Yumin さん プロフィール

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Yuminさん: ほんのほん♪
ハンドル名Yumin さん
ブログタイトルほんのほん♪
ブログURLhttp://yaplog.jp/bookclub/
サイト紹介文日本人英語学習者のYuminが、同志たる英語学習者に向けて、楽しく読める洋書をご紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供50回 / 201日(平均1.7回/週) - 参加 2017/03/15 08:48

Yumin さんのブログ記事

  • Arsene Lepin, Gentleman-Thief (Penguin Classics)
  • 実は我が家では、今空前のルパンブームが沸き起こっているのです。というのも、息子が理論社から出ている『ルブラン ショートセレクション: 怪盗ルパン 謎の旅行者』という短編集を買ってから、すっかりルパンにハマってしまっているからなのです。大好きなヨシタケシンスケさんの絵が表紙とあり、いわば息子にとっては「ジャケ買い」だったこの本。ジャケ買いの結果は大当たりだったのですが、残念ながらこのシリーズではルパ [続きを読む]
  • The adventures of Huckleberry Finn (Tor Book)
  • 超有名なアメリカ文学の古典。マーク・トウェインを原書で読むのは"Roughing It"以来2冊目なのですが、この作品にも"Roughing It"に通じる独特の「マークさん節」がはっきりと出ています。全編がミシシッピ川流域周辺の方言で書かれており、語り口は愉快なのですが、全体を通してみるとかなりブラック・ユーモアの要素が強いです。非常に有名な物語ですが、ラストには大どんでん返しが待っていますので、まだ読んでいない人のために [続きを読む]
  • The Alchemist (Harper)
  • 日本でも有名なパウロ・コエーリョの代表作。非常に神秘的かつ美しい本です。数ページ毎にシンプルな素描の挿絵が入っていますが、これもまた美しく、作品世界によく合っています。パウロ・コエーリョについては、以前別の作品を読んだことがあるのですが、神秘的な内容を扱った作品を書く作家というイメージがあります。スピリチュアルという言葉で表現すると、今は分かりやすいのかもしれません。この作品自体は1989年初出なのです [続きを読む]
  • The Diamond Chariot (Phoenix Paperback)
  • 日本でも御馴染み、ロシアのミステリー作家ボリス・アクーニンによる、エラスト・ファンドーリン関連作品の1作。このシリーズ、日本では「ファンドーリンの捜査ファイル」として岩波書店から出版されているのですが、残念ながら今のところ、全作を日本語で読めるわけではありません。この"The Diamond Chariot"もそうした未邦訳作品のひとつです。実はこの物語、大久保利通暗殺やその後の日露戦争に因んだ壮大な歴史ミステリーで、 [続きを読む]
  • ほんのほん♪第2回Skype読書会のお知らせ
  • 皆様、こんにちは。もうじき読書の秋です。少し先になるのですが、第2回目のSkype読書会を開催したいと思います。本当はもっと早く告知して、9月中に一度行いたかったのですが、息子の学校や家庭の行事などで週末の時間が確保できないことが多く、9月中の開催は残念ながら無理ということになりました。そこで少し先になりますが・・・11月に読書会を開催することにしました。恐らく年内最後となります。詳細については、以下をご覧 [続きを読む]
  • A Poem for Every Night of the Year (Macmillan Children's Books)
  • 子供向けの詩集。結構な大きさで厚みも5cm程度あり、厚めの紙だからか、ずっしりと重いです。これは子どもが喜ぶでしょう。装丁から編集から、「子どもたちに詩の素晴らしさを伝えたい」という、編者の熱意をビシビシ感じます。まずは装丁。子どもが読むなら紙の薄い本よりも、この本のように紙が厚めのほうがめくりやすいですし、持ち運びの便利さを犠牲にしても、本体が大きく字が大きめのほうが好ましいです。手に取ったときの [続きを読む]
  • A Room with a View (Penguin English Library)
  • E.M.Forster、恐るべし。こんな作家がいたとは!とにかく驚きながら読みました(とはいえ、彼の偉大さはこの作品が書かれた1908年以来、世界中がとうにご存知だと思いますが・・・)。例によって例の如く、この本は今年7月の紀伊國屋書店新宿南店のセールでゲットしたもので、なんとたったの432円。こんなスゴいものが432円で読めるなんて、本当に申し訳なくなるくらい・・・というより、名作を読むとき、本の値段のことなんか考え [続きを読む]
  • 手紙、栞を添えて(ちくま文庫)
  • このブログ『ほんのほん♪』は、基本的に日本人英語学習者向けに、英語の本をご紹介するものなのですが、今回は番外編的に、日本語の本をご紹介したいと思います。この『手紙、栞を添えて』は、朝日新聞社の企画により、文学者の辻邦夫氏と水村美苗氏の間で交わされた文学に関する往復書簡から成る本です。書簡は1996年から1997年にかけて、途中辻氏の療養を挟み、約1年の間交わされました。今回この本を特にご紹介しようと思った [続きを読む]
  • A Man Called Ove (Sceptre)
  • スウェーデンの作家Fredrik Backmanによる、大ベストセラー小説です。英語で読んでいる都合上、英米の作品はわりと読むチャンスがありますが、北欧の作品、それも現代小説というのは珍しいと思い、以前から興味を持っていたものです。主人公は、気難し屋の初老の男性Ove。この作品は60歳を目前にして妻に先立たれた彼の最晩年を描く、心温まる小説です。冒頭、電気屋でパソコンを買おうと奮闘するOve。「タブレットですか?」と薦 [続きを読む]
  • 本好き必見!アニメ映画『ブレンダンとケルズの秘密』
  • 昨日、すごい映画を観たのでご紹介します。息子が留守にしているので、帰って来る前に映画でも観に行こうか・・・と、軽い気持ちで夫と一緒に出かけたのですが、ものすごいものを見せつけられて帰ってきてしまいました。映画のタイトルは『ブレンダンとケルズの秘密』、フランスで2008年に製作されたアニメ映画です。こんな美しい作品、子どもたちに是非とも観てもらいたいのですが、大人たち、とりわけ本が大好きな人にお薦めの映 [続きを読む]
  • Finders Keepers (Pocket Books Fiction)
  • Steven Kingによる3部作の2作目。以前ご紹介した"Mr. Mercedes"の続編ですが、1作目よりも更に緊張感の増す作品です。物語は1978年、かつて天才と称えられた老齢の作家Rothsteinが、3人の強盗により殺害されるところから始まります。3人の強盗のうち2人の動機は、世捨て人同然の暮らしをしていた老作家が金庫に保管していた現金でしたが、主犯のMorrisは、全く別の動機を持っていました。それは、同じく金庫内にしまわれていた作家 [続きを読む]
  • ジェンダーフリーと現代の「呪い」
  • 先日の朝日新聞を読んでいると、ジェンダー特集を組んでいるページがありました。7月30日(2017年)の記事で、メディアにおけるジェンダー表現に関する記事です。こういうものを読んでいると、本当に辟易してしまいます。悪意なく発された言葉であるからこそ、問題意識を持って、そこに知らず知らずのうちに表れた意識の歪みを正していかなくてはならない・・・という考えはわからなくもないのですが、一体意識の歪みというのは、 [続きを読む]
  • Kon-Tiki: Across The Pacific By Raft (Simon & Schuster Paperbacks)
  • ノルウェーの人類学者トール・ハイエルダールによる記録文学です。20世紀記録文学の最高峰とも言われるもので、日本では『コン・ティキ号探検記』(河出文庫)として邦訳が出ています。記録文学ということは、当然これは実話ということです。こんな大冒険を20世紀の半ばにやってのけた人がいたということで、本当に驚きの溜息が出てしまう本です。1930年代後半、新婚旅行とフィールドワークを兼ねてタヒチに滞在していた若き人類学 [続きを読む]
  • Matilda (Puffin Books)
  • 日本でも有名なロアルド・ダールの児童書『マチルダは小さな大天才』(評論社)の原書です。独特のリズム感とユーモアを帯びた文章が楽しくて、思わず読み耽ってしまう作品です。5歳で小学校に上がる前に、既にディケンズやオースティンをはじめとする名作文学を読みこなし、算術も完璧という天才少女マチルダが主人公。彼女がずば抜けて冴えた頭脳・能力を生かし、自分に無関心な親や横暴極まりない小学校の校長を懲らしめるとい [続きを読む]
  • Pride and Prejudice (Penguin English Library)
  • ご存知ジェイン・オースティンの名作。実は私、ジェイン・オースティンを読むのはこれが初めてで(と、毎回のように「○○を読むのは初めて」と言っているような気がする)、興味深くじっくり読みました。というのもこの小説、始めから終わりまで、見事なくらいに何も起こらないんです。女主人公Elizabethが、紆余曲折の末に愛する男性と結婚し、ハッピーエンド・・・と、要約すると、ホントにこれだけ。それなのにページを捲る手 [続きを読む]
  • The Code Book: The Secret History of Codes and Code-Breaking (Fourth Estate)
  • 今回の本は、ポピュラーサイエンスの名著"The Code Book"。著者はご存知、Simon Singh氏。この本は日本でも、『暗号解読』というタイトルで新潮文庫から出版されており、非常に有名かつ人気のある本だそうです。ただ、科学や数学はめっぽう苦手な私。自分では絶対に、この本を手に取ることはなかったと思います。実はこの本、今年のサン・ジョルディの日(4月23日。日本では「子ども本の日」として制定されているが、元はスペイン [続きを読む]
  • Red Velvet Cupcake Murder (Kensington Mystery)
  • あれこれ本格的なミステリーや暗号の本など読んでいますが、たまにはちょっと軽いの読んでみたいなあ・・・と思って、紀伊國屋書店で手に取ったのがこちら。”Red Velvet Cupcake Murder"というミステリー小説です。赤い背表紙に目を惹かれて、思わず手を伸ばしたのですが・・・ちょっと写真ではわからないけど、表紙がぴかぴかした加工になっていて、すごく可愛いデザインです。実はシリーズものらしく、どうやらこれは5作目に当 [続きを読む]
  • Momo (Puffin Books)
  • 日本でも非常に有名な、Michael Endeの名作『モモ』(岩波書店)の英語版です。この本ですが、私は日本語版で小学生の頃に読んでおり、当時の本が今も手元に残してあります。今その本は息子のものなのですが、再読しようと思ったきっかけは、来月頭に企画している家庭内読書会です。実は小学校4年生の息子がエンデの大ファンで、「7月の読書会は、是非『モモ』を課題図書に推薦したい」というので、満場一致(といっても我が家には [続きを読む]
  • The Giver (Laurel-Leaf)
  • 先日たまたま図書館に行ったら、リサイクル図書整理日でした。つまり、リサイクルの棚に並んでいる本はもらっても良いというわけで、棚を物色していて見つけたのが、この本でした。「リサイクル資料」というラベルがべったりと表紙に貼られていますが、読まれた形跡一切ナシ。これは私が持って帰って、絶対に読んであげなくては!と、持ち帰ってきたのですが、このシブすぎる表紙からは、これが実は児童・YA向け小説であるとは思い [続きを読む]
  • The Help (Penguin Books)
  • 7月8日(土)に開催予定のSkypeを使用した読書会の課題図書に選んだ本です。(読書会の詳細は、こちらをご参照下さい。)ここ一週間ほど、ずっと読んでいたのですが・・・読むのが遅い私も、息を呑みながら一気に読みました。本当は読書会が終わるまで、感想を公開するのは控えようかと思ったのですが・・・これを読んで興味を持たれる方、参加を検討される方がもしいらっしゃればと思い、敢えて読書会前に感想を公開致します。読 [続きを読む]
  • 読書しなくても、問題ないのに
  • 皆様、おはようございます。うんと早起きして、Sherlock Holmesの"A study in Scarlet"を読んでいました。残す所あと数ページとなり、犯人がわかってすっきりしたところで、この記事を書いています。Bantam Classic版に収録されたこの作品、ホームズの初出作品のようですが、ほんとにスケールが大きくてわくわくします!千ページを超える本のなかのまだ一作目で、まだ120ページ程度しか読み終わっていないのですが、徐々にこの本も [続きを読む]
  • Wide Sargasso Sea (Penguin Essentials)
  • 何とも謎めいた作品です。作中描かれる鮮烈な南国ジャマイカの風景は美しいのですが、どぎついまでに色彩が過剰で、読者の頭を混乱させるようです。まるで他人の深層意識に迷い込んだかのような、美しいけれども悪い夢を見ているような作品です。この作品は、"Jane Eyre"の登場人物であるRochester氏と彼の最初の妻との関係を、別の作家が解釈して書いたスピンオフ作品です。しかしオリジナルの”Jane Eyre"とは全く違う作風で、新 [続きを読む]