虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さん プロフィール

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虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜さん: 虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜
ハンドル名虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さん
ブログタイトル虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜
ブログURLhttp://blog.goo.ne.jp/19670727my
サイト紹介文昭和42年生まれ、男性。
自由文昭和42年生まれ、男性。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供164回 / 222日(平均5.2回/週) - 参加 2017/03/14 20:45

虚構の世界〜昭和42年生まれの男の思い〜 さんのブログ記事

  • 幸せを願って〜保険外交員〜
  • *このお話はフィクションです。 今自分が幸せだとは思わない。それなりに日々生きている。ただ、50歳になり昔と違うのは、自分の人生に関わりを持っていただいた方のことの幸せを願う思う気持ちだ。このお話は、幸せになってほしいと思う人たちのことを思い出しながら綴っている。 奇麗なお母さんだった、私より15歳ぐらい上でシングルマザーとして子育てをしていた。今はもう65歳ぐらいを過ぎるころだろう。 25年前、 [続きを読む]
  • 幸せを願って〜さんま定食〜
  • *このお話はフィクションです。 私は大学の学食で食べたことがほとんどない。 私は2年間浪人して大学へ進学した。 やっと合格して大学生活をつかんだのに、大学は何だか居づらかった。 二つ年下の人たちと過ごすこと、年下なのに先輩面をしてくる人・・・。 様々なイラつくことがあった。 私はその集団に馴染めなかったし馴染もうともしなかった。 私は大学に馴染めない分、大学とは違う所に自分の居場所を求めた。アルバ [続きを読む]
  • 幸せになってほしい
  • *このお話はフィクションです。 「今は社員を50人ほど使っている」 「すごーい、50人なんて」 「まあ、ここに来るまでいろいろあったけどね」 久しぶりに高校時代の仲間たちが集まった。 現在、50歳になる。 みんなここに来るまでいろいろなことがあった。 結婚、離婚、リストラ・・・。そして、今は親の介護・・・。または、子供の進路とみんなの話題は50歳らしいものだ。  そんなことを思いながら、綴っていこ [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •  こんな素人監督が七年後、春高バレー全国大会に出場した。地方の無名だった公立高校の快進撃はマスコミの格好の取材対象となった。 しかし、私はこの頂点を境にして坂道を転げ落ちて再起不能に陥る。 自分の力を全て過信し、傲慢になった自分は誰の意見にも耳を傾けなくなった。  そして、私は様々なスキャンダルに見舞われる。保護者との不倫騒動、保護者からの金銭授与・・・。お決まりのパターンの転げ落ち方だった。   [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •  試合が始まった。 私は初めて監督としてベンチに座った。一応この日のために最低限のルールぐらいは覚えてきた。タイムは二回取れること、メンバーチェンジは三回までできること。試合前に監督のサインの記入があることなど、一応人づてに聞いていた。 ただ、私はこの初めての試合の記憶がほとんどない。それだけ、私も緊張していた。 まず、ここはコンサート会場かと思うぐらいの大音響の声援が耳に入ってくる。 まして相手 [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 私に嫌な態度を示してくる嫌な三年生たちもここでは相手に怯えていた。自分より強い人間を前にして、またはその相手とこれから戦おうとしている事実に自分の本来の姿を見せるようになっていた。  私は人間追いつめられる素になることをここで知った。  彼女たちの素の姿は、「弱い」ということだった。完全に試合前から相手に圧倒されていた。 あの大嫌いな生徒たちがこんな弱さを見せている [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 春季大会が開催され、私は初めてバレー大会の会場へ足を踏み入れた。 その圧倒的な異質な空間に私は声を失った。試合前の練習からみんな殺気立っていた。その中でも群を抜いて目立っていたのが対戦するシード校だった。 まず驚いたのは、全員で歌を歌っていた。なぜバレーの試合で歌を歌うのか私には見当がつかなかった。そして、全員、髪型が同じショートカット。これもまた驚いた。 何よりも [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 初日からキレてしまい、私の学校での評判は瞬く間に広がった。加えて、「こんな学校には来たくなかった」という雰囲気をプンプンさせた教師に生徒の評判が良いわけがない。 私はその後も最低の義務感だけで時々体育館に顔を出した。 3年生は相変わらず私が来ると露骨に嫌な顔をした。 そんな中、4月に地区の春季大会が開催された。 一回戦で私のチームはシード校と対戦することになった。  [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。  私は部活の指導だけでなく、この学校自体が好きになれなかった。 私は都会に生まれ、都会の大学を卒業した。 田舎に暮らした経験はなかった。 ところが今回赴任した高校は、一学年100人ほどの小さな学校だった。偏差値も高くないし、だからといってスポーツが強いわけでもない・・・。 全てにおいて自分と同じ中途半端な学校だった。 けど、私はこの学校をこの生徒たちが嫌いだった。  [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 私は大声で威圧的に怒鳴った。 「いい加減にしろよ。こら」 危なく手が出そうになった。 私は体育館に転がっていたボールを生徒に向かって蹴とばして体育館を出ていった。 最悪の出会いとなった。 前の学校でも最低の教師のレッテルを貼られていた。 ギャンブル、酒臭くて出勤・・・。強制的に転勤させられたような異動だった。 このままではいつかクビになると忠告してくれた先輩もいた。 [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •  練習を見ていて一時間ほどすると明らかに彼女たちの練習態度は変わっていった。いやこれが本当に姿だったのだ。最初は新しく来る顧問に体裁だけでもつくろうと思っていたのだろう。とりあえず、真面目に練習をしているふりをしたたかにしていたのだ。  練習中座ったりするようになった。そのうち、練習をしないで、それぞれがおしゃべりをしたり、雑誌を見たりとバラバラの状態になった。 私は見かねて彼女たちに注意をした。 [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 体育館にいたのはたかだか一時間ぐらいだったが私には三時間ぐらいには感じられた。黙って好きでもないスポーツ、まして全く興味のないものを見ている苦痛は計り知れない。加えて、最初から私のことを小馬鹿にしたような態度で接してくる嫌な生徒たち・・・。 そして、次の瞬間、私の感情は爆発する。まだ、初日だというのに・・・。 [続きを読む]
  • バレー素人監督物語
  •   時間軸をバレー部と初めて出会った頃に戻してみる。 私の精一杯の強がりを彼女たちは察したのか、私に構うことなく練習を始めた。 二人一組でお互いにパスをしていた。 パスが終わると、またキャプテンが自分のところに来た。 「次に何を練習すればいいですか?」 「いつも通りの練習をしてください。」 「前の先生は、ここからボールを出してくれました。」 「今日はまずみんなの練習を見せてもらう。そこからまた練習 [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 「先生には監督をやめてもらいます。週刊誌でも何でも訴えたかったからどうぞご自由にしてください。私たちも先生のやってきた数々の悪行を公表しますので。その時は日本中で教師を続けられなくなるということをお忘れなく」 前任校での最後の校長室でのやりとりである。26年前、同じ校長室で無理やり監督を言い渡された言葉とは真逆の言葉を言われていた。 そして、3月30日、私はひっそり [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 47歳の時に私はとうとう春高バレー全国大会へと出場した。地方の無名だった公立高校の快進撃に周囲は熱狂的な声援で後押ししてくれた。 しかし、このころから私の方向性は逸脱していくことになる。  勝つことでみんな幸せになれると信じていた。 地方の高校が甲子園に出場するとそこには「よくやった」という街全体をあげての歓喜の様子をよく目にする。みんな幸せなんだろうなあと思ってい [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •  *この物語はフィクションです。 しかし、私は最初に赴任校で見た大嫌いな教師に徐々に近づく人間像へとなっていった。 いや、最後の方は彼よりももっと欲のまみれた汚い人間だった。 確かに私は素人から始めて強くした。 しかし、今はその輝きとは無縁の教員生活を送り、そして早期退職という形で終えようとしている。 私の転落の原因・・・。そこからまず皆さんに話そうと思う。  [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •  私の女子バレーに対するイメージは、監督が体育館でいつも怒鳴りまくっている光景だった。前任校では、バレー部は地区でも強豪校の一つに数えられていた。 ただ、私はその顧問の先生が大嫌いだった。 いつも近寄るなという独特の雰囲気を漂わせていた。  バレー部が強いというだけでその先生は学校の中でも特別な存在であった。校長も彼には逆らえない雰囲気があった。  ある時、練習を見た。体育館の壁際に彼専用のソファ [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。「先生はバレーを教えることができるんですか?」というキャプテンの挑発的な言葉に私は努めて冷静さを持って対応した。また、「なめられてはいけない」という気持ちもあった。「バレーはやったことはないが、スポーツは大抵は何でもできるよ」と精一杯の見栄で対応した。 キャプテンは、半分は、蔑んだ眼差しでこう言ってきた。「じゃあ、今日の練習メニューはどうしますか?」・・・練習メニュー [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 「早期退職」することを今日決意した。残りの人生の身の振り方は、これから考えようかなあと思う。しかし、私にはどうしても人生において決着をつけておかなければならないことがある。そのことを思ってこの物語を綴っている。そうそれが女子バレー監督としてのことだ。 ここまで綴ってきたが、私は素人から始めて強豪チームへと育て上げたという美談を披露とするものではない。現に私はあること [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです。 4月1日、私は重い足取りで新しい高校に赴任した。まだ雪の残る殺風景な風景が4月とは思えない雰囲気を出していた。 転勤してきた教職員は最初に校長室へ通された。 「部活の顧問を持ってもらいます。」 「私は部活の顧問をしたくて教師になったのではありません。生徒に現代文を教えるために教師になったのです。  ですから、部活顧問はお引き受けすることができません。」 私の毅然とし [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  •   私が赴任した二校目の学校は、都会から電車で2時間ほど行った場所にある漁業が盛んな町だった。私はそこに国語教師として赴任した。赴任した日に校長から言われた言葉が忘れられない。「ここの学校では部活顧問を持ってもらいます。職員数が少ないので一人で担当することになります。」 その強い言葉に私は身構えた。・・・恐らく前の学校の校長から私の情報が流れているに違いない・・・ 私はまずここで相手を試す言動に出 [続きを読む]
  • 女子バレー素人監督物語
  • *このお話はフィクションです1990年、私は30歳の時に念願の高校教師になることができた。 あれから27年、私は57歳になった。職員室の片隅で「早期退職制度」の文書を読んでいる。退職まであと三年・・・。子供たちも独立したし、妻も小学校の養護教諭として働いている。贅沢をしなければ、年金をもらうまで何とか食いついでいける。 そんなことをぼんやりと考えていた・・・。 しかし、私の教員人生、こんな静かな形 [続きを読む]
  • ギリギリのところで生きている人たち〜緊張と不安の中で〜
  •  夕方17時を過ぎるころ、私は部下を集めて静かに話し始めた。「工藤がうつ病になり、しばらく休職することになった。うつ病の原因は、いろいろある。忙しさ、残業など複数の要因が複雑にからみあって発症したと医者は言っている。上司として責任を感じている。申し訳ない。これからはさらに職員の心と体の健康管理に全力であたる。対話と傾聴をもとにみんなとの距離感を縮めていきたい」 話が終わると、部下たちは何事もなかっ [続きを読む]
  • ギリギリのところで生きている人たち〜抗不安薬と共に20年〜
  •  30歳の頃、系列の地方のホテルへと3年間の出向を命じられた。都会にしか住んだことのない自分にとって初めての田舎暮らしだった。 秘境をメインにしたそのホテルは、都会の喧騒からかけ離れた場所に建っていた。従業員は、この向かいにある社員寮で暮らすことになった。 仕事と寮の往復の毎日・・・。 私はある大きな企画を立ち上げるように命じられた。 その頃からストレスから体調を崩しがちになった。 何だかいいよう [続きを読む]
  • ギリギリのところで生きている人たち〜抗不安薬と共に20年〜
  •  私は現在50歳の男性会社員である。 老舗の名門ホテルに勤務している。 今年で勤続24年目。副社長という地位についている。 国立大学卒業後、28歳でこの業界に転職した。最初は腰掛程度の意識だったのに今では副社長までのぼりつめた。従業員300人ほどの上に立っている。 あと5年もすれば、よほどのヘマをしなければ、社長のポストが約束されている。 人から見たらうらやましいと思われるかもしれない。けど、私に [続きを読む]