土台は組みあがってい [続きを読む]
  • 残念博士
  • 残念な博士と残念な助手による4コマだったり4コマでなかったりする残念なマンガである。作者「瀬野反人」の作品は、基本的にナンセンスやシュールさの極致にあるような作風なのだが、本作も、その流儀から外れていない。ただ、それが面白いと感じるかどうかは難しいところで、「セキツイハウス」の壊れ方は好きだったのだが、本作の残念ぶりは、今一つハマれなかった。博士が作りだす壊れた発明品の数々は面白いのだが、博士と助手 [続きを読む]
  • まじめな時間
  • 「月に吠えらんねえ」の「清家雪子」によるまじめな死後の世界の物語。不慮の交通事故に巻き込まれて死んでしまった女子高生「一紗」が自分の死後の世界を幽霊になって眺める事になる。死後の世界を描いた作品といえば、やはり、「吉富昭仁」の「ツレビト」が傑作だが、もう少し情緒的に、死後の世界と残された人間を描いた作品である。終盤の母親の独白などは、ベタではあるが、泣かされてしまう。ただしラスト間際の伏線回収的な [続きを読む]
  • カメントツの漫画ならず道
  • Webで好評を博した作者「カメントツ」がゲッサンに殴り込んできた本作も2巻で完結。内容的に面白くないというわけではなく、数多の大御所に、恐ろしく切り込んだルポをし過ぎて取材先が確保できなくなったという原因で、「ゲッサンの雇われ鉄砲玉」の異名に相応しい完結である。実際問題、「青山剛昌」「あだち充」「高橋留美子」といった大御所への質問の突撃ぶりは非常に面白く、お上品な新人だったらとてもできないような質問が [続きを読む]
  • 局地的王道食
  • 「松本英子」のW完結フェアという事で、今回は、2巻で完結した局地的王道食。ちなみに局地的王道食とは、「作者のこころのだいじな食べ物」の事らしい。この作品、本当に好きだったので2巻で完結が非常に残念。異端の作者に相応しい、他の人がそこまで愛さないグルメ界の脇役的な食材を、毎回取り上げるという、唯一無二のグルメマンガ。個人的には、「ちくわの磯辺揚げ」や「求肥」の回などがツボ。「そば湯」の回で、緑のたぬき [続きを読む]
  • 謎のあの店
  • 松本英子がW完結フェアという事で、2作連続レビューとなる。まずは、3冊で完結となった「謎のあの店」から。作者が気になる、街中の不思議な謎のあの店に入店してしまうという怪しいコンセプトと、「松本英子」の作風が完全にマッチしており、この点は流石の一言。難点をあげるとすれば、序盤は街にある本物の謎の店が紹介されていたのに対して、終盤になるにつれて、謎の店度が薄れてしまって行った点だろうか。この辺り、当初 [続きを読む]
  • わたしの宇宙
  • 登場人物が徐々に、自分たちがマンガの世界の住人である事に気がついていく、いかにもIKKIらしい意欲作である。この手のメタ作品はある意味誰もが一度は妄想する設定で数年に一度は作品レベルで登場して話題になるのだが、やはりオチが常に難しい。作者「野田彩子」による本作も、序盤・中盤と色々な角度のメタフィクションを実験的に展開しているところは良かったが、物語の結末として、終盤が成功しているかと言われるとなかなか [続きを読む]
  • バロンドリロンド
  • 競馬マンガというジャンルは、作品数が少ないマイナージャンルなのだが、その中でも知名度が低い本作「バロンドリロンド」女性騎手でGⅠを目指すという目の付け所の良さは、流石に、原作「北沢未也」だけの事はある。反面、女性主人公キャラクターの極端な性格や、あまりに少年マンガ的な強引な展開等、青年誌の競馬マンガにしてはバランスの悪い作品でもあり、結果としては平凡な作品で終わってしまった。競馬と熱血マンガは既に [続きを読む]
  • 吉祥寺だけが住みたい街ですか? 5巻
  • 吉祥寺だけが住みたい街ですか?(5) (ヤングマガジンコミックス)作者: マキヒロチ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/12/06メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るついつい「マキヒロチ」を敬遠していたのだが、アド街好きの私には最高に面白かった。一気に全巻購入。体験ルポマンガではまったくもって面白くなかった作者が、フィクションベースの街探索マンガを描いたら、これだけ面白いものになるとは正直思わ [続きを読む]
  • 美食探偵 明智五郎 4巻
  • 美食探偵 明智五郎 4 (マーガレットコミックス)作者: 東村アキコ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2017/11/24メディア: コミックこの商品を含むブログを見るつかみは天才的だが、終わりが悪い作者「東村アキコ」そんな彼女の現在の連載の中で、一番、肩の力を抜いて面白い作品が描けていると感じているのが、本作「美食探偵」シリーズである。食という、作者が得意とするジャンルに加えて、探偵に敵対する犯罪者「マリア」の [続きを読む]
  • ハシレジロー
  • 絶対に面白く才能があるのに、どうにも売れる作品に繋がらない作者「瀬川藤子」お寺の次男坊に産まれた主人公ジローの仏教学校での日常を描く作品だが、今回もいつもと同じ水準で面白い。しかし、全2冊で打ち切り、勿体ない話である。ストーリー・絵・キャラクター・テンポといった、面白いマンガに求められる基本要素を全く外していない本作が打ち切りになってしまうのだから、マンガ界で生き抜くのも難しい問題だ。まぁ強いてあ [続きを読む]
  • ウツボラ
  • 「中村明日美子」の描く可愛い女の子の物語も良いが、やはり、本作のような世界観こそ、この作者に相応しい。冒頭からの突然の女性の自殺と、彼女の双子を名乗る謎の女性と、行き詰まりの小説家。序盤からのミステリアスな雰囲気を最後まで保ちながら、全2冊で完結するサイコサスペンスの傑作である。唯一難点があるとすれば、その構成があまりに複雑なため、軽い気持ちで一読しただけでは、物語の謎が読み解けない点だろうか。そ [続きを読む]
  • ぼくと姉とオバケたち
  • まだまだマイナーだった時代の「押切蓮介」が描いた得意のお化けギャグを使った4コマ作品。作者にとっての初のシリーズ完結作品という事で、確かに時間軸的には「でろでろ」より少しだけ早く完結している。お化けをぶん殴ってギャグにするというジャンルは、確かに押切作品が初めて創った世界なので、その点のオリジナリティはあるが、当時の作者の画力や初の4コマ作品であった点等、物足りない点は多い作品である。しかし、全2冊 [続きを読む]
  • (ニコ)完全版
  • 自分の生き方に悩んでいる少年少女たちの前に突如現れる不思議な少女「ニコ」。彼女と出会ってしまった事で、人生を翻弄される登場人物たちの様子は、ある意味「笑ウせぇるすまん」の世界なのだが、少女「ニコ」が万能の存在ではない為、色々なパターンのオチに繋がっている。反面、ストーリーにパターンがなく、何とも読みづらい構成になっている部分も大きく、その点は難点。「タカハシマコ」作品は、設定は面白いのだが、構成部 [続きを読む]
  • 妻は他人 だから夫婦は面白い
  • なんとなくブログの記事を読んで購入。最近、この手の書籍化作品が増えてきているのだが、やはり、以前に比べて作品のクオリティが、下がってきている気がしてならない。正確には、昔のWebから書籍化した作品は、一冊全てを通して、ある程度の質を担保しており作品として完成していたのだが、昨今のこの手の作品は、Webで評判の良かった時の話は面白いのだが、一冊全部を通して読むと、どうにも品質のばらつきが大きく、このレベル [続きを読む]
  • PON!とキマイラ
  • 近年寡作気味になっていた作者「浅野りん」の初期作品。マンガの基礎レベルがとにかく高い作者なのだが、どうにも代表作に恵まれない傾向がある。本作は、空から降ってきた神獣「キマイラ」を、強欲な主人公「八満」が拾った事をきっかけに神獣の巫女が居候する事になる学園ギャグコメディ作品。設定や内容、登場キャラクターの配置やドタバタ感などは、「うる星やつら」の世界に似た雰囲気を感じるが、実際、マンガのバランス感覚 [続きを読む]
  • 火消し屋小町
  • 元々、社会派の作品が描けるバックグラウンドのある、「逢坂みえこ」だったが、近年は育児、アスペルガー、認知症、とキャリアを積むにつれて良い漫画を排出している気がする。そして、その辺りのジャンルに明確に踏み込み始めたのが、本作「火消し屋小町」ではないだろうか。適当なOL生活を夢見ていた主人公「南夏子」は、卒業直前の内定先の倒産により、消防士の道を選ぶことになる。そして、そこで繰り広げられる消防学校のドタ [続きを読む]
  • フリーキック!
  • まさに粗削りという言葉が相応しい、大ベテラン「原秀則」の初期の秀作。天才サッカー少年の弟と、うだつのあがらない兄というどこかで見たサンデー設定を使って、代表作「ジャストミート」の 二匹目のドジョウを狙った本作だが、連載自体は、短期間で撃沈。しかし、序盤で描かれるコメディ形式のスポ根と、前作を批判するかのような、中盤からのご都合主義の突然の排除。そして終盤では、その後の作者の持ち味となるリアリティ溢 [続きを読む]
  • くちびるに歌を
  • いでじゅう以降、何ともヒット作品に恵まれない作者「モリタイシ」の描く青春作品。今回は初の原作つき作品という事で、どんな展開になるか楽しみにしていたが、良くも悪くも普通であり、それなりに面白い。合唱を含めた音楽部活ジャンルの作品は、近年非常に増えてきたので、ある意味厳しいジャンルとなっている。まぁ、その辺りは原作付だから仕方ないのかもしれないが、モリタイシ作品が本来持つ「毒」のようなものとは、若干テ [続きを読む]
  • 放課後保健室
  • 物語、絵やデザイン、キャラクター、構成、オリジナリティ全てが圧倒的に高いレベルで完成されていて、一切の隙がなく全10冊で完結する「水城せとな」の、いや2000年以降における最高傑作の一つがこの作品である。この作品ほど面白さに対して知名度が低い作品は少ない。不遇の大傑作といえるだろう。ただ、知名度が高まらない要因もよくわかる。それは、このマンガを読む為の読者側のレベルの問題なのだ。まず、上半身は男性で下半 [続きを読む]
  • 補助隊モズクス
  • 異端の連載が多い雑誌「ハルタ」の中でも、 一際異彩を放ったグロテスクアクションの傑作。 ホテルの一室で突然現れた三匹の生き物と契約する事になった 平凡なサラリーマン「東海林」は、その三匹の式神を使い、 人間に取り付く化け物「倫虫」を滅ぼす役目を負うことになった。 こんな風に書くと、いかにもファンタジー系の設定だが、 主人公や周囲の人間の描写はかなりリアルに作られており、 世界を救う甘いファンタジー作品で [続きを読む]
  • 一路平安!
  • 中国人ヒロインと自転車旅ラブコメという、なかなか斬新な設定だったが、全2冊で終わってしまった本作。作者「小林尽」は、スクラン以降どうにもヒット作品に恵まれない。確かに元々ストーリー漫画で売れたわけではないのだが、キャラクターの造形や可愛らしさでは、一世を風靡したはずのこの作者に、次の作品が産まれないのはなぜなのか。この作品も、面白そうな見どころも多少あるのだが、なんとなく淡々と終わってしまっている [続きを読む]
  • 少年の国
  • 数少ない宗教マンガの傑作として、語られる事の多かった本作「少年の国」宗教等少しも信じていなかった、不良少年「上杉」の存在を通して、読者は、人が宗教に染まっていく心理と狂気を体験できる仕掛けになっている。作者「井浦秀夫」得意の冷静な視線と、高い人間観察力や論理構成力がなければ実現できなかったであろう傑作である。オウム真理教の事件発生3年前に事件を預言したと語られる事もある本作だが、その方向だけで賞賛 [続きを読む]
  • 小山荘のきらわれ者
  • 今となっては超ベテランとなる「なかじ有紀」の初期作品である。初出が80年代という事もあって、出てくるキャラクターの服装や生活は古く見えるが、登場キャラクターの華やかさと、平和な世界観はここ最近までの作品と比較しても、全く変わっていないところがある意味凄い。これでもか、というほど華やかな美少年が暮らす「小山荘」を舞台に、少年少女の恋愛群像劇を嫌味なく当たり前のように展開させた手法は、当時の少女漫画とし [続きを読む]
  • るくるく
  • 不可思議な作品を描かせれば右に出る者のいない、作者「あさりよしとお」による、不条理日常マンガ。突然やってきた悪魔のお姫様「るくるく」と暮らす事になる、平凡な主人公「六文」。ただし、第一話からいきなり父親が惨殺されるという、あさり作品以外では許されないような強烈な展開と、謎。そして、徐々に登場する天界や不思議な言葉の数々。色々な伏線をはりながら、最終巻で一気に回収と見せかけて、あまりに謎が多くて推理 [続きを読む]