roku さん プロフィール

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rokuさん: Stand by Me
ハンドル名roku さん
ブログタイトルStand by Me
ブログURLhttp://blog.livedoor.jp/burizerojp/
サイト紹介文唯一の家族だった夫を亡くしました。夫との事をここに残していこうと思う。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供159回 / 230日(平均4.8回/週) - 参加 2017/02/26 14:49

roku さんのブログ記事

  • 雨を見たかい
  • 去年 夫が植えてくれたキンモクセイの花が満開である。覚えているか?一年前 お前をここへ植えてくれたあの人を覚えているか?庭の手入れをしていると 時々通りすがりの人から声を掛けられる。もちろん全然知らない人だ。「きれいなお庭ですね〜。」「こんなにきれいに咲... [続きを読む]
  • roku
  • ・ 昭和4×年生まれ。・ アリさんもよけて通るやぎ座のA型。・ 性質  あまのじゃく 両極端・ 趣味  夫・ 酒   日本酒・ 煙草  セブンスター・ 特技  旧日本軍の      99式軽機関銃の銃声を聞き分けられる。       (なんじゃそりゃ)昔か... [続きを読む]
  • シジフォス
  • 私は裏切者。幾重にも夫を裏切った。自分可愛さに夫の残したものを全て放り出してトンズラした人でなし。正直に書こう。私は見て見ぬふりをした。少しずつ病状が悪くなっていく夫を見ても「まだ大丈夫。まだ先の事。」そんな風に気付かないふりをした。現実逃避をしてそれで... [続きを読む]
  • 裏切者
  • ずっと前にほんの少し書いた事があるが、夫は個人的にある揉め事をひとつ抱えていた。(当然 非は相手にある。)弁護士も入り裁判にするかしないかの最中に夫はいなくなってしまった。夫がいなくなった後私はその揉め事の相手と何度もやりあった。だが、あの駿河のチキン野... [続きを読む]
  • 隙間
  • 夫が倒れて二日目。葬儀場の控室で夫の遺体を前にして私は会社の事を考えていた。夫が倒れたのは月末近かったから従業員さん達の給料、業者への支払い。来月の仕事・・・等々。それらをどうするかそんな事を考えていた。夫を喪失した哀しみだけにどっぷり浸かっていられなか... [続きを読む]
  • あがり
  • 決めた。一周忌の法要はしない。その代わりに命日には夫の遺骨をBK号に乗せて二人で夫の好きだった海へ行こう。皆が夫を忘れ去っても私がいる。私だけは絶対側にいるから。絶対離れないから。それで充分じゃないか?ずっと二人ぼっちだった。なに今までと変わらないってこと... [続きを読む]
  • フェードアウト
  • しょっちゅうダラダラと泣いている。よくもまあ こんなに泣けるもんだ。一体 人間の身体にはどんだけ涙が溜まってんのかね。御丁寧なことに近頃の冷え込みが哀しみや淋しさの後押しをいているようだ。そしてますます精神状態は悪化の一途をたどる。秋になって一周忌の足音... [続きを読む]
  • The End Of The World
  • 玄関には夫の靴を置く。周期的に出す靴は替えている。 夫がいつも上着を掛けていた場所には相変わらず夫の服が掛かってる。これも時々替えている。夫専用のタオルも毎日取り替えている。食器などは必ずペアで購入し、旅に出れば夫のお土産も忘れない。おかしい?夫がいなく... [続きを読む]
  • アイデンティティ
  • 何だかヘンな感じだ。旅に出ている様な気持ちになる時がある。夫じゃなくて自分自身が。夫がいなくなって私は一人で旅に出た。何処かに私が本当に居るべき場所があって、そこへ帰る為の旅。もちろん夫はそこに居る。今居る所は本当の場所ではない。いつかきっとそこへ帰る事... [続きを読む]
  • 慕情
  • 今回の旅は直前まで行くか止めるか、散々迷った。相当にメンタル状態が悪かったから。旅館を予約してはキャンセル。これを繰り返して矢張り行く事に決めた。それは当初から三か所へ行く事を決めていたからだ。決めた事は実行しよう。行かなかったらきっといつまでも後悔とし... [続きを読む]
  • 常世の旅 3
  • 二日目は伊勢神宮。 外宮。参道を歩いている時私の前を六十代くらいの初老の夫婦が歩いていた。「腕を組む」というほどではないが、奥さんが御主人の肘あたりに軽く手を添えていた。二人は話をするわけでもなく黙って歩いている。夫と私はついにあんな風にはなれなかったな... [続きを読む]
  • 常世の旅 2
  • 二見興玉神社。 お約束のアングル。さすが 縁結び、夫婦円満に御利益がある神社である。老いも若きもカップルばっか!一人で来てる人なんか見なかったよ。くくっ・・・負けるもんか。 前に来た時 ここで写真を撮ったなあ  などと思いだしながら 暮れていく海をぼんや... [続きを読む]
  • 常世の旅
  • 「巡る旅」最終回は伊勢神宮。伊勢地方は結婚前からよく行っていた。最後に行ったのは夫が病気になる前の年。去年 夫が「また伊勢神宮に行きたいなあ」と云っていたので行ってまいりました。まずは 鳥羽水族館。夫は水族館が好きだったのでここは外せませんな。 海側から... [続きを読む]
  • チューニング
  • もし、夫があんな風に突然ではなく、段階を踏んでいなくなっていたらもう少し今の自分は違っていただろうかと思う時がある。やれるだけの事はやり、話せる事は話し、最期まできちんと寄り添う事が出来たのなら、きちんと見送る事が出来たらのなら私一人になってもこんな風に... [続きを読む]
  • 悲鳴
  • 毎日の何気ない日常の動作の途中、ふと 影が差す。「こんな風に 以前と同じように 私は洗濯物を干しているけど、 もう二度と夫には会えないんだ」「夫と暮らした あんなに幸せだった日々は もう絶対に来ないんだ」 唐突に改めて思ってしまう。何度も何度も確認する様... [続きを読む]
  • 牢獄
  • 買い物に行って年賀状やおせちの広告、来年のカレンダーなどを見るとその場にしゃがみ込んで大声で泣きたくなる様な気分になる。時は確実に巡っているのに私はあの日のままだ。何も変わっていない。毎日すごく無駄に無意味に生きている。夫以外の事にはまるで興味が持てない... [続きを読む]
  • 風はこんなに冷たくなったのに夫はまだ帰らない。一日に何度夫の名前を呼ぶだろう。まばたきのように無意識に夫の名前をつぶやいてしまう。掃除機をかけながら階段を登りながら酒の支度をしながら・・・便座に座っても夫の名前が自然に口からこぼれ出てくる始末だ。夫がいな... [続きを読む]
  • 世界は女のために
  • 夫はごく普通の男。大きな短所もあったけれどその代わり大きな長所もあった。結婚して二十数年。それなりにいろんな事があった。ケンカもした。最も ケンカになってギャーギャー騒いで、いつまでも根に持っていたのは私だけの様な気がするが。(つまんないケンカって結構長... [続きを読む]
  • 忘れた小曲
  • 私は何かを待っている。何を待っているのか判らないが今の状態は「待っている」という言葉が一番似合う気がする。どうしたって、もう二度と夫と暮らせる日は永遠に来ないと判っていても待っている。私は夫に「さよなら」を云わなかった。「またね」も云わなかった。だから待... [続きを読む]
  • 勝手にしやがれ
  • 片付けは進んでいますか?いいえ、全然進んでいません。 ちょっとやってはぼんやり。ちょっとやってはメソメソ。ため息ばかりが出る。納戸に大量の紙袋がある。二人で遊びに行った時にお土産を入れた紙袋さえある。こんなつまんない物なんで残してあるかなーと自分に呆れる... [続きを読む]
  • プレイバック
  • 天気がいい日はその青空に胸が痛み。天気が悪い日はその暗さに落ち込む。部屋に入る風が涼しくなったと感じては涙ぐみ、店頭に並んだシクラメンを見ては絶望に陥る。全くもうちょっとおかしいんじゃないか?何をしても何を見てもそれにまつわる夫の色々な場面が甦って仕方が... [続きを読む]
  • タワゴト
  • 強さって何なんだろう?私はまーったく強くなんかない。そりゃ夫がいなくなった後あれこれ一人でやって来た。どれだけ私が泣いていても 苦しんでいても誰も代わりにやってはくれないし手伝ってもくれない。辛いからといってあれもヤダこれもヤダなどといって逃げ回っている... [続きを読む]
  • クリーニングはいつも集配に来てもらっている。今の担当者はこの家に越して来てからのつきあいだ。先日 担当者に来てもらった時突然こう云われた。「御主人の物はございませんか? 今月は紳士物のスーツが割引なんですよ。」・・・・いや、驚いたの何のって。こんな些細な... [続きを読む]
  • 星は光りぬ
  • 今 私がいる場所は「荒野」だ。必死こいて「絶望のプール」から這いあがったもののそこは更に過酷な場所だったらしい。「こりゃマズイ。」と気付いて引き返そうと思ったが、そこには風が吹いているだけ・・・。消えちまったよ。 今思えば「絶望のプール」にいる方がまだま... [続きを読む]
  • 青春の輝き
  • 以前住んでいた町へ行ってみた。先月海へ行った時は通り過ぎただけだが、今回は色々と見て来た。私の元実家。(三才からその家で暮らし、 そして悩み多き青春を送った懐かしい日々。 結婚前は毎日夫が迎えに来てくれたっけ。)夫の元実家。(夫の実家は義母が亡くなった後... [続きを読む]