Yumin さん プロフィール

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Yuminさん: ほんのほん♪
ハンドル名Yumin さん
ブログタイトルほんのほん♪
ブログURLhttp://yaplog.jp/bookclub/
サイト紹介文日本人英語学習者のYuminが、同志たる英語学習者に向けて、楽しく読める洋書をご紹介しています。
参加カテゴリー
更新頻度(1年)情報提供59回 / 365日(平均1.1回/週) - 参加 2017/03/15 08:48

Yumin さんのブログ記事

  • The Call of the Wild, White Fang, and Other Stories (Penguin Classics)
  • 文学者というと、机に就いてペンと紙に向き合っている姿を想像することが多いかと思いますが、並み居る文学者の中には、体を使って過酷な労働をした経験を持つ人々もいます。従軍経験のあるトルストイや、捕鯨船での労働経験のあるメルヴィルなどは非常に有名ですが、この本の作者のジャック・ロンドンも、そうしたいわば肉体的文学者、労働者的文学者とも呼びたくなるような作家の一人です。トルストイやメルヴィル以上に、ロンド [続きを読む]
  • Bad Feminist (Harper Collins Publishers)
  • 2017年の1月に亜紀書房から日本語版(邦題『バッド・フェミニスト』)が出版されたときに、随分と新聞その他のメディアで話題になりましたので、記憶に新しい方もいらっしゃるのではないかと思います。今回ご紹介するのは、その原語版です。残念ながら日本語版では、言語的感覚の差からなのか、原書が持つ独特の軽妙なニュアンスが失われているようですので、是非ここは英語で読んでみたいものです。小説だけでなくこういう評論集 [続きを読む]
  • Dubliners (Penguin Essentials)
  • 今回ご紹介するのは、James JoyceのDubliners。久しぶりのイギリス古典です。非常に有名な本なので、『ダブリン市民』のタイトルで日本でも親しまれ、新潮社をはじめとするいろいろな出版社から異なる版が幾つも出ています。私は大学で英文学を専攻していたので、当然この作品のことは知識として知っていましたが、作品が有名すぎて実際に手にとって原典を読むのは今回が初めてだったのです。それも洋書がお好きな別の方に勧めて頂 [続きを読む]
  • 3 Novels by Agota Kristof: The Notebook, The Proof, The Third Lie (Grove Press)
  • 日本でも有名なアゴタ・クリストフの3部作The Notebook, The Proof, The Third Lie(日本語版はそれぞれ『悪童日記』『ふたりの証拠』『第三の嘘』というタイトルで、早川書房から刊行されている)を一冊に集めたという、何とも充実した1冊です。1作1作読んでいくと、また別の感慨があるのかもしれませんが、私は一気に3作続けて読みましたので、最後まで読むとどうにも謎めいた印象が拭えませんでした。このブログは読書ブログな [続きを読む]
  • Here I am (Picador)
  • Jonathan Safran Foerによる、あるユダヤ系アメリカ人一家を描いた作品。作品はあらゆる人物の視点から描かれますが、主に父親であるJacobのそれが中心となって物語が進んでいきます。放送作家のJacobは妻Juliaとの間に3人の息子がおり、平均的なアメリカの中流家庭を築いています。しかし、長男Samがユダヤ人学校で人種差別的な言葉を書いたという疑いを掛けられ、彼のバル・ミツワー(ユダヤ人男性の成人式。13歳で行う)の遂行 [続きを読む]
  • The Young and Prodigious T.S. Spivet (Vintage Books)
  • 皆様、ご無沙汰しております。暫く振りにご紹介するこの本"The Young and Prodigious T.S. Spivet"は、とにかく変わった本です。物語の内容は、ほぼ全てが主人公の12歳の少年T.S. Spivetの一人称で語られるのですが、天才少年である彼の記した膨大なノートから抜粋された(という設定の)ハイパーテクストの量も半端ではありません。ぱっとページを開くと、本編の見開きの左右のマージンに、緻密なイラストを含む細かいハイパーテ [続きを読む]
  • The Heart Goes Last (Anchor Books)
  • 日本でも有名なカナダの女流作家、マーガレット・アトウッドによるディストピア小説。この本は今年最初のBooks Kinokuniya Tokyoのセールでゲットした福袋に入っていたもので、いつもながら福袋に入っていなければ、読んでいなかった本だと思います。何とも奇妙な味わいの本です。ディストピア小説なのですが、SF的要素も非常に強いのではないかと思われます。背表紙の写真から微笑みかけるアトウッド、一体どんな人なんだろうかと [続きを読む]
  • flow:Issue 22
  • 実は新宿のブックファースト(コクーンタワーの下)にも、flowの取り扱いがあることがわかり、早速買ってみたのが今回。よく考えたら、ずっと前にもここでこの雑誌を見かけていたように思うのですが・・・表紙がお洒落なので、てっきりファッション誌だと思って手に取った事がなかったんですよね。新宿の本屋さんでflowが手に入るというのは有難いことです。実はこの雑誌、どういうわけか洋書が充実した紀伊国屋さんには置いてあり [続きを読む]
  • Sherlock Holmes: The Complete Novels And Stories, Volume 2 (Bantam Classics)
  • 久々に格調高い古典イギリス文学の文章に触れ、大満足の読書でした。格調高い古典とはいえ、読み易く読者に対してフレンドリーであるところがホームズシリーズの良いところ。以前ご紹介した第1巻も素晴らしかったのですが、更に溌剌として闊達なホームズの推理力。勿論ワトソンも健在です。しかもこの巻の中には、ホームズの事件簿執筆を担当するワトソンにケチをつけたホームズが、『「だったら自分で書いたらどうだ」と言われた [続きを読む]
  • flow: 19 days of mindfulness (Sanoma Media Netherlands B.V.)
  • オランダの出版社から出ているマインドフルネスに関する雑誌の英語版。雑誌とはいっても、この版は日本でいうところの別冊或いはムック的なもので、雑誌としてのflowは他に定期刊行されています。日本では蔦谷書店の大型店舗などで、取り扱いがあります。実際私がこの本に出会ったのも、冬休みに訪れた代官山の蔦谷書店でした。この雑誌、表紙がとてもお洒落ですが、中身もカラーイラストや写真が満載で、とても素敵です。イラスト [続きを読む]
  • A Walk in the Woods (Anchor Books)
  • この本、年末にお正月休み用として用意したもののなかの一冊なのですが・・・このクマ公の表紙にやられました。いつものBooks Kinokuniya Tokyoで平積みにされていたこのクマ公なんですが、「読んで!」と言ってるようにしか見えなかったので、買って帰ってあげようかな・・・と(笑)。実はこの本、平積みにされていたから最近の本なのかなあと思ったら、1998年初出の本で、意外にも20年ほど前の作品でした。それでも平積みされる [続きを読む]
  • Endless Night (Harper)
  • Agatha Christieによる1867年の作品。『終りなき夜に生まれつく』というタイトルで、早川書房から邦訳も出ていますが、『オリエント急行殺人事件』や『そして誰もいなくなった』のような、クリスティファンでなくても知っているような作品ほど、有名な作品ではないと思います。実は私自身、お正月休み向けに本を沢山用意しようと思ってBook Kinokuniya Tokyoへ行ったときには、もっとメジャーな作品を狙っていたんです。ミステリー [続きを読む]
  • Make Peace with Your Mind (New World Library)
  • 皆様、こんばんは。今日は大晦日・・・2017年最後の、本の紹介となります。今回ご紹介するのは、"Make Peace with Your Mind"という、セルフヘルプの本です。実は私、図書館に行っても書店に行っても、自己啓発やセルフヘルプ系の棚へ行くことは、これまで全くといっていいほどなかったのです。それがこの年末、クリスマスの少し前に体調を崩してしまったのですが、その後なし崩し的に精神的にもどん底の状態になりました。精神的 [続きを読む]
  • The Life & Adventures of Santa Claus (Penguin Books)
  • サンタさんは、どうして世界中の子どもたちに一晩でプレゼントを届けられるの?どうしてクリスマスの夜には、靴下を暖炉に吊るしておくの?どうしてサンタさんは、煙突からやって来るの?・・・などなど、サンタさんに纏わるさまざまな疑問を子供の頃に抱いた方も沢山いらっしゃるかと思います。この本は、まさに子どもたちのこうした疑問に答えてくれる本で、彼に関する伝説の起源を語るという体裁のお話です。しかしこの本は、「 [続きを読む]
  • The Letters of Vincent van Gogh (Penguin Classics)
  • 息子がゴッホの大ファンなので、今年はよくゴッホの展覧会を観に上野の美術館へ行きました。そんなこんなで、もっとゴッホのことが知りたいと思って手に取ったのがこの本です。ゴッホが生前に書いた膨大な手紙の中から、特に彼の芸術の理解の助けとなる内容のものを収録したのがこのPenguin Classics版です。収められた手紙の殆どは、画商であり、ヴィンセントの理解者でもあった弟のテオに宛てて書かれたものなのですが、中には妹 [続きを読む]
  • Different Seasons (A Hodder Paperback)
  • スティーヴン・キングによる中篇集。映画『ショーシャンクの空』の原作"Rita Hayworth and Shawshank Redemption"、『スタンド・バイ・ミー』の原作”The Body"を含む作品で、作品集としての名前は知らなくても、これら2作のことは知っているという方も沢山いらっしゃることでしょう。日本語版では新潮文庫から、上巻『ゴールデン・ボーイ―恐怖の四季 春夏編』下巻『スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編』というタイトルで [続きを読む]
  • 不安障害について・・・いかに自尊感情を保つか
  • 皆様、こんにちは。今日もちょっと洋書や読書とは関係がないのですが、前回お話しした通り、私の抱えている疾患である不安障害について、同じ病気を抱える方に役立つかもしれないと思いますので、もう一度お話ししようと思います。今回は前回お話しした通り、不安障害の患者がどう自尊感情を保てるかということについてお話しししようと思います。精神疾患に限らず、身体疾患を患った場合でも、患者の自尊感情が著しく損なわれる場 [続きを読む]
  • 不安障害について・・・公的支援を受けるということ
  • 以前、私が不安障害を抱えていることを書いたとき、アクセス数がかなり伸びたことがありました。普段このブログを読んでいらっしゃらない方の中に、見て下さった方がいらっしゃったのだと思います。驚いたのですが、ひょっとしたら同じ病気を抱えている人、それで悩んでいる人の数は、私が考えているよりも多いのではないかと思い始めています。そこで今日から、私の抱えている病気について少しだけお話しようかと思っています。今 [続きを読む]
  • The Three Musketeers (Penguin Classics)
  • 文句なしにカッコいい、日本でもファンの多い『三銃士』英語版です。実はこの『三銃士』ですが、私が子供の頃・・・ですから1980年代ということになりますが、NHKでアニメ版をやっていて、それが大好きだったのです。原作と違う設定もいくつかありながら、絵も綺麗でしたし勇気のあるダルタニャンが大好きで、かなりわくわくして観ていた記憶があるのですが・・・、最終回を見逃した因縁の作品でもありました。悔しいながらもこの [続きを読む]
  • 洋書と肩こり、そして意外な失敗談
  • 洋書好きな皆様、おはようございます。いきなりですが私、大人なのに就寝時間がやたらと早いのです。もう息子も小学校4年生なので、子ども部屋で私が夜寝かしつけることはありません。しかし長年の習慣というものは恐ろしいもので、最早その必要もないのに、私自身夜は8時半以降に起きていることができなくなっています。息子よりも早く眠っていることも多いのです。そんなわけで、私は朝もやたらと早い事が多いです。大体6時半に [続きを読む]
  • 読書は冒険と安らぎ
  • 私、以前も書いたかと思いますが、不安障害という精神疾患を抱えております。気が滅入ってしまうので、ネットでもテレビでもニュースは見ないようにしていますし、新聞も国際面くらいしか見ないようにしているのですが、今日珍しくネットのニュースを見てしまい、やはり落ち込んでしまいました。今朝のヤフーニュースで読む事のできる、孤独死のハウツーに関する記事です。いかにして人に迷惑かけず、孤独な死を迎えられるかという [続きを読む]